JP3290424B2 - 木材乾燥処理装置 - Google Patents

木材乾燥処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生木などの木材を
乾燥する木材乾燥処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木材の乾燥方法としては、自然乾
燥や、人工的にガス、電気、蒸気などで加熱して乾燥す
る強制乾燥がある。
【0003】しかし自然乾燥では、乾燥するのに非常に
長い時間がかかり、生産性が極度に低下することから、
一般的には強制乾燥が行われている。
【0004】強制乾燥は、乾燥処理を行う材木を乾燥処
理室に入れ、室内温度を例えば高温乾燥では約120〜
140℃、中温乾燥では約80℃前後、低温乾燥では約
40〜50℃にして乾燥を行っている。この温度は、乾
燥処理がなされる木材の種類によって適宜選択される。
【0005】また、強制乾燥のうち、近年、特開平10
−156808号公報に示されているように、木材の廃
材、例えばカンナ屑、おが屑、木屑、木片などを燃やし
て、煙を発生させ、このとき発生する煙で木材を燻すと
共に、燃焼時に発生する熱で乾燥する燻煙乾燥も行われ
ている。
【0006】この燻煙乾燥は、燻りにより木材の乾燥を
行い易くできるとともに、防虫の効果を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、燻煙乾
燥は、廃材などを燃やして燻すため、深めの焼却路に廃
材を積層状に入れて燃やすと、廃材が一気に燃えてしま
うので、燃焼時間が短くなってしまい、長時間の燃焼が
行えなかった。
【0008】また、燃焼時間を長くしようとして、廃材
の量を増やすと、廃材の積載量が多すぎて燃焼させるた
めの酸素が下方の廃材に供給できず、結局燃焼時間を長
くできないという問題があった。
【0009】本発明は、上記の問題に鑑みてなしたもの
であって、燃焼時間を長くして、乾燥時間を長くとれる
木材乾燥処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、密閉可能な乾燥処理室
と、該乾燥処理室に燻煙を供給する燻煙発生部とを備え
る木材乾燥処理装置において、燻煙発生部は、燻煙発生
源が収納され、蛇行状に連続して延びる長尺な燃焼路を
備えると共に、該燃焼路内と外部とを連通または遮断す
る少なくとも2つの操作口を備えており、燻煙発生部
が、乾燥処理室の下方に形成され、該燻煙発生部の燃焼
路が、上部が開放され、燻煙発生源を収納する長尺で蛇
行状に連続して延びる凹溝と、該凹溝の上部開放部を覆
い、凹溝内で発生した熱を放熱する放熱板とを備え、該
放熱板を乾燥処理室に露出させると共に、放熱板に凹溝
内で発生した燻煙を放出する放出部を設けている構成と
した。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、長尺な燃焼路の両側の経路突き当たり
近くに、燃焼路内と外部とを連通または遮断する操作口
を設けると共に、焼却路の経路におけるこれら二つの操
作口の間に少なくとも一つの操作口を設けている構成と
した。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の木材乾燥処理装置
に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】図1は、木材乾燥処理装置の概略を全体的
に示した断面図斜視図である。
【0015】この木材乾燥処理装置1は、木材2を収納
する密閉可能な乾燥処理室3と、この乾燥処理室3内の
床面下部に設けられた燻煙発生部4と、乾燥処理室3内
に水ミストを供給する加湿装置5と、乾燥処理室3内の
乾燥雰囲気を循環させて均一にするための攪拌装置6と
を備えている。
【0016】乾燥処理室3には、乾燥する木材の出し入
れをする出入口31を設けており、この出入口31は、
