JP3290163B2 - 情報記録用紙 - Google Patents

情報記録用紙

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JP3290163B2
JP3290163B2 JP30156199A JP30156199A JP3290163B2 JP 3290163 B2 JP3290163 B2 JP 3290163B2 JP 30156199 A JP30156199 A JP 30156199A JP 30156199 A JP30156199 A JP 30156199A JP 3290163 B2 JP3290163 B2 JP 3290163B2
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勝巳 原田
耐二 大橋
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富士ゼロックスオフィスサプライ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、プリンター、印刷機等に用いられる情報記録用
紙、特にインクジェット用紙、熱転写用紙及びこれらに
兼用できる情報記録用紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、間接電子写真方式の複写機、プリ
ンター、印刷機等の情報記録用紙は、高白色度に漂白さ
れたバージン化学パルプ、填料、サイズ剤等から抄造さ
れた原紙に、導電剤を塗工して製造されているが、近年
紙の保存性の点から炭酸カルシウムを填料とする中性紙
の使用が普及されている。しかし、高白色度に漂白され
た化学パルプの製造過程において使用される塩素系薬品
は有害物質の生成につながる有機塩素化合物を副生す
る。このため特開平5-239794号公報では、漂白
薬品を使用しないで製造した古紙パルプまたは過酸化水
素漂白古紙パルプ、若しくはこれらを組み合わせた古紙
パルプが全パルプ中の80%以上で、白色度が70%以
上であり、かつ紙中のエタノール可溶有機ハロゲン含有
量が110ppm以下とした印刷・情報用リサイクル紙
について開示している。また、特開平7-120960
号公報では、填料として炭酸カルシウム、サイズ剤とし
てアルキルケテンダイマーを使用する中性電子写真用転
写紙の製造方法において、紙料中のパルプ成分の無塩素
漂白パルプの含有率が50%以上100%以下としたこ
と提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来先
行技術にあっては、漂白薬品を使用しないで製造した古
紙パルプ、過酸化水素漂白古紙パルプまたは無塩素漂白
パルプで構成されていても、導電剤として塩化ナトリウ
ムを主体として使用しているので当然塩素化物が残存
し、その場合には漂白工程で生成される微量のダイオキ
シンとは別に焼却時の条件によってはダイオキシンを発
生させる。そこで、本発明は、用紙の使用時は勿論、焼
却時にあってもダイオキシン等の有機塩素化合物の放出
を極度に抑制した電子写真適性を有する情報記録用紙、
インクジェット用紙、熱転写用紙及びそれらを兼用する
情報記録用紙を提供することを目的とするものである。
すなわち、パルプ漂白工程で極力ダイオキシンや有機塩
素を生成せずに、また製紙工程で塩素化合物を使用しな
いで紙中のダイオキシンや有機塩素の残留量を最小限に
抑えるととも、導電剤として塩化ナトリウムを用いず硫
酸ナトリウムを使用しているので、焼却時の焼却条件に
かかわらずダイオキシンの発生量を最小限にすることを
