JP4061390B2 - 卓球用ラケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなる補強部材にてラケット本体の撓りと剛性のバランスを合理的に調整し、堅い感じの板体でありながらソフトな打球感が得られ、ボ−ルに対する吸収力と反発力と操作性に優れる卓球用ラケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の卓球用ラケットには、木質板でラケット本体を形成したものと、木質板のラケット本体に炭素繊維素材(カ−ボン)を配したものとがある。
木質板のラケットは一般的に、軟質材で撓りにより打球時のボ−ルに対する吸収力が充分であるため、吸い付くようなソフトな打球感が得られ、ボ−ルに対し充分な回転を与えられるとともに、ボ−ルを意図した方向に操作するコントロ−ルも付け易くボ−ルの伸びと重い球質が得られるという特性を有している。 しかしその反面、材質上及びラケット本体の打球面(ラケット板体)に対するグリップ部(手元)の構造上、撓り後の戻り速度と復元力即ち反発復元力が充分でないため、ボ−ルのスピ−ドと威力と飛距離がやや充分ではないという面を有している。 即ち木質板は軟質材であるため、硬質材の炭素繊維素材に比して元々剛性と反発復元力は小さいのであるが、卓球用ラケットは広幅のラケット本体の打球面(ラケット板体)に対してこれをスイング操作するグリップ部等手元側が極端に絞られて細幅に形成されて衝撃力に対し脆弱な構造となっており、この構造が反発復元力の減少に一層拍車をかけている。 そして、木質板のラケット本体の打球面(ラケット板体)は、材質上、その周辺部が曲げや捩れに対する剛性に優れないという面は否めない。
一方炭素繊維素材(カ−ボン)は、硬質材で引張強度,弾性率(反発復元力),剛性に優れているという性質を有しているため、打球時には、ボ−ルのスピ−ドと威力と飛びに優れるという有利な面を有しているが、撓りによるボ−ルの吸収力に乏しいため、吸い付くようなソフトな打球感は得られず、ボ−ルに充分な回転をかけることができず、ボ−ルを意図した方向に操作するというより当たった瞬間に弾き飛んでいくという感じのためボ−ルに対する思うようなコントロ−ルを付けにくく、球質が軽く棒球となるきらいがあるという卓球にとっては不利な面も有している。
従来の炭素繊維素材を用いた卓球用ラケットは、ラケット本体の打球面(ラケット板体の全面)に炭素繊維素材を配しその特性(力)で直接打球するという構造であったため、木質板の撓り(ボ−ルの吸収力)という特性が阻害されるとともに、前記炭素繊維素材の持つ卓球にとっては不利な面が現出し、使用上好適ではなかった。
また,炭素繊維素材は極めて強い剛性を有しているため、これを木質板のラケット本体外面に直接装着させると、強い剛性の影響で木質板のラケット本体が必要以上に硬直化してその特性が充分に発揮されないという問題も有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、斯かる点に鑑みなされたもので、木質板のラケット本体に対する炭素繊維素材を含む補強材の材質の選定と配設位置に工夫を施して双方の性能を有効に発揮させ木質板のラケット本体の撓りと剛性のバランスを合理的に調整して前記従来技術の難点を解消し、堅い感じの板体でありながらソフトな打球感が得られ、ボ−ルに対する吸収力と反発復元力と操作性に優れる卓球用ラケットを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために本発明は、主としてラケット本体の構造上脆弱部分である箇所、即ち、ラケット本体の広幅の打球面に対し細く絞られたラケット板体のグリップ部側周辺部とグリップ部とに至る部分にかけて、炭素繊維素材とコルク等の柔軟材を重合した補強部材を配設して該部分を強化することにより、木質板のラケット本体の撓りと剛性のバランスを合理的に調整し、ボ−ルに対する吸収力と反発復元力と操作性の向上を図るようになしたものである。
前記グリップ部等の強化を図る補強材としては、ラケット本体のラケット板体の下部周辺即ちラケット板体のグリップ部側周辺部からグリップ部全体に至る部分に装着する本体撥形補強部材と、グリップの底部に装着するグリップ底部補強部材と、グリップの内部に配置する炭素繊維素材と、ラケット本体の厚み方向で内部の中央に配置する炭素繊維素材とがあり、これらをラケットの型式(ペンホルダ−,シェ−クハンド)や各種の攻撃と守備の戦法に応じて適宜組み合わせ選定して所定の位置に配置していくものである。
