JP3292238B2 - 二重化された接続機器を備えたネットワークシステムと接続障害回避方法 - Google Patents

二重化された接続機器を備えたネットワークシステムと接続障害回避方法

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JP3292238B2
JP3292238B2 JP5516498A JP5516498A JP3292238B2 JP 3292238 B2 JP3292238 B2 JP 3292238B2 JP 5516498 A JP5516498 A JP 5516498A JP 5516498 A JP5516498 A JP 5516498A JP 3292238 B2 JP3292238 B2 JP 3292238B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二重化された接続機
器を備えたネットワークシステムと接続障害回避方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、端末を収容するエッジに位置する
ルーターに障害が発生した場合には、各端末の設定を変
更してデフォルトルーターを変更するか、障害を復旧さ
せるしか通信を継続する方法が無かった。これを回避す
るために2台のルータを並列に設けて仮装IPアドレス
を使用して通信を継続する手段がCisco社から米国
特許5,473,599号として開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ネットワーク拡張やト
ラフィック増加等の環境から障害に対する対応が重要と
なっており、ルーターの世界でもCisco社が開示し
たような二重化によるフォルトトレラント機能も要求さ
れてきている。一方ネットワーク接続機器もモジュラー
型で大容量のルーターからブリッジング・ルーティング
機能まで搭載可能なスイッチングハブ等の新しい製品が
登場しており、これらに共通な汎用性のある障害対応シ
ステムが求められているが、上述のCisco社の技術
はルータに対応したものであり、スイッチングハブには
対応できないという問題点がある。本発明の目的は、接
続機器に広く対応できる障害回避手段を有する二重化さ
れた接続機器を備えたネットワークシステムと接続障害
回避方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の二重化された接
続機器を備えたネットワークシステムは、それぞれに一
台以上の端末が接続した一つ以上のネットワークを介し
て端末間の通信を接続するネットワークシステムであっ
て、そのネットワークシステムは二重化された接続機器
を備えており、二重化されたその接続機器は、いずれも
通信の接続を実行するアクト系と予備のスタンバイ系と
に切り替えが可能である。接続機器はそれぞれが共通
に、通信接続処理部と、同じ値の物理アドレスと、所定
の基準に従って異なる値が設定された不揮発性メモリ
と、二重化システムを監視して制御する二重化制御部
と、二重化制御部と通信接続処理部とからの通常のパケ
ット送信要求をアクト系の場合には送信し、スタンバイ
系の場合には二重化制御部からのヘルスチェック関連の
パケットのみを送信する送信処理部と、ネットワーク上
を流れるフレームの内でアドレスが自装置の物理アドレ
スと一致するフレームを受信データとして取り込む受信
処理部と、各要素を制御する制御部と、制御のためのプ
ログラムを記録した記録媒体と、ネットワークと接続す
る一つ以上のポートと、を備えている。
【0005】二重化制御部は、スタンバイ系の場合所定
のポートから所定のネットワークを経由して相手装置に
周期的にヘルスチェック要求を送信し、アクト系の場合
相手装置から送信されたヘルスチェック要求を受信する
とヘルスチェック応答を発信し、アクト系からスタンバ
イ系へのヘルスチェック応答の状態から障害の状態を判
定し、ヘルスチェック応答のない場合にヘルスチェック
の送信ポートを所定の基準で新たなポートとネットワー
クに切り替えてヘルスチェック要求とヘルスチェック応
答とを継続させ、ヘルスチェック応答の不着による新た
な送信ポートへの切り替え回数が所定の回数を超えた場
合に、アクト系とスタンバイ系の切り替えを行うための
機能を有する。
【0006】接続機器がルーターであり、通信接続処理
部がルーティング処理部であり、それぞれのルーターが
同一の値のIPアドレスを有していてもよく、接続機器
がスイッチングハブであり、通信接続処理部がブリッジ
処理部であってもよい。
【0007】また、物理アドレスがMACアドレスであ
ってもよく、不揮発性メモリがDipスイッチであって
もよい。
【0008】本発明の二重化された接続機器を備えたネ
ットワークシステムの接続障害回避方法は、それぞれに
一台以上の端末が接続した一つ以上のネットワークを介
して端末間の通信を接続し、接続のための二重化された
接続機器を備えたネットワークシステムの接続障害回避
方法であって、二重化された接続機器のそれぞれを同じ
値の物理アドレスに設定し、それぞれの不揮発性メモリ
には異なる値を設定し、それぞれのヘルスチェックのた
めの送信ポートを初期化し、二重化された接続機器をい
ずれもスタンバイ状態で立ち上げ、それぞれのヘルスチ
ェック要求と、ヘルスチェック要求に対応したヘルスチ
ェック応答により、不揮発性メモリに設定された値の比
較から所定の基準で一方の接続機器をアクト系に切り替
える。
【0009】スタンバイ系の接続機器から定期的にヘル
スチェック要求を送信させ、ヘルスチェック要求を受信
したアクト系の接続機器にヘルスチェック応答を送信さ
せ、スタンバイ系の接続機器はヘルスチェック応答を確
認してアクト系の接続機器の正常を確認する。
【0010】アクト系の接続機器からのヘルスチェック
