JP3285597B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents
ナビゲーション装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はＧＰＳ受信機を利用して
移動体の現在位置を認識し、その認識した現在位置を地
図上で表示して移動体を経路誘導するナビゲーション装
置に関するものである。
移動体の現在位置を認識し、その認識した現在位置を地
図上で表示して移動体を経路誘導するナビゲーション装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】地球上における現在位置を知る方法とし
ては、衛星からの電波の遅延時間を計測し、軌道からの
距離から現在位置を求めるＧＰＳ（ＧｒｏｂａｌＰｏｓ
ｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）が知られており、Ｇ
ＰＳ受信機が一般に市販されている。車両に搭載されて
経路誘導するナビゲーション装置では、ＣＤ−ＲＯＭな
どの記憶媒体に記録された地図情報と、ＧＰＳ受信機か
らの測位情報とを用い、測位結果をＣＲＴディスプレイ
などの表示装置に表示された地図上に表示するものであ
った。
ては、衛星からの電波の遅延時間を計測し、軌道からの
距離から現在位置を求めるＧＰＳ（ＧｒｏｂａｌＰｏｓ
ｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）が知られており、Ｇ
ＰＳ受信機が一般に市販されている。車両に搭載されて
経路誘導するナビゲーション装置では、ＣＤ−ＲＯＭな
どの記憶媒体に記録された地図情報と、ＧＰＳ受信機か
らの測位情報とを用い、測位結果をＣＲＴディスプレイ
などの表示装置に表示された地図上に表示するものであ
った。
【０００３】従来のナビゲーション装置は図２に示すよ
うに構成されており、現在位置をＣＲＴディスプレイ１
に表示するためには、まず、ＧＰＳ受信機２によって位
置を確定し、制御部３はその認識した位置情報に対応し
た地図をＣＤ−ＲＯＭ再生装置４に掛けられたＣＤ−Ｒ
ＯＭ５から読み出し、位置情報を示すマークとともに周
辺地図がＣＲＴディスプレイ１上に表示されている。
うに構成されており、現在位置をＣＲＴディスプレイ１
に表示するためには、まず、ＧＰＳ受信機２によって位
置を確定し、制御部３はその認識した位置情報に対応し
た地図をＣＤ−ＲＯＭ再生装置４に掛けられたＣＤ−Ｒ
ＯＭ５から読み出し、位置情報を示すマークとともに周
辺地図がＣＲＴディスプレイ１上に表示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のナビ
ゲーション装置を利用して車両を目的地に移動する場合
には、ＣＲＴディスプレイ１に表示されている地図に書
かれた道路を示す線を頼りに目的地までの経路を辿るこ
とになるが、以前に通過したことのある地点を正しく経
由しているかどうかは、地図情報のみでは判断が困難で
あり、現状では、通過点の状況を確認するのは運転者本
人の記憶によるものであった。
ゲーション装置を利用して車両を目的地に移動する場合
には、ＣＲＴディスプレイ１に表示されている地図に書
かれた道路を示す線を頼りに目的地までの経路を辿るこ
とになるが、以前に通過したことのある地点を正しく経
由しているかどうかは、地図情報のみでは判断が困難で
あり、現状では、通過点の状況を確認するのは運転者本
人の記憶によるものであった。
【０００５】特に、特定の経路を通過した経験のある運
転手から説明を受けて別の運転手が走行する場合などに
は、説明を受けた地点を正しく経由しているかどうかを
地図情報のみでは判断できないものである。
転手から説明を受けて別の運転手が走行する場合などに
は、説明を受けた地点を正しく経由しているかどうかを
地図情報のみでは判断できないものである。
【０００６】さらに、走行中に運転手がＣＲＴディスプ
レイ１の画面を確認する行為は、安全運転の妨げになる
問題がある。本発明は目的地までの必要な経由地点が正
しいかどうかを判断する参考情報を提供できるナビゲー
ション装置を提供することを目的とする。
レイ１の画面を確認する行為は、安全運転の妨げになる
問題がある。本発明は目的地までの必要な経由地点が正
しいかどうかを判断する参考情報を提供できるナビゲー
ション装置を提供することを目的とする。
【０００７】また、本発明は安全運転を妨げることなく
経由地点が正しいかどうかを判断する参考情報を提供で
きるナビゲーション装置を提供することを目的とする。
経由地点が正しいかどうかを判断する参考情報を提供で
きるナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１記載の
ナビゲーション装置は、走行中の車両の現在位置を認識
する測位手段を有し、その認識した現在位置を地図上で
表示するナビゲーション装置において、車両の周囲情報
を撮影する撮像装置と、車両状態検出手段と、前記撮像
装置からの情報を繰り返し更新記録するメモリと、前記
