JP3293728B2 - 除雪車管理システム - Google Patents

除雪車管理システム

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JP3293728B2
JP3293728B2 JP26443395A JP26443395A JP3293728B2 JP 3293728 B2 JP3293728 B2 JP 3293728B2 JP 26443395 A JP26443395 A JP 26443395A JP 26443395 A JP26443395 A JP 26443395A JP 3293728 B2 JP3293728 B2 JP 3293728B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センターに有線回
線で接続された状態で道路上の要所に複数配設された無
線通信手段であるサインポストを介して除雪車両毎の除
雪作業の稼働状況を収集することができるとともに、当
該収集された各除雪作業稼働状況に応じて除雪車両毎の
除雪作業内容の指示を行うことができる除雪車管理シス
テムに関し、特に、除雪作業を集中管理するセンターに
電話回線で接続された状態で高速道路上の要所に所定の
間隔で複数配設された無線通信手段であるサインポスト
を介して除雪車両毎の除雪作業の稼働状況を収集するこ
とができるとともに、当該収集された各除雪作業稼働状
況に応じて除雪車両毎の除雪作業内容の指示を行うこと
ができる除雪車管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の除雪車管理システム9とし
ては、例えば、特開平06−131587(図6参照)
に示すようなものがある。除雪車管理システム9におい
て、各除雪車両には各種のセンサー1と除雪作業の稼働
状況を収集するための稼働記録手段2と稼働記録手段2
が収集した稼働状況が保持されるICカード3が装置さ
れていた。
【0003】このような除雪車管理システム9において
は、稼働記録手段2が、各センサーの稼働状況を収集す
るとともに、収集した稼働状況をICカード3に保存さ
せていた。このため、除雪車両の稼働状況(例えば、位
置情報、除雪進捗状況)の取得は、センター4に帰還し
てきた除雪車両からICカード3を取り出して、そこに
保持されている稼働状況の情報を解読する、所謂、バッ
チ処理的な取得であった。
【0004】また、除雪車両が使用可能な無線電波の周
波数は建設省や路公団に優先的に割り当てられており、
除雪作業を行う業者に対する無線利用優先度は低く設定
されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】除雪作業のように緊急
性を要し危険性の高い作業においては除雪車両の稼働状
況(例えば、位置情報、除雪進捗状況)をリアルタイム
で把握しそれに基づいて最適な除雪作業の指示を行う必
要があるにもかかわらず、従来の除雪車管理システム9
では、除雪車両の稼働状況(例えば、位置情報、除雪進
捗状況)がバッチ処理的に取得されていたため、除雪作
業の指示の最適化のリアルタイム処理が難しいという問
題点があった。
【0006】また、除雪作業を行う業者に対する無線利
用優先度は低く設定されており、除雪業者は、低優先度
で割り当てられた無線電波(つまり、情報の伝送能力の
低い小電力電波や低周波数帯域の電波)を専ら用いて、
除雪車両の稼働状況(例えば、位置情報、除雪進捗状
況)の収集を実行しなければならなかったので、除雪作
業の指示の最適化のリアルタイム処理が難しいという問
題点があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、サインポスト−除雪車両間のよう
な比較的近距離における情報の伝送を無線従事者の免許
を必要としない程度の電波を利用した無線通信によって
実行するとともに、サインポスト−センター間のように
比較的長距離における情報の伝送を高速道路に既に設置
されている電話回線を用いた有線通信によって実行する
ことにより、除雪作業のように緊急性を要し危険性の高
い作業を実行する除雪車両の稼働状況(例えば、位置情
報、除雪進捗状況)をリアルタイムで把握することが可
能となり、さらにそれに基づいて除雪作業の指示の最適
化のリアルタイム処理が可能となる、安価でかつ簡便な
除雪車管理システムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の発明は、センター(12)に
有線回線で接続された状態で道路上の要所に複数配設さ
れた無線通信手段であるサインポスト(30)を介して
除雪車両(20)毎の除雪作業の稼働状況をセンター
(12)にて収集するとともに、当該収集された各除雪
車両の除雪作業稼働状況に応じてセンター(12)から
サインポスト(30)を介して除雪車両(20)毎の除
雪作業内容の指示を行うことができる除雪車管理システ
ムであって、前記各サインポスト(30)は、前記セン
ター(12)からのセンター側通信情報(38a)に含
まれるアクセス要求情報に応じて各除雪車両より伝送さ
れる除雪作業稼働状況及び車両番号を含む車両側通信情
報(28a)を収集し、当該収集した車両側通信情報
(28a)のセンター(12)への伝送を制御管理する
とともに、当該収集した車両側通信情報(28a)に基
づきセンター(12)から伝送されるセンター側通信情
報(38a)に含まれる除雪作業内容を除雪車両(2
0)毎に伝送することによって、当該除雪車両(20)
毎の除雪作業内容の指示を行うサインポスト側管理手段
(31)を備え、前記各除雪車両は、受信した前記セン
ター側通信情報(38a)に含まれる除雪作業内容の指
示に基づいて行った当該除雪作業の稼働状況及び車両番
号を含む車両側通信情報(28a)をサインポスト(3
0)へ伝送する車両側管理手段(21)を備え、前記サ
インポスト側管理手段(31)は、各除雪車両への前記
センター側通信情報(38a)の伝送と、各除雪車両か
らの前記車両側通信情報(28a)の収集とを制御する
サインポスト側制御部を有し、前記車両側管理手段(2
