JP3288004B2 - テニスラケット - Google Patents
テニスラケットInfo
- Publication number
- JP3288004B2 JP3288004B2 JP05378498A JP5378498A JP3288004B2 JP 3288004 B2 JP3288004 B2 JP 3288004B2 JP 05378498 A JP05378498 A JP 05378498A JP 5378498 A JP5378498 A JP 5378498A JP 3288004 B2 JP3288004 B2 JP 3288004B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thickness
- tennis racket
- tennis
- bending
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Golf Clubs (AREA)
Description
されるラケットに関する。さらに詳細には、しなり部を
有するテニスラケットに関する。
部の剛性が高くしなりにくいために、テニスボールを旨
くコントロールすることができず、角度のあるシャープ
な打球が困難であると共に、スイングスピードが遅く、
最近のテニスプレーのスピードアップに対応仕切れなく
なってきている。この課題を解決するために、最近、し
なり部を有するテニスラケットが提案されている(例え
ば、実開平1−112868号公報)。具体的には、シ
ャフト部の厚さが、その長手方向の中間部で最小となる
ように設定されたテニスラケットが提案されている。
テニスラケットに単にしなり部を設けただけでは、スイ
ングスピードをある程度向上させることは可能である
が、最近のテニスプレーのスピードアップに完全に対応
させることは困難である。また、一方で、より反発力が
大きく、よりスピードのあるテニスボールを打つことの
できるテニスラケットの開発も要望されている。
決するためになされたものであり、スイングスピードを
さらに向上させることができ、かつ、より反発力が大き
く、よりスピードのあるテニスボールを打つことのでき
るテニスラケットを提供することを目的とする。
め、本発明に係るテニスラケットの構成は、フレーム部
と、シャフト部と、グリップ部とを少なくとも備えたテ
ニスラケットであって、前記シャフト部の前記フレーム
部の下端近傍に他の部分よりも厚みの小さい長さ30〜
70mmのしなり部を有し、前記フレーム部は、その先
端が最大厚みに設定されると共に、先端から下端に向か
ってその厚みが漸次小さくなり、前記シャフト部は、そ
の下端が2番目の厚みに設定されると共に、下端から前
記しなり部に向かってその厚みが漸次小さくなることを
特徴とする。このテニスラケットの構成によれば、フレ
ーム部の先端が最大厚みに設定されていることにより、
フレーム部の先端の重量がその下端部よりも相対的に重
くなる(いわゆる、『トップヘビー』の状態になる)。
このため、しなり効果とトップヘビー効果が相乗的に作
用し、しなり部を設けただけのテニスラケットに比べて
スイングスピードが一層速くなる。その結果、最近のテ
ニスプレーのスピードアップに完全に対応させることが
可能となり、よりスピードのあるテニスボールを打つこ
とが可能になる。また、スイングスピードが速くなる
と、反発力も飛躍的に向上し、さらに角度のあるシャー
プな打球が可能となる。また、シャフト部は、その下端
が2番目の厚みに設定されると共に、下端から前記しな
り部に向かってその厚みが漸次小さくなるように構成さ
れているので、厚みの小さいしなり部と、下端からしな
り部に向かってその厚みが漸次小さくなる効果と相俟っ
て、実用的な強度を保持したまま、最大のしなり効果を
発揮することができる。また、しなり部の長さが30〜
70mmに設定されているので、反発力を最大に発揮す
ることのできるしなり効果が得られる。70mm以上で
は、しなり効果が増大する一方、しなりの回復力が低下
し、逆に反発力が低下する。30mm以下では、しなり
効果が不十分となる。
においては、しなり部の厚みが、シャフト部の下端の厚
みの55〜75%の厚みに設定されるのが好ましい。こ
の好ましい例によれば、実用的な強度を保持したまま、
最大のしなり効果を発揮することができる。54%以下
では実用面からの強度が不足し、76%以上ではしなり
効果が不十分となる。
をさらに具体的に説明する。図1は本発明の実施の形態
におけるテニスラケットを示す斜視図、図2は図1のI
I−II断面図、図3は本発明の実施の形態におけるテ
ニスラケットのフレーム部を示す部分側面図である。
フレーム部2と、シャフト部3と、グリップ部4とによ
り構成されており、フレーム部2及びシャフト部3は強
化繊維補強樹脂で一体的に形成されている。強化繊維補
強樹脂としては、例えば、炭素繊維強化樹脂、ガラス繊
維強化樹脂又はアラミド等の合成繊維強化樹脂などを用
いることができる。
は、フレーム部2の下端近傍にしなり部5が設けられて
いる。しなり部5の厚み(以下『厚み』といった場合に
は、ガット面と垂直方向の厚みをいう。)は、テニスラ
ケット1の他の部分の厚みよりも小さく設定されてい
る。
先端2aが最大厚みに設定されており、該先端部からし
なり部5に向かってその厚みが漸次小さくなっている。
また、シャフト部3の下端3aは、フレーム部2の先端
2aに次いで2番目の厚みに設定されており、シャフト
部3は、該下端部からしなり部5に向かってその厚みが
漸次小さくなっている。しなり部5の厚みは、シャフト
部3の下端の厚みの55〜75%の厚みに設定されるの
が好ましい。また、しなり部5の長さは40〜70mm
に設定されるのが好ましい。このようにシャフト部3の
フレーム部2の下端近傍にしなり部5を設けたことによ
り、人体の腕の手首と同様の『力のタメ』の効果(しな
り効果)によってテニスボールを旨くコントロールする
ことができ、角度のあるシャープな打球が可能となる。
端2aが最大厚みに設定され、該先端部からしなり部5
に向かってその厚みが漸次小さくなっており、フレーム
部2の先端2aの重量がその下端部よりも相対的に重く
なっている(いわゆる『トップヘビー』の状態となって
いる)。このため、しなり部5によるしなり効果(力の
タメの効果)とトップヘビー効果とが相乗的に作用し、
しなり部5を設けただけのテニスラケットに比べてスイ
ングスピードが一層速くなる。その結果、最近のテニス
プレーのスピードアップに完全に対応させることが可能
となり、よりスピードのあるテニスボールを打つことが
可能になる。また、スイングスピードが速くなると、反
発力も飛躍的に向上し、さらに角度のあるシャープな打
球が可能となる。
3の材料として炭素繊維強化樹脂を用い、シャフト部3
の長さを208mm(このうち、しなり部5の長さ:3
8mm)、フレーム部2の先端2aの厚み(最大厚み)
を25.0mm、シャフト部3の下端3aの厚み(2番
目の厚み)を22.0mm、しなり部5の厚みを14.
