JP2003051835A - ネットワーク間接続方法、仮想ネットワーク間接続装置およびその装置を用いたネットワーク間接続システム - Google Patents

ネットワーク間接続方法、仮想ネットワーク間接続装置およびその装置を用いたネットワーク間接続システム

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JP2003051835A JP2001376361A JP2001376361A JP2003051835A JP 2003051835 A JP2003051835 A JP 2003051835A JP 2001376361 A JP2001376361 A JP 2001376361A JP 2001376361 A JP2001376361 A JP 2001376361A JP 2003051835 A JP2003051835 A JP 2003051835A
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    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/55Prevention, detection or correction of errors
    • H04L49/552Prevention, detection or correction of errors by ensuring the integrity of packets received through redundant connections

Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮想ルータに接続されている回線のうち、複
数の回線が切断されてもデータ中継を可能にする。 【解決手段】 同一のネットワーク内に接続された複数
のルータ10,11が、実装するVRRPによってマス
タとバックアップの関係に設定されて仮想ルータを構築
し、このネットワークまたは外部のネットワークから入
力するパケットを、宛先のネットワークに送出するネッ
トワーク間接続において、両ルータ10,11に代替ポ
ート10c,11cを設け、この代替ポート10c,1
1c同士を信号線3で接続し、回線AとDの断線時にバ
ックアップ状態のルータ11をマスタ状態に遷移させ、
代替ポート10c,11cを介した経路でPC1または
インターネット2からのパケットを中継する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冗長性を確保す
ることができるVRRP(Virtual Router Redundancy
Protocol:RFC2338)を用いたネットワーク間接続方法、
仮想ネットワーク間接続装置およびその装置を用いたネ
ットワーク間接続システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】VRRPは、デフォルトルータによるデ
フォルトルートの設定のみを頼りにして動作するホスト
装置を助けるために作られたプロトコルであり、同一ネ
ットワーク上に設置されている複数台のネットワーク間
接続装置(ルータ)を組み合わせ、ルータ同士の負荷分
散およびバックアップ機能を実現するものである。すな
わち、このVRRPは、グループ化された複数台のルー
タを、ネットワーク上に設置されたノード(例えばホス
ト装置や他のルータ)から一台の仮想ルータとして認識
できるようにするものである。
【0003】このようなグループ化されたルータは、イ
ンターフェースで設定された優先度やIPアドレスオー
ナーであるかなどを基準にしてそれぞれマスタルータ
(仮想ルータ)とバックアップルータが決定されてお
り、VRID(Virtual Router Identifier)毎にIP
アドレスが設定され、該当VRIDのマスタルータのみ
がそのIPアドレスを用いて実際にパケットの中継処理
を行っている。なお、このIPアドレスは、ルータ自身
に設定されているIPアドレスとは別の仮想ルータとし
てのIPアドレスである。
【0004】マスタルータは、広告(Advertisement)
パケットをLAN上に定期的に送信することによって正
常に動作していることをバックアップルータに通知して
いる。バックアップルータは、広告パケットを受信する
ことによってマスタルータが動作していることを確認
し、この確認ができている間はスタンバイ状態を維持す
る。また、バックアップルータは、一定時間に広告パケ
ットを受信できなかった場合には、マスタルータや回線
などに異常が生じ、経路上に障害が発生したと判断し
て、マスタルータに遷移してパケットの中継処理を行
う。
【0005】図21は、VRRPを用いた仮想ルータの
従来のシステム構成の概念を示す構成図である。図にお
いて、ルータ10は、図示しないインターフェースに設
けられた回線接続用の2つの物理ポート10a,10b
を有しており、物理ポート10aは回線Aを介してホス
ト装置であるPC1と接続され、また物理ポート10b
は回線Cを介してインターネット2と接続されている。
ルータ11も、図示しないインターフェースに設けられ
た回線接続用の2つの物理ポート11a,11bを有し
ており、物理ポート11aは回線Bを介してPC1と接
続され、また物理ポート11bは回線Dを介してインタ
ーネット2と接続されている。また、上述した基準に基
づいて、例えばルータ10は予めマスタルータに設定さ
れており、ルータ11は予めバックアップルータに設定
されている。
【0006】ルータ10は、IPアドレスが設定された
仮想ルータZとして通信データの中継を行っている。ま
た、ルータ10は、設定されたインターフェースに対し
て広告パケットを定期的に送出することにより、ルータ
10自身が正常に動作していることをバックアップルー
タ11に知られている。これにより、PC1は、2台の
ルータ10,11を意識することなく、仮想ルータZに
対して上記IPアドレスを指定して通信データを送出す
ることができる。
【0007】ここで、例えば回線Aが切断されてしまっ
た場合、ルータ11の物理ポート11aには広告パケッ
トが届かなくなるので、ルータ11が仮想ルータZとし
て機能し、通信データの中継動作を行う。したがって、
PC1から送出された通信データは、回線Bを介してル
ータ11に入力し、物理ポート11bから回線Dを介し
てインターネット2に中継することが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、回線Aの断線状態からさらに回線Dが断線さ
れてしまうと、ルータ11での中継動作が行えなくな
り、仮想ルータZとして機能しなくなるので、PC1か
らインターネット2へのアクセスができなくなってしま
う。このように、従来例では、仮想ルータZを構成して
いる全てのルータに接続されている回線のうち、各ルー
タに接続されているそれぞれ1本でも回線が切断されて
しまうとデータ中継ができなくなるという問題点があっ
た。
【0009】この発明は、上記問題点に鑑みなされたも
ので、仮想ルータに接続されている回線のうち、経路障
害が発生し複数の回線が切断されてもデータ中継を行う
ことができるネットワーク間接続方法、仮想ネットワー
ク間接続装置およびその装置を用いたネットワーク間接
続システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、同一のネットワーク内に接続された
複数のネットワーク間接続装置が、実装するVRRPに
よってマスタとバックアップの関係に設定されて仮想ネ
ットワーク間接続装置を構築し、前記ネットワークまた
は外部のネットワークから入力するパケットを、宛先の
ネットワークに送出するネットワーク間接続方法におい
て、前記各ネットワーク間接続装置は、インターフェー
スの代替用ポートを少なくとも1つ有し、互いの該代替
用ポート同士を接続させ、経路上の障害時に前記代替用
ポートを用いて前記パケットを転送することを特徴とす
るネットワーク間接続方法が提供される。
【0011】この発明によれば、仮想ネットワーク間接
続装置を構築する複数のネットワーク間接続装置に、イ
ンターフェースの代替用ポートを設け、これら代替用ポ
ートを信号線で接続させ、経路上の障害、例えば伝送路
の断線時にバックアップ状態をマスタ状態に遷移させ、
さらにこれら代替用ポートを経由した経路でパケットを
転送して、各ネットワーク間接続装置のそれぞれ1本ず
つの伝送路切断に対応する。
【0012】この発明の請求項2では、上記発明におい
て、ネットワーク間接続装置は、識別用のアドレスが付
与されるとともに、マスタ状態またはバックアップ状態
に設定されており、前記経路上の障害に応じてバックア
ップ状態のネットワーク間接続装置がマスタ状態に切り
替わるとともに、前記インターフェースの物理ポートを
用いて前記パケットを転送することを特徴とする。
【0013】この発明によれば、バックアップ状態に設
定されたネットワーク間接続装置を、経路上の障害に応
じてマスタ状態に切り替え、代替用ポートを用いてパケ
ット転送を行い、各ネットワーク間接続装置のそれぞれ
1本ずつの伝送路切断に対応する。
【0014】この発明の請求項3では、上記発明におい
て、ネットワーク間接続装置は、識別用のアドレスが付
与される代替用ポートが存在する複数のインターフェー
スを有し、該各インターフェースがマスタ状態またはバ
ックアップ状態に設定されており、前記経路上の障害に
応じてバックアップ状態のインターフェースのうち、少
なくとも1つのインターフェースがマスタ状態に切り替
わるとともに、前記代替用ポートを用いてパケットを転
送することを特徴とする。
【0015】この発明によれば、個々のインターフェー
スが経路上の障害に応じて状態を遷移させて、代替用ポ
ートを用いてパケット転送を行い、各ネットワーク間接
続装置のそれぞれ1本ずつの伝送路切断に対応する。
【0016】この発明の請求項4では、上記発明におい
て、前記ネットワーク間接続方法では、前記ネットワー
ク間接続装置は、識別用のアドレスが付与されるととも
に、マスタ状態またはバックアップ状態に設定されてお
り、前記バックアップ状態のネットワーク間接続装置
は、前記経路上の障害時に前記状態の遷移を通知するパ
ケットを、前記代替ポートを介して前記マスタ状態のネ
ットワーク間接続装置に送信し、該マスタ状態のネット
ワーク間接続装置は、転送するパケットのあて先と当該
パケットの出力先であるインターフェースの物理ポート
の情報が記憶されているブリッジテーブルをクリアする
ことを特徴とする。
【0017】この発明によれば、例えば広告パケットが
受信されず、マスタダウンタイマ満了による経路上の障
害発生時に、バックアップ状態のネットワーク間接続装
置は、自装置がマスタ状態になることを通知する遷移通
知パケットを代替ポートから送信し、このパケットを受
信したネットワーク間接続装置は、ブリッジテーブルを
クリアすることで、代替ポートを含む全てのポートから
のパケット送信を可能にする。
【0018】この発明の請求項5では、上記発明におい
て、前記マスタ状態のネットワーク間接続装置は、前記
代替ポートを介して前記遷移通知のパケットを受信する
ことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、マスタ状態におけるネ
ットワーク間接続装置が代替ポートを介して遷移通知の
パケットを受信すると、ブリッジテーブルをクリアし
て、障害が発生した経路上でのパケット送信に代わり、
代替ポートからの転送パケットの送受信を可能にする。
【0020】この発明の請求項6では、上記発明におい
て、前記ネットワーク間接続方法では、論理的に前記イ
ンターフェースにそれぞれ異なる物理ポートと代替ポー
トが存在するように設定するとともに、該物理ポート毎
にマスタ状態またはバックアップ状態が設定され、経路
上の障害時に前記代替用ポートを用いて前記パケットを
転送することを特徴とする。
【0021】この発明によれば、インターフェースに異
なる複数の物理ポートと代替ポートが存在するように設
定し、かつこの物理ポート毎に、マスタ状態またはバッ
クアップ状態を設定し、このマスタ状態の物理ポートを
用いてパケット転送を可能にするとともに、障害発生時
には代替ポートを用いてパケット転送を可能にする。
【0022】この発明の請求項7では、上記発明におい
て、前記ネットワーク間接続方法では、前記物理ポート
は、仮想ネットワークの識別用アドレスが付与され、か
つ前記代替ポートは、前記物理ポートに付与された前記
識別用番号と同じ番号が少なくとも1つ付与されること
を特徴とする。
【0023】この発明によれば、物理ポートには例えば
VLANIDなどのVLANグループの識別用番号が付
加されており、代替ポートにはこの識別用番号と同一の
