JPH0844091A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH0844091A
JPH0844091A JP19356394A JP19356394A JPH0844091A JP H0844091 A JPH0844091 A JP H0844091A JP 19356394 A JP19356394 A JP 19356394A JP 19356394 A JP19356394 A JP 19356394A JP H0844091 A JPH0844091 A JP H0844091A
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JP
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chemical
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JP19356394A
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English (en)
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Eiji Kurimoto
鋭司 栗本
Takaaki Ikegami
孝彰 池上
Setsu Rokutanzono
節 六反園
Kaoru Tadokoro
薫 田所
Emi Kawahara
恵美 河原
Masayuki Koyano
正行 小谷野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 可視域から近赤外域に亘って高感度を有し更
にまた帯電特性の優れると共に、繰り返し使用時の安定
性に優れた単層型の電子写真感光体を提供する。 【構成】 導電性支持体上に光導電層を形成してなる電
子写真用感光体において、該光導電層が、特定の少なく
とも1種のジスアゾ顔料と少なくとも1種のトリスアゾ
顔料との同時粉砕混合物と有機正孔移動物質と特定の有
機アクセプター性化合物と結着樹脂とを含有する単一の
層からなることを特徴とする電子写真用感光体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真感光体に関し、
更に詳しくは、電子写真複写機やプリンター等に有用な
単層型の有機電子写真感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電子写真感光体の光導電素材と
して知られているものに、セレン、硫化カドミウム、酸
化亜鉛などの無機物質がある。しかし、これら無機物質
は電子写真感光体として要求される光感度、熱安定性、
耐久性等の特性及び製造条件において、必ずしも満足で
きるものではない。また、製造コスト、耐衝撃性、毒性
等取扱上の注意を要するなどの欠点がある。例えば、セ
レンは熱、汚れ等により結晶化しやすく特性が劣化しや
すいし、硫化カドミウムを用いた感光体は耐湿性、耐久
性に劣り、また毒性等の問題がある。酸化亜鉛も、耐湿
性、耐久性に劣るという欠点を持つ。
【0003】これらの無機光導電素材を用いた電子写真
感光体に対し、有機光導電物質を用いた感光体は、成膜
容易性、製造コストあるいは有機化合物としてのバリエ
ーションの広さから、活発に研究開発が行われるように
なっている。有機光導電材料を用いた電子写真感光体と
しては、電荷発生層と電荷輸送層とを積層した機能分離
型の感光体と、樹脂バインダー中に電荷発生物質を分散
させた単層型の感光体が挙げられ、中でも、積層型の感
光体がより高感度であるという点から多く実用化されて
いる。例えば、特公昭55−42380号公報にはクロ
ルダイアンブルーとヒドラゾン化合物を組み合わせた積
層型感光体が記載され、積層型感光体に用いる電荷発生
物質としては特開昭53−133445号公報、特開昭
54−21728号公報、特開昭54−22834号公
報等に記載され、また電荷輸送物質としては特開昭58
−198043号公報、特開昭58−199352号公
報等に記載されている。
【0004】しかしながら、積層型の感光体の電荷輸送
層に含有される電荷輸送物質は高感度化のために電荷移
動度の高いものが要求されるが、電荷移動度の高い電荷
輸送物質は殆どが正孔輸送性のものであるため、実用化
されている感光体は負帯電型のものに限られる。このよ
うな負帯電型の感光体では、使用時に負極性コロナ放電
を利用するものが殆どであるため、オゾンの発生量が多
く、人体に有害であるばかりでなく、感光体と反応する
ことで感光体そのものの寿命も短くしている。これを防
止するため、オゾンを発生しにくい帯電システムや生成
オゾンを分解するシステム、装置内のオゾンを排気する
システム等、特別なシステムが提案・実用化されている
が、プロセスやシステムを複雑化するなどの欠点があ
る。
【0005】一方、単層型の感光体は、一般に正帯電型
