JP3031113U - レーザー墨出し器の投射レンズ部の構造 - Google Patents

レーザー墨出し器の投射レンズ部の構造

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JP3031113U
JP3031113U JP1996005012U JP501296U JP3031113U JP 3031113 U JP3031113 U JP 3031113U JP 1996005012 U JP1996005012 U JP 1996005012U JP 501296 U JP501296 U JP 501296U JP 3031113 U JP3031113 U JP 3031113U
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cylindrical lens
lens
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projection
laser
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JP1996005012U
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Inventor
毅 原
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原度器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レーザー墨出し器の取り扱いに際し、特に慎重
にならずとも通常の取り扱いで使用することができるよ
うに、衝撃により発生した押力でレンズが破損すること
がないレーザー墨出し器の投射レンズ部の構造を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】レーザー光線の通過する光路孔27を設け
た取付け部材22のレンズ固定面23に、第一の円柱レ
ンズ2を固定具24とビス25によりレンズ位置決め用
の溝26に固定する。そして、レンズ固定面33が第一
の円柱レンズ2より上方にある取付け部材32に、第二
の円柱レンズ3をその端部31を第一の円柱レンズ2の
側面21の方向に向けて固定具34とビス35によりレ
ンズ位置決め用の溝36に固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建築時の墨出し作業に用いられる可視レーザー光線を使用したレー ザー墨出し器の投射レンズ部の構造に関するものである。
【0002】
【従来技術と問題点】
従来、建築や内装などの作業現場で使用される器具の多くは主に機械器具であ ったが、最近では、多少取り扱いに注意を要するものの正確さや視認性が優れて いることから、計測した寸法をデジタル表示することができるデジタルノギスや 電子巻尺などが多く使用されており、前記作業現場で使用する器具に於いても段 々と電子化が進んできている。 そして、建築や内装作業で多く用いられる墨出し器に於いても、可視レーザー 光線を利用したレーザー墨出し器なる電子機器が使用されている。
【0003】 レーザー墨出し器には、レーザー管から照射される可視レーザー光線の光路に 一つの円柱レンズを配置し、天井面や壁面に投影されるレーザー光線をスポット 状のものからライン状のものに変えて、墨出し作業を容易にできるようにした単 一の円柱レンズからなる投射レンズ部を備えたものもある。 そして、墨出し作業をさらに容易にするため、前記光路に円柱レンズを複数個 組み合わせて配置し、前記光線を投影面に十字状に映し出せるようにした構造の 投射レンズ部を備えたレーザー墨出し器もある。
【0004】 しかし、レーザー墨出し器に使用される円柱レンズは、その直径が数ミリであ ることから衝撃による円柱レンズの破損や位置ズレなどの発生する率が高く、こ れにより、同一平面に円柱レンズを複数個組み合わせて配置した構造の投射レン ズ部を備えたものは、その円柱レンズの個数や組合せ方により特に慎重に取り扱 わなければならない欠点があった。
【0005】
【目的】
本考案は上述した問題点に鑑みてなされたもので、円柱レンズを複数個組み合 わせることにより、レーザー光線を投影面に十字状に映し出すようにしたレーザ ー墨出し器の取り扱いに際し、特に慎重にならずとも通常の取り扱いで使用する ことができるレーザー墨出し器の投射レンズ部の構造を提供することを目的とす るものである。
【0006】
【問題を解決するための手段】
