JP3288282B2 - 通信方法、及び通信システム - Google Patents

通信方法、及び通信システム

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JP3288282B2 JP28714297A JP28714297A JP3288282B2 JP 3288282 B2 JP3288282 B2 JP 3288282B2 JP 28714297 A JP28714297 A JP 28714297A JP 28714297 A JP28714297 A JP 28714297A JP 3288282 B2 JP3288282 B2 JP 3288282B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
    • H04J3/0635Clock or time synchronisation in a network
    • H04J3/0638Clock or time synchronisation among nodes; Internode synchronisation
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、1又は2
以上の機器が各々に接続された複数の中継装置間をデー
タ伝送路を介して接続して構成された通信システムに係
り、特に、相互に異なるサンプリングレートが採用され
た入出力機器間であっても、入力機器から出力機器へデ
ィジタルデータを忠実に伝送することができる通信方
法、及び通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近時、例えばCD(Compact
Disc)装置、CD−ROM装置、又はDAT(Di
gital Audio Taperecorder)
装置等の、ディジタル化された文字、音声、又は画像デ
ータ等を記録又は再生処理するディジタルオーディオ機
器が急速に普及している。
【0003】これらのディジタルオーディオ機器にあっ
ては、オリジナルのディジタルデータ(以下、「オリジ
ナルデータ」と言う。)を忠実に記録又は再生すること
等を考慮して、各機器毎にサンプリングレートが設定さ
れている。
【0004】このサンプリングレートとして、例えば、
CD装置には44.1KHzが採用され、DAT装置に
は32、44.1、又は48KHzが採用され、FM多
重放送による文字情報サービスや放送受信の自動化サー
ビスを提供するRDS(Radio Data Sys
tem)装置には32KHzが採用され、DSP(Di
gital Signal Processor)内蔵
のディジタルオーディオアンプには44.1KHzが採
用され、MD(Mini Disc)装置には44.
1、又は48KHzが採用されている。
【0005】ところで、例えば、サンプリングレートと
して32KHzが採用されたRDS装置から出力された
オリジナルデータを、サンプリングレートとして48K
Hzが採用されたディジタルオーディオアンプへ入力し
て音声出力させるか、又はサンプリングレートとして4
4.1KHzが採用されたCD装置から出力されたオリ
ジナルデータを、サンプリングレートとして48KHz
が採用されたMD装置へ入力して記録させる際等、比較
的低いサンプリングレートが採用された出力機器から比
較的高いサンプリングレートが採用された入力機器へデ
ィジタルデータを転送したいという要望を生じる場合が
ある。
【0006】この場合、入出力機器間にインターフェー
スを介在させて、このインターフェースにおいて、各機
器間におけるサンプリングレートのマッチング処理を行
わせることが考えられる。
【0007】すなわち、例えば、オリジナルデータに対
して補間を行うか、又は出力機器から出力されたオリジ
ナルデータを、先入れ先出し(FIFO)方式、又は直
接メモリ転送(DMA)方式等を用いて送信バッファに
蓄積しながら、蓄積されたディジタルデータを、入力側
のサンプリングレート以上の所定のビットレートで送信
する一方、この所定のビットレートで受信したディジタ
ルデータを受信バッファに蓄積しながら、蓄積されたデ
ィジタルデータを、入力側のサンプリングレートに同期
する伝送ビットレートで入力機器へ送出すれば、相互に
異なるサンプリングレートが採用された入出力機器間に
おいて、ディジタルデータの交換を行うことが可能とな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者の手法を採用した場合には、オリジナルデータに対し
てオリジナルデータ以外の余計なデータが補間されるこ
とに起因して、オリジナルデータを忠実に伝えることが
困難となるおそれがあった。
【0009】また、上記後者の手法を採用した場合に
は、送信バッファ、受信バッファ、及び送受信バッファ
のそれぞれに対するディジタルデータの書き込み又は読
み出しタイミングを制御する制御部を含むインターフェ
ースが必要となり、インターフェースの回路構成が複雑
化するとともに高価なものになるという解決すべき課題
があった。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、相互に異なるサンプリングレートが採
用された入出力機器間に、簡素かつ安価な回路構成のイ
ンターフェースを介在させることにより、入力機器から
出力機器へオリジナルデータを忠実に伝えることができ
る通信方法、及び通信システムを提供することを課題と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、1又は2以上の各種の機器が各
々に接続された複数の中継装置間をデータ伝送路を介し
て接続して構成された通信システムに用いられ、任意の
機器間、任意の中継装置間、又は任意の機器と中継装置
間でディジタル形態の通信データを交換する際の通信方
法であって、前記中継装置間で通信データの交換を行う
際に基準となる伝送基準クロックを、前記各種の機器に
それぞれ設定された複数種類の機器基準クロックを参照
して予め適宜の値に設定しておくとともに、前記伝送基
準クロックに同期した通信データの単位ブロック当たり
のビット数と、前記複数種類の機器基準クロックにそれ
ぞれビット同期するとともに機器基準クロックのフレー
ム同期信号のそれぞれにフレーム同期した各機器データ
の単位ブロック当たりのビット数とを、前記複数種類の
機器基準クロックの周波数と、前記伝送基準クロックの
周波数とを参照して予め適宜の値に設定しておき、前記
中継装置は、当該中継装置に接続された送信元となる機
器から、当該発信元機器に設定された機器基準クロック
ビット同期するとともに機器基準クロックのフレーム
同期信号にフレーム同期した機器データが出力されたと
き、当該機器データを、前記伝送基準クロックのフレー
ム同期信号のブロック同期信号に同期したタイミング
で、前記伝送基準クロックにビット同期した通信データ
に変調し、この変調の際に、当該機器データの単位ブロ
ック当たりのビット数と、前記伝送基準クロックにビッ
同期した通信データの単位ブロック当たりのビット数
との間で時間軸上に生じる差分である空きビット領域
に、前記変調された通信データを当該変調前の機器デー
タに復調する際に用いられる、前記伝送基準クロックの
フレーム同期信号のブロック同期信号に対する前記機器
基準クロックの同期信号の位相差を少なくとも含む位相
情報を付与し、当該変調された通信データを、所定の宛
先へ向けて送信することを要旨とする。
【0012】請求項1の発明によれば、中継装置は、自
身に接続された送信元となる機器から、この発信元機器
に設定された機器基準クロックにビット同期するととも
に機器基準クロックのフレーム同期信号にフレーム同期
した機器データが出力されたとき、この機器データを、
伝送基準クロックのフレーム同期信号のブロック同期信
号に同期したタイミングで、伝送基準クロックにビット
同期した通信データに変調し、この変調の際に、機器デ
ータの単位ブロック当たりのビット数と、伝送基準クロ
ックにビット同期した通信データの単位ブロック当たり
のビット数との間で時間軸上に生じる差分である空きビ
ット領域に、変調された通信データを変調前の機器デー
タに復調する際に用いられる、伝送基準クロックのフレ
ーム同期信号のブロック同期信号に対する機器基準クロ
ックの同期信号の位相差を少なくとも含む位相情報を付
与し、変調された通信データを、所定の宛先へ向けて送
信する。
【0013】したがって、伝送基準クロックのフレーム
同期信号のブロック同期信号に対する機器基準クロック
の同期信号の位相差を少なくとも含む位相情報を付与す
ることでビットの補間処理を不要として、発信元機器に
設定された機器基準クロックにビット同期した機器デー
タを、伝送基準クロックのフレーム同期信号のブロック
同期信号に同期したタイミングで、伝送基準クロックに
ビット同期した通信データに変調することができ、この
結果、相互に異なるサンプリングレートが採用された入
出力機器間であっても、入力機器から出力機器へディジ
タルデータを忠実に伝送することができる。
【0014】
【0015】さらに、請求項の発明は、1又は2以上
の各種の機器が各々に接続された複数の中継装置間をデ
ータ伝送路を介して接続して構成された通信システムに
用いられ、任意の機器間、任意の中継装置間、又は任意
の機器と中継装置間でディジタル形態の通信データを交
換する際の通信方法であって、前記中継装置間で通信デ
ータの交換を行う際に基準となる伝送基準クロックを、
前記各種の機器にそれぞれ設定された複数種類の機器基
