JP3290094B2 - 絞りローラ - Google Patents

絞りローラ

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JP3290094B2
JP3290094B2 JP11349597A JP11349597A JP3290094B2 JP 3290094 B2 JP3290094 B2 JP 3290094B2 JP 11349597 A JP11349597 A JP 11349597A JP 11349597 A JP11349597 A JP 11349597A JP 3290094 B2 JP3290094 B2 JP 3290094B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は円盤素材の外周を加
圧し増肉加工する際に用いる増肉用絞りローラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記、円盤素材の外周を加圧して増肉加
工する際の増肉加工用絞りローラの一例を図3に示す。
この絞りローラ20は、適宜角度αを有したV状の溝部
22を構成するように円弧状の底部23の頂点部分で2
分割とした左右の本体21a、21bをボルト等の固着
手段(図示省略)によって固着してなる。24a、24
bはV状の溝部の斜面を示し、その角度αは増肉加工を
施す素材の厚みによって異なる。また、25はベアリン
グを嵌挿する挿入孔を示す。
【0003】円盤素材の増肉は図4に示す周知のスピニ
ングマシンMによって行われる。図において、プレス機
等適宜手段にて形成された薄板円盤状の素材Aはスピニ
ングマシンMの回転主軸DのマンドレルM1と、他方の
テールストックTのマンドレルM2によって挟持固定す
る。Cは往復工具台を示し、該工具台Cにはターレット
台Gを取り付け、これに増肉加工用絞りローラ20を取
付ける。なお、増肉加工用絞りローラ20は増肉する
素材の板厚、増肉するボリュームに応じて複数の増肉工
程が必要なときは工程数に応じた増肉加工用絞りローラ
20を取り付ける。図6は2工程の場合を示す。P1は
往復工具台Cの横行用パルスモータ、P2はターレット
台Gの前進用パルスモータを示す。なお、前記往復工具
台Cと対向的に素材を挟んでバックアップローラが設け
られるが、本発明の要旨外であり説明を省略する。
【0004】上記構成において、図5に示す如く素材A
を回転し素材外周に増肉加工用絞りローラ20を対設し
て、素材周縁部を押圧することにより、素材Aの端部
を、同図(b)に示す如く増肉加工用絞りローラ20の
溝部22に閉じこめ、外周を断面台形状の増肉円筒部b
とした中間素材Bを形成する増肉を施す。次いで必要に
応じ、ターレット台Gを回転し斜面22の角度が異なる
増肉加工用絞りローラを用いて同様の増肉を施し、所望
形状に成形する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合、加
工する素材Aの板厚が薄くなってくると(例えば3mm
以下、特に2.3mm程度の場合)増肉加工用絞りロー
ラ20の溝部22の斜面24a、24bによって形成さ
れる角度αは鋭角となり増肉加工用絞りローラ20が本
体21a、21bの如く2分割にしていない場合はロー
ラ割れの原因となる。また図3に示す2分割にした場合
はローラの割れを生じることを防止することは出来ると
しても、図6に示す如く増肉加工において負荷が増大し
た場合、本体21a、21bに対し外向きの力が生じ、
底部23の頂点部分が開拡し、その開拡した部位26に
素材Aが流れ込むメタルフロー現象が発生し、成形され
る中間素材Bの品質が確保できない等の問題がある。
【0006】本発明はかゝる点に鑑み、薄肉円盤材料の
増肉加工において、左右絞りローラのローラ割れが生じ
ることなく、従って絞りローラの溝底部の頂点部分に素
材が流れ込むことのない増肉加工用絞りローラを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明は、円盤素材の外周を圧縮により増肉せし
める溝部を有する絞りローラにおいて、該溝部の底部を
形成する中間体と、該中間体を挟んでその両側に配備さ
れる対をなす本体とより構成され、それぞれの本体には
上記溝部に連なる傾斜面形成したことを特徴とするも
のである。
【0008】上記の構成からなる本発明は、増肉加工に
おいて負荷が増大した場合でも側面部分が軸方向にスラ
イドしても、増肉加工用絞りローラの溝部の底辺頂部に
素材が流れ込むことはない。
【0009】また、第2の発明は、円盤素材の外周を圧
縮により増肉せしめる溝部を有する絞りローラにおい
て、該溝部の底部と溝部に連なる一方の傾斜面を形成す
る本体と、他方の傾斜面を形成する他方の本体とより構
成したことを特徴とする。
【0010】上記の構成からなる本発明は、溝部の一側
面を形成する一方の本体と溝底部を形成する中間体とを
一体構造としたから、絞りローラは2分割構造とするこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は第1実施例を示し、増肉加
工用絞りローラ1は、溝底を円弧状若しくはV状の溝部