前記補強部材のうち,本体撥形補強部材とグリップ底部補強部材は、炭素繊維素材を外側にコルク等の柔軟材を内側にしてこれらを重合してなるものである。そして本体撥形補強部材は、前記のようにグリップ部のみならずラケット板体のグリップ部側周辺部にも配置するため、先端部が両側に翼状に拡開した三味線や琴の弦を弾く撥のような形状を呈している。
グリップ底部補強部材は、グリップの底面の形状に対応した形状となっている。グリップの内部及びラケット本体の厚み方向内部に配置する炭素繊維素材には、コルク等の柔軟材を重合しない。
この柔軟材には、コルクの他にスポンジ,ゴム等の軟質部材を予定している。 斯かる柔軟材は、炭素繊維素材を木質板のラケット本体外面に直接装着することに伴う炭素繊維素材の強い剛性の影響によるラケット本体の必要以上の硬直化の弊害を防止するためのものである。
前記各種の補強部材のラケット本体に対する具体的配設手段は、以下に示すとおりである。
【0005】
先ずペンホルダ−型又はシェ−クハンド型卓球用ラケットに共通するものとして、ラケット板体のグリップ部側周辺部からグリップ部全体に至るラケット本体の部分の表裏両面側外面に、本体撥形補強部材を装着し、その外面にグリップを取り付けてなるものである。 この場合、本体撥形補強部材の拡開側先端部の位置は、グリップのラケット板体側先端部とほぼ同一線上に位置せしめている。
これは、前記コルク等の柔軟材の配置と同様に炭素繊維素材による木質板のラケット本体の硬質化の影響従って剛性を適度なものに調整するためである。 これは請求項1の構成に相当する。
【0006】
次に、前記両型式のラケットに共通するものとして、前記の本体撥形補強部材の外面に、グリップ底部補強部材とグリップ内炭素繊維素材を備えたグリップを取り付ける場合がある。 これは請求項3の構成に相当するものである。
グリップ底部補強部材とグリップ内炭素繊維素材の配置は、共にグリップとラケット本体のグリップ部の強化を図るためのものである。
【0007】
更に、両型式のラケットに共通するものとして、前記の本体撥形補強部材を用いずに、ラケット本体のグリップ部の表裏両面側外面に、グリップ底部補強部材とグリップ内炭素繊維素材を備えたグリップを取り付ける場合があり、これは請求項5の構成に相当する。
【0008】
ペンホルダ−型ラケットに適するものとして、前記本体撥形補強部材の外面にグリップ底部補強部材を装着したグリップを取り付ける場合があり、これは請求項2の構成に相当する。
【0009】
同様にペンホルダ−型ラケットに適するものとして、前記本体撥形補強部材を用いずに、グリップ底部補強部材のみを用いる場合があり、これは請求項4の構成に相当する。
【0010】
以上の場合は、いずれもラケット板体(打球面)とグリップ部とからなるラケット本体の表裏両面側外面に補強部材を配置する場合についてのものであるが、ラケット本体の表面側の片面のみを打球面とするペンホルダ−型ラケットにおいては、前記の補強部材をその表面側片面のみに配置するものであり、これは請求項6〜10の構成に相当する。
【0011】
次に、シェ−クハンド型ラケットに適するものとして、ラケット本体の表裏両面側外面に本体撥形補強部材を,グリップの底部にグリップ底部補強部材を配設し、且つラケット本体の厚み方向で内部の表裏両面側寄りに炭素繊維素材を配設する場合があり、これは請求項11の構成に相当する。
この場合には、ラケット本体の厚み方向で内部の中央に一枚の炭素繊維素材を配設するときもあり、これは請求項13の構成に相当する。
【0012】
同様にシェ−クハンド型ラケットに適するものとして、ラケット本体の表裏両面側外面に本体撥形補強部材を配設し、その外面にグリップ底部補強部材とグリップ内炭素繊維素材を備えたグリップを取り付け、且つラケット本体の厚み方向で内部の表裏両面側寄りに炭素繊維素材を配設する場合があり、これは請求項12の構成に相当する。
この場合にも、ラケット本体の厚み方向で内部の中央に一枚の炭素繊維素材を配設するときもあり、これは請求項14の構成に相当する。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、別紙図面の図1〜図16を参照して、本発明の実施の形態の一例について説明する。
【0014】
図1〜図4は第1の実施形態を示すもので、1は、木質板のラケット本体であり、広幅のラケット板体(打球面)2とこれに一体に繋がっている細幅に絞られたグリップ部3とからなっている。 ラケット本体1におけるラケット板体2の下部周辺即ち細く絞られたグリップ部3側周辺部からグリップ部3全体に至る部分の表裏両面側外面に、図2に示す如く先端部が左右両側に翼状に拡開されて撥のような形状を呈している本体撥形補強部材4,4が接着により装着されており、その外面にはコルク又は木質のグリップ5,5が取り付けられている。 従ってラケット本体1の細幅のグリップ部3とラケット板体2の細く絞られたグリップ部側下部周辺部は、上下方向から本体撥形補強部材4,4により挟着されたサンドイッチ構造となっている。
