JP3003570B2 - パケット分配ハブ - Google Patents

パケット分配ハブ

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JP3003570B2
JP3003570B2 JP8054161A JP5416196A JP3003570B2 JP 3003570 B2 JP3003570 B2 JP 3003570B2 JP 8054161 A JP8054161 A JP 8054161A JP 5416196 A JP5416196 A JP 5416196A JP 3003570 B2 JP3003570 B2 JP 3003570B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LAN接続機器に
関し、特にクライアント・サーバシステムにおいて高信
頼性が要求されるサーバの二重化システムを構築するた
めに用いられるLAN接続機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、多数の独立したネットワークを相
互に接続することで多数のネットワークを1つのネット
ワークとして統合化したインターネット等が急速に普及
してきている。インターネットとは、TCP(Transmis
sion Control Protocol)/IP(Internet Protocol)
というプロトコルで通信を行うネットワーク群を指す
が、インターネット等の普及に伴って企業等にもTCP
/IPで通信を行うLAN(Local Area Network)が急
速に普及してきており、特にLAN接続されたクライア
ント・サーバシステムの構築が増加している。
【0003】クライアント・サーバシステムにおいて
は、LAN接続された多数のクライアントの業務を少数
のサーバで引き受けるため、業務を引き受けるサーバの
信頼性の向上が強く要求されている。
【0004】クライアント・サーバシステムにおけるサ
ーバの信頼性を高めるためには、複数台のサーバを設置
しておき、1台のサーバが故障しても他のサーバが業務
を引き継ぐようにするいわゆる二重化システムを構築す
るのが一般的であるが、LAN接続という接続形態から
生じる各サーバのMAC(Media access control、媒体
アクセス制御)アドレスのユニーク性保持の面から、図
5(A)に示すように、クライアント300へはサーバ
が複数台存在するように見せ、各サーバへ別々にパケッ
トを送出するというような複雑な制御を行うシステムが
ある。
【0005】このような複雑な制御を行うことなく、簡
易な制御により二重化システムを構築する第1の従来技
術としては、図5(B)に示すように、ある1台のサー
バ(A)100がダウンした際にはもう1台のサーバ
(B)200のMACアドレスを旧サーバのMACアド
レス(「アドレスA」)に置き換えることでクライアン
トからはサーバが常に1つのみであるかのように見せる
ものがある(特開平4−27239号公報参照)。
【0006】また、第2の従来技術としては、各サーバ
が個別に保持しているMACアドレスとは別に全てのサ
ーバに共通のMACアドレスを定義し、クライアントか
らはこの共通のMACアドレスに対してパケットの送出
を行うようにし、各サーバは共通のMACアドレス宛に
送出されたパケットを各サーバで受信すると共に、現用
系として動作しているサーバのみが受信したパケットを
処理するように制御するものがある(特開昭64−74
844号公報及び特開昭61−150541号公報参
照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た第1及び第2の従来技術では、サーバ自身のMACア
ドレスを置き換えるか、あるいは通常のMACアドレス
とは異なる共通のMACアドレスを付加しなければなら
ないため、例えばMACアドレスのユニーク性保持の観
点から、書き換えができないROM等にMACアドレス
が固定的に設定されているサーバでは、MACアドレス
の置き換えのためにサーバに特別な機構を組み込まなけ
ればならず、また共通的なMACアドレスを付加する場
合でもサーバに特別な機構を組み込まなければならない
という問題がある。
【0008】また、前述した第1及び第2の従来技術で
は、複数台のサーバをLANに直接接続し、MACアド
レスの管理のみで制御を行うため、例えば現用系として
動作していたサーバが何らかの理由により障害となって
他のサーバが現用系のサーバの業務を引き継ぐことにな
ったにも拘わらず、障害が発生したサーバは完全には業
務を停止しておらず、運用業務の処理のみが停止してL