準クロックを参照して予め適宜の値に設定しておくとと
もに、前記伝送基準クロックに同期した通信データの単
位ブロック当たりのビット数と、前記複数種類の機器基
準クロックにそれぞれビット同期するとともに機器基準
クロックのフレーム同期信号のそれぞれにフレーム同期
した各機器データの単位ブロック当たりのビット数と
を、前記複数種類の機器基準クロックの周波数と、前記
伝送基準クロックの周波数とを参照して予め適宜の値に
設定しておき、前記中継装置は、当該中継装置に接続さ
れた機器を宛先とする、前記伝送基準クロックにビット
同期する如く変調された通信データを前記伝送基準クロ
ックのフレーム同期信号のブロック同期信号に同期した
タイミングで受信したとき、当該受信した通信データ
を、前記ブロック同期信号に同期したタイミングで、
該宛先機器に設定された機器基準クロックにビット同期
した機器データに復調し、この復調の際に、当該機器デ
ータの単位ブロック当たりのビット数と、前記伝送基準
クロックにビット同期した通信データの単位ブロック当
たりのビット数との間で時間軸上に生じる差分である空
きビット領域を利用して変調時に付与された、前記伝送
基準クロックのフレーム同期信号のブロック同期信号に
対する前記機器基準クロックの同期信号の位相差を少な
くとも含む位相情報を抜き取り、当該復調された通信デ
ータを、前記宛先機器へ送信することで受信させること
を要旨とする。
【0016】請求項の発明によれば、中継装置は、自
身に接続された機器を宛先とする、伝送基準クロックに
ビット同期する如く変調された通信データを伝送基準ク
ロックのフレーム同期信号のブロック同期信号に同期し
たタイミングで受信したとき、受信した通信データを、
ブロック同期信号に同期したタイミングで、宛先機器に
設定された機器基準クロックにビット同期した機器デー
タに復調し、この復調の際に、機器データの単位ブロッ
ク当たりのビット数と、伝送基準クロックにビット同期
した通信データの単位ブロック当たりのビット数との間
で時間軸上に生じる差分である空きビット領域を利用し
て変調時に付与された、伝送基準クロックのフレーム同
期信号のブロック同期信号に対する機器基準クロックの
同期信号の位相差を少なくとも含む位相情報を抜き取
り、復調された通信データを、宛先機器へ送信すること
で受信させる。
【0017】したがって、伝送基準クロックのフレーム
同期信号のブロック同期信号に対する機器基準クロック
の同期信号の位相差を少なくとも含む位相情報を抜き取
ることでビットの間引き処理を不要として、伝送基準ク
ロックにビット同期する如く変調された通信データを、
宛先機器に設定された機器基準クロックに高精度でビッ
同期した機器データに復調することができ、この結
果、相互に異なるサンプリングレートが採用された入出
力機器間であっても、入力機器から出力機器へディジタ
ルデータを忠実に伝送することができる。
【0018】
【0019】また、請求項の発明は、1又は2以上の
各種の機器が各々に接続された複数の中継装置間をデー
タ伝送路を介して接続して構成された通信システムに用
いられ、任意の機器間、任意の中継装置間、又は任意の
機器と中継装置間でディジタル形態の通信データを交換
する際の通信方法であって、前記中継装置間で通信デー
タの交換を行う際に基準となる伝送基準クロックを、前
記各種の機器にそれぞれ設定された複数種類の機器基準
クロックを参照して予め適宜の値に設定しておくととも
に、前記伝送基準クロックに同期した通信データの単位
ブロック当たりのビット数と、前記複数種類の機器基準
クロックにそれぞれビット同期するとともに機器基準ク
ロックのフレーム同期信号のそれぞれにフレーム同期
た各機器データの単位ブロック当たりのビット数とを、
前記複数種類の機器基準クロックの周波数と、前記伝送
基準クロックの周波数とを参照して予め適宜の値に設定
しておき、前記中継装置は、当該中継装置に接続された
送信元となる機器から、当該発信元機器に設定された機
器基準クロックにビット同期するとともに機器基準クロ
ックのフレーム同期信号にフレーム同期した機器データ
が出力されたとき、当該機器データを、前記伝送基準ク
ロックのフレーム同期信号のブロック同期信号に同期し
たタイミングで、前記伝送基準クロックにビット同期し
た通信データに変調し、この変調の際に、当該機器デー
タの単位ブロック当たりのビット数と、前記伝送基準ク
ロックにビット同期した通信データの単位ブロック当た
りのビット数との間で時間軸上に生じる差分である空き
ビット領域に、前記変調された通信データを当該変調前
の機器データに復調する際に用いられる、前記伝送基準
クロックのフレーム同期信号のブロック同期信号に対す
る前記機器基準クロックの同期信号の位相差を少なくと
も含む位相情報を付与し、当該変調された通信データ
を、所定の宛先へ向けて送信する一方、当該中継装置に
接続された機器を宛先とする、前記伝送基準クロックに
ビット同期する如く変調された通信データを前記伝送基
準クロックのフレーム同期信号のブロック同期信号に同
期したタイミングで受信したとき、当該受信した通信デ
ータを、前記ブロック同期信号に同期したタイミング
で、当該宛先機器に設定された機器基準クロックにビッ
同期した機器データに復調し、この復調の際に、当該
機器データの単位ブロック当たりのビット数と、前記伝
送基準クロックにビット同期した通信データの単位ブロ
ック当たりのビット数との間で時間軸上に生じる差分で
ある空きビット領域を利用して変調時に付与された、前
記伝送基準クロックのフレーム同期信号のブロック同期
信号に対する前記機器基準クロックの同期信号の位相差
を少なくとも含む位相情報を抜き取り、当該復調された
通信データを、前記宛先機器へ送信することで受信させ
ることを要旨とする。
【0020】請求項の発明によれば、中継装置は、自
身に接続された送信元となる機器から、この発信元機器
に設定された機器基準クロックにビット同期するととも
に機器基準クロックのフレーム同期信号にフレーム同期
した機器データが出力されたとき、この機器データを、
伝送基準クロックのフレーム同期信号のブロック同期信
号に同期したタイミングで、伝送基準クロックにビット
同期した通信データに変調し、この変調の際に、機器デ
ータの単位ブロック当たりのビット数と、伝送基準クロ
ックにビット同期した通信データの単位ブロック当たり
のビット数との間で時間軸上に生じる差分である空きビ
ット領域に、変調された通信データを変調前の機器デー
タに復調する際に用いられる、伝送基準クロックのフレ
ーム同期信号のブロック同期信号に対する機器基準クロ
ックの同期信号の位相差を少なくとも含む位相情報を付
与し、変調された通信データを、所定の宛先へ向けて送
信する一方、自身に接続された機器を宛先とする、伝送
基準クロックにビット同期する如く変調された通信デー
タを伝送基準クロックのフレーム同期信号のブロック同
期信号に同期したタイミングで受信したとき、受信した
通信データを、ブロック同期信号に同期したタイミング
で、宛先機器に設定された機器基準クロックにビット
期した機器データに復調し、この復調の際に、機器デー
タの単位ブロック当たりのビット数と、伝送基準クロッ
クにビット同期した通信データの単位ブロック当たりの
ビット数との間で時間軸上に生じる差分である空きビッ
ト領域を利用して変調時に付与された、伝送基準クロッ
クのフレーム同期信号のブロック同期信号に対する機器
基準クロックの同期信号の位相差を少なくとも含む位相
情報を抜き取り、復調された通信データを、宛先機器へ
送信することで受信させる。
【0021】したがって、伝送基準クロックのフレーム
同期信号のブロック同期信号に対する機器基準クロック
の同期信号の位相差を少なくとも含む位相情報を付与す
ることでビットの補間処理を不要として、発信元機器に
設定された機器基準クロックにビット同期した機器デー
タを、伝送基準クロックのフレーム同期信号のブロック
同期信号に同期したタイミングで、伝送基準クロックに
ビット同期した通信データに変調する一方、伝送基準ク
ロックのフレーム同期信号のブロック同期信号に対する
機器基準クロックの同期信号の位相差を少なくとも含む
位相情報を抜き取ることでビットの間引き処理を不要と
して、伝送基準クロックにビット同期する如く変調され
た通信データを、宛先機器に設定された機器基準クロッ
クに高精度でビット同期した機器データに復調すること
ができ、この結果、相互に異なるサンプリングレートが
採用された入出力機器間であっても、入力機器から出力
機器へディジタルデータを忠実に伝送することができ
る。
【0022】
【0023】さらにまた、請求項の発明は、1又は2
以上の各種の機器が各々に接続された複数の中継装置間
をデータ伝送路を介して接続して構成され、任意の機器
間、任意の中継装置間、又は任意の機器と中継装置間で
ディジタル形態の通信データを交換する通信システムで
あって、前記中継装置間で通信データの交換を行う際に
基準となる伝送基準クロックを、前記各種の機器にそれ
ぞれ設定された複数種類の機器基準クロックを参照して
予め適宜の値に設定しておくとともに、前記伝送基準ク
ロックに同期した通信データの単位ブロック当たりのビ
ット数と、前記複数種類の機器基準クロックにそれぞれ
ビット同期するとともに機器基準クロックのフレーム同
期信号のそれぞれにフレーム同期した各機器データの単
位ブロック当たりのビット数とを、前記複数種類の機器
基準クロックの周波数と、前記伝送基準クロックの周波
数とを参照して予め適宜の値に設定しておき、前記中継
装置は、当該中継装置に接続された送信元となる機器か