番号を付与することにより、経路上の障害時における切
り替えを可能にしている。
【0024】この発明によれば、代替用ポートを通常使
用する物理ポートに論理的に設定することも、また通常
使用する物理ポートとは別の物理ポートとすることも可
能となる。
【0025】この発明の請求項9では、上記発明におい
て、ネットワーク間接続装置に存在する物理ポートのう
ちの少なくとも1つの物理ポートを、前記複数のインタ
ーフェースの代替用ポートとして割り当て、論理的に前
記各インターフェースにそれぞれ異なる代替用ポートが
存在するように設定し、該代替用ポート同士をそれぞれ
接続させるとともに、前記パケットに仮想ネットワーク
を特定する識別子を付加し、前記パケットを振り分ける
振分装置が前記識別子に応じて前記仮想ネットワークが
所属するインターフェースを特定し、該特定したインタ
ーフェースの物理ポートに前記パケットを転送すること
を特徴とする。
【0026】この発明によれば、例えば1つの物理ポー
トを複数のインターフェースの代替用ポートとして割り
当て、論理的に異なる代替用ポートが存在するようにす
ることで、物理ポートを効率的に使用して各ネットワー
ク間接続装置のそれぞれ1本ずつの伝送路切断に対応す
る。
【0027】この発明の請求項10では、上記発明にお
いて、前記インターフェースが使用する少なくとも2つ
の物理ポートを、複数のインターフェースの通常使用す
る物理ポートと代替用ポートとして割り当て、論理的に
前記各インターフェースにそれぞれ異なる物理ポートと
代替用ポートが存在するように設定し、前記パケットを
振り分ける振分装置との間で前記通常使用している物理
ポート同士および代替用ポート同士を接続させるととも
に、前記振分装置が前記パケットに仮想ネットワークを
特定する識別子を付加し、前記識別子に応じて前記仮想
ネットワークが所属するインターフェースを特定し、該
特定したインターフェースの物理ポートに前記パケット
を転送することを特徴とする。
【0028】この発明によれば、通常使用する例えば2
つの物理ポートを、複数のインターフェースの物理ポー
トと代替用ポートに割り当て、論理的に異なる物理ポー
トと代替用ポートが複数存在するようにすることで、物
理ポートを効率的に使用して各ネットワーク間接続装置
のそれぞれ1本ずつの伝送路切断に対応する。
【0029】この発明によれば、バックアップ状態で、
かつ代替用ポートでのパケット受信の場合は、マスタ状
態でのネットワーク間接続装置によるパケット受信のみ
が有効となり、パケットの輻輳を防ぐ。
【0030】この発明の請求項12では、上記発明にお
いて、マスタ状態のネットワーク間接続装置は、前記物
理ポートのダウンを検出し、当該物理ポートがダウンし
た場合には、優先度0の広告パケットを送信し、また前
記バックアップ状態のネットワーク間接続装置は、前記
優先度0の広告パケットを受信した場合には、自己の状
態をマスタ状態に遷移することを特徴とする。
【0031】この発明によれば、回線の断線などによっ
て物理ポートのダウンを検出した場合には、優先度0の
広告パケットを送信することによって、バックアップ状
態のネットワーク間接続装置に報知して、マスタ状態へ
の迅速な遷移を促す。
【0032】この発明の請求項13では、上記発明にお
いて、マスタ状態のネットワーク間接続装置は、前記優
先度0の広告パケットを代替用物理ポートから送信する
ことを特徴とする。
【0033】この発明によれば、基本的には広告パケッ
トを送信しない代替用物理ポートから、優先度0の広告
パケットを送信することで、迅速な報知を可能とする。
【0034】この発明の請求項14では、同一のネット
ワーク内に接続され、VRRPを用いてマスタとバック
アップの関係が設定される複数のネットワーク間接続装
置によって構築され、入力するパケットの転送を行う仮
想ネットワーク間接続装置において、前記ネットワーク
間接続装置は、インターフェースの少なくとも1つの代
替用ポートと、自装置と他のネットワーク間接続装置の
代替用ポート同士を接続させる接続手段と、経路上の障
害に応じて前記ネットワーク間接続装置をバックアップ
状態からマスタ状態に切り替える状態切替手段と、前記
経路上の障害時に、前記代替用ポートを用いて前記パケ
ットを転送する転送手段とを備えたことを特徴とする。
【0035】この発明によれば、経路上の障害、例えば
伝送路の断線が発生すると、それに応じて状態切り替え
手段がバックアップ状態のネットワーク間接続装置をマ
スタ状態に切り替え、転送手段が代替用ポートを用いて
パケット転送を行い、各ネットワーク間接続装置のそれ
ぞれ1本ずつの伝送路断線に対応する。
【0036】この請求項15では、同一のネットワーク
内に接続され、VRRPを用いてマスタとバックアップ
の関係が設定される複数のネットワーク間接続装置によ
って構築される仮想ネットワーク間接続装置において、
ネットワーク間接続装置は、識別用のアドレスが付与さ
れるとともに、マスタ状態またはバックアップ状態に設
定され、物理ポートを介してパケットの伝送を行うイン
ターフェースと、前記インターフェースの少なくとも1
つの代替用ポートと、自装置と他のネットワーク間接続
装置の代替用ポート同士を接続させる接続手段と、経路
上の障害に応じて前記インターフェースをバックアップ
状態からマスタ状態に切り替える状態切替手段と、前記
経路上の障害時に、前記代替用ポートを用いて前記パケ
ットを転送する転送手段とを備えたことを特徴とする。
【0037】この発明によれば、経路上の障害、例えば
伝送路の断線が発生すると、それに応じて状態切替手段
がバックアップ状態のインターフェースをマスタ状態に
遷移させて、転送手段が代替用ポートを用いてパケット
転送を行い、各ネットワーク間接続装置のそれぞれ1本
ずつの伝送路断線に対応する。
【0038】この発明の請求項16では、上記発明にお
いて、前記仮想ネットワーク間接続装置は、前記経路上
の障害時に状態の遷移を通知するパケットを送信する状
態通知手段と、転送するパケットのあて先と当該パケッ
トの出力先であるインターフェースの物理ポートの情報
が記憶されているブリッジテーブルと、前記遷移通知の
パケットを受け取ると、前記ブリッジテーブルをクリア
するテーブルクリア手段とを、さらに備えたことを特徴
とする。
【0039】この発明によれば、経路上の障害が発生す
ると、バックアップ状態におけるネットワーク間接続装
置の状態通知手段が送信する遷移通知のパケットを、マ
スタ状態におけるネットワーク間接続装置が受け取る
と、そのテーブルクリア手段がブリッジテーブルをクリ
アすることで、代替ポートを含む全てのポートからのパ
ケット送信を可能にする。
【0040】この発明の請求項17では、上記発明にお
いて、前記マスタ状態におけるネットワーク間接続装置
のテーブルクリア手段は、前記代替ポートを介して前記
遷移通知のパケットを受け取ると、前記ブリッジテーブ
ルをクリアすることを特徴とする。
【0041】この発明によれば、テーブルクリア手段
は、遷移通知のパケット受信によってブリッジテーブル
をクリアして、代替ポートからの転送パケットの送受信
を可能にする。
【0042】この発明の請求項18では、上記発明にお
いて、前記ネットワーク間接続装置は、論理的に存在す
るように設定され、かつそれぞれ異なる前記インターフ
ェースの物理ポートと代替ポートを有し、前記物理ポー
トは、当該ポート毎にマスタ状態とバックアップ状態が
設定されることを特徴とする。
【0043】この発明によれば、物理ポート自体にVR
RP機能によるマスタ状態とバックアップ状態を設定
し、このマスタ状態の物理ポートを介してパケット転送
を行うとともに、障害発生時には代替ポートを介してパ
ケット転送を行う。
【0044】この発明の請求項19では、上記発明にお
いて、前記物理ポートは、仮想ネットワークの識別用番
号が付加され、かつ代替ポートは、前記物理ポートに付
与された識別用番号と同じ番号が少なくとも1つ付与さ
れることを特徴とする。
【0045】この発明によれば、物理ポートと代替ポー
トに同じVLANIDなどの同じ識別用番号を付与する
ことにより、経路上の障害時における切り替えを可能に
している。
【0046】この請求項20では、代替用ポートは、イ
ンターフェースの通常使用する物理ポートを代替用ポー
トとして割り当て、論理的に前記物理ポートとは異なる
代替用ポートが存在するように設定したポート、または
前記通常使用する物理ポートとは別に設けられた物理ポ
ートからなることを特徴とする。
【0047】この発明によれば、代替用ポートを通常使
用する物理ポートに論理的に設定することも、また通常
使用する物理ポートとは別の物理ポートとすることも可
能となる。
【0048】この請求項21では、同一のネットワーク
内に接続され、VRRPを用いてマスタとバックアップ
の関係が設定される複数のネットワーク間接続装置によ
って構築される仮想ネットワーク間接続装置において、
ネットワーク間接続装置は、識別用のアドレスが付与さ
れるとともに、マスタ状態またはバックアップ状態に設
定され、物理ポートを介してパケットの伝送を行う複数
のインターフェースと、前記複数のインターフェースの
代替用ポートとして割り当てられ、論理的に前記各イン
ターフェースにそれぞれ異なる代替用ポートが存在する
ように設定される少なくとも1つの代替用ポートと、自
装置と他のネットワーク間接続装置の前記代替用ポート
同士をそれぞれ接続させる接続手段と、経路上の障害に
応じて前記インターフェースをバックアップ状態からマ
スタ状態に切り替える状態切替手段と、前記経路上の障
害時に、前記代替用ポートを用いて前記パケットを転送
する転送手段とを備えたことを特徴とする。
【0049】この発明によれば、例えば1つの物理ポー
トを複数のインターフェースの代替用ポートとして割り
当て、各インターフェースに論理的に異なる代替用ポー
トが存在するように設定し、経路上の障害、例えば伝送
路の切断時に、転送手段が代替用ポートを用いてパケッ
トを転送することで、物理ポートを効率的に使用して各
ネットワーク間接続装置のそれぞれ1本ずつの伝送路断
線に対応する。
【0050】この請求項22では、同一のネットワーク
内に接続され、VRRPを用いてマスタとバックアップ
の関係が設定される複数のネットワーク間接続装置によ
って構築される仮想ネットワーク間接続装置において、
前記ネットワーク間接続装置は、識別用のアドレスが付
与されるとともに、マスタ状態またはバックアップ状態
に設定され、物理ポートを介してパケットの伝送を行う
複数のインターフェースと、前記インターフェースのポ
ートとして通常使用される物理ポートであって、少なく
とも2つのインターフェースの通常使用する物理ポート
と代替用ポートとして割り当てられ、論理的に当該各イ
ンターフェースにそれぞれ異なる物理ポートと代替用ポ
ートが存在するように設定された物理ポートと、経路上
の障害に応じて前記インターフェースをバックアップ状
態からマスタ状態に切り替える状態切替手段と、前記経
路上の障害時に、前記代替用ポートを用いて前記パケッ
トを転送する転送手段とを備えたことを特徴とする。
【0051】この発明によれば、例えば通常使用する2
つの物理ポートを、複数のインターフェースの物理ポー
トと代替用ポートに割り当て、論理的に異なる物理ポー
トと代替用ポートが複数存在するように設定し、経路上
の障害、例えば伝送路の断線時に、転送手段が代替用ポ
ートを用いてパケットを転送することで、物理ポートを
効率的に使用して各ネットワーク間接続装置のそれぞれ
1本ずつの伝送路断線に対応する。
【0052】この請求項23では、インターフェース
は、バックアップ状態の時に前記代替用ポートからパケ
ットが受信されると、当該パケットを破棄することを特
徴とする。
【0053】この発明によれば、インターフェースがバ
ックアップ状態で、かつその代替用ポートがパケットを
受信した場合には、そのパケットを破棄して、マスタ状
態でのネットワーク間接続装置によるパケット受信のみ
を有効とし、パケットの輻輳を防ぐ。
【0054】この請求項24では、パケットは、仮想ネ
ットワークを特定する識別子が付加され、前記識別子に
応じて前記仮想ネットワークが所属する前記インターフ
ェースを特定し、該特定したインターフェースの物理ポ
ートに前記パケットが転送されることを特徴とする。
【0055】この発明によれば、例えば識別子であるタ
グをパケットに付加するタグVLANを用いてVLAN
を認識させ、VLANが所属するインターフェースの物
理ポートにパケットを転送することで、仮想ネットワー
ク間接続装置の汎用性を高める。
【0056】この請求項25では、仮想ネットワーク間
接続装置は、前記物理ポートのダウンを検出する検出手
段と、優先度0の広告パケットを送信する送信手段とを
さらに備え、前記状態切替手段は、前記広告パケットが
受信されると、前記ネットワーク間接続装置または前記
