JP3289199B2 - 反射形センサの取付具 - Google Patents
反射形センサの取付具Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、反射形センサに関
し、特にそのセンサヘッドの取り付けに関するものであ
る。
し、特にそのセンサヘッドの取り付けに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、反射型センサは、検出物に光を
照射し、検出物から反射された光を受けて電気信号に変
換し、その出力信号の大きさにより検出物の種類や状態
などを検出する。
照射し、検出物から反射された光を受けて電気信号に変
換し、その出力信号の大きさにより検出物の種類や状態
などを検出する。
【0003】図5に示すように、反射型センサ2のセン
サヘッド8は、発光部4と受光部6とを備えている。発
光部4は検出物10に光を照射し、受光部6は検出物1
0から反射する光を受光する。なお、反射型センサ2
は、検出精度およびセンサヘッド8の取付の自由度の面
から、反射光には主に拡散光(乱反射光)が用いられ
る。
サヘッド8は、発光部4と受光部6とを備えている。発
光部4は検出物10に光を照射し、受光部6は検出物1
0から反射する光を受光する。なお、反射型センサ2
は、検出精度およびセンサヘッド8の取付の自由度の面
から、反射光には主に拡散光(乱反射光)が用いられ
る。
【0004】センサヘッド8には、そのセンサ性能を最
適に発揮できる取付位置の設計値がある。すなわち、セ
ンサヘッド8の先端から検出物10の検出面Sまでの距
離h、センサヘッド8の光軸と検出面Sの鉛直方向との
角度k゜について標準仕様が定められている。作業者
は、この標準仕様に基づいて、センサヘッド8を検出設
備に取り付けていた。
適に発揮できる取付位置の設計値がある。すなわち、セ
ンサヘッド8の先端から検出物10の検出面Sまでの距
離h、センサヘッド8の光軸と検出面Sの鉛直方向との
角度k゜について標準仕様が定められている。作業者
は、この標準仕様に基づいて、センサヘッド8を検出設
備に取り付けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
反射形センサにおいては次のような問題点があった。
反射形センサにおいては次のような問題点があった。
【0006】検出物10の形状ごとに、標準仕様を満た
すセンサヘッド8の取付具を設計しなければならず煩雑
であるという問題があった。
すセンサヘッド8の取付具を設計しなければならず煩雑
であるという問題があった。
【0007】また、検出物10の検出面Sが拡散光の少
ない滑らかな面である場合、検出面Sからの拡散光を最
もよくとらえることができるように、ヘッドセンサ8の
光軸の角度を調整する必要があるが、この調整作業が困
難であるという問題があった。
ない滑らかな面である場合、検出面Sからの拡散光を最
もよくとらえることができるように、ヘッドセンサ8の
光軸の角度を調整する必要があるが、この調整作業が困
難であるという問題があった。
【0008】この発明は上記問題を解決して、反射形セ
ンサのセンサヘッドを容易に所定状態に取り付けること
ができる反射形センサの取付具を提供することを目的と
する。
ンサのセンサヘッドを容易に所定状態に取り付けること
ができる反射形センサの取付具を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の反射形センサ
の取付具は、反射形センサのセンサヘッドを保持するセ
ンサヘッド保持部材と、センサヘッド保持部材を取り付
ける取付部材とを備える反射形センサの取付具であっ
て、センサヘッド保持部材は、センサヘッドを取り付け
るための取付用貫通穴を備えており、取付部材は、セン
サヘッドの位置を調整するために位置調整用貫通穴を備
えるとともに、その貫通方向にストッパーを備えてお
り、位置調整用貫通穴から当該ストッパーまでの距離が
センサヘッド保持部材からセンサヘッドが突出すべき距
離にほぼ等しいこと、を特徴としている。
の取付具は、反射形センサのセンサヘッドを保持するセ
ンサヘッド保持部材と、センサヘッド保持部材を取り付
ける取付部材とを備える反射形センサの取付具であっ
