JP3286703B2 - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JP3286703B2
JP3286703B2 JP35429593A JP35429593A JP3286703B2 JP 3286703 B2 JP3286703 B2 JP 3286703B2 JP 35429593 A JP35429593 A JP 35429593A JP 35429593 A JP35429593 A JP 35429593A JP 3286703 B2 JP3286703 B2 JP 3286703B2
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鋭司 栗本
孝彰 池上
節 六反園
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Ricoh Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真感光体に関し、
更に詳しくは、電子写真複写機やプリンター等に有用な
単層型の有機電子写真感光体に関する。
【0002】
【従来技術】従来、電子写真感光体に用いる光導電素材
としては、セレン、酸化亜鉛、硫化カドミウム等の無機
光導電材料、アゾ顔料等の有機光導電材料、非晶質シリ
コン等が一般的に知られている。しかし、無機光導電材
料は、光感度、熱安定性、耐久性、毒性等の問題があ
り、例えば、セレンは、熱、汚れ等によって結晶化しや
すく特性が劣化しやすいという欠点を有する。この無機
光導電材料を用いた電子写真感光体に対し、有機光導電
材料は、成膜性に優れ製造が容易であり、設計の自由度
が高く、より安価で無公害である等の利点を有するた
め、近年では、有機光導電材料を用いた電子写真感光体
の開発が盛んに行われている。有機光導電材料を用いた
電子写真感光体としては、電荷発生層と電荷輸送層とを
積層した機能分離型の感光体と、樹脂バインダー中に電
荷発生物質を分散させた単層型の感光体が挙げられ、中
でも、積層型の感光体がより高感度であるという点から
多く実用化されている。
【0003】例えば、特公昭55−42380号公報に
はクロルダイアンブルーとヒドラゾン化合物を組み合わ
せた積層型感光体が記載され、積層型感光体に用いる電
荷発生物質としては特開昭53−133445号公報、
特開昭54−21728号公報、特開昭54−2283
4号公報等に記載され、また電荷輸送物質としては特開
昭58−198043号公報、特開昭58−19935
2号公報等に記載されている。
【0004】しかしながら、積層型の感光体の電荷輸送
層に含有される電荷輸送物質は高感度化のために電荷移
動度の高いものが要求されるが、電荷移動度の高い電荷
輸送物質は殆どが正孔輸送性のものであるため、実用化
されている感光体は負帯電型のものに限られる。このよ
うな負帯電型の感光体では、使用時に負極性コロナ放電
を利用するものが殆どであるため、オゾンの発生量が多
く、人体に有害であるばかりでなく、感光体と反応する
ことで感光体そのものの寿命も短くしている。これを防
止するため、オゾンを発生しにくい帯電システムや生成
オゾンを分解するシステム、装置内のオゾンを排気する
システム等、特別なシステムが提案・実用化されている
が、プロセスやシステムを複雑化するなどの欠点があ
る。
【0005】一方、単層型の感光体は、一般に正帯電型
の感光体として知られており、例えば、特公昭50−1
0496号公報記載のポリビニルカルバゾールと2,
4,7−トリニトロ−9−フルオレノンを含有した感光
体、特公昭48−25658号公報記載のポリビニルカ
ルバゾールをピリリウム塩系色素で増感した感光体、ま
たは、共晶錯体を主成分とする感光体、特開昭47−3
0330号公報記載の電荷発生物質と電荷輸送物質から
なる感光体、特開昭63−271461号公報、特開平
1−118143号公報、特開平3−65961号公報
記載のペリレン顔料と電荷輸送物質からなる感光体、特
開平3−65961号公報記載のフタロシアニン化合物
と結着樹脂からなる感光体などが提案されている。しか
しながら、これらの単層型の感光体においては、特に感
度の面で不充分なものであり、積層型の感光体に比べて
見劣りするものであった。
【0006】また、近年、複写機の複合化、高機能化に
伴い、アナログ、デジタル機能を持ち合わせる複写機に
対応する感光体の開発が行われている。この場合、感光
体に要求される特性は、デジタル機能に対応するには、
LDレーザー光源の波長、つまり近赤外領域に高感度を
有し、アナログ機能に対応するには白色光源の波長、つ
まり可視域に高感度を有することが望まれる。
【0007】このような感光体としては、特開昭63−
236047号公報、、特開昭63−243950号公
報、特開昭63−243951号公報、特開平1−31
5752号公報記載の可視域に感度を有する顔料と近赤
外域に感度を有する顔料を混合し可視域から近赤外域に
亘って広い分光感度を有する積層体感光体が提案されて
いる。しかし、これら積層型の場合、前述のようなオゾ
ン発生の問題に加え、上層にくる電荷輸送物質が光を吸
収するため、特に短波長域での光感度が劣化する等の欠
点を有しており、可視域から近赤外域に亘って広い分光
感度を有するには、必ずしも十分ではなく、また電荷発
生層と電荷輸送層の界面が存在するため緩衝工が発生し
やすいという光学上の問題があった。また、積層型の感
光体にあっては、一般に高感度化のため電荷発生層を
0.1〜1.0μmと膜厚を薄くする必要があり、導電
性基体表面の状態や塗工時の雰囲気、環境の影響を受け
やすく、更に、感光層を二度乃至三度以上塗工する必要
があるため、歩留まり、製造コスト等に大きな影響を及
ぼしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこうした実情
に鑑みてなされたものであって、特に可視域から近赤外
域に亘って高感度を有し更にまた繰り返し使用時の安定
性にの優れた単層型の電子写真感光体を提供することを
その目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、導電性支持体上にジス
アゾ顔料とトリスアゾ顔料を同時に粉砕混合した混合物
と正孔輸送物質、有機アクセプター性化合物、及び結着
樹脂を含有してなる単一の光導電層を設けた電子写真用
感光体が上記目的に適合することを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0010】即ち、本発明によれば、導電性支持体上
に、光導電層を形成してなる電子写真用感光体におい
て、該光導電層が、特定の少なくとも1種のジスアゾ顔
料と少なくとも1種のトリスアゾ顔料との同時粉砕混合
物と有機正孔移動物質と有機アクセプター性化合物と結
着樹脂を含有する単一の層からなることを特徴とする電
子写真用感光体が提供される。
【0011】本発明の電子写真用感光体は、単一の光導
電層中に、可視光に対して感度を有するジスアゾ顔料と
700nm以上の波長を有するいわゆる近赤外光に感度
を有するトリスアゾ顔料との同時混合粉砕物を含有させ
るという構成にしたことから、可視光から近赤外光の広
範囲の光に対して高い感度を示す。この増感効果は後述
の実施例により明確になるが、ジスアゾ顔料とトリスア
ゾ顔料とを同時に機械的エネルギーを加えることで混合
粉砕することによって、それぞれの顔料単独の場合より
感度が著しく増感されることによるものであり、従来か
ら提案のあった顔料の組合せの混合効果とは異なるもの
である。
【0012】本発明に使用されるジスアゾ顔料とトリス
アゾ顔料の混合比は、混合する顔料の種類によって感光
体の必要とする特性(感度、帯電特性、耐ガス性)を考
慮して、その最適値を個々に選択することができるが、
一般的には重量比で 0.01≦ジスアゾ顔料/(ジスアゾ顔料+トリスアゾ
顔料)≦0.99 の範囲とするのが良い。0.01より低いと感度の増感
効果が少なく、0.99より大きいと増感効果と耐ガス
性の向上が少なくなる。更に、可視光波長域から近赤外
光波長域までの分光感度の均一性を考慮すると、 0.1≦ジスアゾ顔料/(ジスアゾ顔料+トリスアゾ顔
料)≦0.9 の範囲が望ましい。
【0013】ジスアゾ顔料とトリスアゾ顔料の混合方法
としては、ボールミル、振動ミル、円板振動ミル、アト
ライター、サンドミル、ペイントシェーカー、ジェット
ミル、超音波分散法等、顔料に圧縮、剪断、摩砕、摩
擦、延伸、衝撃、振動等の機械的エネルギーを与える粉
砕混合手段であれば、なんでも使用できる。また、ジス
アゾ顔料とトリスアゾ顔料の所望量を同一容器内に容
れ、後述する分散溶媒の存在下に同時に上記機械的エネ
ルギーを与え混合粉砕し、分散を行なうのが好ましい。
【0014】本発明の電子写真用感光体においては、前
記のように、電荷発生材料として、ジスアゾ顔料とトリ
スアゾ顔料との混合物が使用されるが、特に可視光域
(400〜700nm)の光照射による電荷発生能力が
高い下記一般式化1で表わされるジスアゾ顔料と、特に
波長700nm以上の光に感度を有する下記一般式化2
で表わされるトリスアゾ顔料との同時粉砕混合物を用い
る。
【化1】
【化2】
【0015】{但し、上記化1及び化2中、Ar1、Ar2
及びAr3は、下記一般式化3〜化10で表されるカプラ
ー残基を表し、各々同一でも異なってもよい。また、R1
及びR2は水素原子、ハロゲン原子、トリフルオロメチル
基、ニトロ基、またはシアノ基を表わし、R3は、水素原
子、塩素原子、フッ素原子、ヨウ素原子、臭素原子、-N
O2又は-CNを示す。
【化3】 〔但し、式中、X1、Y1及びZはそれぞれ以下のものを
表す。 X1:−OH、−N(R4)(R5)、又は−NHSO2
6(但し、R4およびR5は水素原子、アシル基、又は
置換もしくは無置換のアルキル基を表し、R6は置換も
しくは無置換のアリール基を表す。) Y1:水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは無置換の
アルキル基、アルコキシ基、カルボキシ基、スルホン
基、ベンズイミダゾリル基、置換もしくは無置換のスル
ファモイル基、又は−CON(R7)(Y2)を表す。
(但し、R7は水素原子、アルキル基もしくはその置換
体、又はフェニル基もしくはその置換体を表し、Y2
炭化水素環基もしくはその置換体、複素環基もしくはそ
の置換体、又は、−N=C(R8)(R9)《但し、R8
は炭化水素環基もしくはその置換体、複素環基もしくは
その置換体、又は、スチリル基もしくはその置換体、R
9は水素原子、アルキル基もしくはその置換体、又は、
フェニル基もしくはその置換体を表すか、あるいはR8
及びR9はそれらに結合する炭素原子と共に環を形成し
ても良い。》を表す。) Z:炭化水素環基もしくはその置換体、複素環基もしく
はその置換体を表す。〕
【0016】
【化4】 〔但し、式中、R10、R11、Y1およびnはそれぞれ以
下のものを表す。 n:1〜4の整数、R10:水素原子、置換もしくは無置
換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、R
11:水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換
もしくは無置換のアルコキシ基、置換もしくは無置換の
アルキルスルホニル基、置換もしくは無置換のアルキル
