JP3292575B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3292575B2
JP3292575B2 JP31326993A JP31326993A JP3292575B2 JP 3292575 B2 JP3292575 B2 JP 3292575B2 JP 31326993 A JP31326993 A JP 31326993A JP 31326993 A JP31326993 A JP 31326993A JP 3292575 B2 JP3292575 B2 JP 3292575B2
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  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置としては、図7
に示すように制御部本体を構成するCPU(中央処理装
置)1に、原稿から画像を読取って画像データを出力す
る原稿読取部2、画像データに基づいて画像記録を行な
う画像記録部3、記憶装置4、画像データを符号データ
に変換すると共に符号データを画像データに変換する符
号/復号回路5、符号データを変調して電話回線に送信
すると共に電話回線からの受信信号を符号データに復調
するモデム6をそれぞれ共通のバスライン7を介して接
続し、受信時にはモデム6からの符号データを記憶装置
4に記憶しつつ読出して符号/復号回路5で画像データ
に復号し、その画像データに基づいて画像記録部3が画
像記録を行なうようになっていた。また、送信時には原
稿読取部2からの画像データを符号/復号回路5で符号
データに変換して記憶装置4に記憶しつつ読出してモデ
ム6に供給するようになっていた。
【0003】この従来装置では受信時にたとえ原稿読取
部2が空いていても原稿読取部2に原稿をセットして送
信のために符号データに変換して記憶装置4に記憶させ
るという処理ができなかった。これは受信した符号デー
タを画像データに変換するために符号/復号回路5が使
用されているためである。
【0004】このようなことから、図8に示すように、
バスライン7にもう1台、すなわち第2の符号/復号回
路8を接続し、受信時においてモデム6からの符号デー
タを記憶装置4に記憶しつつ読出して例えば第1の符号
/復号回路5で画像データに復号し、その画像データに
基づいて画像記録部3が画像記録を行なっている最中
に、原稿読取部2からの画像データを第2の符号/復号
回路8で符号データに変換して記憶装置4に記憶し、受
信動作が終了するとその記憶した符号データを自動的に
送信する。すなわち、モデム6が使用状態から解除され
ると、ファクシミリ装置は自動的に発呼し、相手機との
接続が確認されると相手機の復号能力に応じて記憶装置
4に記憶した符号データを例えば第2の符号/復号回路
8で一度復号化した後、再度符号データに変換して記憶
装置4に記憶しつつ読出してモデム6に供給し送信す
る。
【0005】そしてこのメモリ送信の最中に、次に送信
すべき原稿を原稿読取部2にセットし読取りを開始する
と、原稿読取部2からの画像データを第1の符号/復号
回路5で符号データに変換して記憶装置4に記憶する。
【0006】そしてメモリ送信が終了すると、ファクシ
ミリ装置は自動的に発呼し、相手機との接続が確認され
ると相手機の復号能力に応じて記憶装置4に記憶した符
号データを例えば第2の符号/復号回路8で一度復号化
した後、再度符号データに変換して記憶装置4に記憶し
つつ読出してモデム6に供給し送信する。こうして次の
メモリ送信を直ちに開始する。
【0007】このように符号/復号回路を2つ使用する
ことにより、受信中に送信原稿の読取りを行なったり、
メモリ送信中に次の送信原稿の読取りを行なうなど原稿
読取部2を効率よく使用でき、送信作業能率を向上でき
ることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、符号/復号回
路を2つ使用するためコストが高くなり、また、符号/
復号回路を2つ同時に動作させるときは、受信中やメモ
リ送信中での送信原稿の読取り動作時のみであるため2
つ目の符号/復号回路の使用効率が悪く経済性が悪かっ
た。
【0009】また、符号/復号回路を2つ同時に動作さ
せるときは、1つのバスライン7を使用して2つの画像
データと2つの符号データの伝送が行なわれるため、デ
ータの処理速度が低下するという問題があった。