て、センサヘッド保持部材は、センサヘッドを取り付け
るための取付用貫通穴を備えており、取付部材は、セン
サヘッドの位置を調整するために位置調整用貫通穴を備
えるとともに、その貫通方向にストッパーを備えてお
り、位置調整用貫通穴から当該ストッパーまでの距離が
センサヘッド保持部材からセンサヘッドが突出すべき距
離にほぼ等しいこと、を特徴としている。
【0010】請求項2の反射形センサの取付具は、請求
項1の反射形センサの取付具において、さらに、センサ
ヘッド保持部材はL型形状をなしており、取付用貫通穴
が設けられた面とは別の面に少なくとも2個の所定角度
取付用貫通穴が設けられて、取付用貫通穴が設けられた
面と前記所定角度取付用貫通穴の中心点を結ぶ線とのな
す角度がセンサヘッドを固定するに好ましい固定角度と
なるように形成されていること、を特徴としている。
項1の反射形センサの取付具において、さらに、センサ
ヘッド保持部材はL型形状をなしており、取付用貫通穴
が設けられた面とは別の面に少なくとも2個の所定角度
取付用貫通穴が設けられて、取付用貫通穴が設けられた
面と前記所定角度取付用貫通穴の中心点を結ぶ線とのな
す角度がセンサヘッドを固定するに好ましい固定角度と
なるように形成されていること、を特徴としている。
【0011】請求項3の反射形センサの取付具は、請求
項1の反射形センサの取付具において、さらに、取付部
材は、所定半径の円弧状であって所定長さの角度調整用
貫通穴を備えることとともに、センサヘッド保持部材は
L型形状をなしており、取付用貫通穴が設けられた面と
は別の面に、前記取付部材の角度調整用貫通穴に固定手
段を用いて固定するための任意角度取付用貫通穴を備え
ていること、を特徴としている。
項1の反射形センサの取付具において、さらに、取付部
材は、所定半径の円弧状であって所定長さの角度調整用
貫通穴を備えることとともに、センサヘッド保持部材は
L型形状をなしており、取付用貫通穴が設けられた面と
は別の面に、前記取付部材の角度調整用貫通穴に固定手
段を用いて固定するための任意角度取付用貫通穴を備え
ていること、を特徴としている。
【0012】請求項4の反射形センサの取付具は、請求
項3の反射形センサの取付具において、さらに、取付部
材は、前記角度調整用貫通穴の近傍に角度表示目盛を備
えること、を特徴としている。
項3の反射形センサの取付具において、さらに、取付部
材は、前記角度調整用貫通穴の近傍に角度表示目盛を備
えること、を特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1の反射形センサの取付具によれば、セ
ンサヘッドをセンサヘッド保持部材の取付用貫通穴と取
付部材の位置調整用貫通穴とを重ね合わせた穴に挿入
し、センサヘッドの先端が取付部材のストッパーに当た
る位置を、センサヘッドがセンサヘッド保持部材から突
出すべき距離として設定する。従って、センサヘッド保
持部材からセンサヘッドが突出すべき距離を容易に設定
するので、センサヘッド先端から検出物までの距離を容
易に設定することができる。
ンサヘッドをセンサヘッド保持部材の取付用貫通穴と取
付部材の位置調整用貫通穴とを重ね合わせた穴に挿入
し、センサヘッドの先端が取付部材のストッパーに当た
る位置を、センサヘッドがセンサヘッド保持部材から突
出すべき距離として設定する。従って、センサヘッド保
持部材からセンサヘッドが突出すべき距離を容易に設定
するので、センサヘッド先端から検出物までの距離を容
易に設定することができる。
【0014】請求項2の反射形センサの取付具によれ
ば、センサヘッド保持部材の所定角度取付用貫通穴は、
取付用貫通穴が設けられた面と所定角度取付用貫通穴の
中心点を結ぶ線とのなす角度がセンサヘッドを固定する
に好ましい固定角度となるように形成されている。従っ
て、センサヘッドの光軸と検出面の鉛直方向との固定角
度を容易に設定することができる。
ば、センサヘッド保持部材の所定角度取付用貫通穴は、
取付用貫通穴が設けられた面と所定角度取付用貫通穴の
中心点を結ぶ線とのなす角度がセンサヘッドを固定する
に好ましい固定角度となるように形成されている。従っ
て、センサヘッドの光軸と検出面の鉛直方向との固定角
度を容易に設定することができる。
