JP3290148B2 - 取付金具付きドア枠 - Google Patents

取付金具付きドア枠

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JP3290148B2
JP3290148B2 JP30944198A JP30944198A JP3290148B2 JP 3290148 B2 JP3290148 B2 JP 3290148B2 JP 30944198 A JP30944198 A JP 30944198A JP 30944198 A JP30944198 A JP 30944198A JP 3290148 B2 JP3290148 B2 JP 3290148B2
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信也 宮本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物下地枠に取り
付けるための取付金具を周囲に備えたドア枠に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ドア枠は、開口部を構成する建物下地枠
の内側に取付金具(取合金具とも称される)を介して取
り付けられるものであるが、従来のこの種の取付金具
は、例えば実用新案登録第2538108号公報に開示
されるように、ドア枠に取り付けられた状態では、ドア
枠の周囲から取付板が固定的に突出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の取
付金具では、現場に搬入される前のドア枠の周囲所定箇
所に予め取付金具を取り付けておくと、ドア枠の積み卸
し搬送時などにドア枠周囲から突出する取付板が床など
に当たって変形する恐れがあり、ドア枠の梱包や積み卸
し搬送に十分な注意とコストをかける必要が生じる。
【0004】現場でドア枠に取付金具を取り付けるよう
にすれば上記問題点は解消するが、現場での作業工数が
増えてコストアップにつながるばかりでなく、現場で取
付金具などが不足するなどして、作業に支障を来す恐れ
もある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解消し得る取付金具付きドア枠を提供する
ことを目的とするものであって、その手段を後述する実
施形態の参照符号を付して示すと、ドア枠18を構成す
る枠材19〜21と、この枠材19〜21の外側に取り
付けられた第一取付金具1Aと第二取付金具1Bとを備
え、前記枠材19〜21の外側には、その左右両側壁部
26から内側に折曲連設された左右一対の階段状折曲板
部27によって形成され且つ建物下地枠23〜25の内
側辺部が嵌合する凹溝部29が当該枠材19〜21の長
さ方向に連続して形成され、前記各取付金具1A,1B
は、基板2と、この基板2の一端寄り位置に支軸7によ
り当該基板2上に倒伏した折り畳み姿勢P2と当該基板
2から垂直に起立する起立姿勢P1との間で揺動自在に
枢着された取付板8とから成り、これら第一第二両取付
金具1A,1Bが、前記枠材19〜21の凹溝部29内
の長さ方向に適当間隔を隔てた位置に、それぞれの前記
支軸7が枠材19〜21の長さ方向と平行になり且つ倒
伏姿勢にある取付板8が互いに逆向きとなる状態で、各
基板2の両端を前記枠材19〜21の左右一対の階段状
折曲板部27の相対向フランジ部27a上に当接固定す
ることにより取り付けられ、第一取付金具1Aの起立姿
勢P1にある取付板8と第二取付金具1Bの起立姿勢P
1にある取付板8との間で、前記枠材19〜21と平行
に位置する建物下地枠23〜25を挟持し、これら各取
付板8を前記建物下地枠23〜25に釘36などで固着
し得るように構成されている。
【0006】上記構成の本発明を実施するに際し、前記
各取付金具1A,1Bの折り畳み姿勢P2にある取付板
8が前記凹溝部29内に収納されるように構成すること
ができる。
【0007】また、前記各取付金具1A,1Bの基板2
には、前記左右一対の階段状折曲板部27の相対向フラ
ンジ部27a間に嵌合する折曲両側板部5を形成し、こ
の折曲両側板部5間に前記取付板8を支軸7により軸支
することができる。
【0008】さらに、前記各取付金具1A,1Bには、
前記取付板8が起立姿勢P1を越えて揺動するのを阻止
するストッパー9や、前記取付板8を少なくとも起立姿