応答のない場合にヘルスチェックの送信ポートを所定の
基準で新たな送信ポートに切り替えてヘルスチェック要
求とヘルスチェック応答とを継続させ、ヘルスチェック
応答の不着による新たな送信ポートへの切り替え回数が
所定の回数を超えた場合に、スタンバイ系の接続機器を
アクト系に切り替えアクト系の接続機器をスタンバイ系
に切り替える。
【0011】また、スタンバイ系の接続機器にアクト系
の接続機器からのヘルスチェック応答がない場合に、さ
らにスタンバイ系とアクト系のポート障害処理機能を起
動させ、そのポート障害処理機能が障害被疑ポートに接
続するネットワークを経由したフレームの受信を監視
し、スタンバイ系の接続機器が受信してもアクト系の接
続機器に受信がない場合にスタンバイ系の接続機器をア
クト系に切り替えアクト系の接続機器をスタンバイ系に
切り替えてもよい。
【0012】さらに、接続機器がルーターであってもよ
く、スイッチングハブであってもよい。
【0013】本発明は、ルーターあるいはスイッチング
ハブによって構成されたネットワークにおいて、ルータ
ーあるいはスイッチングハブの障害等によって端末間の
データパケットの転送が不可状態になった場合、バック
アップのルーターあるいはスイッチングハブによって、
代替えルート提供するものである。
【0014】その方法として、全く同じ2台のルーター
あるいはスイッチングハブに全く同じ物理アドレスを付
与し、ルーターあるいはスイッチングハブ間で専用接続
ケーブル無しにネットワークを使ってヘルスチェックを
交換することを特徴としている。
【0015】例によって説明すると、第1のルーターと
第2のルーターは全く同じ構成の装置であり、それぞれ
の第1のポートは第1のネットワークへ、第2のポート
は第2のネットワークへ、n番目のポートはn番目のネ
ットワークへ、と全く同じ接続形態になっている。
【0016】また、第1のルーターのIPアドレスと第
2のルーターのIPアドレスも同じ値に設定され、同様
に第1のルーターのMACアドレスと第2のルーターの
MACアドレスも同じ値に設定されている。
【0017】第1のルーターの二重化制御機能と第2の
ルーターの二重化制御機能はお互いにヘルスチェック機
能によりどちらのルーターがアクト系として動いている
かを認識している。
【0018】第1のルーターと第2のルーターはMAC
アドレスが同じ設定になっているため、両方ともに同じ
データを受け取ることができるが、送信するのはアクト
系のルータのみである。
【0019】例えば、第1のルーターがアクト系、第2
のルーターがスタンバイ系として動作している時に、第
1の端末から第2の端末への通信が発生したとする。
【0020】第1の端末の送信データは第1のルーター
と第2のルーターの両方が受け取る。両方のルーターは
受信したパケットから宛先を決定し、第2の端末が接続
されているポートへパケットを送出するが、実際にパケ
ットが送出されるのはアクト系の第1のルーターのみで
ある。
【0021】アクト系のルータが故障した場合に、第2
のルーターの二重化機能によって第1のルーターの故障
を認識し、スタンバイ系だった第2のルーターがアクト
系として動作するため、端末間のデータ転送が継続して
行えることを可能にする。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態のルータの二重化システムを有するネットワーク
接続方式の模式的ブロック構成図である。このネットワ
ーク接続法式では、IPアドレス101と、MACアド
レス102と、Dipスイッチ103と、二重化制御機
能104と、送信処理部105と、受信処理部106
と、ルーティング処理部107と、各要素を制御する制
御部109と、ルーターの二重化システムを制御するプ
ログラムを記録した記録媒体110を含む第1のルータ
ー1ならびに第1のルーター1と全く同じ構成の第2の
ルーター2とを、端末3、4等の接続したネットワーク
10、20、〜n0の接続機器として備えている。
【0023】第1のルーター1のIPアドレス101と
第2のルーター2のIPアドレス201にはあらかじめ
同じIPアドレスが設定されており、また、第1のルー
ター1のMACアドレス102と第2のルーター2のM
ACアドレス202にもあらかじめ同じMACアドレス
が設定されている。
【0024】第1のルーター1のDipスイッチ103
と第2のルーター2のDipスイッチ203にはあらか
じめ別な値が設定されている。
【0025】第1のルーター1の二重化制御部104に
は、ヘルスチェック要求送信処理機能1041とヘルス
チェック要求受信処理機能1042とポート障害処理機
能1043とを備える。
【0026】第1のルーター1の送信処理部105は、
ルーティング処理部107または二重化制御部104か
らの通常のパケット送信要求に対してはその装置がアク
ト系で動作している場合にのみ送信し、ヘルスチェック
要求パケット、ヘルスチェック応答パケットの送信要求
に対してはその装置がアクト系で動作しているかスタン
バイ系で動作しているかに関係なく送信する機能を備え
ている。
【0027】第1のルーター1の受信処理部106は、
ネットワーク上を流れるフレームのうち、宛先MACア
ドレスが自装置のMACアドレス103と一致するフレ
ームを受信データとして取り込む機能を備えている。
【0028】第2のルーター2の二重化制御部204、
送信処理部205、受信処理部206も第1のルーター
1と同様の機能を有する。
【0029】第1のルーター1のポート11はネットワ
ーク10へ、ポート12はネットワーク20へ、ポート
1nはネットワークn0へ接続されており、第2のルー
ター2も全く同じようにポート21はネットワーク10
へ、ポート22はネットワーク20へ、ポート2nはネ
ットワークn0へ接続されている。ネットワーク10、