ら、当該発信元機器に設定された機器基準クロックに
ット同期するとともに機器基準クロックのフレーム同期
信号にフレーム同期した機器データが出力されたとき、
当該機器データを、前記伝送基準クロックのフレーム同
期信号のブロック同期信号に同期したタイミングで、
記伝送基準クロックにビット同期した通信データに変調
する変調手段と、当該変調手段における変調の際に、当
該機器データの単位ブロック当たりのビット数と、前記
伝送基準クロックにビット同期した通信データの単位ブ
ロック当たりのビット数との間で時間軸上に生じる差分
である空きビット領域に、前記変調された通信データを
当該変調前の機器データに復調する際に用いられる、前
記伝送基準クロックのフレーム同期信号のブロック同期
信号に対する前記機器基準クロックの同期信号の位相差
を少なくとも含む位相情報を付与する位相情報付与手段
と、前記変調手段で変調された通信データを、所定の宛
先へ向けて送信する送信手段と、を備えて構成されるこ
とを要旨とする。
【0024】請求項の発明によれば、中継装置におい
て、自身に接続された送信元となる機器から、この発信
元機器に設定された機器基準クロックにビット同期する
とともに機器基準クロックのフレーム同期信号にフレー
ム同期した機器データが出力されたとき、変調手段は、
この機器データを、伝送基準クロックのフレーム同期信
号のブロック同期信号に同期したタイミングで、伝送基
準クロックにビット同期した通信データに変調し、この
変調の際に、位相情報付与手段は、機器データの単位ブ
ロック当たりのビット数と、伝送基準クロックにビット
同期した通信データの単位ブロック当たりのビット数と
の間で時間軸上に生じる差分である空きビット領域に、
変調された通信データを変調前の機器データに復調する
際に用いられる、伝送基準クロックのフレーム同期信号
のブロック同期信号に対する機器基準クロックの同期信
号の位相差を少なくとも含む位相情報を付与し、送信手
段は、変調された通信データを、所定の宛先へ向けて送
信する。
【0025】したがって、伝送基準クロックのフレーム
同期信号のブロック同期信号に対する機器基準クロック
の同期信号の位相差を少なくとも含む位相情報を付与す
ることでビットの補間処理を不要として、発信元機器に
設定された機器基準クロックにビット同期した機器デー
タを、伝送基準クロックのフレーム同期信号のブロック
同期信号に同期したタイミングで、伝送基準クロックに
ビット同期した通信データに変調することができ、この
結果、相互に異なるサンプリングレートが採用された入
出力機器間であっても、入力機器から出力機器へディジ
タルデータを忠実に伝送することができる。
【0026】
【0027】また、請求項の発明は、1又は2以上の
各種の機器が各々に接続された複数の中継装置間をデー
タ伝送路を介して接続して構成され、任意の機器間、任
意の中継装置間、又は任意の機器と中継装置間でディジ
タル形態の通信データを交換する通信システムであっ
て、前記中継装置間で通信データの交換を行う際に基準
となる伝送基準クロックを、前記各種の機器にそれぞれ
設定された複数種類の機器基準クロックを参照して予め
適宜の値に設定しておくとともに、前記伝送基準クロッ
クに同期した通信データの単位ブロック当たりのビット
数と、前記複数種類の機器基準クロックにそれぞれビッ
同期するとともに機器基準クロックのフレーム同期信
号のそれぞれにフレーム同期した各機器データの単位ブ
ロック当たりのビット数とを、前記複数種類の機器基準
クロックの周波数と、前記伝送基準クロックの周波数と
を参照して予め適宜の値に設定しておき、前記中継装置
は、当該中継装置に接続された機器を宛先とする、前記
伝送基準クロックにビット同期する如く変調された通信
データを前記伝送基準クロックのフレーム同期信号のブ
ロック同期信号に同期したタイミングで受信したとき、
当該受信した通信データを、前記ブロック同期信号に同
期したタイミングで、当該宛先機器に設定された機器基
準クロックにビット同期した機器データに復調する復調
手段と、当該復調手段における復調の際に、当該機器デ
ータの単位ブロック当たりのビット数と、前記伝送基準
クロックにビット同期した通信データの単位ブロック当
たりのビット数との間で時間軸上に生じる差分である空
きビット領域を利用して変調時に付与された、前記伝送
基準クロックのフレーム同期信号のブロック同期信号に
対する前記機器基準クロックの同期信号の位相差を少な
くとも含む位相情報を抜き取る位相情報抜取手段と、前
記復調手段で復調された通信データを、前記宛先機器へ
送信することで受信させる送出手段と、を備えて構成さ
れることを要旨とする。
【0028】請求項の発明によれば、中継装置におい
て、自身に接続された機器を宛先とする、伝送基準クロ
ックにビット同期する如く変調された通信データを伝送
基準クロックのフレーム同期信号のブロック同期信号に
同期したタイミングで受信したとき、復調手段は、受信
した通信データを、ブロック同期信号に同期したタイミ
ングで、宛先機器に設定された機器基準クロックにビッ
同期した機器データに復調し、この復調の際に、位相
情報抜取手段は、機器データの単位ブロック当たりのビ
ット数と、伝送基準クロックにビット同期した通信デー
タの単位ブロック当たりのビット数との間で時間軸上に
生じる差分である空きビット領域を利用して変調時に付
与された、伝送基準クロックのフレーム同期信号のブロ
ック同期信号に対する機器基準クロックの同期信号の位
相差を少なくとも含む位相情報を抜き取り、送出手段
は、復調された通信データを、宛先機器へ送信すること
で受信させる。
【0029】したがって、伝送基準クロックのフレーム
同期信号のブロック同期信号に対する機器基準クロック
の同期信号の位相差を少なくとも含む位相情報を抜き取
ることでビットの間引き処理を不要として、伝送基準ク
ロックにビット同期する如く変調された通信データを、
宛先機器に設定された機器基準クロックに高精度でビッ
同期した機器データに復調することができ、この結
果、相互に異なるサンプリングレートが採用された入出
力機器間であっても、入力機器から出力機器へディジタ
ルデータを忠実に伝送することができる。
【0030】
【0031】しかも、請求項の発明は、1又は2以上
の各種の機器が各々に接続された複数の中継装置間をデ
ータ伝送路を介して接続して構成され、任意の機器間、
任意の中継装置間、又は任意の機器と中継装置間でディ
ジタル形態の通信データを交換する通信システムであっ
て、前記中継装置間で通信データの交換を行う際に基準
となる伝送基準クロックを、前記各種の機器にそれぞれ
設定された複数種類の機器基準クロックを参照して予め
適宜の値に設定しておくとともに、前記伝送基準クロッ
クにビット同期した通信データの単位ブロック当たりの
ビット数と、前記複数種類の機器基準クロックにそれぞ
ビット同期するとともに機器基準クロックのフレーム
同期信号のそれぞれにフレーム同期した各機器データの
単位ブロック当たりのビット数とを、前記複数種類の機
器基準クロックの周波数と、前記伝送基準クロックの周
波数とを参照して予め適宜の値に設定しておき、前記中
継装置は、当該中継装置に接続された送信元となる機器
から、当該発信元機器に設定された機器基準クロックに
ビット同期するとともに機器基準クロックのフレーム同
期信号にフレーム同期した機器データが出力されたと
き、当該機器データを、前記伝送基準クロックのフレー
ム同期信号のブロック同期信号に同期したタイミング
で、前記伝送基準クロックにビット同期した通信データ
に変調する変調手段と、当該変調手段における変調の際
に、当該機器データの単位ブロック当たりのビット数
と、前記伝送基準クロックにビット同期した通信データ
の単位ブロック当たりのビット数との間で時間軸上に生
じる差分である空きビット領域に、前記変調された通信
データを当該変調前の機器データに復調する際に用いら
れる、前記伝送基準クロックのフレーム同期信号のブロ
ック同期信号に対する前記機器基準クロックの同期信号
の位相差を少なくとも含む位相情報を付与する位相情報
付与手段と、前記変調手段で変調された通信データを、
所定の宛先へ向けて送信する送信手段と、を備える一
方、当該中継装置に接続された機器を宛先とする、前記
伝送基準クロックにビット同期する如く変調された通信
データを前記伝送基準クロックのフレーム同期信号のブ
ロック同期信号に同期したタイミングで受信したとき、
当該受信した通信データを、前記ブロック同期信号に同
期したタイミングで、当該宛先機器に設定された機器基
準クロックに同期した機器データに復調する復調手段
と、当該復調手段における復調の際に、当該機器データ
の単位ブロック当たりのビット数と、前記伝送基準クロ
ックにビット同期した通信データの単位ブロック当たり
のビット数との間で時間軸上に生じる差分である空きビ
ット領域を利用して変調時に付与された、前記伝送基準
クロックのフレーム同期信号のブロック同期信号に対す
る前記機器基準クロックの同期信号の位相差を少なくと
も含む位相情報を抜き取る位相情報抜取手段と、前記復
調手段で復調された通信データを、前記宛先機器へ送信
することで受信させる送出手段と、を備えて構成される
ことを要旨とする。
【0032】請求項の発明によれば、中継装置におい
て、自身に接続された送信元となる機器から、この発信
元機器に設定された機器基準クロックにビット同期する
とともに機器基準クロックのフレーム同期信号にフレー
ム同期した機器データが出力されたとき、変調手段は、
この機器データを、伝送基準クロックのフレーム同期信
号のブロック同期信号に同期したタイミングで、伝送基