本考案の要旨とするところは、ケース内部にレーザー管を備え、当該レーザー 管から照射されたレーザー光線の光路に投射レンズ部を設けたレーザー墨出し器 に於いて、第一の円柱レンズを水平配置し、当該第一の円柱レンズの上方に第二 の円柱レンズの端部を第一の円柱レンズの側面に向けて配置したことを特徴とす るレーザー墨出し器の投射レンズ部の構造である。
【0007】 レーザー光線の光路とは、レーザー管から照射されたレーザー光線がレーザー 墨出し器の内部を通過する通路であり、レーザー墨出し器によってはその通路を 鉛直方向のみ設けているものや横方向のみ設けているもの、あるいは、ハーフミ ラーによりレーザー光線を分光し、鉛直方向および横方向に設けているレーザー 墨出し器もある。 レーザー光線の光路は特に囲む必要はないが、内部構造の耐衝撃性の向上を考 慮して一部あるいは全部を囲むようにしてもよい。
【0008】 投射レンズ部とは、天井面や壁面に投影されるレーザー光線をスポット状のも のからライン状のものに変えるための円柱レンズが配置されている所である。 そして、配置されている円柱レンズは、主にガラスや透明樹脂などの素材で作 られている。
【0009】 円柱レンズは、一般に市販されているものを用いたり、または、専用に作らせ たものを用いればよく特に限定するものではない。 そして、円柱レンズの直径や長さなどの寸法も特に限定するものではなく、最 適な寸法とすればよい。
【0010】 円柱レンズの固定は、樹脂系やゴム系の接着剤などにより固定したり、または 、ビスや固定具を用いて固定してもよく、最適な方法を用いて固定すればよい。 円柱レンズの配置は、第一の円柱レンズをレーザー光線の光路が設けられた部 材に、その光路を横切るように水平に配置固定し、そして、この第一の円柱レン ズより上方にレンズ固定面がある部材に、第二の円柱レンズをその一方の端部を 第一の円柱レンズの側面の方向に向け、その端部が前記光路内に臨むように配置 固定する。このとき、第一の円柱レンズと前記第二の円柱レンズの配置角度が直 角であることが望ましい。
【0011】 また、第二の円柱レンズを配置した部材を第一の円柱レンズを配置した部材の 下方に設けてもよい。 そして、第一の円柱レンズおよび第二の円柱レンズを配置する部材は、それぞ れが別体であったり、一体に形成されている部材であってもよく、レーザー墨出 し器の構造を考慮して選定すればよい。
【0012】 さらに、前記第一の円柱レンズを含む平面と前記第二の円柱レンズを含む平面 を平行にしてもよく、円柱レンズを配置する部材の前記上方または前記下方の位 置寸法は、天井面や壁面に投影されるレーザー光線のライン状態を考慮して選定 すればよく特に限定するものではない。 第二の円柱レンズは、その位置をレンズの長手方向に進退調節自在にできるよ うにしてもよく、その場合、螺子の回動操作で進退させたり、公知技術を用いる など最適な方法により進退させればよい。
【0013】
【作用】
本考案の投射レンズ部の構造は円柱レンズを段違いに配置しているので、なん らかの衝撃により第二の円柱レンズが第一の円柱レンズの方向にズレ動いた場合 でも衝突せず、第二の円柱レンズは、第一の円柱レンズの上を通過する。
【0014】
【実施例】
以下本考案の投射レンズ部の構造を図面に従って説明すると、図1は、本考案 の投射レンズ部1の構造を示す斜視図であり、レーザー光線の通過する光路孔2 7が設けられている取付け部材22のレンズ固定面23に、レーザー光線を投影 面にライン状に映し出すための第一の円柱レンズ2が、固定具24とビス25に よりレンズ位置決め用の溝26に固定されている。 そして、レンズ固定面33が第一の円柱レンズ2より上方にある取付け部材3 2に、投影面に第一の円柱レンズ2の投影線とクロスする方向のライン状のレー ザー光線を映し出すための第二の円柱レンズ3が、その端部31を第一の円柱レ ンズ2の側面21の方向に向けて、固定具34とビス35によりレンズ位置決め 用の溝36に固定されている。なお、前記第一の円柱レンズ2を含む平面と前記 第二の円柱レンズ3を含む平面は平行となっている。
【0015】 図2は、本考案の投射レンズ部1を備えた投射ヘッド部6の内部の断面図であ り、側壁61の内側にはレーザー光線43の通過する光路4が設けられ、さらに 、レーザー光線43を鉛直方向および横方向に分光するためのハーフミラー5が 固定具51により固定されている。 そして、レーザー光線43はハーフミラー5により、鉛直方向の光路41と横 方向の光路42とに分けられ、それぞれの光路に設けられている投射レンズ部1 を通り天井面や壁面に投影される。
【0016】 図3は、レーザー墨出し器7の内部構造を示す一部切欠き側面図であり、投射 ヘッド部6を上方に備えたレーザー管8が、自動鉛直調整機構部9を介して支持 体75に軸支されている。 そして、レーザー管8の下方には揺動停止用の制動用磁石77が設けられてお り、揺動を短時間で停止させることができるようになっている。 また、62はレーザー光線43の鉛直方向の鉛直投射口であり、63は横方向 の横投射口である。