【0015】請求項3の反射形センサの取付具によれ
ば、取付部材に設けられた所定半径の円弧状であって所
定長さの角度調整用貫通穴と、センサヘッド保持部材の
任意角度取付用貫通穴とを固定手段を用いて固定してい
る。従って、角度調整用貫通穴の範囲内で、センサヘッ
ドの光軸と検出面の鉛直方向との角度を容易に任意に設
定することができる。
ば、取付部材に設けられた所定半径の円弧状であって所
定長さの角度調整用貫通穴と、センサヘッド保持部材の
任意角度取付用貫通穴とを固定手段を用いて固定してい
る。従って、角度調整用貫通穴の範囲内で、センサヘッ
ドの光軸と検出面の鉛直方向との角度を容易に任意に設
定することができる。
【0016】請求項4の反射形センサの取付具によれ
ば、取付部材の角度調整用貫通穴の近傍に角度表示目盛
を備えている。従って、センサヘッドの光軸と検出面の
鉛直方向との設定角度を容易に確認することができる。
ば、取付部材の角度調整用貫通穴の近傍に角度表示目盛
を備えている。従って、センサヘッドの光軸と検出面の
鉛直方向との設定角度を容易に確認することができる。
【0017】
【実施例】図2に、この発明の一実施例による反射形セ
ンサの取付具の概略斜視図を示す。反射形センサ(例え
ば、ファイバセンサ)2のセンサヘッド8が取り付けら
れる取付具20は、センサヘッド保持部材30と取付部
材40とを備えている。センサヘッド保持部材30は、
センサヘッド8を保持するために用いられる。取付部材
40は、センサヘッド保持部材30にセンサヘッド8を
取り付ける際に、センサヘッド保持部材30からセンサ
ヘッド8が突出すべき距離の設定に用いられる。また、
センサヘッド8を任意角度に設定する場合には、センサ
ヘッド保持部材30と取付部材40とが組み合されて用
いられる。なお、センサヘッド8の外周面はねじ形状に
なっている。
ンサの取付具の概略斜視図を示す。反射形センサ(例え
ば、ファイバセンサ)2のセンサヘッド8が取り付けら
れる取付具20は、センサヘッド保持部材30と取付部
材40とを備えている。センサヘッド保持部材30は、
センサヘッド8を保持するために用いられる。取付部材
40は、センサヘッド保持部材30にセンサヘッド8を
取り付ける際に、センサヘッド保持部材30からセンサ
ヘッド8が突出すべき距離の設定に用いられる。また、
センサヘッド8を任意角度に設定する場合には、センサ
ヘッド保持部材30と取付部材40とが組み合されて用
いられる。なお、センサヘッド8の外周面はねじ形状に
なっている。
【0018】まず、センサヘッド8が、センサヘッド保
持部材30に、センサヘッド保持部材30から突出すべ
き距離Dで取り付けられる状態を説明する。
持部材30に、センサヘッド保持部材30から突出すべ
き距離Dで取り付けられる状態を説明する。
【0019】センサヘッド保持部材30は、L型の形状
をしており、センサヘッド保持部材第1の面32とセン
サヘッド保持部材第2の面36とを備えている。センサ
ヘッド保持部材第1の面32には取付用貫通穴(この例
では長穴)34が設けられており、センサヘッド8は、
この取付用貫通穴34に鉛直方向に取り付けられる。
をしており、センサヘッド保持部材第1の面32とセン
サヘッド保持部材第2の面36とを備えている。センサ
ヘッド保持部材第1の面32には取付用貫通穴(この例
では長穴)34が設けられており、センサヘッド8は、
この取付用貫通穴34に鉛直方向に取り付けられる。
【0020】取付部材40は、略L型の形状をしてお
り、取付部材第1の面42,取付部材第2の面44,ス
トッパー46を備えている。取付部材第1の面42に
は、センサヘッド8の位置を調整するために位置調整用
貫通穴48が設けられている。
り、取付部材第1の面42,取付部材第2の面44,ス
トッパー46を備えている。取付部材第1の面42に
は、センサヘッド8の位置を調整するために位置調整用
貫通穴48が設けられている。
【0021】ストッパー46は、位置調整用貫通穴48
の貫通方向Mを遮るように、取付部材第2の面44に垂
直に立てられている。また、位置調整用貫通穴48から
ストッパー46までの距離Dは、センサヘッド保持部材
30からセンサヘッド8が突出すべき距離にほぼ等しく
設定されている。
の貫通方向Mを遮るように、取付部材第2の面44に垂