シャッターで開閉するようになっている。
【0017】前記乾燥処理室3内の天井には、図1に示
すように、水ミストを供給する加湿装置5が複数取り付
けられており、この加湿装置5は、高圧水を噴射させる
と同時に、この高圧水に、高圧気体を吹き付けて、水ミ
ストを噴射するようにしたものである。攪拌装置6は、
乾燥処理室3内の天井に取り付ける複数のファンにより
構成されており、このファンの吹き出し側には、蛇腹の
パイプを取り付けて、送風方向が調整できるようになっ
ている。
【0018】また、燻煙発生部4は、図1から図4に示
すように、乾燥処理室3の下方に形成され、燻煙発生源
である木くずなどの廃材7が収納され、蛇行状に連続し
て延びる長尺な燃焼路41を備えている。
【0019】この燻煙発生部4は、上部が開放され、廃
材を収納する長尺で蛇行状に連続して延びる凹溝42
と、該凹溝42の上部開口部42aを覆い、凹溝42内
で発生した熱を放熱する鋼板製の放熱板43とを備え、
該放熱板43を乾燥処理室3内に露出させると共に、放
熱板43には、凹溝42内で発生した燻煙を放出する放
出部となる複数の孔43aが形成されている。
【0020】前記放熱板43は、その厚さを19mmと
比較的厚くしており、この厚みにより金属板の良好な熱
伝導率を活し、局部位置の燃焼であっても、乾燥室全体
に放熱できる。そして、前記放熱板43により、乾燥処
理室3の床面が形成され、凹溝42により蛇行状の前記
燃焼路41が形成されている。
【0021】さらに、蛇行状の燃焼路41は、図4に示
すように、乾燥処理室3の床面を長手方向に延びるよう
に二分割して、二系統併設させて形成しており、一つの
燃焼路41について説明すると、複数の壁42bを、一
方側に通路が形成されるように、交互にジグザグ状に配
設することにより迷路状の蛇行した凹溝42が連続して
形成され、この凹溝42により燃焼路41が構成され
る。これら二系統の燃焼路41,41は、乾燥処理室3
の床面全体に対して形成されている。
【0022】尚、凹溝42内部は、鋼板で覆われてい
る。
【0023】また、上記蛇行状に掘り下げて形成された
凹溝42における燃焼路41の経路両端部および折れ曲
がり部分の一部に、それぞれ空気量を調整したり、着火
および点検をするための、操作口8が複数形成されてい
る。
【0024】操作口8は、図2、図4、図6に示すよう
に、乾燥処理室3における出入口31が設けられている
側の凹溝42の壁部42c側とは反対側の壁部42c
に、凹溝42の燃焼路41の経路一端側となる位置に開
口する第1操作口81をそれぞれの燃焼路41,41に
対して設けている。
【0025】そして,図2、図3、図4、図7に示すよ
うに、乾燥処理室3の長手方向に延びる両壁部42d,
42dには、燃焼路41の経路他端側および経路の折れ
曲がり部の位置に開口する第2操作口82、第3操作口
83、第4操作口84、第5操作口85、第6操作口8
6、第7操作口87、第8操作口88を形成している。
【0026】各操作口81〜88は、ダンパー9により
開閉可能になっており、このダンパー9の開閉は、コン
ピューターで制御している。
【0027】第1操作口81は、通常は、着火用として
用いられ、第8操作口88は、通常排気用として用いら
れており、この第8操作口81は、燃焼中は、常時開い
た状態になるように制御されている。
【0028】第1操作口81〜第7操作口87は、凹溝
42内の廃材7が燃焼路41に沿って燃焼していく速度
に基づいて、燃焼していく方向に沿って順次開閉してい
くようにコンピューターで制御している。
【0029】即ち、凹溝42内で燃焼する廃材7の火が
通過するぐらいの時点で、それに対応した操作口のダン
パー9を開き、酸素(空気)を供給するのであって、酸
素供給が必要無くなった燃焼後においては、密閉度を確
保するためダンパー9が閉鎖されるように制御してい
る。
【0030】燃焼路41は、燃焼開始位置を第1操作口
81の開口位置からとしてもよいし、第8操作口88を