本体撥形補強部材4は、炭素繊維素材(カ−ボン)6とコルクシ−ト等の柔軟材7とからなっており、炭素繊維素材6を外側にコルクシ−ト等の柔軟材7を内側にして重合接着している。 柔軟材7には、コルクシ−トの他にスポンジ,ゴム等の軟質材が用いられる。 ちなみに炭素繊維素材6の厚さは0.3mm程度,柔軟材7の厚さは0.8mm程度である。 また、本体撥形補強部材4,4の翼状に拡開された先端部は、図1及び図4に示す如くラケット板体2の下部周辺においてグリップ5,5の先端部とほぼ同一線上に位置している。 図中8,8はペンホルダ−型ラケットにおいてグリップ5,5前方の指掛け部の位置に通常施されているラケット表面の汚れ防止用コルク層である。
このラケットは、ラケット本体の表裏両面を打球面として用いるリバ−シブル打法用で、ペンホルダ−型、シェ−クハンド型のいずれにも実施される。
【0015】
図5は第2の実施形態を示すもので、前記のラケット本体1の表裏両面に装着された本体撥形補強部材4,4の外面に、底面にグリップ底部補強部材9,9を装着したグリップ5,5を取り付けたものである。
グリップ底部補強部材9は、図9に示す如く、本体撥形補強部材4と同様に炭素繊維素材6とコルクシ−ト等の柔軟材7とからなり、炭素繊維素材6を外側に柔軟材7を内側にして重合させたものである。 そして、グリップ底部補強部材9は、図8に示す如く、グリップ5の底面の形状に対応した形状を有しており、その先端部はラケット板体2(打球面)の細く絞られたグリップ部側周辺部の一部(中央部)に掛かっている。
このラケットは、リバ−シブル打法を用いるペンホルダ−型に実施される。
【0016】
図6は第3の実施形態を示すもので、ラケット本体1の表裏両面に装着された本体撥形補強部材4,4の外面に、底面にグリップ底部補強部材9,9を装着し内部に炭素繊維素材10,10を配設したグリップ5,5を取り付けたものである。 グリップ5の内部に配設する炭素繊維素材10には、図10に示す如くコルクシ−ト等の柔軟材7は用いない。
このラケットは、リバ−シブル打法を用いるペンホルダ−型又はシェ−クハンド型に実施される。
【0017】
図7は第4の実施形態を示すもので、ラケット本体1のグリップ部3の表裏両面側外面に、底面にグリップ底部補強部材9,9を装着したグリップ5,5を取り付けたものである。
このラケットは、リバ−シブル打法を用いるペンホルダ−型に実施される。
【0018】
図11は第5の実施形態を示すもので、ラケット本体1のグリップ部3の表裏両面側外面に、底面にグリップ底部補強部材9,9を装着し内部に炭素繊維素材10,10を配設したグリップ5,5を取り付けたものである。
このラケットは、リバ−シブル打法を用いるペンホルダ−型又はシェ−クハンド型に実施される。
【0019】
図12は第6の実施形態を示すもので、ラケット本体1の表面側外面にグリップ底部補強部材9を装着したグリップ11を取り付け、ラケット本体1の裏面側には補強部材を装着せず単にグリップ12を取り付けたものである。
このラケットは、ラケット本体1の表面側片面のみを打球面とするペンホルダ−型に実施される。
【0020】
図13は第7の実施形態を示すもので、ラケット本体1の表面側外面に、底面にグリップ底部補強部材9を装着し内部に炭素繊維素材10を配設したグリップ11を取り付け、ラケット本体1の裏面側には補強部材を装着せず単にグリップ12を取り付けたものである。
このラケットも前記と同様にペンホルダ−型に実施される。
このラケット本体1の表面側の片面を打球面とするペンホルダ−型のラケットに実施されるものとしては、前記の2例に限らずその他に、ラケット本体1の表面側にのみ本体撥形補強部材4を装着する場合、またその本体撥形補強部材の外面にグリップ底部補強部材9を備えたグリップを取り付ける場合、更にはそのグリップとして底部補強部材9と内部炭素繊維素材10を備えたものを取り付ける場合がある。
【0021】
図14は第8の実施形態を示すもので、ラケット本体1の表裏両面側外面に,本体撥形補強部材4,4を装着し、その外面に、底面にグリップ底部補強部材9,9を装着したグリップ5,5を取り付けるとともに、ラケット本体1の厚み方向で内部の表裏両面側寄りに炭素繊維素材13,13をラケット板体2とグリップ部3の全面に渡って配設したものである。
このラケットはシェ−クハンド型に実施される。
【0022】