インターフェースをバックアップ状態からマスタ状態に
切り替えることを特徴とする。
【0057】この発明によれば、回線の断線などによっ
て物理ポートのダウンを検出した場合には、優先度0の
広告パケットを送信することによって、バックアップ状
態のネットワーク間接続装置に報知して、マスタ状態へ
の迅速な遷移を促す。
【0058】この請求項26では、送信手段は、前記広
告パケットを代替用物理ポートから送信することを特徴
とする。
【0059】この発明によれば、基本的には広告パケッ
トを送信しない代替用物理ポートから、優先度0の広告
パケットを送信することで、迅速な報知を可能とする。
【0060】この請求項27では、同一のネットワーク
内に接続され、マスタとバックアップの関係が設定され
るVRRPを用いた複数のネットワーク間接続装置から
なる仮想ネットワーク間接続装置と、設定された1つの
アドレスによって前記ネットワーク間接続装置にパケッ
トを送信するノードと、これら各装置を接続させる伝送
路とを有するネットワーク間接続システムにおいて、前
記仮想ネットワーク間接続装置は、請求項14〜26の
いずれか一つに記載の仮想ネットワーク間接続装置から
なり、経路上の障害に応じて前記代替用ポートを介して
パケットを伝送することを特徴とする。
【0061】この発明によれば、各ネットワーク間接続
装置の代替用ポート同士が接続された請求項14〜26
の仮想ネットワーク間接続装置を備え、経路上の障害、
例えば伝送路の断線時に、この代替用ポートを介してパ
ケットを転送することで、各ネットワーク間接続装置の
それぞれ1本ずつの伝送路断線に対応する。
【0062】この請求項28では、パケットは、仮想ネ
ットワークを特定する識別子が付加され、前記ネットワ
ーク間接続システムは、前記識別子に応じて前記仮想ネ
ットワークが所属する前記インターフェースを特定し、
該特定したインターフェースの物理ポートに前記パケッ
トを振り分ける振分装置をさらに備えたことを特徴とす
る。
【0063】この発明によれば、例えばVLANを認識
用のタグをパケットに付加して、タグVLAN用のスイ
ッチングハブ(振分装置)によってVLANを認識さ
せ、VLANが所属するインターフェースの物理ポート
にパケットを転送することで、仮想ネットワーク間接続
装置の汎用性を高める。
【0064】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係るネットワーク間接続方法、その装置およびそ
の装置を用いたネットワーク間接続システムの好適な実
施の形態を説明する。
【0065】(実施例1)図1は、この発明に係るVR
RPを用いた仮想ルータのシステムにおける実施例1の
構成を示す構成図である。図において、このシステムで
は、図21に示した各ルータ10,11に、回線接続用
の物理ポート10a,10b,11a,11bとは別の
代替用の物理ポート(以下、「代替ポート」という)1
0c,11cを設け、互いの代替ポート10c,11c
を信号線3で接続する構成になっている。これら物理ポ
ートの上位層には図示しないIPアドレスを持つインタ
ーフェースである論理ポートが存在しており、この論理
ポートの代替用の物理ポートが上記代替ポートである。
【0066】この実施例では、例えば物理ポート10a
と11aを有する論理ポートの代替ポートを、代替ポー
ト10c,11cとする。この上位層の論理ポートは、
論理ポート毎にVRRPのマスタ状態とバックアップ状
態が設定されている。この状態設定は、上述したごと
く、予め設定された優先度やIPアドレスオーナーであ
るかなどを基準にしてそれぞれマスタの論理ポートとバ
ックアップの論理ポートが決定されている。物理ポート
は、このポートの上位層の論理ポートの状態に依存して
いる。なお、その他の構成は、図21に示した仮想ルー
タのシステム構成と同じである。以下、同一構成部分に
は、同一符号を付すものとする。
【0067】各ルータ10,11は、同一の構成からな
り、その一例を図2のブロック図に示す。図2におい
て、ルータ10,11は、回線接続用の物理ポート10
a,10b(11a,11b)に繋がる物理インターフ
ェース(以下、「物理I/F」という)20と、代替ポ
ート10c(11c)と物理I/F20が接続されるレ
イヤ2のMACフレーム処理部21と、その上位層のレ
イヤ3のIP処理部22と、VRRP処理部23とから
構成されている。
【0068】MACフレーム処理部21は、図3に示す
ように、代替ポート10c(11c)または物理I/F
20からのパケットを受信するパケット受信部21a
と、代替ポート10c(11c)または物理I/F20
へパケットを送信するパケット送信部21bと、VRR
P状態のデータを記憶するVRRP状態テーブル21c
と、IP処理部22との間でパケットの入出力を行うI
P処理I/F21dとから構成されている。VRRP状
態テーブル21cには、例えば各論理ポートに対するマ
スタ状態またはバックアップ状態を示すデータや優先度
を示すデータなどが記憶されている。
【0069】VRRP処理部23は、図4に示すよう
に、IP処理部22からのパケットを受信するVRRP
パケット受信部23aと、IP処理部22へパケットを
送信するVRRPパケット送信部23bと、VRRP状
態を管理するVRRP状態管理部23cと、広告タイマ
およびマスタダウンタイマの所定時間毎のカウント処理
を行うタイマ処理部23dとから構成されている。VR
RP状態管理部23cは、それぞれの論理ポートまたは
自ルータがマスタ状態であるかバックアップ状態である
かを管理するとともに、タイマ処理部23dの広告タイ
マおよびマスタダウンタイマのカウント状態を管理して
いる。
【0070】次に、このような構成におけるルータの動
作を図5〜図9のフローチャートに基づいて説明する。
ところで、ルータの動作には、大きく分けて3つのイベ
ント、例えばパケット受信、バックアップ状態、マスタ
状態のイベントでの動作がある。この実施例では、図5
〜図7でパケット受信の動作を示し、図8でバックアッ
プ状態からマスタ状態への遷移の動作を示し、図9でマ
スタ状態の動作を説明する。
【0071】なお、ルータ10,11におけるマスタル
ータとバックアップルータの設定は、上述したように、
優先度やIPアドレスオーナーなどの基準によって予め
決まっており、この例では、上記基準に基づいてルータ
10がマスタ状態、ルータ11がバックアップ状態にあ
るものとする。そして、マスタルータは、タイマ処理部
23dのマスタダウンタイマを停止させ、かつ広告タイ
マをスタートさせるものとする。また、バックアップル
ータは、タイマ処理部23dの広告タイマを停止させ、
かつマスタダウンタイマをスタートさせるものとする。
【0072】まず、図5において、MACフレーム処理
部21のパケット受信部21aは、パケットを受信する
と(ステップ101)、VRRP状態テーブル21cを
参照して、バックアップ状態でかつ代替ポートからの入
力かどうかを判断する(ステップ102)。
【0073】ここで、ルータがバックアップ状態でかつ
代替ポートからのパケット受信の場合には、そのパケッ
トを破棄して動作を終了する(ステップ103)。ま
た、ルータがバックアップ状態でない場合、または代替
ポートからの受信でない場合には、パケットの宛先アド
レスであるMACアドレスを参照して自分宛てかどうか
判断する(ステップ104)。
【0074】ここで、自分宛てでない場合には、このパ
ケットをパケット送信部21bに出力して(ステップ1
05)、ここでレイヤ2レベルのフォワーディング処理
を行い、代替ポート以外の物理I/Fから物理ポートへ
出力する(ステップ106)。また、自分宛ての場合に
は、IP処理I/F21dを介してIP処理部22へ上
記パケットを出力し(ステップ107)、ここで上記パ
ケットが広告パケットかどうかパケットのタイプから判
断する(ステップ108)。
【0075】ここで、上記パケットが広告パケットの場
合には、図6に進んでこのルータの現在の状態がバック
アップ状態かどうか判断し(ステップ109)、バック
アップ状態の場合には、マスタダウンタイマをリスター
トする(ステップ110)。また、このルータがバック
アップ状態でない場合には、マスタルータと判断し(ス
テップ111)、次にマスタ状態を継続するかどうか判
断する(ステップ112)。なお、ここでの判断は、受
信した広告パケットの送信元IPアドレス、優先度、自
己のIPアドレス、専制モードオンかどうかで判断す
る。なお、専制モードとは、優先度の低いルータが後か
らマスタ状態になれるかどうかを示すモードで、オンの
場合はそれが可能となることを示している。
【0076】ここで、マスタ状態を継続する場合には、
その状態を維持し(ステップ113)、またマスタ状態
をやめてバックアップ状態になった場合には、VRRP
パケット受信部23aは、マスタダウンタイマをリスタ
ートさせた後(ステップ114)、広告タイマを停止さ
せる(ステップ115)。
【0077】ステップ108において、上記受信したパ
ケットが広告パケットではない場合には、図7に進んで
現在の状態がバックアップ状態かどうか判断し(ステッ
プ117)、バックアップ状態の場合には、受信したパ
ケットを破棄する(ステップ118)。また、ルータが
バックアップ状態でない場合には、IP処理部22によ
るレイヤ3レベルのIP中継処理を行った後(ステップ
119)、MACフレーム処理部21のパケット送信部
21bに出力して、パケット送信部21bによるMAC
ヘッダの処理を行った後に(ステップ120)、物理I
/Fへ送信する(ステップ121)。これにより、物理
I/Fは、物理ポートを介して回線にパケットを送信す
ることができる。
【0078】次に、ルータがバックアップ状態からマス
タ状態に遷移する場合の動作について図8のフローチャ
ートを用いて説明する。図において、VRRPパケット
送信部23bとVRRP状態管理部23cは、タイマ処
理部23dのマスタダウンタイマをモニタしている。
【0079】そして、マスタダウンタイマのカウント値
が満了すると(ステップ201)、VRRP状態管理部
23cは、もう一方のルータに故障が発生したか回線が
断線したと判断して、ルータをマスタ状態に遷移する
(ステップ202)。VRRPパケット送信部23b
は、広告パケットを作成し、上記広告パケットをVRR
Pパケット送信部23bからIP処理部22およびMA
Cフレーム処理部21を介して物理I/Fへ送信し、さ
らに物理I/Fから物理ポートへと送信する(ステップ
203)。
【0080】なお、IP処理部およびMACフレーム処
理部21では、それぞれのヘッダの処理を行った後に広
告パケットを出力している。
【0081】次に、VRRPパケット送信部23bは、
タイマ処理部23dを制御してマスタダウンタイマを停
止させ(ステップ204)、広告タイマをリスタートさ
せる(ステップ205)。そして、広告タイマのリスタ
ートから所定時間経過してカウントが満了すると(ステ
ップ206)、再びステップ203に戻って、広告パケ
ットを送信する。
【0082】これにより、物理ポートから回線を介して
もう一方のルータに広告パケットが送信される。なお、
広告パケットは、基本的には代替ポートからは送信しな
い。
【0083】次に、ルータがマスタ状態にある場合の動
作について図9のフローチャートを用いて説明する。図
において、VRRPパケット送信部23bは、上述した
ごとくタイマ処理部23dの広告タイマをモニタしてい
る。
【0084】そして、VRRPパケット送信部23b
は、この広告タイマが満了すると(ステップ301)、
広告パケットを作成してIP処理部22およびMACフ
レーム処理部21を介して物理I/Fへ送信する(ステ
ップ302)。これにより、物理I/Fは、この広告パ
ケットを物理ポートを介して回線に送信することができ
る。次に、VRRPパケット送信部23bは、広告タイ
マをリスタートさせ(ステップ303)、カウント値が
満了するのを待つ。
【0085】このような仮想ルータのシステムにおい
て、例えば回線AとDが切断された場合、この実施例を
用いると、ルータ10は、広告パケットを物理ポート1
0aから回線Aに送信するが、ルータ11には、回線A
の断線のために上記広告パケットは届かない。
【0086】このため、ルータ11のマスタダウンタイ
マのカウント値は満了し、ルータ11のVRRP状態管
理部23cは、ルータ10に故障が発生したか回線Aが
断線したと判断する。この場合、ルータ11には、回線
Bを介してPC1からパケットが届くので、それによっ
て回線Bが正常であることを確認できる。そこで、VR
RP状態管理部23cは、ルータの状態をバックアップ
状態からマスタ状態にする。
【0087】また、ルータ10は、広告パケットを物理
ポート10bから回線Cにも送信するが、ルータ11に
は、回線Dの断線のために上記広告パケットは届かな