準クロックにビット同期した通信データに変調し、この
変調の際に、位相情報付与手段は、機器データの単位ブ
ロック当たりのビット数と、伝送基準クロックにビット
同期した通信データの単位ブロック当たりのビット数と
の間で時間軸上に生じる差分である空きビット領域に、
変調された通信データを変調前の機器データに復調する
際に用いられる、伝送基準クロックのフレーム同期信号
のブロック同期信号に対する機器基準クロックの同期信
号の位相差を少なくとも含む位相情報を付与し、送信手
段は、変調された通信データを、所定の宛先へ向けて送
信する一方、自身に接続された機器を宛先とする、伝送
基準クロックにビット同期する如く変調された通信デー
タを伝送基準クロックのフレーム同期信号のブロック同
期信号に同期したタイミングで受信したとき、復調手段
は、受信した通信データを、ブロック同期信号に同期し
たタイミングで、宛先機器に設定された機器基準クロッ
クにビット同期した機器データに復調し、この復調の際
に、位相情報抜取手段は、機器データの単位ブロック当
たりのビット数と、伝送基準クロックにビット同期した
通信データの単位ブロック当たりのビット数との間で時
間軸上に生じる差分である空きビット領域を利用して変
調時に付与された、伝送基準クロックのフレーム同期信
号のブロック同期信号に対する機器基準クロックの同期
信号の位相差を少なくとも含む位相情報を抜き取り、送
出手段は、復調された通信データを、宛先機器へ送信す
ることで受信させる。
【0033】したがって、伝送基準クロックのフレーム
同期信号のブロック同期信号に対する機器基準クロック
の同期信号の位相差を少なくとも含む位相情報を付与す
ることでビットの補間処理を不要として、発信元機器に
設定された機器基準クロックにビット同期した機器デー
タを、伝送基準クロックのフレーム同期信号のブロック
同期信号に同期したタイミングで、伝送基準クロックに
ビット同期した通信データに変調する一方、伝送基準ク
ロックのフレーム同期信号のブロック同期信号に対する
機器基準クロックの同期信号の位相差を少なくとも含む
位相情報を抜き取ることでビットの間引き処理を不要と
して、伝送基準クロックにビット同期する如く変調され
た通信データを、宛先機器に設定された機器基準クロッ
クに高精度でビット同期した機器データに復調すること
ができ、この結果、相互に異なるサンプリングレートが
採用された入出力機器間であっても、入力機器から出力
機器へディジタルデータを忠実に伝送することができ
る。
【0034】
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る通信方法、
及び通信システムの一実施形態について、図に基づいて
詳細に説明する。
【0036】図1は、本発明に係る通信システムの概略
構成を表すブロック図、図2は、本通信システムの要部
となる中継装置の内部構成を表すブロック図、図3は、
本通信システムの要部となる中継装置におけるディジタ
ルデータの変調原理を表す回路図、図4は、本通信シス
テムの要部となる中継装置におけるディジタルデータの
復調原理を表す回路図、図5乃至図7は、本通信システ
ムの動作説明に供する図、図8は、ディジタル信号処理
回路を内蔵したオーディオアンプの内部構成を表すブロ
ック図である。
【0037】本発明に係る通信システム1は、図1に示
すように、中継装置として位置付けられる複数のルート
ハブRH1,RH2,RH3,RH4,RH5間を、ル
ープ状のデータ伝送路3を介して相互にデータ交換可能
に接続して構成されている。なお、通信システム1のネ
ットワークトポロジとしては、上述したループ形式以外
にも、例えばバス形式、スター形式等の適宜の形態を採
用することができる。
【0038】複数のルートハブRHの各々には、1又は
2以上の各種機能機器Nがそれぞれ接続されており、ル
ートハブRH間、機能機器N間、又は機能機器Nとルー
トハブRH間において、例えば図1中の矢印方向への通
信データの伝送を許容するデータ伝送路3を介して、相
互にデータ交換可能に構成されている。図1の例では、
複数のルートハブRH1,RH2,RH3,RH4,R
H5の各々に対し、各自に1つの機能機器N1乃至N5
がそれぞれ接続されている。
【0039】機能機器Nとしては、例えば、44.1K
Hzのサンプリングレートが採用されたCD(Comp
act Disc)装置、48KHzのサンプリングレ
ートが採用されたMD(Mini Disc)装置、4
4.1KHzのサンプリングレートが採用されたディジ
タル信号プロセッサ(DSP)内蔵のディジタルオーデ
ィオアンプ、32KHzのサンプリングレートが採用さ
れたRDS(Radio Data System)装
置、CD−ROM装置、DAT(Digital Au
dio Taperecorder)装置、携帯電話、
ファックス(FAX)、ディジタルTV、ナビゲーショ
ン装置(NV)、道路交通情報通信システム(Vehi
cle Information and Commu
nication System)から提供される道路
交通情報を受信する車載受信機(VICS)、有料道路
利用料金等を自動的に徴収する自動料金収受システム
(Electrical Toll Collecti
on System)との間で料金情報を通信する車載
通信機(ETC)、DVD(Digital Vide
o Disc)−ROM装置、CAN(Control
ler Area Network)インターフェー
ス、方位センサや車速センサ等の各種センサ、モニタ装
置、及び車載パーソナルコンピュータ等の各種の機能機
器を採用することができる。
【0040】複数のルートハブRH、及び機能機器Nの
各々には、それぞれが相互に識別可能となる如く各自に
固有のアドレスがあらかじめ付与設定されており、これ
らのアドレスが、ルートハブRH間、各種機能機器N
間、又は各種機能機器NとルートハブRH間でデータ伝
送路3を介してデータ交換を行う場合において、宛先、
又は発信元を指定する際に用いられる。図1の例では、
複数のルートハブRHの各々に対し、RH1,RH2,
RH3,RH4,RH5の如く各自に固有のアドレスが
設定される一方、複数の機能機器Nの各々に対し、N
1,N2,N3…,N5の如く各自に固有のアドレスが
設定されている。
【0041】次に、中継装置として位置付けられるルー
トハブRH内部のブロック構成について、ルートハブR
H1を代表的に例示して図2を参照しつつ以下に説明す
る。なお、説明の便宜上、図5及び図6に示すように、
48KHzのサンプリングレートが採用された例えばM
D装置等の機能機器Nから出力される機器データのクロ
ック同期信号(48KHz)を第1のクロック同期信号
HCKと呼び、44.1KHzのサンプリングレートが
採用された例えばCD装置等の機能機器Nから出力され
る機器データのクロック同期信号(44.1KHz)を
第2のクロック同期信号MCKと呼び、32KHzのサ
ンプリングレートが採用された例えばRDS装置等の機
能機器Nから出力される機器データのクロック同期信号
(32KHz)を第3のクロック同期信号LCKと呼
ぶ。また、各種機能機器Nからそれぞれ出力される機器
データのクロック同期信号を総称して機器基準クロック
と呼ぶ。各種機能機器Nは、各自に設定された機器基準
クロックにビット同期して機器データを出力する。な
お、各種機能機器Nから出力される各々の機器データ
は、所定のビット数を単位として1つのフレームを構成
し、所定のフレーム数を単位として1つのブロックを構
成している。本実施形態では、図5に示すように、1つ
のフレーム、すなわち1つのサブチャネル中に含まれる
ビット数は例えば32ビット構成である。
【0042】ルートハブRH1は、受信インターフェー
ス(以下、「インターフェース」を「I/F」と言
う。)5と、送信I/F7と、クロックマネージャ9
と、機能機器N1(CD)が接続された入力機器I/F
11と、出力機器I/F13とを備えて構成されてい
る。
【0043】受信I/F5は、データ伝送路3を介して
自身の上流側に位置するルートハブRH5から送信され
た、各種の命令、又はソースデータ等を含むディジタル
形態の通信データを、次述する所定の伝送基準クロック
にビット同期させて受信入力し、受信入力した通信デー
タを適宜の送出先へ分配出力する機能を備えている。上
述した所定の伝送基準クロックは、複数のルートハブR
H間で通信データの交換を行う際に基準となるクロック
であり、通信システムを構成する各ルートハブRHに接
続されている各種機能機器Nに設定された複数種類のサ
ンプリングレートに対応する各々のクロック同期信号を
参照して予め適宜の値に設定される。本実施形態では、
所定の伝送基準クロックとして、各種機能機器N毎の複
数種類のサンプリングレートに対応するクロック同期信
号のうち、最大値となる第1のクロック同期信号(48
KHz)HCKを採用した形態が示されている。
【0044】送信I/F7は、受信I/F5又は入力機
器I/F11から送出された通信データを、データ伝送
路3を介して自身の下流側に位置するルートハブRH2
へ、所定の伝送基準クロックにビット同期させて送信出
力する機能を備えている。
【0045】クロックマネージャ9は、各種の同期信号
を、受信I/F5、送信I/F7、入力機器I/F1
1、及び出力機器I/F13の各々へ分配して出力する
機能を備えている。
【0046】入力機器I/F11は、図3に示すよう
に、6つの第1乃至第6の論理積回路(AND)15,
17,19,23,25,27と、1つの否定回路(N
OT)21と、2つの位相検出手段29,35と、2つ