1)は、センター(12)からのアクセス要求情報の受
信に応じて、所定の範囲以内における乱数値であるラン
ダム時限値を発生し、当該時限値によるカウントダウン
動作を実行するランダムタイマー(22A)の前記カウ
ントダウン動作の終了後に、前記センター側通信情報
(38a)の受信と前記車両側通信情報(28a)の伝
送を制御する車両側制御部を有し、 前記サインポスト側
制御部はセンター(12)からのアクセス要求に応じ
て、各除雪車両より伝送された前記車両側通信情報(2
8a)に含まれる車両番号に基づいて識別した前記車両
側通信情報(28a)の伝送が未完了の車両に対し、当
該除雪車両からの車両側通信情報(28a)の伝送を優
先的に行わせることを特徴とする除雪車管理システム
(10)に存する。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態にかかる
除雪車管理システム(10)を示す概要図である。図2
は本発明の実施の形態にかかる除雪車管理システム(1
0)におけるサインポスト側管理手段(31)の機能ブ
ロック図である。図3は本発明の実施の形態にかかる除
雪車管理システム(10)における車両側管理手段(2
1)の機能ブロック図である。
【0026】始めに、発明の実施の形態の除雪車管理シ
ステム(10)の構成を説明する。本発明の実施の形態
の除雪車管理システム(10)は、図1に示すように、
センター(12)に有線回線で接続された状態で道路
(具体的には、高速道路)上の要所に複数配設された無
線通信手段であるサインポスト(30)を介して除雪車
両(20)毎の除雪作業の稼働状況を収集することがで
きるとともに、当該収集された各除雪作業稼働状況に応
じて除雪車両(20)毎の除雪作業内容の指示を行うこ
とができるものである。
【0027】除雪車管理システム(10)は、ランダム
タイマー(22A)を用いた時限動作に基づくセンター
側通信情報(38a)または車両側通信情報(28a)
の伝送を完了した除雪車両(20)が送信する当該除雪
車両(20)の車両番号と当該伝送を完了した除雪車両
(20)の車両番号を受信したサインポスト(30)の
位置とに基づいて、伝送の完了した除雪車両(20)と
伝送の未完了の除雪車両(20)との識別を行うことが
できるよう、車両側管理手段(21)とサインポスト側
管理手段(31)とを装置して成る。
【0028】除雪車管理システム(10)は、車両側通
信情報(28a)と当該車両側通信情報(28a)を伝
送したサインポスト側管理手段(31)の設置位置とに
基づいて、除雪車両(20)毎の道路(具体的には、高
速道路)上での作業位置を特定することができるよう、
車両側管理手段(21)を装置した除雪車両(20)と
サインポスト側管理手段(31)を装置したサインポス
ト(30)とを備えて成る。
【0029】サインポスト(30)は、小電力無線局で
ある無線通信手段の無線電波到達距離が略100m〜略
300mの範囲の所定の間隔で高速道路上に設置されて
いる。各サインポスト側管理手段(31)および各車両
側管理手段(21)に各々装置された無線通信手段は、
各サインポスト側管理手段(31)と各車両側管理手段
(21)との間において実行されるセンター側通信情報
(38a)または車両側通信情報(28a)の伝送を実
行するものである。
【0030】本発明の実施の形態の無線通信手段は、具
体的には、MPUを用いて制御可能な無線回路やMSK
モデム回路等によって達成することができる。無線通信
手段は小電力無線局であって、無線電波到達距離が略1
00m〜略300mの範囲の電波を送信することができ
るものである。
【0031】本発明の実施の形態の除雪車管理システム
(10)は、具体的には、MPUを主体とする演算処理
手段によって達成することができる。各サインポスト側
管理手段(31)とセンター(具体的には、センターに
装置されたMPUを主体とする演算処理手段)(12)
との間は、有線回線としての電話回線(14)によって
接続されている。
【0032】具体的には、各サインポスト側管理手段
(31)およびセンター(12)に各々装置された有線
通信手段は、図2に示すように、各サインポスト側管理
手段(31)とセンター(12)との間において実行さ
れるセンター側通信情報(38a)または車両側通信情
報(28a)の伝送を実行できるように、電話回線(1
4)を介して接続されている。
【0033】本発明の実施の形態の有線通信手段は、具
体的には、MPUを用いて制御可能な電話モデム回路、
網制御回路等によって達成することができる。車両側通
信情報(28a)は、センター(12)へのアクセス要
求情報、各除雪車両(20)を識別するための呼出名称
情報(15)、各除雪車両(20)の除雪作業の進捗状
態を示す稼働情報(25a)、または各除雪車両(2
0)からセンター(12)への緊急情報のうちの少なく
とも1つから構成されている。
【0034】センター側通信情報(38a)は、各除雪
車両(20)へのアクセス要求情報、呼出名称情報(1
5)、除雪車両(20)毎の除雪作業内容指示情報、ま
たはセンター(12)から該当する除雪車両(20)へ
の緊急情報のうちの少なくとも1つから構成されてい
る。
【0035】次に、発明の実施の形態のサインポスト側
管理手段(31)の構成を説明する。サインポスト側管
理手段(31)は、図1に示すように、サインポスト
(30)毎に設けられ、除雪車両(20)毎の除雪作業
稼働状況である車両側通信情報(28a)の収集を制御
管理することができるとともに、当該収集された車両側
通信情報(28a)に応じて除雪車両(20)毎の除雪
作業内容であるセンター側通信情報(38a)を除雪車
両(20)毎に伝送することによって、除雪車両(2
0)毎の除雪作業内容の指示を行うことができるよう、
センター(12)に接続されて成る。
【0036】本発明の実施の形態のサインポスト側管理
手段(31)は、具体的には、MPUを主体とする演算
処理手段によって達成することができる。さらに、各サ
インポスト(30)に装置されたサインポスト側管理手
段(31)は、サインポスト側制御部(32)とサイン
ポスト側呼出名称記憶部(34)とサインポスト側無線
