JP3073951B2 - 水準器 - Google Patents

水準器

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JP3073951B2
JP3073951B2 JP09357743A JP35774397A JP3073951B2 JP 3073951 B2 JP3073951 B2 JP 3073951B2 JP 09357743 A JP09357743 A JP 09357743A JP 35774397 A JP35774397 A JP 35774397A JP 3073951 B2 JP3073951 B2 JP 3073951B2
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茂 丸山
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株式会社エビス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気泡管を用いた水
準器であって、この気泡管の取付角を微調整できる気泡
管の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】気泡管
を用いた水準器は、一般に器体ケース上面に設けた取付
孔より装着部材を装着し、この装着部材の嵌合凹部に、
例えば気泡管を埋設した透明な取付部材を嵌合して、取
付孔より気泡管を視認できるように構成しているが、本
発明は、この取付部材を嵌合した装着部材を器体ケース
に装着固定する止着用ネジを回動操作することにより、
この装着部材を止着固定した状態を保持したままで取付
部材の取付傾斜度を微調整し、気泡管の水平度を微調整
することができる構成とし、簡易な構成にして精度の高
い水平度微調整が行え、しかも器体ケースを測定面に吸
着するための磁石体も取付固定できる極めて実用性に秀
れた画期的な水準器を提供することを目的としている。
【0003】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0004】器体ケース1の上面に取付孔2を形成して
設けた装着収納部3に装着部材4を収納係止すると共
に、この装着部材4に設けた嵌合凹部5に測定用気泡管
6を所定向きに取り付け固定した取付部材7を嵌合し、
この嵌合凹部5の底部に弾圧支承部8を設けて前記取付
部材7を左右に傾斜動自在に弾圧支承するように構成
し、この取付部材7の左右に止着用ネジ9を上下貫通状
態に配設して前記装着部材4に取付部材7を止着固定
し、この止着用ネジ9の先端のネジ込みによる押圧当接
により前記器体ケース1の内部底面10に当接する前記装
着部材4の下部の台座部11を押圧変形させて、この装着
部材4を器体ケース1に弾圧状態で圧接止着固定し、前
記止着用ネジ9による装着部材4の台座部11による弾圧
状態を保持しつつこの止着用ネジ9を回動操作し、前記
器体ケース1に前記装着部材4を圧接止着固定した状態
のままで、前記弾圧支承部8の弾性復帰力により装着部
材4に対して取付部材7の左右方向に固定傾斜度を変動
調整して、この取付部材7に取り付け固定した前記測定
用気泡管6の取付傾斜度を修正自在に構成し、前記台座
部11に磁石体20を収納配設し、この磁石体20の下端部20
Aを前記器体ケース1の底面に設けた磁石露出孔21より
略面一状態に露出せしめたことを特徴とする水準器に係
るものである。
【0005】また、前記磁石体20は永久磁石20Bに金属
板20Cを吸着し、この金属板20Cの下端部を磁石体20の
下端部20Aとして前記磁石露出孔21より露出せしめたこ
とを特徴とする請求項1記載の水準器に係るものであ
る。
【0006】また、前記装着部材4に肉抜き部12を形成
し、この肉抜き部12の下方に前記器体ケース1の内部底
面10に当接する台座部11を形成し、前記止着用ネジ9の
先端が前記取付部材7を貫通して更に前記肉抜き部12を
貫通し前記台座部11に押圧当接することにより、前記台
座部11を押圧変形させて前記装着部材4を器体ケース1
に弾圧状態で圧接止着固定するように構成したことを特
徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の水準器に
係るものである。
【0007】また、たわみ屈曲自在に設けた一対の湾曲
板部14を互いの先端同士を所定間隙15を置いて突き合わ
せ対向状態に配設した盛り上がり弾圧支承部8Aを前記
嵌合凹部5の底部の左右に夫々一体に突出形成して、前
記弾圧支承部8を構成したことを特徴とする請求項1〜
3のいずれか1項に記載の水準器に係るものである。