直に立てられている。また、位置調整用貫通穴48から
ストッパー46までの距離Dは、センサヘッド保持部材
30からセンサヘッド8が突出すべき距離にほぼ等しく
設定されている。
【0022】図1に、センサヘッド8がセンサヘッド保
持部材30に突出すべき距離Dで取り付けられる状態を
示す。まず、図1A,Bに示すように、センサヘッド保
持部材第1の面32と取付部材第1の面42とが背中合
せに重ねられ、センサヘッド保持部材30の取付用貫通
穴34の位置と取付部材40の位置調整用貫通穴48の
位置とが合せられる。センサヘッド8は、この重ね合わ
された穴にM方向に挿入され、図1Bに示すように、セ
ンサヘッド8の先端がストッパー46に衝突すると停止
される。そして、センサヘッド8後部からナット62,
座金72がセンサヘッド保持部材第1の面32に接触す
るまでねじ込まれる。この位置がセンサヘッド保持部材
30からセンサヘッド8が突出すべき距離Dとなる。
持部材30に突出すべき距離Dで取り付けられる状態を
示す。まず、図1A,Bに示すように、センサヘッド保
持部材第1の面32と取付部材第1の面42とが背中合
せに重ねられ、センサヘッド保持部材30の取付用貫通
穴34の位置と取付部材40の位置調整用貫通穴48の
位置とが合せられる。センサヘッド8は、この重ね合わ
された穴にM方向に挿入され、図1Bに示すように、セ
ンサヘッド8の先端がストッパー46に衝突すると停止
される。そして、センサヘッド8後部からナット62,
座金72がセンサヘッド保持部材第1の面32に接触す
るまでねじ込まれる。この位置がセンサヘッド保持部材
30からセンサヘッド8が突出すべき距離Dとなる。
【0023】この状態で取付部材40が外され、図1C
に示すように、今度は、センサヘッド8前部からナット
64,座金74がセンサヘッド保持部材第1の面32に
接触するまでねじ込まれる。これにより、センサヘッド
8は、センサヘッド保持部材30に、センサヘッド保持
部材30から突出すべき距離Dで取り付けられる。
に示すように、今度は、センサヘッド8前部からナット
64,座金74がセンサヘッド保持部材第1の面32に
接触するまでねじ込まれる。これにより、センサヘッド
8は、センサヘッド保持部材30に、センサヘッド保持
部材30から突出すべき距離Dで取り付けられる。
【0024】次に、センサヘッド8が任意角度に設定さ
れる場合の説明に移る。この場合、センサヘッド保持部
材30と取付部材40とが組み合されて用いられる。
れる場合の説明に移る。この場合、センサヘッド保持部
材30と取付部材40とが組み合されて用いられる。
【0025】図2において、センサヘッド保持部材30
のセンサヘッド保持部材第2の面36には、センサヘッ
ド保持部材30自体を取り付けるための保持部材取付穴
38(この例では4個、381,382,383,384)
が設けられている。この例では、保持部材取付穴3
82,384を任意角度取付用貫通穴と呼んでいる。
のセンサヘッド保持部材第2の面36には、センサヘッ
ド保持部材30自体を取り付けるための保持部材取付穴
38(この例では4個、381,382,383,384)
が設けられている。この例では、保持部材取付穴3
82,384を任意角度取付用貫通穴と呼んでいる。
【0026】また、取付部材40の取付部材第1の面4
2には、角度調整用貫通穴50が設けられている。角度
調整用貫通穴50は、この例では、取付部材第1の面4
2の中心線の最下部(検出面)点Oを中心とした所定半
径Rの円周上であって所定長さの円弧形状をなしてい
る。
2には、角度調整用貫通穴50が設けられている。角度
調整用貫通穴50は、この例では、取付部材第1の面4
2の中心線の最下部(検出面)点Oを中心とした所定半
径Rの円周上であって所定長さの円弧形状をなしてい
る。
【0027】センサヘッド保持部材30には、センサヘ
ッド8が、上述したようにセンサヘッド保持部材30か
ら突出すべき距離Dで取り付けられているとする。ま
ず、センサヘッド保持部材第2の面36と取付部材第1
の面42とが背中合せに重ねられ、センサヘッド保持部
材30の保持部材取付穴382,384の位置と取付部材
40の角度調整用貫通穴50の位置とが合せられる。そ
して、これらの穴に固定手段(例えばビスおよびナッ