の感光体として知られており、例えば、特公昭50−1
0496号公報記載のポリビニルカルバゾールと2,
4,7−トリニトロ−9−フルオレノンを含有した感光
体、特公昭48−25658号公報記載のポリビニルカ
ルバゾールをピリリウム塩系色素で増感した感光体、又
は、共晶錯体を主成分とする感光体、特開昭47−30
330号公報記載の電荷発生物質と電荷輸送物質からな
る感光体、特開昭63−271461号公報、特開平1
−118143号公報、特開平3−65961号公報記
載のペリレン顔料と電荷輸送物質からなる感光体、特開
平3−65961号公報記載のフタロシアニン化合物と
結着樹脂からなる感光体などが提案されている。しかし
ながら、これらの単層型の感光体においては、特に感度
の面や繰り返し使用時の安定性に関し不充分なものであ
り、積層型の感光体に比べて見劣りするものであった。
【0006】また、近年、複写機の複合化、高機能化に
伴い、アナログ、デジタル機能を持ち合わせる複写機に
対応する感光体の開発が行なわれている。この場合、感
光体に要求される特性は、デジタル機能に対応するに
は、LDレーザー光源の波長、つまり近赤外領域に高感
度を有し、アナログ機能に対応するには白色光源の波
長、つまり可視域に高感度を有することが望まれる。
【0007】このような感光体としては、特開昭63−
236047号公報、特開昭63−243950号公
報、特開昭63−243951号公報、特開平1−31
5752号公報記載の可視域に感度を有する顔料と近赤
外域に感度を有する顔料を混合し可視域から近赤外域に
亘って広い分光感度を有する積層体感光体が提案されて
いる。しかし、これら積層型の場合、前述のようなオゾ
ン発生の問題に加え、電荷発生層と電荷輸送層の界面が
存在するため干渉縞が発生しやすいという光学上の問題
があった。また、積層型の感光体にあっては、一般に高
感度化のため電荷発生層を0.1〜1.0μmと膜厚を
薄くする必要があり、導電性基体表面の状態や塗工時の
雰囲気、環境の影響を受けやすく、更に、感光層を二度
乃至三度以上塗工する必要があるため、歩留まり、製造
コスト等に大きな影響を及ぼしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこうした実情
に鑑みてなされたものであって、特に高感度で且つ繰り
返し使用時の安定性に優れた単層型の電子写真感光体を
提供することをその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、導電性支持体上にジス
アゾ顔料とトリスアゾ顔料を同時に粉砕混合した混合物
と有機正孔移動物質、特定の有機アクセプター性化合
物、及び結着樹脂を含有してなる単一の光導電層を設け
た電子写真感光体が上記目的に適合することを見い出
し、本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明によれば、導電性支持体上
に、光導電層を形成してなる電子写真用感光体におい
て、該光導電層が、特定の少なくとも1種のジスアゾ顔
料と少なくとも1種のトリスアゾ顔料との同時粉砕混合
物と有機正孔移動物質と特定の有機アクセプター性化合
物と結着樹脂とを含有する単一層からなることを特徴と
する電子写真感光体が提供される。
【0011】本発明の電子写真用感光体は、単一の光導
電層中に、可視光に対して感度を有するジスアゾ顔料と
近赤外光に対して感度を有するトリスアゾ顔料との同時
混合粉砕物を含有させ且つ特定の有機アクセプター性化
合物を含有させるという構成にしたことから、可視光に
対する感度を低下させることなく、個々の顔料を単独に
用いて設計した場合よりも、可視光から近赤外光の広範
囲の光に対して高い感度を有するものとなる。この増感
効果は後述の実施例により明確になるが、ジスアゾ顔料
とトリスアゾ顔料とを同時に機械的エネルギーを加える
ことで混合粉砕することによって、それぞれの顔料単独
の場合より感度が著しく増感されることによるものであ
り、従来から提案のあった顔料の組合せの混合効果とは
異なるものである。
【0012】本発明に使用されるジスアゾ顔料とトリス
アゾ顔料の混合比は、混合する顔料の種類によって感光
体の必要とする特性(感度、帯電特性、耐ガス性)を考
慮して、その最適値を個々に選択することができるが、
一般的には重量比で 0.01≦ジスアゾ顔料/(ジスアゾ顔料+トリスアゾ
顔料)≦0.99 の範囲とするのが良い。0.01より低いと感度の増感
効果が少なく、0.99より大きいと増感効果と耐ガス
性の向上が少なくなる。更に、可視光波長域から近赤外
光波長域までの分光感度の均一性を考慮すると、 0.1≦ジスアゾ顔料/(ジスアゾ顔料+トリスアゾ顔
料)≦0.9 の範囲が望ましい。
【0013】ジスアゾ顔料とトリスアゾ顔料の混合方法
としては、ボールミル、振動ミル、円板振動ミル、アト
ライター、サンドミル、ペイントシェーカー、ジェット
ミル、超音波分散法等、顔料に圧縮、剪断、摩砕、摩
擦、延伸、衝撃、振動等の機械的エネルギーを与える粉