い。このため、ルータ11のマスタダウンタイマのカウ
ント値は満了し、ルータ11のVRRP状態管理部23
cは、ルータ10に故障が発生したか回線CかDが断線
したと判断する。
【0088】このように、回線AとDが断線された場
合、この実施例では、ルータ10,11ともにマスタ状
態になり、PC1からのパケットは、ルータ11の物理
ポート11aから論理ポートに入力し、MACフレーム
処理部21、IP処理部22(図2参照)で中継処理が
なされた後に、代替ポート11cを介して信号線3に出
力される。
【0089】そして、信号線3からのパケットは、ルー
タ10に取り込まれており、ここではスイッチング・リ
ピータ動作が行われるので、パケットは代替ポート10
c、論理ポート、物理ポート10bを通り、回線Cを介
してインターネット2へ送信される。
【0090】また、インターネット2からのパケット
は、回線Cを介してルータ10の物理ポート10bから
論理ポートに入力し、MACフレーム処理部21、IP
処理部22で中継処理がなされた後に、代替ポート10
cを介して信号線3に出力される。そして、信号線3か
らのパケットは、ルータ11に取り込まれており、ここ
ではスイッチング・リピータ動作が行われるので、パケ
ットは代替ポート11c、論理ポート、物理ポート11
aを通り、回線Bを介してPC1へ送信される。
【0091】このように、この実施例1に示した仮想ル
ータのシステムでは、仮想ルータを構築する両ルータに
物理ポートとは別の代替ポートを設け、これら代替ポー
トを信号線で接続し、回線の断線時にバックアップ状態
のルータをマスタ状態に遷移させ、さらにこれら代替ポ
ートを介した経路でパケットを送信するので、各ルータ
のそれぞれ1本の回線が切断されても、良好にパケット
通信を行うことが可能となり、パケット中継の伝送効率
を向上させることができる。
【0092】この実施例では、ルータ自体の状態をバッ
クアップ状態からマスタ状態に遷移させる場合について
説明したが、この発明はこれに限らず、論理ポートをそ
れぞれマスタ状態に遷移することも可能である。以下
に、その実施例を説明する。
【0093】(実施例2)図10は、この発明に係るV
RRPを用いた仮想ルータのシステムにおける実施例2
の構成を示す構成図である。図において、各ルータ1
0,11には、それぞれ2つの論理ポート10A,10
B,11A,11Bが存在しており、それぞれの論理ポ
ート10A,10B,11A,11Bには、VRID、
代表アドレス、優先度および代替ポートが設定されてい
る。
【0094】これら論理ポート10A,10B,11
A,11Bの下位層には、1つの物理ポートと代替ポー
トとが存在している。つまり、図10に示すように、ル
ータ10において、論理ポート10Aには物理ポート1
0eと代替ポート10fが、論理ポート10Bには物理
ポート10gと代替ポート10hがそれぞれ存在してい
る。また、ルータ11において、論理ポート11Aには
物理ポート11eと代替ポート11fが、論理ポート1
1Bには物理ポート11gと代替ポート11hがそれぞ
れ存在している。
【0095】また、このシステムにおいて、ルータ1
0,11は、各ポートを介してスイッチングハブ4,5
とそれぞれ接続されている。すなわち、ルータ10で
は、物理ポート10eが回線Aを介してスイッチングハ
ブ4と接続され、物理ポート10gが回線Cを介してス
イッチングハブ5と接続されている。ルータ11では、
物理ポート11eが回線Bを介してスイッチングハブ4
と接続され、物理ポート11gが回線Dを介してスイッ
チングハブ5と接続されている。なお、スイッチングハ
ブ4,5は、同一ネットワーク上の図示しないホスト装
置と接続されている。
【0096】また、ルータ10,11間においては、代
替ポート10fと11fが信号線14で接続され、代替
ポート10hと11hが信号線15で接続されている。
【0097】このルータ10,11は、レイヤ3のスイ
ッチとして動作するものとして構成する場合には、各論
理ポート毎に異なるIPネットワークを持っている。ま
た、ルータ10,11で仮想ルータを構築する場合に
は、論理ポート単位でグループ化を行い、それぞれの論
理ポート毎にVRRP状態(マスタ状態またはバックア
ップ状態)を持つ。
【0098】マスタ状態の論理ポートは、宛先が代表M
ACアドレスのパケットを受信した際に通常のデータ転
送動作を行い、バックアップ状態の時には、上記パケッ
トを受信しても全て破棄する。しかし、論理ポートは、
他の論理ポートから受信したパケットをデータ転送でき
るように送信することは可能となっている。
【0099】ここで、例えば初期状態として、ルータ1
0の論理ポート10A,10Bがマスタ状態で、ルータ
11の論理ポート11A,11Bがバックアップ状態に
設定されているものとし、この状態で回線Aが断線した
場合を考える。この場合には、論理ポート10Aから回
線Aに出力された広告パケットが、断線によってスイッ
チングハブ4および回線Bを経由して論理ポート11A
に到達されない。したがって、ルータ11は、マスタダ
ウンタイマが満了すると、論理ポート11Aをマスタ状
態に遷移させる。
【0100】これにより、スイッチングハブ4から5へ
のパケット送信は、スイッチングハブ4から回線Bを介
して物理ポート11eに転送(レイヤ2レベルの転送)
され、次いで論理ポート11Aから論理ポート11Bに
転送(レイヤ3レベルの転送)され、物理ポート11g
から回線Dを介してスイッチングハブ5へ転送される。
ここで、論理ポート11Bは、バックアップ状態ではあ
るが、送信を行うことはできる。ただし、バックアップ
状態の論理ポートからマスタ状態の論理ポートへの送信
はできないので、代替ポート11hから代替ポート10
hへは送信されない。
【0101】また、スイッチングハブ5から4へのパケ
ット送信は、スイッチングハブ5から回線Cを介して物
理ポート10gに至り、次いで論理ポート10Bから論
理ポート10Aに転送(レイヤ3レベルの転送)され、
ここで代替ポート10fから信号線14を介して代替ポ
ート11fへ転送される。さらに物理ポート11eから
回線Bを介してスイッチングハブ4へ転送(レイヤ2レ
ベルの転送)される。
【0102】この状態で、例えば回線Dが切断される
と、スイッチングハブ4から5へのパケット送信は、ス
イッチングハブ4から回線Bを介して物理ポート11e
に転送(レイヤ2レベルの転送)され、次いで論理ポー
ト11Aから論理ポート11Bに転送(レイヤ3レベル
の転送)され、ここで、代替ポート11hから信号線1
5を介して物理ポート10hへ転送される。さらに物理
ポート10hから物理ポート10gに転送(レイヤ2レ
ベルの転送)され、物理ポート10gから回線Cを介し
てスイッチングハブ5に転送される。
【0103】また、スイッチングハブ5から4へのパケ
ット送信は、回線Aのみが切断された場合と同様であ
る。
【0104】このように、この実施例2に示した仮想ル
ータのシステムでは、仮想ルータを構築する両ルータに
物理ポートとは別の2つの代替ポートを設け、それぞれ
の代替ポートを接続させるとともに、論理ポートにマス
タ状態とバックアップ状態を設定するので、論理ポート
毎に状態の設定が可能となり、さらに仮想ルータの汎用
性を高めることができる。
【0105】また、この実施例2では、2つずつの代替
ポートを接続することで2系統の代替ルートが設定でき
るので、一方の代替ルートが切断されても、もう一方の
代替ルートを代用することが可能となり、さらに仮想ル
ータの汎用性を高めることができて、パケット中継の伝
送効率を向上させることができる。
【0106】(実施例3)図11は、この発明に係るV
RRPを用いた仮想ルータのシステムにおける実施例3
の構成を示す構成図である。図において、このシステム
では、各ルータ10,11には、例えば18個の物理ポ
ートがあり、そのうちの1つの物理ポートP17を複数
の論理ポート10A〜10D,11A〜11Dの代替用
の代替ポートして用いる。そのために、この実施例3で
は、図12に示すように、MACのパケットに既存のV
LANを識別するタグを付加して送信して、論理ポート
の特定を可能にする。なお、図12中、DはMACヘッ
ダ内の宛先アドレスで、Sは同じく送信元アドレスを示
す。
【0107】図11において、各ルータ10,11に
は、それぞれ4つの論理ポート10A〜10D,11A
〜11Dが存在しており、それぞれの論理ポートには、
実施例2と同様に、VRID、代表アドレス、優先度お
よび代替ポートが設定されている。
【0108】これらの論理ポートの下位層には、1つの
物理ポートと代替ポートとが存在している。つまり、ル
ータ10において、論理ポート10Aには物理ポートP
1と代替ポートP17が、論理ポート10Bには物理ポ
ートP2と代替ポートP17が、論理ポート10Cには
物理ポートP3と代替ポートP17がそれぞれ存在して
いる。また、ルータ11において、論理ポート11Aに
は物理ポートP1と代替ポートP17が、論理ポート1
1Bには物理ポートP2と代替ポートP17が、論理ポ
ート11Cには物理ポートP3と代替ポートP17がそ
れぞれ存在している。
【0109】また、このシステムにおいて、ルータ1
0,11は、各ポートを介してスイッチングハブ4〜7
とそれぞれ接続されている。すなわち、ルータ10で
は、物理ポートP1が回線Aを介してスイッチングハブ
4と接続され、物理ポートP2が回線Cを介してスイッ
チングハブ5と接続され、物理ポートP3が回線Eを介
してスイッチングハブ6と接続され、物理ポートP18
が回線Gを介してスイッチングハブ7と接続されてい
る。
【0110】ルータ11では、物理ポートP1が回線B
を介してスイッチングハブ4と接続され、物理ポートP
2が回線Dを介してスイッチングハブ5と接続され、物
理ポートP3が回線Fを介してスイッチングハブ6と接
続され、物理ポートP18が回線Hを介してスイッチン
グハブ7と接続されている。
【0111】また、ルータ10,11間においては、代
替ポートP17とP17が信号線16で接続されてい
る。図11では、この接続を論理的に示しているので、
ルータ10内の代替ポートP17も、ルータ11内の代
替ポートP17も、信号線16も複数で示しているが、
物理的にはそれぞれ1つの代替ポートであり、1本の信
号線である。なお、ルータ10,11に関するその他の
条件は、実施例2の場合と同様である。
【0112】また、初期状態としては、ルータ10の論
理ポート全てをマスタ状態とし、ルータ11の論理ポー
ト全てをバックアップ状態として動作させ、インターネ
ットなどが接続される上流側への経路もVRRPによる
バックアップを行うものとする。この場合、パケットは
全てルータ10を経由し、スイッチングハブ4〜7は、
そのパケット内のタグの内容を解釈し、そのVLANが
所属する適切なポートにフレームの中継処理を行う。
【0113】この状態において、例えばスイッチングハ
ブ4から5へは、ハブ4、ルータ10の物理ポートP
1、論理ポート10A、論理ポート10B、物理ポート
P2、ハブ5へとパケットが転送されることとなる。ま
た、スイッチングハブ6から上流へは、ハブ6、ルータ
10の物理ポートP3、論理ポート10C、論理ポート
10D、物理ポートP18、ハブ7、上流へとパケット
が転送されることとなる。
【0114】ここで、例えば回線Aが切断され、広告パ
ケットがルータ11の論理ポート11Aに届かなくなる
と、マスタダウンタイマの満了を待って、論理ポート1
1Aは、マスタ状態に遷移する。このため、ハブ4から
5へは、ハブ4、ルータ11の物理ポートP1、論理ポ
ート11A、論理ポート11B、物理ポートP2、ハブ
5へとパケットが転送されることとなる。また、ハブ5
から4へは、ハブ5、ルータ10の物理ポートP2、論
理ポート10B、論理ポート10A、代替ポートP1
7、ルータ11の代替ポートP17、物理ポートP1、
ハブ4へとパケットが転送されることとなる。
【0115】ハブ4から上流へは、ハブ4、ルータ11
の物理ポートP1、論理ポート11A、論理ポート11
D、物理ポートP18、ハブ7、上流へとパケットが転
送されることとなる。また、上流からハブ4へは、上
流、ハブ7、ルータ10の物理ポートP18、論理ポー
ト10D、論理ポート10A、代替ポートP17、ルー
タ11の代替ポートP17、物理ポートP1、ハブ4へ
とパケットが転送されることとなる。
【0116】この状態で、例えば回線Gがさらに切断さ
れ、広告パケットがルータ11の論理ポート11Dに届
かなくなると、マスタダウンタイマの満了を待って、論
理ポート11Dは、マスタ状態に遷移する。このため、
例えばハブ6から上流へは、ハブ6、ルータ10の物理
ポートP3、論理ポート10C、論理ポート10D、代
替ポートP17、ルータ11の代替ポートP17、物理
ポートP18、ハブ7、上流へとパケットが転送される