【0008】また、前記台座部11を有する前記装着部材
4を樹脂で成形し、この台座部11は、中央に前記磁石体
20を収納する収納部11Aを設け、左右に夫々脚部11Bを
設け、この脚部11Bの上部が前記止着用ネジ9の先端に
押圧されてこの脚部11Bの下部が前記器体ケース1の内
部底面11に弾圧状態で圧接接地するように構成したこと
を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の水準
器に係るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0010】例えば器体ケース1の上面に設けた取付孔
2から器体ケース1内に挿入してこの器体ケース1の装
着収納部3に装着部材4を収納係止すると共に、この装
着部材4に設けた嵌合凹部5に測定用気泡管6を水平状
態に固定した取付部材7を嵌合し、台座部11には磁石体
20を収納配設しておく。
【0011】この取付部材7は、嵌合凹部5の底部に設
けた弾圧支承部8により左右に少し傾斜微動自在に弾圧
支承される。
【0012】この取付部材7の左右に止着用ネジ9を貫
通して装着部材4に螺着し、この止着用ネジ9の先端の
ネジ込みによる押圧当接により装着部材4の下部の前記
台座部11を器体ケース1の内部底面10に圧接する。この
際、前記止着用ネジ9の先端により台座部11は押圧変形
し、装着部材4は器体ケース1に弾圧状態で圧接止着固
定される。
【0013】また、台座部11に収納配設した磁石体20の
下端部20Aは器体ケース1の底面に設けた磁石露出孔21
より略面一状態に露出し、器体ケース1の底面を測定面
に吸着固定できることとなる。
【0014】このようにして器体ケース1の取付孔2か
ら視認できるように水平状態に取り付け固定した前記気
泡管6が、例えば水平基準面に器体ケース1の基準底面
を当接した際、気泡管6内の気泡の位置が水平(あるい
は所定の傾斜度)を示す位置よりズレている場合には、
気泡管6の水平度(取付傾斜度)を微調整(微修正)す
ることになる。
【0015】この場合には、左右のいずれか一方若しく
は双方の前記止着用ネジ9をそのままドライバーなどの
工具で回動操作することにより、装着部材4に対する取
付部材7の締め付け力が変化し、これに応じて前記弾圧
支承部8の復帰力により装着部材4に対する取付部材7
の左右方向の固定傾斜度が変動し、気泡管6の取付傾斜
度を気泡が水平(あるいは所定の傾斜度)を示すように
修正できることになる。
【0016】この際、装着部材4は台座部11が押圧変形
して弾圧状態で器体ケース1に圧接止着固定されている
から、気泡管6の水平度の微修正のために止着用ネジ9
を回動操作しても前記台座部11を押圧変形している状態
に変わりがなく、弾圧度合が変化するだけで、装着部材
4は器体ケース1に圧接止着固定した状態のままとな
る。
【0017】従って、装着部材4は確実に器体ケース1
に固定したままで前記微修正を確実に行えることとな
る。
【0018】即ち、止着用ネジ9をそのまま気泡管6の
水平微調整ネジとして利用できることになると共に、前
記装着部材4は器体ケース1に圧接止着固定した状態を
保持したまま、この装着部材4に嵌合した取付部材7を
傾動調整できることになるため、確実に精度良く前記微
調整を行えることになる。
【0019】また、このように本発明は、微調整自在に
気泡管6を取り付けると同時に磁石体20を収納固定でき
ることになる。
【0020】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0021】長尺な角筒状の金属製の器体ケース1の上
面並びに前後前に連設状態にして測定用気泡管6視認用
の取付孔2を形成して装着収納部3を設け、この取付孔
2から挿入して装着収納部3に樹脂製の装着部材4を収
納係止するように構成している。
【0022】この装着部材4は、取付孔2に合致する大
きさとし、上部左右外面に装着部材4を取付孔2内へ圧
入した際、抜け外れ防止用の抜け止め係止突部16を一体
成形している。
【0023】また、下部には後述する器体ケース1の内
部底面10に圧接する台座部11を設けている。
【0024】また、上部には、取付孔2から挿入嵌合可
能な嵌合凹部5を設け、この嵌合凹部5には、後述する
弾圧支承部8とその左右に止着用ネジ9を螺着する螺着
孔を有する螺着部17を形成している。
【0025】この嵌合凹部5には、取付孔2を介して取
付部材7を挿入嵌合するように構成しても良いし、予め
取付部材7を嵌合凹部5に嵌合した装着部材4を前記装
着収納部3に取付孔2を介して収納係止しても良い。
【0026】この取付部材7は、透明な樹脂で成形され