メルカプト基、ハロゲン原子、置換もしくは無置換のア
リール基、置換もしくは無置換のアシル基、シアノ基、
ニトロ基、及び置換もしくは無置換のアミノ基を表し、
nが2〜4の整数の場合はR11は同一又は異なったもの
のいずれでも良い。Y1:前記化3と同一のものを表
す。〕
【化5】
【化6】 〔但し、式化5及び化6中、R12は置換もしくは無置換
の炭化水素基を表す。〕
【化7】
【化8】 〔但し、式化7及び化8中、R13は、アルキル基、カル
バモイル基、カルボキシ基、或いはそのエステルを表
し、Ar4は置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基を
表す。〕
【0017】
【化9】
【化10】 〔但し、式化9及び化10中、X2は芳香族炭化水素の
2価基、又は複素環の2価基を表す。〕}
【0018】次に、本発明の電子写真感光体において使
用される前記したジスアゾ顔料及びトリスアゾ顔料のカ
ップラーの具体例、即ちAr1−H、Ar2−H及びAr
3−Hの具体例を以下の表1〜表16において示す。
【0019】
【表1−(1)】
【0020】
【表1−(2)】
【0021】
【表1−(3)】
【0022】
【表2−(1)】
【0023】
【表2−(2)】
【0024】
【表3−(1)】
【0025】
【表3−(2)】
【0026】
【表4】
【0027】
【表5】
【0028】
【表6】
【0029】
【表7】
【0030】
【表8】
【0031】
【表9】
【0032】
【表10】
【0033】
【表11】
【0034】
【表12−(1)】
【0035】
【表12−(2)】
【0036】
【表12−(3)】
【0037】
【表13−(1)】
【0038】
【表13−(2)】
【0039】
【表13−(3)】
【0040】
【表14−(1)】
【0041】
【表14−(2)】
【0042】
【表15】
【0043】
【表16】
【0044】以上述べたようなアゾ顔料中、ジスアゾ顔
料の中では、特に下記式化12及び式化13で表わされ
る化合物が好ましい。これらの化合物は、可視域の感度
が高く、トリスアゾ顔料との組合せで同時粉砕混合した
場合、顔料分散塗工液の安定性が良好で、良好な塗膜形
成が可能で、かつ大幅な増感効果が期待できる。
【0045】
【化12】
【化13】
【0046】また、トリスアゾ顔料としては、下記一般
式化11で表わされる化合物が好ましいく、特に化26
及び化27が好ましい。と言うのは、一般式化11で表
わされるトリスアゾ化合物は、特に近赤外域(700n
m以上)の光照射による電荷発生能が高い材料であり、
ジスアゾ顔料との同時粉砕混合によって可視域から近赤
外域まで広範囲に高い感光特性を有する感光体を作成す
ることが可能になるし、また特に式化26及び化27で
表わされるトリスアゾ化合物は、特に850nm付近ま
での巾広い感光波長域を有しており、ジスアゾ顔料との
混合によって、LD光(780〜850nm)に対して
高い感度を有する感光体を作成することが可能になるた
めである。
【0047】
【化11】 (但し、式中R1〜R9は、水素原子、−CH3、−C2
5、−C37、塩素原子、弗素原子、ヨウ素原子、臭素
原子、CH3O−、C25O−、C37O−、−NO2
−CN、−CF3又は−OHをそれぞれ示す。)
【0048】
【化26】
【0049】
【化27】
【0050】本発明に使用される有機正孔移動物質とし
ては、公知のものが何れも使用できる。その具体例とし
ては、例えば次の一般式化28で表わされる基本構造を
有する表17に示される化合物が挙げられる(特開平1
−302260号公報参照)。
【0051】
【化28】
【0052】
【表17−(1)】
【0053】
【表17−(2)】
【0054】
【表17−(3)】
【0055】
【表17−(4)】
【0056】
【表17−(5)】
【0057】
【表17−(6)】
【0058】
【表17−(7)】
【0059】
【表17−(8)】
【0060】
【表17−(9)】
【0061】
【表17−(10)】
【0062】
【表17−(11)】
【0063】
【表17−(12)】
【0065】また、本発明の電子写真感光体に用いる有
機アクセプター性化合物としては、公知のものがいずれ
も使用できるが、特に以下の一般式化14〜化27で表
される化合物を組み合わせて用いると効果の発現が顕著
である。
【化14】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、置換または無
置換のアルキル基、置換または無置換のフェニル基、ア
ルコキシカルボニル基、N−アルキルカルバモイル基、
シアノ基、或いはニトロ基を、nは1から3の整数を、
ただし、Xは し、R3は互いに連結していても良い。)
【0066】
【化15】 (式中、Arは置換もしくは無置換の芳香族基、Xはシ
アノ基またはアルコキシカルボニル基を表わす。)
【0067】
【化16】Ar−CH=C(COOR)2
(式中、Arは置換もしくは無置換の芳香族基、Rはア
ルキル基を表わす。ただし、Rは相互に結合して環を形
成しても良い。)
【0068】
【化17】 (ただし、式中、Xは硫黄またはセレン原子を表し、Y
は置換または無置換のアルキル基、アリール基またはシ
アノ基を表し、Rは置換または無置換のアルキル基、置
換または無置換のアリール基、シアノ基、ニトロ基、ハ
ロゲン原子または水素原子を表し、nは1、2、または
3を表す。)
【0069】
【化18】Ar−CH=CHNO2 (ただし、式中、Arは置換または無置換の芳香族基を
表す。)
【0070】
【化19】 (ただし、式中、R1及びR2は置換または無置換のフェ
ニル基、置換または無置換のナフチル基、あるいは複素
芳香環基を表す。)