ANへの通信処理の部分は稼働したままという状態にな
っているような場合には、新サーバがMACアドレスを
引き継ぐか、あるいは新サーバが共通のMACアドレス
宛のパケットを処理してしまうと、障害サーバと新サー
バとの両方でパケットの処理が行われてシステム的に処
理の統制が乱れる可能性があるという問題がある。
【0009】さらに、前述したサーバ自身がMACアド
レスを置き換える第1の従来技術では、予備系サーバは
現用系サーバが稼働中はクライアントとの間で通信を行
わないため、業務がどの段階まで処理されているのかを
把握することができず、いざ切り替わって業務を引き継
ぐ際に、業務を初めから実行し直すか、かなり前にさか
のぼって業務を再開しなければならないという問題があ
る。
【0010】従って、本発明は前記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、サーバに特別なLAN制御を要求する
ことなく汎用的なサーバを用いて信頼性の高い二重化シ
ステムを構築することができるパケット分配ハブを提供
することを目的とする。
【0011】また、本発明は、複数台のサーバが存在し
ても基幹LANへパケットを送出するサーバをその状態
等によることなく制御することで信頼性の高い二重化シ
ステムを構築することができるパケット分配ハブを提供
することを目的とする。
【0012】さらに、本発明は、各サーバがそれぞれク
ライアントからパケットを受信して個々に業務を進めて
おくことで業務の引き継ぎに要するサーバの切替時間を
短縮することができるパケット分配ハブを提供すること
を目的とする。
【0013】なお、本発明によれば、後述するように、
簡易な回路ないし装置からなるパケット分配ハブにより
クライアント・サーバシステムの特性ないし性能と信頼
性とを格段に向上することができるようになる。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、一又は複数のノードが接続される基幹L
ANとのインタフェースを司る一次LANインタフェー
ス部と、二次側に接続される複数のノードとのインタフ
ェースを司る二次LANインタフェース部と、前記一次
LANインタフェース部を介して送信されてきたパケッ
トの送信先アドレス部を前記二次LANインタフェース
部に接続される各ノードのMACアドレスへ書き換える
MACアドレス書換部と、前記基幹LAN上のMACア
ドレスを保持するMACアドレス保持部と、を含み、前
記一次LANインタフェース部を介して送信されてきた
パケットを前記二次LANインタフェース部に接続され
る各ノードへ分配するとともに、前記二次LANインタ
フェース部に接続される各ノードから前記基幹LANへ
送信するパケットの送信元アドレス部を前記MACアド
レス保持部に保持されているMACアドレスへ書き換え
るようにしたことを特徴とするパケット分配ハブを提供
する。
【0015】また、本発明は、前記二次LANインタフ
ェース部に接続される各ノードから前記基幹LANへ送
信すべきパケットについて、予め指定されたノードから
のパケットのみを前記基幹LANへ送信し、それ以外の
ノードからのパケットは前記基幹LANへ送信しないよ
うに制御することを特徴とするパケット分配ハブを提供
する。
【0016】さらに、本発明においては、特定の二次側
の特定のノードからの前記基幹系のノードに送信される
パケットについては前記MACアドレス書換部で送信元
アドレスを書き換えることなく、そのままパケットとし
て前記基幹系へ送出するような構成としてもよい
【0017】このように、本発明のパケット分配ハブ
は、基幹LANから認識されるMACアドレスを保持す
るMACアドレス保持部と、基幹LANから送信されて
きたパケット中の送信先アドレス部を二次側に接続され
る各サーバのMACアドレスへ書き換えるMACアドレ
ス書換部と、全体の制御を司る制御部と、を含み、制御
部は、(1)MACアドレス書換部により送信先アドレ
ス部が書き換えられたパケットを各サーバへ分配する機
能と、(2)二次側に接続される各サーバのうちの現用
系サーバを記憶しておき現用系サーバ以外のサーバから
のパケットを基幹LANへ送出しないように制御する機
能と、(3)二次側に接続される現用系サーバから送信
されてきたパケットの送信元アドレス部をMACアドレ
ス書換部にて前記MACアドレス保持部に保持されてい
る基幹LANからMACアドレスに書き換えた後に基幹
LANへ送出するか、あるいはMACアドレス書換部に
て書き換えを行うことなくそのまま基幹LANへ送出す
る機能と、を有している。