たものを採用し、この取付部材7内に前記測定用気泡管
6を水平に埋設固定している。
【0027】本実施例では、この取付部材7の上部に拡
大視認用のレンズ板18を重合配設し、下部には蓄光板19
も重合配設している。
【0028】また、前記嵌合凹部5の底部に取付部材7
を左右に傾斜動自在に弾圧支承する弾圧支承部8を設け
ている。
【0029】本実施例では、たわみ屈曲自在に設けた一
対の湾曲板部14を互いの先端同士を所定間隙15を置いて
突き合わせ対向状態に立設配設した盛り上がり弾圧支承
部8Aを前記嵌合凹部5の底部の左右に夫々一体に突出
形成して、前記弾圧支承部8を構成している。
【0030】即ち、図2,図4,図5に示すように装着
部材4の嵌合凹部5の底部の正面から背面へと半円状の
貫通孔を形成して、図3に示すように盛り上がり部を形
成し、この盛り上がり頂部にスリット間隙を形成するこ
とで、前記間隙15を介して盛り上がり対設する湾曲板部
14から成る盛り上がり弾圧支承部8Aを一体成形した構
成としている。
【0031】従って、本実施例では、この左右の盛り上
がり弾圧支承部8Aに弾圧支承されるようにして上下に
レンズ板18と蓄光板19とを重合した取付部材7を嵌合
し、止着用ネジ9を左右に夫々貫通配設して前記螺着部
17に螺着して装着部材4の嵌合凹部5に取付部材7を止
着固定するように構成している。
【0032】そして、この止着用ネジ9をネジ込むこと
によりこの螺着部17と止着用ネジ9のネジ頭部との係止
とにより締め上げられ、前記弾圧支承部8の左右の盛り
上がり弾圧支承部8Aを下方へ弾圧変形させて弾圧状態
に止着固定されることとなる。
【0033】従って、一方の止着用ネジ9を回動操作し
て左右の止着用ネジ9の締め上げ度合を変化させること
で左右の盛り上がり弾圧支承部8Aの弾圧変形度合が変
化し、取付部材7の固定傾斜度合が変化するように構成
している。
【0034】一方、本実施例では、この止着用ネジ9の
先端のネジ込みによる押圧当接により前記器体ケース1
の内部底面10に当接する前記装着部材4の下部の台座部
11を押圧変形させて、この装着部材4を器体ケース1に
弾圧状態で圧接止着固定している。
【0035】具体的には、前記装着部材4の下部に肉抜
き部12を形成し、この肉抜き部12の下方に台座部11を樹
脂で一体形成し、前記止着用ネジ9の先端が前記取付部
材7を貫通して更に前記肉抜き部12を貫通し前記台座部
11の上部に押圧当接することにより、この台座部11を押
圧変形させて前記装着部材4を器体ケース1に弾圧状態
で圧接止着固定するように構成している。
【0036】そして、本実施例では、装着部材4を器体
ケース1に装着固定する止着用ネジ9を回動操作するこ
とにより、この装着部材4を止着固定した状態を保持し
たままで取付部材7の取付傾斜度を微調整し、気泡管6
の水平度を微調整することができる構成としている。
【0037】従って、器体ケース1の取付孔2から視認
できるように水平状態に取り付け固定した前記気泡管6
が、例えば図4に示すように水平基準面に器体ケース1
の基準底面を当接した際、気泡管6内の気泡の位置が水
平を示す位置よりズレている場合には、気泡管6の水平
度(取付傾斜度)を微調整(微修正)することになる。
【0038】この場合には、左右のいずれか一方若しく
は双方の前記止着用ネジ9をそのままドライバーなどの
工具で回動操作する。例えば図5に示すように十分にネ
ジ込み、十分に台座部11を弾圧変形させると共に、装着
部材4に対して取付部材7を締め上げた状態から、一方
の止着用ネジ9を少し緩め回動することにより、装着部
材4に対する取付部材7の締め付け力が弱まり、これに
応じて前記弾圧支承部8の復帰力により装着部材4に対
する取付部材7の左右方向の固定傾斜度が変動し、気泡
管6の取付傾斜度を気泡が水平を示すように修正できる
ことになる。
【0039】この際、装着部材4は台座部11が押圧変形
して弾圧状態で器体ケース1に圧接止着固定されている
から、気泡管6の水平度の微修正のために止着用ネジ9
を回動操作しても前記台座部11を押圧変形している状態
に変わりがなく、弾圧度合が少し弱く変化するだけで、
装着部材4は器体ケース1に圧接止着固定した状態のま
まとなる。
【0040】従って、装着部材4は確実に器体ケース1
に固定したままで前記微修正を確実に行えることとな
る。
【0041】即ち、止着用ネジ9をそのまま気泡管6の
水平微調整ネジとして利用できることになると共に、前
記装着部材4は器体ケース1に圧接止着固定した状態を
保持したまま、この装着部材4に嵌合した取付部材7を
傾動調整できることになるため、確実に精度良く前記微
調整を行えることになる。
