JPH11194188A - 板状部材の保持装置 - Google Patents

板状部材の保持装置

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JPH11194188A
JPH11194188A JP36833197A JP36833197A JPH11194188A JP H11194188 A JPH11194188 A JP H11194188A JP 36833197 A JP36833197 A JP 36833197A JP 36833197 A JP36833197 A JP 36833197A JP H11194188 A JPH11194188 A JP H11194188A
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JP
Japan
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plate shape
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shape member
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JP36833197A
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English (en)
Inventor
Toyoki Kanzaki
豊樹 神▲崎▼
Kazuhide Mukohara
和秀 向原
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Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11194188A publication Critical patent/JPH11194188A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板状部材を、そのサイズや重さの如何にかか
わりなく常に所定の位置で水平に保持することができる
板状部材の保持装置を提供すること。 【解決手段】 板状部材2を3以上の保持部材4,5,
6によって水平に保持するように構成された板状部材の
保持装置において、保持対象である板状部材2のサイズ
に応じて前記保持部材4,5,6のうち少なくとも2つ
4,5を水平かつ垂直方向に変位できるように構成する
とともに、その変位量に応じて全ての保持部材4,5,
6における保持角度をそれぞれ調節できるようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウェーハ
(以下、ウェーハという)やレチクル/マスクあるいは
LCD(液晶ディスプレイ)のガラス基板などのように
比較的薄くて軽量の板状部材を保持する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばレティクル/マスク異物検査装置
のように、サンプルとしてのレティクルをサンプルステ
ージに載置して、異物検査などを行う場合、サンプルの
周囲を適宜の箇所、例えば3点以上の箇所で保持するよ
うにしている。この場合、レティクルの種々の外形サイ
ズのものに対応できるように、従来は、図6に示すよう
に、レティクルを保持するための保持部材を水平に移動
できるようにしている。
【0003】すなわち、図6(A)に示すように、サイ
ズの小さいレティクル60Sを保持する場合には、保持
部材61〜63を互いに近づくように移動し、また、同
図(B)に示すように、サイズの大きいレティクル60
Lを保持する場合には、保持部材71〜73を互いに遠
ざかるように移動していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レティ
クル60S,60Lのサイズが異なると、一般には、そ
の重量も異なり、これに伴って、保持部材61〜63に
おける撓み量に変化が生じ、保持部材61〜63を単に
水平に移動するだけでは、レティクル60S,60Lを
水平に保持することはできない。そして、レティクル6
0S,60Lにおける異物検査などにおいては、常にサ
ンプルであるレティクル60S,60Lを一定の高さ位
置において保持しなければ焦点ボケが生ずるなど検査や
観察に不都合を招来する。
【0005】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、板状部材を、そのサイズや重さ
の如何にかかわりなく常に所定の位置で水平に保持する
ことができる板状部材の保持装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、板状部材を3以上の保持部材によっ
て水平に保持するように構成された板状部材の保持装置
において、保持対象である板状部材のサイズに応じて前
記保持部材のうち少なくとも2つを水平かつ上下方向に
変位できるように構成するとともに、その変位量に応じ
て全ての保持部材における保持角度をそれぞれ調節でき
るようにしている。
【0007】上記構成の板状部材の保持装置(以下、単
に保持装置という)においては、板状部材を3以上の複
数の保持部材によって保持するに際し、板状部材の大き
さに応じて、保持部材を水平方向のみならず上下方向に
も移動させるようにしているので、板状部材の重量に基
づいて保持部材において生ずる撓み量を補正することが
でき、板状部材をその大きさや重量にかかわりなく常に