こととなる。また、上流からハブ6へは、上流、ハブ
7、ルータ11の物理ポートP18、論理ポート11
D、論理ポート11C、物理ポートP3、ハブ6へとパ
ケットが転送されることとなる。
【0117】また例えば、ハブ4から上流へは、ハブ
4、ルータ11の物理ポートP1、論理ポート11A、
論理ポート11D、物理ポートP18、ハブ7、上流へ
とパケットが転送されることとなる。さらに、上流から
ハブ4へは、上流、ハブ7、ルータ11の物理ポートP
18、論理ポート11D、論理ポート11A、物理ポー
トP1、ハブ4へとパケットが転送されることとなる。
【0118】このように、この実施例3に示した仮想ル
ータのシステムでは、仮想ルータを構築する両ルータに
複数の論理ポートの代替用として1つの代替ポートを割
り当て、ルータ間でこの代替ポート同士を接続させると
ともに、論理ポートにVRRP状態を設定し、かつタグ
VLANを用いてVLANを認識できるようにしたの
で、論理ポート毎に状態の設定が可能となり、論理的に
は各論理ポートにそれぞれ異なる代替ポートが存在する
ように見せかけて1つの代替ポートを割り当てることが
でき、さらに仮想ルータの汎用性を高めることができ
て、パケット中継の伝送効率を向上させることができ
る。
【0119】なお、この実施例3では、MACのパケッ
トに付加されたタグによって、VLANを認識させて該
当する論理ポートに上記パケットを転送していたが、こ
の発明では、転送先の論理ポートを認識できる識別子で
あれば、特段これに限らずどのような識別子を用いても
構わない。
【0120】(実施例4)図13は、この発明に係るV
RRPを用いた仮想ルータのシステムにおける実施例4
の構成を示す構成図である。図において、各ルータ1
0,11には、5つの論理ポート10A〜10E,11
A〜11Eが存在しており、これらのポート10A〜1
0E,11A〜11Eの下位層には、1つの物理ポート
と代替ポートが存在している。
【0121】つまり、ルータ10において、論理ポート
10Aには物理ポートP1と代替ポートP2が、論理ポ
ート10Bには物理ポートP3と代替ポートP4が、論
理ポート10Cには物理ポートP5と代替ポートP6
が、論理ポート10Dには物理ポートP7と代替ポート
P8が、論理ポート10Eには物理ポートP8と代替ポ
ートP7がそれぞれ存在している。また、ルータ11に
おいて、論理ポート11Aには物理ポートP1と代替ポ
ートP2が、論理ポート11Bには物理ポートP3と代
替ポートP4が、論理ポート11Cには物理ポートP5
と代替ポートP6が、論理ポート11Dには物理ポート
P7と代替ポートP8が、論理ポート11Eには物理ポ
ートP8と代替ポートP7がそれぞれ存在している。
【0122】ここで、ルータ10,11には、同一のポ
ートP7,P8が2つの論理ポート11D,11Eに存
在しているが、これは通常使用している物理ポートを代
替ポートとして共有することを示している。これらのポ
ートP7,P8は、同じように同一のポートP1,P2
が2つの論理ポートに存在する上流X,Y側のスイッチ
ングハブ8,9と接続されている。この場合にも、実施
例3と同様に、MACパケットに既存のVLANを識別
するタグを付加して送信することで、論理ポートを特定
し、送信されるパケットが通常使っているオリジナルの
パケットなのか、物理ポートを代替ポートとして使用す
るパケットなのかを識別可能にしている。
【0123】この図13では、ルータ10においてポー
トP7は、回線Iを介してハブ8のポートP1に接続さ
れ、ポートP8は回線Jを介してハブ9のポートP1に
接続されている。また、ルータ11においてポートP7
は、回線Kを介してハブ8のポートP2に接続され、ポ
ートP8は回線Lを介してハブ9のポートP2に接続さ
れている。
【0124】この構成において、論理ポート10D,1
1DにおけるポートP7は、物理ポートを、ポートP8
は代替ポートを示し、論理ポート10E,11Eにおけ
るポートP7は、代替ポートを、ポートP8は物理ポー
トを示している。なお、この図では、論理的な接続を示
しているので、実際にはタグVLANによる論理的な接
続は、図14に示すように、1本の物理的な回線によっ
て共有されている。
【0125】また、このシステムにおいて、ルータ1
0,11は、各ポートを介してスイッチングハブ4〜
6,8,9とそれぞれ接続されている。すなわち、ルー
タ10では、物理ポートP1が回線Aを介してスイッチ
ングハブ4と接続され、物理ポートP3が回線Cを介し
てスイッチングハブ5と接続され、物理ポートP5が回
線Eを介してスイッチングハブ6と接続され、論理ポー
ト10Dの物理ポートP7が回線Iを介してスイッチン
グハブ8と接続され、論理ポート10Eの物理ポートP
7が回線と接続されている。
【0126】また、ルータ10,11間においては、代
替ポートP2間が信号線17で、代替ポートP4間が信
号線18で、代替ポートP6間が信号線19でそれぞれ
接続されている。なお、ルータ10,11に関するその
他の条件は、実施例2の場合と同様である。
【0127】このような構成において、初期状態として
は、ルータ10の論理ポート全てをマスタ状態とし、ル
ータ11の論理ポート全てをバックアップ状態として動
作させる。この場合、パケットは全てルータ10を経由
し、スイッチングハブ8,9は、そのパケット内のタグ
の内容を解釈し、そのVLANが所属する適切なポート
にフレームの中継処理を行う。
【0128】この状態において、例えばスイッチングハ
ブ4から上流Xへは、ハブ4、ルータ10の物理ポート
P1、論理ポート10A、論理ポート10D、物理ポー
トP7、ハブ8の物理ポートP1、物理ポートP18、
上流Xへとパケットが転送されることとなる。
【0129】また、スイッチングハブ6から上流Yへ
は、ハブ6、ルータ10の物理ポートP5、論理ポート
10C、論理ポート10E、物理ポートP8、ハブ9の
物理ポートP1、物理ポートP18、上流Yへとパケッ
トが転送されることとなる。
【0130】ここで、例えば回線Iが切断され、広告パ
ケットがルータ11の論理ポート11Dに届かなくなる
と、マスタダウンタイマの満了を待って、論理ポート1
1Dは、マスタ状態に遷移する。なお、この際には、論
理ポート10Eの代替ポートP7とハブ8の代替ポート
P1間の回線Iも同様に断線状態となるが、代替ポート
からは、広告パケットが送信されないので、論理ポート
11Eは、バックアップ状態を維持する。
【0131】この状態において、スイッチングハブ4か
ら上流Xへは、ハブ4、ルータ10の物理ポートP1、
論理ポート10A、論理ポート10D、代替ポートP
8、ハブ9の代替ポートP1、物理ポートP2、ルータ
11(論理ポート11D)の代替ポートP8、物理ポー
トP7、ハブ8の物理ポートP2、物理ポートP18、
上流Xへとパケットが転送されることとなる。
【0132】また、上流Xからスイッチングハブ4へ
は、上流X、ハブ8の物理ポートP18、物理ポートP
2、ルータ11(論理ポート11D)の物理ポートP
7、論理ポート11D、論理ポート11A、物理ポート
P1、ハブ4へとパケットが転送されることとなる。
【0133】例えば、スイッチングハブ5から上流Yへ
は、ハブ5、ルータ10の物理ポートP3、論理ポート
10B、論理ポート10E、物理ポートP8、ハブ9の
物理ポートP1、物理ポートP18、上流Yへとパケッ
トが転送されることとなる。
【0134】また、上流Yからスイッチングハブ5へ
は、上流Y、ハブ5の物理ポートP18、物理ポートP
1、ルータ10(論理ポート10E)の物理ポートP
8、論理ポート10E、論理ポート10B、物理ポート
P3、ハブ5へとパケットが転送されることとなる。
【0135】このように、この実施例4に示した仮想ル
ータのシステムでは、通常使っているポートを代替ポー
トに共有し、この代替ポートをタグVLANのスイッチ
ングハブに接続させるとともに、論理ポートにVRRP
を設定し、かつタグVLANを用いてVLANを認識で
きるようにしたので、論理ポート毎に状態の設定が可能
となり、VLANの設定がないオリジナルのパケットの
中継と代替ポートを用いたVRRPパケットの中継を識
別して実行することができる。
【0136】(実施例5)また、マスタ状態のルータ
は、上述したごとく広告パケットをバックアップ状態の
ルータに送信するが、その送信間隔は、例えば図10に
示した仮想ルータのシステムの場合、1秒間隔であり、
バックアップ状態のルータのマスタダウンタイマは、3
秒に設定されている。すなわち、バックアップルータ
は、マスタダウンタイマをリスタートさせてから3秒以
内に、この広告パケットを受信しないと、バックアップ
状態からマスタ状態に遷移を行うこととなる。
【0137】したがって、図10の回線Aが断線した場
合に、ルータ11がマスタ状態になってデータ中継が切
り替わるのに、最大3秒必要となり、その間データ中継
が行われず、データ中継の信頼性が低下することとな
る。
【0138】そこで、この実施例5では、ルータがバッ
クアップ状態からマスタ状態へ切り替わる時間を短縮し
てルータの状態の即時切り替えを可能とするために、各
ルータ10,11の物理I/F20に(図2参照)、自
身に繋がる物理ポートのダウンを検出する検出手段を設
ける。この検出手段は、例えば物理ポートの物理的な信
号レベル(例えば電圧レベル)を検出し、その信号レベ
ルがある閾値を下回った場合に物理ポートのダウンと判
断できるものであれば、どのようなものであっても構わ
ない。
【0139】そして、図10に示すルータ10の物理ポ
ート10eで、回線Aの断線が発生した場合、ルータ1
0の物理I/F20は、物理ポート10eの信号レベル
の低下から物理ポート10eのダウンを検出し、検出結
果をVRRP処理部23に知らせる。VRRP処理部2
3は、この知らせを受け取ると、代替ポート10f上に
優先度0の広告パケットを送信する。
【0140】この優先度0の広告パケットは、上述した
VRRPの勧告RFC2338で定義されており、マス
タ状態のルータがVRRPへの参加をやめる場合の通知
に使うといった例が示されている。
【0141】この発明では、この広告パケットを受信し
たバックアップ状態のルータが即時マスタ状態に切り替
わるために、この優先度が0の広告パケットを用いる。
【0142】ルータ10から送信された優先度0の広告
パケットは、論理ポート10fから信号線14を介して
ルータ11の物理ポート11fに入力する。この広告パ
ケットは、ルータ11のMACフレーム処理部21、I
P処理部22で各レイヤの処理がなされた後に、VRR
P処理部23に取り込まれる。このVRRP処理部23
は、優先度0の広告パケットを取り込むと、処理部内の
VRRP状態テーブル21cの状態をバックアップ状態
からマスタ状態に書き替える。
【0143】なお、この書き替えでは、該当する論理ポ
ート11Aの状態をマスタ状態に切り替えても良いし、
またはルータ11全体の状態をマスタ状態に切り替える
ように設定しても良い。
【0144】上記書き替えが終了すると、ルータ11
は、広告パケットを送信して自身がマスタルータとなっ
たことを、ルータ10に報知する。
【0145】このように、この実施例5に示した仮想ル
ータのシステムでは、物理ポートのダウンを検出してお
り、上記ダウンが検出されると、マスタルータは優先度
0の広告パケットを送信し、この広告パケットを受信し
たバックアップルータは即時にマスタ状態に切り替わる
ので、マスタダウンタイマのタイムアップを待つまでの
なく、迅速に状態をマスタ状態に遷移でき、このためデ
ータ中継の遅延を防ぐことができ、データ中継の信頼性
を向上させることができる。
【0146】なお、上述したごとく、基本的には、広告
パケットは代替ポートから送信しないが、この実施例5
のように、優先度0の広告パケットを送信する場合に
は、物理ポートがダウンしているので、代替ポートから
の広告パケットの送信を可能としており、またバックア
ップ状態の時に代替ポートからのパケット受信も可能と
なっている。
【0147】(実施例6)ところで、図10に示した構
成では、回線Aが断線した場合に、スイッチングハブ5
からスイッチングハブ4へ転送されるパケットは、回線
Cを介して物理ポート10g、論理ポート10B、論理
ポート10Aと中継され、次に物理ポート10fに中継
されるように学習されていることが必要になる。この物
理ポート10fに中継される場合、実際にはレイヤ2の
ブリッジの中継処理機能になるので、MACフレーム処
理部は、内部に備えたMACアドレスの学習テーブルを
参照してあて先MACアドレスを検索して対応する物理
ポートにパケットを中継することができる。
【0148】しかし、回線Aが断線する前の状態では、
このあて先MACアドレスは、学習によって物理ポート
10eに対応づけられていたので、学習テーブルにこの
エントリが残っていると、パケットは、物理ポート10