【0042】また、前記台座部11に磁石体20を収納配設
し、この磁石体20の下端部20Aを前記器体ケース1の底
面に設けた磁石露出孔21より略面一状態に露出せしめた
構成としている。
【0043】また、前記台座部11を有する前記装着部材
4を樹脂で成形し、この台座部11は、中央に前記磁石体
20を収納する収納部11Aを設け、左右に夫々脚部11Bを
設け、この脚部11Bの上部が前記肉抜き部12を貫通した
止着用ネジ9の先端に押圧されてこの脚部11Bの下部が
前記器体ケース1の内部底面11に弾圧状態で圧接接地す
るように構成している。
【0044】本実施例では、この脚部11Bを空洞構造に
すると共に下端部に逆V字形の切欠を施して二又接地構
造とし、この二又の開き度合が押圧力により可変するこ
とで弾性力を生じ弾圧接地するように構成している。
【0045】また、前記磁石体20は永久磁石20Bの両側
に金属板20Cを吸着し、この金属板20Cの下端部を磁石
体20の下端部20Aとして、器体ケース1の底面に二か所
並設形成した細長い磁石露出孔21より露出せしめてい
る。
【0046】本実施例では、台座部11の中央部に収納嵌
合部を設けて前記収納部11Aを形成し、この収納部11A
に収納配設した磁石体20の金属板20Cの下端部20Aが器
体ケース1の底面に設けた磁石露出孔21より略面一状態
に露出し、器体ケース1の底面を測定面に吸着固定でき
るように構成している。
【0047】従って、前述のように本実施例では、一体
成形した装着部材4に取付部材7と磁石体20とを嵌合し
て、取付孔2を介して装着収納部3に装着し、止着用ネ
ジ9により締め付けるだけで、気泡管6と磁石体20を所
定の位置に取り付け固定でき、しかもこの止着用ネジ9
をそのまま気泡管6の水平微調整ネジとして利用できる
ことになると共に、前記装着部材4は器体ケース1に圧
接止着固定した状態を保持したまま、この装着部材4に
嵌合した取付部材7を傾動調整できることになるため、
確実に精度良く前記微調整を行える。即ち、このように
本発明は、微調整自在に気泡管6を取り付けると同時に
磁石体20を収納固定できることになる。
【0048】このため測定用気泡管6と磁石体20の取付
が非常に簡単に行え、組み付け作業が容易となり量産性
に秀れると共に、部品点数も少なく加工工程も極めて少
ないので一層量産性に秀れコストダウンを図れる極めて
実用性に秀れた水準器となる。
【0049】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、気
泡管を設けた取付部材を嵌合した装着部材を器体ケース
に装着固定する止着用ネジを回動操作することにより、
この装着部材を止着固定した状態を保持したままで取付
部材の取付傾斜度を微調整し、気泡管の水平度を微調整
することができ、簡易な構成にして精度の高い水平度微
調整が行え、しかも器体ケースを測定面に吸着するため
の磁石体も取付固定できる極めて実用性に秀れた画期的
な水準器となる。
【0050】また、請求項2記載の発明においては、磁
石体の台座部への取付が容易に行え、一層実用性に秀れ
た水準器となる。
【0051】また、請求項3記載の発明においては、装
着部材は、装着部材を樹脂成形する際に肉抜き部を形成
してこの肉抜き部を止着用ネジが貫通して底部の台座部
を押圧当接するように構成することで、本発明を容易に
実現でき、量産性に秀れ前記作用・効果を確実に発揮す
る極めて実用性に秀れた水準器となる。
【0052】また、請求項4記載の発明においては、前
記装着部材の嵌合凹部に嵌合する取付部材を弾圧支承す
る弾圧支承部を、装着部材を樹脂成形する際に盛り上が
り弾圧支承部を左右に突出形成することで本発明を容易
に実現でき、量産性に秀れ前記作用・効果を確実に発揮
する極めて実用性に秀れた水準器となる。
【0053】また、請求項5記載の発明においては、前
記台座部を有する装着部材を樹脂で一体成形することで
本発明を容易に実現でき、止着用ネジをそのまま気泡管
の水平微調整ネジとして利用できることになると共に、
前記装着部材は器体ケースに圧接止着固定した状態を保
持したまま、この装着部材に嵌合した取付部材を傾動調
整できることになるため、確実に精度良く前記微調整を
行えると共に、このように本発明は、微調整自在に気泡
管を取り付けると同時に磁石体を収納固定できることに
なる。
【0054】従って、測定用気泡管と磁石体の取付が非
常に簡単に行え、組み付け作業が容易となり量産性に秀
れると共に、部品点数も少なく加工工程も極めて少ない
ので一層量産性に秀れコストダウンを図れる極めて実用
性に秀れた水準器となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の概略構成斜視図である。