【0010】そこで、発明は、1つの符号/復号回路
により受信中に送信原稿の読取りを行なったり、メモリ
送信中に次の送信原稿の読取りを行なうことができ、従
って送信作業能率の向上を図ることができると共にコス
ト低下を図ることができ、さらに、データの高速処理が
できるファクシミリ装置を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】発明は、原稿から画像
を読取って画像データを出力する原稿読取部と、符号デ
ータを変調して電話回線に送信すると共に電話回線から
の受信信号を符号データに復調するモデムと、画像デー
タを符号データに変換すると共に符号データを画像デー
タに変換する符号/復号回路と、モデム及び符号/復号
回路と符号データ転送用バスラインを介して接続し、モ
デム及び符号/復号回路からの符号データを記憶する第
1の記憶装置と、原稿読取部及び符号/復号回路と画像
データ転送用バスラインを介して接続し、原稿読取部及
び符号/復号回路からの画像データを記憶する第2の記
憶装置と、この第2の記憶装置からの画像データに基づ
いて画像記録を行なう画像記録部とを備え、符号/復号
回路は、モデムが受信して第1の記憶装置に記憶した符
号データを画像記録部で画像記録させるために画像デー
タに復号して第2の記憶装置に記憶させるときの復号処
理及び第1の記憶装置に記憶した符号データをモデムを
介して送信するために画像データに一旦変換して第2の
記憶装置に記憶させてからその画像データを符号データ
に再度変換して第1の記憶装置に記憶させるときの復号
符号処理と、原稿読取部からの画像データを送信するた
めに第2の記憶装置に記憶した後符号データに変換して
第1の記憶装置に記憶させるときの符号処理を時分割で
行なうものである。
【0012】
【作用】このような構成の本発明においては、受信があ
ると、モデムは電話回線からの受信信号を符号データに
復調し、その復調した符号データを符号/復号回路によ
り復号して画像データに変換し、画像記録部で画像記録
する。
【0013】この最中に原稿読取部で送信原稿の読取り
が行なわれ、画像データが送出されると、その画像デー
を符号/復号回路により時分割で符号データに変換し
て記憶装置に記憶させる。
【0014】また、メモリ送信時には、記憶装置に記憶
した符号データを符号/復号回路により一度復号してか
ら相手機の復号能力に応じて再度符号データに変換し、
その変換した符号データをモデムを介して送信する。
【0015】この最中に原稿読取部で送信原稿の読取り
が行なわれ、画像データが送出されると、その画像デー
を符号/復号回路により時分割で符号データに変換し
て記憶装置に記憶させる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0017】図1において、11は制御部本体を構成す
るCPU(中央処理装置)、12は原稿から画像を読取
って画像データを出力する原稿読取部、13は画像デー
タに基づいて画像記録を行なう画像記録部、14は符号
データを記憶する第1の記憶装置、15は画像データを
符号データに変換すると共に符号データを画像データに
変換する符号/復号回路、16は符号データを変調して
電話回線に送信すると共に電話回線からの受信信号を符
号データに復調するモデム、17は画像データを記憶す
る第2の記憶装置である。
【0018】前記原稿読取部12、画像記録部13、符
号/復号回路15及び第2の記憶装置17は画像データ
転送用バスライン18を介して接続し、前記CPU1
1、第1の記憶装置14、符号/復号回路15及びモデ
ム16は符号データ転送用バスライン19を介して接続
している。
【0019】原稿送信時には、画像データ転送用バスラ
イン18側では、前記原稿読取部12からの画像データ
を第2の記憶装置17に記憶しつつ読出して前記符号/
復号回路15に供給するようになっている。また、符号
データ転送用バスライン19側では、前記符号/復号回
路15からの符号データを第1の記憶装置14に記憶し
つつ読出して前記モデム16に供給するようになってい
る。
【0020】メモリ送信時には、符号データ転送用バス
ライン19側では、前記第1の記憶装置14の記憶した
符号データを読出して前記符号/復号回路15に供給す
ると共にその符号/復号回路15からの符号データを前
記第1の記憶装置14に記憶しつつ読出して前記モデム
16に供給するようになっている。また、画像データ転