eから回線Aへ送信されてしまう。
【0149】例えば、物理的に断線がルータ10で検出
できるケースでは、エントリされているデータは、学習
機能によってクリアが可能であるが、障害の状態が断線
ではなく、ルータ10の物理ポート10eとルータ11
の物理ポート11eの間における何らかの問題の場合、
例えば物理ポート10eとスイッチングハブ4の間に別
のスイッチングハブが介在しているような場合には、問
題がある。すなわち、このような場合には、VRRPの
広告パケットがルータ11に届かなくなるので、ルータ
11がマスタ状態に切り替わる状況になるが、ルータ1
0はこの状況を認識できずに物理ポート10eにパケッ
トを送信してしまうので、通信が不可能になるという問
題点があった。
【0150】そこで、この発明では、図15の構成図に
示すように、ルータ11の論理ポート11Aの状態がバ
ックアップからマスタに切り替わった時点で、代替ポー
トP9からルーティングT10の代替ポートP9経由
で、ルータ10にマスタ状態に遷移した旨の遷移通知パ
ケットを通知して、ルータ10の学習テーブルをクリア
させるように構成する。
【0151】図15において、ルータ10,11の物理
ポートP1には、VLANの識別子V11が、物理ポー
トP2には、VLANの識別子V12が、また代替ポー
トP9には、VLANの識別子V11、V12がそれぞ
れ設定されている。
【0152】なお、スイッチングハブ4とルータ10,
11は、回線N,Oでそれぞれ接続され、スイッチング
ハブ5とルータ10,11は、回線Q,Rでそれぞれ接
続されている。
【0153】また、図16は、この実施例にかかるMA
Cフレーム処理部の構成を示すブロック図である。図に
おいて、図3と異なる点は、この発明のブリッジテーブ
ルを構成する学習テーブル21eが加わった点である。
また、この実施例にかかるVRRP処理部は、図4に示
した構成と同様である。
【0154】パケット受信部21aは、物理I/Fから
入力する各種パケットを受信するとともに、代替ポート
P9から入力する状態通知パケットを受信しており、受
信した各パケットをIP処理I/F21dを介してVR
RP状態管理部23cに出力している。
【0155】パケット送信部21bは、IP処理I/F
21dを介したVRRP状態管理部23cからの指示に
よって、状態通知パケットを送信している。
【0156】学習テーブル21eは、あて先MACアド
レスやそれに対応する物理ポートのデータが格納されて
おり、IP処理I/F21dは、この発明のテーブルク
リア手段を構成し、この学習ポート21eに対して、デ
ータの書き込み、読み出しを行うとともに、パケット受
信部21aから状態通知パケットが入力すると該当する
エントリをクリアしている。
【0157】このような構成において、ルータ11がバ
ックアップ状態からマスタ状態に遷移する場合の動作に
ついて図17のフローチャートを用いて説明する。図に
おいて、VRRPパケット送信部23bとVRRP状態
管理部23cは、タイマ処理部23dのマスタダウンタ
イマをモニタしている。
【0158】そして、マスタダウンタイマのカウント値
が満了するイベントが発生すると(ステップ401)、
VRRP状態管理部23cは、もう一方のルータに故障
が発生したか回線が断線したと判断して、ルータをマス
タ状態に遷移する(ステップ402)。VRRPパケッ
ト送信部23bは、障害が発生した物理ポート、この実
施例では物理ポートP1の情報を含んだ遷移通知パケッ
トを作成し、この遷移通知パケットをVRRPパケット
送信部23bからIP処理部22およびMACフレーム
処理部21を介して代替ポートP9へ送信する(ステッ
プ403)。
【0159】次に、VRRPパケット送信部23bは、
広告パケットを作成し、この広告パケットをVRRPパ
ケット送信部23bからIP処理部22およびMACフ
レーム処理部21を介して物理I/Fへ送信し、さらに
物理I/Fから物理ポートへと送信する(ステップ40
4)。
【0160】さらに、VRRPパケット送信部23b
は、タイマ処理部23dを制御してマスタダウンタイマ
を停止させ(ステップ405)、広告タイマをリスター
トさせる(ステップ406)。そして、広告タイマのリ
スタートから所定時間経過してカウントが満了するイベ
ントが発生すると(ステップ407)、再びステップ4
04に戻って、広告パケットを送信する。
【0161】これにより、代替ポートから回線を介して
もう一方のルータ10に遷移通知パケットが送信され
る。なお、遷移通知パケットは、基本的には物理ポート
からは送信しない。
【0162】ルータ10では、図18に示すように、パ
ケット受信部21aで代替ポートP9から遷移通知パケ
ットを受信すると(ステップ501)、IP処理I/F
21dは、このパケットに含まれる物理ポートP1の情
報から、この物理ポートP1またはこの物理ポートに接
続された経路に障害が発生したと判断して、学習テーブ
ル21eのこの物理ポートP1に関わるエントリをクリ
アする(ステップ502)。
【0163】この学習テーブル21eにおけるエントリ
のクリアによって、ルータ10では、次に中継を行うパ
ケットが入力すると、例えばクリアされた物理ポートP
1から送信するものに関しては、転送先のデータがない
ので、全ての物理ポートP1,P2と代替ポートP9か
らパケットの送信を行うように設定される。
【0164】次に、学習テーブルにおけるエントリクリ
ア後のパケット中継の動作を図19のフローチャートを
用いて説明する。図において、ルータ10は、パケット
受信部21aがパケットを受信すると(ステップ60
1)、IP処理I/F21dで、受信したパケットから
送信元アドレスと受信ポートを学習する(ステップ60
2)。
【0165】次に、ルータ10の学習テーブル21eか
らこのパケットの送信先を検索して、どのポートへフォ
ワードするかを検索する(ステップ603)。そして、
フォワードするポートを示したエントリがあるかどうか
判断する(ステップ604)。
【0166】ここで、該当するポートがエントリされて
いる場合には、そのポートだけからパケットを送信し
(ステップ605)、また該当するポートがエントリさ
れていない場合には、代替ポートP9を含む全てのポー
トからこのパケットを送信する(ステップ606)。
【0167】このパケット送信に対して、ルータ11か
らは、代替ポートP9から受信応答がなされるので、ル
ータ10は、当該代替ポートP9を学習テーブル21e
にエントリして、次回のパケット中継に備えることがで
きる。
【0168】この結果、スイッチングハブ5からスイッ
チングハブ4へ送信されるパケットは、図15を参照す
ると、回線nを介してルータ10の物理ポートP2で受
信されて、論理ポート10A、代替ポートP9から信号
線30を介してルータ11に送信される。
【0169】ルータ11では、このパケットは、信号線
30を介して代替ポートP9で受信され、論理ポート1
1A、物理ポートP1から回線Qを介してスイッチング
ハブ4に送信される。
【0170】このように、この実施例では、障害が発生
すると、バックアップ状態のルータからマスタ状態のル
ータへ、代替ポートを介して状態遷移を示す遷移通知パ
ケットを送信し、バックアップ状態からマスタ状態への
遷移を通知するので、マスタ状態のルータは、学習テー
ブルをクリアさせることが可能となり、これによって代
替ポートを介してパケットを中継することができるよう
になる。このため、この実施例では、仮想ルータに接続
されている複数の回線のうち、経路障害が発生して切断
された回線が発生しても良好にデータ中継を行うことが
できる。
【0171】(実施例7)なお、従来の仮想ルータで
は、VRRPのマスタ状態とバックアップ状態の設定
を、例えば論理ポート毎に行うものがあった。この場合
を図15のシステム構成図を用いて説明すると、例えば
ルータ10の論理ポート10Aがマスタ状態に、またル
ータ11の論理ポート10Bがバックアップ状態に設定
されているものとする。ここで、もし、物理ポートP2
に接続されている回線Oが断線した場合でも、マスタル
ータ10の論理ポート10Aは、物理ポートP1から回
線N、スイッチングハブ4、回線Qを介してバックアッ
プルータ11にVRRPの広告パケットを送信し、バッ
クアップルータ11は、物理ポートP1を介してこの広
告パケットを受信することができるので、バックアップ
ルータ11の論理ポート11Aはマスタ状態に遷移しな
かった。
【0172】従って、例えばスイッチングハブ4からス
イッチングハブ5にパケットを送信する場合には、スイ
ッチングハブ4、ルータ10の物理ポートP1、論理ポ
ート10A、物理ポートP2までは中継されても、その
先の回線Oが断線しているので、それ以降の中継が不可
能であった。
【0173】また、論理ポート10Aから代替ポートP
9、信号線30を介してルータ11にパケットを送信し
ても、ルータ11の論理ポート11Aがバックアップ状
態なので、ルータ11の代替ポートP9では、受信した
パケットを廃棄してしまい、やはりそれ以降の中継が不
可能となるという問題点があった。
【0174】そこで、この実施例では、物理ポート毎に
VRRPのマスタまたはバックアップ状態を設定して、
この問題点を解決することとした。
【0175】図20は、この発明に係るVRRPを用い
た仮想ルータのシステムにおける実施例7の構成を示す
構成図である。図20におけるシステム構成は、図15
と同様であるが、ルータ10の物理ポートP1,P2が
この実施例ではマスタ状態に設定されて構成されてい
る。また、ルータの装置構成は、図2〜図4と同様であ
り、異なる点は、VRRPパケット送信部23bとVR
RP状態管理部23cは、各物理ポートP1、P2毎に
設けられたタイマ処理部23dのマスタダウンタイマを
モニタしている点である。
【0176】次に、このような構成において、物理ポー
トがバックアップ状態からマスタ状態に遷移する場合の
動作を説明する。なお、フローチャートとしては、図8
に示したフローチャートのステップをそのまま利用でき
るので、図8に基づいて動作説明を行う。
【0177】ここでは、先程の回線Oが断線した場合を
例にとって説明する。まず、回線Oの断線によって、ル
ータ11の物理ポートP2にはパケットが届かなくなる
ので、物理ポートP2用に設けられたマスタダウンタイ
マのカウント値が満了すると(ステップ201)、VR
RP状態管理部23cは、もう一方のルータ10に故障
が発生したか回線Oが断線したと判断して、物理ポート
P2をマスタ状態に遷移する(ステップ202)。
【0178】VRRPパケット送信部23bは、広告パ
ケットを作成し、上記広告パケットをVRRPパケット
送信部23bからIP処理部22およびMACフレーム
処理部21を介して物理I/Fへ送信し、さらに物理I
/Fから物理ポートP1へと送信する(ステップ20
3)。
【0179】次に、VRRPパケット送信部23bは、
タイマ処理部23dを制御して物理ポートP2用に設け
られたマスタダウンタイマを停止させ(ステップ20
4)、広告タイマをリスタートさせる(ステップ20
5)。そして、広告タイマのリスタートから所定時間経
過してカウントが満了すると(ステップ206)、再び
ステップ203に戻って、広告パケットを送信する。
【0180】これにより、この仮想ルータでは、上述し
た回線Oの断線に対して、ルータ10の論理ポート10
Aから代替ポートP9、信号線30を介してルータ11
に送信されたパケットは、ルータ11の物理ポートP2
がマスタ状態なので、ルータ11の代替ポートP9で受
信され、物理ポートP2、回線Rを介してスイッチング
ハブ5にフォワードされる。
【0181】また、逆にスイッチングハブ5からスイッ
チングハブ4へのパケット中継では、パケットは、ルー
タ11の物理ポートP2、論理ポート11A、物理ポー
トP1から、回線Qを介してスイッチングハブ4へフォ
ワードされる。
【0182】なお、物理ポートP2に設定されているV
LANの識別子はV12であり、代替ポートP9をこの
V12の機能として使用するためには、tagVLAN
を用いて代替ポートP9が識別子V12で示されるVL
ANか、V11で示されるVLANか判断することがで
きる。
【0183】このように、この実施例では、物理ポート
毎にVRRPの状態を設定できるので、障害の発生に対
して各物理ポートのVRRPの状態を代えることで、パ
ケットのフォワードが可能となり、経路障害が発生し回
線が切断されても良好にデータ中継を行うことができ
て、パケット中継の伝送効率を向上させることができ
る。
【0184】この発明は、これら実施形態に限定される
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変形実施が可能である。
【0185】すなわち、これら実施例では、仮想ルータ
の場合について説明したが、この発明はこれに限定され