通信部(38)とサインポスト側有線通信部(39)と
を備えて成る。
【0037】更に詳しく、発明の実施の形態のサインポ
スト側管理手段(31)の構成を説明する。サインポス
ト側制御部(32)は、図2に示すように、除雪車両
(20)毎の除雪作業稼働状況である車両側通信情報
(28a)の収集の制御管理を行うとともに、当該収集
された車両側通信情報(28a)に応じたセンター側通
信情報(38a)の除雪車両(20)毎への伝送を行わ
せることによって、除雪車両(20)毎の除雪作業内容
の指示の制御を実行することができるよう、サインポス
ト側呼出名称記憶部(34)とサインポスト側無線通信
部(38)とサインポスト側有線通信部(39)とに接
続されて成る。よって、サインポスト側制御部(32)
は、センターからのセンター側通信情報(38a)に含
まれるアクセス要求情報に応じて各除雪車両より伝送さ
れる除雪作業稼働状況及び車両番号を含む車両側通信情
報(28a)を収集し、当該収集した車両側通信情報
(28a)のセンターへの伝送を制御管理するととも
に、当該収集した車両側通信情報(28a)に基づきセ
ンターから伝送されるセンター側通信情報(38a)に
含まれる除雪作業内容を除雪車両(20)毎に伝送させ
る。
【0038】本発明の実施の形態のサインポスト側制御
部(32)は、具体的には、MPUを主体とする演算処
理手段によって達成することができる。またサインポス
ト側制御部(32)は、センター側通信情報(38a)
または車両側通信情報(28a)の伝送が完了した除雪
車両(20)の車両番号と当該車両番号を受信したサイ
ンポスト(30)の位置とに基づいて、伝送が完了した
除雪車両(20)と伝送が未完了の除雪車両(20)と
の識別を行うことができるよう、サインポスト側呼出名
称記憶部(34)とサインポスト側無線通信部(38)
とサインポスト側有線通信部(39)とに接続されて成
る。
【0039】またサインポスト側制御部(32)は、ラ
ンダムタイマー(22A)を用いた時限動作に基づくセ
ンター側通信情報(38a)または車両側通信情報(2
8a)の伝送が一のサインポスト(30)において完了
しなかった場合であって、当該一のサインポスト(3
0)の次段のサインポスト(30)におけるセンター側
通信情報(38a)または車両側通信情報(28a)の
伝送を実行する際に、車両番号を受信したサインポスト
(30)の位置から当該完了しなかった除雪車両(2
0)に対するセンター側通信情報(38a)または車両
側通信情報(28a)の伝送を優先的に実行することが
できるよう、ランダムタイマー(22A)とサインポス
ト側呼出名称記憶部(34)とサインポスト側無線通信
部(38)とサインポスト側有線通信部(39)とに接
続されて成る。
【0040】サインポスト側呼出名称記憶部(34)
は、各除雪車両(20)を識別するための呼出名称情報
(15)を保持することができるよう、サインポスト側
制御部(32)に接続されて成る。本発明の実施の形態
のサインポスト側呼出名称記憶部(34)は、具体的に
は、MPUによって制御可能な随時書き換え可能な記憶
装置ということを意味し、具体的には、ハードディスク
等の磁気記録装置、MO等の磁気光記録装置、EEPR
OMやRAM等の半導体記憶素子、のような各種の手段
によって達成することができる。
【0041】無線通信手段であるサインポスト側無線通
信部(38)は、各サインポスト(30)と各車両側管
理手段(21)との間におけるセンター側通信情報(3
8a)または車両側通信情報(28a)の伝送を実行す
ることができるよう、サインポスト側制御部(32)に
接続されて成る。
【0042】本発明の実施の形態のサインポスト側無線
通信部(38)は、具体的には、MPUを用いて制御可
能な無線回路やMSKモデム回路等によって達成するこ
とができる。有線通信手段であるサインポスト側有線通
信部(39)は、各サインポスト(30)とセンター
(12)との間におけるセンター側通信情報(38a)
または車両側通信情報(28a)の伝送を実行すること
ができるよう、サインポスト側制御部(32)に接続さ
れて成る。
【0043】本発明の実施の形態のサインポスト側有線
通信部(39)は、具体的には、MPUを用いて制御可
能な電話モデム回路、網制御回路等によって達成するこ
とができる。次に、発明の実施の形態の車両側管理手段
(21)の構成を説明する。
【0044】車両側管理手段(21)は、除雪車両(2
0)毎に装置され、自己にかかるセンター側通信情報
(38a)を伝送して指示された除雪作業内容を把握し
当該センター側通信情報(38a)に基づいて除雪作業
を実行することができるとともに、当該除雪作業の稼働
状況である車両側通信情報(28a)を伝送することが
できるよう、に接続されて成る。
【0045】本発明の実施の形態の車両側管理手段(2
1)は、具体的には、MPUを主体とする演算処理手段
によって達成することができる。さらに、各除雪車両
(20)に装置された車両側管理手段(21)は、図3
に示すように、車両側制御部(22)と車両側呼出名称
記憶部(24)と稼働記憶部(25)と表示部(26)
と無線通信手段である車両側無線通信部(28)とを備
えて成る。
【0046】更に詳しく、発明の実施の形態の車両側管
理手段(21)の構成を説明する。車両側制御部(2
2)は、自己にかかるセンター側通信情報(38a)の
受信を行わせ、指示された除雪作業内容を把握して当該
センター側通信情報(38a)に基づく除雪作業内容を
表示部(26)に表示してその実行を促すことができる
とともに、当該除雪作業の稼働状況である車両側通信情
報(28a)の伝送を行わせることができるよう、車両
側制御部(22)と車両側呼出名称記憶部(24)と稼
働記憶部(25)と表示部(26)と車両側無線通信部
(28)と各種センサー(27)とに接続されて成る。
【0047】各種センサー(27)としては、図3に示
すように、エンジン回転計、スピードメータ、散水稼働
計、除雪稼働計等を用いることができる。本発明の実施
の形態の車両側制御部(22)は、具体的には、MPU
を主体とする演算処理手段によって達成することができ