4を構成するように外周に円弧状若しくはV状の溝底を
形成する浅溝部5を有する円盤状の中間体3と、この浅
溝部5に連なってV状の溝部4の斜面6a、6bを形成
する断面コ字状の左右対をなす本体2a、2bをボルト
等の固着手段(図示省略)によって固着してなる。6
a、6bにより形成される角度βは増肉加工を施す素材
の厚みによって異なる。また、7はベアリングを嵌挿す
る挿入孔を示す。なお、絞りローラ1は、中間体3の外
周に浅溝部5を設けずに溝底を通線とした台形状の溝部
4を構成するようにしてもかまわない。
【0012】上記構成において、円盤素材Aの増肉加工
は従来と同様の方法(図4乃至図5参照)によって行わ
れる。
【0013】しかして、増肉加工の際に負荷が増大した
場合、左右の本体2a、2bに対し外向きの力が加わる
も、溝の底を形成する浅溝部5は中間体3の外周面に構
成された浅溝であり、頂点部分で拡開することはなく、
斜面6a、6bが図1(b)に示す1点波線方向に移行
するのみである(但しこの1点波線の位置は誇張して示
す)。
【0014】また、図2は第2実施例を示す。この発明
の絞りローラ10は、第1の発明の絞りローラ1におけ
る一方の本体2bと中間体3を一体構造とした本体11
bと、第1の発明の絞りローラ1における他方の本体2
aと同一形状の本体11aをボルト等の固着手段(図示
省略)によって固着してなる。斜面14bと底部13は
一体構造となり、斜面14aとによりV状の溝部12を
構成する。また、15はベアリングを嵌挿する挿入孔を
示す。
【0015】上記構成において、円盤素材Aの増肉加工
の際に負荷が増大した場合は、斜面14aのみが外側に
移行する。
【0016】
【発明の効果】以上の如く本発明によるときは、円盤素
材の外周を圧縮により増肉せしめるV状の溝部の形成に
際して、該溝部の底部を形成する浅溝部を有する中間体
と、該中間体を挟んでその両側に配備される対をなす左
右本体とより構成され、それぞれの本体には上記浅溝部
に連なる左右の傾斜面を構成したから、増肉加工の際に
負荷が増大してもV状の溝部の頂点部分で左右に拡開す
ることはないから従来の如く拡開したローラの溝部分の
底部に素材の肉が流れ込むことはなく加工後の中間素材
の品質を高品位に保つことが出来る。また、第2の発明
においては、溝部に連なる一方の斜面を有する一方の本
体と、底部を構成する中間体とを一体に形成し、他方の
傾斜面を有する本体とより構成し、その構造を2分割
(ツーピース)としたから、構成簡単で低コストでロー
ラの製作が可能である等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係る増肉加工用絞りローラの断面
図を示すもので、同図(a)は全体の断面図、同図
(b)は部分拡大断面図を示す。
【図2】第2の発明に係る増肉加工用絞りローラの断面
図である。
【図3】従来の増肉加工用絞りローラの断面図である。
【図4】増肉加工を実施するスピニングマシンの概略説
明図である。
【図5】増肉加工の成形方法の第1工程を示すもので、
同図(a)はその加工要領説明図、同図(b)は該加工
による成形部の拡大説明図を示す。
【図6】従来の増肉加工における成形部の部分拡大断面
図である。
【符号の説明】
1 絞りローラ 2a 本体 2b 本体 3 中間体 4 溝部 5 浅溝部 6a 斜面 6b 斜面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤素材の外周を圧縮により増肉せしめ
    る溝部を有する絞りローラにおいて、該溝部の底部を形
    成する中間体と、該中間体を挟んでその両側に配備され
    る対をなす本体とより構成され、それぞれの本体には上
    溝部に連なる傾斜面形成したことを特徴とする絞り
    ローラ。
  2. 【請求項2】 円盤素材の外周を圧縮により増肉せしめ
    る溝部を有する絞りローラにおいて、該溝部の底部と溝
    部に連なる一方の傾斜面を形成する本体と、他方の傾斜
    面を形成する他方の本体とより構成したことを特徴とす
    絞りローラ。
JP11349597A 1997-04-14 1997-04-14 絞りローラ Expired - Fee Related JP3290094B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007160364A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Nippon Spindle Mfg Co Ltd 絞りローラ

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JP2007160364A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Nippon Spindle Mfg Co Ltd 絞りローラ

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JPH10286645A (ja) 1998-10-27

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