20、n0には端末3、端末4等が多数接続されてい
る。
【0030】次に、図1および図2を参照して本実施例
のヘルスチェック動作について詳細に説明する。図2は
図1のルーター1、2のヘルスチェック要求送信処理機
能1041、2041およびヘルスチェック応答送信処
理機能1042、2042の動作の概要を示すフローチ
ャートである。
【0031】ここでは第1のルーター1、第2のルータ
ー2のMACアドレス102、202は両方ともに“1
1:11:11:11:11:11” に設定され、第1のルーター1の
Dipスイッチ103の値が “001”、第2のルーター
2のDipスイッチ203の値が“002”に設定されて
いるものとする。
【0032】ここではDipスイッチを使ったが、不揮
発性のメモリ機能が有れば良いのでROMやFLASHメモリ等
でも代替えは可能である。
【0033】最初に、システムの立ち上げのときの動作
について説明する。まずシステムが立ち上がった時(S
101)、第1のルーター1、第2のルーター2ともに
スタンバイ系として動作を開始する(S102)。
【0034】第1のルーター1、第2のルーター2とも
にヘルスチェック要求送信処理機能1041、2041
が動き出す。第1のルーター1においてヘルスチェック
要求を送信するポートが初期値であるネットワーク10
に接続するポート11に決定される。第2のルーター2
においても同様にヘルスチェック要求を送信するポート
が初期値であるネットワーク10に接続するポート21
に決定される(S103)。
【0035】動作を継続するのであれば(S104N
o)、それぞれのルータ1、2のヘルスチェック要求受
信処理機能1042、2042ではヘルスチェック要求
の受信があるかをチェックし、ヘルスチェック要求の受
信がなければ(S105No)、第1のルーター1のヘ
ルスチェック要求送信処理機能1041、第2のルータ
ー2のヘルスチェック要求送信処理機能2041は、と
もにそれぞれがスタンバイ系であるかをチェックし、ス
タンバイ系であれば(S106Yes)、それぞれのル
ータはヘルスチェックデータとして自装置のDipスイ
ッチ値をセットする。スタート時はヘルスチェック要求
が発信されておらず、スタンバイ系として立ち上げられ
ているのでステップS107に移行する。この例では第
1のルーター1のヘルスチェック要求送信処理機能10
41は、Dipスイッチ103の値“001”でヘルスチ
ェック要求パケットを作成する(S107)。
【0036】ステップS104で動作終了となれば(S
104Yes)、ステップ121に移行して動作を終了
する。ステップS105でヘルスチェック要求が受信さ
れていれば(S105Yes)、後述のステップS11
7に移行し、ステップS106でスタンバイ系でなけれ
ば(即ちアクト系であれば)(S106No)、ステッ
プS104に戻って動作を繰り返す。
【0037】次に送信処理部105に初期化したヘルス
チェック送信ポートを使って自装置のMCAアドレスを
宛先としてヘルスチェック要求の送信を要求する。この
例では第1のルーター1のヘルスチェック要求送信処理
機能1041は、送信ポートとしてポート11、送信宛
先としてMACアドレス102に設定されている値の
“11:11:11:11:11:11” で送信処理部105にヘルスチ
ェック送信を要求し、送信処理部105はヘルスチェッ
ク要求パケットなので自装置がアクト系スタンバイ系に
関係なくポート11にフレームを送信する(S10
8)。
【0038】第2のルーター2でも同様にDipスイッ
チ203の値002 でヘルスチェック要求パケットを作成
し、送信ポートとしてポート21、送信宛先MACアド
レス“11:11:11:11:11:11” でヘルスチェック要求フレ
ームを送信する(S107、S108)。この場合第1
のルーター1と第2のルーター2のMACアドレス“1
1:11:11:11:11:11” は同じなので送信したヘルスチェ
ック要求フレームはいずれも相手装置と自装置の受信処
理部106、206に着信する。
【0039】この状態でヘルスチェック要求送信処理機
能は相手のルータからの応答を待機する(S109)。
【0040】一方、ステップS105でヘルスチェック
要求が受信されていれば(S105Yes)、ステップ
S117に移行する。この例では第1のルーター1のヘ
ルスチェック要求受信処理機能1042は、自分が出し
たヘルスチェック要求フレームと、第2のルーター2が
出したヘルスチェック要求フレームとを受信する。受信
処理部106、206でヘルスチェック要求を受信する
と(S105Yes)、受信したヘルスチェック要求の
データのDipスイッチ値は自装置のDipスイッチ値
と違うかをチェックする(S117)。双方のDip値
が一致すれば(S117No)、そのヘルスチェック要
求フレームは自装置が送信したものであるからその受信
パケットを破棄して(S120)、ステップS106へ
移行する。この例では第1のルーター1のヘルスチェッ
ク要求受信処理機能1042では、第1のルーター1自
身が送信したヘルスチェック要求フレームを受信した
時、Dipスイッチ103に設定されている値“001”
と受信したヘルスチェック要求データの中身が一致する
ため、そのデータは破棄されて(S117No、S12
0)ステップS106に移行する。
【0041】双方のDip値が一致しなければ(S11
7Yes)、そのヘルスチェック要求フレームは相手装
置が送信したものなのでヘルスチェック要求受信処理機
能1042、2042はヘルスチェック応答データとし
て自装置のDipスイッチの値をセットし(S11
8)、送信処理部105、205にチェック要求を受信
したポートを使って自装置のMCAアドレスを宛名とし
てヘルスチェック応答送信を要求し(S119)、ステ
ップS106へ移行する。これによってヘルスチェック