ト)を用いて、センサヘッド保持部材30と取付部材4
0とが固定される。
ッド8が、上述したようにセンサヘッド保持部材30か
ら突出すべき距離Dで取り付けられているとする。ま
ず、センサヘッド保持部材第2の面36と取付部材第1
の面42とが背中合せに重ねられ、センサヘッド保持部
材30の保持部材取付穴382,384の位置と取付部材
40の角度調整用貫通穴50の位置とが合せられる。そ
して、これらの穴に固定手段(例えばビスおよびナッ
ト)を用いて、センサヘッド保持部材30と取付部材4
0とが固定される。
【0028】図3に、センサヘッド保持部材30と取付
部材40とがビス68により固定された状態を示す。セ
ンサヘッド保持部材30は、ビス68が緩められて固定
状態が解かれると、角度調整用貫通穴50の円弧内を自
在に移動可能となる。従って、センサヘッド8の光軸が
この範囲内で任意角度に設定されることになる。ここ
で、角度調整用貫通穴50の円弧から検出面S(点O)
までの距離Rは一定である。また、センサヘッド8は、
センサヘッド保持部材30に、センサヘッド保持部材3
0から距離Dだけ突出して取り付けられている。このた
め、角度調整用貫通穴50の円弧内を移動するセンサヘ
ッド8は、その先端から検出物10の検出面Sまでの距
離Hが標準仕様(5mm)を維持している。これによ
り、ヘッドセンサ8の光軸の角度を任意に調整する作業
が容易になる。
部材40とがビス68により固定された状態を示す。セ
ンサヘッド保持部材30は、ビス68が緩められて固定
状態が解かれると、角度調整用貫通穴50の円弧内を自
在に移動可能となる。従って、センサヘッド8の光軸が
この範囲内で任意角度に設定されることになる。ここ
で、角度調整用貫通穴50の円弧から検出面S(点O)
までの距離Rは一定である。また、センサヘッド8は、
センサヘッド保持部材30に、センサヘッド保持部材3
0から距離Dだけ突出して取り付けられている。このた
め、角度調整用貫通穴50の円弧内を移動するセンサヘ
ッド8は、その先端から検出物10の検出面Sまでの距
離Hが標準仕様(5mm)を維持している。これによ
り、ヘッドセンサ8の光軸の角度を任意に調整する作業
が容易になる。
【0029】なお、この実施例では、図3Aに示すよう
に、センサヘッド保持部材30が端部に位置するとき
に、センサヘッド8の光軸が標準仕様の角度(この例で
は20度)となるように角度調整用貫通穴50の円弧の
長さを設定している。すなわち、右端部にあるセンサヘ
ッド8の光軸φ1は、検出面Sの鉛直方向と右20度の
角度をなし、左端部にあるセンサヘッド8の光軸φ
3は、検出面Sの鉛直方向と左20度の角度をなしてい
る。これにより、センサヘッド8を標準仕様に設定する
ことが容易になる。
に、センサヘッド保持部材30が端部に位置するとき
に、センサヘッド8の光軸が標準仕様の角度(この例で
は20度)となるように角度調整用貫通穴50の円弧の
長さを設定している。すなわち、右端部にあるセンサヘ
ッド8の光軸φ1は、検出面Sの鉛直方向と右20度の
角度をなし、左端部にあるセンサヘッド8の光軸φ
3は、検出面Sの鉛直方向と左20度の角度をなしてい
る。これにより、センサヘッド8を標準仕様に設定する
ことが容易になる。
【0030】なお、角度調整用貫通穴50の円弧の長さ
を長くして、標準仕様の角度以上に調整できるようにし
てもよい。
を長くして、標準仕様の角度以上に調整できるようにし
てもよい。
【0031】ここで、図3Aに示すように、取付部材4
0の角度調整用貫通穴50の近傍には角度表示目盛66
が付されている。また、センサヘッド保持部材30のセ
ンサヘッド保持部材第2の面36の中央最上部には、切
欠部70が設けられている(図2参照)。従って、切欠
部70に角度表示目盛66を合せることにより、センサ
ヘッド8の光軸(φ1〜φ3)と検出面Sの鉛直方向との
設定角度を容易に確認することができる。
0の角度調整用貫通穴50の近傍には角度表示目盛66
が付されている。また、センサヘッド保持部材30のセ
ンサヘッド保持部材第2の面36の中央最上部には、切
欠部70が設けられている(図2参照)。従って、切欠
部70に角度表示目盛66を合せることにより、センサ
ヘッド8の光軸(φ1〜φ3)と検出面Sの鉛直方向との
設定角度を容易に確認することができる。