【0018】これにより、本発明のパケット分配ハブに
よれば、基幹LANに接続されるクライアントから送信
されてきた1つのパケットから、その送信先アドレス部
が二次側に接続される各サーバのMACアドレスへ書き
換えられたサーバの台数分のパケットを生成して各サー
バへ送信するため、全てのサーバがクライアントからの
パケットを受信できるようになる。
【0019】また、本発明のパケット分配ハブによれ
ば、二次側に接続される各サーバが基幹LANに接続さ
れるクライアントへ送信するパケットについて、複数台
のサーバのうちの現用系サーバからの送信されてきたパ
ケットのみをクライアントへ送信し、それ以外のサーバ
からのパケットはクライアントへ送信しないため、クラ
イアントにすれば、あたかもサーバは1台のみであるか
のように見せることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の第1の実施形態に係るパ
ケット分配ハブの構成を示すブロック図である。図1に
示すように、本実施形態に係るパケット分配ハブ(HU
B)1は、クライアント40と2台のサーバ(A)20
及びサーバ(B)30とが基幹LAN50を介して相互
に接続されてなるクライアント・サーバシステムに適用
することができる。なお、図1では、説明の便宜のため
にパケット分配ハブ1に2台のサーバ(A)20及びサ
ーバ(B)30が接続される場合を示したが、3台以上
のサーバが接続される場合にも同様に適用できることは
もちろんである。
【0022】図1を参照すると、本実施形態に係るパケ
ット分配ハブ1は、基幹LAN50との間のLANイン
タフェースを司る一次LANインタフェース部5と、パ
ケット分配ハブ1の全体の制御を司る制御部2と、基幹
LAN50から見えるパケット分配ハブ1のMACアド
レスを保持するMACアドレス保持部4と、パケット中
の送信先アドレス部又は送信元アドレス部を所定のMA
Cアドレスへ書き換えるMACアドレス書換部3と、サ
ーバ(A)20及びサーバ(B)30のそれぞれとの間
のLANインタフェースを司る二次LANインタフェー
ス部(A)6及び二次LANインタフェース部(B)7
と、クライアント40とのLAN接続による各種のデー
タの送受信とは別にサーバ(A)20及びサーバ(B)
30のそれぞれの状態をパケット分配ハブ1へ通知する
ためのインタフェースを司る制御インタフェース部
(A)8及び制御インタフェース部(B)9と、から構
成される。
【0023】なお、MACアドレス書換部3は、基幹L
AN50から送信されてきたパケットについてはパケッ
ト中の送信先アドレス部をサーバ(A)20又はサーバ
(B)30のMACアドレスへ書き換える一方で、現用
系サーバから送信されてきたパケットについては必要に
応じてパケット中の送信元アドレス部をMACアドレス
保持部4に記憶されているMACアドレスへ書き換え
る。
【0024】次に、図1ないし図3を参照して、本実施
形態に係るパケット分配ハブの動作を説明する。
【0025】図1を参照すると、パケット分配ハブ1は
初期動作として、制御インタフェース部(A)8及び制
御インタフェース部(B)9を介して、サーバ(A)2
0及びサーバ(B)30のそれぞれとの間で、いずれの
サーバが現用系なのかを認識すると共に、サーバ(A)
20及びサーバ(B)30のMACアドレスを読み取
る。ここでは、サーバ(A)20が現用系であり、かつ
サーバ(A)20のMACアドレスが「アドレスA」
で、サーバ(B)30のMACアドレスが「アドレス
B」であるものとする。
【0026】また、パケット分配ハブ1のMACアドレ
ス保持部4には、基幹LAN50から見えるパケット分
配ハブ1のアドレスを予め設定しておく必要があるが、
本実施形態では、パケット分配ハブ1の製造段階で予め
設定しておくものとする。ここでは、MACアドレス保
持部4に「アドレスC」が設定されているものとする。
なお、後述する本発明の第2の実施形態のように、パケ
ット分配ハブ1に接続されるサーバ(A)20及びサー
バ(B)30のいずれかのアドレスを設定しておくよう
にすることも可能である。
【0027】図2は、本発明の第1の実施形態に係るパ
ケット分配ハブにおける基幹LANから送信されてきた
パケットの流れを説明するための図である。
【0028】図2を参照すると、前述した初期動作に従
って各種の設定がなされた後、サーバ(A)20を現用
系サーバとするクライアント・サーバシステムに組み込
まれたパケット分配ハブ1は、クライアント40から基
幹LAN50を介して受信したパケットを以下のように
処理する。なお、パケット分配ハブ1で扱われるパケッ