応答が相手装置と自装置の受信処理部106、206に
送信される。この例では第1のルーター1は第2のルー
ター2が送信したヘルスチェック要求フレームを受信し
た時、受信したヘルスチェック要求データの中身は第2
のルーター2のDipスイッチ203に設定されている
値“002” なのでステップS118の判断でステップS
119へと進むことになる。
【0042】すなわち、第1のルーター1では自分自身
の送信したヘルスチェック要求は受信するが破棄され、
第2のルーター2が送信したヘルスチェック要求を処理
することになる。
【0043】第2のルーター2でも同様に第1のルータ
ー1が送信したヘルスチェック要求を処理することにな
る。
【0044】第2のルーター2ではステップS118に
より、Dipスイッチ203の値“002” でヘルスチェ
ック応答パケットを作成し、ステップS119により送
信ポートとしてヘルスチェック要求を受信したポート2
1、送信宛先として、MACアドレス102に設定され
ている値“11:11:11:11:11:11” で送信処理部206に
ヘルスチェック応答の送信を要求する。送信処理部20
6はヘルスチェック応答パケットなので自装置がアクト
系スタンバイ系に関係なくポート21にフレームを送信
する。
【0045】第1のルーター1でも同様にシステムDi
pスイッチ103の値“001” でヘルスチェック応答パ
ケットを作成し、送信ポートとしてヘルスチェック要求
を受信したポート11、送信宛先MACアドレス“11:1
1:11:11:11:11” でヘルスチェック応答フレームを送信
する。
【0046】送信されたヘルスチェック応答は自装置と
相手装置の受信処理部106、206で受信されるがス
テップS109では自装置からの受信はステップS11
7と同様に破棄され相手装置のヘルスチェック応答を待
機する。
【0047】この例では第1のルーター1は第2のルー
ター2が送信したヘルスチェック応答と自分自身が送信
したヘルスチェック応答の両方を受信するが、ヘルスチ
ェック要求の時と同様にヘルスチェック応答のデータの
Dipスイッチ値が自装置のDipスイッチ値と同じで
ある自分自身の出したヘルスチェック応答は破棄する。
【0048】相手装置がステップS119で送信したヘ
ルスチェック応答を受信すると(S109Yes)、一
つ前のポートでのヘルスチェックが成功しているかを確
認する(S110)。初回は送信ポートは初期化された
状態なので一つ前のポートは存在しないので成功してい
ることとなり(S110Yes)、ステップS111に
進む。このステップS110は後述の送信ポートをイン
クリメントしたときに機能する。
【0049】ステップS111では、応答データのDi
pスイッチ値が自装置のDipスイッチ値より大きいか
をチェックし、大きくなければ(S111No)、その
ままステップS104に戻りこれまでの動作を繰り返
す。
【0050】応答データのDipスイッチ値が自装置の
Dipスイッチ値より大きければ(S111Yes)、
自装置をアクト系に切り替えて(S112)、ステップ
S104に戻りこれまでの動作を繰り返す。
【0051】立ち上げの時には両装置ともにスタンバイ
系にセットしたのでネットワークを経由した通信の転送
はできなかったが、この段階でDipスイッチ値の小さ
い方のルーターがアクト系に切り替わりネットワークを
経由した通信の転送が可能となり、Dipスイッチ値の
大きい方のルーターが引き続きスタンバイ系として動作
する。
【0052】この例においては第1のルーター1では第
2のルーター2からのヘルスチェック応答処理を受信
し、ステップS111により受信したヘルスチェック応
答パケットに書かれたいた第2のルーター2のDipス
イッチ203の値“002” と自分自身のDipスイッチ
103の値“001” とを比較して第2のルーター2のD
ipスイッチの値の方が大きいと判断し、自装置をアク
ト系に切り替え第1のルーター1がアクト系として動作
しネットワークからの通信の転送を開始する。
【0053】第2のルーター2でもステップS111に
より、同様に第1のルーター1から受信したヘルスチェ
ック応答に書かれている第1のルーター1のDipスイ
ッチ103の値“001”と自分自身のDipスイッチ2
03の値“002”とを比較して、第1のルーター1のD
ipスイッチの値の方が自分自身のDipスイッチの値
よりも大きくないと判断し、スタンバイ系のまま動作を
続ける。
【0054】次に、具体例を用いて本実施の形態の転送
動作および転送障害回避方法の動作を説明する。図1に
示すようなネットワーク構成で第1のルーター1がアク
ト系、第2のルーター2がスタンバイ系で動作している
とする。
【0055】ネットワーク10のネットワークアドレス
を“1.2.10”ネットワーク20のネットワークアドレス
を“1.2.20”とし、第1のルーター1のIPアドレス1
01にはネットワーク10に接続されるポート11に対
して設定されるIPアドレスに“1.2.10.0”が設定さ
れ、ネットワーク20に接続されるポート12に対して
設定されるIPアドレスに“1.2.20.0”が設定されてい
るものとする。
【0056】第2のルーター2に対しても全く同様に設
定するので、IPアドレス201にはネットワーク10
に接続されるポート21に対して設定されるIPアドレ
スに“1.2.10.0”が設定され、ネットワーク20に接続
されるポート22に対して設定されるIPアドレスに
“1.2.20.0”が設定されているものとする。
【0057】また、端末3にはIPアドレス“1.2.10.
3”が、端末4にはIPアドレス“1.2.20.4”が設定さ
れているているものとする。
【0058】この時、端末3から端末4に通信が発生し
たとする。端末3は宛先端末4のネットワークアドレス
“1.2.20.0”が自分のネットワークアドレス“1.2.10.