勢P1において位置決めするクリック機構10を併設す
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適実施形態を添
付図に基づいて説明すると、図1〜図3において、1は
取付金具であって、矩形状の基板2と、この基板2の両
端のリベット用孔3を備えた取付部4を残して左右両側
辺を下側に折曲して構成された左右一対の両側板部5
と、一方の取付部4に隣接するように基板2を矩形状に
切り抜くとともにその両側辺を下側に折曲して構成され
た左右一対の軸受板部6と、この軸受板部6間に支軸
(中実円柱状のものの他、鋼板を円筒状に曲げ加工した
ものなど)7により揺動自在に支承された取付板8と、
ストッパー9と、クリック機構10とから構成されてい
る。
【0010】取付板8は、側面形状がL形のもので、取
付用釘孔11を備えた巾広本体部12と、遊端に前記支
軸7が貫通する円筒状部分13を備えた折曲基部14
と、当該折曲基部14の両側辺から本体部12側に折曲
して構成した左右一対の舌片部15とから成り、当該取
付板8を図1の実線で示すように基板2に対して垂直に
起立する起立姿勢P1にしたとき、巾広本体部12の左
右両肩部12aが基板2の表面に当接するように構成さ
れ、この互いに当接する前記巾広本体部12の左右両肩
部12aと基板2の表面とで前記ストッパー9が構成さ
れている。またこのとき、図3Bに示すように、前記左
右一対の舌片部15が基板2側の左右一対の軸受板部6
の内側に隣接するとともに、当該舌片部15に設けられ
た孔16に軸受板部6に形成された突起部17とが嵌合
するように構成され、この互いに嵌合する孔16と突起
部17とで前記クリック機構10が構成されている。
【0011】しかして、前記取付板8は、図1の仮想線
で示すように、前記クリック機構10の係止力に抗して
支軸7の周りに基板2の表面側へ90度倒伏させた折り
畳み姿勢P2に切り換えることができる。このとき、取
付板8の先端は基板2の外側に突出するものではない。
また、この折り畳み姿勢P2は、支軸7と取付板8側の
円筒状部分13との間の摩擦力により保持することがで
きるが、当該折り畳み姿勢P2を保持するためのクリッ
ク機構を設けても良い。
【0012】図4において、18はドア枠であって、左
右一対の垂直枠材19,20と上下一対の水平枠材2
1,22とで矩形状に組み立てられ、左右一対の垂直枠
材19,20は、上下2箇所をそれぞれ2つ一組の取付
金具1A,1Bにより建物下地の垂直枠23A,23B
に取り付けられ、上側の水平枠材21は両端近傍2箇所
をそれぞれ2つ一組の取付金具1A,1Bにより建物下
地の垂直枠23A,23B間に架設された水平枠24に
取り付けられている。
【0013】図5〜図7に示すように、ドア枠18を構
成する左右一対の垂直枠材19,20と上側の水平枠材
21は、帯状鋼板を曲げ加工して構成した軽量形鋼状の
もので、内側にドア受け止め用突条部25を備え、図7
Bに示すように、両側壁部26から内側に折曲連設され
た左右一対の階段状折曲板部27によって、建物下地枠
23A〜24の内側辺部とこれに貼設される外装材28
の内側辺とが嵌合する凹溝部29が形成されている。
【0014】しかして、前記各取付金具1A,1Bは、
前記左右一対の階段状折曲板部27の相対向フランジ部
27aと、当該フランジ部27a上に当接させた基板2
の両端取付部4とを、そのリベット用孔3を利用してリ
ベット30で結合することにより、取り付けられてい
る。このとき、2つ一組の取付金具1A,1Bは、その
取付板8の向きが互いに逆向きとなるように取り付けら
れている。
【0015】なお、図5及び図6において、31はドア
枠18の垂直枠材19,20と上側の水平枠材21とを
結合する結合ボルトであって、垂直枠材19,20の端
部に内装された当て板32と当該垂直枠材19,20と
を貫通し、水平枠材21の端部に内装され且つリベット
33により固着された結合用部材34のねじ孔35に螺
合する。
【0016】上記構成の取付金具付きドア枠18は、現
場に搬入するまでは各取付金具1A,1Bの取付板8
(巾広本体部12)を、図7Aの実線で示すように内側
に倒伏させて折り畳み姿勢P2としておく。この結果、
各取付金具1A,1Bは、その取付板8を含めて、ドア
枠18の垂直枠材19,20と上側の水平枠材21の各
凹溝部29内に収納されており、他物に当たる恐れは極