るものではなく、例えば複数のブリッジを用いて仮想的
に1台のブリッジを構築する場合にも、この実施例のシ
ステムを用いることができる。
【0186】また、この実施例のシステムでは、PCが
接続されたLANにおける場合について説明したが、こ
の発明はPCの代わりに中継装置であるルータが接続さ
れたLAN間の中継システムにも用いることが可能であ
る。
【0187】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、仮
想ネットワーク間接続装置を構築する両ネットワーク間
接続装置に、物理ポートとは別に、インターフェースの
代替ポートを設け、これらネットワーク間接続装置の代
替ポートを信号線で接続し、回線の断線時に、バックア
ップ状態のネットワーク間接続装置をマスタ状態に遷移
させ、これら代替ポートを経由した経路でパケットを転
送するので、仮想ルータに接続されている回線のうち、
経路障害が発生し複数の回線が切断されても良好にデー
タ中継を行うことができて、パケット中継の伝送効率を
向上させることができる。
【0188】また、この発明では、ネットワーク間接続
装置に識別用のアドレスを付与させるとともに、マスタ
状態またはバックアップ状態を設定して、前記経路上の
障害に応じてバックアップ状態のネットワーク間接続装
置がマスタ状態に切り替わるとともに、前記インターフ
ェースの物理ポートを用いて前記パケットを転送して、
各ネットワーク間接続装置のそれぞれ1本ずつの伝送路
切断に対応できるようにし、仮想ルータに接続されてい
る回線のうち、経路障害が発生し複数の回線が切断され
ても良好にデータ中継を行うことができて、パケット中
継の伝送効率を向上させることができる。
【0189】また、この発明では、ネットワーク間接続
装置が識別用のアドレスが付与される代替用ポートが存
在する複数のインターフェースを有し、該各インターフ
ェースはマスタ状態またはバックアップ状態に設定され
ており、前記経路上の障害に応じてバックアップ状態の
インターフェースのうち、少なくとも1つのインターフ
ェースがマスタ状態に切り替わり、この代替用ポートを
用いてパケットを転送して、各ネットワーク間接続装置
のそれぞれ1本ずつの伝送路切断に対応できるように
し、仮想ルータに接続されている回線のうち、経路障害
が発生し複数の回線が切断されても良好にデータ中継を
行うことができて、パケット中継の伝送効率を向上させ
ることができる。
【0190】また、この発明では、バックアップ状態の
ネットワーク間接続装置が経路上の障害時にVRRPの
状態遷移を通知するパケットを、前記代替ポートを介し
て前記マスタ状態のネットワーク間接続装置に送信し、
該マスタ状態のネットワーク間接続装置は、転送するパ
ケットのあて先と当該パケットの出力先であるインター
フェースの物理ポートの情報が記憶されているブリッジ
テーブルをクリアすることで、代替ポートを含む全ての
ポートからのパケット送信を可能とすることで、経路障
害が発生して回線が切断されても良好にデータ中継を行
うことができて、パケット中継の伝送効率を向上させる
ことができる。
【0191】また、この発明では、インターフェースに
異なる複数の物理ポートと代替ポートが論理的に存在す
るように設定し、かつこの物理ポート毎に、マスタ状態
またはバックアップ状態を設定し、このマスタ状態の物
理ポートを用いてパケット転送を可能にするとともに、
障害発生時には代替ポートを用いてパケット転送を可能
にすることで、経路障害が発生して回線が切断されても
良好にデータ中継を行うことができて、パケット中継の
伝送効率を向上させることができる。
【0192】また、この発明では、前記物理ポートに仮
想ネットワークの識別用アドレスが付与させ、かつ前記
代替ポートに前記物理ポートに付与された前記識別用番
号と同じ番号が少なくとも1つ付与させることで、経路
上の障害時における切り替えを可能にする。
【0193】また、この発明では、少なくとも1つの物
理ポートを複数のインターフェースの代替用ポートとし
て割り当て、論理的に異なる代替用ポートが存在するよ
うにするとともに、パケットに仮想ネットワークを特定
する識別子を付加し、前記パケットを振り分ける振分装
置が前記識別子に応じて前記仮想ネットワークが所属す
るインターフェースを特定し、該特定したインターフェ
ースの物理ポートに前記パケットを転送することで、物
理ポートを効率的に使用して各ネットワーク間接続装置
のそれぞれ1本ずつの伝送路切断に対応させる。
【0194】また、この発明では、少なくとも2つの物
理ポートを、複数のインターフェースの物理ポートと代
替用ポートに割り当て、論理的に異なる物理ポートと代
替用ポートが複数存在するようにすることで、物理ポー
トを効率的に使用して各ネットワーク間接続装置のそれ
ぞれ1本ずつの伝送路切断に対応する。
【0195】また、この発明では、バックアップ状態の
時に前記代替用ポートからパケットが受信されると、当
該パケットを破棄すること、マスタ状態でのネットワー
ク間接続装置によるパケット受信のみが有効となり、パ
ケットの輻輳を防ぐことができる。
【0196】また、この発明では、回線の断線などによ
って物理ポートのダウンを検出した場合には、優先度0
の広告パケットを送信して、バックアップ状態のネット
ワーク間接続装置にこのダウンを報知して、マスタ状態
への迅速な遷移を促すことが可能となる。
【0197】さらに、この発明では、優先度0の広告パ
ケットを代替用物理ポートから送信することで、迅速な
報知を可能とする。
【0198】またさらに、この発明では、各ネットワー
ク間接続装置の代替用ポート同士が接続された請求項1
4〜26の仮想ネットワーク間接続装置を備えシステム
にて、経路上の障害、例えば伝送路の断線時に、この代
替用ポートを介してパケットを転送することで、各ネッ
トワーク間接続装置のそれぞれ1本ずつの伝送路断線に
対応させることで、経路障害が発生して回線が切断され
ても良好にデータ中継を行うことができて、パケット中
継の伝送効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るVRRPを用いた仮想ルータの
システムにおける実施例1の構成を示す構成図である。
【図2】図1に示したルータの構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図2に示したMACフレーム処理部の構成を示
すブロック図である。
【図4】図2に示したVRRP処理部の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】図1に示したルータのパケット受信の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図6】同じく、パケット受信の動作を説明するための
フローチャートである。
【図7】同じく、パケット受信の動作を説明するための
フローチャートである。
【図8】図1に示したルータのバックアップ状態からマ
スタ状態への遷移の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図9】図1に示したルータのマスタ状態の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図10】この発明に係るVRRPを用いた仮想ルータ
のシステムにおける実施例2の構成を示す構成図であ
る。
【図11】この発明に係るVRRPを用いた仮想ルータ
のシステムにおける実施例3の構成を示す構成図であ
る。
【図12】図11に示した実施例3で用いるパケットの
一例を示す構成図である。
【図13】この発明に係るVRRPを用いた仮想ルータ
のシステムにおける実施例4の構成を示す構成図であ
る。
【図14】図13に示したシステムの物理的な接続の一
例を示す概念図である。
【図15】この発明に係るVRRPを用いた仮想ルータ
のシステムにおける実施例6の構成を示す構成図であ
る。
【図16】図15に示した実施例6のMACフレーム処
理部の構成を示すブロック図である。
【図17】図15に示したルータがバックアップ状態か
らマスタ状態に遷移する場合の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図18】同じく、マスタ状態のルータが学習テーブル
をクリアする場合の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図19】同じく、学習テーブルがクリアされた後のマ
スタ状態のルータのパケット転送動作を説明するための
フローチャートである。
【図20】この発明に係るVRRPを用いた仮想ルータ
のシステムにおける実施例7の構成を示す構成図であ
る。
【図21】VRRPを用いた仮想ルータの従来のシステ
ム構成の概念を示す構成図である。
【符号の説明】
1 PC 2 インターネット 3 信号線 4〜9 スイッチングハブ 10,11 ルータ 10A〜10E,11A〜11E 論理ポート 10a,10b,10e,10g,11a,11b,1
1e,11g,P1,P2,P9 物理ポート 10c,10f,10h,11c,11f,11h 代
替ポート 14〜19,30 信号線 20 物理I/F 21 フレーム処理部 21a パケット受信部 21b パケット送信部 21c 状態テーブル 21d IP処理I/F 21e 学習テーブル 22 IP処理部 23 VRRP処理部 23a パケット受信部 23b パケット送信部 23d タイマ処理部 23c 状態管理部 A〜L,N,O,Q,R 回線 Z 仮想ルータ

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一のネットワーク内に接続された複数
    のネットワーク間接続装置が、実装するVRRPによっ
    てマスタとバックアップの関係に設定されて、仮想ネッ
    トワーク間接続装置を構築し、前記ネットワークまたは
    外部のネットワークから入力するパケットを、宛先のネ
    ットワークに送出するネットワーク間接続方法におい
    て、 前記各ネットワーク間接続装置は、インターフェースの
    代替用ポートを少なくとも1つ有し、互いの該代替用ポ
    ート同士を接続させ、経路上の障害時に前記代替用ポー
    トを用いて前記パケットを転送することを特徴とするネ
    ットワーク間接続方法。
  2. 【請求項2】 前記ネットワーク間接続方法では、前記
    ネットワーク間接続装置は、識別用のアドレスが付与さ
    れるとともに、マスタ状態またはバックアップ状態に設
    定されており、前記経路上の障害に応じてバックアップ
    状態のネットワーク間接続装置がマスタ状態に切り替わ
    るとともに、前記インターフェースの物理ポートを用い
    て前記パケットを転送することを特徴とする請求項1に
    記載のネットワーク間接続方法。
  3. 【請求項3】 前記ネットワーク間接続方法では、前記
    ネットワーク間接続装置は、識別用のアドレスが付与さ
    れる代替用ポートが存在する複数のインターフェースを
    有し、該各インターフェースがマスタ状態またはバック
    アップ状態に設定されており、前記経路上の障害に応じ
    てバックアップ状態のインターフェースのうち、少なく
    とも1つのインターフェースがマスタ状態に切り替わる
    とともに、前記代替用ポートを用いてパケットを転送す
    ることを特徴とする請求項1に記載のネットワーク間接
    続方法。
  4. 【請求項4】 前記ネットワーク間接続方法では、前記
    ネットワーク間接続装置は、識別用のアドレスが付与さ
    れるとともに、マスタ状態またはバックアップ状態に設
    定されており、前記バックアップ状態のネットワーク間
    接続装置は、前記経路上の障害時に前記状態の遷移を通
    知するパケットを、前記代替ポートを介して前記マスタ
    状態のネットワーク間接続装置に送信し、該マスタ状態
    のネットワーク間接続装置は、転送するパケットのあて
    先と当該パケットの出力先であるインターフェースの物
    理ポートの情報が記憶されているブリッジテーブルをク
    リアすることを特徴とする請求項1に記載のネットワー
    ク間接続方法。
  5. 【請求項5】 前記マスタ状態のネットワーク間接続装
    置は、前記代替ポートを介して前記遷移通知のパケット
    を受信することを特徴とする請求項4に記載のネットワ
    ーク間接続方法。
  6. 【請求項6】 前記ネットワーク間接続方法では、論理
    的に前記インターフェースにそれぞれ異なる物理ポート
    と代替ポートが存在するように設定するとともに、該物
    理ポート毎にマスタ状態またはバックアップ状態が設定
