JP3285766B2 - 光半導体素子収納用パッケージ - Google Patents

光半導体素子収納用パッケージ

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JP3285766B2
JP3285766B2 JP19790796A JP19790796A JP3285766B2 JP 3285766 B2 JP3285766 B2 JP 3285766B2 JP 19790796 A JP19790796 A JP 19790796A JP 19790796 A JP19790796 A JP 19790796A JP 3285766 B2 JP3285766 B2 JP 3285766B2
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    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光半導体素子を収容
するための光半導体素子収納用パッケージに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、光半導体素子を収容するための光
半導体素子収納用パッケージは、一般に鉄ーニッケルー
コバルト合金や銅ータングステン合金等の金属から成
り、上面中央部に光半導体素子が載置される載置部を有
し、該載置部周辺に複数の外部リード端子が絶縁部材を
介し上面から下面に貫通するようにして固定された金属
基体と、前記光半導体素子搭載部を囲繞するようにして
金属基体上に銀ロウ等のロウ材を介して接合され、側部
に貫通孔を有する金属枠体と、前記金属枠体の貫通孔に
取着され、内側に光半導体素子と外部との光信号の授受
を行う光ファイバーが挿着される鉄ーニッケルーコバル
ト合金等の金属から成る筒状の固定部材と、前記固定部
材の一端に取着され、筒状固定部材の内側を塞ぐサファ
イアから成る透光性部材と、前記金属枠体の上面に接合
され、光半導体素子を気密に封止する蓋部材とから構成
されており、前記絶縁基体の光半導体素子搭載部に光半
導体素子を接着固定するとともに該光半導体素子の各電
極をボンディングワイヤを介して外部リード端子に電気
的に接続し、しかる後、前記金属枠体の上面に蓋部材を
接合させ、金属基体と金属枠体と蓋部材とから成る容器
内部に光半導体素子を気密に収容するとともに筒状固定
部材の内部に光ファイバーを挿着させることによって製
品としての光半導体装置となる。
【0003】かかる光半導体装置は外部電気回路から供
給される駆動信号によって光半導体素子に光励起させ、
該励起した光をサファイアから成る透光性部材を通して
光ファイバーに授受させるとともに該光ファイバー内を
伝達させることによって高速光通信等に使用される光半
導体装置として機能する。
【0004】尚、前記透光性部材の筒状固定部材への取
着は透光性部材を構成するサファイアに従来周知のMo
ーMn法によりモリブデンーマンガン(MoーMn)か
ら成るメタライズ層を約1500℃の温度で焼き付け、
しかる後、このメタライズ層と筒状固定部材とを金ー錫
合金等から成るロウ材を介しロウ付けすることによって
行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の光半導体素子収納用パッケージにおいては、光半導
体素子の励起する光を透光性部材を通して光ファイバー
に授受させる場合、透光性部材を形成するサファイアの
結晶軸に関連して光半導体素子の励起した光が透光性部
材で複屈折を起こし、光の一部のみが光ファイバーに授
受されることになって光ファイバーへの光の授受の効率
が悪くなるとともに光信号の伝送効率が悪化するという
欠点を有していた。
【0006】そこで上記欠点を解消するために透光性部
材をサファイアに変えて結晶軸をもたない非晶質のガラ
スで形成することが考えられる。
【0007】しかしながら、透光性部材を非晶質のガラ
スで形成した場合、非晶質のガラスは一般に機械的強度
が弱いこと及び透光性部材が枠体の内壁面とほぼ同じ位
置に配されていること等から透光性部材を枠体に取着し
た固定部材にロウ付け等によって接合させる際、透光性
部材と枠体との間に両者の熱膨張係数の相違に起因して
大きな応力が発生するとともにこれがそのまま透光性部
材に作用し、その結果、透光性部材に前記応力によって
クラックや割れ等の破損が生じ、容器の気密封止が透光
性部材の領域において破れ、容器内部に収容する光半導