減する。
【0017】ドア枠18を据え付けるときは、各取付金
具1A,1Bの取付板8を支軸7の周りに開動させて起
立姿勢P1に切り換える。このときクリック機構10が
働いて、取付板8(巾広本体部12)を起立姿勢P1に
保持するので、取付板8が不測に倒伏してしまうことは
ない。かかる状態で、図4及び図7Bに示すように、建
物下地の垂直枠23A,23Bを、ドア枠18の左右両
垂直枠材19,20に取り付けられている各取付金具1
A,1Bの起立姿勢P1にある取付板8(巾広本体部1
2)間に嵌合させて土台と梁との間などに立設するとと
もに、建物下地の水平枠24を、ドア枠18の上側水平
枠材21に取り付けられている各取付金具1A,1Bの
起立姿勢P1にある取付板8(巾広本体部12)間に嵌
合させて両垂直枠23A,23B間に架設し、各取付板
8の巾広本体部12を、その釘孔11と釘36とを利用
して各建物下地枠23A〜24に固着する。
【0018】なお、図7Bに示すように、ドア枠18の
各枠材19〜21の凹溝部29の巾は、各建物下地枠2
3A〜24の巾(厚さ)よりも広い。換言すれば、各取
付金具1A,1Bの起立姿勢にある取付板8(巾広本体
部12)は、前記凹溝部29の両側辺よりも内側に等距
離だけ寄った位置にあり、建物下地枠の外側に貼設され
る外装材28は、その側辺をドア枠18の各枠材19〜
21の凹溝部29内に嵌合させることができる。
【0019】ドア枠18の各枠材19〜21に対する取
付金具1A,1Bの個数は、図示例に限定されるわけで
はなく、各枠材19〜21ごとに、各建物下地枠23A
〜24を両側から挟み込む少なくとも2つの取付板8が
存在するように取付金具1A,1Bを配設すれば良い。
【0020】なお、ドア枠18の一方の垂直枠材20に
はドアが蝶番を介して枢着され、他方の垂直枠材19に
は、当該ドアに設けられたラッチが係合する、一般にス
トライクと称されるドア係止用被係合手段が取り付けら
れる。このドア係止用被係合手段の構造とその取り付け
構造の一例を、図8及び図9に基づいて説明する。
【0021】図示の通り、ドア係止用被係合手段は、ハ
ウジング40、ドア側のラッチと係合する被係合部材4
1、及び化粧板42から構成される。ハウジング40
は、上下に長い角ケース状のもので、その上下両端から
延出する取付部43において、垂直枠材19の内側にリ
ベット44で固着され、底面中央には貫通ねじ孔45が
設けられている。なお、前記リベット44の頭部が垂直
枠材19の表面から突出しないように、当該垂直枠材1
9には、リベット44の頭部が嵌合する凹部46が形成
されている。被係合部材41は、前記ハウジング40内
に遊嵌し且つ垂直枠材19の巾方向にのみスライドし得
るサイズの上下に長い角ケース状のものであって、その
内側にラッチ嵌合部41aを形成し、左右両長辺から
は、垂直枠材19の裏面に沿って外側に延出するフラン
ジ部47が折曲連設され、ラッチ嵌合部41aの底面中
央には、垂直枠材19の巾方向に長い長孔48が設けら
れている。この長孔48の両側辺には、固定用ビスの滑
り止めのためのセレーション加工48aが施されてい
る。
【0022】しかして、前記被係合部材41は、その底
面の長孔48を貫通し且つハウジング40の底面の貫通
ねじ孔45に螺合する1本の固定用ビス49により、垂
直枠材19の巾方向に位置調整可能にハウジング40に
取り付けられている。化粧板42は、垂直枠材19のド
ア受け止め用突条部25とドア開閉側の角部19aとの
間の表面をカバーするように当該垂直枠材19に被せら
れ、ビス50により取り付けられたもので、前記垂直枠
材19の角部19aをドア側のラッチとの摺接から保護
する折曲側辺部51と、ドア側のラッチを前記被係合部
材41のラッチ嵌合部41aへ係合させるための矩形状
の開口部52とを備えている。なお、化粧板42を取り
付けるビス50は、垂直枠材19を貫通し、その内側に
固着されている前記ハウジング40の取付部43に、リ
ベット44と並列するように形成された貫通ねじ孔53
に螺合している。
【0023】上記構成のドア係止用被係合手段によれ
ば、化粧板42の矩形状開口部52を通じて外から回転
操作し得る1本のビス49を弛めることにより、被係合
部材41をドア枠18の外側から見て前後奥行き方向に
スライドさせることができるので、閉じたドアを垂直枠
材19のドア受け止め用突条部25に当接させたとき、