トは、送信先アドレス部、送信元アドレス部及びデータ
部の大きく分けて3つのブロックが先頭からこの順に並
べられて構成されるものとする。
【0029】パケット分配ハブ1は、クライアント40
から送信されてきたパケットを一次LANインタフェー
ス部5で受信した後、受信したパケットを制御部2を経
由してMACアドレス書換部3へ送る。なお、パケット
分配ハブ1のMACアドレス保持部4には「アドレス
C」が記憶保持されているため、クライアント40はア
ドレスC宛にパケットを送信する。すなわち、クライア
ント40から送信されてきたパケット53の送信先アド
レス部には「アドレスC」が格納されている。
【0030】MACアドレス書換部3は、クライアント
40から送信されてきた1つのパケット53の先頭の送
信先アドレス部をサーバ(A)20及びサーバ(B)3
0のそれぞれのMACアドレス、すなわち「アドレス
A」及び「アドレスB」のそれぞれへ書き換えて2つの
パケット51、52を生成する。
【0031】MACアドレス書換部3で生成された2つ
のパケット51、52は、制御部2を経由し、二次LA
Nインタフェース部(A)6及び二次LANインタフェ
ース部(B)7のそれぞれを介してサーバ(A)20及
びサーバ(B)30のそれぞれへ送出される。なお、M
ACアドレス書換部3での書き換えにより、サーバ
(A)20が受信する部分でのパケット51の送信先ア
ドレス部には「アドレスA」が格納されており、またサ
ーバ(B)30が受信する部分でのパケット52の送信
先アドレス部には「アドレスB」が格納されている。
【0032】以上のようにしてパケット分配ハブ1内を
パケットが流れることにより、クライアント40から送
信されてきた1つのパケット53はサーバ(A)20及
びサーバ(B)30のそれぞれへパケット51、52と
して分配され、それぞれのサーバにしてみれば、あたか
ももともと自分宛に送信されたパケットであるかのごと
く受信できるようになる。
【0033】図3は、本発明の第1の実施形態に係るパ
ケット分配ハブにおける基幹LANへ送信されるパケッ
トの流れを説明するための図である。
【0034】図3を参照して、サーバ(A)20及びサ
ーバ(B)30のそれぞれがクライアント40宛に送出
したパケットの流れを説明する。サーバ(A)20はパ
ケット中の送信先アドレスとしてクライアント40のア
ドレスである「アドレス40」を指定し、送信元アドレ
スとしては自分のアドレスである「アドレスA」を指定
してパケット61を生成する。同様にサーバ(B)30
は送信先アドレスとして「アドレス40」を、送信元ア
ドレスとして「アドレスB」を指定してパケット62を
生成する。
【0035】これら2つのパケット61、62はパケッ
ト分配ハブ1へ送られ、制御部2へ送られてくる。制御
部2では現用系以外のサーバ(B)30からのパケット
62は廃棄され、現用系のサーバ(A)20からのパケ
ット61はMACアドレス書換部3へ送られる。制御部
2から送られてきたパケット61について、MACアド
レス書換部3ではパケット61の送信元アドレス部を
「アドレスA」から「アドレスC」、すなわちMACア
ドレス保持部4に記憶されたアドレスへ書き換えを行
う。この書き換えられたパケット63は再び制御部2を
経由し、クライアント40へ送出される。すなわち、こ
のような送信元アドレス部の書き換え処理により、クラ
イアント40が受信する部分におけるパケット63の送
信元アドレス部には「アドレスC」が格納されている。
【0036】以上のようにしてパケット分配ハブ1内を
パケットが流れることにより、クライアント40にして
みれば、あたかも「アドレスC」を持ったサーバからの
パケットであるかのごとく受信できるようになる。
【0037】なお、サーバ(A)20が何らかの障害に
より業務が継続できなくなった場合は、サーバ(B)3
0がパケット分配ハブ1に対して、制御インタフェース
部(B)9を経由して現用系サーバの切換を指示する。
これにより、これ以降はサーバ(B)30が現用系とな
り、サーバ(B)30から送信されてきたパケットのみ
の送信元アドレス部が「アドレスC」へ書き換えられ
て、クライアント40へ送出される。この場合にも、ク
ライアント40にしてみれば、あたかも「アドレスC」
というサーバからパケットが送信されてきたというよう
に見える。
【0038】次に、図1及び図4を参照して、本発明の
第2の実施形態に係るパケット分配ハブを説明する。図
4は、本発明の第2の実施形態に係るパケット分配ハブ
における基幹LANへ送信されるパケットの流れを説明
するための図である。
【0039】前述した本発明の第1の実施形態に係るパ