5mm(シャフト部3の下端3aの厚みの65.9%)
に設定して、公知の方法によりテニスラケット1を作製
した。このようにして得られたテニスラケット1は、良
好なしなり効果及びトップヘビー効果を発揮し、実際に
テニスボールを打球してみたところ、スイングスピード
が速く、素早いテニスボールの動きにも対応することが
可能であった。また、従来以上に角度のあるシャープな
打球が可能であった。
部2の先端2aの厚み(最大厚み)を25.0mmに設
定しているが、必ずしもこの厚みに限定されるものでは
なく、23.0〜35.0mmの範囲で設定することが
できる。
部3の下端3aの厚み(2番目の厚み)を22.0mm
に設定しているが、必ずしもこの厚みに限定されるもの
ではなく、20.0〜25.0mmの範囲で設定するこ
とができる。
フレーム部の先端が最大厚みに設定されていることによ
り、フレーム部の先端の重量がその下端部よりも相対的
に重くなる(いわゆる、『トップヘビー』の状態にな
る)。このため、しなり効果とトップヘビー効果が相乗
的に作用し、しなり部を設けただけのテニスラケットに
比べてスイングスピードが一層速くなる。その結果、最
近のテニスプレーのスピードアップに完全に対応させる
ことが可能となり、よりスピードのあるテニスボールを
打つことが可能になる。また、スイングスピードが速く
なると、反発力も飛躍的に向上し、さらに角度のあるシ
ャープな打球が可能となる。
示す斜視図である。
フレーム部を示す部分側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 フレーム部と、シャフト部と、グリップ
部とを少なくとも備えたテニスラケットであって、 前記シャフト部の前記フレーム部の下端近傍に他の部分
よりも厚みの小さい長さ30〜70mmのしなり部を有
し、 前 記フレーム部は、その先端が最大厚みに設定されると
共に、先端から下端に向かってその厚みが漸次小さくな
り、 前記シャフト部は、その下端が2番目の厚みに設定され
ると共に、下端から前記しなり部に向かってその厚みが
漸次小さくな ることを特徴とするテニスラケット。 - 【請求項2】 しなり部の厚みが、シャフト部の下端の
厚みの55〜75%の厚みに設定された請求項1に記載
のテニスラケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05378498A JP3288004B2 (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | テニスラケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05378498A JP3288004B2 (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | テニスラケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11244423A JPH11244423A (ja) | 1999-09-14 |
JP3288004B2 true JP3288004B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=12952455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05378498A Expired - Lifetime JP3288004B2 (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | テニスラケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3288004B2 (ja) |
-
1998
- 1998-03-05 JP JP05378498A patent/JP3288004B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11244423A (ja) | 1999-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3810493B2 (ja) | ゴルフクラブシャフト | |
US6045457A (en) | Golf club shaft with an inner member | |
JP3540195B2 (ja) | 繊維強化樹脂製ゴルフクラブ用シャフト | |
JP3288004B2 (ja) | テニスラケット | |
JP2008029810A (ja) | ゴルフクラブ用シャフト及びゴルフクラブ | |
JPS6330460Y2 (ja) | ||
JP4263314B2 (ja) | ゴルフクラブ用のシャフト及びゴルフクラブ | |
JP3272679B2 (ja) | テニスラケット | |
JP3878110B2 (ja) | ゴルフクラブシャフト | |
JP2000189544A (ja) | バドミントンラケット | |
JP4253072B2 (ja) | ラケット | |
JP2002052103A (ja) | ゴルフクラブシャフト | |
JP3081380U (ja) | バドミントンラケット | |
JP2840920B2 (ja) | ゴルフクラブ用シャフト | |
JP3628281B2 (ja) | バトミントン用ラケット | |
JPH11206933A (ja) | ゴルフクラブシャフト | |
JP3588526B2 (ja) | ラケットフレーム | |
JP3016909U (ja) | 凹凸形ラケット | |
JP2953359B2 (ja) | テニスラケット | |
JPH05208055A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JPH09108386A (ja) | ラケットフレーム | |
JP3056863U (ja) | ゴルフクラブ | |
JP4061390B2 (ja) | 卓球用ラケット | |
JPH09285569A (ja) | テニスラケット | |
JPH10225542A (ja) | ゴルフクラブ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090315 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090315 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100315 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100315 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110315 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120315 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130315 Year of fee payment: 11 |