狙いとする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、無塩素ガス漂白パルプ及び無塩素漂白場
ルプを主体原料とし、これに填料及び導電剤を含ませて
成るものである。すなわち、請求項1に規定する情報記
録用紙は、無塩素ガス漂白場ルプ及び/又は無塩素漂白
パルプ90%以上、若しくはこれらパルプと再生パルプ
化工程で無塩素系漂白を施されていない再生パルプとの
混合パルプ90%以上で構成された原料パルプに、填料
として炭酸カルシウムを含有させその炭酸カルシウム
含有率が灰分として5%を超え、電気抵抗調整用の導電
剤として硫酸ナトリウムを、紙表面の付着量で0.1〜
1.2g/m 含有させたことを特徴とする。請求項2
の情報記録用紙は、紙中の填料灰分(JIS P8128
「紙及び板紙の灰分試験方法」)として10%以下(対
紙)であり、且つ水溶性物質が5%以下であることを特
徴とする。更に、請求項3の情報記録用紙は、紙表面
の付着量が0.1〜1.2g/m になる量の硫酸ナト
リウムを含む表面サイズ剤が、1〜5g/mの範囲
の片面又は両面に塗布されていることを特徴とす
るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の情報記録用紙は、無塩素
ガス漂白パルプ(ECF: Elemental Chlorine Free、
以下、ECFパルプと略記する)及び/又は無塩素漂白
パルプ(TCF:Total Chlorine Free、以下、TCF
パルプと略記する)90%以上、若しくはこれらパルプ
と再生パルプ化工程で塩素系漂白を施されていない再生
パルプとの混合パルプ90%以上で構成された原料パル
プに、填料として炭酸カルシウムを含有させ、電気抵抗
調整用の導電剤として硫酸ナトリウムを含有させたこと
を特徴とした情報記録用紙である。本発明では、ECF
パルプ、TCFパルプ、再生パルプ化工程で塩素系漂白
を施されていない再生パルプなどが、原料パルプ中に9
0%以上含まれることを必須とするが、10%以下の機
械パルプや通常の化学パルプ等は、原料パルプ中に含ま
ることができる。さらに、紙中に含まれる填料が灰分
として10%以下(対紙)、炭酸カルシウムが灰分とし
て5%超であり、かつ水溶性物質5%以下である。ま
た、紙表面への付着量0.1〜1.2g/m となる
の硫酸ナトリウムを含む表面サイズ剤を、紙の片面も
しくは両面に0.5〜5g/mの範囲で塗布する。な
お、硫酸ナトリウムの単独使用では、高湿時に硫酸根の
影響で紙の保存性が悪化する恐れがある。炭酸カルシウ
ムの緩衝作用によりその影響力を緩和することができ
る。
【0006】本発明において使用するバージンパルプと
しては、例えば酸素→二酸化塩素→アルカリ処理等によ
るECFや、酸素→アルカリ処理→過酸化水素処理等の
TCFによるケミカルパルプ(CP:広葉樹晒クラフト
パルプ、針葉樹晒クラフトパルプ、広葉樹未晒クラフト
パルプ、針葉樹未晒クラフトパルプ、広葉樹晒亜硫酸パ
ルプ、針葉樹晒亜硫酸パルプ、広葉樹未晒亜硫酸パル
プ、針葉樹未晒亜硫酸パルプ等の木材及びその他の繊維
原料を化学的に処理して作成されたパルプ)が好まし
く、さらに、バージンの機械パルプ(MP:グランドパ
ルプ、ケミグランドパルプ、ケミメカニカルパルプ、セ
ミケミカルパルプ等木材及びその他の繊維原料を主に機
械的に処理して作成されたパルプ)や通常のケミカルパ
ルプを含有させてもよい。
【0007】再生パルプとは、一度紙となった後、離解
されて紙の原料パルプとなるもので、いわゆる使用済み
古紙パルプ(Post Consumer Waste Fiber)、未使用古
紙パルプ(Pre Consumer Waste Fiber)、工場で発生し
