JP3297617B2 - 光半導体素子収納用パッケージ - Google Patents

光半導体素子収納用パッケージ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光半導体素子を収
容するための光半導体素子収納用パッケージに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、光半導体素子を収容するための光
半導体素子収納用パッケージは、一般に鉄−ニッケル−
コバルト合金や銅−タングステン合金等の金属から成
り、上面中央部に光半導体素子が載置される載置部を有
し、該載置部周辺に複数の外部リード端子が絶縁部材を
介し上面から下面に貫通するようにして固定された金属
基体と、前記載置部を囲繞する用にして金属基体上に銀
ロウ等のロウ材を介して接合され、側部に貫通孔を有す
る金属枠体と、前記金属枠体の貫通孔に取着され、内側
に光半導体素子と外部との光信号の授受を行う光ファイ
バーが挿着される鉄−ニッケル−コバルト合金等の金属
から成る筒状の金属製固定部材と、前記固定部材の一端
に取着され、枠体の内外を気密に仕切るサファイアから
なる透光性窓部材と、前記金属枠体の上面に接合され、
光半導体素子を気密に封止する蓋体とから構成されてお
り、前記基体の載置部に光半導体素子を接着固定すると
ともに該光半導体素子の各電極をボンディングワイヤー
を介して外部リード端子に電気的に接続し、しかる後、
前記金属枠体の上面に蓋体を接合させ、金属基体と金属
枠体と蓋体とから成る容器内部に光半導体素子を気密に
収容するとともに金属製固定部材の内部に光ファイバー
を挿着させることによって製品としての光半導体装置と
なる。
【0003】かかる光半導体装置は、外部電気回路から
供給される駆動信号によって光半導体素子に光を励起さ
せ、該励起した光をサファイアから成る透光性窓部材を
通して光ファイバーに授受させるとともに該光ファイバ
ー内を伝達させることによって高速光通信等に使用され
る光半導体装置として機能する。
【0004】尚、前記透光性窓部材の金属製固定部材へ
の取着は透光性窓部材を構成するサファイアに従来周知
のMo−Mn法によりモリブデン−マンガン(Mo−M
n)からなるメタライズ層を約1500℃の温度で焼き
付け、しかる後、このメタライズ層と金属製固定部材と
を金−錫合金等から成るロウ材を介しロウ付けすること
によって行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の光半導体素子収納用パッケージにおいては、光半導
体素子の励起する光を透光性窓部材を通して光ファイバ
ーに授受させる場合、透光性窓部材を形成するサファイ
アの結晶軸に関連して光半導体素子の励起した光が透光
性窓部材で複屈折を起こし、光の一部のみが光ファイバ
ーに授受されることになって光ファイバーへの光の授受
の効率が悪くなるとともに光信号の伝送効率が悪化する
という欠点を有していた。
【0006】そこで、上記欠点を解決するために透光性
窓部材をサファイアに代えて結晶軸をもたない非晶質の
ガラスで形成することが考えられる。
【0007】しかしながら、この非晶質ガラスは、一般
に融点が700℃以下と低く、約1500℃の温度で焼
き付け処理する従来周知のMo−Mn法を採用してモリ
ブデン−マンガン(Mo−Mn)から成るメタライズ層
を形成することができない。
【0008】そのため、この光半導体素子収納用パッケ
ージにおいては透光性窓部材の金属製固定部材への取着
は、金−錫合金等のロウ材を用いたロウ付けではなく、
低融点の接合用ガラスを用いたガラス付けによって行わ
なければならず、この場合、透光性窓部材を金属製固定
部材に取着する接合用ガラスは透光性窓部材を構成する
非晶質ガラスには濡れ性がよく強固に接合するものの、
金属製固定部材を構成する鉄−ニッケル−コバルト合金
等の金属には濡れ性が悪く強固に接合せず、そのため金
属製固定部材に光ファイバーを挿着固定する際等におい
て、金属製固定部材等に外力が印加されると該外力によ
って接合用ガラスで金属製固定部材との接合界面におい