の147ビット構成の第1及び第2の147シフトレジ
スタ(147SR)31,37と、2つの160ビット
構成の第1及び第2の160シフトレジスタ(160S
R)33,39と、1つの第1の論理和回路(OR)4
1とを含んで構成されており、例えば機能機器N1(C
D)から送出される、第2のクロック同期信号MCKに
ビット同期するとともに第2のクロック同期信号MCK
のフレーム同期信号である第2のフレーム同期信号ML
Rにフレーム同期した機器データに対し、147ビット
単位毎に13ビット構成の位相情報を付与し、位相情報
が付与された160ビット単位の機器データを、所定の
伝送基準クロックHCKにビット同期させて出力する機
能を備えている。
【0047】ここで、例えば、第2のクロック同期信号
(44.1KHz)MCKにビット同期した機器データ
を、所定の伝送基準クロック(48KHz)HCKにビ
ット同期した通信データに変調する際の原理について説
明する。
【0048】まず、第2のクロック同期信号(44.1
KHz)MCKの周波数と、所定の伝送基準クロック
(48KHz)HCKの周波数との最大公約数を求め、
求められた値(300)で両クロック周波数を除算する
ことにより、44.1K:48K=147:160が求
められる。そこで、第2のクロック同期信号(44.1
KHz)MCKにビット同期した機器データの単位ブロ
ック当たりのビット数を147ビットに設定する一方、
所定の伝送基準クロック(48KHz)HCKにビット
同期した機器データの単位ブロック当たりのビット数を
160ビットに設定する。
【0049】また、160ビット/32ビット=5であ
ることから、所定の伝送基準クロック(48KHz)H
CKにビット同期した機器データの単位ブロック当たり
のフレーム数、すなわちサブチャネル数を5に設定す
る。
【0050】さて、第2のクロック同期信号(44.1
KHz)MCKにビット同期した機器データを、所定の
伝送基準クロック(48KHz)HCKにビット同期し
た通信データに変調するには、図7に示すように、単位
ブロック当たり147ビット構成の機器データを、単位
ブロック当たり160ビット構成の通信データに変調す
ればよい。この変調の際に、147ビットと160ビッ
トとの差分である13ビットだけ単位ブロック当たりの
ビット領域に空きが生じるため、この13ビットの空き
ビット領域を利用して、変調された通信データを変調前
の機器データに復調する際に用いられる位相情報を付与
するようにする。
【0051】なお、機能機器N1(CD)から出力され
る機器データは、第1のフレーム同期信号HLRのブロ
ック同期信号である第1のブロック同期信号HBLR=
Hのタイミングで入力機器I/F11へ入力される一
方、HBLR=Lのタイミングで入力機器I/F11か
ら出力されるとともに、HBLR=Lのタイミングで入
力機器I/F11へ入力される一方、HBLR=Hのタ
イミングで入力機器I/F11から出力される。
【0052】出力機器I/F13は、図4に示すよう
に、7つの第7乃至第12の論理積回路(AND)4
3,45,47,49,51,53と、1つの位相補正
手段55と、2つの160ビット構成の第3及び第4の
160シフトレジスタ(160SR)57,61と、2
つの147ビット構成の第3及び第4の147シフトレ
ジスタ(147SR)59,63と、1つの第2の論理
和回路(OR)65とを含んで構成されており、受信I
/F5から送出される第2のフレーム同期信号MLRに
フレーム同期した160ビット単位の通信データから、
13ビット構成の位相情報を抜き取り、位相情報が抜き
取られた147ビット単位の通信データを機器データと
して採用し、この機器データを、第2のクロック同期信
号MCKにビット同期させて機能機器Nへ出力する機能
を備えている。なお、第2のフレーム同期信号MLRに
対し、抜き取られた位相情報を参照して位相補正が行わ
れる。
【0053】ここで、例えば、所定の伝送基準クロック
(48KHz)HCKにビット同期する如く変調された
通信データを、第2のクロック同期信号(44.1KH
z)MCKにビット同期した機器データに復調するに
は、図7に示すように、単位ブロック当たり160ビッ
ト構成の通信データを、単位ブロック当たり147ビッ
ト構成の通信データに復調すればよい。この復調の際
に、147ビットと160ビットとの差分である13ビ
ットの空きビット領域を利用して変調時に付与された位
相情報を抜き取るようにする。
【0054】なお、受信I/F5から送出される通信デ
ータは、第1のブロック同期信号HBLR=Hのタイミ
ングで出力機器I/F13へ入力される一方、HBLR
=Lのタイミングで出力機器I/F13から出力される
とともに、HBLR=Lのタイミングで出力機器I/F
13へ入力される一方、HBLR=Hのタイミングで出
力機器I/F13から出力される。
【0055】ここで、単位ブロック当たり147ビット
構成の機器データに対して付与される13ビット構成の
位相情報について述べると、位相情報は、第1のブロッ
ク同期信号HBLRに対する各種機能機器Nの同期信号
の位相差や、各種機能機器Nの同期信号の状態情報等を
含んで構成される。具体的には、本実施形態に係る位相
情報は、図7に示すように、位相識別子が記述される例
えば7ビット構成の位相識別子領域と、第1のブロック
同期信号HBLRの変化点直後に第1のフレーム同期信
号HLRが立ち上がるか又は立ち下がるかの識別情報
(U/D)が記述される例えば1ビット構成のアップダ
ウン識別情報記述領域と、第1のブロック同期信号HB
LRに対する特定機能機器Nのクロック同期信号の遅れ
量が記述される例えば5ビット構成の位相差情報記述領
域とを含んで構成されている。
【0056】次に、機能機器N3(DSP1)、及び機
能機器N5(DSP2)内部のブロック構成について、
図8を参照しつつ以下に説明する。
【0057】機能機器N3(DSP1)、及び機能機器
N5(DSP2)の各々は、図8に示すように、例え
ば、27MHzのクロックを入力して16.9344M
Hzのクロックを発振する第1のフェイズロックドルー
プ(PLL1)71と、27MHzのクロックを入力し
て18.432MHzのクロックを発振する第2のフェ
イズロックドループ(PLL2)73と、分周比セレク
タ75とを備えて構成され、分周比セレクタ75は、さ
らに、入力したクロックを1/192に分周して出力す
る第1の分周回路77と、入力したクロックを分周比選
択信号に応じて1/2又は1/3に分周して出力する第
2の分周回路79とを含んで構成されている。これによ
り、機能機器N3(DSP1)、及び機能機器N5(D
SP2)において、第1のフェイズロックドループ(P
LL1)71、又は第2のフェイズロックドループ(P
LL2)73のうちいずれか一方の発振クロックが適宜
選択されるとともに、1/2又は1/3のうちいずれか
一方の分周比が選択されて、48KHz、44.1KH
z、又は32KHzのうち、いずれか1つのクロック同
期信号が選択的に発振出力される。
【0058】次に、各ルートハブRHの動作について、
ルートハブRH1を代表的に例示するとともに、入力機
器I/F11、又は出力機器I/F13のそれぞれにお
ける変調又は復調処理に着目して、図2、図3、図4、
及び図7を参照して順次説明する。
【0059】はじめに、入力機器I/F11における変
調処理について説明すると、例えば、第2のクロック同
期信号MCKにビット同期するとともに、第2のフレー
ム同期信号MLRにフレーム同期して機能機器Nから出
力される機器データMDATAは、第1の論理積回路
(AND)15を介して、第1のブロック同期信号HB
LR=Hのタイミングで第2のクロック同期信号MCK
にビット同期されて第1の147シフトレジスタ(14
7SR)31へシリアル入力され、さらに、第1の14
7シフトレジスタ(147SR)31に記憶された14
7ビット単位の通信データが、第1の160シフトレジ
スタ(160SR)33へパラレル入力されるととも
に、位相検出手段29で検出された13ビット構成の位
相情報が、第1の160シフトレジスタ(160SR)
33へパラレル入力され、第1の160シフトレジスタ
(160SR)33に記憶された160ビット単位の通
信データが、第1のブロック同期信号HBLR=Lのタ
イミングで第1のクロック同期信号HCKにビット同期
されて第1の160シフトレジスタ(160SR)33
から第1の論理和回路(OR)41へシリアル出力され
る。
【0060】また、第2のクロック同期信号MCKにビ
ット同期するとともに、第2のフレーム同期信号MLR
にフレーム同期して機能機器Nから出力される機器デー
タMDATAは、第4の論理積回路(AND)23を介
して、第1のブロック同期信号HBLR=Lのタイミン
グで第2のクロック同期信号MCKにビット同期されて
第2の147シフトレジスタ(147SR)37へシリ
アル入力され、さらに、第2の147シフトレジスタ
(147SR)37に記憶された147ビット単位の通
信データが、第2の160シフトレジスタ(160S
R)39へパラレル入力されるとともに、位相検出手段
35で検出された13ビット構成の位相情報が、第2の
160シフトレジスタ(160SR)39へパラレル入
力され、第2の160シフトレジスタ(160SR)3
9に記憶された160ビット単位の通信データが、第1
のブロック同期信号HBLR=Hのタイミングで第1の
クロック同期信号HCKにビット同期されて第2の16
0シフトレジスタ(160SR)39から第1の論理和
回路(OR)41へシリアル出力される。