    され、経路上の障害時に前記代替用ポートを用いて前記
    パケットを転送することを特徴とする請求項1または4
    に記載のネットワーク間接続方法。
  7. 【請求項7】 前記ネットワーク間接続方法では、前記
    物理ポートは、仮想ネットワークの識別用番号が付与さ
    れ、かつ前記代替ポートは、前記物理ポートに付与され
    た前記識別用アドレスと同じ番号が少なくとも1つ付与
    されることを特徴とする請求項4に記載のネットワーク
    間接続方法。
  8. 【請求項8】 前記ネットワーク間接続方法では、前記
    代替用ポートは、インターフェースの通常使用する物理
    ポートを代替用ポートとして割り当て、論理的に異なる
    代替用ポートが存在するように設定したポート、または
    前記通常使用する物理ポートとは別に設けられたポート
    からなることを特徴とする請求項1,3〜7のいずれか
    一つに記載のネットワーク間接続方法。
  9. 【請求項9】 前記ネットワーク間接続方法では、前記
    ネットワーク間接続装置に存在する物理ポートのうちの
    少なくとも1つの物理ポートを、前記複数のインターフ
    ェースの代替用ポートとして割り当て、論理的に前記各
    インターフェースにそれぞれ異なる代替用ポートが存在
    するように設定し、該代替用ポート同士をそれぞれ接続
    させるとともに、前記パケットに仮想ネットワークを特
    定する識別子を付加し、前記パケットを振り分ける振分
    装置が前記識別子に応じて前記仮想ネットワークが所属
    するインターフェースを特定し、該特定したインターフ
    ェースの物理ポートに前記パケットを転送することを特
    徴とする請求項1,3〜8のいずれか一つに記載のネッ
    トワーク間接続方法。
  10. 【請求項10】 前記ネットワーク間接続方法では、前
    記インターフェースが使用する少なくとも2つの物理ポ
    ートを、複数のインターフェースの通常使用する物理ポ
    ートと代替用ポートとして割り当て、論理的に前記各イ
    ンターフェースにそれぞれ異なる物理ポートと代替用ポ
    ートが存在するように設定し、前記パケットを振り分け
    る振分装置との間で前記通常使用している物理ポート同
    士および代替用ポート同士を接続させるとともに、前記
    パケットに仮想ネットワークを特定する識別子を付加
    し、前記振分装置が前記識別子に応じて前記仮想ネット
    ワークが所属するインターフェースを特定し、該特定し
    たインターフェースの物理ポートに前記パケットを転送
    することを特徴とする請求項1,3〜7のいずれか一つ
    に記載のネットワーク間接続方法。
  11. 【請求項11】 前記ネットワーク間接続装置は、バッ
    クアップ状態の時に前記代替用ポートからパケットが受
    信されると、当該パケットを破棄することを特徴とする
    請求項1〜10のいずれか一つに記載のネットワーク間
    接続方法。
  12. 【請求項12】 前記ネットワーク間接続方法では、前
    記マスタ状態のネットワーク間接続装置は、前記物理ポ
    ートのダウンを検出し、当該物理ポートがダウンした場
    合には、優先度0の広告パケットを送信し、また前記バ
    ックアップ状態のネットワーク間接続装置は、前記優先
    度0の広告パケットを受信した場合には、自己の状態を
    マスタ状態に遷移することを特徴とする請求項1〜10
    のいずれか一つに記載のネットワーク間接続方法。
  13. 【請求項13】 前記マスタ状態のネットワーク間接続
    装置は、前記優先度0の広告パケットを代替用物理ポー
    トから送信することを特徴とする請求項12に記載のネ
    ットワーク間接続方法。
  14. 【請求項14】 同一のネットワーク内に接続され、V
    RRPを用いてマスタとバックアップの関係が設定され
    る複数のネットワーク間接続装置によって構築され、入
    力するパケットの転送を行う仮想ネットワーク間接続装
    置において、 前記ネットワーク間接続装置は、インターフェースの少
    なくとも1つの代替用ポートと、 自装置と他のネットワーク間接続装置の代替用ポート同
    士を接続させる接続手段と、 経路上の障害に応じて前記ネットワーク間接続装置をバ
    ックアップ状態からマスタ状態に切り替える状態切替手
    段と、 前記経路上の障害時に、前記代替用ポートを用いて前記
    パケットを転送する転送手段とを備えたことを特徴とす
    る仮想ネットワーク間接続装置。
  15. 【請求項15】 同一のネットワーク内に接続され、V
    RRPを用いてマスタとバックアップの関係が設定され
    る複数のネットワーク間接続装置によって構築される仮
    想ネットワーク間接続装置において、 前記ネットワーク間接続装置は、識別用のアドレスが付
    与されるとともに、マスタ状態またはバックアップ状態
    に設定され、物理ポートを介してパケットの伝送を行う
    インターフェースと、 前記インターフェースの物理ポートとは別に存在する少
    なくとも1つの代替用ポートと、 自装置と他のネットワーク間接続装置の代替用ポート同
    士を接続させる接続手段と、 経路上の障害に応じて前記インターフェースをバックア
    ップ状態からマスタ状態に切り替える状態切替手段と、 前記経路上の障害時に、前記代替用ポートを用いて前記
    パケットを転送する転送手段とを備えたことを特徴とす
    る仮想ネットワーク間接続装置。
  16. 【請求項16】 前記仮想ネットワーク間接続装置は、
    前記経路上の障害時に状態の遷移を通知するパケットを
    送信する状態通知手段と、 転送するパケットのあて先と当該パケットの出力先であ
    るインターフェースの物理ポートの情報が記憶されてい
    るブリッジテーブルと、前記遷移通知のパケットを受け
    取ると、前記ブリッジテーブルをクリアするテーブルク
    リア手段とを、さらに備えたことを特徴とする請求項1
    4に記載の仮想ネットワーク間接続装置。
  17. 【請求項17】 前記マスタ状態におけるネットワーク
    間接続装置のテーブルクリア手段は、前記代替ポートを
    介して前記遷移通知のパケットを受け取ると、前記ブリ
    ッジテーブルをクリアすることを特徴とする請求項16
    に記載の仮想ネットワーク間接続装置。
  18. 【請求項18】 前記ネットワーク間接続装置は、論理
    的に存在するように設定され、かつそれぞれ異なる前記
    インターフェースの物理ポートと代替ポートを有し、前
    記物理ポートは、当該ポート毎にマスタ状態とバックア
    ップ状態が設定されることを特徴とする請求項14〜1
    7のいずれか一つに記載の仮想ネットワーク間接続装
    置。
  19. 【請求項19】 前記物理ポートは、仮想ネットワーク
    の識別用アドレスが付加され、かつ代替ポートは、前記
    物理ポートに付与された識別用番号と同じ番号が少なく
    とも1つ付与されることを特徴とする請求項18に記載
    の仮想ネットワーク間接続装置。
  20. 【請求項20】 前記代替用ポートは、インターフェー
    スの通常使用する物理ポートを代替用ポートとして割り
    当て、論理的に前記物理ポートとは異なる代替用ポート
    が存在するように設定したポート、または前記通常使用
    する物理ポートとは別に設けられた物理ポートからなる
    ことを特徴とする請求項14〜19に記載の仮想ネット
    ワーク間接続装置。
  21. 【請求項21】 同一のネットワーク内に接続され、V
    RRPを用いてマスタとバックアップの関係が設定され
    る複数のネットワーク間接続装置によって構築される仮
    想ネットワーク間接続装置において、 前記ネットワーク間接続装置は、識別用のアドレスが付
    与されるとともに、マスタ状態またはバックアップ状態
    に設定され、物理ポートを介してパケットの伝送を行う
    複数のインターフェースと、 前記複数のインターフェースの代替用ポートとして割り
    当てられ、論理的に前記各インターフェースにそれぞれ
    異なる代替用ポートが存在するように設定される少なく
    とも1つの代替用ポートと、 自装置と他のネットワーク間接続装置の前記代替用ポー
    ト同士をそれぞれ接続させる接続手段と、 経路上の障害に応じて前記インターフェースをバックア
    ップ状態からマスタ状態に切り替える状態切替手段と、 前記経路上の障害時に、前記代替用ポートを用いて前記
    パケットを転送する転送手段とを備えたことを特徴とす
    る仮想ネットワーク間接続装置。
  22. 【請求項22】 同一のネットワーク内に接続され、V
    RRPを用いてマスタとバックアップの関係が設定され
    る複数のネットワーク間接続装置によって構築される仮
    想ネットワーク間接続装置において、 前記ネットワーク間接続装置は、識別用のアドレスが付
    与されるとともに、マスタ状態またはバックアップ状態
    に設定され、物理ポートを介してパケットの伝送を行う
    複数のインターフェースと、 前記インターフェースのポートとして通常使用される物
    理ポートであって、少なくとも2つのインターフェース
    の通常使用する物理ポートと代替用ポートとして割り当
    てられ、論理的に当該各インターフェースにそれぞれ異
    なる物理ポートと代替用ポートが存在するように設定さ
    れた少なくとも2つの物理ポートと、 経路上の障害に応じて前記インターフェースをバックア
    ップ状態からマスタ状態に切り替える状態切替手段と、 前記経路上の障害時に、前記代替用ポートを用いて前記
    パケットを転送する転送手段とを備えたことを特徴とす
    る仮想ネットワーク間接続装置。
  23. 【請求項23】 前記インターフェースは、バックアッ
    プ状態の時に前記代替用ポートからパケットが受信され
    ると、当該パケットを破棄することを特徴とする請求項
    14〜22のいずれか一つに記載の仮想ネットワーク間
    接続装置。
  24. 【請求項24】 前記パケットは、仮想ネットワークを
    特定する識別子が付加され、前記識別子に応じて前記仮
    想ネットワークが所属する前記インターフェースを特定
    し、該特定したインターフェースの物理ポートに前記パ
    ケットが転送されることを特徴とする請求項14〜23
    のいずれか一つに記載の仮想ネットワーク間接続装置。
  25. 【請求項25】 仮想ネットワーク間接続装置は、前記
    物理ポートのダウンを検出する検出手段と、 優先度0の広告パケットを送信する送信手段とをさらに
    備え、 前記状態切替手段は、前記広告パケットが受信される
    と、前記ネットワーク間接続装置または前記インターフ
    ェースをバックアップ状態からマスタ状態に切り替える
    ことを特徴とする請求項14〜22のいずれか一つに記
    載の仮想ネットワーク間接続装置。
  26. 【請求項26】 前記送信手段は、前記広告パケットを
    代替用物理ポートから送信することを特徴とする請求項
    25に記載の仮想ネットワーク間接続装置。
  27. 【請求項27】 同一のネットワーク内に接続され、マ
    スタとバックアップの関係が設定されるVRRPを用い
    た複数のネットワーク間接続装置からなる仮想ネットワ
    ーク間接続装置と、設定された1つのアドレスによって
    前記ネットワーク間接続装置にパケットを送信するノー
    ドと、これら各装置を接続させる伝送路とを有するネッ
    トワーク間接続システムにおいて、 前記仮想ネットワーク間接続装置は、請求項14〜26
    のいずれか一つに記載の仮想ネットワーク間接続装置か
    らなり、経路上の障害に応じて前記代替用ポートを介し
    てパケットを伝送することを特徴とするネットワーク間
    接続システム。
  28. 【請求項28】 前記パケットは、仮想ネットワークを
    特定する識別子が付加され、 前記ネットワーク間接続システムは、前記識別子に応じ
    て前記仮想ネットワークが所属する前記インターフェー
    スを特定し、該特定したインターフェースの物理ポート
    に前記パケットを振り分ける振分装置をさらに備えたこ
    とを特徴とする請求項27に記載のネットワーク間接続
    システム。
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