てクラックや剥がれが発生し、その結果、光半導体素子
を収容する気密封止が透光性窓部材の取着部が破れて容
器内部に収容する半導体素子を長期間にわたり正常、且
つ安定に作動させることができないという欠点を誘発し
てしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上面に半導体
素子が載置される載置部を有する基体と、前記基体上面
に前記載置部を囲繞するように取着され、側部に貫通孔
が設けられた枠体と、前記枠体の貫通孔内に取着され、
内部に光ファイバーが挿着される筒状の金属製固定部材
と、前記金属製固定部材の一端側に取着された透光性窓
部材と、前記枠体の上面に取着され、光半導体素子を気
密に封止する蓋体とから成る光半導体素子収納用パッケ
ージであって、前記透光性窓部材は非晶質ガラスから成
り、前記金属製固定部材の一端側にロウ付けにより接合
されたセラミックリングにガラス付けにより取着されて
いることを特徴とするものである。
【0010】本発明の光半導体素子収納用パッケージに
よれば、透光性窓部材が結晶軸を持たない非晶質ガラス
で形成されていることから、光半導体素子の励起する光
を透光性窓部材を通して光ファイバーに授受させる場
合、光半導体素子の励起した光は透光性窓部材で複屈折
を起こすことなく、光ファイバーに効率良く授受され、
光信号の伝送効率が良好となる。
【0011】また本発明の光半導体素子収納用パッケー
ジによれば、透光性窓部材が取着される金属製固定部材
の一端側に接合用ガラスに対して濡れ性がよいセラミッ
クリングがロウ付けにより接合されており、該セラミッ
クリングに透光性窓部材をガラス付けしたことから、金
属製固定部材とセラミックリング、セラミックリングと
透光性窓部材とが強固に接合し、その結果、透光性窓部
材の金属製固定部材への取着の信頼性が高いものとな
り、光半導体素子を収容する容器の気密封止を完全とし
て容器内部に収容する光半導体素子を長期間にわたり正
常、且つ安定に作動させることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明を添付の図面に基づ
いて詳細に説明する。
【0013】図1及び図2は、本発明の光半導体素子収
納用パッケージの一実施形態を示し、図中、1は基体、
2は枠体、3は蓋体である。この基体1と枠体2と蓋体
3とで内部に光半導体素子4を収容するための容器が構
成される。
【0014】前記基体1は、光半導体素子4を支持する
ための支持部材として作用し、その上面の略中央部に光
半導体素子4を載置するための載置部1aを有し、該載
置部1aには光半導体素子4が間にペルチェ素子5等を
挟んで金−シリコンロウ材等から成る接着剤により接着
固定される。
【0015】前記基体1は、鉄−ニッケル−コバルト合
金や銅−タングステン合金等の金属材料から成り、例え
ば、鉄−ニッケル−コバルト合金から成る場合、鉄- ニ
ッケル- コバルト合金のインゴットに圧延加工や打ち抜
き加工等、従来周知の金属加工法を施すことによって製
作される。
【0016】尚、前記基体1は、その外表面に耐食性に
優れ、且つロウ材との濡れ性に優れる金属、具体的には
厚さ2〜6μmのニッケル層と厚さ0.5〜5μmの金
層を順次、めっき法により被着させておくと、基体1が
酸化腐食するのを有効に防止することができるとともに
基体1上面に光半導体素子4の下部に配されるペルチェ
素子5等を強固に接着固定させることができる。従っ
て、前記基体1は、その酸化腐食を有効に防止するとと
もにその上面に光半導体素子4の下部に配されるペルチ
ェ素子5等を強固に接着固定させる場合には、その外表
面に厚さ2〜6μmのニッケル層と厚さ0.5〜5μm
の金層を順次、めっき法により被着させておくことが好
ましい。
【0017】また、前記基体1は、光半導体素子4が載
置される載置部1aの周辺に該基体1を貫通する複数個
の外部リード端子6がガラス等の絶縁部材7を介して固
定されている。
【0018】前記外部リード端子6は、光半導体素子4
の電極を外部電気回路に電気的に接続する作用を為し、
その一端に光半導体素子4の電極がボンディングワイヤ