【0071】
【化20】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、
置換もしくは無置換のフェニル基を、R2は水素原子、
置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換
のフェニル基、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル
基、N−アルキルカルバモイル基、シアノ基、又はニト
ロ基を、nは1から3の整数を表す。)
【0072】
【化21】 (式中、R3は水素原子、置換もしくは無置換のアルキ
ル基、置換もしくは無置換のフェニル基、ハロゲン原
子、アルコキシカルボニル基、N−アルキルカルバモイ
ル基、シアノ基、又はニトロ基を、nは1から3の整数
を表す。)
【0073】
【化22】 (ただし、式中、R1及びR2は置換または無置換のフェ
ニル基、置換または無置換の多環芳香族基、或いは置換
または無置換の複素環基を表す。)
【0074】
【化23】
【0075】
【化24】
【0076】
【化25】
【0077】
【化26】
【0078】
【化27】 (式中、XはOまたはN−Rを表し、Rは置換もしくは
無置換のフェニル基、置換もしくは無置換のナフチル基
を表わす。)
【0079】前記一般式化14で表される化合物の具体
例としては以下の表18で示されるものが挙げられる。
【表18−(1)】
【表18−(2)】
【表18−(3)】
【表18−(4)】
【0080】また、一般式化15で表される化合物の具
体例としては以下の表19に示されるものが挙げられ
る。
【表19−(1)】
【表19−(2)】
【表19−(3)】
【表19−(4)】
【表19−(5)】
【表19−(6)】
【表19−(7)】
【表19−(8)】
【表19−(9)】
【表19−(10)】
【表19−(11)】
【表19−(12)】
【表19−(13)】
【表19−(14)】
【表19−(15)】
【0081】また、一般式化16で表される化合物の具
体例としては以下の表20で示されるものが挙げられ
る。
【表20−(1)】
【表20−(2)】
【表20−(3)】
【表20−(4)】
【0082】また、一般式化17で表される化合物の具
体例としては、以下の表21で示されるものが挙げられ
る。
【0083】
【表21−(1)】
【0084】
【表21−(2)】
【0085】
【表21−(3)】
【0086】
【表21−(4)】
【0087】
【表21−(5)】
【0088】また、一般式化18で表される化合物の具
体例としては、以下の表22で示されるものが挙げられ
る。
【表22−(1)】
【0089】
【表22−(2)】
【0090】
【表22−(3)】
【0091】
【表22−(4)】
【0092】
【表22−(5)】
【0093】また、一般式化19で表される化合物の具
体例としては、以下の表23で示されるものが挙げられ
る。
【表23−(1)】
【0094】
【表23−(2)】
【0095】
【表23−(3)】
【0096】
【表23−(4)】
【0097】
【表23−(5)】
【0098】
【表23−(6)】
【0099】
【表23−(7)】
【0100】
【表23−(8)】
【0101】
【表23−(9)】
【0102】また、一般式化20で表される化合物の具
体例としては、以下の表24で示されるものが挙げられ
る。
【表24−(1)】
【表24−(2)】
【表24−(3)】
【表24−(4)】
【0103】また、一般式化21で表される化合物の具
体例としては、以下の表25で示されるものが挙げられ
る。
【表25−(1)】
【0104】また、前記一般式化22で示される化合物
の具体例としては、例えば、表26で示すものが挙げら
れる。
【表26−(1)】
【0105】
【表26−(2)】
【0106】
【表26−(3)】
【0107】
【表26−(4)】
【0108】
【表26−(5)】
【0109】
【表26−(6)】
【0110】
【表26−(7)】
【0111】
【表26−(8)】
【0112】
【表26−(9)】
【0113】
【表26−(10)】
【0114】
【表26−(11)】
【0115】
【表26−(12)】
【0116】
【表26−(13)】
【0117】
【表26−(14)】
【0118】
【表26−(15)】
【0119】
【表26−(16)】
【0120】
【表26−(17)】
【0121】
【表26−(18)】
【0122】
【表26−(19)】
【0123】
【表26−(20)】
【0124】
【表26−(21)】
【0125】
【表26−(22)】
【0126】
【表26−(23)】
【0127】
【表26−(24)】
【0128】
【表26−(25)】
【0129】また、一般式化23〜一般式化26で表さ
れる化合物の具体例としては、それぞれ表27〜表30
で示されるものが挙げられる。
【0130】
【表27】
【0131】
【表28】
【0132】
【表29】
【0133】
【表30】
【0134】また、一般式化27で表される化合物の具
体例としては、以下の表31で示されるものが挙げられ
る。
【表31−(1)】
【表31−(2)】
【表31−(3)】
【0135】これらの有機アクセプター性化合物は、単
独または2種以上混合して用いることもできる。
【0136】以下、本発明を図1〜4において説明する
と、1は導電性支持体、2は本発明に係る光導電層を示
す。本発明の電子写真感光体は、図1〜4に示す如く、
光導電層が単層型であればいずれの形態でも良く、光導
電層と導電性支持体の間に接着性、電荷ブロッキング性
を向上させるために下引層3を設けても良い。更に、耐
