JP3292377B2 - 用紙搬送ローラの圧力切り替え機構 - Google Patents

用紙搬送ローラの圧力切り替え機構

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ等に用いられ
る、用紙を搬送するフィードローラと、このフィードロ
ーラに圧接して用紙を送るピンチローラとからなる用紙
搬送ローラの圧力切り替え機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプリンタにおける用紙搬
送ローラの圧力を、用紙の種類等に応じて搬送に必要な
圧力が異なることから、例えば連続用紙では弱めに単票
用紙では強めに切り替えることがある。この切り替え機
構は、例えば実開平1−146959号公報に示される
ように、即ち、図4、図5に示すように、フィードロー
ラ51に圧接するピンチローラ52を回転軸53に一端
が固定された板バネ54の先端部に回転自在に配設し、
バネ力によってローラ圧を切り替えるための機構として
カム55及び回転軸53に結合されたリンク56とを備
え、このカム55の回動により回転軸53を回動させて
板バネ54のピンチローラ52に対する押圧力を可変に
設定するとともにピンチローラ52を開放状態にするこ
とができるようになっている。なお、用紙57は用紙送
り方向の上流側と下流側とに設けられたフィードローラ
51とピンチローラ52の間に挟まれて搬送され、両者
間に位置する印字ヘッド58により印字される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成ではローラ圧を切り替えるために回転軸53
と板バネ54を用いているため、構造が大きくなり、特
に用紙の搬送方向に大きくなり、連続用紙の印字頁間に
無駄が生じやすい。また、板バネ54の平面度の影響
で、押圧力がばらつき易く必要とする押圧力が得られな
いことがあるといった問題があった。本発明は、上述し
た問題点を解決するためになされたものであり、構造を
より小形化でき、かつ、ローラの押圧力のばらつきを小
さくすることができる用紙搬送ローラの圧力切り替え機
構を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、用紙を搬送する一対のローラのニップ圧を
切り替える機構において、印字方向に沿って配設された
フィードローラと、前記フィードローラに圧接され、用
紙を搬送するピンチローラと、前記ピンチローラと平行
に延びたフレーム部材と、前記フレーム部材に取り付け
られており前記ピンチローラを前記フィードローラに圧
接させる押圧手段と、前記ピンチローラの圧接方向に
れぞれ移動可能に支持され、前記フレーム部材の両端部
に結合された一対のラックと、前記一対のラックとそれ
ぞれ噛み合う一対の歯車と、これら一対の歯車を同期し
て回転させる連結軸と、前記一対のラックの一方と係合
し、このラックを前記ピンチローラの圧接方向に移動さ
せる動力伝達手段とを備えたものである。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、動力伝達手段を駆動する
ことにより、この動力伝達手段と係合した一方のラック
をピンチローラの圧接方向に移動させる。この一方の
ックの移動は、当該一方のラックと噛み合う歯車と連結
軸を介して同期回転する一方の歯車を介してもう一方の
ラックに伝達され、その結果、両サイドの一対のラック
は同期してスライド移動する。押圧手段の取り付けられ
たフレーム部材は、これら一対のラックが両端部に結合
されているため、これら一対のラックと一体となって移
動する。フレーム部材に取り付けられた押圧手段による
フィードローラに対するピンチローラの圧接力は、これ
ら一対のラックの移動量により可変にできる。また、
対のラックの移動量によってはローラの圧接を開放する
こともできる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は本発明を具体化したプリンタ
の概略側断面構成を、図2はその平面構成を、図3はフ
ィードローラとピンチローラとの押圧手段の構成をそれ
ぞれ示す。第1の連帳用紙搬送経路が、用紙の搬送方向
上流側に配置された前部トラクタ20より第1の搬送手
段をなすフィードローラ1aとピンチローラ1b間、印
字ヘッド12とプラテン7間、第2の搬送手段をなすフ
ィードローラ2aとピンチローラ2b間を通る経路によ
り形成されている。また、第2の連帳用紙搬送経路が、
後部トラクタ21より第3の搬送手段をなすフィードロ
ーラ3とペーパーパン6間、印字ヘッド12とプラテン
7間、第2の搬送手段をなすフィードローラ2aとピン
チローラ2b間を通る経路により形成されおり、この連
帳用紙搬送経路の排出経路は、第2の搬送手段のフィー
ドローラ2aとピンチローラ2b間より第4の搬送手段
をなすフィードローラ4aとピンチローラ4b間に切り
替え可能に構成されている。
【0007】さらに、単票用紙搬送経路が、第5の搬送
手段をなすフィードローラ5aとピンチローラ5bより
第1の搬送手段のフィードローラ1aとピンチローラ1
b間、印字ヘッド12とプラテン7間、第2の搬送手段
のフィードローラ2aとピンチローラ2b間を通る経路
により形成されている。印字ヘッド12はガイド軸19
a,19bに支持されたキャリッジ18に保持されてい
る。図示の矢印は、用紙の搬送方向を示す。また、ロー
ラの圧力切り替えを行う動力伝達手段として、カム8と
従節レバー9等が設けられている。この従節レバー9は
軸9aを支点にしてこのレバーの先端に取り付けられた
引きバネ11によりカム8に付勢されており、このカム
8は図示しない駆動モータにより回転駆動され、この回
転により従節レバー9を揺動させる。この駆動モータは
用紙経路の切換え可能な各搬送装置への動力の伝達を切
換えるためのスイッチによって操作される。フィードロ
ーラ2aの駆動軸2cはその両端において左右の側板2
2a,22bに回転支持されている。ピンチローラ2b