【0032】また、図2に示すように、取付部材40の
取付部材第2の面44には、取付部材40自体を取り付
けるための取付部材取付穴52(この例では、長穴2
個、521,522)が設けられている。従って、図3A
に示すように、センサヘッド8の位置をF方向に微調整
することができる。また、取付用貫通穴34を長穴にし
ているので、センサヘッド8の位置をG方向に微調整す
ることができる(図3B)。
取付部材第2の面44には、取付部材40自体を取り付
けるための取付部材取付穴52(この例では、長穴2
個、521,522)が設けられている。従って、図3A
に示すように、センサヘッド8の位置をF方向に微調整
することができる。また、取付用貫通穴34を長穴にし
ているので、センサヘッド8の位置をG方向に微調整す
ることができる(図3B)。
【0033】なお、センサヘッド8を標準仕様の角度で
固定する場合には、センサヘッド保持部材30のみを検
出設備に取り付けてもよい。図2において、センサヘッ
ド保持部材第2の面36には、前述したように、保持部
材取付穴381,382,38 3,384が設けられてい
る。この例では、保持部材取付穴382と383とを、も
しくは381と384とを所定角度取付用貫通穴と呼んで
いる。
固定する場合には、センサヘッド保持部材30のみを検
出設備に取り付けてもよい。図2において、センサヘッ
ド保持部材第2の面36には、前述したように、保持部
材取付穴381,382,38 3,384が設けられてい
る。この例では、保持部材取付穴382と383とを、も
しくは381と384とを所定角度取付用貫通穴と呼んで
いる。
【0034】この保持部材取付穴382と383は、これ
らの穴の中心点を結ぶ線L1とセンサヘッド保持部材第
1の面32とが、角度α(20度)をなすように設けら
れている。同様に、保持部材取付穴381と384は、こ
れらの穴の中心点を結ぶ線L2とセンサヘッド保持部材
第1の面32とが、角度α(20度)をなすように設け
られている。
らの穴の中心点を結ぶ線L1とセンサヘッド保持部材第
1の面32とが、角度α(20度)をなすように設けら
れている。同様に、保持部材取付穴381と384は、こ
れらの穴の中心点を結ぶ線L2とセンサヘッド保持部材
第1の面32とが、角度α(20度)をなすように設け
られている。
【0035】図4に、センサヘッド8を突出すべき距離
Dで固定したセンサヘッド保持部材30が検出設備に取
り付けられている状態を示す。図4Aに示すように、セ
ンサヘッド保持部材30が、保持部材取付穴382,3
83によりその線L1を検出面Sと平行にして検出設備6
0に取り付けられると、センサヘッド8は、その光軸φ
1が検出面Sの鉛直方向に対して標準仕様の固定角度α
(右20度)をなす。また、保持部材取付穴381,3
84により同様に取り付けられると固定角度α(左20
度)をなす。なお、線L1(L2)は、検出面Sから所定
高さRの位置に設けられているので、センサヘッド8の
先端から検出面Sまでの距離Hが標準仕様(5mm)で
あるように設置される。従って、センサヘッド8を標準
仕様に固定して設定することが容易になる。また、取付
用貫通穴34を長穴にしているので、センサヘッド8の
位置をG方向に微調整することができる(図4B)。
Dで固定したセンサヘッド保持部材30が検出設備に取
り付けられている状態を示す。図4Aに示すように、セ
ンサヘッド保持部材30が、保持部材取付穴382,3
83によりその線L1を検出面Sと平行にして検出設備6
0に取り付けられると、センサヘッド8は、その光軸φ
1が検出面Sの鉛直方向に対して標準仕様の固定角度α
(右20度)をなす。また、保持部材取付穴381,3
84により同様に取り付けられると固定角度α(左20
度)をなす。なお、線L1(L2)は、検出面Sから所定
高さRの位置に設けられているので、センサヘッド8の
先端から検出面Sまでの距離Hが標準仕様(5mm)で
あるように設置される。従って、センサヘッド8を標準
仕様に固定して設定することが容易になる。また、取付
用貫通穴34を長穴にしているので、センサヘッド8の
位置をG方向に微調整することができる(図4B)。
【0036】なお、この実施例では、反射形センサとし