た損紙パルプ(Broke Fiber)を含む。古紙パルプとし
ては、製本、印刷工場、裁断所等において発生する損紙
または裁ち落し乃至幅落しした上白、特白、中白、白損
等の未印刷古紙を離解した古紙パルプが使用できる。ま
た、上質紙、上質コート紙、中質紙、中質コート紙、更
紙等に平版、凸版、凹版印刷等、電子写真方式、感熱方
式、熱転写方式、感圧記録方式、インクジェット記録方
式、カーボン紙等により印字された古紙、及び、水性・
油性インク・鉛筆等で筆記した古紙、新聞古紙を離解後
脱墨したパルプ(以下、DIPと略記する)等も使用で
きる。古紙の原料パルプが、通常の塩素系漂白パルプで
ある場合、古紙パルプ製造時に無漂白・水洗滌しただけ
でも原料パルプ中の残留ダイオキシンをある程度除去で
きるが、一般的に過酸化水素漂白と水洗滌処理を行うと
残留ダイオキシンをより多く除去でき、元のバージンパ
ルプよりも残留ダイオキシンが少ないものとすることが
できる。
【0008】本発明における灰分は10%以下、好まし
くは5%〜8%が望ましい。10%を超えると該用紙の
こわさが減少して走行性不良や紙粉による画質不良等の
支障がでる。特にこわさ減少は坪量65g/m2付近で顕著で
ある。灰分増加によるこわさ減少や画質不良を改善する
ために、さらに紙表面にでんぷんを主成分とする表面サ
イズ処理を両面で0.5〜5g/m2の範囲で施す。好まし
くは1.5〜3.5g/m2が望ましい。灰分増加により繊
維間結合が弱くなるので、でんぷんでサイジングするこ
とにより繊維の縦横方向の良好なネットワーク構造を有
効に補強して、こわさの維持と紙粉発生が抑制できると
考えられる。表面サイズ剤の塗布量が0.5g/m2未満に
なると繊維のネットワーク構造を補強するまでの効果は
ない。また、5g/m2を超えるとトナー定着強度が低下し
情報記録品質が低下する。
【0009】本発明の炭酸カルシウム含有率は、灰分と
して5%超である。3%未満になると導電剤の硫酸ナト
リウムの硫酸根との緩衝作用が不完全となり、保存性に
悪い影響がでてくる。
【0010】さらに灰分増加に伴うCD(クロス方向)
こわさ低下は、超音波パルスの縦波伝播速度比を1.10〜
1.65の範囲に調整することにより、でんぷん補強効果を
一層効果的にできる。本発明で、超音波パルスの縦波伝
播速度比(T/Y比)とは、下記式で示される値を意味す
る。 T/Y比=MDの超音波伝播速度/CDの超音波伝播速度 MD:抄紙機の進行方向、CD:MDの直角方向
【0011】サイズプレスで紙に付与されるでんぷん
は、本発明では繊維の縦横方向の良好なネットワーク構
造を補強して、こわさの維持と紙粉発生の抑制をするの
に重要な意味を持つ。でんぷんとしては、酸化でんぷ
ん、カチオン化でんぷん、ヒドロキシエチルエーテルで
んぷん、酵素変性でんぷんなどが使用される。ポリビニ
ルアルコール、カルボキシメチルセルロース、メチルセ
ルロース、その他樹脂ポリマーなど表面サイズ剤を加え
ても良い。このでんぷんなどをサイズプレスで片面もし
くは両面に0.5〜5g/m2、好ましくは1.5〜3.5
g/m2の範囲で塗布する。また、本発明の情報記録用紙
は、抄紙工程中のサイズプレスで紙匹の表面にでんぷん
を主成分とする水溶性接着剤とともに、硫酸ナトリウム
(導電剤)を付着量0.1〜1.2g/m2の範囲に塗布す
る。また、顔料、染料等も併用して塗布することができ
る。本発明の情報記録用紙に用いることができる填料と
しては、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、チ
ョーク等の炭酸カルシウム、カオリン、焼成クレー、パ
イオロフィライト、セリサイト、タルク等のケイ酸類
