JP2007160364A - 絞りローラ - Google Patents

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Hiroshi Kojima
宏 小島
Shigeo Murata
重雄 村田
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Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
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Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】素材から受ける成型荷重によって絞りローラが破損したり、側面成形輪体と頂部成形輪体の間に製品屑が噛み込むことのない絞りローラを提供すること。
【解決手段】円盤素材Aの外周を圧縮により増肉せしめる溝部4を有する絞りローラ1において、軸受Brに嵌合支持し、増肉頂部を形成する周面を有する円盤部3bとした頂部成形輪体3と、該頂部成形輪体3の円盤部3bを挟んでその両側に固定し、前記周面に連なる左右の傾斜面6a、6bを形成した側面形成輪体2a、2bとからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、円盤素材の外周を加圧し増肉加工する際に用いる増肉用絞りローラに関し、特に、ローラ部分の破損を低減することのできる絞りローラに関するものである。
従来、円盤素材の外周を加圧し増肉加工する際に用いる増肉用絞りローラとしては、本発明者等が先に提案した絞りローラがある。
ところで、この絞りローラ10は、図3に示すように、増肉の際、その頂部の成形部分に対応する溝底を円弧状若しくはV状の溝部13を構成するように外周面に円弧状若しくはV状の溝底を形成する浅溝部14を有する円盤状の頂部成形輪体12と、この浅溝部14に連なってV状の溝部13の斜面15a、15bを形成する断面コ字状の左右対をなす側面成形輪体11a、11bをボルト等の締結具によって固定するようにしたものである。側面成形輪体11a、11bは、軸受Brに嵌合支持されている。
円盤素材Aの増肉加工は、図4に示す周知のスピニングマシンMによって行われる。図において、プレス機等適宜手段にて形成された薄板円盤状の素材AはスピニングマシンMの回転主軸DのマンドレルM1と、他方のテールストックTのマンドレルM2によって挟持固定する。Cは往復工具台を示し、該工具台Cにはターレット台Gを取り付け、これに増肉加工用絞りローラ10を取り付ける。なお、増肉加工用絞りローラ10は増肉する素材の板厚、増肉するボリュームに応じて複数の増肉工程が必要なときは工程数に応じた増肉加工用絞りローラ10’を取り付ける。PM1は往復工具台Cの横行用パルスモータ、PM2はターレット台Gの前進用パルスモータを示す。
上記構成において、回転主軸Dを適宜手段で回転させることによって素材Aを回転させ、素材A外周に増肉加工用絞りローラ10を対設して、素材A周縁部を押圧することにより、素材Aの周部を、図5に示す如く増肉加工用絞りローラ10の溝部13に閉じこめ、外周を断面台形状の増肉部bとした中間素材を形成する。次いで必要に応じ、ターレット台Gを回転し斜面15a、15bの角度βが異なる増肉加工用絞りローラ10’を用いて同様の更なる増肉加工を施し、所望形状に成形する(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この絞りローラ10は、高い押圧力を受けた場合、素材Aへの押圧に対して受ける反力P1(以下、成型荷重P1という)(図6(b)参照)が、頂部成形輪体12を介して、図6(a)に示すように素材Aと絞りローラ10との当接箇所と反対側(否成形側)の側面成形輪体11a、11bの顎部分に作用力P2として加えられ、その結果、側面成形輪体11a、11bの顎部分の角に割れCrが発生するといった不具合が生じるとともに、図6(b)に示すように成型荷重P1によって素材Aとの当接箇所で、頂部成形輪体12と側面成形輪体11a、11bとの間に隙間Lが生じ、加工時の製品屑が噛み込んでしまうという問題があった。
特許第3290094号公報
本発明は、上記従来の絞りローラの有する問題点に鑑み、素材から受ける成型荷重によって絞りローラが破損したり、側面成形輪体と頂部成形輪体の間に製品屑が噛み込むことのない絞りローラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の絞りローラは、円盤素材の外周を圧縮により増肉せしめる溝部を有する絞りローラにおいて、軸受に嵌合支持し、増肉頂部を形成する周面を有する円盤部とした頂部成形輪体と、該頂部成形輪体の円盤部を挟んでその両側に固定し、前記周面に連なる左右の傾斜面を形成した側面形成輪体とからなることを特徴とする。
本発明の絞りローラによれば、頂部成形輪体の円盤部周面で受ける素材からの成型荷重は、頂部成形輪体が嵌合支持される軸受で受けることとなり、素材当接箇所の反対側(否成形側)にその荷重が及ぶことはなく、側面成形輪体の顎部が破損することはない。また、側面成形輪体は増肉時に軸芯方向の分力を受けて頂部成形輪体側に押圧されることから成形側における側面成形輪体と頂部成形輪体との間に隙間が生じることはなく、成型時の製品屑を噛み込むといったことのない絞りローラを提供することができる。