体素子を長期間にわたり正常、かつ安定に作動させるこ
とができないという欠点を有していた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記欠点に鑑み
案出されたもので、その目的は非晶質ガラスから成る透
光性部材を固定部材に破損することなく強固に接合さ
せ、容器の気密封止を完全として容器内部に収容する光
半導体素子を長期間にわたり正常、且つ安定に作動させ
ることができる光半導体素子収納用パッケージを提供す
ることにある。
【0009】本発明は、上面に光半導体素子が載置され
る載置部を有する基体と、前記基体上で光半導体素子載
置部を囲繞するように取着され、側部に貫通孔を有する
枠体と、前記枠体の貫通孔に取着され、内部に光ファイ
バーが挿着される筒状の固定部材と、前記固定部材の一
端に取着される透光性部材と、前記枠体の上面に取着さ
れ、光半導体素子を気密に封止する蓋部材とから成る光
半導体素子収納用パッケージであって、前記透光性部材
は非晶質ガラスで形成されているとともに固定部材の一
端が枠体の内壁面より2mm以上突出しており、且つ前
記透光性部材が枠体の内壁面より2mm以上離れるよう
にして固定部材に取着されていることを特徴とするもの
である。
【0010】本発明の光半導体素子収納用パッケージに
よれば、透光性部材を結晶軸を持たない非晶質ガラスで
形成したことから光半導体素子が励起した光を透光性部
材を通して光ファイバーに伝達させる場合、光半導体素
子の励起した光は透光性部材で複屈折を起こすことはな
くそのまま光ファイバーに授受され、これによって光信
号の伝送効率が高いものとなる。
【0011】また本発明の光半導体素子収納用パッケー
ジによれば、固定部材の一端を枠体の内壁面より2mm
以上突出させ、非晶質ガラスから成る透光性部材を枠体
の内壁面より2mm以上離れるようにして固定部材に取
着させたことから透光性部材を枠体に取着した固定部材
にロウ付け等によって接合させる際、透光性部材と枠体
との間に両者の熱膨張係数の相違に起因して応力が発生
しようとしても両者間の距離が長いことから大きな応力
が発生することはなく、その結果、透光性部材にクラッ
クや割れ等の破損が発生するのが有効に防止され、容器
の気密封止を完全として容器内部に収容する光半導体素
子を長期間にわたり正常、かつ安定に作動させることが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明を添付図面に基づき
詳細に説明する。図1及び図2は本発明の半導体素子収
納用パッケージの一実施例を示し、1は基体、2は枠
体、3は蓋部材である。この基体1と枠体2と蓋部材3
とで内部に光半導体素子4を収容するための容器が構成
される。
【0013】前記基体1は光半導体素子4を支持するた
めの支持部材として作用し、その上面の略中央部に光半
導体素子4を載置するための載置部1aを有し、該載置
部1aに光半導体素子4が間にペルチェ素子5等を挟ん
で金ーシリコンロウ材等の接着剤により接着固定され
る。
【0014】前記基体1は鉄ーニッケルーコバルト合金
や銅ータングステン合金等の金属材料から成り、例え
ば、鉄ーニッケルーコバルト合金から成る場合、鉄ーニ
ッケルーコバルト合金のインゴット(塊)に圧延加工法
や打ち抜き加工法等、従来周知の金属加工法を施すこと
によって製作される。
【0015】尚、前記基体1はその外表面に耐蝕性に優
れ、且つロウ材に対し濡れ性が良い金属、具体的には厚
さ2〜6μmのニッケル層と厚さ0.5〜5μmの金層
を順次、メッキ法により被着させておくと、基体1が酸
化腐食するのを有効に防止することができるとともに基
体1上面に光半導体素子4の下部に配されるペルチェ素
子5等を強固に接着固定させることができる。従って、
前記基体1は酸化腐食を有効に防止し、且つ上面に光半
導体素子4の下部に配されるペルチェ素子5等を強固に
接着固定させる場合にはその外表面に厚さ2〜6μmの
ニッケル層と厚さ0.5〜5μmの金層を順次、メッキ
法により被着させておくことが好ましい。
【0016】また前記基体1は光半導体素子4が載置さ
れる載置部1aの周辺に該基体1を貫通する複数個の外
部リード端子6がガラス等の絶縁部材7を介して固定さ
れている。
【0017】前記外部リード端子6は光半導体素子4の
各電極を外部の電気回路に電気的に接続する作用をな
し、その一端に光半導体素子4の電極がボンディングワ
イヤ8を介して接続され、また他端側は外部電気回路に