図15は第9の実施形態を示すもので、ラケット本体1の表裏両面側外面に,本体撥形補強部材4,4を装着し、その外面に、底面にグリップ底部補強部材9,9を装着し内部に炭素繊維素材10,10を配設したグリップ5,5を取り付けるとともに、ラケット本体1の厚み方向で内部の表裏両面側寄りに炭素繊維素材13、13をラケット板体2とグリップ部3の全面に渡って配設したものである。
このラケットも前記と同様にシェ−クハンド型に実施される。
【0023】
図16は第10の実施形態を示すもので、ラケット本体1の表裏両面側外面に本体撥形補強部材4,4を装着し、その外面に、グリップ底部補強部材9,9を底面に装着したグリップ5,5を取り付けるとともに、ラケット本体1の厚み方向で内部の中央に1枚の炭素繊維素材14を配設したものである。
この場合には、グリップ5,5として、グリップ底部補強部材9,9のみならず更に内部に炭素繊維素材10,10をも備えたものを用いる場合もある。
このラケットも前記と同様にシェ−クハンド型に実施される。
【0024】
ラケット本体1の表裏両面側外面にグリップ底部補強部材9,9を備えたグリップ5,5を取り付けた場合、グリップ底部補強部材9,9は、ラケット板体2の細く絞られた下部周辺の一部(中央部)からグリップ部3の全体にかけて配設されておりラケット板体2には前記の一部の部分を除き配設されていないため、また,グリップ底部補強部材の炭素繊維素材6はコルクシ−ト等の柔軟材7を介して装着されてその強い剛性の影響が程よく和らげられるため、このラケット本体1の細く絞られた手元側の脆弱部分が適度に強化されて剛性が増すとともに、ラケット板体2(打球面)の撓りは損なわれずに充分に撓りを利かすことができる。
従ってグリップ底部補強部材9,9によりグリップ5,5の延長線方向従ってラケットのスウィング方向への木質のラケット本体1に対する撓りと剛性のバランスが合理的に調整されて、打球時に堅い板の感じでありながらボ−ルに対する吸収力が発揮されてソフトな打球感が得られるとともに、ボ−ルに対し充分な回転を掛けコントロ−ルをつけることができ、炭素繊維素材6の影響に伴う反発復元力の向上により速いスピ−ドで伸びと飛びのある強い威力のあるボ−ルを出すことができ、この場合には、主として鋭いスウィングと回転重視のドライブ攻撃に適する。
そして,グリップ補強部材9,9によるラケット本体1の手元側の強化に伴い手元側のしっかり感とラケット板体2(打球面)との一体感が増し、速いスウィングとタイミングがとり易く、ブレがなく意図したとおりのラケット捌きができ、ラケット操作が良好となる。 また,炭素繊維素材6は極めて振動減衰率が高く,それをコルクシ−ト等の柔軟材7が適度に軽減するので、ラケット本体1の手元側に集中する衝撃のうち不快な振動が除去されるとともに、打球に必要な適度な衝撃が手元側に確実に伝わり意図した打球の感触が得られ打球フィ−リングが良好である。
【0025】
ラケット本体1の表裏両面側外面に本体撥形補強部材4,4を装着した場合、本体撥形補強部材4,4は、図1,図2に示す如く、前記グリップ底部補強部材9.9が掛かるラケット板体2下部周辺中央部からグリップ部3全体に至るa部のみならずその先端部両側からラケット板体下部周辺部にまで広がるb部にまで及んでいるので、前記グリップ部底部補強部材9,9によるグリップ5,5の延長線方向に沿ったラケット本体1に対する剛性と撓りのバランス調整のみならず、ラケット本体1の周辺部等その面方向に沿ったそのバランス調整も合理的に働き、従ってこの場合には前記ドライブ攻撃のみならずラケット板体2全面等広い面での打球操作が避けられない守備的戦法面においても高い安定した機能を発揮する。
そしてこの場合には、ラケット板体2の周辺部方向の剛性も可及的に向上されるので、ラケット板体2の曲げや捩れに対する剛性が強化され、スイ−トスポットの範囲が広範囲なものとなる。
またこの場合においても、本体撥形補強部材4,4の炭素繊維素材6はコルク等の柔軟材7を介して間接的にラケット本体1に装着されているとともに、本体撥形補強部材4,4の両側に拡開された先端部の位置はグリップ5,5のラケット板体2側の先端部の位置と同一線上に規制されているため、ラケット板体2の撓りを必要以上に押さえるものではなく、従ってその撓りは必要且つ充分に発揮される。
【0026】
ラケット本体1の片面側に前記本体撥形補強部材4やグリップ底部補強部材9を施したものにおいては、その面側において前記と同様の機能を発揮する。
グリップ5や11内に炭素繊維素材10を配設したものにおいては、グリップ底部補強部材9と相まってグリップ5や11を強化し反発復元力を一層増大させる。
また,ラケット本体1の厚み方向内部に炭素繊維素材13や14を配したものにおいては、ラケット板体1表裏両面側外面に配設してそれを挟持するものではないから、グリップ補強部材9や本体撥形補強部材4によるラケット本体1の剛性と撓りの調整機能と相まって、それによって何らラケット本体1の撓り従ってボ−ルに対する吸収力が損なわれるものではないとともに、反発復元力が一層増大される。