等、無機填料や、尿素樹脂等の有機顔料が使用できる。
【0012】サイズプレス工程で塗布する方式として
は、コンベンショナルサイズプレス、ゲートロールサイ
ズプレス、あるいはメタリングブレード方式のサイズプ
レス、ビルブレード、ショートドウェルコーター等を用
いることできる。また、必要に応じてポリアクリルアミ
ド、ポリアミド、ポリイミド、ポリエチレンイミンなど
の紙力増強剤を内添することもできる。
【0013】本発明の情報記録用紙に使用できる内添サ
イズ剤としては、ロジン系サイズ剤、合成サイズ剤、石
油樹脂系サイズ剤、中性サイズ剤等のサイズ剤があげら
れる。カチオン化澱粉等、適当なサイズ剤と繊維への定
着剤を組み合わせて使用する。
【0014】	本発明の情報記録用紙を、電子写真用
紙、インクジェット用紙、熱転写用紙及びそれらを兼用
する用紙などに適用するために、電子写真での静電気ト
ラブル等の防止を目的に上記導電剤を含有または塗布す
ることが必要で、それにより、温度20℃湿度65%RHの表
面電気抵抗率(JIS K 6911「熱硬化性プラスチック一般
試験方法」)を1×109Ω〜1×1012Ωの範囲に保持す
る。その値が高すぎると静電気帯電量が多いための画質
欠陥や複写機での紙走行不良等を生じ、低すぎると帯電
量が少ないための画像転写不良等の問題を生じる。ま
た、熱転写適性やコピー画像部の鮮鋭度を向上させるた
めにキャレンダー処理等により表面の凹凸を少なくして
該情報記録用紙の平滑度(JIS P 8119「紙及び板紙のベ
ック試験器による平滑度試験方法」)を20秒以上、好
ましくは40秒以上にすることが望ましい。また、開封
直後の製品水分は波打ちや、熱定着後カールの発生を抑
えるために適正水分の4.0〜6.5%になるよう抄紙
機のドライヤー、キャレンダー工程や、断裁工程等で調
整する。
【0015】本発明におけるダイオキシン濃度の測定
は、次のように行うもので、紙中の濃度測定と用紙焼却
時の濃度測定とに分けられる。 紙中のダイオキシン濃度の測定 紙中のダイオキシン類の2,3,7,8-TCDD(テ
トラクロロジベンゾール−p−ダイオキシン)当量濃度
は、次の方法で求めた。用紙サンプル20gをトルエン
によりソックスレー抽出し、抽出液を濃縮する。濃縮し
た抽出液をn-ヘキサンに移し、順次、硫酸、水、炭酸
水素ナトリウム水溶液で洗浄処理し、無水硫酸ナトリウ
ムで脱水後、再度濃縮する。この濃縮液をn-ヘキサン
でシリカゲルカラムクロマトグラフィー処理し、さらに
n-ヘキサンとジクロロメタンの混合液でアルミナカラ
ムクロマトグラフィー処理した後で濃縮し、分析試料と
した。この試料をブイ・ジー・アナリティカル社(VG
Analytical)製のガスクロマトグラフ質量
分析計(GC-MS)でダイオキシン類12種を定量し
た。ダイオキシン類12種は、2,3,7,8-TCD
D、1,2,3,7,8-ペンタCDD、1,2,3,
4,7,8-ヘキサCDD、1,2,3,6,7,8-ヘ
キサCDD、1,2,3,7,8,9-ヘキサCDD、
2,3,7,8-TCDF(テトラクロロジベンゾフラ
ン)、1,2,3,7,8-ペンタCDF、2,3,
4,7,8-ペンタCDF、1,2,3,4,7,8-ヘ
キサCDF、1,2,3,6,7,8-ヘキサCDF、
1,2,3,7,8,9-ヘキサCDF、2,3,4,
6,7,8-ヘキサCDFである。各ダイオキシン含有
量を、検出限界1pptで求め、米国EPAの毒性等価
換算係数を用いて2,3,7,8-TCDD当量濃度を
計算した。
【0016】焼却時ダイオキシン濃度の測定焼却時の
ダイオキシン類の2,3,7,8-TCDD当量濃度
は、次の方法で求めた。試料の採取は、『有害大気汚染
物質測定方法マニュアル』(平成9年10月環境庁大気