0”と合っていないため、宛先IPアドレスを端末4の
IPアドレス“1.2.20.4”にして、宛先MACアドレス
はルーターのMACアドレス“11:11:11:11:11:11” で
フレームをネットワーク10に送信する。
【0059】MACアドレス“11:11:11:11:11:11” を
持つ第1のルーター1の受信処理部106と第2のルー
ター2の受信処理部206が各々そのフレームを引き取
る。第1のルーター1では受信したパケットがルーティ
ング処理部107に渡され、宛先IPアドレス“1.2.2
0.4”から送信ポート12が決定する。またARPパケ
ット等を使用して宛先端末4のMACアドレスを求め、
送信処理部105にポート12で端末4のMACアドレ
スにパケットを送信するように要求する。送信処理部1
05は第1のルーター1がアクト系として動作している
ので、ポート12に宛先MACアドレスを端末4のMA
Cアドレスにしてフレームを送信する。これによって、
端末4は端末3からのデータを受け取ることができる。
【0060】一方、第2のルーター2でも同様な処理が
行われているが、第2のルーター2の送信処理部205
は自分自身がスタンバイ系として動作していることを認
識するのでルーティング処理部207から渡されたパケ
ットは送信せずに破棄してしまう。
【0061】次にこの状態で第1のルーター1が障害に
なった場合を考える。第2のルーター2はスタンバイ系
として動作しているので、ヘルスチェック要求送信処理
機能2041の中で一定周期でアクト系の第1のルータ
ー1に対してヘルスチェック要求を送信している。
【0062】第1のルーター1に障害が発生した場合、
図2のステップS109において、ヘルスチェック応答
が返ってこないため(S109No)、所定の設定時間
を経過した後(S114Yes)、応答なしの設定時間
を超えた回数をチェックし、所定の回数を超えるまでは
(S115No)、ヘルスチェックの送信ポートを一つ
繰り上げ他の送信ポートに変更して(S116)、ステ
ップS104に戻り動作を継続する。具体的にこの例で
はスタンバイ系である第2のルーター2はヘルスチェッ
ク要求に使用するポートをスライドさせる。第1のルー
ター1が障害になった時、仮にポート21でヘルスチェ
ックが失敗したとすると次回のヘルスチェック用ポート
はポート22になる。
【0063】一つ繰り上げた送信ポートでのヘルスチェ
ック要求に対しても応答が受信されず(S109N
o)、応答なしの設定時間を超えた回数が所定の回数を
超えていなければ(S115No)、再びヘルスチェッ
クの送信ポートを一つ繰り上げ他の送信ポートに変更し
て(S116)、ステップS104に戻り動作を継続す
る。
【0064】この例では第2のルーター2がポート21
で初めてヘルスチェックが失敗したのでステップS11
5、ステップS116と進み、またステップS104に
戻り、ポート22を使用してヘルスチェック要求を送信
する。第1のルーター1が障害で動作していなければ、
ポート22を使用したヘルスチェック要求に対する応答
も返ってこないため、ステップS115、ステップS1
16によりさらにポートをスライドさせていく。
【0065】こうしてヘルスチェックに使用するポート
をスライドさせながらヘルスチェック要求の応答が1回
も返ってこない場合、連続してスライドさせた回数が規
定値を越えた場合(S115Yes)、ステップS11
5の判断により現在のアクト系のルーターは障害と見な
され、ステップS112に移行して自装置をアクト系に
切り替えネットワーク間の転送動作を行う。この例では
第1のルーター1は障害と見なされステップS112に
より第2のルーター2がアクト系として動作する様にな
る。
【0066】また、別なケースとして、特定のポートが
障害になった場合の転送障害回避方法について説明す
る。
【0067】前述の例と同様に第1のルーター1がアク
ト系、第2のルーター2がスタンバイ系で動作している
とする。アクト系として動作している第1のルーター1
のポート11が障害になった場合について説明する、第
2のルーター2はスタンバイ系として動作しているの
で、ヘルスチェック要求送信処理機能2041の中で一
定周期でアクト系の第1のルーター1に対してヘルスチ
ェック要求を送信している。
【0068】第1のルーター1のポート11に障害が発
生した場合、第2のルーター2に第1のルーター1から
のヘルスチェック応答が返ってこないため上述で説明し
たようにステップ115、ステップ116により、第2
のルーター2はヘルスチェック要求に使用するポートを
スライドさせる。今までポート21を使用していれば、
ポート22を使用してヘルスチェック要求を送信する。
この場合第1のルーター1は正常でポートだけに障害が
発生したと仮定したので、第1のルーター1のポート1
2も正常であり第2のルーター2からのヘルスチェック
要求に対する応答は返送できる。
【0069】ポート22を使ったヘルスチェックは成功
するので、ステップS109でヘルスチェック応答の受
信がある(S109Yes)。しかし、次のステップS
110では、一つ前のポートでのヘルスチェックが成功
していないので(S110No)、第2のルーター2は
ポート21の障害もしくは第1のルーター1のポート1
1の障害だと判断しステップS113に移行してポート
障害処理機能2043を起動させ(S113)、ステッ
プS111に進む。
【0070】ステップS113で起動させた障害処理機
能2043の動作について図3を参照して説明する。図
3はポート障害処理機能1043、2043の動作の概
要を示すフローチャートである。
【0071】ポート障害処理機能2043が立ち上がる
と(S201)、自装置はスタンバイ系であるかを確認
する(S202)。最初に立ち上がる自装置はスタンバ
イ系なので(S202Yes)、障害被疑ポートをアク
ト系に通知する(S203)。通知を受けたアクト系の
装置もポート障害処理機能1043を立ち上げる。こち
らはアクト系の装置なので(S202No)、ステップ
S207に移行する。スタンバイ系の装置は、障害被疑
ポートにつながるネットワーク10からのフレーム受信
を監視し(S204)、受信があるまで監視を続ける
(S205No)。障害被疑ポートにつながるネットワ
ーク10からのフレーム受信があれば(S206Ye
s)、被疑ポートを通じてネットワークからの受信があ
ったことをアクト系に通知して(S206)、動作を終
了する(S213)。
【0072】スタンバイ系の装置からの通知でポート障
害処理機能1043を立ち上げたアクト系の装置も、障
害被疑ポートにつながるネットワーク10からのフレー
ム受信を監視し(S207)、被疑ポートにつながるネ
ットワーク10からのフレーム受信がなく(S208N
o)、かつスタンバイ系から被疑ポートにつながるネッ
トワーク10からのフレーム受信があったとの通知がな
ければ(S209No)、被疑ポートにつながるネット