【0027】
【発明の効果】
本発明は上記の構成となしたので、上述の従来技術の諸難点を解消し、次の特有の効果を奏する。
【0028】
請求項1に係る発明においては、ラケット本体1の表裏両面側外面に上記の如き本体撥形補強部材4,4を配設したので、木質板のラケット本体1と炭素繊維素材6の双方の優れた特性(性能)が有効に発揮されて、ラケット本体1の細く絞られた衝撃に対し脆弱なグリップ部3等手元側の部分が強化されるとともに、それに伴いラケット本体1のグリップ部3の延長方向のみならず周辺部方向等面的な広がりを持ってラケット本体1の撓りが損なわれずにその撓りと剛性のバランスが合理的に調整され、その結果、堅い感じのラケット本体でありながらソフトな打球感が得られ、ボ−ルに対する吸収力と反発復元力と操作性に優れる卓球用ラケットを得ることができる。
更に具体的に詳細に示すと、次のとおりである。
(1) ラケット本体1のグリップ部3等の手元側を中心とする適度な剛性強化で堅いしっかりした板体の感じとなるが、撓りが利いてボ−ルがラケット板体2に吸い付くような吸収性があるため、打球感がソフトとなる。
(2) ボ−ルの吸収力が良いため、ボ−ルを手元に引き付け充分な回転を与えることができ、ボ−ルの指向性従ってコントロ−ルも付け易く、ボ−ルもよく伸びる。
(3) 撓り後の反発復元力が大きいため、速いスピ−ドで伸びと飛びのある威力の強いボ−ルを送ることができる。
(4) ラケット操作で重要なラケット本体1のグリップ部等の手元側が堅くしっかり感がありラケット板体2(打球面)との一体感も増すので、速く鋭くブレがないスウィングが可能となり、打球のタイミングも取り易く、意図したとおりのラケット捌きをなすことができ、ラケットの操作性が良好となる。
(5) 本体撥形補強部材の炭素繊維素材6とコルクシ−ト等の柔軟材7を介して打球時の不快な衝撃振動が除去され打球に必要な適度な衝撃振動のみが手元側に確実に伝達されるので、意図したとおりの打球の感触が得られ、打球フィ−リングが頗る良好である。
(6) 炭素繊維素材(カ−ボン)で直接打球したときのように,球質が軽く棒球となるようなことはなく、回転と伸びとスピ−ドが充分に利いた威力のある重い球質となる。
(7) 従って速く鋭いスウィングと回転重視のドライブ攻撃等攻撃的戦法の面において優れた機能を発揮する。
(8) 本体撥形補強部材4,4の先端部の両側に翼状に拡がった拡開部の存在により、ラケット本体1に対する撓りと剛性のバランスの合理的な調整はラケット板体2の面的方向にも拡がるので、ラケット板体2の周辺部が曲げや捩れに対し強くなり、スイ−トスポットの範囲が広がる。
(9) 従ってドライブ攻撃等攻撃面においてのみならず、ラケット板体2全面等広い面での打球操作が避けられない守備的戦法の面においても高い安定した機能を発揮する。
(10) ラケット本体1の表裏両面においてグリップ部3等手元側の補強構造が対称構造となっているため、リバ−シブル打法に用いることができる。
【0029】
請求項2に係る発明においては、本体撥形補強部材4,4の他にグリップ5,5にグリップ底部補強部材9,9を装着しているので、ラケット本体1のグリップ部3等の手元側が一層強化され、前記請求項1におけると同様の効果に加えて、反発復元力が一層増強される。
【0030】
請求項3に係る発明においては、本体撥形補強部材4,4とグリップ底部補強部材9,9の他にグリップ5,5内に炭素繊維素材10,10を配設したので、グリップ5,5が更に強化され、請求項2と同様の効果を奏する。
【0031】
請求項4に係る発明においては、ラケット本体1の表裏両面の手元側外面にグリップ底部補強部材9,9を装着したグリップ5,5を配設しているので、そのラケット本体1に対するグリップ部3の延長線方向に沿った撓りと剛性のバランスの合理的な調整により、主として前記請求項1におけるドライブ攻撃等攻撃的戦法の面において発揮される機能と同様の効果を奏する。
【0032】
請求項5に係る発明においては、グリップ底部補強部材9,9の他にグリップ5,5内に炭素繊維素材10,10を配設したので、グリップ5,5が更に強化され、請求項4と同様の効果を奏する。
【0033】
請求項6〜10に係る発明においては、本体撥形補強部材4,グリップ底部補強部材9,グリップ内部炭素繊維素材10を夫々適宜組み合わせてラケット本体1の表面側片面に配設したので、その補強部材を配設した面において、夫々請求項1,2,3,4,5と同様の効果を奏する。
【0034】