砕混合手段であれば、なんでも使用できる。また、ジス
アゾ顔料とトリスアゾ顔料の所望量を同一容器内に容
れ、後述する分散溶媒の存在下に同時に上記機械的エネ
ルギーを与え混合粉砕し、分散を行なうのが好ましい。
【0014】本発明の電子写真感光体においては、前記
のように、電荷発生材料として、ジスアゾ顔料とトリス
アゾ顔料との混合物が使用されるが、特に可視光域(波
長400〜700nm)の光照射による電荷発生能力が
高い下記一般式化1で表わされるジスアゾ顔料と近赤外
域(特に波長700nm以上)の光に感度を有する下記
一般式化2で表わされるトリスアゾ顔料との同時粉砕混
合物を用いる。
【化1】
【化2】
【0015】[但し、上記化1及び化2中、Ar1、A
2及びAr3は、下記一般式化3〜化10で表わされる
カプラー残基を表わし、各々同一でも異なってもよい。
また、R1及びR2は水素原子、ハロゲン原子、トリフル
オロメチル基、ニトロ基、又はシアノ基を表わし、R3
は、水素原子、塩素原子、フッ素原子、ヨウ素原子、臭
素原子、−NO2又は−CNを表わす。]
【化3】〔但し、式中、X1、Y1及びZはそれぞれ以下
のものを表わす。 1:−OH、−N(R4)(R5)、又は−NHSO2
6、(但し、R4及びR5は水素原子、アシル基、又は
置換若しくは無置換のアルキル基を表わし、R6は置換
若しくは無置換のアリール基を表わす。) Y1:水素原子、ハロゲン原子、置換若しくは無置換の
アルキル基、アルコキシ基、カルボキシ基、スルホン
基、ベンズイミダゾリル基、置換若しくは無置換のスル
ファモイル基、又は−CON(R7)(Y2)、{但し、
7は水素原子、アルキル基若しくはその置換体、又は
フェニル基若しくはその置換体を表わし、Y2は炭化水
素環基若しくはその置換体、複素環基若しくはその置換
体、又は−N=C(R8)(R9)、(但し、R8は炭化
水素環基若しくはその置換体、複素環基若しくはその置
換体、又はスチリル基若しくはその置換体、R9は水素
原子、アルキル基若しくはその置換体、又はフェニル基
若しくはその置換体を表わすか、あるいはR8及びR9
それらに結合する炭素原子と共に環を形成しても良
い。)を表わす。} Z:炭化水素環基若しくはその置換体、複素環基若しく
はその置換体。〕
【0016】
【化4】 〔但し、式中、R10、R11、Y1及びnはそれぞれ以下
のものを表わす。 n:1〜4の整数、 R10:水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置
換若しくは無置換のアリール基、 R11:水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置
換若しくは無置換のアルコキシ基、置換若しくは無置換
のアルキルスルホニル基、置換若しくは無置換のアルキ
ルメルカプト基、ハロゲン原子、置換若しくは無置換の
アリール基、置換若しくは無置換のアシル基、シアノ
基、ニトロ基、又は置換若しくは無置換のアミノ基、な
お、nが2〜4の整数の場合はR11は同一又は異なった
もののいずれでも良い。 Y1:前記化3におけると同一。〕
【化5】
【化6】 〔但し、式化5及び化6中、R12は置換若しくは無置換
の炭化水素基を表わす。〕
【化7】
【化8】 〔但し、式化7及び化8中、R13は、アルキル基、カル
バモイル基、カルボキシ基、又はそのエステルを表わ
し、Ar4は置換若しくは無置換の芳香族炭化水素基を
表わす。〕
【0017】
【化9】
【化10】 〔但し、式化9及び化10中、X2は芳香族炭化水素の
2価基、又は複素環の2価基を表わす。〕}
【0018】次に、本発明の電子写真感光体において使
用される前記したジスアゾ顔料及びトリスアゾ顔料のカ
ップラーの具体例、即ちAr1−H、Ar2−H及びAr
3−Hの具体例を以下の表1〜表16に示す。
【0019】
【表1−(1)】
【0020】
【表1−(2)】
【0021】
【表1−(3)】
【0022】
【表2−(1)】
【0023】
【表2−(2)】
【0024】
【表3−(1)】
【0025】
【表3−(2)】
【0026】
【表4】
【0027】
【表5】
【0028】
【表6】
【0029】
【表7】
【0030】
【表8】
【0031】
【表9】
【0032】
【表10】
【0033】
【表11】
【0034】
【表12−(1)】
【0035】
【表12−(2)】
【0036】
【表12−(3)】
【0037】
【表13−(1)】
【0038】
【表13−(2)】
【0039】
【表13−(3)】
【0040】
【表14−(1)】
【0041】
【表14−(2)】
【0042】
【表15】
【0043】
【表16】
【0044】以上述べたようなアゾ顔料中、ジスアゾ顔
料の中では、特に下記式化15及び式化16で表わされ
る化合物が好ましい。これらの化合物は、可視域の感度
が高く、トリスアゾ顔料との組合せで同時粉砕混合した
場合、顔料分散塗工液の安定性が良好で、良好な塗膜形
成が可能で、かつ大幅な増感効果が期待できる。