る。
【0048】また、車両側制御部(22)は、自己にか
かるアクセス要求情報を受信した際に所定の範囲以内に
おける乱数値であるランダム時限値を発生するととも
に、当該ランダム時限値のカウントダウンを実行するこ
とができる時限手段であるランダムタイマー(22A)
を備えて成る。
【0049】また、車両側制御部(22)は、センター
側通信情報(38a)または車両側通信情報(28a)
の伝送が完了した際に当該伝送を完了した除雪車両(2
0)の車両番号の送信を行わせることができるよう、
両側無線通信部(28)に接続されて成る。さらに、車
両側制御部(22)は、自己にかかるアクセス要求情報
を受信した際に、ランダムタイマー(22A)における
時限動作を開始させ、当該時限動作の終了を待って、自
己にかかるセンター側通信情報(38a)の受信を行わ
、指示された除雪作業内容を把握して当該センター側
通信情報(38a)に基づく除雪作業内容を表示部(2
6)に表示してその実行を促すことができるとともに、
当該除雪作業の稼働状況である車両側通信情報(28
a)の伝送を行わせることができるよう、車両側制御部
(22)と車両側呼出名称記憶部(24)と稼働記憶部
(25)と表示部(26)と車両側無線通信部(28)
と各種センサー(27)とに接続されて成る。
【0050】ランダムタイマー(22A)は、無限ルー
プカウンタに値を除雪作業を実行する除雪車両(20)
の台数の値で剰余演算したときの余りを用いてランダム
時限値を発生するものである。除雪車両(20)の台数
の値は、各サインポスト(30)を介して各車両側管理
手段(21)に伝送可能であって、随時更新可能であ
る、ランダムタイマー(22A)の範囲を自動的に設定
することができるものであって、車両側呼出名称記憶部
(24)は、各除雪車両(20)を識別するための呼出
名称情報(15)を保持することができるよう、車両側
制御部(22)に接続されて成る。
【0051】本発明の実施の形態の車両側呼出名称記憶
部(24)は、具体的には、MPUによって制御可能な
随時書き換え可能な記憶装置ということを意味し、具体
的には、ハードディスク等の磁気記録装置、MO等の磁
気光記録装置、EEPROMやRAM等の半導体記憶素
子、のような各種の手段によって達成することができ
る。
【0052】稼働記憶部(25)は、各除雪車両(2
0)に装置されたセンサー(27)が生成する稼働情報
(25a)を保持することができるよう、車両側制御部
(22)に接続されて成る。本発明の実施の形態の稼働
記憶部(25)は、具体的には、MPUによって制御可
能な随時書き換え可能な記憶装置ということを意味し、
具体的には、ハードディスク等の磁気記録装置、MO等
の磁気光記録装置、EEPROMやRAM等の半導体記
憶素子、のような各種の手段によって達成することがで
きる。
【0053】車両側管理手段(21)は、センター側通
信情報(38a)または車両側通信情報(28a)を表
示または音声によって指示することができる表示部(2
6)を備えて成る。表示部(26)は、センター側通信
情報(38a)または車両側通信情報(28a)を表示
または音声によって指示することができるよう、車両側
制御部(22)に接続されて成る。
【0054】本発明の実施の形態の表示部(26)はM
PUによって制御可能な表示手段であって、具体的に
は、パソコンに装置されている液晶ディスプレイ、CR
T、プラズマディスプレイ等を用いることができる。無
線通信手段である車両側無線通信部(28)は、各サイ
ンポスト(30)と各車両側管理手段(21)との間に
おけるセンター側通信情報(38a)または車両側通信
情報(28a)の伝送を実行することができるよう、車
両側制御部(22)に接続されて成る。
【0055】本発明の実施の形態の車両側無線通信部
(28)は、具体的には、MPUを用いて制御可能な無
線回路やMSKモデム回路等によって達成することがで
きる。次に、発明の実施の形態の作用を説明する。図4
は本発明の実施の形態にかかる除雪車管理システム(1
0)の動作の具体例を説明した概要図である。図5は図
4に示す具体例におけるタイミングチャートである。
【0056】始めに、発明の実施の形態の除雪車管理シ
ステム(10)の動作を説明する。本発明の実施の形態
の除雪車管理システム(10)は、センター(12)に
有線回線で接続された状態で道路(具体的には、高速道
路)上の要所に複数配設された無線通信手段であるサイ
ンポスト(30)を介して除雪車両(20)毎の除雪作
業の稼働状況を収集することができるとともに、当該収
集された各除雪作業稼働状況に応じて除雪車両(20)
毎の除雪作業内容の指示を行うことができる。
【0057】また本発明の実施の形態の除雪車管理シス
テム(10)は、従来のICカードの部分を無線通信手
段に代え、除雪車両(20)からの電波をサインポスト
(30)に装置された無線通信手段が受信し、その受信
情報を電話回線(14)を使用してセンサー(27)の
処理装置に転送することにより、除雪車両(20)のリ
アルタイムな位置情報の取得を行うことができる。つま
り、サインポスト(30)−除雪車両(20)間のよう
な比較的近距離における情報の伝送を無線従事者の免許
を必要としない程度の電波を利用した無線通信によって
実行するとともに、サインポスト(30)−センター
(12)間のように比較的長距離における情報の伝送を
高速道路に既に設置されている電話回線(14)を用い
た有線通信によって実行している。
【0058】これにより、サインポスト(30)−除雪
車両(20)間のような比較的近距離における情報(具
体的には、車両側通信情報(28a)またはセンター側
通信情報(38a))の伝送を無線従事者の免許を必要
としない程度の電波を利用した無線通信によって実行す
ることが可能となる。同様に、サインポスト(30)−
センター(12)間のように比較的長距離における情報
(具体的には、車両側通信情報(28a)またはセンタ
ー側通信情報(38a))の伝送を高速道路に既に設置
されている電話回線(14)を用いた有線通信によって
実行することが可能となる。
【0059】つまり、除雪作業のように緊急性を要し危