当該ドアのラッチが被係合部材41のラッチ嵌合部41
aに、その外側辺41bに当接する状態で嵌合するよう
に、当該被係合部材41を前後奥行き方向に位置調整し
て、固定用ビス49で締結固定することができる。な
お、被係合部材41を前後何れの方向に最大量移動させ
ても、そのフランジ部47が、化粧板42の矩形状開口
部52と被係合部材41のラッチ嵌合部41aとの間に
隙間が生じるのを防止している。
【0024】
【発明の効果】以上のように実施し得る本発明の取付金
具付きドア枠によれば、ドア枠に建物下地枠に対する取
付金具が取り付けられているので、現場でドア枠に取付
金具を取り付ける場合の問題点、即ち、現場での作業工
数が増えてコストアップにつながったり、現場で取付金
具などが不足するなどして、作業に支障を来す恐れがあ
るというような問題点が解消でき、しかも、取付金具の
建物下地枠への取付板は、現場でドア枠を据え付ける直
前まで、ドア枠の枠材側に倒伏した折り畳み姿勢にして
おけるので、従来の取付金具付きドア枠のように、搬送
中などにドア枠から突出状態にある取付板が他物に当た
って変形するというような不都合を少なくし得るととも
に、ドア枠の梱包や搬送時の取り扱いが容易になる。
【0025】また、1つの取付金具に建物下地枠を挟み
込む一対の取付板を起伏自在に設けるのではなく、2つ
の取付金具の取付板により建物下地枠を挟み込むように
構成したので、ドア枠の建物下地枠に取り付ける各辺の
長さなどに応じて、取付板の位置や個数を任意に決定す
ることが容易であり、取付金具付きドア枠全体のコスト
ダウンを図ることができる。
【0026】なお、請求項2に記載の構成によれば、取
付金具の折り畳み姿勢にある取付板を、ドア枠の枠材外
側に形成されている凹溝部内に収納させるのであるか
ら、現場へのドア枠の搬送時などに前記取付板が他物に
当たって変形や破損するのをより一層確実に防止するこ
とができる。また、請求項3に記載の構成によれば、ド
ア枠に対する取付金具の取り付け部をドア枠の外側に露
出させないで済むとともに、取付金具の基板によりドア
枠の枠材を効果的に補強することができる。
【0027】さらに請求項4に記載の構成によれば、取
付金具の取付板が起立姿勢を越えて揺動するのをストッ
パーで阻止し得るので、当該取付板が起立姿勢を越えて
外側に開いてしまうような場合と比較して、取付板を建
物下地枠に取り付ける作業が容易に行える。さらに、請
求項5に記載の構成によれば、起立姿勢に起こした取付
板が不測に倒伏するのをクリック機構で防止し得るの
で、取付板を建物下地枠に取り付ける作業がより一層容
易に行える。
【0028】なお、実施形態に示したように、ドア枠の
垂直枠材の内側に固着したハウジング、このハウジング
内で前後奥行き方向にのみスライド可能に嵌合する角ケ
ース状の被係合部材、当該被係合部材の底部を前記ハウ
ジングの底部に前後奥行き方向に位置調整可能に固定す
る長孔と固定用ビス、及び前記垂直枠材の表面を覆う化
粧板から成り、前記被係合部材には、前記化粧板に設け
られた開口部と前記被係合部材のラッチ嵌合部における
スライド方向前後両側辺との間を閉塞するフランジ部が
連設され、前記化粧板の開口部を通じて前記被係合部材
を固定するビスを操作し得るようにした、ドア係止用被
係合手段によれば、ドアを閉じたときにドア側のラッチ
が係合する前記被係合部材を、化粧板などを取り外すこ
となく外側から簡単容易に前後奥行き方向に位置調整し
て、ドアをがたつきなく係止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 取付板を起立姿勢にした状態での取付金具の
縦断正面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 A図は図1の右側面図であり、B図は同要部
の拡大縦断側面図である。
【図4】 建物下地枠に取り付けた状態のドア枠を示す
正面図である。
【図5】 取付金具付きドア枠の要部を示す拡大縦断正
面図である。
【図6】 同要部の平面図である。
【図7】 A図は、取付板を折り畳んだ状態でのドア枠
要部の側面図であり、B図は、取付金具でドア枠を建物
下地枠に取り付けた状態での要部の断面図である。
【図8】 A図は、ドア枠の垂直枠材に取り付けられた
ドア係止用被係合手段を示す正面図であり、B図は同縦
断正面図である。