てファイバセンサを用いているが、近接センサなど他の
反射形センサを用いてもよい。
てファイバセンサを用いているが、近接センサなど他の
反射形センサを用いてもよい。
【0037】
【発明の効果】請求項1の反射形センサの取付具は、セ
ンサヘッドをセンサヘッド保持部材の取付用貫通穴と取
付部材の位置調整用貫通穴とを重ね合わせた穴に挿入
し、センサヘッドの先端が取付部材のストッパーに当た
る位置を、センサヘッドがセンサヘッド保持部材から突
出すべき距離として設定する。従って、センサヘッド保
持部材からセンサヘッドが突出すべき距離を容易に設定
するので、センサヘッド先端から検出物までの距離を容
易に設定することができる。これにより、反射形センサ
のセンサヘッドを容易に所定状態に取り付ける反射形セ
ンサの取付具を提供することができる。
ンサヘッドをセンサヘッド保持部材の取付用貫通穴と取
付部材の位置調整用貫通穴とを重ね合わせた穴に挿入
し、センサヘッドの先端が取付部材のストッパーに当た
る位置を、センサヘッドがセンサヘッド保持部材から突
出すべき距離として設定する。従って、センサヘッド保
持部材からセンサヘッドが突出すべき距離を容易に設定
するので、センサヘッド先端から検出物までの距離を容
易に設定することができる。これにより、反射形センサ
のセンサヘッドを容易に所定状態に取り付ける反射形セ
ンサの取付具を提供することができる。
【0038】請求項2の反射形センサの取付具は、請求
項1の反射形センサの取付具において、さらに、センサ
ヘッド保持部材の所定角度取付用貫通穴が、取付用貫通
穴が設けられた面と所定角度取付用貫通穴の中心点を結
ぶ線とのなす角度がセンサヘッドを固定するに好ましい
固定角度となるように形成されている。従って、センサ
ヘッドの光軸と検出面の鉛直方向との固定角度を容易に
設定することができる。
項1の反射形センサの取付具において、さらに、センサ
ヘッド保持部材の所定角度取付用貫通穴が、取付用貫通
穴が設けられた面と所定角度取付用貫通穴の中心点を結
ぶ線とのなす角度がセンサヘッドを固定するに好ましい
固定角度となるように形成されている。従って、センサ
ヘッドの光軸と検出面の鉛直方向との固定角度を容易に
設定することができる。
【0039】請求項3の反射形センサの取付具は、請求
項1の反射形センサの取付具において、さらに、取付部
材に設けられた所定半径の円弧状であって所定長さの角
度調整用貫通穴と、センサヘッド保持部材の任意角度取
付用貫通穴とを固定手段を用いて固定している。従っ
て、角度調整用貫通穴の範囲内で、センサヘッドの光軸
と検出面の鉛直方向との角度を容易に任意に設定するこ
とができる。
項1の反射形センサの取付具において、さらに、取付部
材に設けられた所定半径の円弧状であって所定長さの角
度調整用貫通穴と、センサヘッド保持部材の任意角度取
付用貫通穴とを固定手段を用いて固定している。従っ
て、角度調整用貫通穴の範囲内で、センサヘッドの光軸
と検出面の鉛直方向との角度を容易に任意に設定するこ
とができる。
【0040】請求項4の反射形センサの取付具は、請求
項3の反射形センサの取付具において、さらに、取付部
材の角度調整用貫通穴の近傍に角度表示目盛を備えてい
る。従って、センサヘッドの光軸と検出面の鉛直方向と
の設定角度を容易に確認することができる。
項3の反射形センサの取付具において、さらに、取付部
材の角度調整用貫通穴の近傍に角度表示目盛を備えてい
る。従って、センサヘッドの光軸と検出面の鉛直方向と
の設定角度を容易に確認することができる。
【図1】この発明の一実施例による反射形センサの取付
具20の取り付け状態を示す図である。
具20の取り付け状態を示す図である。
【図2】上記の反射形センサの取付具20の概略斜視図
を示す図である。
を示す図である。
【図3】センサヘッド保持部材30と取付部材40とが
組み合された状態を示す図である。
組み合された状態を示す図である。
【図4】センサヘッド8を突出すべき距離で固定したセ
ンサヘッド保持部材30の状態を示す図である。
ンサヘッド保持部材30の状態を示す図である。
【図5】反射形センサの取り付け状態を示す図である。