ー8を介して接続され、また他端側は外部電気回路に半
田等のロウ材を介して接続される。
【0019】前記外部リード端子6は、例えば、鉄−ニ
ッケル−コバルト合金や鉄−ニッケル合金等の金属材料
から成り、基体1への固定は、基体1に外部リード端子
6より若干大きな径の孔をあけておき、この孔にリング
状のガラスから成る絶縁部材7と外部リード端子6とを
挿通させ、しかる後、前記ガラスからせ成る絶縁部材7
を加熱溶融させることによって行われる。
【0020】前記外部リード端子6は、またその表面に
ニッケルめっき層、金めっき層等の耐食性に優れ、且つ
ボンディングワイヤーとの接続性及びロウ材と濡れ性に
優れる金属層を1〜20μmの厚みに被着させておく
と、外部リード端子6の酸化腐食が有効に防止されると
ともに外部リード端子6とボンディングワイヤー8との
接続及び外部リード端子6と外部電気回路との接続を強
固なものとなすことができる。従って、前記外部リード
端子6は、その表面にニッケルめっき層、金めっき層等
の耐食性に優れ、且つボンディングワイヤーとの接続性
及びロウ材との濡れ性に優れるめっき金属層を1〜20
μmの厚みに被着させておくことが好ましい。
【0021】更に、前記絶縁基体1の上面には光半導体
素子が載置される載置部1aを囲繞するようにして枠体
2が接合されており、該枠体2の内側に光半導体素子4
を収容するための空所が形成されている。
【0022】前記枠体2は、鉄−ニッケル−コバルト合
金や鉄−ニッケル合金等の金属材料から成り、例えば、
鉄−ニッケル−コバルト合金等のインゴットに圧延加工
やプレス加工等の金属加工を施すことにより所定の枠状
に形成され、基体1への取着は、基体1上面と枠体2下
面とを銀ロウ等のロウ材を介しロウ付けすることによっ
て行われる。
【0023】前記枠体2は、またその側部に貫通孔2a
が設けてあり、該貫通孔2aには筒状の金属製固定部材
9が取着されている。
【0024】前記金属製固定部材9は、その内部に光フ
ァイバー10が光半導体素子4と対向するようにして挿
着され、光ファイバー10と光半導体素子4との間で光
信号の授受を行い得るようになっている。
【0025】尚、前記筒状の金属製固定部材9は、例え
ば鉄−ニッケル−コバルト合金や鉄−ニッケル合金等の
金属材料から成り、枠体2の側部に設けた貫通孔2aに
これを挿入し、その外表面の一部を枠体2に銀ロウ等の
ロウ材を介してロウ付けすることによって枠体2に取着
される。
【0026】また前記金属製固定部材9はその表面にニ
ッケルや金等の耐食性に優れる金属層をめっき法により
1〜20μmの厚みに被着させておくと、金属製固定部
材9が酸か腐食するのを有効に防止することができる。
従って、前記金属製固定部材9はその表面にニッケルや
金等の耐食性に優れる金属を1〜20μmの厚みに被着
させておくことが好ましい。
【0027】前記筒状の金属製固定部材9は、その一
端、例えば、枠体2の内側に位置する部位に、間にセラ
ミックリング11を介して透光性窓部材12が取着され
ており、該透光性窓部材12は、金属製固定部材9の内
側空所を塞ぎ、容器の気密封止を保持するとともに容器
内部に収容された光半導体素子4の励起する光を透過さ
せて光ファイバーに授受させる作用をなす。
【0028】前記透光性窓部材12は、例えば、酸化珪
素、酸化鉛を主成分とした鉛系の非晶質ガラスで形成さ
れており、該非晶質ガラスは結晶軸が存在しないことか
ら、光半導体素子4の励起する光を透光性窓部材12を
通して光ファイバー10に授受させる場合、光半導体素
子4の励起した光は透光性窓部材12で複屈折を起こす
ことはなく、その結果、光ファイバー10に効率よく授
受され、光信号の伝送効率が良好となる。
【0029】前記非晶質ガラスから成る透光性窓部材1
2は、非晶質ガラスから成る板材を適当な大きさ、形状
に切断することにより、あるいは非晶質ガラスから成る
棒材を適当な厚みにスライスすることによって製作され
る。
【0030】また前記透光性窓部材12が取着される金
属製固定部材9の一端側にはセラミックリング11が接
合されており、該セラミックリング11は、例えばアル