【0061】そして、第1の論理和回路(OR)41
は、第1の160シフトレジスタ(160SR)33か
らシリアル入力された160ビット単位の通信データ
と、第2の160シフトレジスタ(160SR)39か
らシリアル入力された160ビット単位の通信データと
の論理和(OR)演算を行い、両通信データ同士の論理
和演算結果を通信データとして出力する。
【0062】ここで、第1の論理和回路(OR)41か
ら出力される通信データは、第2のクロック同期信号
(44.1KHz)MCKにビット同期した機器データ
を、所定の伝送基準クロック(48KHz)HCKにビ
ット同期する如く変調されたものとなり、この変調され
た通信データは、ルートハブRH1の送信I/F7から
所定の宛先へ向けて送信される。
【0063】このように、本発明に係る通信方法、及び
通信システムによれば、例えば、第2のクロック同期信
号(44.1KHz)MCKにビット同期した機器デー
タを、所定の伝送基準クロック(48KHz)HCKに
ビット同期した通信データに変調して送信する際におい
て、図7に示すように、単位ブロック当たり147ビッ
ト構成の機器データを、単位ブロック当たり160ビッ
ト構成の通信データに変調し、この変調の際に、147
ビットと160ビットとの差分である13ビットの空き
ビット領域を利用して、変調された通信データを機器デ
ータに復調する際に用いられる位相情報を付与すること
により、ビットの補間処理を不要として、第2のクロッ
ク同期信号(44.1KHz)MCKにビット同期した
機器データを、所定の伝送基準クロック(48KHz)
HCKにビット同期した通信データに変調して送信する
ことができ、この結果、相互に異なるサンプリングレー
トが採用された入出力機器間であっても、入力機器から
出力機器へディジタルデータを忠実に伝送することがで
きる。
【0064】次に、出力機器I/F13における復調処
理について説明すると、例えば、第2のフレーム同期信
号MLRにフレーム同期して受信I/F5から送出され
る160ビット単位の通信データMDATAは、第7の
論理積回路(AND)43を介して、第1のブロック同
期信号HBLR=Hのタイミングで第1のクロック同期
信号HCKにビット同期されて第3の160シフトレジ
スタ(160SR)57へシリアル入力され、さらに、
第3の160シフトレジスタ(160SR)57に記憶
された160ビット単位の通信データから、13ビット
構成の位相情報が位相補正手段55によりパラレルに抜
き取られ、位相情報が抜き取られた147ビット単位の
機器データが、第3の147シフトレジスタ(147S
R)59へパラレル入力され、第3の147シフトレジ
スタ(147SR)59に記憶された147ビット単位
の機器データが、第1のブロック同期信号HBLR=L
のタイミングで第2のクロック同期信号MCKにビット
同期されて第3の147シフトレジスタ(147SR)
59から第2の論理和回路(OR)65へシリアル出力
される。
【0065】また、第2のフレーム同期信号MLRにフ
レーム同期して受信I/F5から送出される160ビッ
ト単位の通信データMDATAは、第10の論理積回路
(AND)49を介して、第1のブロック同期信号HB
LR=Lのタイミングで第1のクロック同期信号HCK
にビット同期されて第4の160シフトレジスタ(16
0SR)61へシリアル入力され、さらに、第4の16
0シフトレジスタ(160SR)61に記憶された16
0ビット単位の通信データから、13ビット構成の位相
情報が位相補正手段55によりパラレルに抜き取られ、
位相情報が抜き取られた147ビット単位の機器データ
が、第4の147シフトレジスタ(147SR)63へ
パラレル入力され、第4の147シフトレジスタ(14
7SR)63に記憶された147ビット単位の機器デー
タが、第1のブロック同期信号HBLR=Hのタイミン
グで第2のクロック同期信号MCKにビット同期されて
第4の147シフトレジスタ(147SR)63から第
2の論理和回路(OR)65へシリアル出力される。
【0066】そして、第2の論理和回路(OR)65
は、第3の147シフトレジスタ(147SR)59か
らシリアル入力された147ビット単位の機器データ
と、第4の147シフトレジスタ(147SR)63か
らシリアル入力された147ビット単位の機器データと
の論理和(OR)演算を行い、両機器データ同士の論理
和演算結果を機器データとして出力する。
【0067】ここで、第2の論理和回路(OR)65か
ら出力される機器データは、所定の伝送基準クロック
(48KHz)HCKにビット同期した通信データを、
第2のクロック同期信号(44.1KHz)MCKにビ
ット同期する如く復調されたものとなり、この復調され
た機器データは、出力機器I/F13に接続されている
機能機器Nで受信される。
【0068】このように、本発明に係る通信方法、及び
通信システムによれば、例えば、所定の伝送基準クロッ
ク(48KHz)HCKにビット同期する如く変調され
た通信データを、第2のクロック同期信号(44.1K
Hz)MCKにビット同期した変調前の機器データに復
調して受信する際において、図7に示すように、単位ブ
ロック当たり160ビット構成の通信データを、単位ブ
ロック当たり147ビット構成の機器データに復調し、
この復調の際に、160ビットと147ビットとの差分
である13ビットの空きビット領域を利用して変調時に
付与された位相情報を抜き取ることにより、ビットの間
引き処理を不要として、所定の伝送基準クロック(48
KHz)HCKにビット同期する如く変調された通信デ
ータを、第2のクロック同期信号(44.1KHz)M
CKにビット同期した変調前の機器データに復調して受
信することができ、この結果、相互に異なるサンプリン
グレートが採用された入出力機器間であっても、入力機
器から出力機器へディジタルデータを忠実に伝送するこ
とができる。
【0069】なお、本発明は、上述した実施形態の例に
限定されることなく、適宜の変更を加えることにより、
その他の態様で実施することができる。
【0070】すなわち、例えば、本実施形態において、
第2のクロック同期信号(44.1KHz)MCKにビ
ット同期した機器データを、所定の伝送基準クロック
(48KHz)HCKにビット同期した通信データに変
調する一方、所定の伝送基準クロック(48KHz)H
CKにビット同期する如く変調された通信データを、第
2のクロック同期信号(44.1KHz)MCKにビッ
ト同期した機器データに復調する形態を例示して説明し
たが、本発明はこの形態に限定されることなく、例え
ば、第3のクロック同期信号(32KHz)LCKにビ
ット同期した機器データを、所定の伝送基準クロック
(48KHz)HCKにビット同期した通信データに変
調する一方、所定の伝送基準クロック(48KHz)H
CKにビット同期する如く変調された通信データを、第
1のクロック同期信号(32KHz)LCKにビット同
期した機器データに復調する形態を採用することもでき
る。
【0071】この場合には、32K:48K=2:3で
あることを利用して、第3のクロック同期信号(32K
Hz)LCKにビット同期した機器データのうち、第3
のフレーム同期信号LLRの2つのサブチャネルに含ま
れる機器データを、第1のフレーム同期信号HLRの3
つのサブチャネルのうち2つのサブチャネルに割り当て
るとともに、第1のフレーム同期信号HLRの3つのサ
ブチャネルのうち残り1つのサブチャネルに位相情報を
割り当て付与することで通信データに変調する一方、変
調された通信データのうち、2つのサブチャネルを占有
する機器データを、第3のフレーム同期信号LLRの2
つのサブチャネルに割り当てるとともに、変調された通
信データから抜き出した位相情報を参照することで位相
補正を行いながら機器データに復調すればよい。
【0072】最後に、本実施形態において、1つのフレ
ーム、すなわち1つのサブチャネル中に含まれるビット
数として、32ビット構成を採用する形態を例示して説
明したが、本発明はこの形態に限定されることなく、例
えば、16ビットで1サブチャネルを構成する等、1サ
ブチャネル中に含まれるビット数を適宜の値に変更する
ことができることは言うまでもない。
【0073】
【発明の効果】請求項1又は請求項の発明によれば、
伝送基準クロックのフレーム同期信号のブロック同期信
号に対する機器基準クロックの同期信号の位相差を少な
くとも含む位相情報を付与することでビットの補間処理
を不要として、発信元機器に設定された機器基準クロッ
クにビット同期した機器データを、伝送基準クロックの
フレーム同期信号のブロック同期信号に同期したタイミ
ングで、伝送基準クロックにビット同期した通信データ
に変調することができ、この結果、相互に異なるサンプ
リングレートが採用された入出力機器間であっても、入
力機器から出力機器へディジタルデータを忠実に伝送す
ることができる。
【0074】また、請求項又は請求項の発明によれ
ば、伝送基準クロックのフレーム同期信号のブロック同
期信号に対する機器基準クロックの同期信号の位相差を
少なくとも含む位相情報を抜き取ることでビットの間引
き処理を不要として、伝送基準クロックにビット同期す
る如く変調された通信データを、宛先機器に設定された
機器基準クロックに高精度でビット同期した機器データ
に復調することができ、この結果、相互に異なるサンプ
リングレートが採用された入出力機器間であっても、入
力機器から出力機器へディジタルデータを忠実に伝送す
ることができる。
【0075】そして、請求項又は請求項の発明によ
れば、伝送基準クロックのフレーム同期信号のブロック