送用バスライン18側では、前記符号/復号回路15か
らの画像データを第2の記憶装置17に記憶しつつ読出
して再び前記符号/復号回路15に供給するようになっ
ている。
【0021】受信時には、符号データ転送用バスライン
19側では、前記モデム16からの符号データを第1の
記憶装置14に記憶しつつ読出して前記符号/復号回路
15に供給するようになっている。また、画像データ転
送用バスライン18側では、前記符号/復号回路15か
らの画像データを第2の記憶装置17に記憶しつつ読出
して前記画像記録装置13に供給するようになってい
る。
【0022】前記符号/復号回路15は、受信時に前記
第1の記憶装置14に記憶した符号データを前記画像記
録部13で画像記録させるために画像データに復号して
前記第2の記憶装置17に記憶させるときの復号処理及
びメモリ送信時に前記第1の記憶装置14に記憶した符
号データを前記モデム16を介して送信するために画像
データに一旦変換して前記第2の記憶装置17に記憶さ
せてからその画像データを符号データに再度変換して前
記第1の記憶装置14に記憶させるときの復号符号処理
と、前記原稿読取部12からの画像データを送信するた
めに前記第2の記憶装置17に記憶した後符号データに
変換して前記第1の記憶装置14に記憶させるときの符
号処理を時分割で行なうようになっている。
【0023】このような構成の実施例においては、受信
時には図2に示すように、モデム16が受信して復調し
た符号データを第1の記憶装置14に記憶しつつ読出し
て符号/復号回路15により復号して画像データに変換
し、その画像データを第2の記憶装置17に記憶しつつ
読出して画像記録部13により印字出力する。
【0024】また、原稿送信時には図3に示すように、
原稿読取部12からの画像データを第2の記憶装置17
に記憶しつつ読出して符号/復号回路15により符号デ
ータに変換する。そしてその符号データを第1の記憶装
置14に記憶しつつ読出してモデム16に供給し変調し
て電話回線に送信する。
【0025】また、メモリ送信時には図3において第1
の記憶装置14に符号データを記憶した時点で原稿の読
取処理を終了する。
【0026】そして第1の記憶装置14に記憶した符号
データをメモリ送信する時には図4に示すように、第1
の記憶装置14に記憶した符号データを符号/復号回路
15により一度復号して画像データに変換し、第2の記
憶装置17に記憶しつつ読出して符号/復号回路15に
より相手機の復号能力に応じて再度符号データに変換す
る。そして変換した符号データを第1の記憶装置14に
記憶しつつ読出してモデム16に供給し変調して電話回
線に送信する。
【0027】また、受信中に原稿の読取処理を行なう時
には図5に示すように行なわれる。すなわち、受信処理
は図2の場合と同様で、図中実線の矢印で示すように、
モデム16→第1の記憶装置14→符号/復号回路15
→第2の記憶装置17→画像記録部13の流れで行なわ
れる。この受信中に原稿読取部12から画像データが出
力されると、図中点線の矢印で示すように、画像データ
を第2の記憶装置17に記憶しつつ読出して符号/復号
回路15に供給する。符号/復号回路15は受信データ
の復号処理と時分割で画像データを符号データに変換す
る。そしてこの符号データを第1の記憶装置14に記憶
する。
【0028】さらに、第1の記憶装置14に記憶した符
号データを送信する、メモリ送信時に原稿の読取処理を
行なう時には図6に示すように行なわれる。すなわち、
メモリ送信は図4の場合と同様で、図中実線の矢印で示
すように、第1の記憶装置14→符号/復号回路15→
第2の記憶装置17→符号/復号回路15→第1の記憶
装置14→モデム16の流れで行なわれる。このメモリ
送信中に原稿読取部12から画像データが出力される
と、図中点線の矢印で示すように、画像データを第2の
記憶装置17に記憶しつつ読出して符号/復号回路15
に供給する。符号/復号回路15はメモリ送信のための
復号、符号処理と時分割で画像データを符号データに変
換する。そしてこの符号データを第1の記憶装置14に
記憶する。このように、1つの符号/復号回路15を時
分割動作させることで受信中の原稿読取り処理やメモリ
送信中の原稿読取り処理を行なっているので、受信中や
送信中に原稿読取部12に原稿をセットしたまま待つよ
うなことがなく、送信作業能率の向上を図ることができ
る。また、1つの符号/復号回路15を効率よく使用で
きるので、コスト低下を図ることができる。