ミナセラミックス等のセラミックスから成り、前記透光
性窓部材12を金属製固定部材9に強固に接合するため
の中継部材として作用する。
【0031】前記セラミックリング11は、図2に示す
ように、その一方の端面にモリブデン−マンガンから成
るメタライズ層13が被着されており、該メタライズ層
13が金属性固定部材9の一端側に銀ロウ等のロウ材1
4を介して接合されているとともに他方の端面には透光
性窓部材9が接合用ガラス部材15を介して接合されて
いる。
【0032】前記セラミックリング11と金属製固定部
材9とはセラミックリング11に被着されたモリブデン
−マンガンから成るメタライズ層13と金属固定部材9
とが銀ロウ等のロウ材14を介してロウ付けされること
により接合されており、メタライズ層13はセラミック
リング11に高温で焼き付けられていることからセラミ
ックリング11に極めて強固に被着しており、またメタ
ライズ層13と金属製固定部材9とは両者に対する濡れ
性に優れる銀ロウ等のロウ材を介してロウ付けされてい
ることから強固に接合されている。また前記セラミック
リング11と透光性窓部材9とは、接合用ガラス部材1
5を介してガラス付けされており、該接合用ガラス部材
15とセラミックリング構成するセラミックス及び透光
性窓部材9を構成する非晶質ガラスとはいずれも良好に
濡れることから接合用ガラス部材15を介して強固に接
合している。
【0033】従って、本発明の光半導体素子収納用パッ
ケージによれば、セラミックリング11を介して透光性
窓部材12と金属製固定部材9とが強固に接合してお
り、その結果、透光性窓部材12の金属製固定部材9へ
の取着の信頼性が高いものとなり、光半導体素子を収容
する容器の気密封止を完全として容器内部に収容する光
半導体素子を長期間にわたり正常、且つ安定に作動させ
ることが可能となる。
【0034】尚、前記セラミックリング11は、アルミ
ナセラミックスから成る場合、アルミナセラミックスの
原料粉末に適当なバインダーを添加混合して調整した
後、従来周知のプレス法により所定のリング状のプレス
成形体を得、 しかる後、前記成形体を約1600℃の
高温で焼成し、次にこれにメタライズ層13と成るモリ
ブデン−マンガン(Mo−Mn)ペーストを印刷塗布す
るとともに約1500℃の温度で焼成することによって
製作される。
【0035】また前記セラミックリング11は、そのメ
タライズ層13の露出表面にニッケルや金等の耐食性に
優れ、且つロウ材に対して濡れ性に優れる金属層をめっ
き法により1.0乃至20μmの厚みに被着させておく
とメタライズ層13の酸化腐食が有効に防止されるとと
もにメタライズ層13と金属製固定部材9との接合を極
めて強固なものとすることができる。従って、前記セラ
ミックリング11は、そのメタライズ層13の露出表面
にニッケルや金等の耐食性に優れ、且つロウ材に対して
濡れ性に優れる金属層をめっき法により1.0乃至20
μmの厚みに被着させておくことが好ましい。
【0036】更に前記金属製固定部材9の一端側にセラ
ミックリング11を介して透光性窓部材12を取着する
には、金属製固定部材9の一端側にセラミックリング1
1のメタライズ層13を銀ロウ等のロウ材14を介して
ロウ付けした後、セラミックリング11と透光性窓部材
12とを接合用ガラス部材15を介してガラス付けする
方法が好適に採用される。この場合、前記接合用ガラス
部材15としては、酸化珪素、酸化鉛を主成分とした非
晶質のガラスであって、透光性窓部材12を構成する非
晶質ガラスよりも軟化点の低いガラスが好適に使用され
る。
【0037】また一方、前記枠体2の上面には、例えば
鉄−ニッケル−コバルト合金や鉄−ニッケル合金等の金
属材料から成る蓋部材3が接合され、これによって基体
1と枠体2と蓋体3とから成る容器の内部に光半導体素
子4が気密に封止されることとなる。
【0038】前記蓋体3の枠体2上面への接合は例え
ば、シームウエルド法等の溶接法によって行われる。
【0039】かくして本発明の光半導体素子収納用パッ
ケージによれば、基体1の載置部1aに光半導体素子4
を間にペルチェ素子5等を挟んで載置固定するとともに