【0045】
【化15】
【化16】
【0046】また、トリスアゾ顔料としては、下記一般
式化14で表わされる化合物が好ましいく、特に化17
及び化18が好ましい。と言うのは、一般式化14で表
わされるトリスアゾ化合物は、特に近赤外域(700n
m以上)の光照射による電荷発生能が高い材料であり、
ジスアゾ顔料との同時粉砕混合によって可視域から近赤
外域まで広範囲に高い感光特性を有する感光体を作成す
ることが可能になるし、また特に式化17及び化18で
表わされるトリスアゾ化合物は、特に850nm付近ま
での巾広い感光波長域を有しており、ジスアゾ顔料との
混合によって、LD光(780〜850nm)に対して
高い感度を有する感光体を作成することが可能になるた
めである。
【0047】
【化14】 (但し、式中R27〜R35は、水素原子、−CH3、−C2
5、−C37、塩素原子、弗素原子、ヨウ素原子、臭
素原子、CH3O−、C25O−、C37O−、−N
2、−CN、−CF3又は−OHをそれぞれ表わす。)
【0048】
【化17】
【0049】
【化18】
【0050】また、本発明の電子写真感光体において
は、前記のように有機アクセプター性化合物として、下
記一般式化11、化12及び化13で表わされる少なく
とも1種の化合物が用いられる。これは、数ある化合物
の中でも、特にこれらの有機アクセプター性化合物を用
いることにより、前記の増感効果に加え、繰返し使用時
における帯電性の低下を抑制し、帯電安定性が大幅に向
上するという効果が得られるためである。
【0051】
【化11】 (式中、R14、R15、R16は互いに独立して、水素原
子、置換若しくは無置換のアルキル基、アルコキシ基、
置換若しくは無置換のアルコキシカルボニル基、置換若
しくは無置換のアシル基、置換若しくは無置換のスルホ
ニル基、置換若しくは無置換のスルホンアミド基、置換
若しくは無置換のカルバモイル基、ハロゲン原子、シア
ノ基及びニトロ基よりなる群から選ばれたものである。
14は他の原子と結合して環を形成していてもよい。
k、l、mは1〜4の整数を表わす。X3は酸素、イオ
ウ又はセレン原子を表わす。)
【0052】
【化12】 〔式中、R17、R18、R19及びR20は同一又は異なる水
素原子、ハロゲン原子、置換若しくは無置換のアルキル
基、シアノ基、ニトロ基よりなる群から選ばれた少なく
とも1種の基を表わす。 Xは、=O、下式(I)及び(II) で表わされる基よりなる群から選ばれた少なくとも1種
の基を表わす。 =C(A)(B) (I) =N−R21 (II) {前記(I)において、A、Bは同一又は異なる水素原
子、ハロゲン原子、シアノ基、置換若しくは無置換の芳
香族基、及び−COOR22よりなる群から選ばれた少な
くとも1種の基を表わす。前記(II)において、R21
置換若しくは無置換のアルキル基、置換及び無置換の芳
香族基、又はシアノ基を表わす。前記R22は置換若しく
は無置換のアルキル基、又は置換若しくは無置換の芳香
族基を表わす。}〕
【0053】
【化13】 〔式中、R23は同一又は異なる、ハロゲン原子、ニトロ
基又は置換若しくは無置換のアルキル基を表わす。X5
は、=O、下式(III)及び(IV)で表わされる基より
なる群から選ばれた少なくとも1種の基を表わす。 =N−R24 (III) =C(R25)(R26) (IV) {前記(III)において、R24は置換若しくは無置換の
フェニル基、又は置換若しくは無置換のナフチル基を表
わす。前記(IV)において、R25及びR26は同一又は異
なる、水素原子、シアノ基、置換若しくは無置換のアル
コキシカルボニル基、置換若しくは無置換のフェノキシ
カルボニル基、置換若しくは無置換のフェニル基、又は
置換若しくは無置換のナフチル基を表わす。pは0〜4
の整数を表わす。但し,X5が=Oの時はpは1〜4の
整数を表わす。}〕
【0054】次に、本発明の電子写真感光体で用いられ
る前記有機アクセプター性化合物の具体例を以下の表1
7〜表21に示す。
【0055】
【表17−(1)】
【0056】
【表17−(2)】
【0057】
【表17−(3)】
【0058】
【表18−(1)】
【0059】
【表18−(2)】
【0060】
【表18−(3)】
【0061】
【表18−(4)】
【0062】
【表19】
【0063】
【表20−(1)】
【0064】
【表20−(2)】
【0065】
【表20−(3)】
【0066】
【表20−(4)】
【0067】
【表20−(5)】
【0068】
【表21−(1)】
【0069】
【表21−(2)】
【0070】
【表21−(3)】
【0071】
【表21−(4)】
【0072】
【表21−(5)】
【0073】
【表21−(6)】
【0074】本発明に使用される有機正孔移動物質とし
ては、公知のものが何れも使用できる。その具体例とし
ては、例えば次の一般式化19で表わされる基本構造を
有する表17に示される化合物が挙げられる(特開平1
−302260号公報参照)。