以下、本発明の絞りローラの実施の形態を、図面に基づいて説明する。なお、従来装置と同様の構造については同一の符号、一連の符号を付し説明を省略する。
図1〜図2に、本発明の絞りローラの第1実施例を示す。
この絞りローラ1は、内面を軸受Brに嵌合せしめる円筒部3aと該円筒部3aの外面略中央部から突出し周面が前記溝部4の底部(浅溝部5)を形成する円盤部3bとからなる頂部成形輪体3と、該頂部成形輪体3の円盤部3bを挟んでその両側に配備する対をなす側面成形輪体2a、2bとより構成され、それぞれの側面成形輪体2a、2bには前記溝部4の底部5に連なる傾斜面6a、6bを構成するようにしている。
頂部成形輪体3は、円筒部3aと円盤部3bを一体に成型したものであっても別個製作したものを組み合わせて使用してもよく、円盤部3bの外周には、円弧状若しくはV状の溝底を形成する浅溝部5を形成することが好ましいが、浅溝部5を設けずに平坦な周面としたものでも構わない。
そして、側面成形輪体2a、2bと頂部成形輪体3とを絞りローラ1として組み合わせたときに、回動軸7に固定される軸受Brの外周に嵌合する部分を円筒部3aのみとし、側面成形輪体2a、2bは頂部成形輪体3の円盤部3bを挟むようにボルト等の締結具8によって固定されるように構成する。
これによって、溝部4に閉じこめられた素材Aの周縁部が回動軸7と平行方向に与える力は締結具8によって抑え、回動軸7と直角方向の成型荷重は、頂部成形輪体3の円筒部3aを介して軸受Brを介して、回動軸7に支持されることとなる。
しかして、円盤素材Aの増肉加工は従来と同様の方法(図4参照)によって行われる。そして、成型荷重P1が頂部成形輪体3の円盤部3bの周面に作用したとき、頂部成形輪体3の円筒部3aの内面から軸受Brに伝達され、反対側(否成形側)の側面成形輪体2a、2bに成型荷重が作用することはない。
また、側面成形輪体2a、2bは、成形側にあっては増肉時に軸芯方向の分力を受けて頂部成形輪体3側に押圧されるから成形側における側面成形輪体2a、2bと頂部成形輪体3との間に隙間が生じることはなく、当該箇所mに製品屑を噛み込むこともない。
以上、本発明の絞りローラについて、実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の絞りローラは、成型加重を頂部成形輪体の円筒部を介して軸受に支持させることによって素材当接箇所と反対側(否成形側)の側面成形輪体部分にまで成型加重がかからないようにすることができるという特性を有していることから、絞りローラの寿命を向上させるとともに、側面成形輪体と頂部成形輪体との間に隙間が生じにくく製品屑の発生を抑えた品質の高い増肉加工の必要な用途に好適に用いることができる。
本発明の絞りローラの実施例を示す一部切り欠きの断面図である。 本発明の絞りローラの一部拡大の断面図である。 従来の絞りローラの実施例を示す一部切り欠きの断面図である。 増肉加工を実施するスピニングマシンの概略説明図である。 増肉加工の成形方法を示す一部切り欠きの断面図である。 従来の絞りローラによって生じる不具合を示し、(a)は、側面成形輪体顎部の割れを、(b)は、側面成形輪体と頂部成形輪体との隙間を説明する断面図である。
符号の説明
1 絞りローラ
2a 側面成形輪体
2b 側面成形輪体
3 頂部成形輪体
3a 円筒部
3b 円盤部
4 溝部
6a 傾斜面
6b 傾斜面

Claims (1)

  1. 円盤素材の外周を圧縮により増肉せしめる溝部を有する絞りローラにおいて、軸受に嵌合支持し、増肉頂部を形成する周面を有する円盤部とした頂部成形輪体と、該頂部成形輪体の円盤部を挟んでその両側に固定し、前記周面に連なる左右の傾斜面を形成した側面形成輪体とからなることを特徴とする絞りローラ。
JP2005361880A 2005-12-15 2005-12-15 絞りローラ Pending JP2007160364A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3369494A1 (de) * 2017-03-02 2018-09-05 Leifeld Metal Spinning AG Umformrolle sowie vorrichtung und verfahren zum umformen

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002045942A (ja) * 2000-08-04 2002-02-12 Kubota Tekkosho:Kk 円板状素材の成形方法
JP3290094B2 (ja) * 1997-04-14 2002-06-10 日本スピンドル製造株式会社 絞りローラ
JP2003275839A (ja) * 2002-03-20 2003-09-30 Nissan Motor Co Ltd 増肉ローラ

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