光半導体素子4の各電極をボンディングワイヤー8を介
して外部リード端子6に電気的に接続し、次に枠体2の
上面に蓋体3を接合させ、基体1と枠体2と蓋体3とか
ら成る容器内部に光半導体素子4を収容し、最後に枠体
2の金属製固定部材9に光ファイバー10を挿通させる
ことによって最終製品としての光半導体装置となり、外
部電気回路から供給される駆動信号によつて光半導体素
子4に光を励起させ、該励起した光を非晶質ガラスから
成る透光性窓部材12を通して光ファイバー10に授受
させるとともに該光ファイバー10内を伝達させること
によって高速光通信等に使用される。
【0040】尚、本発明は上述の実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば
種々の変更は可能であり、例えば上述の実施例では外部
リード端子6を基体1に固定したが、これを枠体2に固
定してもよい。
【0041】また上述の実施形態では、非晶質ガラスか
ら成る透光性窓部材12は接合用ガラス部材15を介し
てセラミックリング11にガラス付けされていたが、透
光性窓部材12は、該透光性窓部材12を構成するガラ
スの一部を介してセラミックリング11にガラス付けさ
れてもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明の光半導体素子収納用パッケージ
によれば、透光性窓部材が結晶軸を持たない非晶質ガラ
スで形成されていることから、光半導体素子の励起する
光を透光性窓部材を通して光ファイバーに授受させる場
合、光半導体素子の励起した光は透光性窓部材で複屈折
を起こすことなく、光ファイバーに効率良く授受され、
光信号の伝送効率が良好となる。
【0043】また本発明の光半導体素子収納用パッケー
ジによれば、透光性窓部材が取着される金属製固定部材
の一端側に接合用ガラスに対して濡れ性がよいセラミッ
クリングがロウ付けにより接合されており、該セラミッ
クリングに透光性窓部材をガラス付けしたことから、金
属製固定部材とセラミックリング、セラミックリングと
透光性窓部材とが強固に接合し、その結果、透光性窓部
材の金属製固定部材への取着の信頼性が高いものとな
り、光半導体素子を収容する容器の気密封止を完全とし
て容器内部に収容する光半導体素子を長期間にわたり正
常、且つ安定に作動させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光半導体素子収納用パッケージの一実
施形態を示す断面図である。
【図2】図1に示す光半導体素子収納用パッケージの要
部拡大断面図である。
【符号の説明】
1・・・基体 1a・・載置部 2・・・枠体 2a・・貫通孔 3・・・蓋体 4・・・光半導体素子 9・・・金属製固定部材 10・・・光ファイバー 11・・・セラミックリング 12・・・透光性窓部材 13・・・メタライズ層 14・・・ロウ材 15・・・接合用ガラス部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/00 - 23/10 H01L 33/00 G02B 6/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に半導体素子が載置される載置部を有
    する基体と、前記基体上面に前記載置部を囲繞するよう
    に取着され、側部に貫通孔が設けられた枠体と、前記枠
    体の貫通孔内に取着され、内部に光ファイバーが挿着さ
    れる筒状の金属製固定部材と、前記金属製固定部材の一
    端側に取着された透光性窓部材と、前記枠体の上面に取
    着され、光半導体素子を気密に封止する蓋体とから成る
    光半導体素子収納用パッケージであって、前記透光性窓
    部材は非晶質ガラスから成り、前記金属製固定部材の一
    端にロウ付けにより接合されたセラミックリングにガラ
    ス付けにより取着されていることを特徴とする光半導体
    素子収納用パッケージ。
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