【0075】
【化19】
【0076】
【表22−(1)】
【0077】
【表22−(2)】
【0078】
【表22−(3)】
【0079】
【表22−(4)】
【0080】
【表22−(5)】
【0081】
【表22−(6)】
【0082】
【表22−(7)】
【0083】
【表22−(8)】
【0084】
【表22−(9)】
【0085】
【表22−(10)】
【0086】
【表22−(11)】
【0087】
【表22−(12)】
【0088】以下、本発明を図1〜4において説明する
と、1は導電性支持体、2は本発明に係る光導電層を示
す。本発明の電子写真感光体は、図1〜4に示す如く、
光導電層が単層型であればいずれの形態でも良く、光導
電層と導電性支持体の間に接着性、電荷ブロッキング性
を向上させるために下引層3を設けても良い。更に、耐
摩耗性など機械的耐久性を向上させるために光導電層上
に保護層4を設けても良い。
【0089】本発明の電子写真感光体に用いられる導電
性の支持体としては、アルミニウム、黄銅、ステンレ
ス、ニッケル等の金属又は合金、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリプロピレン、ナイロン、ガラス、紙等の絶
縁性支持体上にアルミニウム、銀、金、ニッケルなどの
金属或いは酸化インジウム、酸化スズ等の導電性材料を
薄膜形成した物、カーボンブラック、酸化インジウム、
酸化スズ等の導電性粉末を適当な樹脂に分散し皮膜形成
した物、導電処理を施した紙等が例示できる。導電性支
持体の形状は特に制約はなく、必要に応じて板状、ドラ
ム状、ベルト状の物が用いられる。
【0090】本発明に用いられる結着樹脂としては、公
知のものが用いられるが、絶縁性でフィルム形成能の高
い高分子重合体が好ましい。例えば、ポリスチレン、ス
チレン/アクリロニトリル共重合体、スチレン/ブタジ
エン共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体、ポ
リエステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル/酢酸ビニル
共重合体、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
アリレート樹脂、ポリカーボネート(ビスフェノールA
タイプ、ビスフェノールZタイプ)、酢酸セルロース樹
脂、エチルセルロース樹脂、ポリビニルブチラール、ポ
リビニルホルマール、ポリビニルトルエン、ポリ−N−
ビニルカルバゾール、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、
エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、フェノー
ル樹脂、アルキド樹脂等の熱可塑性又は熱硬化性樹脂が
挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0091】本発明の電子写真感光体を作成するには、
前記ジスアゾ顔料とトリスアゾ顔料を前記の方法で同時
に混合粉砕したものに、有機正孔移動物質、有機アクセ
プター性化合物、結着樹脂を加えて混合し、導電性支持
体上に浸漬塗工法やスプレーコート、ビードコート法な
どを用いて塗布すれば良い。混合粉砕するときの溶媒と
しては、ケトン、エステル、アルコール、環状エーテ
ル、環状ケトン等が挙げられ、好ましくは環状エーテ
ル、環状ケトン、更に好ましくは、増感効果の発現性か
らみてテトラヒドロフラン、シクロヘキサノンが使用で
きる。
【0092】本発明に用いられる電荷発生物質と結着樹
脂との割合は、前記アゾ顔料の同時粉砕混合物が結着樹
脂の10重量部に対し、0.01〜10重量部の範囲が
好ましい。上記範囲より少ないと残留電位が大きく、上
記範囲より多いと帯電性及び機械的強度が低下する。本
発明に用いられる有機正孔移動物質と結着樹脂との割合
は、有機正孔移動物質が結着樹脂10重量部に対し1〜
15重量部の範囲が好ましい。上記範囲より少ないと感
度が低下し、上記範囲より多いと帯電性及び機械的強度
が劣化する。
【0093】本発明に使用される有機アクセプター性化
合物と結着樹脂との割合は、有機アクセプター性化合物
が、結着樹脂10重量部に対し1〜15重量部の範囲が
好ましい。上記範囲より少ないと、繰り返し使用により
帯電性が劣化し、上記範囲より多いと、感度及び機械的
強度が劣化する。
【0094】本発明の光導電層の膜厚は5〜100μ
m、好ましくは10〜50μmの範囲が好ましい。5μ
mより薄いと機械的耐久性がなく、100μmより厚い
と残留電位が増加する。
【0095】
【実施例】次に、実施例により、本発明を更に詳細に説
明する。
【0096】実施例1 電荷発生物質としてカップラーNo.17とNo.24
を用いた化1(R1=R2=H)で表わされる非対称ジス
アゾ顔料5重量部とカップラーNo.70を用いた化2
(R3=H)で表わされるトリスアゾ顔料5重量部をテ