ワーク10からのフレーム受信がないものとしてステッ
プ207に戻り、被疑ポートにつながるネットワーク1
0からのフレーム受信の監視を続ける。
【0073】被疑ポートにつながるネットワーク10か
らのフレーム受信があるにもかかわらず(S208Ye
s)、スタンバイ系から被疑ポートにつながるネットワ
ーク10からのフレーム受信があったとの通知がなけれ
ば(S212No)、被疑ポートに障害のない可能性も
あるのでステップ207に戻り、被疑ポートにつながる
ネットワーク10からのフレーム受信の監視を続ける。
【0074】被疑ポートにつながるネットワーク10か
らのフレーム受信があり(S208Yes)、かつスタ
ンバイ系から被疑ポートにつながるネットワーク10か
らのフレーム受信があったとの通知があれば(S212
Yes)、被疑ポートに障害はなかったものと判断して
監視を終了する(S213)。スタンバイ系の装置もア
クト系に通知した後終了しているので、ポート障害処理
機能1043、2043の動作は終了する。
【0075】被疑ポートにつながるネットワーク10か
らのフレーム受信がないのに(S208No)、スタン
バイ系から被疑ポートにつながるネットワーク10から
のフレーム受信があったとの通知があれば(S209Y
es)、被疑ポートに障害が発生していると判断される
ので、自装置をスタンバイ系に切り替え(S210)、
これまでスタンバイ系であった相手装置にアクトとして
動作するように指示を送達し(S211)、監視を終了
する(S213)。スタンバイ系の装置もアクト系に通
知した後終了しているので、ポート障害処理機能104
3、2043の動作は終了する。これまでスタンバイ系
であった相手装置は指示によりアクトとして動作する。
【0076】この例についてさらに具体的に説明する。
【0077】起動したスタンバイ系である第2のルータ
ー2のポート障害処理機能2043はステップS203
によりヘルスチェック要求が成功するポート22を使っ
て第1のルーター1のポート障害処理機能1043に対
してポート11が障害になっている可能性があることを
通知する。その通知により第1のルーター1のポート障
害処理機構1043も起動し、その後、第1のルーター
1のポート障害処理機能1043および第2のルーター
2のポート障害処理機能2043はそれぞれステップS
207およびステップS204により、障害と思われる
ポート11が接続されているネットワーク10からの受
信フレームを監視する。
【0078】この状態で、ネットワーク10上にルータ
ーあてのフレームが発生した場合、同じMACアドレス
が設定されてる第1のルーター1と第2のルーター2の
両方が受信するはずだが、第1のルーター1はポート1
1が障害のため受信できない。第2のルーター2のポー
ト障害処理機能2043は監視中のポート21からフレ
ームを受信すると、ステップS205、ステップS20
6により、ポート21からフレームを受信したことをヘ
ルスチェック要求が成功するポート22を使って第1の
ルーター1のポート障害処理機能1043に通知する。
【0079】第1のルーター1のポート障害処理機能1
043はステップS208とステップS209により、
ポート11からのフレーム受信がないため、自分のポー
ト11の障害だと判断して、ステップS210により、
自分をスタンバイ系として動作するように切り替え、ス
テップS211によりヘルスチェック応答が成功するポ
ート12を使って、第2のルーター2のポート障害処理
機能2043にアクト系になる様要求する。第2のルー
ター2はこの要求をうけてアクト系として動作する。
【0080】ルーターの二重化システムを動作させる制
御プログラムは、記録媒体110、210から制御部1
09、209のデータ処理装置(不図示)に読み込まれ
データ処理装置の動作を制御する。制御部109、20
9は制御プログラムの制御により以下の処理を実行す
る。
【0081】即ち、二重化されたルーターのそれぞれを
同じIPアドレスとMCAアドレスに設定し、それぞれ
のDipスイッチには異なる値を設定し、それぞれの送
信ポートを初期化する処理と、二重化されたルーターを
いずれもスタンバイ状態で立ち上げ、それぞれのヘルス
チェック要求と、ヘルスチェック要求に対応したヘルス
チェック応答により、Dipスイッチの値から所定の基
準で一方のルーターをアクト系に切り替える処理と、ス
タンバイ系のルーターから定期的にヘルスチェック要求
を送信させ、ヘルスチェック要求を受信したアクト系の
ルーターにヘルスチェック応答を送信させ、スタンバイ
系のルーターはヘルスチェック応答を確認してアクト系
のルーターの正常を確認する処理と、アクト系のルータ
ーからのヘルスチェック応答のない場合にヘルスチェッ
クの送信ポートを所定の基準で新たな送信ポートに切り
替えてヘルスチェック要求とヘルスチェック応答とを継
続させる処理と、ヘルスチェック応答の不着による新た
な送信ポートへの切り替え回数が所定の回数を超えた場
合にスタンバイ系のルーターをアクト系に切り替えアク
ト系のルーターをスタンバイ系に切り替える処理と、ヘ
ルスチェック応答がない場合にスタンバイ系とアクト系
のポート障害処理機能を起動させる処理と、ポート障害
処理機能が障害被疑ポートに接続するネットワークを経
由したフレームの受信を監視し、スタンバイ系のルータ
ーが受信してもアクト系のルーターに受信がない場合に
スタンバイ系のルーターをアクト系に切り替えアクト系
のルーターをスタンバイ系に切り替える処理と、を実行
する。
【0082】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。図4は本発明の第2の
実施の形態のスイッチハブの二重化システムを有するネ
ットワーク接続方式の模式的ブロック構成図である。
【0083】図4を参照すると、本実施例は図1に示さ
れたルーティング処理部がブリッジ処理部になっている
点で異なり、装置1と装置2はルーターではなくスイッ
チングハブに相当する。それ以外の構成については相当
する第1の実施の形態と同じなので説明を省略する。
【0084】スイッチングハブはIPアドレスを使用し
ていないが、二重化制御機能604,704については
元来IPアドレスを使用していないため、スイッチング
ハブでも第1の実施の形態のルーターの場合と全く同様
に動作することができる。
【0085】そのため、アクト系のスイッチングハブの
障害やポートの障害が発生しても、第1の実施例のルー
ターの二重化システムの場合と全く同じ論理で、バック
アップをアクト系に変更して、データフレームの転送を
継続できるのでこれも説明を省略する。
【0086】従って、ここでは同じMACアドレスを持
つ2台のスイッチングハブが存在している場合の端末間
のフレーム転送について考える。
【0087】図4に示すようなネットワーク構成でスイ
ッチングハブ6がアクト系、スイッチングハブ7がスタ
ンバイ系で動作しているとする。