所定の位置で水平に保持することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。図1〜図5は、この発明の保持装置を
説明するための図である。まず、図1および図2におい
て、1は水平なベースで、その適宜の位置に保持対象で
ある板状部材2の最大サイズのものよりやや大きい矩形
の孔3が形成されている。3a〜3bを孔3の周囲の各
辺とする。4,5,6は孔3の周囲に適宜配置される3
つの保持部材である。
【0009】そして、保持部材4(以下、第1保持部材
4という)は、その保持部4aが辺3aを横切って孔3
方向に突出し、水平方向および上下方向に変位するよう
に設けられている。また、保持部材5(以下、第2保持
部材5という)は、その保持部5aが辺3cを横切って
孔3方向に突出し、水平方向および上下方向に変位する
ように設けられている。さらに、保持部材6(以下、第
3保持部材6という)は、その保持部6aが辺3dを横
切って孔3方向に突出し、上下方向にのみ変位するよう
に構成されている。
【0010】前記第1保持部材4の構成について、図3
をも参照しながらより詳しく説明すると、この図におい
て、7は保持部材ベースで、その下面の孔3側の先端部
にベース1に形成された凹部8に係合する突部9が設け
られる一方、後端側にねじ孔10が設けられ、このねじ
孔10に螺合し、その先端がベース1の表面1aに当接
するようにねじ部材11が保持部材ベース7の後端側の
高さ調節部材として設けられている。12,13は保持
部材ベース7の前端、後端をそれぞれベース表面1a側
に押圧付勢して保持部材ベース7の浮き上がりを防止す
るためのばね部材で、ねじ部材14,15によってベー
ス1に固定されている。
【0011】16は前記保持ベース7の上面に辺3b,
3dの延長線と平行になるように設けられるレール部材
で、このレール部材16にガイドされるように摺動部材
17が係合されている。そして、この摺動部材17の上
面には保持部材本体18がその長手方向が摺動部材17
の摺動方向と一致するようにねじ19によって取り付け
られ、その長手方向前端側(孔3側)に保持部4aが形
成されている。
【0012】上記構成よりなる第1保持部材4において
は、レール部材16に沿って保持部材本体18をX方向
またはY方向に直線的に移動させることができるととも
に、ねじ部材11を適宜の方向に回動することにより、
保持部材本体18の後端側の高さ位置が支点としての突
部9を中心にして調節される。したがって、このような
保持部材本体18の前端側に設けられている第1保持部
4aは、X,Y方向に水平位置を変えることができると
ともに高さ位置を変えることができ、保持対象である板
状部材2の大きさに合わせて任意に設定することができ
る。
【0013】次に、前記第2保持部材5の構成について
説明すると、この第2保持部材5は、基本的には第1保
持部材4の構成と同じであるので、対応する部材に同一
符号を付している。そして、第1保持部材4と異なる点
を説明すると、保持ベース7を、図2に示すように、第
11保持部材4と直交する方向に、つまり、辺3cに沿
うようにして設けているとともに、保持部5aを保持す
るための保持部材本体20を、摺動持部材17の摺動方
向(図2において矢印U,Vで示す方向)と直交する方
向、つまり、辺3bに沿うようにして取付け、その先端
の孔3側の側部に保持部5aを取り付けている。
【0014】上記構成よりなる第2保持部材5において
は、レール部材16に沿って保持部材本体20をU方向
またはV方向に直線的に移動させることができるととも
に、ねじ部材11を適宜の方向に回動することにより、
保持部材本体18の後端側の高さ位置が支点としての突
部9を中心にして調節される。したがって、このような
保持部材本体20の先端側に設けられている第2保持部
5aは、U,V方向に水平位置を変えることができると
ともに高さ位置を変えることができ、保持対象である板
状部材2の大きさに合わせて任意に設定することができ
る。
【0015】さらに、前記第3保持部材6の構成につい
て、図4(A),(B)をも参照しながらより詳しく説
明すると、この図において、21は保持部材ベースで、
ねじ部材22によってベース1の表面1a側に固着され
ている。23は平面視凸字状の保持ブロックで、その基
部23aの一端側に水平方向に開設された孔24を、保
持部材ベース21の垂直部21aに突設されたボス25
に嵌め合わせることにより枢支される一方、基部23a
の他端側に水平方向に設けられたねじ部26を、前記垂
直部21aに形成された上下方向の長孔28内に遊嵌さ
せ、位置固定用のナット部材27を螺着してなるもので
ある。
【0016】そして、前記保持ブロック23の先端側
(基部23aとは反対側)に保持部6aが突設されてお
り、この保持部6aの上部の受け面6a’が常に枢支点
であるボス25の中心を通るように設定されている。し
たがって、このように構成された第3保持部材6におい
ては、前記第1および第2部材保持部材4,5のように
はその水平位置を変えることができないが、保持部6a
の受け面6a’の角度を上下方向に適宜変えることがで
きる。
【0017】次に、上記構成の保持装置の動作につい
て、図5(A),(B)をも参照しながら説明すると、
図5(A)は、前記保持装置によって、例えば5インチ
角(厚み2.3mm)の板状部材2Sと、6インチ角
(厚み6.3mm)の板状部材2Lをそれぞれ保持する
場合の示すもので、この図において、28は板状部材2
S(または2L)における異物検査を行う装置の一部で
ある。
【0018】前記図5(A)において点線で示す外形サ