トラヒドロフラン70重量部とともにボールミルで5日
間分散して同時粉砕混合処理を施し、これを分子量6万
のZ型ポリカーボネート樹脂100重量部、テトラヒド
ロフラン300重量部、有機正孔移動物質として、例示
化合物No.D-59のスチルベン系化合物50重量部、有機
アクセプター性化合物として例示化合物No.B−2の
化合物20重量部、シリコーンオイル〔KF−50(信
越化学工業社製)〕0.1重量部からなる溶液に加え、
感光層用塗工液を作成した。このようにして得られた感
光層用塗工液を厚さ0.2mmのアルミニウム板〔A1
080(住友軽金属社製)〕にブレード塗布、150℃
で20分間乾燥させ、厚さ20μmの感光層を形成し、
実施例1の電子写真感光体を作成した。
【0097】実施例2 実施例1において、非対称ジスアゾ顔料を、カップラー
No.30を用いた化1(R1=R2=H)で表わされる
ジスアゾ顔料に変更したこと以外は、実施例1と同様に
して実施例2の電子写真感光体を作成した。
【0098】実施例3 実施例1において、トリスアゾ顔料を、カップラーN
o.214を用いた化2(R3=H)で表わされるトリ
スアゾ顔料に変更したこと以外は、実施例1と同様にし
て実施例3の電子写真感光体を作成した。
【0099】実施例4 実施例1において、非対称ジスアゾ顔料を、カップラー
No.17を用いた化1(R1=R2=H)で表わされる
対称ジスアゾ顔料に変更したこと以外は、実施例1と同
様にして実施例4の電子写真感光体を作成した。
【0100】実施例5 実施例1において、トリスアゾ顔料を、カップラーN
o.3を用いた化2(R3=H)で表わされるトリスア
ゾ顔料に変更したこと以外は、実施例1と同様にして実
施例5の電子写真感光体を作成した。
【0101】実施例6 実施例1において、電荷発生物質である非対称ジスアゾ
顔料及びトリスアゾ顔料の投入量をそれぞれ、0.04
重量部及び0.04重量部に変更したこと以外は、実施
例1と同様にして実施例6の電子写真感光体を作成し
た。
【0102】実施例7 実施例1において、電荷発生物質である非対称ジスアゾ
顔料及びトリスアゾ顔料の投入量をそれぞれ、0.05
重量部及び0.05重量部に変更したこと以外は、実施
例1と同様にして実施例7の電子写真感光体を作成し
た。
【0103】実施例8 実施例1において、電荷発生物質である非対称ジスアゾ
顔料及びトリスアゾ顔料の投入量をそれぞれ、50重量
部及び50重量部に変更したこと以外は、実施例1と同
様にして実施例8の電子写真感光体を作成した。
【0104】実施例9 実施例1において、電荷発生物質である非対称ジスアゾ
顔料及びトリスアゾ顔料の投入量をそれぞれ、75重量
部及び75重量部に変更したこと以外は、実施例1と同
様にして実施例9の電子写真感光体を作成した。
【0105】実施例10 実施例1において、有機アクセプター性化合物の投入量
を5重量部に変更したこと以外は、実施例1と同様にし
て実施例10の電子写真感光体を作成した。
【0106】実施例11 実施例1において、有機アクセプター性化合物の投入量
を10重量部に変更したこと以外は、実施例1と同様に
して実施例11の電子写真感光体を作成した。
【0107】実施例12 実施例1において、有機アクセプター性化合物の投入量
を150重量部に変更したこと以外は、実施例1と同様
にして実施例12の電子写真感光体を作成した。
【0108】実施例13 実施例1において、有機アクセプター性化合物の投入量
を200重量部に変更したこと以外は、実施例1と同様
にして実施例13の電子写真感光体を作成した。
【0109】実施例14〜16 実施例1において、有機アクセプター性化合物を表23
に示すような化合物に変更したこと以外は、実施例1と
同様にして実施例14〜16の電子写真感光体を作成し
た。
【0110】
【表23】
【0111】比較例1 実施例1において、電荷発生物質としてカップラーN
o.17とNo.24を用いた化1(R1=R2=H)で
表わされる非対称ジスアゾ顔料5重量部と、カップラー
No.70を用いた化2(R3=H)で表わされるトリ
スアゾ顔料5重量部とを、それぞれ別個にテトラヒドロ
フラン35重量部とともにボールミルで5日間分散した
後、それらを混合したこと以外は、実施例1と同様にし
て、比較例1の電子写真感光体を作成した。
【0112】比較例2 実施例1において、カップラーNo.17とNo.24
を用いた化1(R1=R2=H)で表わされる非対称ジス
アゾ顔料10重量部とし、カップラーNo.70を用い
た化2(R3=H)で表わされるトリスアゾ顔料を加え
なかったこと以外は、実施例1と同様にして、比較例2
の電子写真感光体を作成した。
【0113】比較例3 実施例1において、カップラーNo.17とNo.24
を用いた化1(R1=R2=H)で表わされる非対称ジス
アゾ顔料を加えず、カップラーNo.70を用いた化2
(R3=H)で表わされるトリスアゾ顔料を10重量部
としたこと以外は、実施例1と同様にして、比較例3の