燃焼開始位置としてもよい。さらに、必要な燃焼時間に
合わせて、実際に使用される燃焼路41の燃焼長さを設
定し、その燃焼開始位置となる操作口を適宜選択するこ
とができる。
【0031】また、凹溝42と放熱板43との間には、
図6および図7に示すように、緩衝空間45を形成する
ための、断面逆ハット状をした鋼板製の緩衝板44を介
在させている。この緩衝板44は、凹部44aを凹溝4
2内に嵌め込み、両側のつば部44b,44bを凹溝4
2の壁42bの上面に支持させるようにして配設してい
る。緩衝板44は、複数のものを使用しているので、燻
煙を通過させるための孔は形成していないが、各緩衝板
44の間に形成される隙間から、緩衝空間45に燻煙を
流入させた後、燻煙を放熱板43の放出部43aおよび
各放熱板43の隙間を介して乾燥処理室3内に送るよう
になっている。
【0032】この緩衝板44を配設することにより、凹
溝42内で発生した炎が直接放熱板43に当たることが
なく、しかも、緩衝空間45が形成されているので、乾
燥処理室3の温度の急上昇も防止でき、緩衝空間45内
に熱が行き渡るので、放熱板43全体から放熱を行うこ
とができる。
【0033】また、本発明の木材乾燥処理装置1では、
図示していないが、乾燥処理室3内に分散された燻煙と
ミストを含んだ高熱・高湿度の空気を乾燥処理室3から
取り出し、これを放熱フィンや冷却風で冷却することに
より湿度並びに温度を低下させた後、再び乾燥処理室3
内に送り込むようにして、乾燥処理室3内の湿度および
温度を調整するようになっている。
【0034】この冷却時には燻煙とミスト並びに乾燥処
理木材から抽出された水分等が結露し、これが木酢とし
て回収される。
【0035】次に、上記のように形成された木材乾燥処
理装置1を使用する手順を次に説明する。
【0036】まず、図1に示すように、乾燥処理室3の
下方に蛇行状に形成された二系統の燃焼路41,41を
構成する二本の凹溝42,42に燃料としての廃材(角
材の切れっ端やプレーナ屑、かんな屑、おが屑)7を上
部開口部42aから所定量充填する。
【0037】この時、廃材7としては、乾燥する木材の
種類と同種の廃材が望ましい。また、焼却路41内の廃
材7の燃焼時間は、燃焼路41の経路長さ、廃材7の量
だけでなく、廃材7の種類の調整によってその燃焼時間
が調整される。
【0038】燃焼路41の長さは、凹溝42の長さ方向
にとれだけ廃材を収納するかによって、燃焼長さを調整
できるのであって、第1操作口81から第8操作口88
にわたる全燃焼路41の長さにわたって廃材を収納する
ことにより、最も長い燃焼路41を形成できる。
【0039】また、廃材7の種類、例えば角材の切れっ
端が多い時には、周囲に空間(空気層)が多くなり、燃
焼温度が高く炎を上げて燃えやすくなる。逆にプレーナ
屑やおが屑が多い場合には、空間(空気層)が少なくな
り、長時間にわたって燻ることになる。従って、角材の
切れっ端の層とおが屑の層とを交互に適宜に積層させる
ことにより、燃焼時間および燻煙の発生具合を調整する
ことができる。
【0040】焼却路41に廃材7が充填されると、焼却
路41の上部開口部42aに鋼板製の緩衝板44と鋼板
製の放熱板43とを敷設し、該放熱板43により床面が
形成される。
【0041】次に、床面が形成されると、ここに乾燥処
理する木材2が出入口31から搬入されて所定の隙間を
開けた状態で積み上げられた後、出入口31が閉められ
て乾燥処理室3は密閉される。
【0042】そして、例えば、第1操作口81から凹溝
42内の廃材7に着火されて、廃材7が燃焼し始め、該
凹溝42の開口部42aを塞ぐ放熱板43の下方に配設
する緩衝板44が加熱されると共に、凹溝42内で発生
した燻煙は緩衝板44と放熱板43とで形成される緩衝
空間45に流入する。
【0043】そして、加熱された緩衝板44から発生す
る輻射熱および緩衝空間45を対流する熱により鋼板製
の放熱板43がほぼ均一に加熱されると共に、燻煙も放