【0029】なお、時分割処理を行なうことで符号、復
号処理時間が増加するが、この処理時間は通信速度、読
取り速度に対して十分に高速なため全体として見た場合
にほとんど問題とはならない。
【0030】さらに、画像データを転送するためのバス
ラインと符号データを転送するためのバスラインを分離
しているので、CPU11が扱うバスライン19上のデ
ータは符号データのみとなり、データの高速処理ができ
る。
【0031】さらに、第2の記憶装置17は画像データ
を一時的に記憶する機能を有すればよく、従って容量と
してはファクシミリの主走査画素数の4ライン分、すな
わち通信用に2ライン分、読取り用に2ライン分あれば
十分で、メモリ容量の増加はほとんど問題とはならな
い。
【0032】
【発明の効果】以上、発明によれば、1つの符号/復
号回路により受信中に送信原稿の読取りを行なったり、
メモリ送信中に次の送信原稿の読取りを行なうことがで
き、従って送信作業能率の向上を図ることができると共
にコスト低下を図ることができ、さらに、データの高速
処理ができるファクシミリ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図。
【図2】同実施例の受信動作を説明するためのブロック
図。
【図3】同実施例の送信動作を説明するためのブロック
図。
【図4】同実施例のメモリ送信動作を説明するためのブ
ロック図。
【図5】同実施例の受信動作中の原稿読取り動作を説明
するためのブロック図。
【図6】同実施例のメモリ送信動作中の原稿読取り動作
を説明するためのブロック図。
【図7】従来例を示すブロック図。
【図8】従来例を示すブロック図。
【符号の説明】
12…原稿読取部 13…画像記録部 14…第1の記憶装置 15…符号/復号回路 16…モデム 17…第2の記憶装置 18…画像データ転送用バスライン 19…符号データ転送用バスライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/41 - 1/419

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿から画像を読取って画像データを出
    力する原稿読取部と、符号データを変調して電話回線に
    送信すると共に電話回線からの受信信号を符号データに
    復調するモデムと、画像データを符号データに変換する
    と共に符号データを画像データに変換する符号/復号回
    路と、前記モデム及び符号/復号回路と符号データ転送
    用バスラインを介して接続し、前記モデム及び符号/復
    号回路からの符号データを記憶する第1の記憶装置と、
    前記原稿読取部及び符号/復号回路と画像データ転送用
    バスラインを介して接続し、前記原稿読取部及び符号/
    復号回路からの画像データを記憶する第2の記憶装置
    と、この第2の記憶装置からの画像データに基づいて画
    像記録を行なう画像記録部とを備え、 前記符号/復号回路は、前記モデムが受信して前記第1
    の記憶装置に記憶した符号データを前記画像記録部で画
    像記録させるために画像データに復号して前記第2の記
    憶装置に記憶させるときの復号処理及び前記第1の記憶
    装置に記憶した符号データを前記モデムを介して送信す
    るために画像データに一旦変換して前記第2の記憶装置
    に記憶させてからその画像データを符号データに再度変
    換して前記第1の記憶装置に記憶させるときの復号符号
    処理と、前記原稿読取部からの画像データを送信するた
    めに前記第2の記憶装置に記憶した後符号データに変換
    して前記第1の記憶装置に記憶させるときの符号処理を
    時分割で行なうことを特徴とするファクシミリ装置。
JP31326993A 1993-12-14 1993-12-14 ファクシミリ装置 Expired - Lifetime JP3292575B2 (ja)

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JP4011276B2 (ja) * 1999-09-24 2007-11-21 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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