険性の高い作業を実行する除雪車両(20)の稼働状況
(例えば、位置情報、除雪進捗状況)をリアルタイムで
把握することが可能となり、さらにそれに基づいて除雪
作業の指示の最適化のリアルタイム処理が可能となる、
安価でかつ簡便な除雪車管理システム(10)を実現で
きる。
【0060】更に詳しく、発明の実施の形態の除雪車管
理システム(10)の動作を説明する。除雪車管理シス
テム(10)は、ランダムタイマー(22A)を用いた
時限動作に基づくセンター側通信情報(38a)または
車両側通信情報(28a)の伝送を完了した除雪車両
(20)が送信する当該除雪車両(20)の車両番号と
当該伝送を完了した除雪車両(20)の車両番号を受信
したサインポスト(30)の位置とに基づいて、伝送の
完了した除雪車両(20)と伝送の未完了の除雪車両
(20)との識別を行うことができる。
【0061】伝送が完了した除雪車両(20)は、当該
除雪車両(20)の車両番号をセンター(12)に送信
する。センター(12)はこの車両番号を受信したサイ
ンポスト(30)の位置から情報の伝送が完了した除雪
車両(20)と情報の伝送が未完了の除雪車両(20)
との識別を行うことができる。
【0062】除雪車管理システム(10)は、車両側通
信情報(28a)と当該車両側通信情報(28a)を伝
送したサインポスト側管理手段(31)の設置位置とに
基づいて、除雪車両(20)毎の道路(具体的には、高
速道路)上での作業位置を特定することができる。
【0063】各サインポスト側管理手段(31)および
各車両側管理手段(21)に各々装置された無線通信手
段は、各サインポスト側管理手段(31)と各車両側管
理手段(21)との間において実行されるセンター側通
信情報(38a)または車両側通信情報(28a)の伝
送を実行することができる。
【0064】無線通信手段は小電力無線局であって、無
線電波到達距離が略100m〜略300mの範囲の電波
を送信することができる。各サインポスト側管理手段
(31)とセンター(具体的には、センターに装置され
たMPUを主体とする演算処理手段)(12)との間
は、有線回線としての電話回線(14)によって接続さ
れている。
【0065】具体的には、各サインポスト側管理手段
(31)およびセンター(12)に各々装置された有線
通信手段は、各サインポスト側管理手段(31)とセン
ター(12)との間において実行されるセンター側通信
情報(38a)または車両側通信情報(28a)の伝送
を実行できる。
【0066】これにより、サインポスト(30)−除雪
車両(20)間のような比較的近距離における情報(具
体的には、車両側通信情報(28a)またはセンター側
通信情報(38a))の伝送を無線従事者の免許を必要
としない程度の電波を利用した無線通信によって実行す
ることが可能となる。同様に、サインポスト(30)−
センター(12)間のように比較的長距離における情報
(具体的には、車両側通信情報(28a)またはセンタ
ー側通信情報(38a))の伝送を高速道路に既に設置
されている電話回線(14)を用いた有線通信によって
実行することが可能となる。
【0067】つまり、除雪作業のように緊急性を要し危
険性の高い作業を実行する除雪車両(20)の稼働状況
(例えば、位置情報、除雪進捗状況)をリアルタイムで
把握することが可能となり、さらにそれに基づいて除雪
作業の指示の最適化のリアルタイム処理が可能となる、
安価でかつ簡便な除雪車管理システム(10)を実現で
きる。
【0068】次に、発明の実施の形態のサインポスト側
管理手段(31)の動作を説明する。サインポスト側管
理手段(31)は、サインポスト(30)毎に設けら
れ、除雪車両(20)毎の除雪作業稼働状況である車両
側通信情報(28a)の収集を制御管理することができ
るとともに、当該収集された車両側通信情報(28a)
に応じて除雪車両(20)毎の除雪作業内容であるセン
ター側通信情報(38a)を除雪車両(20)毎に伝送
することによって、除雪車両(20)毎の除雪作業内容
の指示を行うことができる。
【0069】サインポスト側管理手段(31)は、一定
間隔で設置されたサインポスト(30)から除雪車両
(20)に除雪車両(20)へのアクセス要求情報を送
出し、これを受信した除雪車両(20)から接続応答を
受けた後、サインポスト(30)−除雪車両(20)間
における情報の伝送を実行する。
【0070】サインポスト側管理手段(31)を設ける
ことにより、低優先度で割り当てられた無線電波(つま
り、情報の伝送能力の低い小電力電波や低周波数帯域の
電波等の無線従事者の免許を必要としない程度の電波)
を用いても、除雪車両(20)の稼働状況(例えば、位
置情報、除雪進捗状況)のリアルタイムでの収集が可能
となり、除雪作業の指示の最適化のリアルタイム処理が
可能となる。
【0071】つまり、除雪作業のように緊急性を要し危
険性の高い作業を実行する除雪車両(20)の稼働状況
(例えば、位置情報、除雪進捗状況)をリアルタイムで
把握することが可能となる、安価でかつ簡便な除雪車管
理システム(10)を実現できる。
【0072】さらに、それに基づいて除雪作業の指示の
最適化のリアルタイム処理が可能となる、安価でかつ簡
便な除雪車管理システム(10)を実現できる。更に詳
しく、発明の実施の形態のサインポスト側管理手段(3
1)の動作を説明する。
【0073】サインポスト側制御部(32)は、除雪車
両(20)毎の除雪作業稼働状況である車両側通信情報
(28a)の収集の制御管理を行うとともに、当該収集
された車両側通信情報(28a)に応じたセンター側通
信情報(38a)の除雪車両(20)毎への伝送を行わ
せることによって、除雪車両(20)毎の除雪作業内容
の指示の制御を実行することができる。
【0074】またサインポスト側制御部(32)は、セ
ンター側通信情報(38a)または車両側通信情報(2
8a)の伝送が完了した除雪車両(20)の車両番号と
当該車両番号を受信したサインポスト(30)の位置と
に基づいて、伝送が完了した除雪車両(20)と伝送が
未完了の除雪車両(20)との識別を行うことができ
る。
【0075】これにより、センター(12)は、サイン