同期信号に対する機器基準クロックの同期信号の位相差
を少なくとも含む位相情報を付与することでビットの補
間処理を不要として、発信元機器に設定された機器基準
クロックにビット同期した機器データを、伝送基準クロ
ックのフレーム同期信号のブロック同期信号に同期した
タイミングで、伝送基準クロックにビット同期した通信
データに変調する一方、伝送基準クロックのフレーム同
期信号のブロック同期信号に対する機器基準クロックの
同期信号の位相差を少なくとも含む位相情報を抜き取る
ことでビットの間引き処理を不要として、伝送基準クロ
ックにビット同期する如く変調された通信データを、宛
先機器に設定された機器基準クロックに高精度でビット
同期した機器データに復調することができ、この結果、
相互に異なるサンプリングレートが採用された入出力機
器間であっても、入力機器から出力機器へディジタルデ
ータを忠実に伝送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る通信システムの概略構成
を表すブロック図である。
【図2】図2は、本通信システムの要部となる中継装置
の内部構成を表すブロック図である。
【図3】図3は、本通信システムの要部となる中継装置
におけるディジタルデータの変調原理を表す回路図であ
る。
【図4】図4は、本通信システムの要部となる中継装置
におけるディジタルデータの復調原理を表す回路図であ
る。
【図5】図5は、本通信システムの動作説明に供する図
である。
【図6】図6は、本通信システムの動作説明に供する図
である。
【図7】図7は、本通信システムの動作説明に供する図
である。
【図8】図8は、ディジタル信号処理回路を内蔵したオ
ーディオアンプの内部構成を表すブロック図である。
【符号の説明】
1 通信システム 3 データ伝送路 5 受信I/F 7 送信I/F(送信手段) 9 クロックマネージャ 11 入力機器I/F(変調手段、及び位相情報付与手
段) 13 出力機器I/F(復調手段、位相情報抜取手段、
及び送出手段) 15 第1の論理積回路(AND) 17 第2の論理積回路(AND) 19 第3の論理積回路(AND) 21 否定回路(NOT) 23 第4の論理積回路(AND) 25 第5の論理積回路(AND) 27 第6の論理積回路(AND) 29 位相検出手段 31 第1の147シフトレジスタ(147SR) 33 第1の160シフトレジスタ(160SR) 35 位相検出手段 37 第2の147シフトレジスタ(147SR) 39 第2の160シフトレジスタ(160SR) 41 第1の論理和回路(OR) 43 第7の論理積回路(AND) 45 第8の論理積回路(AND) 47 第9の論理積回路(AND) 49 第10の論理積回路(AND) 51 第11の論理積回路(AND) 53 第12の論理積回路(AND) 55 位相補正手段 57 第3の160シフトレジスタ(160SR) 59 第3の147シフトレジスタ(147SR) 61 第4の160シフトレジスタ(160SR) 63 第4の147シフトレジスタ(147SR) 65 第2の論理和回路(OR) 71 第1のフェイズロックドループ(PLL1) 73 第2のフェイズロックドループ(PLL2) 75 分周比セレクタ 77 第1の分周回路 79 第2の分周回路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1又は2以上の各種の機器が各々に接続
    された複数の中継装置間をデータ伝送路を介して接続し
    て構成された通信システムに用いられ、任意の機器間、
    任意の中継装置間、又は任意の機器と中継装置間でディ
    ジタル形態の通信データを交換する際の通信方法であっ
    て、 前記中継装置間で通信データの交換を行う際に基準とな
    る伝送基準クロックを、前記各種の機器にそれぞれ設定
    された複数種類の機器基準クロックを参照して予め適宜
    の値に設定しておくとともに、 前記伝送基準クロックに同期した通信データの単位ブロ
    ック当たりのビット数と、前記複数種類の機器基準クロ
    ックにそれぞれビット同期するとともに機器基準クロッ
    クのフレーム同期信号のそれぞれにフレーム同期した各
    機器データの単位ブロック当たりのビット数とを、前記
    複数種類の機器基準クロックの周波数と、前記伝送基準
    クロックの周波数とを参照して予め適宜の値に設定して
    おき、 前記中継装置は、 当該中継装置に接続された送信元となる機器から、当該
    発信元機器に設定された機器基準クロックにビット同期
    するとともに機器基準クロックのフレーム同期信号にフ
    レーム同期した機器データが出力されたとき、当該機器
    データを、前記伝送基準クロックのフレーム同期信号の
    ブロック同期信号に同期したタイミングで、前記伝送基
    準クロックにビット同期した通信データに変調し、 この変調の際に、当該機器データの単位ブロック当たり
    のビット数と、前記伝送基準クロックにビット同期した
    通信データの単位ブロック当たりのビット数との間で時
    間軸上に生じる差分である空きビット領域に、前記変調
    された通信データを当該変調前の機器データに復調する
    際に用いられる、前記伝送基準クロックのフレーム同期
    信号のブロック同期信号に対する前記機器基準クロック
    の同期信号の位相差を少なくとも含む位相情報を付与
    し、 当該変調された通信データを、所定の宛先へ向けて送信
    することを特徴とする通信方法。
  2. 【請求項2】 1又は2以上の各種の機器が各々に接続
    された複数の中継装置間をデータ伝送路を介して接続し
    て構成された通信システムに用いられ、任意の機器間、
    任意の中継装置間、又は任意の機器と中継装置間でディ
    ジタル形態の通信データを交換する際の通信方法であっ
    て、 前記中継装置間で通信データの交換を行う際に基準とな
    る伝送基準クロックを、前記各種の機器にそれぞれ設定
    された複数種類の機器基準クロックを参照して予め適宜
    の値に設定しておくとともに、 前記伝送基準クロックに同期した通信データの単位ブロ
    ック当たりのビット数と、前記複数種類の機器基準クロ
    ックにそれぞれビット同期するとともに機器基準クロッ
    クのフレーム同期信号のそれぞれにフレーム同期した各
    機器データの単位ブロック当たりのビット数とを、前記
    複数種類の機器基準クロックの周波数と、前記伝送基準
    クロックの周波数とを参照して予め適宜の値に設定して
    おき、 前記中継装置は、 当該中継装置に接続された機器を宛先とする、前記伝送
    基準クロックにビット同期する如く変調された通信デー
    タを前記伝送基準クロックのフレーム同期信号のブロッ
    ク同期信号に同期したタイミングで受信したとき、当該
    受信した通信データを、前記ブロック同期信号に同期し
    たタイミングで、当該宛先機器に設定された機器基準ク
    ロックにビット同期した機器データに復調し、 この復調の際に、当該機器データの単位ブロック当たり
    のビット数と、前記伝送基準クロックにビット同期した
    通信データの単位ブロック当たりのビット数との間で時
    間軸上に生じる差分である空きビット領域を利用して変
    調時に付与された、前記伝送基準クロックのフレーム同
    期信号のブロック同期信号に対する前記機器基準クロッ
    クの同期信号の位相差を少なくとも含む位相情報を抜き
    取り、 当該復調された通信データを、前記宛先機器へ送信する
    ことで受信させることを特徴とする通信方法。
  3. 【請求項3】 1又は2以上の各種の機器が各々に接続
    された複数の中継装置間をデータ伝送路を介して接続し
    て構成された通信システムに用いられ、任意の機器間、
    任意の中継装置間、又は任意の機器と中継装置間でディ
    ジタル形態の通信データを交換する際の通信方法であっ
    て、 前記中継装置間で通信データの交換を行う際に基準とな
    る伝送基準クロックを、前記各種の機器にそれぞれ設定
    された複数種類の機器基準クロックを参照して予め適宜
    の値に設定しておくとともに、 前記伝送基準クロックに同期した通信データの単位ブロ
    ック当たりのビット数と、前記複数種類の機器基準クロ
    ックにそれぞれビット同期するとともに機器基準クロッ
    クのフレーム同期信号のそれぞれにフレーム同期した各
    機器データの単位ブロック当たりのビット数とを、前記
    複数種類の機器基準クロックの周波数と、前記伝送基準
    クロックの周波数とを参照して予め適宜の値に設定して
    おき、 前記中継装置は、 当該中継装置に接続された送信元となる機器から、当該
    発信元機器に設定された機器基準クロックにビット同期
    するとともに機器基準クロックのフレーム同期信号にフ
    レーム同期した機器データが出力されたとき、当該機器
    データを、前記伝送基準クロックのフレーム同期信号の
    ブロック同期信号に同期したタイミングで、前記伝送基
    準クロックにビット同期した通信データに変調し、 この変調の際に、当該機器データの単位ブロック当たり
    のビット数と、前記伝送基準クロックにビット同期した
    通信データの単位ブロック当たりのビット数との間で時
    間軸上に生じる差分である空きビット領域に、前記変調