イズの小さい板状部材2Sを保持する場合は、第1およ
び第2保持部材4,5を点線で示す位置に移動させ、そ
こで固定する。第3保持部材6については位置の移動は
ない。そして、各保持部材4〜6の保持部4a〜6aに
よって板状部材2Sが水平になるように、保持部4a〜
6aの角度を調整して保持し、装置28の例えば下端か
ら所定の距離だけ離れるようにする。
【0019】そして、第1および第2保持部材4,5が
前記位置状態にあるとき、図5において二点鎖線で示す
外形サイズの大きい板状部材2Lを保持する場合は、第
1および第2保持部材4,5を実線で示す位置に移動さ
せる。このとき、水平方向だけではなく垂直方向に移動
させ、板状部材2Lに対する保持角度を変化させる。
る。そして、第3保持部材6における保持部6aの板状
部材2Lに対する保持角度を設定する。
【0020】前記第1および第2保持部材4,5の垂直
方向の変位量は、サイズの違いに基づく重量による部材
の撓みや部材の加工精度などを考慮に入れ、常に水平か
つ装置28に対して所定の距離だけ離れるようにする。
【0021】このことを、図5(B)を用いて説明する
と、この図は、第1保持部材4における位置の変位を示
すもので、実線は小さい(5インチ角)サイズの板状部
材2Sを保持しているときに第1保持部材4およびその
保持部4aの位置を示している。そして、この図におい
て、二点鎖線は、大きい(6インチ角)サイズの板状部
材2L(図示してない)を保持する場合における第1保
持部材4およびその保持部4aの位置を示している。
【0022】つまり、サイズのより大きい板状部材を保
持するに際しては、第1および第2保持部材4,5を、
図5(A)において矢印Lで示す方向に、つまり、保持
部4a,5aを後退しかつ上昇するように変位させるの
であり、サイズのより小さい板状部材を保持するに際し
ては、第1および第2保持部材4,5を、図5(A)に
おいて矢印Sで示す方向に、つまり、保持部4a,5a
を前進しかつ下降するように変位させるのである。
【0023】この発明は、上述の実施の形態に限られる
ものではなく、種々に変形して実施することができる。
例えば、前記実施の形態において、全ての保持部材を、
位置変位自由の保持部材4(または5)で構成してもよ
い。また、板状部材2を4以上の保持部材によって保持
するようにしてもよい。その場合、全ての保持部材を位
置変位自由にしてもよく、あるいは特定のものを固定し
てあってもよい。
【0024】
【発明の効果】この発明の保持装置によれば、板状部材
を、そのサイズや重量の如何にかかわりなく常に所定の
高さ位置において水平に保持することができる。したが
って、ウェーハというやレチクル/マスクあるいはLC
Dのガラス基板などのように比較的薄くて軽量の板状部
材の異物検査や平坦度測定などに好適に用いることがで
き、精度のよい検査または測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の板状部材の保持装置の一例を示す斜
視図である。
【図2】前記保持装置の平面構成を示す図である。
【図3】前記保持装置における第1保持部材の構成を示
す部分断面図である。
【図4】前記保持装置における第3保持部材の構成を説
明するための図で、(A)は取付け状態を示す断面図、
(B)は分解斜視図である。
【図5】前記保持装置の動作説明図で、(A)は保持装
置全体における動作説明図、(B)は第1保持部材にお
ける動作説明図である。
【図6】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
2,2S,2L…板状部材、4,5,6…保持部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状部材を3以上の保持部材によって水
    平に保持するように構成された板状部材の保持装置にお
    いて、保持対象である板状部材のサイズに応じて前記保
    持部材のうち少なくとも2つを水平かつ上下方向に変位
    できるように構成するとともに、その変位量に応じて全
    ての保持部材における保持角度をそれぞれ調節できるよ
    うにしたことを特徴とする板状部材の保持装置。
JP36833197A 1997-12-27 1997-12-27 板状部材の保持装置 Pending JPH11194188A (ja)

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JP36833197A JPH11194188A (ja) 1997-12-27 1997-12-27 板状部材の保持装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100454106C (zh) * 2005-05-16 2009-01-21 恩富技术株式会社 偏振光膜载体
TWI392558B (zh) * 2007-09-21 2013-04-11 Fih Hong Kong Ltd 墊高裝置
JP2013154408A (ja) * 2012-01-26 2013-08-15 Seibu Electric & Mach Co Ltd レベル調整治具及びそのレベル調整治具を備える板材保持装置と板材の配置調整方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100454106C (zh) * 2005-05-16 2009-01-21 恩富技术株式会社 偏振光膜载体
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