ポスト(30)における伝送状況に基づいて、伝送未完
了の除雪車両(20)を割り出し次のサインポスト(3
0)において当該伝送未完了の除雪車両(20)を優先
的に指定して、情報の伝送を実行することができる。
【0076】またサインポスト側制御部(32)は、ラ
ンダムタイマー(22A)を用いた時限動作に基づくセ
ンター側通信情報(38a)または車両側通信情報(2
8a)の伝送が一のサインポスト(30)において完了
しなかった場合であって、当該一のサインポスト(3
0)の次段のサインポスト(30)におけるセンター側
通信情報(38a)または車両側通信情報(28a)の
伝送を実行する際に、車両番号を受信したサインポスト
(30)の位置から当該完了しなかった除雪車両(2
0)に対するセンター側通信情報(38a)または車両
側通信情報(28a)の伝送を優先的に実行することが
できる。
【0077】サインポスト側呼出名称記憶部(34)
は、各除雪車両(20)を識別するための呼出名称情報
(15)を保持することができる。無線通信手段である
サインポスト側無線通信部(38)は、各サインポスト
(30)と各車両側管理手段(21)との間におけるセ
ンター側通信情報(38a)または車両側通信情報(2
8a)の伝送を実行することができる。
【0078】有線通信手段であるサインポスト側有線通
信部(39)は、各サインポスト(30)とセンター
(12)との間におけるセンター側通信情報(38a)
または車両側通信情報(28a)の伝送を実行すること
ができる。次に、発明の実施の形態の車両側管理手段
(21)の動作を説明する。
【0079】車両側管理手段(21)は、除雪車両(2
0)毎に装置され、自己にかかるセンター側通信情報
(38a)を伝送して指示された除雪作業内容を把握し
当該センター側通信情報(38a)に基づいて除雪作業
を実行することができるとともに、当該除雪作業の稼働
状況である車両側通信情報(28a)を伝送することが
できる。
【0080】車両側管理手段(21)を設けることによ
り、低優先度で割り当てられた無線電波(つまり、情報
の伝送能力の低い小電力電波や低周波数帯域の電波等の
無線従事者の免許を必要としない程度の電波)を用いて
も、除雪車両(20)の稼働状況(例えば、位置情報、
除雪進捗状況)のリアルタイムでの収集が可能となり、
除雪作業の指示の最適化のリアルタイム処理が可能とな
る。
【0081】つまり、除雪作業のように緊急性を要し危
険性の高い作業を実行する除雪車両(20)の稼働状況
(例えば、位置情報、除雪進捗状況)をリアルタイムで
把握することが可能となる、安価でかつ簡便な除雪車管
理システム(10)を実現できる。
【0082】さらに、それに基づいて除雪作業の指示の
最適化のリアルタイム処理が可能となる、安価でかつ簡
便な除雪車管理システム(10)を実現できる。更に詳
しく、発明の実施の形態の車両側管理手段(21)の動
作を説明する。車両側制御部(22)は、自己にかかる
センター側通信情報(38a)の受信を行わせ、指示さ
れた除雪作業内容を把握して当該センター側通信情報
(38a)に基づく除雪作業内容を表示部(26)に表
示してその実行を促すことができるとともに、当該除雪
作業の稼働状況である車両側通信情報(28a)の伝送
行わせることができる。
【0083】また、車両側制御部(22)は、センター
側通信情報(38a)または車両側通信情報(28a)
の伝送が完了した際に当該伝送を完了した除雪車両(2
0)の車両番号の送信を行わせることができる。さら
に、車両側制御部(22)は、自己にかかるアクセス要
求情報を受信した際に、ランダムタイマー(22A)に
おける時限動作を開始させ、当該時限動作の終了を待っ
て、自己にかかるセンター側通信情報(38a)の受信
行わせ、指示された除雪作業内容を把握して当該セン
ター側通信情報(38a)に基づく除雪作業内容を表示
部(26)に表示してその実行を促すことができるとと
もに、当該除雪作業の稼働状況である車両側通信情報
(28a)の伝送を行わせることができる。
【0084】時限手段であるランダムタイマー(22
A)は、自己にかかるアクセス要求情報を受信した際に
所定の範囲以内における乱数値であるランダム時限値を
発生するとともに、当該ランダム時限値のカウントダウ
ンを実行することができる またランダムタイマー(22A)は、無限ループカウン
タに値を除雪作業を実行する除雪車両(20)の台数の
値で剰余演算したときの余りを用いてランダム時限値を
発生することができる。
【0085】除雪作業に出動するときに、センター(1
2)が無線通信手段を介して出動する除雪車両(20)
の台数を各車両側管理手段(21)に伝送することによ
って、ランダムタイマー(22A)の範囲を自動的に設
定することができる。また、除雪作業の進捗状況によっ
て、出動する除雪車両(20)の台数を増減させる必要
が生じた場合、センター(12)より、サインポスト
(30)に出動する除雪車両(20)の台数の更新情報
が伝送され、各車両側管理手段(21)における出動す
る除雪車両(20)の台数の情報の更新が実行される。
【0086】これにより、ランダムタイマー(22A)
のランダム時限値の最適化が実現でき、伝送未完了の除
雪車両(20)の台数を最小化することか可能となる。
車両側呼出名称記憶部(24)は、各除雪車両(20)
を識別するための呼出名称情報(15)を保持すること
ができる。
【0087】稼働記憶部(25)は、各除雪車両(2
0)に装置されたセンサー(27)が生成する稼働情報
(25a)を保持することができる。表示部(26)
は、センター側通信情報(38a)または車両側通信情
報(28a)を表示または音声によって指示することが
できる。
【0088】無線通信手段である車両側無線通信部(2
8)は、各サインポスト(30)と各車両側管理手段
(21)との間におけるセンター側通信情報(38a)
または車両側通信情報(28a)の伝送を実行すること
ができる。次に、実施の形態にかかる除雪車管理システ
ム(10)の動作の具体例を説明する。
【0089】図5に示すように、一定の台数の除雪車両
(20A)〜(20E)が順序よく電波到達エリアに入