半田等のロウ材を介して接続される。
【0018】尚、前記外部リード端子6は鉄ーニッケル
ーコバルト合金や鉄ーニッケル合金等の金属材料から成
り、基体1への固定は、基体1に外部リード端子6より
若干大きな径の孔をあけておき、この孔にリング状のガ
ラスから成る絶縁部材7と外部リード端子6を挿通さ
せ、しかる後、前記ガラスから成る絶縁部材7を加熱溶
融させることによって行われる。
【0019】また前記外部リード端子6はその表面にニ
ッケルメッキ層、金メッキ層等の耐蝕性に優れ、且つロ
ウ材と濡れ性の良いメッキ金属層を1.0μm乃至20
μmの厚みに被着させておくと外部リード端子6の酸化
腐食が有効に防止されるとともに外部リード端子6とボ
ンディングワイヤ8との接続を強固なものとなすことが
できる。従って、前記外部リード端子6はその表面にニ
ッケルメッキ層、金メッキ層等の耐蝕性に優れ、且つロ
ウ材と濡れ性が良いメッキ金属層を1.0μm乃至20
μmの厚みに被着させておくことが好ましい。
【0020】更に前記基体1の上面には、光半導体素子
4が載置される載置部1aを囲繞するようにして枠体2
が接合されており、該枠体2の内側に光半導体素子4を
収容するための空所が形成されている。
【0021】前記枠体2は鉄ーニッケルーコバルト合金
や鉄ーニッケル合金等の金属材料から成り、例えば、鉄
ーニッケルーコバルト合金等のインゴット(塊)をプレ
ス加工により枠状とすることによって形成され、基体1
への取着は基体1上面と枠体2の下面とを銀ロウ材を介
しロウ付けすることによって行われている。
【0022】前記枠体2はまたその側部に貫通孔2aが
設けてあり、該貫通孔2aには筒状の固定部材9が取着
され、更に固定部材9の一端には透光性部材11が接合
されている。
【0023】前記筒状の固定部材9はその内側空所に光
ファイバー10が光半導体素子4と対向するようにして
挿着され、光ファイバー10と光半導体素子4の間で光
信号の授受を行い得るようになっている。
【0024】尚、前記筒状の固定部材9は例えば、鉄ー
ニッケルーコバルト合金や鉄ーニッケル合金等の金属材
料から成り、枠体2の側部に設けた貫通孔2aに挿入さ
せ、外表面の一部を枠体2に銀ロウ等のロウ材を介し接
合させることによって枠体2に取着される。
【0025】また前記固定部材9はその一端が図2に示
すように枠体2の内壁面より2mm以上突出しており、
且つ該一端に後述する非晶質ガラスから成る透光性部材
11が枠体2の内壁面との距離tを2mm以上として取
着されている。
【0026】前記固定部材9の一端、即ち、枠体2の内
側に位置する部位に取着される透光性部材11は固定部
材9の内側空所を塞ぎ、容器の気密封止を保持するとと
もに容器内部に収容された光半導体素子4の励起する光
を透過させて光ファイバー10に授受させる作用をな
す。
【0027】前記透光性部材11は例えば、酸化珪素、
酸化鉛を主成分とした鉛系の非晶質ガラスで形成されて
おり、該非晶質ガラスは結晶軸が存在しないことから光
半導体素子4の励起する光を透光性部材11を通過させ
て光ファイバー10に授受させる場合、光半導体素子4
の励起した光は透光性部材11で複屈折を起こすことは
なくそのまま光ファイバー10に授受されることとな
り、その結果、光半導体素子4が励起した光の光ファイ
バー10への授受が高効率となって光信号の伝送効率を
高いものとなすことができる。
【0028】更に前記透光性部材11の固定部材9への
取着接合は透光性部材11の一主面外周部に予めメタラ
イズ層12を被着させておき、該メタライズ層12と固
定部材9とを金ー錫合金等のロウ材を介しロウ付けする
ことによって行われる。この場合、透光性部材11の固
定部材9への取着接合が金ー錫合金等によるロウ付けに
より行われることから取着接合の信頼性が高いものとな
り、これによって固定部材9と透光性部材11との接合
部における光半導体素子4を収容する容器の気密封止が
完全となり、容器内部に収容する光半導体素子4を長期
間にわたり正常、且つ安定に作動させることができる。
また同時に透光性部材11を固定部材9の一端にロウ付
けする際、透光性部材11と枠体2との間に両者の熱膨
張係数の相違に起因して応力が発生しようとしても両者
間の距離は2mm以上であり、長いことから大きな応力
が発生することはなく、その結果、透光性部材11にク
ラックや割れ等の破損が発生するのが有効に防止され、
容器の気密封止を完全として容器内部に収容する光半導
体素子を長期間にわたり正常、かつ安定に作動させるこ