の軸2dは、図示を省略しているが、側板22a,22
bの長孔に案内されて移動可能に設けられた軸受に軸支
されている。
【0008】側板22a,22bに近接して、ラック1
0a,10bがピンチローラ2bの圧接方向にスライド
移動可能に設けられており、一方のラック10aの下端
部に形成した長孔に、従節レバー9の先端に固定された
軸9bが係合しており、従節レバー9の揺動によりラッ
ク10aは前記の圧接方向に移動する。なお、ラック1
0aの中間部に形成した長孔に駆動軸2cが挿通してい
る。また、ラック10aはその端面に形成したピニオン
に歯車13が噛み合っており、この歯車13の回転は連
結軸16を介して反対側のラック10bに噛み合う歯車
に伝達されている。その結果、ラック10aと10bは
同期してスライド移動する。ラック10a及び10bの
端部にはフレーム14が取り付けられており、これらの
ラック10a,10b及びフレーム14は一体となって
移動する。なお、図2には、歯車13、連結軸16等は
図示を省略している。
【0009】フィードローラ2a及びピンチローラ2b
は、図3に示されるように、印字ヘッド12の移動方向
に複数個配設されており、駆動軸2c、及び軸2dは両
端が側板22a、22bで回転可能に支持されている
2dは圧接方向に移動可能である。印字ヘッド12の
移動方向と平行に延びたフレーム14には、複数個の押
圧部材15が記ラック10a,10bの移動方向と平行
に移動可能に設けられており、それぞれが圧縮バネ17
により軸2dをフィードローラ2aの方向に付勢してい
る。駆動軸2cとフィードローラ1aの軸の端部には歯
車が固定され、それらの歯車と搬送モータの駆動軸に取
付けられた歯車にはタイミングベルトが周回している。
そして搬送モータの回転によりフィードローラ1a、2
aが同一周速度で回転する。
【0010】上記構成において、例えば、前部トラクタ
20より連帳用紙が送られている場合には、不図示のモ
ータによりカム8を回転させて、従節レバー9を介して
ラック10aをピンチローラ2bがフィードローラ2a
より離れる方向に移動させると、他方のラック10bも
歯車13、連結軸16を介して同方向に移動する。これ
により、ラック10a及びラック10bと一体のフレー
ム14が移動し、圧縮バネ17の圧縮量が小さくなり、
押圧部材15により軸2dを押す圧接力が弱くなる。従
って、ピンチローラ2bの圧接力が弱くなる。この状態
で連帳用紙を搬送する。一方、第5の搬送手段のフィー
ドローラ5a、ピンチローラ5bより単票用紙が送られ
てきた場合には、カム8を逆に回転させて、ラック10
a及び10bを前記方向と逆に移動させ、圧縮バネ17
の圧縮量を大きくし、ピンチローラ2bの圧接力を強く
して単票用紙の搬送を行う。
【0011】また、用紙の吸入時には、カム8を回転さ
せて、ラック10a,10bをピンチローラ2bがフィ
ードローラ2aより離れる方向に大きく移動させ、ラッ
ク10a,10bに形成した長孔の端縁でピンチローラ
2bの軸2dの両端を支持し、ピンチローラ2bを開放
し、用紙をフィードローラ2a、ピンチローラ2b間に
案内した後、カム8を逆に回転させてラック10a,1
0bを逆に移動させ用紙を挟み込んだ後に用紙の搬送を
行う。このように、用紙搬送ローラの圧力切り替えを軸
のスライド移動により行うため、従来のバネ板での回転
による機構に比べて、用紙の搬送方向での寸法が短くて
すみ、用紙の頁間での無駄が少なくなると共に、用紙の
幅方向における挟着力のばらつきも少なくなる。なお、
本実施例では用紙の選択に連動してフイードローラ2
a、ピンチローラ2bの圧接力を変更するようにした
が、操作パネル上に圧接力、即ち駆動モータの回動量を
設定するための機構を設けてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように本発
明によれば、ローラ軸方向に延びるフレーム部材にロー
ラの押圧手段が取り付けられており、動力伝達手段によ
りラックを圧接方向に移動させることによりフレーム部
材を移動させて、ローラ圧接力を可変としているので、
従来のものに比し構造をより小形にすることができ、ま
た、押圧力のばらつきも小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるプリンタの概略側断面
図である。
【図2】本実施例によるローラ構造を示す平面図であ
る。
【図3】本実施例によるローラの圧接構造を示す断面図
である。
【図4】従来のプリンタの概略構成を示す側面図であ
る。
【図5】従来のプリンタの概略構成を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
2a フィードローラ 2b ピンチローラ 2c 駆動軸 2d 8 カム 9 従節レバー 10a ラック 10b ラック 13 歯車 14 フレーム 15 押圧部材 16 連結軸 17 圧縮バネ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を搬送する一対のローラのニップ圧
    を切り替える機構において、印字方向に沿って配設され
    たフィードローラと、前記フィードローラに圧接され、
    用紙を搬送するピンチローラと、前記ピンチローラと平
    行に延びたフレーム部材と、前記フレーム部材に取り付
    けられており前記ピンチローラを前記フィードローラに
    圧接させる押圧手段と、前記ピンチローラの圧接方向に
    それぞれ移動可能に支持され、前記フレーム部材の両端
    に結合された一対のラックと、前記一対のラックと
    れぞれ噛み合う一対の歯車と、これら一対の歯車を同期
    して回転させる連結軸と、前記一対のラックの一方と係
    合し、このラックを前記ピンチローラの圧接方向に移動
    させる動力伝達手段とを備えたことを特徴とする用紙搬
    送ローラの圧力切り替え機構。
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