20・・・反射形センサの取付具 30・・・センサヘッド保持部材 34・・・取付用貫通穴 38・・・所定(任意)角度取付用貫通穴 40・・・取付部材 46・・・ストッパー 48・・・位置調整用貫通穴 50・・・角度調整用貫通穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 G01B 21/00 - 21/30 G01D 5/26 - 5/38
Claims (4)
- 【請求項1】反射形センサのセンサヘッドを保持するセ
ンサヘッド保持部材と、センサヘッド保持部材を取り付
ける取付部材と、を備える反射形センサの取付具であっ
て、 センサヘッド保持部材は、センサヘッドを取り付けるた
めの取付用貫通穴を備えており、 取付部材は、センサヘッドの位置を調整するために位置
調整用貫通穴を備えるとともに、その貫通方向にストッ
パーを備えており、位置調整用貫通穴から当該ストッパ
ーまでの距離がセンサヘッド保持部材からセンサヘッド
が突出すべき距離にほぼ等しいこと、 を特徴とする反射形センサの取付具。 - 【請求項2】請求項1の反射形センサの取付具におい
て、さらに、 センサヘッド保持部材はL型形状をなしており、取付用
貫通穴が設けられた面とは別の面に少なくとも2個の所
定角度取付用貫通穴が設けられて、取付用貫通穴が設け
られた面と前記所定角度取付用貫通穴の中心点を結ぶ線
とのなす角度がセンサヘッドを固定するに好ましい固定
角度となるように形成されていること、 を特徴とする反射形センサの取付具。 - 【請求項3】請求項1の反射形センサの取付具におい
て、さらに、 取付部材は、所定半径の円弧状であって所定長さの角度
調整用貫通穴を備えることとともに、 センサヘッド保持部材はL型形状をなしており、取付用
貫通穴が設けられた面とは別の面に、前記取付部材の角
度調整用貫通穴に固定手段を用いて固定するための任意
角度取付用貫通穴を備えていること、 を特徴とする反射形センサの取付具。 - 【請求項4】請求項3の反射形センサの取付具におい
て、さらに、 取付部材は、前記角度調整用貫通穴の近傍に角度表示目
盛を備えること、 を特徴とする反射形センサの取付具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05663193A JP3289199B2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 反射形センサの取付具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05663193A JP3289199B2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 反射形センサの取付具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06273136A JPH06273136A (ja) | 1994-09-30 |
JP3289199B2 true JP3289199B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=13032664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05663193A Expired - Fee Related JP3289199B2 (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 反射形センサの取付具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3289199B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6880508B2 (ja) * | 2017-10-02 | 2021-06-02 | オムロン株式会社 | センサヘッド |
-
1993
- 1993-03-17 JP JP05663193A patent/JP3289199B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06273136A (ja) | 1994-09-30 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |