JPH11153439A - 光波距離計レフレクター支持台 - Google Patents

光波距離計レフレクター支持台

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JPH11153439A
JPH11153439A JP33804897A JP33804897A JPH11153439A JP H11153439 A JPH11153439 A JP H11153439A JP 33804897 A JP33804897 A JP 33804897A JP 33804897 A JP33804897 A JP 33804897A JP H11153439 A JPH11153439 A JP H11153439A
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JP
Japan
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surveying
reflector
support
column
hole
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JP33804897A
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English (en)
Inventor
Norio Ono
徳郎 大野
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MORIYAMA GIKEN KK
Original Assignee
MORIYAMA GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測量用支柱をレフレクターの仮想反射面上に
長期間に亘って正確に位置させることができる光波距離
計レフレクター支持台を提供する。 【解決手段】 上下貫通孔7に測量用支柱4を貫通させ
た状態で上下貫通孔7の側面から螺合される締着ネジ1
8を締め付けることにより、該締着ネジ18によって押
圧される押え部材19によって測量用支柱4を固定する
と共に、その固定した状態で測量用支柱4が仮想発射面
L1に対して左右対称の2箇所で線接触するように押え
部材19を形成したので、測量用支柱4の中心が常に仮
想反射面L1上の位置となるため、正確に距離を計測す
ることができることに加えて、測量用支柱4が押え部材
19によって線接触で押圧されるため、締着ネジ18と
測量用支柱4との間の摩耗をほとんどなくすことがで
き、長期間に亘って使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円柱状の測量用支
柱が貫通する上下貫通孔と、該上下貫通孔に対して直交
する後部上面に臨設される気泡管と、光波距離計レフレ
クターの仮想反射面を中心として揺動自在に設けられ且
つその前面にレフレクターを取り付け得る取付揺動台
と、を有する光波距離計レフレクター用の支持台に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】直径の異なる測量用支柱をレフレクター
の仮想反射面上に正確に位置させることができる光波距
離計レフレクター支持台として、本出願人は、先に特開
平9−159452号に開示される発明を提案した。こ
の先願発明は、図10に示すように、上下貫通孔7の一
側面を、仮想反射面L1が二等分線となるように三角形
状に形成し、上下貫通孔7に測量用支柱4を貫通させた
状態で上下貫通孔7の他側面から螺合される締着ネジ1
8を締め付けることにより、測量用支柱4を三角形状側
面7a,7bの二辺に当接するように構成したものであ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような固定構造
においては、測量用支柱をレフレクターの仮想反射面上
に正確に位置させることができるものであったが、長期
間の使用によって締着ネジ18の先端と測量用支柱4と
の当接部が相互に摩耗して正確に固定できないという欠
点があることがわかった。本発明は、上記した事情に鑑
みなされたもので、その目的とするところは、測量用支
柱をレフレクターの仮想反射面上に長期間に亘って正確
に位置させることができる光波距離計レフレクター支持
台を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明が採用した手段を図面を参照して説明す
ると、請求項1の発明においては、図1に示すように、
円柱状の測量用支柱4が貫通する上下貫通孔7と、該上
下貫通孔7に対して直交する後部上面に臨設される気泡
管9と、レフレクター6の仮想反射面L1を中心として
揺動自在に設けられ且つその前面にレフレクター6を取
り付け得る取付揺動台3と、を有する支持台2であっ
て、前記上下貫通孔7に前記測量用支柱4を貫通させた
状態で上下貫通孔7の側面から螺合される締着ネジ18
を締め付けることにより、該締着ネジ18によって押圧
される押え部材19によって前記測量用支柱4を固定す
ると共に、その固定した状態で前記測量用支柱4が前記
仮想発射面L1に対して左右対称の2箇所で線接触する
ように前記押え部材19を形成したので、直径の異なる
測量用支柱4を上下貫通孔7に締着ネジ18で固定して
も、測量用支柱4の中心が常に仮想反射面L1上の位置
となるため、正確に距離を計測することができることに
加えて、測量用支柱4が押え部材19によって線接触で
押圧されるため、締着ネジ18と測量用支柱4との間の
摩耗をほとんどなくすことができ、長期間に亘って使用
することができる。
【0005】また、請求項2の発明においては、図2に
示すように、前記上下貫通孔7の前記押え部材19と反
対側の内周面を、前記測量用支柱4が前記仮想発射面L
1に対して左右対称の2箇所で線接触する形状である三
角形状側面7a,7bとすることにより、測量用支柱4
を左右両方向から仮想反射面L1上に位置するように固
定するので、長期間に亘ってより正確に計測することが
できるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1乃至図6は、実施形態に
係る光波距離計レフレクター1の全体を示し、図1は、
光波距離計レフレクター1の平面図であり、図2は、上
下貫通孔7の形状が異なる光波距離計レフレクター1の
平面図であり、図3は、光波距離レフレクター1の仮想
反射面L1に沿って切断した断面図であり、図4は、押
え部材19の形状が異なる場合の光波距離レフレクター
1の仮想反射面L1に沿って切断した断面図であり、図
5は、光波距離計レフレクター1の斜視図であり、図6
は、光波距離計レフレクター1の光軸L2に沿って切断
した上方部分の断面図である。
【0007】図1,3,5,6において、光波距離計レ
フレクター1は、レフレクター6を支持する支持台2
と、該支持台2の上下貫通孔7に貫通される測量用支柱
4と、該測量用支柱4の下端に装着されて光波距離計レ
フレクタ−1全体を支持する台座5とから構成されてい
る。
【0008】まず、レフレクター6を支持する支持台2
の構成について説明する。支持台2は、円柱状の測量用
支柱4が貫通する上下貫通孔7と、該上下貫通孔7に対
して直交する後部上面に臨設される気泡管9と、レフレ
クター6の仮想反射面L1を中心として揺動自在に設け
られ且つその前面にレフレクター6を取り付け得る取付
揺動台3とから構成されている。
【0009】前記上下貫通孔7は、図1に示すように、
支持台2の前方部分に形成されると共に、その形状が馬
蹄形であって測量用支柱4の直径よりもやや大きな孔と
なっている。即ち、馬蹄形の上下貫通孔7の円弧部分に
は、測量用支柱4の一端部が当接し、正方形部分には、
押え部材19が摺動自在に設けられている。押え部材1
9は、図3に示すように、支持台2の内部に摺動自在に
設けられると共に後述する締着ネジ18に連結されてお
り、その前面形状が仮想反射面L1を二等分線とする三
角形状の側面19a,19bとなっている。なお、上下
貫通孔7の締着ネジ18と反対側の内周面形状を、図2
に示すように、仮想反射面L1を二等分線とする三角形
状の側面7a,7bとしてもよい。
【0010】しかして、上記のように構成される上下貫
通孔7に測量用支柱7を挿通した状態で締着ネジ18を
締め付けることにより、上下貫通孔7に挿通された測量
用支柱4が押え部材19の三角形状側面19a,19b
に当接した状態、即ち、仮想反射面L1に対して左右対
称の2箇所で線接触する状態となる。この状態でレフレ
クター6を有する支持台2が測量用支柱4に固定され
る。この際、測量用支柱4の直径の大きさが異なって
も、測量用支柱4の中心は、固定された状態で常に仮想
反射面L1上に位置するので、常に正確な距離を測るこ
とができる。なお、三角形状側面19a,19b及び三
角形状側面7a,7bと測量用支柱4との線接触は、図
3の二点鎖線で示すように、押え部材19の縦寸法の全
長に亘って接触する線接触部Q1であってもよいし、図
4の二点鎖線で示すように、押え部材19の中程を切り
欠いて押え部材19の上下の2箇所で接触する線接触部
Q2であってもよい。さらにいえば、図示しないが鉛直
方向の2点で点接触する構造であってもよい。
【0011】また、前記気泡管9は、支持台2の後方部
分に円柱凹状に形成される気泡管収容室8に収容されて
いるが、この気泡管9は、プラスチック製の容器の中に
気泡を収容することにより形成されている。これによっ
て、先の尖った測量用支柱4を上下貫通孔7に差し込む
際に過って気泡管9を差しても、従来のガラス製の気泡
管のように破損したりすることがないという利点があ
る。なお、従来のようにガラス製の気泡管を使用しても
よい。
【0012】ところで、気泡管9は、図6に示すよう
に、その下部に気泡管支持台10が接着されており、そ
の一体化された気泡管9を前記気泡管収容室8の上方か
ら挿入して、その上方周囲にOリング14を貫挿するこ
とにより、抜き出さないように装着される。なお、Oリ
ング14は、気泡管収容室8の上部内側に形成される嵌
合溝に嵌合するようになっている。また、前記気泡管支
持台10は、その底面中央に支点穴12が形成されてお
り、この支点穴12が気泡管収容室8の底面中央に突設
される支点突起11上に載置していずれの方向にも傾く
ようになっている。しかして、気泡管支持台10には、
支持台2の裏面から挿入される複数の調節ビス13(図
示では2個のビスが描かれているが、実際には、三角形
状に3個のビスが配置されている)と螺合するようにな
っている。このため、この3個の調節ビス13を調節す
ることにより気泡管支持台10及びこれに接着される気
泡管9の傾きを調節することができ、水平状態で気泡管
9の気泡が中心に位置するように調節することができ
る。
【0013】更に、支持台2の後部は、前述した気泡管
9を収納するために全体の外形形状が円柱状に形成され
ており、その円柱形状の後端部25と前記仮想反射面L
1までの長さDが整数値となるように設計されている。
本実施形態の場合には、35mmに設計されている。こ
れは、次のような理由による。
【0014】即ち、被測量対象物が壁面である場合に
は、その壁面が仮想反射面L1の位置とならなければな
らないので、レフレクター6を支持台2に装着したまま
で距離を測量することができなかった。このため、従来
においては、レフレクター6を支持台2から取り外し
て、図8に示すように、レフレクター6の雄ネジ6aに
当該レフレクター6の仮想反射面L1までの距離と一致
する円錐形状の壁面測量補助具24を螺着し、図9に示
すように、その壁面測量補助具24を取り付けた状態で
壁面にレフレクター6を当接して距離を測定していた。
このため、壁面までの距離を測量する場合には、レフレ
クター6を支持台2から取り外す作業、レフレクター6
の雄ネジ6aに壁面測量補助具24を取り付ける作業が
必要となり極めて面倒であり、また、壁面測量補助具2
4をなくさないように管理しなければならなかった。
【0015】これに対し、本実施形態のように、仮想反
射面L1と後端部25までの長さDを整数値とした場合
には、測量用支柱4を支持台2からはずして(場合によ
っては、はずさなくても良い)、支持台2の後端部25
を壁面28(図7の壁面28を参照)に当接させて距離
を測定し、その測定値に整数値を加算すれば良いので、
壁面までの正確な距離を誰でも簡単且つ迅速に測定する
ことができる。
【0016】また、支持台2の前方部分には、取付揺動
台3が揺動自在に設けられている。具体的には、コ字状
に形成された取付揺動台3の両側片が支持台2の側面を
挟むように位置させ、一側の側片を取付台固定ネジ16
で螺着し、他方の側片を締着ネジ18で螺着することに
より、取付揺動台3を支持台2に対して上下方向に揺動
自在に軸支する。また、取付揺動台3の前方中央には、
雌ねじが形成されるレフレクター連結ネジ部15が形成
され、該連結ネジ部15にレフレクター6の後端部に形
成された雄ネジ6aを螺着することにより、レフレクタ
ー6が取付揺動台3を介して支持台2に揺動自在に支持
される。
【0017】ところで、前記取付台固定ネジ16及び締
着ネジ18は、その先端部分が円錐状の水平指示頂点2
0として形成され、その水平指示頂点20を結ぶ直線が
揺動中心を示すこととなるが、その揺動中心線は、後に
詳述する仮想反射面L1に含まれるように設計されてい
る。また、この円錐状の水平指示頂点20を結ぶ線を変
調光波発光源側に設けられる望遠鏡の標準線に一致させ
ることにより、変調光波を常にレフレクター6の中心に
向かって照射することができる。
【0018】また、前記取付台固定ネジ16は、取付揺
動台3部分を貫通してその先端部分に形成されるネジ部
(図示しない)が支持台2の側面に螺合することにより
取付揺動台3を支持台2に支持固定しているが、その取
付の際に合成樹脂製のワッシャ17を取付揺動台3の側
片の両側に挟持し且つバネワッシャ(図示しない)も挟
持していることにより、簡単に取り外しできないと共に
揺動した位置でその角度を保持するようになっており、
このため、取付揺動台3の揺動動作は、前記合成樹脂製
のワッシャ17の滑り作用によって行われる。一方、締
着ネジ18は、取付揺動台3部分を貫通してその先端部
分に形成されるネジ部が支持台2の側面に形成されるネ
ジ穴を螺合しながら貫通して締着ネジ18のネジ部先端
に押え部材19が連結され、その押え部材19の側面1
9a,19bが測量用支柱4に押圧されるようになって
いる。なお、締着ネジ18のネジ部の中間には、Eリン
グが嵌着され、そのEリングによって締着ネジ18が取
付揺動台3から脱落しないようになっている。
【0019】上記のように、支持台2は、取付揺動台3
に対して揺動可能に保持されているが、支持台2を取付
揺動台3に対してその底面部27が外側を向く方向に直
角に曲折したとき、揺動中心、即ち、仮想反射面L1と
底面部27までの長さdが整数値となるように形成され
ている。これは、前記後端部25までの長さDと同じ考
えに基づくものであり、図7に示すように、レフレクタ
ー6を支持台2に取り付けたままで且つ支持台2を取付
揺動台3に対して直角に曲折して底面部27を壁面28
に押し当てて距離を測り、その後、計測した距離に整数
値を加算すれば、正確な距離となり、簡単且つ迅速に壁
面までの距離を測量することができるようにしたもので
ある。なお、本実施形態の場合、長さdは、15mmと
なるように設計されている。また、光源の位置がレフレ
クター6の正面位置からずれて僅かに斜めから照射され
る場合には、後端部25よりも底面部27を壁面28に
当接した状態で測る方が誤差が少なくなる。また、長さ
D,dの値は、任意に設計すれば良い。
【0020】上記した支持台2の上下貫通孔7に貫通さ
れる測量用支柱4の途中には、支持台2を挿入したとき
に支持台2の下端部が当接する段部23が形成され、該
段部23の下方にネジ部21が形成され、さらにネジ部
21の下方が円錐形状に形成されている。ネジ部21に
は、台座5が螺合されると共に、その台座5の螺合位置
を固定するための止めナット22も螺合されている。台
座5は、内部が外から視認し得るような三点支持の橋架
状に形成されており、このため、測量用支柱4を台座5
に取り付けたときには、その円錐形状の頂点26が視認
し得る。この際、頂点26の位置が僅かに浮く位置とな
るように台座5をネジ部21に螺合し、その位置で止め
ナット22を固定して、頂点26と測定点とを合致させ
ると良い。
【0021】上記のように形成される光波距離計レフレ
クター1においては、測量用支柱4の頂点26がレフレ
クター6の仮想反射面L1上を通るように設計されてい
るが、レフレクター6の仮想反射面L1とレフレクター
6の光軸L2との交点Pを必ずしも通るように設計され
ているわけではない。何故なら、測量用支柱4の直径が
異なるものを上下貫通孔7に挿通したときに、測量用支
柱4の中心(頂点26と一致する)が仮想反射面L1の
異なる位置に存在するからである。このように、交点P
と測量用支柱4の中心が一致しなくても、交点P及び測