請求項11に係る発明においては、本体撥形補強部材4,4と、グリップ底部補強部材9.9の他に、ラケット本体1の厚み方向で内部に炭素繊維素材13,13を配設したので、前記の請求項2と同様の効果を奏するとともに、ラケット本体1の厚み方向内部に配設の炭素繊維素材13,13により反発復元力が一層増大される。
なお,このラケット本体の厚み方向内部の炭素繊維素材によってラケット本体1の撓りが損なわれるものでないこと上記に説明したとおりである。
【0035】
請求項12に係る発明においては、本体撥形補強部材4,4と、グリップ底部補強部材9.9と、ラケット本体1内部の炭素繊維素材13,13の他に、グリップ5,5内に炭素繊維素材10,10を配設したので、グリップ5,5が更に強化され、請求項11と同様の効果を奏する。
【0036】
請求項13と14に係る発明においては、請求項11と12の発明におけるラケット本体1の厚み方向内部の炭素繊維素材13,13をラケット本体1の厚み方向で内部の中央に一枚配設したので、請求項11,12と同様の効果を奏するとともに、請求項11,12に比してラケット本体1の撓りを更に充分に利かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本体撥形補強部材を表裏両面に備えたラケット本体の一部を断面とした平面図である。
【図2】本体撥形補強部材の平面図である。
【図3】本体撥形補強部材の縦断面図である。
【図4】本体撥形補強部材を表裏両面に備えたラケット本体の正面図である。
【図5】本体撥形補強部材とグリップ底部補強部材を表裏両面に備えたラケット本体の正面図である。
【図6】本体撥形補強部材とグリップ底部補強部材とグリップ内炭素繊維素材を表裏両面に備えたラケット本体の正面図である。
【図7】グリップ底部補強部材を表裏両面に備えたラケット本体の正面図である。
【図8】グリップ底部補強部材を装着したグリップの一部を断面とした平面図である。
【図9】グリップ底部補強部材の縦断面図である。
【図10】グリップ内に配設する炭素繊維素材の縦断面図である。
【図11】グリップ底部補強部材とグリップ内炭素繊維素材を表裏両面に備えたラケット本体の正面図である
【図12】グリップ底部補強部材を表面側片面に備えたラケット本体の正面図である。
【図13】グリップ底部補強部材とグリップ内炭素繊維素材を表面側片面に備えたラケット本体の正面図である。
【図14】本体撥形補強部材とグリップ底部補強部材を表裏両面に備え内部に二枚の炭素繊維素材を配設したラケット本体の正面図である。
【図15】本体撥形補強部材とグリップ底部補強部材とグリップ内炭素繊維素材を表裏両面に備え内部に二枚の炭素繊維素材を配設したラケット本体の正面図である。
【図16】本体撥形補強部材とグリップ底部補強部材を表裏両面に備え内部中央に一枚の炭素繊維素材を配設したラケット本体の正面図である。
【符号の説明】
1 ラケット本体
2 ラケット板体
3 グリップ部
4 本体撥形補強部材
5 グリップ
6 炭素繊維素材
7 コルクシ−ト等の柔軟材
8 コルク層
9 グリップ底部補強部材
10 グリップ内炭素繊維素材
11 グリップ
12 グリップ
13 ラケット本体内炭素繊維素材
14 ラケット本体内炭素繊維素材

Claims (14)

  1. ラケット板体のグリップ部側周辺部からグリップ部全体に至るラケット本体の部分の表裏両面側外面に,炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなる本体撥形補強部材を装着し、その外面にグリップを取り付けてなり、本体撥形補強部材は炭素繊維素材を外側にコルクシ−ト等の柔軟材を内側にしてそれを重合しているとともに、本体撥形補強部材の拡開側先端部の位置をグリップのラケット板体側先端部とほぼ同一線上となしたことを特徴とするペンホルダ−型又はシェ−クハンド型卓球用ラケット。
  2. ラケット板体のグリップ部側周辺部からグリップ部全体に至るラケット本体の部分の表裏両面側外面に,炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなる本体撥形補強部材を装着し、その外面に,底部に炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなるグリップ底部補強部材を装着したグリップを取り付けてなり、本体撥形補強部材とグリップ底部補強部材は,炭素繊維素材を外側にコルクシ−ト等の柔軟材を内側にしてそれを重合しているとともに、本体撥形補強部材の拡開側先端部の位置をグリップのラケット板体側先端部とほぼ同一線上となしたことを特徴とするペンホルダ−型卓球用ラケット。