【0088】端末8と、端末9はスイッチングハブで接
続される端末なので、同じネットワークアドレスを持っ
ていなければならない。そこで端末8にはIPアドレス
“1.2.10.8”が端末9にはIPアドレス“1.2.10.9”が
設定されているているものとする。
【0089】また、端末8にはMACアドレス“00:00:
00:00:00:08” が、端末9にはMACアドレス“00:00:
00:00:00:09”が設定されていたものとする。
【0090】この時、端末8から端末9に通信が発生し
たとする。端末8は端末9のネットワークアドレスが自
分のネットワークアドレスと同じなので、ARPパケッ
ト等を使用して端末9のMACアドレス“00:00:00:00:
00:09” を知ることができ、宛先アドレスとして端末9
のMACアドレスを指定してフレームをEtherネッ
ト60に送信する。
【0091】スイッチングハブ6の受信処理部606は
ルーターの受信処理部とは違って全てのフレームを受信
するので、受信したフレームをブリッジ処理部608に
渡す。ブリッジ処理部608は宛先MACアドレス“0
0:00:00:00:00:09”を見て、そのMACアドレスならポ
ート62の配下に有ることを知っているので、送信処理
部605にポート62を使って、そのフレームを送信す
る様要求する。送信処理部605はスイッチングハブ6
がアクト系として動作していることを認識しているの
で、ポート62にフレームを送信する。
【0092】一方、スイッチングハブ7でも同様な処理
が行われているが、スイッチングハブ7の送信処理部7
05は自分自身がスタンバイ系として動作していること
を認識するのでブリッジ処理部708から渡されたパケ
ットは送信せずに破棄してしまう。
【0093】以上によって、端末9は端末8からのデー
タを受け取ることができる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように本発明のネットワー
クシステムと転送障害回避方法では、ネットワーク上に
全く同じIPアドレス、全く同じMACアドレスを持つ
2台のルーターが存在する二重化システムを構成してお
り、この結果片方のルーターに障害が発生した場合、も
う1台のルーターでバックアップでき、また送信ポート
の障害の場合には自動的に送信ポートの切り替えができ
るので、端末間のデータ転送の失敗を最小限にくい止め
られという効果がある。この結果ネットワーク上の再送
処理も減り、帯域を有効に使用できることにもなる。
【0095】その理由は、スタンバイ系のルーターが通
常のフレームに対して受信行為のみを行い、送信行為を
しないが、常にアクト系のルーターを監視する機能を有
しているためである。
【0096】さらに、本発明の効果を整理すると、ネッ
トワーク内に同一IPアドレス、同一MACアドレスを
持つルーターが2台存在していても端末間の通信が問題
なくでき、ネットワーク内に同一MACアドレスを持つ
スイッチングハブが2台存在していても端末間の通信が
問題なくでき、同一MACアドレスを持つルーターある
いはスイッチングハブ間で、専用の接続をせずにネット
ワークを使ってヘルスチェックデータを送受信でき、1
台のルーターあるいはスイッチングハブが故障等でダウ
ンしても、バックアップ用のルーターあるいはスイッチ
ングハブで通信を継続でき、ルーターあるいはスイッチ
ングハブに接続されているポートの障害でも、バックア
ップ用のルーターあるいはスイッチングハブに切り替わ
り、バックアップ用のルーターあるいはスイッチングハ
ブが動き出してもネットワークに接続されている端末に
設定の変更が必要ないことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のルータの二重化シ
ステムを有するネットワーク接続方式の模式的ブロック
構成図である。
【図2】図1のルーターのヘルスチェック要求送信処理
機能およびヘルスチェック応答送信処理機能の動作の概
要を示すフローチャートである。
【図3】ポート障害処理機能の動作の概要を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態のスイッチハブの二
重化システムを有するネットワーク接続方式の模式的ブ
ロック構成図である。
【符号の説明】
1 第1のスイッチハブ 10、20、n0 ネットワーク 11、12、1n、21、22、2n、61、62、6
n、71、72、7nポート 101、201 IPアドレス 102、202、602、702 MACアドレス 103、203、603、703 Dipスイッチ 104、204、604、704 二重化制御装置 105、205、605、705 送信処理部 106、206、606、706 受信処理部 107、207 ルーティング処理部 109、209、609、709 制御部 110、210、610、710 記録媒体 3、4、8、9 端末 6 第1のスイッチハブ 608、708 ブリッジ処理部 7 第2のスイッチハブ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 H04L 12/46 H04L 12/24 - 12/28 H04L 29/14

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれに一台以上の端末が接続した一
    つ以上のネットワークを介して端末間の通信を接続する
    ネットワークシステムであって、 該ネットワークシステムは二重化された接続機器を備
    え、 二重化された前記接続機器は、いずれも通信の接続を実
    行するアクト系と予備のスタンバイ系とに切り替えが可
    能で、それぞれが共通に、通信接続処理部と、同じ値の
    物理アドレスと、所定の基準に従って異なる値が設定さ
    れた不揮発性メモリと、二重化システムを監視して制御
    する二重化制御部と、前記二重化制御部と前記通信接続
    処理部とからの通常のパケット送信要求をアクト系の場
    合には送信し、スタンバイ系の場合には前記二重化制御
    部からのヘルスチェック関連のパケットのみを送信する
    送信処理部と、前記ネットワーク上を流れるフレームの
    内でアドレスが自装置の物理アドレスと一致するフレー
    ムを受信データとして取り込む受信処理部と、各要素を
    制御する制御部と、制御のためのプログラムを記録した
    記録媒体と、前記ネットワークと接続する一つ以上のポ
    ートと、を備え、 前記二重化制御部は、スタンバイ系の場合所定の前記ポ
    ートから所定の前記ネットワークを経由して相手装置に
    周期的にヘルスチェック要求を送信し、アクト系の場合
    相手装置から送信されたヘルスチェック要求を受信する
    とヘルスチェック応答を発信し、アクト系からスタンバ
    イ系へのヘルスチェック応答の状態から障害の状態を判