電子写真感光体を作成した。
【0114】比較例4 実施例1において、有機アクセプター性化合物を加えな
かったこと以外は、実施例1と同様にして、比較例4の
電子写真感光体を作成した。
【0115】以上のようにして得られた電子写真感光体
の静電特性を25℃/55%RHの環境下でEPA−8
100(川口電気製作所製)を用い、ダイナミック方式
にて測定した。まず、印加電圧+6KVで10秒間帯電
した後、20秒間暗減衰、更に単色光を表面照度10μ
W/cm2の780nmの単色光光源によって露光を行
なった。帯電開始10秒後の表面電位Vs(V)、20
秒間暗減衰後の表面電位V0(V)、感度は露光後の表
面電位が露光直前の表面電位の2分の1になるのに要す
る露光量E1/2(μJ/cm2)を測定した。また、繰り
返し使用後の特性として、上記の帯電、露光の一連の操
作を5000回繰り返した後のVs(V)、V
0(V)、E1/2(μJ/cm2)を測定した。表24に
その結果を示す。
【0116】
【表24】
【0117】
【発明の効果】上記したように、本発明の電子写真感光
体は、特定のジスアゾ顔料とトリスアゾ顔料との同時粉
砕混合物と、有機正孔移動物質と、特定の有機アクセプ
ター性化合物と、結着樹脂とを単一の光導電層中に含有
させたことにより、可視域から近赤外域の広い範囲の光
に高い感度を有すると共に、繰り返し使用時の安定性に
優れたものであることが判る。
【図面の簡単な説明】
【図1】導電性支持体上に単一の光導電層を設けた、本
発明に係る電子写真感光体の一例を示す概略図。
【図2】導電性支持体上と光導電層との間に下引層を設
けた、本発明に係る電子写真感光体の一例を示す概略
図。
【図3】光導電層上に保護層を設けた、本発明に係る電
子写真感光体の一例を示す概略図。
【図4】下引層と保護層を同時に設けた、本発明に係る
電子写真感光体の一例を示す概略図。
【符号の説明】
1 導電性支持体 2 光導電層 3 下引層 4 保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田所 薫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 河原 恵美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小谷野 正行 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に、光導電層を形成して
    なる電子写真用感光体において、該光導電層が、下記一
    般式化1で表わされる少なくとも1種のジスアゾ顔料と
    下記一般式化2で表わされる少なくとも1種のトリスア
    ゾ顔料との同時粉砕混合物、有機正孔移動物質、有機ア
    クセプター性化合物、及び結着樹脂を含有する単一層か
    らなり、しかも該有機アクセプター性化合物が下記一般
    式化11、化12及び化13で表わされる少なくとも1
    種の化合物であることを特徴とする電子写真感光体。 【化1】 【化2】 [但し、上記化1及び化2中、Ar1、Ar2及びAr3
    は、下記一般式化3〜化10で表わされるカプラー残基
    を表わし、各々同一でも異なってもよい。また、R1
    びR2は水素原子、ハロゲン原子、トリフルオロメチル
    基、ニトロ基、又はシアノ基を表わし、R3は、水素原
    子、塩素原子、フッ素原子、ヨウ素原子、臭素原子、−
    NO2又は−CNを表わす。] 【化3】 〔但し、式中、X1、Y1及びZはそれぞれ以下のものを
    表わす。 X1:−OH、−N(R4)(R5)、又は−NHSO2
    6、(但し、R4及びR5は水素原子、アシル基、又は
    置換若しくは無置換のアルキル基を表わし、R6は置換
    若しくは無置換のアリール基を表わす。) Y1:水素原子、ハロゲン原子、置換若しくは無置換の
    アルキル基、アルコキシ基、カルボキシ基、スルホン
    基、ベンズイミダゾリル基、置換若しくは無置換のスル
    ファモイル基、又は−CON(R7)(Y2)、{但し、
    7は水素原子、アルキル基若しくはその置換体、又は
    フェニル基若しくはその置換体を表わし、Y2は炭化水
    素環基若しくはその置換体、複素環基若しくはその置換
    体、又は−N=C(R8)(R9)、(但し、R8は炭化
    水素環基若しくはその置換体、複素環基若しくはその置
    換体、又はスチリル基若しくはその置換体、R9は水素
    原子、アルキル基若しくはその置換体、又はフェニル基
    若しくはその置換体を表わすか、あるいはR8及びR9
    それらに結合する炭素原子と共に環を形成しても良
    い。)を表わす。} Z:炭化水素環基若しくはその置換体、複素環基若しく
    はその置換体。〕 【化4】 〔但し、式中、R10、R11、Y1及びnはそれぞれ以下