とができる。
【0029】尚、前記透光性部材11の固定部材9への
取着位置が枠体2の内壁面より2mm未満の位置である
と透光性部材11を固定部材9の一端にロウ付けする
際、透光性部材11と枠体2との間に両者の熱膨張係数
の相違に起因して応力が発生し、これが透光性部材11
に作用して透光性部材11にクラックや割れ等の破損を
発生させてしまう。従って、前記透光性部材11の固定
部材9への取着位置は枠体2の内壁面より2mm以上の
位置に特定される。
【0030】また前記透光性部材11の一主面外周部に
予め被着されているメタライズ層12は透光性部材11
を構成する非晶質ガラスの融点が約700℃と低く、従
来周知のMoーMn法でモリブデンーマンガンを焼き付
けることによって形成することができないことから非晶
質ガラスに対して活性があり、強固に接合するチタン、
チタンータングステン、窒化タンタルの少なくとも1種
から成る第1層12aと、この第1層12aが透光性部
材11を固定部材9にロウ付けする際の熱によって後述
する第3層12cに拡散し、メタライズ層12の透光性
部材11に対する接合強度が低下するのを有効に防止す
る白金、ニッケル、ニッケルークロムの少なくとも1種
から成る第2層12bと、メタライズ層12に対するロ
ウ材の濡れ性を改善し、メタライズ層12にロウ材を強
固に接合させて透光性部材11を固定部材9に強固に取
着させる金、白金、銅の少なくとも1種から成る第3層
12cとを順次、積層させることによって形成されてお
り、特にチタンー白金ー金を順次積層させて形成したメ
タライズ層12は透光性部材11との接合強度が強く、
且つロウ材との濡れ性が良好で透光性部材11を固定部
材9にロウ付けすることが可能なことからメタライズ層
12として極めて好適である。
【0031】更に前記チタン、チタンータングステン、
窒化タンタルの少なくとも1種から成る第1層12a
と、白金、ニッケル、ニッケルークロムの少なくとも1
種から成る第2層12bと、金、白金、銅の少なくとも
1種から成る第3層12cとの3層構造を有するメタラ
イズ層12はその各々の金属材料、窒化物を透光性部材
11の一主面外周部にスパッタリング法や蒸着法、イオ
ンプレーティング法、メッキ層等により順次、所定厚み
に被着させることによって形成される。
【0032】また更に前記メタライズ層12をチタン、
チタンータングステン、窒化タンタルの少なくとも1種
から成る第1層12aと、白金、ニッケル、ニッケルー
クロムの少なくとも1種から成る第2層12bと、金、
白金、銅の少なくとも1種から成る第3層12cとで形
成する場合、第1層12aの層厚は500オングストロ
ーム未満となるとメタライズ層12の透光性部材11に
対する接合強度が弱くなる傾向にあり、また2000オ
ングストロームを越えると透光性部材11に第1層12
aを被着させる際に第1層12a中に大きな応力が内在
し、該内在応力によって第1層12aが透光性部材11
より剥離し易くなる傾向にあることから第1層12aの
厚みは500オングストローム乃至2000オングスト
ロームの範囲としておくことが好ましく、第2層12b
の層厚は500オングストローム未満となると透光性部
材11を固定部材9にロウ付けする際の熱によって第1
層12aが第3層12cに拡散するのを有効に防止する
こができず、メタライズ層12の透光性部材11に対す
る接合強度が低下してしまう危険性があり、また100
00オングストロームを越えると第1層12a上に第2
層12bを被着させる際に第2層12b中に大きな応力
が内在し、該内在応力によって第2層12bが第1層1
2aより剥離し易くなる傾向にあることから第2層12
bの厚みは500オングストローム乃至10000オン
グストロームの範囲としておくことが好ましく、第3層
12cの層厚は0.5μm未満であるとメタライズ層1
2に対するロウ材の濡れ性が大きく改善されず、透光性
部材11を固定部材9に強固にロウ付け取着するのが困
難となる傾向にあり、また5μmを越えると第2層12
b上に第3層12cを被着させる際に第3層12c中に
大きな応力が内在し、該内在応力によって第3層12c
が第2層12bより剥離し易くなる傾向にあることから
第3層12cの厚みは0.5μm乃至5μmの範囲とし
ておくことが好ましい。
【0033】また一方、前記枠体2の上面には、例えば
鉄ーニッケルーコバルト合金や鉄ーニッケル合金等の金
属材料から成る蓋部材3が接合され、これによって基体