【0017】 図4は、レーザー墨出し器7の使用状態を示す斜視図であり、床面107に置 かれたレーザー墨出し器7の投射ヘッド部6の鉛直投射口62と横投射口63か らレーザー光線43が鉛直方向および横方向に投射される。 そして、投射されたレーザー光線は、第一の円柱レンズ2と第二の円柱レンズ 3により、天井面105および壁面106のそれぞれに、十字状にクロスした墨 出し線101〜104を映し出すものである。
【0018】
【効果】
本考案の投射レンズ部の構造は、円柱レンズを同一平面でなく段違いに配置し ていることにより、なんらかの衝撃で第二の円柱レンズに押力が発生した場合で も、その押力を第一の円柱レンズに及ぼすことがない。 これにより、レーザー光線を投影面に十字状に映し出す機能はそのままに、特 に慎重に取り扱わなくとも通常の取り扱い方でレーザー墨出し器を使用すること ができる。
【0019】 また、なんらかの衝撃で第二の円柱レンズがズレ動いてしまった場合でも、第 一の円柱レンズに当たることがないため、ズレによる二次破損の発生を防止をす ることができる。 さらに、製造過程での第二の円柱レンズの位置調整作業に於いても、第一の円 柱レンズに当たることがないため、調整作業中のレンズ破損の発生を防止をする ことができる。
【0020】 そして、第二の円柱レンズの位置を調節することができるものは、必要に応じ てこの円柱レンズの投影ラインを消すことができるため、複数個のレーザー墨出 し器を使用して墨出しを行う場合でも、墨出しに必要な投影ラインのみ映し出せ ることにより、容易に墨出し作業を行うことができる。 また、製造過程での第二の円柱レンズの位置調整作業に於いても、容易にレン ズ位置を調整することができることにより、レーザー墨出し器の組立時間をも短 縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の投射レンズ部の構造を示す斜視図
【図2】 本考案の投射レンズ部を備えた投射ヘッド部
の内部の断面図
【図3】 レーザー墨出し器の内部構造を示す一部切欠
き側面図
【図4】 レーザー墨出し器の使用状態を示す斜視図
【符号の説明】
1−投射レンズ部,2−第一の円柱レンズ,21−側
面,22−取付け部材,23−レンズ固定面,24−固
定具,25−ビス,26−溝,27−光路孔,3−第二
の円柱レンズ,31−端部,32−取付け部材,33−
レンズ固定面,34−固定具,35−ビス,36−溝,
4−光路,41−鉛直方向の光路,42−横方向の光
路,43−レーザー光線,5−ハーフミラー,51−固
定具,6−投射ヘッド部,61−側壁,62−鉛直投射
口,63−横投射口,7−レーザー墨出し器,71−ケ
ース,72−投射ヘッド保護カバー,73−電源部,7
4−脚,75−支持体,76−上部カバー,77−制動
用磁石,8−レーザー管,9−自動鉛直調整機構部,9
1−軸,92−軸固定具,101−墨出し線,102−
墨出し線,103−墨出し線,104−墨出し線,10
5−天井面,106−壁面,107−床面

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース内部にレーザー管を備え、当該レー
    ザー管から照射されたレーザー光線の光路に投射レンズ
    部を設けたレーザー墨出し器に於いて、第一の円柱レン
    ズを水平配置し、当該第一の円柱レンズの上方に第二の
    円柱レンズの端部を第一の円柱レンズの側面に向けて配
    置したことを特徴とするレーザー墨出し器の投射レンズ
    部の構造
  2. 【請求項2】前記第二の円柱レンズが第一の円柱レンズ
    の下方に配置されていることを特徴とする請求項1のレ
    ーザー墨出し器の投射レンズ部の構造
  3. 【請求項3】前記第一の円柱レンズと前記第二の円柱レ
    ンズの配置角度が直角であることを特徴とする請求項1
    のレーザー墨出し器の投射レンズ部の構造
  4. 【請求項4】前記第一の円柱レンズを含む平面と前記第
    二の円柱レンズを含む平面が平行であることを特徴とす
    る請求項1のレーザー墨出し器の投射レンズ部の構造
  5. 【請求項5】前記第二の円柱レンズの位置をレンズ長手
    方向に進退調節自在としたことを特徴とする請求項1の
    レーザー墨出し器の投射レンズ部の構造
JP1996005012U 1996-05-13 1996-05-13 レーザー墨出し器の投射レンズ部の構造 Expired - Lifetime JP3031113U (ja)

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