ケット分配ハブでは、MACアドレス保持部4に記憶さ
れるアドレスとして各サーバのアドレスとは異なる予め
設定されたアドレスを用いたが、本発明の第2の実施形
態に係るパケット分配ハブでは、MACアドレス保持部
4に記憶されるアドレスとして初期のサーバ状態の監視
の結果得られた現用系サーバのアドレスをそのまま用い
るようにする。
【0040】図4を参照すると、本実施形態に係るパケ
ット分配ハブ1では、サーバ(A)20及びサーバ
(B)30のそれぞれからクライアント40へ送信され
るパケットは、現用系以外のサーバ(B)30からのパ
ケット72については前述した第1の実施形態と同様に
制御部2で廃棄される。一方、現用系のサーバ(A)2
0からのパケット71についてはMACアドレス書換部
3へ送られることなく、そのままパケット73としてク
ライアント40へ送出される。
【0041】なお、サーバ(A)20が何らかの障害に
より業務が継続できなくなった場合には、サーバ(B)
30からの前述と同様の現用系サーバの切換の指示によ
り、これ以降はサーバ(B)30が現用系となる。切り
替えられた後の新たな現用系のサーバ(B)30からの
パケットは制御部20で廃棄されないが、そのままクラ
イアント40へ送出されずに、MACアドレス書換部3
にてそのパケットの送信元アドレス部が「アドレスA」
へ書き換えられた後にクライアント40へ送出される。
これにより、クライアント40としては「アドレスA」
というサーバのみが存在するように見える。
【0042】以上、本発明の一実施形態について説明し
てきたが、本発明はこのような実施の形態に限定される
ことなく、本発明の原理に準ずる各種の実施の形態を含
む。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパケット
分配ハブによれば、複数のサーバとクライアントとの間
に位置し、これらの相互の間におけるパケットの伝達に
際してパケット中の送信先アドレス部又は送信元アドレ
ス部を書き換えるようにするため、サーバ自身がMAC
アドレスを書き換えたり、共通のMACアドレスを追加
したりする必要がなく、またクライアントから見ればサ
ーバのMACアドレスは常に1つに見える。
【0044】また、本発明のパケット分配ハブによれ
ば、現用系以外のサーバからのパケットを廃棄するよう
にするため、現用系サーバが障害を起こして運用が継続
できなくなったが、完全に動作を停止せずに、LANと
のやりとりを行う処理のみが稼働し続けるような障害と
なった場合でも、切り替わった新サーバからのパケット
のみをクライアントへ伝達することができる。
【0045】さらに、本発明のパケット分配ハブによれ
ば、クライアントからのパケットは予備系サーバにも送
信されてきており、現用系サーバと同等な処理を予備系
サーバで並列して行っておくことにより、業務を引き継
ぐ際にかなり前までさかのぼって業務を再開するのでは
なく、業務の途中から引き継ぐことができるため、現用
系サーバに障害が発生した際に予備系サーバは短時間に
業務を引き継ぐができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施形態に係るパケッ
ト分配ハブの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るパケット分配ハ
ブにおける基幹LANから送信されてきたパケットの流
れを説明するための図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るパケット分配ハ
ブにおける基幹LANへ送信されるパケットの流れを説
明するための図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るパケット分配ハ
ブにおける基幹LANへ送信されるパケットの流れを説
明するための図である。
【図5】従来のクライアント・サーバシステム(二重化
システム)におけるパケットの流れを説明するための図
である。
【符号の説明】
1 パケット分配ハブ(HUB) 2 制御部 3 MACアドレス書換部 4 MACアドレス保持部 5 一次LANインタフェース部 6 二次LANインタフェース部A 7 二次LANインタフェース部B 8 制御インタフェース部A 9 制御インタフェース部B 20 サーバA 30 サーバB 40 クライアント 50 基幹LAN 51、52、53 パケット 61、62、63 パケット 71、72、73 パケット 100 サーバA 200 サーバB 300 クライアント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−23074(JP,A) 特開 平9−224040(JP,A) 特開 平9−149072(JP,A) 特開 平8−235084(JP,A) 特開 平8−186618(JP,A) 特開 平8−181700(JP,A) 特開 平6−169315(JP,A) 特開 平3−292554(JP,A) 特開 平2−159139(JP,A) 特開 昭59−220864(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一又は複数のノードが接続される基幹LA