    のものを表わす。 n:1〜4の整数、 R10:水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置
    換若しくは無置換のアリール基、 R11:水素原子、置換若しくは無置換のアルキル基、置
    換若しくは無置換のアルコキシ基、置換若しくは無置換
    のアルキルスルホニル基、置換若しくは無置換のアルキ
    ルメルカプト基、ハロゲン原子、置換若しくは無置換の
    アリール基、置換若しくは無置換のアシル基、シアノ
    基、ニトロ基、又は置換若しくは無置換のアミノ基、な
    お、nが2〜4の整数の場合はR11は同一又は異なった
    もののいずれでも良い。 Y1:前記化3におけると同一。〕 【化5】 【化6】 〔但し、式化5及び化6中、R12は置換若しくは無置換
    の炭化水素基を表わす。〕 【化7】 【化8】 〔但し、式化7及び化8中、R13は、アルキル基、カル
    バモイル基、カルボキシ基、又はそのエステルを表わ
    し、Ar4は置換若しくは無置換の芳香族炭化水素基を
    表わす。〕 【化9】 【化10】 〔但し、式化9及び化10中、X2は芳香族炭化水素の
    2価基、又は複素環の2価基を表わす。〕 【化11】 (式中、R14、R15、R16は互いに独立して、水素原
    子、置換若しくは無置換のアルキル基、アルコキシ基、
    置換若しくは無置換のアルコキシカルボニル基、置換若
    しくは無置換のアシル基、置換若しくは無置換のスルホ
    ニル基、置換若しくは無置換のスルホンアミド基、置換
    若しくは無置換のカルバモイル基、ハロゲン原子、シア
    ノ基及びニトロ基よりなる群から選ばれたものである。
    14は他の原子と結合して環を形成していてもよい。
    k、l、mは1〜4の整数を表わす。X3は酸素、イオ
    ウ又はセレン原子を表わす。) 【化12】 〔式中、R17、R18、R19及びR20は同一又は異なる水
    素原子、ハロゲン原子、置換若しくは無置換のアルキル
    基、シアノ基、ニトロ基よりなる群から選ばれた少なく
    とも1種の基を表わす。 Xは、=O、下式(I)及び(II) で表わされる基よりなる群から選ばれた少なくとも1種
    の基を表わす。 =C(A)(B) (I) =N−R21 (II) {前記(I)において、A、Bは同一又は異なる水素原
    子、ハロゲン原子、シアノ基、置換若しくは無置換の芳
    香族基、及び−COOR22よりなる群から選ばれた少な
    くとも1種の基を表わす。前記(II)において、R21
    置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換
    の芳香族基、又はシアノ基を表わす。前記R22は置換若
    しくは無置換のアルキル基、又は置換若しくは無置換の
    芳香族基を表わす。}〕 【化13】 [式中、R23は同一又は異なる、ハロゲン原子、ニトロ
    基又は置換若しくは無置換のアルキル基を表わす。X5
    は、=O、下式(III)及び(IV)で表わされる基より
    なる群から選ばれた少なくとも1種の基を表わす。 =N−R24 (III) =C(R25)(R26) (IV) {前記(III)において、R24は置換若しくは無置換の
    フェニル基、又は置換若しくは無置換のナフチル基を表
    わす。前記(IV)において、R25及びR26は同一又は異
    なる、水素原子、シアノ基、置換若しくは無置換のアル
    コキシカルボニル基、置換若しくは無置換のフェノキシ
    カルボニル基、置換若しくは無置換のフェニル基、又は
    置換若しくは無置換のナフチル基を表わす。pは0〜4
    の整数を表わす。但し,X5が=Oの時はpは1〜4の
    整数を表わす。}]
  2. 【請求項2】 前記トリスアゾ顔料が下記一般式化14
    で表わされる化合物であることを特徴とする請求項1記
    載の電子写真感光体。 【化14】 (但し、式中、R27〜R35は水素原子、−CH3、−C2
    5、−C37、塩素原子、フッ素原子、ヨウ素原子、
    臭素原子、CH3−、C25O−、C37O−、−N
    2、−CN,−CF3又は−OHを表わす。)
  3. 【請求項3】 前記ジスアゾ顔料が下記一般式化15及
    び/又は化16で表わされる化合物であることを特徴と
    する請求項1記載の電子写真用感光体。 【化15】 【化16】
  4. 【請求項4】 前記アゾ顔料の同時粉砕混合物が、結着
    樹脂10重量部に対し、0.01〜10重量部の割合で
    含有されることを特徴とする請求項1記載の電子写真感
    光体。
  5. 【請求項5】 前記有機アクセプター性化合物が、結着
    樹脂10重量部に対し、1〜15重量部の割合で含有さ
    れることを特徴とする請求項1記載の電子写真感光体。
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