【図2】本実施例の要部の分解斜視図である。
【図3】本実施例の装着部材の嵌合凹部の底部を示す装
着部材の説明平面図である。
【図4】本実施例の要部の拡大断面図であって、気泡管
の水平度が少し狂っている状態を示す説明図である。
【図5】本実施例の要部の拡大断面図であって、一方の
止着用ネジを緩め回動操作して気泡管の水平度を修正し
た状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 器体ケース 2 取付孔 3 装着収納部 4 装着部材 5 嵌合凹部 6 測定用気泡管(気泡管) 7 取付部材 8 弾圧支承部 8A 盛り上がり弾圧支承部 9 止着用ネジ 10 内部底面 11 台座部 11A 収納部 11B 脚部 12 肉抜き部 13 内面突出条部 14 湾曲板部 15 所定間隙(間隙) 20 磁石体 20A 下端部 20B 永久磁石 20C 金属板 21 磁石露出孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 9/24 - 9/36 G01C 15/00 - 15/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器体ケースの上面に取付孔を形成して設
    けた装着収納部に装着部材を収納係止すると共に、この
    装着部材に設けた嵌合凹部に測定用気泡管を所定向きに
    取り付け固定した取付部材を嵌合し、この嵌合凹部の底
    部に弾圧支承部を設けて前記取付部材を左右に傾斜動自
    在に弾圧支承するように構成し、この取付部材の左右に
    止着用ネジを上下貫通状態に配設して前記装着部材に取
    付部材を止着固定し、この止着用ネジの先端のネジ込み
    による押圧当接により前記器体ケースの内部底面に当接
    する前記装着部材の下部の台座部を押圧変形させて、こ
    の装着部材を器体ケースに弾圧状態で圧接止着固定し、
    前記止着用ネジによる装着部材の台座部による弾圧状態
    を保持しつつこの止着用ネジを回動操作し、前記器体ケ
    ースに前記装着部材を圧接止着固定した状態のままで、
    前記弾圧支承部の弾性復帰力により装着部材に対して取
    付部材の左右方向に固定傾斜度を変動調整して、この取
    付部材に取り付け固定した前記測定用気泡管の取付傾斜
    度を修正自在に構成し、前記台座部に磁石体を収納配設
    し、この磁石体の下端部を前記器体ケースの底面に設け
    た磁石露出孔より略面一状態に露出せしめたことを特徴
    とする水準器。
  2. 【請求項2】 前記磁石体は永久磁石に金属板を吸着
    し、この金属板の下端部を磁石体の下端部として前記磁
    石露出孔より露出せしめたことを特徴とする請求項1記
    載の水準器。
  3. 【請求項3】 前記装着部材に肉抜き部を形成し、この
    肉抜き部の下方に前記器体ケースの内部底面に当接する
    台座部を形成し、前記止着用ネジの先端が前記取付部材
    を貫通して更に前記肉抜き部を貫通し前記台座部に押圧
    当接することにより、前記台座部を押圧変形させて前記
    装着部材を器体ケースに弾圧状態で圧接止着固定するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれか
    1項に記載の水準器。
  4. 【請求項4】 たわみ屈曲自在に設けた一対の湾曲板部
    を互いの先端同士を所定間隙を置いて突き合わせ対向状
    態に配設した盛り上がり弾圧支承部を前記嵌合凹部の底
    部の左右に夫々一体に突出形成して、前記弾圧支承部を
    構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の水準器。
  5. 【請求項5】 前記台座部を有する前記装着部材を樹脂
    で成形し、この台座部は、中央に前記磁石体を収納する
    収納部を設け、左右に夫々脚部を設け、この脚部の上部
    が前記止着用ネジの先端に押圧されてこの脚部の下部が
    前記器体ケースの内部底面に弾圧状態で圧接接地するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の水準器。
JP09357743A 1997-12-25 1997-12-25 水準器 Expired - Lifetime JP3073951B2 (ja)

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