保全局大気規制課)に基いて行った。用紙の焼却は、バ
ンスター型焼却炉B-5型(火格子面積0.15m2、焼
却能力15kg/h)を使用し、2.5kg(A4サイ
ズ625枚相当)の試料を10等分して縦二つ折りの束
を作る。その束を約10分間隔で1束ずつ投入した。
【0017】図1は用紙焼却における系統図であって、
図中10は焼却炉、11は煙突、12は固体(ダスト)
補集部、13は気体補集部、14は真空ポンプ、15は
ガスメーターである。固体(ダスト)捕集部12は、図2
に拡大して示したように、煙突11内に配置した石英ノ
ズル16から引き出したダクト又はパイプ17に、ダス
ト補集用の石英ウール18及び石英ろ紙19を配置して
構成され、ダクトまたはパイプ端を気体補集部13に連
ねている。気体捕集部13の詳細は、図3に示すよう
に、固体補集部12からのガスを2段の水槽20、21
及び空(から)タンク22に導入した後、XAD−2樹
脂(陰イオン交換樹脂)の充填槽23で吸着し、ジエチ
レングリコール槽24及び空(から)タンク25を経て
外気に放出する。なお、水槽20から空(から)タンク
25までは氷水槽26内に静置されている。上記気体補
集装置で採取したものを、図4に示す分析フローにより
分析しダイオキシン類12種を定量した。ダイオキシン
類12種は、2,3,7,8-TCDD、1,2,3,
7,8-ペンタCDD、1,2,3,4,7,8-ヘキサ
CDD、1,2,3,6,7,8-ヘキサCDD、1,
2,3,7,8,9-ヘキサCDD、2,3,7,8-T
CDF(テトラクロロジベンゾフラン)、1,2,3,
7,8-ペンタCDF、2,3,4,7,8-ペンタCD
F、1,2,3,4,7,8-ヘキサCDF、1,2,
3,6,7,8-ヘキサCDF、1,2,3,7,8,
9-ヘキサCDF、2,3,4,6,7,8-ヘキサCD
Fである。各ダイオキシン含有量を、検出限界1ppt
で求め、米国EPAの毒性等価換算係数を用いて2,
3,7,8-TCDD当量濃度を計算した。
【0018】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明するが、勿論本発明はこれによって限定
されるものではない。本発明情報記録用紙の構成、物
性及び評価に関する実施例1〜3を、参考例1,2共に
表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】〔実施例1〕広葉樹晒クラフトECFパル
プ(LBK-ECFP)を100%配合し、填料として重質炭酸カルシ
ウムを灰分として12wt%、内添サイズ剤としてアルケ
ニル無水コハク酸(ASA)0.1wt%、カチオン化でんぷん
0.2wt%を配合して抄紙した。さらに間接電子写真適
性を付与するため、2ロールサイズプレス処理により、
澱粉を1.0g/m2、硫酸ナトリウムを0.1g/m2となる
ように塗工し、本発明の情報記録用紙を得た。この用紙
の坪量は65g/m2で、平滑度はFSで32秒、表面電気抵抗
率は9.5×1011Ωであった。
【0021】この情報記録用紙の紙中の2,3,7,8
‐TCDD等量濃度 は0.002ppt、小型焼却炉での焼却時排
ガス中の2,3,7,8‐TCDD等量濃度は0.8ng/Nm3
退色率は0.7%であった。該情報記録用紙中の2,
3,7,8‐TCDD等量濃度はダイオキシン類(2.3.7.8-
TetraCDD、Others-TetraCDD、1.2.3.7.8-PentaCDD、Oth
ers-PentaCDD、1.2.3.4.7.8-HexaCDD、1.2.3.6.7.8-Hex
aCDD、1.2.3.7.8.9-HexaCDD、Others-HexaCDD、1.2.3.