量用支柱4の中心(頂点26)は、仮想反射面L1上に
あるので、直径の異なる測量用支柱4を用いた場合でも
距離の測定に誤差が生ずることはない。
【0022】以上、実施形態に係る光波距離計レフレク
ター1の構成について説明してきたが、本実施形態によ
れば、図1に示すように、円柱状の測量用支柱4が貫通
する上下貫通孔7と、該上下貫通孔7に対して直交する
後部上面に臨設される気泡管9と、レフレクター6の仮
想反射面L1を中心として揺動自在に設けられ且つその
前面にレフレクター6を取り付け得る取付揺動台3と、
を有する支持台2であって、上下貫通孔7に測量用支柱
4を貫通させた状態で上下貫通孔7の側面から螺合され
る締着ネジ18を締め付けることにより、該締着ネジ1
8によって押圧される押え部材19によって前記測量用
支柱4を固定すると共に、その固定した状態で前記測量
用支柱4が前記仮想発射面L1に対して左右対称の2箇
所で線接触するように前記押え部材19を形成したの
で、直径の異なる測量用支柱4を上下貫通孔7に締着ネ
ジ18で固定しても、測量用支柱4の中心が常に仮想反
射面L1上の位置となるため、正確に距離を計測するこ
とができることに加えて、測量用支柱4が押え部材19
によって線接触で押圧されるため、締着ネジ18と測量
用支柱4との間の摩耗をほとんどなくすことができ、長
期間に亘って使用することができる。
【0023】また、図2に示すように、上下貫通孔7の
押え部材19と反対側の内周面を、測量用支柱4が仮想
発射面L1に対して左右対称の2箇所で線接触する形状
である三角形状側面7a,7bとすることにより、測量
用支柱4を左右両方向から仮想反射面L1上に位置する
ように固定するので、長期間に亘ってより正確に計測す
ることができるものである。
【0024】なお、上記した実施形態では、締着ネジ1
8にだけ押え部材19を設けたものについて説明した
が、取付台固定ネジ16の先端にも押え部材19を連結
して測量用支柱4の両サイドから押え部材19を挟持す
るように構成してもよい。また、上記した実施形態で
は、締着ネジ18側の支持台2と取付揺動台3との軸支
を締着ネジ18だけで行っている構造について説明した
が、支持台2と取付揺動台3とを締着ネジ18とは別の
軸支部材で揺動可能に軸支し、その軸支部材の中央に締
着ネジ18を螺合貫通させるように構成してもよい。ま
た、押え部材19に形成される線接触を行う部分も傾斜
面ではなくても結果的に線接触となる構造であればよ
い。更に、上記した実施形態では、測量用支柱4として
台座5に固定されるものを示したが、これは、主として
三脚を使用してレフレクターを被測距点に設置不可能な
場合や、あるいは測定台上に簡単に載置できる場合に、
極めて迅速に距離の測定を行うことができるという利点
があるが、台座5を設置できない場合には、上記した支
持台2の上下貫通孔7に長尺の測量用ポールを貫通させ
て使用することも可能である。また、上記した測量用支
柱4の下端を三脚に螺着固定して使用することも可能で
ある。
【0025】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、円柱状の測量用支柱が
貫通する上下貫通孔と、該上下貫通孔に対して直交する
後部上面に臨設される気泡管と、レフレクターの仮想反
射面を中心として揺動自在に設けられ且つその前面にレ
フレクターを取り付け得る取付揺動台と、を有する支持
台であって、前記上下貫通孔に前記測量用支柱を貫通さ
せた状態で上下貫通孔の側面から螺合される締着ネジを
締め付けることにより、該締着ネジによって押圧される
押え部材によって前記測量用支柱を固定すると共に、そ
の固定した状態で前記測量用支柱が前記仮想発射面に対
して左右対称の2箇所で線接触するように前記押え部材
を形成したので、直径の異なる測量用支柱を上下貫通孔
に締着ネジで固定しても、測量用支柱の中心が常に仮想
反射面上の位置となるため、正確に距離を計測すること
ができることに加えて、測量用支柱が押え部材によって
線接触で押圧されるため、締着ネジと測量用支柱との間
の摩耗をほとんどなくすことができ、長期間に亘って使
用することができる。
【0026】また、請求項2の発明においては、前記上
下貫通孔の前記押え部材と反対側の内周面を、前記測量