1と枠体2と蓋部材3とから成る容器の内部に光半導体
素子4が気密に封止されることとなる。
【0034】前記蓋部材3の枠体2上面への接合は例え
ば、シームウエルド法等の溶接によって行われる。
【0035】かくして本発明の光半導体素子収納用パッ
ケージによれば、基体1の光半導体素子載置部1aに光
半導体素子4を間にペルチェ素子5等を挟んで載置固定
するとともに光半導体素子4の各電極をボンディングワ
イヤ8を介して外部リード端子6に電気的に接続し、次
に枠体2の上面に蓋部材3を接合させ、基体1と枠体2
と蓋部材3とから成る容器内部に光半導体素子4を収容
し、最後に枠体2の固定部材9に光ファイバー10を挿
通させることによって最終製品としての光半導体装置と
なり、外部電気回路から供給される駆動信号によって光
半導体素子4に光を励起させ、該励起した光を非晶質ガ
ラスから成る透光性部材11を通して光ファイバー10
に授受させるとともに該光ファイバー10内を伝達させ
ることによって高速光通信等に使用される。
【0036】尚、本発明は上述の実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種
々の変更は可能であり、例えば上述の実施例では外部リ
ード端子6を基体1に固定したがこれを枠体2に固定し
てもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明の光半導体素子収納用パッケージ
によれば、透光性部材を結晶軸を持たない非晶質ガラス
で形成したことから光半導体素子が励起した光を透光性
部材を通して光ファイバーに伝達させる場合、光半導体
素子の励起した光は透光性部材で複屈折を起こすことは
なくそのまま光ファイバーに授受され、これによって光
信号の伝送効率が高いものとなる。
【0038】また本発明の光半導体素子収納用パッケー
ジによれば、固定部材の一端を枠体の内壁面より2mm
以上突出させ、非晶質ガラスから成る透光性部材を枠体
の内壁面より2mm以上離れるようにして固定部材に取
着させたことから透光性部材を枠体に取着した固定部材
にロウ付け等によって接合させる際、透光性部材と枠体
との間に両者の熱膨張係数の相違に起因して応力が発生
しようとしても両者間の距離が長いことから大きな応力
が発生することはなく、その結果、透光性部材にクラッ
クや割れ等の破損が発生するのが有効に防止され、容器
の気密封止を完全として容器内部に収容する光半導体素
子を長期間にわたり正常、かつ安定に作動させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光半導体素子収納用パッケージの一実
施例を示す断面図である。
【図2】図1に示す光半導体素子収納用パッケージの要
部拡大断面図である。
【符号の説明】
1・・・基体 1a・・光半導体素子載置部 2・・・枠体 2a・・貫通孔 3・・・蓋部材 4・・・光半導体素子 9・・・固定部材 10・・・光ファイバー 11・・・透光性部材 12・・・メタライズ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/00 - 23/30 H01L 21/56 H01L 31/0232 H01L 33/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に光半導体素子が載置される載置部を
    有する基体と、前記基体上で光半導体素子載置部を囲繞
    するように取着され、側部に貫通孔を有する枠体と、前
    記枠体の貫通孔に取着され、内部に光ファイバーが挿着
    される筒状の固定部材と、前記固定部材の一端に取着さ
    れる透光性部材と、前記枠体の上面に取着され、光半導
    体素子を気密に封止する蓋部材とから成る光半導体素子
    収納用パッケージであって、前記透光性部材は非晶質ガ
    ラスで形成されているとともに固定部材の一端が枠体の
    内壁面より2mm以上突出しており、且つ前記透光性部
    材が枠体の内壁面より2mm以上離れるようにして固定
    部材に取着されていることを特徴とする光半導体素子収
    納用パッケージ。
JP19790796A 1996-07-26 1996-07-26 光半導体素子収納用パッケージ Expired - Fee Related JP3285766B2 (ja)

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