    された通信データを当該変調前の機器データに復調する
    際に用いられる、前記伝送基準クロックのフレーム同期
    信号のブロック同期信号に対する前記機器基準クロック
    の同期信号の位相差を少なくとも含む位相情報を付与
    し、 当該変調された通信データを、所定の宛先へ向けて送信
    する一方、 当該中継装置に接続された機器を宛先とする、前記伝送
    基準クロックにビット同期する如く変調された通信デー
    タを前記伝送基準クロックのフレーム同期信号のブロッ
    ク同期信号に同期したタイミングで受信したとき、当該
    受信した通信データを、前記ブロック同期信号に同期し
    たタイミングで、当該宛先機器に設定された機器基準ク
    ロックにビット同期した機器データに復調し、 この復調の際に、当該機器データの単位ブロック当たり
    のビット数と、前記伝送基準クロックにビット同期した
    通信データの単位ブロック当たりのビット数との間で時
    間軸上に生じる差分である空きビット領域を利用して変
    調時に付与された、前記伝送基準クロックのフレーム同
    期信号のブロック同期信号に対する前記機器基準クロッ
    クの同期信号の位相差を少なくとも含む位相情報を抜き
    取り、 当該復調された通信データを、前記宛先機器へ送信する
    ことで受信させることを特徴とする通信方法。
  4. 【請求項4】 1又は2以上の各種の機器が各々に接続
    された複数の中継装置間をデータ伝送路を介して接続し
    て構成され、任意の機器間、任意の中継装置間、又は任
    意の機器と中継装置間でディジタル形態の通信データを
    交換する通信システムであって、 前記中継装置間で通信データの交換を行う際に基準とな
    る伝送基準クロックを、前記各種の機器にそれぞれ設定
    された複数種類の機器基準クロックを参照して予め適宜
    の値に設定しておくとともに、 前記伝送基準クロックに同期した通信データの単位ブロ
    ック当たりのビット数と、前記複数種類の機器基準クロ
    ックにそれぞれビット同期するとともに機器基準クロッ
    クのフレーム同期信号のそれぞれにフレーム同期した各
    機器データの単位ブロック当たりのビット数とを、前記
    複数種類の機器基準クロックの周波数と、前記伝送基準
    クロックの周波数とを参照して予め適宜の値に設定して
    おき、 前記中継装置は、 当該中継装置に接続された送信元となる機器から、当該
    発信元機器に設定された機器基準クロックにビット同期
    するとともに機器基準クロックのフレーム同期信号にフ
    レーム同期した機器データが出力されたとき、当該機器
    データを、前記伝送基準クロックのフレーム同期信号の
    ブロック同期信号に同期したタイミングで、前記伝送基
    準クロックにビット同期した通信データに変調する変調
    手段と、 当該変調手段における変調の際に、当該機器データの単
    位ブロック当たりのビット数と、前記伝送基準クロック
    ビット同期した通信データの単位ブロック当たりのビ
    ット数との間で時間軸上に生じる差分である空きビット
    領域に、前記変調された通信データを当該変調前の機器
    データに復調する際に用いられる、前記伝送基準クロッ
    クのフレーム同期信号のブロック同期信号に対する前記
    機器基準クロックの同期信号の位相差を少なくとも含む
    位相情報を付与する位相情報付与手段と、 前記変調手段で変調された通信データを、所定の宛先へ
    向けて送信する送信手段と、 を備えて構成されることを特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】 1又は2以上の各種の機器が各々に接続
    された複数の中継装置間をデータ伝送路を介して接続し
    て構成され、任意の機器間、任意の中継装置間、又は任
    意の機器と中継装置間でディジタル形態の通信データを
    交換する通信システムであって、 前記中継装置間で通信データの交換を行う際に基準とな
    る伝送基準クロックを、前記各種の機器にそれぞれ設定
    された複数種類の機器基準クロックを参照して予め適宜
    の値に設定しておくとともに、 前記伝送基準クロックに同期した通信データの単位ブロ
    ック当たりのビット数と、前記複数種類の機器基準クロ
    ックにそれぞれビット同期するとともに機器基準クロッ
    クのフレーム同期信号のそれぞれにフレーム同期した各
    機器データの単位ブロック当たりのビット数とを、前記
    複数種類の機器基準クロックの周波数と、前記伝送基準
    クロックの周波数とを参照して予め適宜の値に設定して
    おき、 前記中継装置は、 当該中継装置に接続された機器を宛先とする、前記伝送
    基準クロックにビット同期する如く変調された通信デー
    タを前記伝送基準クロックのフレーム同期信号のブロッ
    ク同期信号に同期したタイミングで受信したとき、当該
    受信した通信データを、前記ブロック同期信号に同期し
    たタイミングで、当該宛先機器に設定された機器基準ク
    ロックにビット同期した機器データに復調する復調手段
    と、 当該復調手段における復調の際に、当該機器データの単
    位ブロック当たりのビット数と、前記伝送基準クロック
    ビット同期した通信データの単位ブロック当たりのビ
    ット数との間で時間軸上に生じる差分である空きビット
    領域を利用して変調時に付与された、前記伝送基準クロ
    ックのフレーム同期信号のブロック同期信号に対する前
    記機器基準クロックの同期信号の位相差を少なくとも含
    位相情報を抜き取る位相情報抜取手段と、 前記復調手段で復調された通信データを、前記宛先機器
    へ送信することで受信させる送出手段と、 を備えて構成されることを特徴とする通信システム。
  6. 【請求項6】 1又は2以上の各種の機器が各々に接続
    された複数の中継装置間をデータ伝送路を介して接続し
    て構成され、任意の機器間、任意の中継装置間、又は任
    意の機器と中継装置間でディジタル形態の通信データを
    交換する通信システムであって、 前記中継装置間で通信データの交換を行う際に基準とな
    る伝送基準クロックを、前記各種の機器にそれぞれ設定
    された複数種類の機器基準クロックを参照して予め適宜
    の値に設定しておくとともに、 前記伝送基準クロックにビット同期した通信データの単
    位ブロック当たりのビット数と、前記複数種類の機器基
    準クロックにそれぞれビット同期するとともに機器基準
    クロックのフレーム同期信号のそれぞれにフレーム同期
    した各機器データの単位ブロック当たりのビット数と
    を、前記複数種類の機器基準クロックの周波数と、前記
    伝送基準クロックの周波数とを参照して予め適宜の値に
    設定しておき、 前記中継装置は、 当該中継装置に接続された送信元となる機器から、当該
    発信元機器に設定された機器基準クロックにビット同期
    するとともに機器基準クロックのフレーム同期信号にフ
    レーム同期した機器データが出力されたとき、当該機器
    データを、前記伝送基準クロックのフレーム同期信号の
    ブロック同期信号に同期したタイミングで、前記伝送基
    準クロックにビット同期した通信データに変調する変調
    手段と、 当該変調手段における変調の際に、当該機器データの単
    位ブロック当たりのビット数と、前記伝送基準クロック
    ビット同期した通信データの単位ブロック当たりのビ
    ット数との間で時間軸上に生じる差分である空きビット
    領域に、前記変調された通信データを当該変調前の機器
    データに復調する際に用いられる、前記伝送基準クロッ
    クのフレーム同期信号のブロック同期信号に対する前記
    機器基準クロックの同期信号の位相差を少なくとも含む
    位相情報を付与する位相情報付与手段と、 前記変調手段で変調された通信データを、所定の宛先へ
    向けて送信する送信手段と、 を備える一方、 当該中継装置に接続された機器を宛先とする、前記伝送
    基準クロックにビット同期する如く変調された通信デー
    タを前記伝送基準クロックのフレーム同期信号のブロッ
    ク同期信号に同期したタイミングで受信したとき、当該
    受信した通信データを、前記ブロック同期信号に同期し
    たタイミングで、当該宛先機器に設定された機器基準ク
    ロックに同期した機器データに復調する復調手段と、 当該復調手段における復調の際に、当該機器データの単
    位ブロック当たりのビット数と、前記伝送基準クロック
    ビット同期した通信データの単位ブロック当たりのビ
    ット数との間で時間軸上に生じる差分である空きビット
    領域を利用して変調時に付与された、前記伝送基準クロ
    ックのフレーム同期信号のブロック同期信号に対する前
    記機器基準クロックの同期信号の位相差を少なくとも含
    位相情報を抜き取る位相情報抜取手段と、 前記復調手段で復調された通信データを、前記宛先機器
    へ送信することで受信させる送出手段と、 を備えて構成されることを特徴とする通信システム。
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