用支柱が前記仮想発射面に対して左右対称の2箇所で線
接触する形状である三角形状側面とすることにより、測
量用支柱を左右両方向から仮想反射面上に位置するよう
に固定するので、長期間に亘ってより正確に計測するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】光波距離計レフレクターの平面図である。
【図2】上下貫通孔の形状が異なる光波距離計レフレク
ターの平面図である。
【図3】光波距離レフレクターの仮想反射面に沿って切
断した断面図である。
【図4】押え部材の形状が異なる場合の光波距離レフレ
クターの仮想反射面に沿って切断した断面図である。
【図5】光波距離計レフレクターの斜視図である。
【図6】光波距離計レフレクター1の光軸L2に沿って
切断した上方部分の断面図である。
【図7】支持台を取付揺動台に対して直角に曲折して壁
面に当接した状態を示す光波距離計レフレクターの側面
図である。
【図8】従来の壁面測定用の補助具とレフレクターとの
関係を示す斜視図である。
【図9】その従来の補助具を用いて測量する場合の側面
図である。
【図10】先行技術における光波距離計レフレクターの
平面図である。
【符号の説明】
1 光波距離計レフレクター 2 支持台 3 取付揺動台 4 測量用支柱 5 台座 6 レフレクター 7 上下貫通孔 7a,7b 三角形状側面 8 気泡管収容室 9 気泡管 10 気泡管支持台 13 調節ビス 15 レフレクター連結ネジ部 16 取付台固定ネジ 17 ワッシャ 18 締着ネジ 19 押え部材 19a 三角形状側面 25 後端部 26 頂点 27 底面部 28 壁面 L1 仮想反射面 L2 光軸 P 交点 Q1,Q2 線接触部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状の測量用支柱が貫通する上下貫通
    孔と、該上下貫通孔に対して直交する後部上面に臨設さ
    れる気泡管と、光波距離計レフレクターの仮想反射面を
    中心として揺動自在に設けられ且つその前面にレフレク
    ターを取り付け得る取付揺動台と、を有する支持台であ
    って、 前記上下貫通孔に前記測量用支柱を貫通させた状態で上
    下貫通孔の側面から螺合される締着ネジを締め付けるこ
    とにより、該締着ネジによって押圧される押え部材によ
    って前記測量用支柱を固定すると共に、その固定した状
    態で前記測量用支柱が前記仮想発射面に対して左右対称
    の2箇所で線接触するように前記押え部材を形成したこ
    とを特徴とする光波距離計レフレクター支持台。
  2. 【請求項2】 前記上下貫通孔の前記押え部材と反対側
    の内周面を、前記測量用支柱が前記仮想発射面に対して
    左右対称の2箇所で線接触する形状としたことを特徴と
    する請求項1記載の光波距離計レフレクター支持台。
JP33804897A 1997-11-21 1997-11-21 光波距離計レフレクター支持台 Pending JPH11153439A (ja)

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JPH11153439A true JPH11153439A (ja) 1999-06-08

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JP33804897A Pending JPH11153439A (ja) 1997-11-21 1997-11-21 光波距離計レフレクター支持台

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JP (1) JPH11153439A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013007609A (ja) * 2011-06-23 2013-01-10 Misao Katai 測量用ターゲット支持具
JP2016017828A (ja) * 2014-07-08 2016-02-01 株式会社マイゾックス 測量用反射ターゲット装置

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