4.6.7.8-HeptaCDD、Others-HeptaCDD、OctaCDD)とダイ
オキシン類似化合物(2.3.7.8-TetraCDF、Others-Tetra
CDF、1.2.3.7.8-PentaCDF、2.3.4.7.8-PentaCDF、Other
s-PentaCDF、1.2.3.4.7.8-HexaCDF、1.2.3.6.7.8-HexaC
DF、1.2.3.7.8.9-HexaCDF、2.3.4.6.7.8-HexaCDF、Othe
rs-HexaCDF、1.2.3.4.6.7.8-HeptaCDF、1.2.3.4.7.8.9-
HeptaCDF、Others-HeptaCDF、OctaCDF)の含有量を測定
し、その含有量をダイオキシン類及びダイオキシン類似
化合物の毒性等価係数(1997年におけるWHOの再評価に
よるものを引用)で2,3,7,8‐TCDDに換算して合
計したものを2,3,7,8‐TCDD毒性等量とした。
【0022】小型焼却炉での焼却時に発生する排ガス中
の2,3,7,8‐TCDD等量濃度の測定及び毒性等量算
出は上記紙中2,3,7,8‐TCDD毒性等量と同様にし
た。退色率は、スガ試験機製サンシャインウエザーメー
ターを使用し、カーボンアーク光を20時間照射した。
照射前後の東洋精機製ハンター白色度計でそれぞれの白
色度を測定し、次式で算出したものを退色率とした。 {(照射前の白色度−照射後の白色度)÷照射前の白色
度}×100(%) さらに、その結果を表1に示す。表1から明らかなよう
に、効果として、保存性に優れた情報記録用紙が得られ
た。
【0023】〔参考例1〕 広葉樹晒クラフトECFパルプ(LBK-ECFP)を70%、無漂
白の上白古紙パルプを30%配合し、填料として軽質炭酸
カルシウムと重質炭酸カルシウムを9:1の割合に配合
し、灰分として5%、内添サイズ剤としてアルケニル無
水コハク酸(ASA)0.1wt%、カチオン化でんぷん0.2
wt%を配合して抄紙した。さらに間接電子写真適性を付
与するため、2ロールサイズプレス処理により、澱粉と
ポリビニルアルコール(PVA)を4:1の割合に配合し
た混合液3.8g/m2、硫酸ナトリウムを1.2g/m2とな
るように塗工し、本発明の情報記録用紙を得た。この用
紙の坪量は72g/m2で、平滑度はFSで39秒、表面電気
抵抗率は1.0×10Ωであった。得られたこの情報
記録用紙を実施例1と同様の方法で評価した結果、紙中
の2,3,7,8‐TCDD等量濃度 は 0.003 ppt、小型
焼却炉での焼却時排ガス中の2,3,7,8‐TCDD等量
濃度は0.9ng/Nm3、退色率は2.3%であった。効果と
して、保存性に優れた情報記録用紙が得られた。
【0024】〔実施例〕 広葉樹晒クラフトECFパルプ(LBK-ECFP)を90%、塩素
段を持つ漂白設備で製造された広葉樹晒クラフトパルプ
(LBKP)を10%配合し、填料として軽質炭酸カルシウムを
灰分として15wt%、内添サイズ剤としてアルケテンダ
イマー(AKD)0.2wt%、カチオン化でんぷん0.2 wt%
を配合して抄紙した。さらに間接電子写真適性を付与す
るため、2ロールサイズプレス処理により、澱粉を3.
5g/m2、硫酸ナトリウムを0.4g/m2となるように塗工
し、本発明の情報記録用紙を得た。この用紙の坪量は8
0g/m2で、平滑度はFSで61秒、表面電気抵抗率は4.
0×1010Ωであった。得られたこの情報記録用紙を
実施例1と同様の方法で評価した結果、紙中の2,3,
7,8‐TCDD等量濃度は 0.004 ppt、小型焼却炉での焼
却時排ガス中の2,3,7,8‐TCDD等量濃度は1.0ng/
Nm3、退色率は0.4%であった。効果として、保存性
に優れた情報記録用紙が得られた。
【0025】〔参考例2〕 広葉樹晒クラフトECFパルプ(LBK-ECFP)を80%、無
漂白の上白古紙パルプを20%配合し、填料として軽質
炭酸カルシウムとカオリンクレーを5:5の割合に配合
し、灰分として10wt%、内添サイズ剤として中性ロジ
ン1.0wt%、カチオン化でんぷん0.2 wt%を配合し
て抄紙した。さらに間接電子写真適性を付与するため、
2ロールサイズプレス処理により、澱粉を2.8g/m2
硫酸ナトリウムを0.6g/m2となるように塗工し、本発
明の情報記録用紙を得た。この用紙の坪量は75g/m
2で、平滑度はFSで45秒、表面電気抵抗率は1.3×