摩耗性など機械的耐久性を向上させるために光導電層上
に保護層4を設けても良い。
【0137】本発明の電子写真感光体に用いられる導電
性の支持体としては、アルミニウム、黄銅、ステンレ
ス、ニッケル等の金属又は合金、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリプロピレン、ナイロン、ガラス、紙等の絶
縁性支持体上にアルミニウム、銀、金、ニッケルなどの
金属或いは酸化インジウム、酸化スズ等の導電性材料を
薄膜形成した物、カーボンブラック、酸化インジウム、
酸化スズ等の導電性粉末を適当な樹脂に分散し皮膜形成
した物、導電処理を施した紙等が例示できる。導電性支
持体の形状は特に制約はなく、必要に応じて板状、ドラ
ム状、ベルト状の物が用いられる。
【0138】本発明に用いられる結着樹脂としては、公
知のものが用いられるが、絶縁性でフィルム形成能の高
い高分子重合体が好ましい。例えば、ポリスチレン、ス
チレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジ
エン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポ
リエステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
アリレート樹脂、ポリカーボネート(ビスフェノールA
タイプ、ビスフェノールZタイプ)、酢酸セルロース樹
脂、エチルセルロース樹脂、ポリビニルブチラール、ポ
リビニルホルマール、ポリビニルトルエン、ポリ−N−
ビニルカルバゾール、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、
エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、フェノー
ル樹脂、アルキド樹脂等の熱可塑性または熱硬化性樹脂
が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0139】本発明の電子写真感光体を作成するには、
前記ジスアゾ顔料とトリスアゾ顔料を前記の方法で同時
に混合粉砕したものに、有機正孔移動物質、有機アクセ
プター性化合物、結着樹脂を加えて混合し、導電性支持
体上に浸漬塗工法やスプレーコート、ビードコート法な
どを用いて塗布すれば良い。混合粉砕するときの溶媒と
しては、ケトン、エステル、アルコール、環状エーテ
ル、環状ケトン等が挙げられ、好ましくは環状エーテ
ル、環状ケトン、更に好ましくは、増感効果の発現性か
らみてテトラヒドロフラン、シクロヘキサノンが使用で
きる。
【0140】本発明に用いられる電荷発生物質と結着樹
脂との割合は、前記アゾ顔料の同時粉砕混合物が結着樹
脂の10重量部に対し、0.01〜10重量部の範囲が
好ましい。上記範囲より少ないと残留電位が大きく、上
記範囲より多いと帯電性及び機械的強度が低下する。本
発明に用いられる有機正孔移動物質と結着樹脂との割合
は、有機正孔移動物質が結着樹脂10重量部に対し1〜
15重量部の範囲が好ましい。上記範囲より少ないと感
度が低下し、上記範囲より多いと帯電性及び機械的強度
が劣化する。
【0141】本発明に使用される有機アクセプター性化
合物と結着樹脂との割合は、有機アクセプター性化合物
が、結着樹脂10重量部に対し1〜15重量部の範囲が
好ましい。上記範囲より少ないと、繰り返し使用により
帯電性が劣化し、上記範囲より多いと、感度及び機械的
強度が劣化する。
【0142】本発明の光導電層の膜厚は5〜100μ
m、好ましくは10〜50μmの範囲が好ましい。5μ
mより薄いと機械的耐久性がなく、100μmより厚い
と残留電位が増加する。
【0143】
【実施例】次に、実施例により、本発明を更に詳細に説
明する。
【0144】実施例1 電荷発生物質としてカップラーNo.17とNo.24
を用いた化1(R1=R2=H)で表される非対称ジスア
ゾ顔料5重量部とカップラーNo.70を用いた化2
(R3=H)で表されるトリスアゾ顔料5重量部をテト
ラヒドロフラン70重量部とともにボールミルで5日間
分散して同時粉砕混合処理を施し、これを分子量6万の
Z型ポリカーボネート樹脂100重量部、テトラヒドロ
フラン300重量部、有機正孔移動物質として、例示化
合物No.III-59のスチルベン系化合物50重量部、有機
アクセプター性化合物として下記構造式化29で示され
る化合物20重量部、シリコーンオイル〔KF−50
(信越化学工業社製)〕0.1重量部からなる溶液に加
え、感光層用塗工液を作成した。このようにして得られ
た感光層用塗工液を厚さ0.2mmのアルミニウム板
〔A1080(住友軽金属社製)〕にブレード塗布、1
50℃で20分間乾燥させ、厚さ20μmの感光層を形
成し、実施例1の電子写真感光体を作成した。
【化29】
【0145】実施例2 実施例1において、非対称ジスアゾ顔料を、カップラー
No.30を用いた化1(R1=R2=H)で表されるジ
スアゾ顔料に変更した以外は、実施例1と同様にして実
施例2の電子写真感光体を作成した。
【0146】実施例3 実施例1において、トリスアゾ顔料を、カップラーN
o.214を用いた化2(R3=H)で表されるトリス
アゾ顔料に変更した以外は、実施例1と同様にして実施
例3の電子写真感光体を作成した。
【0147】実施例4 実施例1において、非対称ジスアゾ顔料を、カップラー
No.17を用いた化1(R1=R2=H)で表される対
称ジスアゾ顔料に変更した以外は、実施例1と同様にし
て実施例4の電子写真感光体を作成した。
【0148】実施例5 実施例1において、トリスアゾ顔料を、カップラーN
o.3を用いた化2(R3=H)で表されるトリスアゾ
顔料に変更した以外は、実施例1と同様にして実施例5