熱板43に設けられた孔43aから乾燥処理室3内に流
れ出る。
【0044】こうした燻煙発生部4から燻煙を発生させ
ると同時に加湿装置5から加湿用のミストが噴霧され
る。
【0045】こうして燻煙発生部4からの燻煙と加湿装
置5からの加湿用ミストとで乾燥処理室3内の乾燥雰囲
気は温度が約80℃、湿度が約80%に保たれるのであ
る。
【0046】因みに、本発明の装置の場合、蛇行状に燃
焼路41を形成しているので、約200時間、燻煙を発
生させて乾燥を行うことができた(図8参照)。
【0047】このように、燻煙発生部4からの燻煙と加
湿装置5からの加湿用ミストとで乾燥する場合、加湿用
のミストによって乾燥処理室3内が適度な湿度に保たれ
ることから、燻煙発生部だけを備えた燻煙乾燥装置に比
べて、温度と湿度のコントロールを行うことができ、乾
燥初期に急速に高温高湿度状態にでき、しかもそれを保
持できることから、木材構成成分のうち、リグニンヘミ
セルロースを熱軟化した後に木材中の水分を材外に放出
する操作が可能となる。
【0048】しかも、乾燥初期にこのような操作ができ
るので、木材内部の蒸気圧を高められ、細胞相互間の連
結通路(ピット)は通常、トールスによって閉鎖されて
いるが、それを剥離し、破壊するので、以後の水分移動
が容易となることから、割れ、狂い、そりなどを防止で
き、乾燥処理時間を大幅に短縮することができる。
【0049】また、燻煙発生部だけを備えた燻煙乾燥装
置では、乾燥後期において、乾燥装置内の乾燥ムラによ
って引き起こされる乾燥木材の含水率ムラなどが調整で
きないが、本実施の形態のように、燻煙発生部4からの
燻煙と加湿装置5からの加湿用ミストとで乾燥する場合
は、温度、湿度を外部より人為的に操作できるので、乾
燥後期において、目標仕上がり含水率より2%程度低め
の乾燥条件の設定による、いわゆる、イコーライジング
の操作、続く木材内部に発生している乾燥応力を除去す
る、いわゆる、コンディショニングの操作ができ、結果
として、大断面はり板、丸太など極めて困難とされる乾
燥を一度に大量に行うことができる。
【0050】なお、上記実施の形態では、廃材を乾燥処
理される木材と同種のものとしているが、こうしたもの
にかぎられず異種の廃材による燻煙でも乾燥処理するこ
とができる。
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】さらに、蛇行状の燃焼路は、図4に示すよ
うに、乾燥処理室3の床面を長手方向に延びるように二
分割して二系統形成してもよいし、長手方向中央位置で
分割するようにして二系統形成するようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、密閉可能な乾燥処理室
と、該乾燥処理室に燻煙を供給する燻煙発生部とを備え
る木材乾燥処理装置において、燻煙発生部は、燻煙発生
源が収納され、蛇行状に連続して延びる長尺な燃焼路を
備えると共に、該燃焼路内と外部とを連通または遮断す
る少なくとも2つの操作口を備えており、燻煙発生部
、乾燥処理室の下方に形成され、該燻煙発生部の燃焼
路が、上部が開放され、燻煙発生源を収納する長尺で蛇
行状に連続して延びる凹溝と、該凹溝の上部開放部を覆
い、凹溝内で発生した熱を放熱する放熱板とを備え、該
放熱板を乾燥処理室に露出させると共に、放熱板に凹溝
内で発生した燻煙を放出する放出部を設けている構成と
したから、限られた面積内でも、蛇行させて燃焼路を形
成することにより、所望の長さの燃焼路を形成すること
ができる。この結果、この蛇行状の燃焼路に沿って順次
燃焼させていくことにより、燻煙時間を長くでき、しか
も、燃焼路を蛇行状に連続して延びるように形成してい
るので、燃焼路内に収納する燻煙発生源の燃焼長さを所
望の長さにすることにより燻煙時間も自由に設定するこ
ともできる。
【0056】さらに、燻煙発生部が、乾燥処理室の下方
に形成され、該燻煙発生部の焼却路が、上部が開放さ
れ、燻煙発生源を収納する長尺で蛇行状に連続して延び