  3. ラケット板体のグリップ部側周辺部からグリップ部全体に至るラケット本体の部分の表裏両面側外面に,炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなる本体撥形補強部材を装着し、その外面に,底部に炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなるグリップ底部補強部材を装着し内部に炭素繊維素材を介在せしめたグリップを取り付けてなり、本体撥形補強部材とグリップ底部補強部材は,炭素繊維素材を外側にコルクシ−ト等の柔軟材を内側にしてそれを重合しているとともに、本体撥形補強部材の拡開側先端部の位置をグリップのラケット板体側先端部とほぼ同一線上となしたことを特徴とするペンホルダ−型又はシェ−クハンド型卓球用ラケット。
  4. ラケット本体のグリップ部の表裏両面側外面に,底部に炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなるグリップ底部補強部材を装着したグリップを取り付けてなり、グリップ底部補強部材は、炭素繊維素材を外側にコルクシ−ト等の柔軟材を内側にしてそれを重合せしめたものであることを特徴とするペンホルダ−型卓球用ラケット。
  5. ラケット本体のグリップ部の表裏両面側外面に,底部に炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなるグリップ底部補強部材を装着し内部に炭素繊維素材を介在せしめたグリップを取り付けてなり、グリップ底部補強部材は、炭素繊維素材を外側にコルクシ−ト等の柔軟材を内側にしてそれを重合せしめたものであることを特徴とするペンホルダ−型又はシェ−クハンド型卓球用ラケット。
  6. ラケット板体のグリップ部側周辺部からグリップ部全体に至るラケット本体の部分の表裏両面のうち表面側外面に,炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなる本体撥形補強部材を装着し、その装着した本体撥形補強部材のグリップ部に相当する外面とその本体撥形補強部材を装着していないラケット本体の部分の裏面側のグリップ部に相当する外面とにグリップを取り付けてなり、本体撥形補強部材は炭素繊維素材を外側にコルクシ−ト等の柔軟材を内側にしてそれを重合しているとともに、本体撥形補強部材の拡開側先端部の位置をグリップのラケット板体側先端部とほぼ同一線上となしたことを特徴とするペンホルダ−型卓球用ラケット。
  7. ラケット板体のグリップ部側周辺部からグリップ部全体に至るラケット本体の部分の表裏両面のうち表面側外面に,炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなる本体撥形補強部材を装着し、その装着した本体撥形補強部材のグリップ部に相当する外面に,底部に炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなるグリップ底部補強部材を装着したグリップを取り付ける一方その本体撥形補強部材を装着していないラケット本体部分の裏面側のグリップ部に相当する外面には,グリップを取り付けてなり、本体撥形補強部材とグリップ底部補強部材は,炭素繊維素材を外側にコルクシ−ト等の柔軟材を内側にしてそれを重合しているとともに、本体撥形補強部材の拡開側先端部の位置をグリップのラケット板体側先端部とほぼ同一線上となしたことを特徴とするペンホルダ−型卓球用ラケット。
  8. ラケット板体のグリップ部側周辺部からグリップ部全体に至るラケット本体の部分の表裏両面のうち表面側外面に,炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなる本体撥形補強部材を装着し、その装着した本低撥形補強部材のグリップ部に相当する外面に,底部に炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなるグリップ底部補強部材を装着し内部に炭素繊維素材を介在せしめたグリップを取り付ける一方その本体撥形補強部材を装着していないラケット本体部分の裏面側のグリップ部に相当する外面には,グリップを取り付けてなり、本体撥形補強部材とグリップ底部補強部材は,炭素繊維素材を外側にコルクシ−ト等の柔軟材を内側にしてそれを重合しているとともに、本体撥形補強部材の拡開側先端部の位置をグリップのラケット板体側先端部とほぼ同一線上となしたことを特徴とするペンホルダ−型卓球用ラケット。