る場合は、順番にサインポスト(30)と除雪車両(2
0A)〜(20E)で、センター側通信情報(38a)
または車両側通信情報(28a)の伝送を実行すること
ができる。
【0090】除雪車両(20A)〜(20E)が不規則
な順序で電波到達エリアに入る場合や、電波到達エリア
に入る除雪車両(20)の台数が不規則である場合は、
以下の手順{1}〜手順{5}に従うことによって、セ
ンター側通信情報(38a)または車両側通信情報(2
8a)の伝送を実行することができる。
【0091】手順{1}:サインポスト側管理手段(3
1)は、一定間隔で設置されたサインポスト(30)か
ら除雪車両(20)に除雪車両(20)へのアクセス要
求情報を送出し、これを受信した除雪車両(20)から
接続応答を受けた後、サインポスト(30)−除雪車両
(20)間における情報の伝送を実行する。
【0092】手順{2}: 車両側制御部(22)は、自己にかかるアクセス要求情
報を受信した際に、ランダムタイマー(22A)におけ
る時限動作を開始させる。 手順{3}: ランダムタイマー(22A)は、無限ループカウンタに
値を除雪作業を実行する除雪車両(20)の台数の値で
剰余演算したときの余りを用いてランダム時限値を発生
する。
【0093】なお、除雪作業に出動するときに、センタ
ー(12)が無線通信手段を介して出動する除雪車両
(20)の台数を各車両側管理手段(21)に伝送する
ことによって、ランダムタイマー(22A)の範囲を自
動的に設定することができる。ともに、当該除雪作業の
稼働状況である車両側通信情報(28a)の伝送を行わ
せることができる。
【0094】続いて、ランダムタイマー(22A)は、
当該ランダム時限値のカウントダウンを実行する。 手順{4}: 車両側制御部(22)は、当該時限動作の終了を待っ
て、自己にかかるセンター側通信情報(38a)の受信
行わせ、指示された除雪作業内容を把握して当該セン
ター側通信情報(38a)に基づく除雪作業内容を表示
部(26)に表示してその実行を促すことができる。
【0095】これにより、同時に複数の除雪車両(2
0)が同一のサインポスト(30)に対してアクセスす
ることを回避することができ、伝送時の混信を回避する
ことができる。またサインポスト側制御部(32)は、
センター側通信情報(38a)または車両側通信情報
(28a)の伝送が完了した除雪車両(20)の車両番
号と当該車両番号を受信したサインポスト(30)の位
置とに基づいて、伝送が完了した除雪車両(20)と伝
送が未完了の除雪車両(20)との識別を行う。
【0096】これにより、センター(12)は、サイン
ポスト(30)における伝送状況に基づいて、伝送未完
了の除雪車両(20)を割り出し次のサインポスト(3
0)において当該伝送未完了の除雪車両(20)を優先
的に指定して、情報の伝送を実行することができる。
【0097】手順{5}:また、手順{1}〜手順
{4}を実行した際に、一度も通信を実行しないで電波
到達エリアを通過してしまう除雪車両(20)を回避す
るために、サインポスト側制御部(32)は、ランダム
タイマー(22A)を用いた時限動作に基づくセンター
側通信情報(38a)または車両側通信情報(28a)
の伝送が一のサインポスト(30)において完了しなか
った場合であって、当該一のサインポスト(30)の次
段のサインポスト(30)におけるセンター側通信情報
(38a)または車両側通信情報(28a)の伝送を実
行する際に、車両番号を受信したサインポスト(30)
の位置から当該完了しなかった除雪車両(20)に対す
るセンター側通信情報(38a)または車両側通信情報
(28a)の伝送を優先的に実行する。
【0098】例えば、図5に示すように、4台の除雪車
両(20A)〜(20D)が一斉に電波到達エリアに入
り、図5のアクセス要求情報を受信した際に、3台の
除雪車両(20B)〜(20D)の各々のサインポスト
側制御部(32)は、ランダムタイマー(22A)を用
いた時限動作に基づくセンター側通信情報(38a)ま
たは車両側通信情報(28a)の伝送を一のサインポス
ト(30)において完了することができる。
【0099】一のサインポスト(30)のサインポスト
側制御部(32)は、センター側通信情報(38a)ま
たは車両側通信情報(28a)の伝送が完了した除雪車
両(20)の車両番号と当該車両番号を受信したサイン
ポスト(30)の位置とに基づいて、伝送が完了した除
雪車両(20)と伝送が未完了の除雪車両(20)との
識別を行う。
【0100】センター(12)は、サインポスト(3
0)における伝送状況に基づいて、伝送未完了の除雪車
両(20)を割り出し、次のサインポスト(30)にお
ける図5〜のアクセス要求情報を送信時に、当該伝
送未完了の除雪車両(20)を優先的に指定して、情報
の伝送を実行する。
【0101】以上説明したように本発明の実施の形態に
かかる除雪車管理システム(10)によれば、サインポ
スト(30)−除雪車両(20)間のような比較的近距
離における情報(具体的には、車両側通信情報(28
a)またはセンター側通信情報(38a))の伝送を無
線従事者の免許を必要としない程度の電波を利用した無
線通信によって実行することが可能となる。
【0102】同様に、サインポスト(30)−センター
(12)間のように比較的長距離における情報(具体的
には、車両側通信情報(28a)またはセンター側通信
情報(38a))の伝送を高速道路に既に設置されてい
る電話回線(14)を用いた有線通信によって実行する
ことが可能となる。
【0103】これにより、低優先度で割り当てられた無
線電波(つまり、情報の伝送能力の低い小電力電波や低
周波数帯域の電波等の無線従事者の免許を必要としない
程度の電波)を用いても、除雪車両(20)の稼働状況
(例えば、位置情報、除雪進捗状況)のリアルタイムで
の収集が可能となり、除雪作業の指示の最適化のリアル
タイム処理が可能となる。
【0104】つまり、除雪作業のように緊急性を要し危
険性の高い作業を実行する除雪車両(20)の稼働状況
(例えば、位置情報、除雪進捗状況)をリアルタイムで
把握することが可能となる、安価でかつ簡便な除雪車管