【図9】 A図は、図8Aの縦断側面であり、B図は、
同中央横断平面図であり、C図は、同上部の横断平面図
である。
【符号の説明】
1,1A,1B 取付金具 2 基板 4 基板の取付部 5 基板の両側板部 6 基板の軸受板部 7 支軸 8 取付板 9 ストッパー 10 クリック機構 12 取付板の巾広本体部 12a 巾広本体部の両肩部(ストッパー) 16 クリック機構を構成する孔 17 クリック機構を構成する突起部 18 ドア枠 19,20 ドア枠左右の垂直枠材 21,22 ドア枠上下の水平枠材 23A,23B 建物下地の垂直枠 24 建物下地の水平枠 25 ドア受け止め用突条部 26 建物下地枠の両側壁部 27 ドア枠の各枠材の階段状折曲板部 28 外装材 29 ドア枠の各枠材の凹溝部 36 取付板と建物下地枠との結合用釘
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−100972(JP,U) 実開 昭48−54432(JP,U) 実開 昭47−36823(JP,U) 実公 昭40−17006(JP,Y1) 実公 昭13−4072(JP,Y1) 実公 昭3−9246(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 1/56 - 1/60

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドア枠を構成する枠材と、この枠材の外側
    に取り付けられた第一取付金具と第二取付金具とを備
    え、前記枠材の外側には、その左右両側壁部から内側に
    折曲連設された左右一対の階段状折曲板部によって形成
    され且つ建物下地枠の内側辺部が嵌合する凹溝部が当該
    枠材の長さ方向に連続して形成され、前記各取付金具
    は、基板と、この基板の一端寄り位置に支軸により当該
    基板上に倒伏した折り畳み姿勢と当該基板から垂直に起
    立する起立姿勢との間で揺動自在に枢着された取付板と
    から成り、これら第一第二両取付金具が、前記枠材の凹
    溝部内の長さ方向に適当間隔を隔てた位置に、それぞれ
    の前記支軸が枠材の長さ方向と平行になり且つ倒伏姿勢
    にある取付板が互いに逆向きとなる状態で、各基板の両
    端を前記枠材の左右一対の階段状折曲板部の相対向フラ
    ンジ部上に当接固定することにより取り付けられ、第一
    取付金具の起立姿勢にある取付板と第二取付金具の起立
    姿勢にある取付板との間で、前記枠材と平行に位置する
    建物下地枠を挟持し、これら各取付板を前記建物下地枠
    に釘などで固着し得るようにした、取付金具付きドア
    枠。
  2. 【請求項2】前記各取付金具の折り畳み姿勢にある取付
    板が前記枠材の凹溝部内に収納されるようにした、請求
    項1に記載の取付金具付きドア枠。
  3. 【請求項3】前記各取付金具の基板には、前記枠材の左
    右一対の階段状折曲板部の相対向フランジ部間に嵌合す
    る折曲両側板部を備え、この折曲両側板部間に前記支軸
    により取付板が軸支されている、請求項1又は2に記載
    の取付金具付きドア枠。
  4. 【請求項4】前記各取付金具には、その取付板が起立姿
    勢を越えて揺動するのを阻止するストッパーが配設され
    ている、請求項1〜3の何れかに記載の取付金具付きド
    ア枠。
  5. 【請求項5】前記各取付金具には、その取付板を少なく
    とも起立姿勢において位置決めするクリック機構が併設
    されている、請求項1〜4の何れかに記載の取付金具付
    きドア枠。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010116684A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Nakao Seisakusho:Kk ドア枠

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010116684A (ja) * 2008-11-11 2010-05-27 Nakao Seisakusho:Kk ドア枠

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