  9. ラケット本体のグリップ部の表裏両面のうち表面側外面に,底部に炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなるグリップ底部補強部材を装着したグリップを取り付け,そのグリップ底部補強部材を装着していないラケット本体のグリップ部の裏面側外面にはグリップを取り付けてなり、グリップ底部補強部材は、炭素繊維素材を外側にコルクシ−ト等の柔軟材を内側にしてそれを重合せしめたものであることを特徴とするペンホルダ−型卓球用ラケット。
  10. ラケット本体のグリップ部の表裏両面のうち表面側外面に,底部に炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなるグリップ底部補強部材を装着し内部に炭素繊維素材を介在せしめたグリップを取り付け,そのグリップ底部補強部材を装着していないラケット本体のグリップ部の裏面側外面にはグリップを取り付けてなり、グリップ底部補強部材は、炭素繊維素材を外側にコルクシ−ト等の柔軟材を内側にしてそれを重合せしめたものであることを特徴とするペンホルダ−型卓球用ラケット。
  11. ラケット板体のグリップ部側周辺部からグリップ部全体に至るラケット本体の部分の表裏両面側外面に,炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなる本体撥形補強部材を装着し、その外面に,底部に炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなるグリップ底部補強部材を装着したグリップを取り付け、且つ,ラケット本体の厚み方向で内部の表裏両面側寄りにラケット板体とグリップ部の全面に渡って炭素繊維素材を配設せしめてなり、本体撥形補強部材とグリップ底部補強部材は,炭素繊維素材を外側にコルクシ−ト等の柔軟材を内側にしてそれを重合しているとともに、本体撥形補強部材の拡開側先端部の位置をグリップのラケット板体側先端部とほぼ同一線上となしたことを特徴とするシェ−クハンド型卓球用ラケット。
  12. ラケット板体のグリップ部側周辺部からグリップ部全体に至るラケット本体の部分の表裏両面側外面に,炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなる本体撥形補強部材を装着し、その外面に,底部に炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなるグリップ底部補強部材を装着し内部に炭素繊維素材を介在せしめたグリップを取り付け、且つ,ラケット本体の厚み方向で内部の表裏両面側寄りにラケット板体とグリップ部の全面に渡って炭素繊維素材を配設せしめてなり、本体撥形補強部材とグリップ底部補強部材は,炭素繊維素材を外側にコルクシ−ト等の柔軟材を内側にしてそれを重合しているとともに、本体撥形補強部材の拡開側先端部の位置をグリップのラケット板体側先端部とほぼ同一線上となしたことを特徴とするシェ−クハンド型卓球用ラケット。
  13. ラケット板体のグリップ部側周辺部からグリップ部全体に至るラケット本体の部分の表裏両面側外面に,炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなる本体撥形補強部材を装着し、その外面に,底部に炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなるグリップ底部補強部材を装着したグリップを取り付け、且つ,ラケット本体の厚み方向で内部の中央にラケット板体とグリップ部の全面に渡って一枚の炭素繊維素材を配設せしめてなり、本体撥形補強部材とグリップ底部補強部材は,炭素繊維素材を外側にコルクシ−ト等の柔軟材を内側にしてそれを重合しているとともに、本体撥形補強部材の拡開側先端部の位置をグリップのラケット板体側先端部とほぼ同一線上となしたことを特徴とするシェ−クハンド型卓球用ラケット。
  14. ラケット板体のグリップ部側周辺部からグリップ部全体に至るラケット本体の部分の表裏両面側外面に,炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなる本体撥形補強部材を装着し、その外面に,底部に炭素繊維素材とコルクシ−ト等の柔軟材とからなるグリップ底部補強部材を装着し内部に炭素繊維素材を介在せしめたグリップを取り付け、且つ,ラケット本体の厚み方向で内部の中央にラケット板体とグリップ部の全面に渡って一枚の炭素繊維素材を配設せしめてなり、本体撥形補強部材とグリップ底部補強部材は,炭素繊維素材を外側にコルクシ−ト等の柔軟材を内側にしてそれを重合しているとともに、本体撥形補強部材の拡開側先端部の位置をグリップのラケット板体側先端部とほぼ同一線上となしたことを特徴とするシェ−クハンド型卓球用ラケット。
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