    Nとのインタフェースを司る一次LANインタフェース
    部と、 二次側に接続される複数のノードとのインタフェースを
    司る二次LANインタフェース部と、 前記一次LANインタフェース部を介して送信されてき
    たパケットの送信先アドレス部を前記二次LANインタ
    フェース部に接続される各ノードのMACアドレスへ書
    き換えるMACアドレス書換部と、前記基幹LAN上のMACアドレスを保持するMACア
    ドレス保持部と 、 を含み、 前記一次LANインタフェース部を介して送信されてき
    たパケットを前記二次LANインタフェース部に接続さ
    れる各ノードへ分配するとともに、 前記二次LANインタフェース部に接続される各ノード
    から前記基幹LANへ送信するパケットの送信元アドレ
    ス部を前記MACアドレス保持部に保持されているMA
    Cアドレスへ書き換えるようにした ことを特徴とするパ
    ケット分配ハブ。
  2. 【請求項2】前記二次LANインタフェース部に接続さ
    れる各ノードから前記基幹LANへ送信すべきパケット
    について、予め指定されたノードからのパケットのみを
    前記基幹LANへ送信し、それ以外のノードからのパケ
    ットは前記基幹LANへ送信しないように制御すること
    を特徴とする請求項1記載のパケット分配ハブ。
  3. 【請求項3】基幹LANとのインタフェースを司る一次
    LANインタフェース部と二次側に接続される複数のサーバとのインタフェースを
    司る二次LANインタフェース部と前記基幹LAN側から認識されるMACアドレスを保持
    するMACアドレス保持部と前記基幹LANから送信されてきたパケット中の送信先
    アドレス部を前記二次 側に接続される各サーバのMAC
    アドレスへ書き換えるMACアドレス書換部と全体の制御を司る制御部とを含み前記制御部が、前記MACアドレス書換部により送信先
    アドレス部が書き換えられたパケットを前記各サーバへ
    分配する手段と前記二次側に接続される前記各サーバのうちの現用系サ
    ーバを記憶しておき現用系サーバ以外のサーバからのパ
    ケットを前記基幹LANへ送出しないように制御する手
    段と前記二次側に接続される現用系サーバから送信されてき
    たパケットの送信元アドレス部を、前記MACアドレス
    書換部にて、前記MACアドレス保持部に保持されてい
    る前記MACアドレスに書き換えた後に、前記基幹LA
    Nへ送出する手段と、 を備え前記基幹LANに接続されるクライアントから送信され
    てきた1つのパケットからその送信先アドレス部が前記
    二次側に接続される各サーバのMACアドレスへ書き換
    えられてなるサーバの台数分のパケットを生成して前記
    各サーバへ送信し前記二次側に接続される前記各サーバが前記基幹LAN
    に接続されるクライアントへ送信するパケットについ
    て、前記複数台のサーバのうちの現用系サーバからの送
    信されてきたパケットのみを前記クライアントへ送信す
    る、 ことを特徴とするパケット分配ハブ。
  4. 【請求項4】前記MACアドレス保持部に記憶されるア
    ドレスとして初期のサーバ状態の監視の結果得られた現
    用系サーバのアドレスをそのまま用い前記二次側の現用系以外のサーバから前記基幹系のクラ
    イアントに送信されるパケットについては前記制御部で
    廃棄され、現用系のサーバからの前記基幹系のクライア
    ントに送信されるパケットについては、前記MACアド
    レス書換部で前記MACアドレス保持部に保持されてい
    る前記MACアドレスに書き換えること なく、そのまま
    パケットとして前記基幹系のクライアントへ送出され
    る、ことを特徴とする請求項3記載のパケット分配ハ
    ブ。
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