1010Ωであった。得られたこの情報記録用紙を実施
例1と同様の方法で評価した結果、紙中の2,3,7,
8‐TCDD等量濃度は 0.003 ppt、小型焼却炉での焼却時
排ガス中の2,3,7,8‐TCDD等量濃度は0.7ng/N
3、退色率は1.6%であった。
【0026】〔実施例〕 過酸化水素にて漂白して得た新聞古紙パルプ60%、無
漂白の上白古紙パルプを40%配合し、填料として軽質
炭酸カルシウムとタルクを8:2の割合に配合し、灰分
として10wt%、内添サイズ剤としてアルケテンダイマ
ー(AKD)0.2wt%、カチオン化でんぷん0.2 wt%を配
合して抄紙した。さらに間接電子写真適性を付与するた
め、2ロールサイズプレス処理により、澱粉を4.0g/
m2、硫酸ナトリウムを0.8g/m2となるように塗工し、
本発明の情報記録用紙を得た。この用紙の坪量は105
g/m2で、平滑度はFSで52秒、表面電気抵抗率は5.5
×10Ωであった。得られたこの情報記録用紙を実施
例1と同様の方法で評価した結果、紙中の2,3,7,
8‐TCDD等量濃度 は 0.003 ppt、小型焼却炉での焼却
時排ガス中の2,3,7,8‐TCDD等量濃度は0.5ng/N
3、退色率は4.1%であった。効果として、保存性
に優れた情報記録用紙が得られた。次に、比較例1ない
し5を表2に示す。
【0027】
【表2】
【0028】〔比較例1〕塩素段を持つ漂白設備で製造
された広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)100%配合し、
填料として軽質炭酸カルシウムを灰分として9wt%、内
添サイズ剤としてアルケニル無水コハク酸(ASA)0.1wt
%、カチオン化でんぷん0.2wt%を配合して抄紙した。
さらに間接電子写真適性を付与するため、2ロールサイ
ズプレス処理により、澱粉を1.5g/m2、塩化ナトリウ
ム(NaCl)を0.1g/m2となるように塗工し、用紙を得
た。この用紙の坪量は68g/m2で、平滑度はFSで33
秒、表面電気抵抗率は9.5×10Ωであった。得ら
れたこの用紙を実施例1と同様の方法で紙中ダイオキシ
ン濃度、焼却時排ガス中のダイオキシン濃度及び保存性
について評価した結果、表-2に示す通りであった。
【0029】〔比較例2〕塩素段を持つ漂白設備で製造
された広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)70%、無漂白の
上白古紙パルプを30%配合し、填料として重質炭酸カ
ルシウムを灰分として3wt%、内添サイズ剤としてアル
ケニル無水コハク酸(ASA)0.1wt%、カチオン化でんぷん
0.2wt%を配合して抄紙した。さらに間接電子写真適
性を付与するため、2ロールサイズプレス処理により、
澱粉を0.8g/m2、塩化ナトリウム(NaCl)を0.05
g/m2となるように塗工し、用紙を得た。この用紙の坪量
は64g/m2で、平滑度はFSで19秒、表面電気抵抗率は
1.1×1012Ωであった。得られたこの用紙を実施
例1と同様の方法で評価した結果、表-2に示す通りで
あった。
【0030】〔比較例3〕塩素段を持つ漂白設備で製造
された広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)90%、塩素段を
持つ漂白設備で製造された針葉樹晒クラフトパルプ(NBK
P)を10%配合し、填料として軽質炭酸カルシウムを灰
分として7wt%、内添サイズ剤としてアルキルケテンダ
イマー(AKD)0.2wt%、カチオン化でんぷん0.2wt%を
配合して抄紙した。さらに間接電子写真適性を付与する
ため、2ロールサイズプレス処理により、澱粉を5.0
g/m2、塩化ナトリウム(NaCl)を0.2g/m2となるよう
に塗工し、用紙を得た。この用紙の坪量は75g/m2で、
平滑度はFSで30秒、表面電気抵抗率は6.3×10
Ωであった。得られたこの用紙を実施例1と同様の方法
で評価した結果、表-2に示す通りであった。
【0031】〔比較例4〕塩素段を持つ漂白設備で製造
された広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)80%、無漂白の
上白古紙パルプを20%配合し、填料として軽質炭酸カ
ルシウムとカオリンクレーを3:7の割合に配合し、灰
分として16wt%、内添サイズ剤としてアルケニル無水