る凹溝と、該凹溝の上部開放部を覆い、凹溝内で発生し
た熱を放熱する放熱板とを備え、該放熱板を乾燥処理室
に露出させると共に、放熱板に凹溝内で発生した燻煙を
放出する放出部を設ける構成としているので、燻煙時間
を長く設定することができながら、この凹溝内で発生し
た熱も、放熱板を介して乾燥処理室内の加熱に有効に利
用できる。しかも、この放熱板は、乾燥処理室の底部に
形成されることから、乾燥処理室の底部から上方に向け
て熱が効率よく対流し、乾燥処理室の加熱もほぼ均一に
かつ良好に行える。
【0057】さらに、長尺な焼却路の両側の経路突き当
たり近くに、焼却路内と外部とを連通または遮断する操
作口を設けると共に、焼却路の経路のこれら二つの操作
口の間に少なくとも一つの操作口を設ける構成とすれ
ば、どの操作口からも着火および空気の調整を行えるの
で、焼却路における実際の焼却長さを自由に設定して
も、燃焼具合に合わせて空気調整を行え、燃焼路に沿っ
て効率よく燃焼を行える。さらに、燃焼路全長だけでな
く、燃焼路の一部分を使用して燃焼させることもでき、
その焼却させる位置に合わせて、着火及び空気調整が行
え、効率よく燃焼が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる木材乾燥処理装置の概略を示す
断面斜視図である。
【図2】本発明にかかる木材乾燥処理装置の概略を示す
縦断側面図である。
【図3】本発明にかかる木材乾燥処理装置の概略を示す
他方から見た縦断側面図である。
【図4】本発明にかかる木材乾燥処理装置の燻煙発生部
における燃焼路を形成する凹溝の平面断面図である。
【図5】本発明にかかる木材乾燥処理装置の燻煙発生部
の平面図である。
【図6】本発明にかかる木材乾燥処理装置の燻煙発生部
における燃焼路を形成する凹溝の縦断面図である。
【図7】本発明にかかる木材乾燥処理装置の燻煙発生部
における燃焼路を形成する凹溝の一部切欠縦断面図であ
る。
【図8】本発明にかかる木材乾燥処理装置における温度
変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1 木材乾燥処理装置 2 木材 3 乾燥処理室 4 燻煙発生部 41 燃焼路 42 凹溝 43 放熱板 43a 孔(放出部) 7 廃材(燻煙発生源) 8(81〜88) 操作口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−58324(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B27K 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉可能な乾燥処理室と、該乾燥処理室に
    燻煙を供給する燻煙発生部とを備える木材乾燥処理装置
    において、 燻煙発生部は、燻煙発生源が収納され、蛇行状に連続し
    て延びる長尺な燃焼路を備えると共に、該燃焼路内と外
    部とを連通または遮断する少なくとも2つの操作口を備
    えており、燻煙発生部が、乾燥処理室の下方に形成さ
    れ、該燻煙発生部の燃焼路が、上部が開放され、燻煙発
    生源を収納する長尺で蛇行状に連続して延びる凹溝と、
    該凹溝の上部開放部を覆い、凹溝内で発生した熱を放熱
    する放熱板とを備え、該放熱板を乾燥処理室に露出させ
    ると共に、放熱板に凹溝内で発生した燻煙を放出する放
    出部を設けていることを特徴とする木材乾燥処理装置。
  2. 【請求項2】長尺な燃焼路の両側の経路突き当たり近く
    に、燃焼路内と外部とを連通または遮断する操作口を設
    けると共に、焼却路の経路におけるこれら二つの操作口
    の間に少なくとも一つの操作口を設けている請求項1に
    記載の木材乾燥処理装置。
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