の電子写真感光体を作成した。
【0149】実施例6 実施例1において、電荷発生物質である非対称ジスアゾ
顔料及びトリスアゾ顔料の投入量をそれぞれ、0.04
重量部及び0.04重量部に変更した以外は実施例1と
同様にして実施例6の電子写真感光体を作成した。
【0150】実施例7 実施例1において、電荷発生物質である非対称ジスアゾ
顔料及びトリスアゾ顔料の投入量をそれぞれ、0.05
重量部及び0.05重量部に変更した以外は実施例1と
同様にして実施例7の電子写真感光体を作成した。
【0151】実施例8 実施例1において、電荷発生物質である非対称ジスアゾ
顔料及びトリスアゾ顔料の投入量をそれぞれ、50重量
部及び50重量部に変更した以外は実施例1と同様にし
て実施例8の電子写真感光体を作成した。
【0152】実施例9 実施例1において、電荷発生物質である非対称ジスアゾ
顔料及びトリスアゾ顔料の投入量をそれぞれ、75重量
部及び75重量部に変更した以外は実施例1と同様にし
て実施例9の電子写真感光体を作成した。
【0153】実施例10 実施例1において、有機アクセプター性化合物の投入量
を5重量部に変更した以外は実施例1と同様にして実施
例10の電子写真感光体を作成した。
【0154】実施例11 実施例1において、有機アクセプター性化合物の投入量
を10重量部に変更した以外は実施例1と同様にして実
施例11の電子写真感光体を作成した。
【0155】実施例12 実施例1において、有機アクセプター性化合物の投入量
を150重量部に変更した以外は実施例1と同様にして
実施例12の電子写真感光体を作成した。
【0156】実施例13 実施例1において、有機アクセプター性化合物の投入量
を200重量部に変更した以外は実施例1と同様にして
実施例13の電子写真感光体を作成した。
【0157】実施例14〜27 実施例1において、有機アクセプター性化合物を表32
に示すような化合物に変更した以外は実施例1と同様に
して実施例14〜27の電子写真感光体を作成した。
【0158】比較例1 実施例1において、電荷発生物質としてカップラーN
o.17とNo.24を用いた化1(R1=R2=H)で
表される非対称ジスアゾ顔料5重量部とカップラーN
o.70を用いた化2(R3=H)で表されるトリスア
ゾ顔料5重量部とをそれぞれ別個にテトラヒドロフラン
35重量部とともにボールミルで5日間分散した後、そ
れらを混合し、これを分子量6万のZ型ポリカーボネー
ト樹脂100重量部、テトラヒドロフラン300重量
部、有機正孔移動物質として実施例1で用いた化合物8
0重量部、有機アクセプター性化合物として上記構造式
化29で示される化合物20重量部、シリコーンオイル
〔KF−50(信越化学工業社製)〕0.1重量部から
なる溶液に加え、感光層用塗工液を作成した。このよう
にして得られた感光層用塗工液を実施例1と同様に成膜
し、比較例1の電子写真感光体を作成した。
【0159】比較例2 実施例1において、カップラーNo.17とNo.24
を用いた化1(R1=R2=H)で表される非対称ジスア
ゾ顔料10重量部とし、カップラーNo.70を用いた
化2(R3=H)で表されるトリスアゾ顔料を加えなか
った以外は実施例1と同様にして、比較例2の電子写真
感光体を作成した。
【0160】比較例3 実施例1において、カップラーNo.17とNo.24
を用いた化1(R1=R2=H)で表される非対称ジスア
ゾ顔料を加えず、カップラーNo.70を用いた化2
(R3=H)で表されるトリスアゾ顔料を10重量部と
した以外は実施例1と同様にして、比較例3の電子写真
感光体を作成した。
【0161】比較例4 実施例1において、有機アクセプター性化合物を加えな
かった以外は実施例1と同様にして、比較例4の電子写
真感光体を作成した。
【0162】以上のようにして得られた電子写真感光体
の静電特性を25℃/50%RHの環境下でEPA−8
100(川口電気製作所製)を用い、ダイナミック方式
にて測定した。まず、印加電圧+6KVで10秒間帯電
した後、20秒間暗減衰、更に単色光を表面照度10μ
W/cm2の780nmの単色光光源によって露光を行
った。帯電開始10秒後の表面電位Vs(V)、20秒
間暗減衰後の表面電位V0(V)、感度は露光後の表面
電位が露光直前の表面電位の2分の1になるのに要する
露光量E1/2(μJ/cm2)を測定した。また、繰り返
し使用後の特性として、上記の帯電、露光の一連の操作
を5000回繰り返した後のVs(V)、V0(V)、
1/2(μJ/cm2)を測定した。表32にその結果を
示す。
【0163】
【表32−(1)】
【0164】
【表32−(2)】
【0165】
【発明の効果】上記したように、本発明の電子写真感光
体は、特定のジスアゾ顔料とトリスアゾ顔料との同時粉
砕混合物と、有機正孔移動物質と、有機アクセプター性
化合物と、結着樹脂とを単一の光導電層中に含有させた
ことにより、可視域から近赤外域の広い範囲の光に高い
感度を有すると共に、繰り返し使用時の安定性に優れた
ものであることが判る。
【図面の簡単な説明】
【図1】導電性支持体上に単一の光導電層を設けた、本
発明に係る電子写真感光体の一例を示す概略図。
【図2】導電性支持体上と光導電層との間に下引層を設
けた、本発明に係る電子写真感光体の一例を示す概略
図。
【図3】光導電層上に保護層を設けた、本発明に係る電
子写真感光体の一例を示す概略図。
【図4】下引層と保護層を同時に設けた、本発明に係る
電子写真感光体の一例を示す概略図。
【符号の説明】
1 導電性支持体 2 光導電層 3 下引層 4 保護層