    定し、ヘルスチェック応答のない場合にヘルスチェック
    の送信ポートを所定の基準で新たな前記ポートと前記ネ
    ットワークに切り替えてヘルスチェック要求とヘルスチ
    ェック応答とを継続させ、ヘルスチェック応答の不着に
    よる新たな送信ポートへの切り替え回数が所定の回数を
    超えた場合に、アクト系とスタンバイ系の切り替えを行
    うための機能を有する、ことを特徴とする二重化された
    接続機器を備えたネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 前記接続機器がルーターであり、前記通
    信接続処理部がルーティング処理部であり、それぞれの
    前記ルーターが同一の値のIPアドレスを有する請求項
    1に記載の二重化された接続機器を備えたネットワーク
    システム。
  3. 【請求項3】 前記接続機器がスイッチングハブであ
    り、前記通信接続処理部がブリッジ処理部である請求項
    1に記載の二重化された接続機器を備えたネットワーク
    システム。
  4. 【請求項4】 前記物理アドレスがMACアドレスであ
    る請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の二重化
    された接続機器を備えたネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 前記不揮発性メモリがDipスイッチで
    ある請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の二重
    化された接続機器を備えたネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 それぞれに一台以上の端末が接続した一
    つ以上のネットワークを介して端末間の通信を接続し、
    接続のための二重化された接続機器を備えたネットワー
    クシステムの接続障害回避方法であって、 二重化された前記接続機器のそれぞれを同じ値の物理ア
    ドレスに設定し、それぞれの不揮発性メモリには異なる
    値を設定し、それぞれのヘルスチェックのための送信ポ
    ートを初期化し、 二重化された前記接続機器をいずれもスタンバイ状態で
    立ち上げ、それぞれのヘルスチェック要求と、ヘルスチ
    ェック要求に対応したヘルスチェック応答により、前記
    不揮発性メモリに設定された値の比較から所定の基準で
    一方の接続機器をアクト系に切り替え、 スタンバイ系の前記接続機器から定期的にヘルスチェッ
    ク要求を送信させ、ヘルスチェック要求を受信したアク
    ト系の前記接続機器にヘルスチェック応答を送信させ、
    スタンバイ系の前記接続機器はヘルスチェック応答を確
    認してアクト系の前記接続機器の正常を確認し、 アクト系の前記接続機器からのヘルスチェック応答のな
    い場合にヘルスチェックの送信ポートを所定の基準で新
    たな送信ポートに切り替えてヘルスチェック要求とヘル
    スチェック応答とを継続させ、 ヘルスチェック応答の不着による新たな送信ポートへの
    切り替え回数が所定の回数を超えた場合に、スタンバイ
    系の前記接続機器をアクト系に切り替えアクト系の前記
    接続機器をスタンバイ系に切り替える、ことを特徴とす
    る二重化された接続機器を備えたネットワークシステム
    の接続障害回避方法。
  7. 【請求項7】 スタンバイ系の前記接続機器にアクト系
    の前記接続機器からのヘルスチェック応答がない場合
    に、さらにスタンバイ系とアクト系のポート障害処理機
    能を起動させ、 該ポート障害処理機能が障害被疑ポートに接続する前記
    ネットワークを経由したフレームの受信を監視し、スタ
    ンバイ系の前記接続機器が受信してもアクト系の前記接
    続機器に受信がない場合にスタンバイ系の前記接続機器
    をアクト系に切り替えアクト系の前記接続機器をスタン
    バイ系に切り替える、請求項6に記載の二重化された接
    続機器を備えたネットワークシステムの接続障害回避方
    法。
  8. 【請求項8】 前記接続機器がルーターである請求項6
    または請求項7に記載の二重化された接続機器を備えた
    ネットワークシステムの接続障害回避方法。
  9. 【請求項9】 前記接続機器がスイッチングハブである
    請求項6または請求項7に記載の二重化された接続機器
    を備えたネットワークシステムの接続障害回避方法。
  10. 【請求項10】 二重化された接続機器を備えたネット
    ワークシステムの接続障害を回避するための制御プログ
    ラムを記録した記録媒体であって、 二重化された前記接続機器のそれぞれを同じ値の物理ア
    ドレスに設定し、それぞれの不揮発性メモリには異なる
    値を設定し、それぞれのヘルスチェックの送信ポートを
    初期化する手順と、 二重化された前記接続機器をいずれもスタンバイ状態で
    立ち上げ、それぞれのヘルスチェック要求と、ヘルスチ
    ェック要求に対応したヘルスチェック応答により、前記
    不揮発性メモリに設定された値の比較から所定の基準で
    一方の接続機器をアクト系に切り替える手順と、 スタンバイ系の前記接続機器から定期的にヘルスチェッ
    ク要求を送信させ、ヘルスチェック要求を受信したアク
    ト系の前記接続機器にヘルスチェック応答を送信させ、
    スタンバイ系の前記接続機器はヘルスチェック応答を確
    認してアクト系の前記接続機器の正常を確認する手順
    と、 アクト系の前記接続機器からのヘルスチェック応答のな
    い場合にヘルスチェックの送信ポートを所定の基準で新
    たな送信ポートに切り替えてヘルスチェック要求とヘル
    スチェック応答とを継続させる手順と、 ヘルスチェック応答の不着による新たな送信ポートへの
    切り替え回数が所定の回数を超えた場合に、スタンバイ
    系の前記接続機器をアクト系に切り替えアクト系の前記
    接続機器をスタンバイ系に切り替える手順と、 ヘルスチェック応答がない場合にスタンバイ系とアクト
    系のポート障害処理機能を起動させる手順と、 該ポート障害処理機能が障害被疑ポートに接続するネッ
    トワークを経由したフレームの受信を監視し、スタンバ
    イ系の前記接続機器が受信してもアクト系の前記接続機
    器に受信がない場合にスタンバイ系の前記接続機器をア
    クト系に切り替えアクト系の前記接続機器をスタンバイ
    系に切り替える手順と、を実行させるためのプログラム
    を記録した記録媒体。
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