理システム(10)を実現できる。
【0105】さらに、それに基づいて除雪作業の指示の
最適化のリアルタイム処理が可能となる、安価でかつ簡
便な除雪車管理システム(10)を実現できる。
【0106】
【発明の効果】本発明にかかる除雪車管理システムによ
れば、サインポスト−除雪車両間のような比較的近距離
における情報の伝送を無線従事者の免許を必要としない
程度の電波を利用した無線通信によって実行することに
より、低優先度で割り当てられた無線電波(つまり、情
報の伝送能力の低い小電力電波や低周波数帯域の電波等
の無線従事者の免許を必要としない程度の電波)を用い
ても、除雪車両の稼働状況(例えば、位置情報、除雪進
捗状況)のリアルタイムでの収集が可能となり、除雪作
業の指示の最適化のリアルタイム処理が可能となる。
【0107】つまり、除雪作業のように緊急性を要し危
険性の高い作業を実行する除雪車両の稼働状況(例え
ば、位置情報、除雪進捗状況)をリアルタイムで把握す
ることが可能となり、さらにそれに基づいて除雪作業の
指示の最適化のリアルタイム処理が可能となる、安価で
かつ簡便な除雪車管理システムを実現できる。
【0108】同様に、サインポスト−センター間のよう
に比較的長距離における情報の伝送を高速道路に既に設
置されている電話回線を用いた有線通信によって実行す
ることにより、除雪作業のように緊急性を要し危険性の
高い作業を実行する除雪車両の稼働状況(例えば、位置
情報、除雪進捗状況)をリアルタイムで把握することが
可能となり、さらにそれに基づいて除雪作業の指示の最
適化のリアルタイム処理が可能となる、安価でかつ簡便
な除雪車管理システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる除雪車管理システ
ムを示す概要図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる除雪車管理システ
ムにおけるサインポスト側管理手段の機能ブロック図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態にかかる除雪車管理システ
ムにおける車両側管理手段の機能ブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる除雪車管理システ
ムの動作の具体例を説明した概要図である。
【図5】図4に示す具体例におけるタイミングチャート
である。
【図6】従来の除雪車管理システムを示す機能ブロック
図である。
【符号の説明】
10 除雪車管理システム 12 センター 14 電話回線 15 呼出名称情報 20 除雪車両 21 車両側管理手段 22 車両側制御部 22A ランダムタイマー 24 車両側呼出名称記憶部 25 稼働記憶部 25a 稼働情報 26 表示部 27 センサー 28 車両側無線通信部 28a 車両側通信情報 30 サインポスト 31 サインポスト側管理手段 32 サインポスト側制御部 34 サインポスト側呼出名称記憶部 38 サインポスト側無線通信部 38a センター側通信情報 39 サインポスト側有線通信部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−297617(JP,A) 特開 平4−113729(JP,A) 特開 平1−213798(JP,A) 特開 平6−62023(JP,A) 特開 昭64−81544(JP,A) 特開 平5−40899(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/00 - 1/137

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターに有線回線で接続された状態で
    道路上の要所に複数配設された無線通信手段であるサイ
    ンポストを介して除雪車両毎の除雪作業の稼働状況をセ
    ンターにて収集するとともに、当該収集された各除雪車
    両の除雪作業稼働状況に応じてセンターからサインポス
    トを介して除雪車両毎の除雪作業内容の指示を行うこと
    ができる除雪車管理システムであって、 前記各サインポストは、前記センターからのセンター側
    通信情報に含まれるアクセス要求情報に応じて各除雪車
    両より伝送される除雪作業稼働状況及び車両番号を含む
    車両側通信情報を収集し、当該収集した車両側通信情報
    のセンターへの伝送を制御管理するとともに、当該収集
    した車両側通信情報に基づきセンターから伝送されるセ
    ンター側通信情報に含まれる除雪作業内容を除雪車両毎
    に伝送することによって、当該除雪車両毎の除雪作業内
    容の指示を行うサインポスト側管理手段を備え、 前記各除雪車両は、受信した前記センター側通信情報に
    含まれる除雪作業内容の指示に基づいて行った当該除雪
    作業の稼働状況及び車両番号を含む車両側通信情報をサ
    インポストへ伝送する車両側管理手段を備え、 前記サインポスト側管理手段は、各除雪車両への前記セ
    ンター側通信情報の伝送と、各除雪車両からの前記車両
    側通信情報の収集とを制御するサインポスト側制御部を
    有し、 前記車両側管理手段は、センターからのアクセス要求情
    報の受信に応じて、所定の範囲以内における乱数値であ
    るランダム時限値を発生し、当該時限値によるカウント
    ダウン動作を実行するランダムタイマーの前記カウント
    ダウン動作の終了後に、前記センター側通信情報の受信
    と前記車両側通信情報の伝送を制御する車両側制御部を
    有し、 前記サインポスト側制御部はセンターからのアクセス要
    求に応じて、各除雪車両より伝送された前記車両側通信
    情報に含まれる車両番号に基づいて識別した前記車両側
    通信情報の伝送が未完了の車両に対し、当該除雪車両か
    らの車両側通信情報の伝送を優先的に行わせることを特
    徴とする除雪車管理システム。
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