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 5/06 319 G03G 5/06 319 360 360C 367 367 (56)参考文献 特開 平5−150497(JP,A) 特開 平5−150494(JP,A) 特開 平5−341546(JP,A) 特開 平1−302260(JP,A) 特開 平4−345165(JP,A) 特開 平5−61220(JP,A) 特開 平5−241358(JP,A) 特開 平2−135362(JP,A) 特開 平2−146050(JP,A) 特開 平5−148214(JP,A) 特開 平5−61219(JP,A) 特開 平5−61218(JP,A) 特開 平4−310964(JP,A) 特開 平5−307271(JP,A) 特開 平5−306262(JP,A) 特開 平5−142813(JP,A) 特開 平2−97954(JP,A) 特開 平2−97955(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 5/00 CA(STN)

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に、光導電層を形成して
    なる電子写真用感光体において、該光導電層が、下記一
    般式化1で表される少なくとも1種のジスアゾ顔料と下
    記一般式化2で表される少なくとも1種のトリスアゾ顔
    料との同時粉砕混合物、有機正孔移動物質、有機アクセ
    プター性化合物、及び結着樹脂を含有する単一の層から
    なることを特徴とする電子写真感光体。 【化1】 【化2】 {但し、上記化1及び化2中、Ar1、Ar2及びAr3は、
    下記一般式化3〜化10で表されるカプラー残基を表
    し、各々同一でも異なってもよい。また、R1及びR2は水
    素原子、ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、ニトロ
    基、またはシアノ基を表わし、R3は、水素原子、塩素原
    子、フッ素原子、ヨウ素原子、臭素原子、-NO2又は-CN
    を示す。 【化3】 〔但し、式中、X1、Y1及びZはそれぞれ以下のものを
    表す。 X1:−OH、−N(R4)(R5)、又は−NHSO2
    6(但し、R4およびR5は水素原子、アシル基、又は
    置換もしくは無置換のアルキル基を表し、R6は置換も
    しくは無置換のアリール基を表す。) Y1:水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは無置換の
    アルキル基、アルコキシ基、カルボキシ基、スルホン
    基、ベンズイミダゾリル基、置換もしくは無置換のスル
    ファモイル基、又は−CON(R7)(Y2)を表す。
    (但し、R7は水素原子、アルキル基もしくはその置換
    体、又はフェニル基もしくはその置換体を表し、Y2
    炭化水素環基もしくはその置換体、複素環基もしくはそ
    の置換体、又は、−N=C(R8)(R9)《但し、R8
    は炭化水素環基もしくはその置換体、複素環基もしくは
    その置換体、又は、スチリル基もしくはその置換体、R
    9は水素原子、アルキル基もしくはその置換体、又は、
    フェニル基もしくはその置換体を表すか、あるいはR8
    及びR9はそれらに結合する炭素原子と共に環を形成し
    ても良い。》を表す。) Z:炭化水素環基もしくはその置換体、複素環基もしく
    はその置換体を表す。〕 【化4】 〔但し、式中、R10、R11、Y1およびnはそれぞれ以
    下のものを表す。 n:1〜4の整数、R10:水素原子、置換もしくは無置
    換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリール基、R
    11:水素原子、置換もしくは無置換のアルキル基、置換
    もしくは無置換のアルコキシ基、置換もしくは無置換の
    アルキルスルホニル基、置換もしくは無置換のアルキル
    メルカプト基、ハロゲン原子、置換もしくは無置換のア
    リール基、置換もしくは無置換のアシル基、シアノ基、
    ニトロ基、及び置換もしくは無置換のアミノ基を表し、
    nが2〜4の整数の場合はR11は同一又は異なったもの
    のいずれでも良い。Y1:前記化3と同一のものを表
    す。〕 【化5】 【化6】 〔但し、式化5及び化6中、R12は置換もしくは無置換
    の炭化水素基を表す。〕 【化7】 【化8】 〔但し、式化7及び化8中、R13は、アルキル基、カル
    バモイル基、カルボキシ基、或いはそのエステルを表
    し、Ar4は置換もしくは無置換の芳香族炭化水素基を
    表す。〕 【化9】 【化10】 〔但し、式化9及び化10中、X2は芳香族炭化水素の
    2価基、又は複素環の2価基を表す。〕}
  2. 【請求項2】 前記トリスアゾ顔料が下記一般式化11
    で表わされる化合物であることを特徴とする請求項1記
    載の電子写真感光体。 【化11】 (但し、式中、R1〜R9は水素原子、−CH3、−C
    25、−C37、塩素原子、フッ素原子、ヨウ素原子、
    臭素原子、CH3−、C25O−、C37O−、−N
    2、−CN,−CF3又は−OHを表わす。)
  3. 【請求項3】 前記ジスアゾ顔料が下記一般式化12及
    び/又は化13で表わされる化合物であることを特徴と
    する請求項1記載の電子写真用感光体。 【化12】 【化13】
  4. 【請求項4】 前記アゾ顔料の同時粉砕混合物が、結着
    樹脂10重量部に対し、0.01〜10重量部の割合で
    含有されることを特徴とする請求項1記載の電子写真感