コハク酸(ASA)0.1wt%、カチオン化でんぷん0.2 w
t%を配合して抄紙した。さらに間接電子写真適性を付与
するため、2ロールサイズプレス処理により、澱粉を
2.0g/m2、塩化ナトリウム(NaCl)を0.1g/m2とな
るように塗工し、用紙を得た。この用紙の坪量は82g/
m2で、平滑度はFSで41秒、表面電気抵抗率は1.3×
1010Ωであった。得られたこの用紙を実施例1と同
様の方法で評価した結果、表-2に示す通りであった。
【0032】〔比較例5〕過酸化水素にて漂白して得た
新聞古紙パルプ50%、無漂白の上白古紙パルプを50
%配合し、填料としてタルクとカオリンクレーを5:5
の割合に配合し、灰分として20wt%、内添サイズ剤と
してアルケテンダイマー(AKD)0.2wt%、カチオン化で
んぷん0.2 wt%を配合して抄紙した。さらに間接電子
写真適性を付与するため、2ロールサイズプレス処理に
より、澱粉を1.6g/m2、硫酸ナトリウムを0.3g/m2
となるように塗工し、用紙を得た。この用紙の坪量は1
05g/m2で、平滑度はFSで46秒、表面電気抵抗率は
5.2×1010Ωであった。得られたこの用紙を実施
例1と同様の方法で評価した結果、表-2に示す通りで
あった。
【0033】
【発明の効果】上記のように、本発明の情報記録用紙
は、原料パルプのうち無塩素ガス漂白パルプ及び/又は
無塩素漂白パルプ90%以上、若しくはこれらパルプと
再生パルプ化工程で塩素系漂白を施されていない再生パ
ルプとの混合パルプ90%以上で構成され、導電剤とし
て硫酸ナトリウムを使用し、紙中に填料として灰分10
%以下(対紙)、炭酸カルシウムが全灰分中の3%以上
で、且つ水溶性物質5%以下含有させたもので、電子記
録適性を有しながら、紙中にダイオキシン含有していな
いため環境ホルモンを発生させないし、焼却時にダイオ
キシンの発生を大幅に減少できる。リサイクルパルプの
使用が可能でリサイクル効率、歩留の向上、長期保存、
耐用性大である。また、導電剤である硫酸ナトリウムは
比較的安価で入手が安定容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙中のダイオキシン測定方法の系統を示す図で
ある。
【図2】ダスト捕集部の概略を示す側面図である。
【図3】気体捕集部の概略を示す側面図である。
【図4】分析フローチャートである。
【符号の説明】
10 焼却炉 11 煙突 12 固体
(ダスト)補集部 13 気体補集部 14 真空ポンプ 15 ガス
メーター 16 石英ノズル 17 ダクト 18 石英
ウール 19 石英ろ紙 20、21 水槽 22 空
(から)タンク 23 XAD−2樹脂充填槽 24 ジエチレングリコ
ール槽 25 空(から)タンク 26 氷水槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−305306(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21H 11/00 - 27/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料パルプのうち無塩素ガス漂白パルプ
    及び/又は無塩素漂白パルプ90%以上、若しくはこれ
    らパルプと再生パルプ化工程で塩素系漂白を施されてい
    ない再生パルプとの混合パルプ90%以上で構成された
    原料パルプに、填料として炭酸カルシウムを含有させ
    その炭酸カルシウム含有率が灰分として5%を超え、
    気抵抗調整用の導電剤として硫酸ナトリウムを、紙表面
    の付着量で0.1〜1.2g/m 含有させたことを特
    徴とする情報記録用紙。
  2. 【請求項2】 紙中の填料灰分(JIS P8128「紙
    及び板紙の灰分試験方法」)として10%以下(対紙)
    であり、且つ水溶性物質が5%以下であることを特徴と
    する請求項1記載の情報記録用紙。
  3. 【請求項3】 紙表面への付着量が0.1〜1.2g/
    になる量の硫酸ナトリウムを含む表面サイズ剤が、
    1〜5g/mの範囲の量の片面又は両面に塗布
    れていることを特徴とする請求項1または2記載の情報
    記録用紙。
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