    光体。
  5. 【請求項5】 前記有機アクセプター性化合物が、結着
    樹脂10重量部に対し、1〜15重量部の割合で含有さ
    れることを特徴とする請求項1記載の電子写真感光体。
  6. 【請求項6】 前記有機アクセプター性化合物が、下記
    一般式化14で表される化合物であることを特徴とする
    請求項1記載の電子写真感光体。 【化14】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、置換または無
    置換のアルキル基、置換または無置換のフェニル基、ア
    ルコキシカルボニル基、N−アルキルカルバモイル基、
    シアノ基、或いはニトロ基を、nは1から3の整数を、
    ただし、Xは し、R3は互いに連結していても良い。)
  7. 【請求項7】 前記有機アクセプター性化合物が、下記
    一般式化15で表される化合物であることを特徴とする
    請求項1記載の電子写真感光体。 【化15】 (式中、Arは置換もしくは無置換の芳香族基、Xはシ
    アノ基またはアルコキシカルボニル基を表わす。)
  8. 【請求項8】 前記有機アクセプター性化合物が、下記
    一般式化16で表される化合物であることを特徴とする
    請求項1記載の電子写真感光体。 【化16】Ar−CH=C(COOR)2
    (式中、Arは置換もしくは無置換の芳香族基、Rはア
    ルキル基を表わす。ただし、Rは相互に結合して環を形
    成しても良い。)
  9. 【請求項9】 前記有機アクセプター性化合物が、下記
    一般式化17で表される化合物であることを特徴とする
    請求項1記載の電子写真感光体。 【化17】 (ただし、式中、Xは硫黄またはセレン原子を表し、Y
    は置換または無置換のアルキル基、アリール基またはシ
    アノ基を表し、Rは置換または無置換のアルキル基、置
    換または無置換のアリール基、シアノ基、ニトロ基、ハ
    ロゲン原子または水素原子を表し、nは1、2、または
    3を表す。)
  10. 【請求項10】 前記有機アクセプター性化合物が、下
    記一般式化18で表される化合物であることを特徴とす
    る請求項1記載の電子写真感光体。 【化18】Ar−CH=CHNO2 (ただし、式中、Arは置換または無置換の芳香族基を
    表す。)
  11. 【請求項11】 前記有機アクセプター性化合物が、下
    記一般式化19で表される化合物であることを特徴とす
    る請求項1記載の電子写真感光体。 【化19】 (ただし、式中、R1及びR2は置換または無置換のフェ
    ニル基、置換または無置換のナフチル基、あるいは複素
    芳香環基を表す。)
  12. 【請求項12】 前記有機アクセプター性化合物が、下
    記一般式化20で表される化合物であることを特徴とす
    る請求項1記載の電子写真感光体。 【化20】 (式中、R1は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、
    置換もしくは無置換のフェニル基を、R2は水素原子、
    置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換
    のフェニル基、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル
    基、N−アルキルカルバモイル基、シアノ基、又はニト
    ロ基を、nは1から3の整数を表す。)
  13. 【請求項13】 前記有機アクセプター性化合物が、下
    記一般式化21で表される化合物であることを特徴とす
    る請求項1記載の電子写真感光体。 【化21】 (式中、R3は水素原子、置換もしくは無置換のアルキ
    ル基、置換もしくは無置換のフェニル基、ハロゲン原
    子、アルコキシカルボニル基、N−アルキルカルバモイ
    ル基、シアノ基、又はニトロ基を、nは1から3の整数
    を表す。)
  14. 【請求項14】 前記有機アクセプター性化合物が、下
    記一般式化22で表される化合物であることを特徴とす
    る請求項1記載の電子写真感光体。 【化22】 (ただし、式中、R1及びR2は置換または無置換のフェ
    ニル基、置換または無置換の多環芳香族基、或いは置換
    または無置換の複素環基を表す。)
  15. 【請求項15】 前記有機アクセプター性化合物が、下
    記一般式化23で表される化合物であることを特徴とす
    る請求項1記載の電子写真感光体。 【化23】
  16. 【請求項16】 前記有機アクセプター性化合物が、下
    記一般式化24で表される化合物であることを特徴とす
    る請求項1記載の電子写真感光体。 【化24】
  17. 【請求項17】 前記有機アクセプター性化合物が、下
    記一般式化25で表される化合物であることを特徴とす
    る請求項1記載の電子写真感光体。 【化25】
  18. 【請求項18】 前記有機アクセプター性化合物が、下
    記一般式化26で表される化合物であることを特徴とす
    る請求項1記載の電子写真感光体。 【化26】
  19. 【請求項19】 前記有機アクセプター性化合物が、下
    記一般式化27で表される化合物であることを特徴とす
    る請求項1記載の電子写真感光体。 【化27】 (式中、XはOまたはN−Rを表し、Rは置換もしくは
    無置換のフェニル基、置換もしくは無置換のナフチル基
    を表わす。)
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