車両状態検出手段が所定の状態になったことを検出する
と、前記メモリを通過した情報を検出があったときより
過去から取り込んで測位手段からの現在位置情報と対応
させて記録する記録部と、測位手段からの現在位置情報
に対応して前記記録部から情報を読み出す制御部とを設
けたことを特徴とする。本発明の請求項２記載のナビゲ
ーション装置は、走行中の車両の現在位置を認識する測
位手段と、音声メッセージと車両の周囲音声信号の内の
少なくとも一方を検出する集音装置と、車両状態検出手
段と、前記集音装置からの情報を繰り返し更新記録する
メモリと、前記車両状態検出手段が所定の状態になった
ことを検出すると、前記メモリを通過した情報を検出が
あったときより過去から取り込んで測位手段からの現在
位置情報と対応させて記録する記録部と、測位手段から
の現在位置情報に対応して前記記録部から情報を読み出
す制御部とを設けたことを特徴とする。本発明の請求項
３記載のナビゲーション装置は、走行中の車両の現在位
置を認識する測位手段を有し、その認識した現在位置を
地図上で表示するナビゲーション装置において、車両の
周囲情報を撮影する撮像装置と、音声メッセージと車両
の周囲音声信号の内の少なくとも一方を検出する集音装
置と、車両状態検出手段と、前記撮像装置及び集音装置
からの情報を繰り返し更新記録するメモリと、前記車両
状態検出手段が所定の状態になったことを検出すると、
前記メモリを通過した情報を検出があったときより過去
から取り込んで測位手段からの現在位置情報と対応させ
て記録する記録部と、測位手段からの現在位置情報に対
応して前記記録部から情報を読み出す制御部とを設けた
ことを特徴とする。 本発明の請求項４記載のナビゲーシ
ョン装置は、請求項１〜請求項３において、車両の振動
成分を検出する振動検出手段を更に備え、その検出を基
に前記撮像 装置の画像信号をデジタル処理して画像のぶ
れを補正することを特徴とする。
ナビゲーション装置は、走行中の車両の現在位置を認識
する測位手段を有し、その認識した現在位置を地図上で
表示するナビゲーション装置において、車両の周囲情報
を撮影する撮像装置と、車両状態検出手段と、前記撮像
装置からの情報を繰り返し更新記録するメモリと、前記
車両状態検出手段が所定の状態になったことを検出する
と、前記メモリを通過した情報を検出があったときより
過去から取り込んで測位手段からの現在位置情報と対応
させて記録する記録部と、測位手段からの現在位置情報
に対応して前記記録部から情報を読み出す制御部とを設
けたことを特徴とする。本発明の請求項２記載のナビゲ
ーション装置は、走行中の車両の現在位置を認識する測
位手段と、音声メッセージと車両の周囲音声信号の内の
少なくとも一方を検出する集音装置と、車両状態検出手
段と、前記集音装置からの情報を繰り返し更新記録する
メモリと、前記車両状態検出手段が所定の状態になった
ことを検出すると、前記メモリを通過した情報を検出が
あったときより過去から取り込んで測位手段からの現在
位置情報と対応させて記録する記録部と、測位手段から
の現在位置情報に対応して前記記録部から情報を読み出
す制御部とを設けたことを特徴とする。本発明の請求項
３記載のナビゲーション装置は、走行中の車両の現在位
置を認識する測位手段を有し、その認識した現在位置を
地図上で表示するナビゲーション装置において、車両の
周囲情報を撮影する撮像装置と、音声メッセージと車両
の周囲音声信号の内の少なくとも一方を検出する集音装
置と、車両状態検出手段と、前記撮像装置及び集音装置
からの情報を繰り返し更新記録するメモリと、前記車両
状態検出手段が所定の状態になったことを検出すると、
前記メモリを通過した情報を検出があったときより過去
から取り込んで測位手段からの現在位置情報と対応させ
て記録する記録部と、測位手段からの現在位置情報に対
応して前記記録部から情報を読み出す制御部とを設けた
ことを特徴とする。 本発明の請求項４記載のナビゲーシ
ョン装置は、請求項１〜請求項３において、車両の振動
成分を検出する振動検出手段を更に備え、その検出を基
に前記撮像 装置の画像信号をデジタル処理して画像のぶ
れを補正することを特徴とする。
【０００９】
【００１０】
【００１１】
【００１２】
【００１３】
【００１４】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、従来例を示す図２と同様の作用をなすもの
には同一の符号を付けて説明する。
する。なお、従来例を示す図２と同様の作用をなすもの
には同一の符号を付けて説明する。
【００１５】図１は本発明の実施例を示しており、車両
の周囲の情景を撮影する撮像装置６と、車両の周囲音声
信号を集音できる集音装置７と、撮像装置６と集音装置
７から出力される情報を記録する記録部８と、記録部８
の記録動作の開始を指示する記録制御装置９とが従来の
装置に追加されると共に、制御部３の一部が変更されて
いる。
の周囲の情景を撮影する撮像装置６と、車両の周囲音声
信号を集音できる集音装置７と、撮像装置６と集音装置
７から出力される情報を記録する記録部８と、記録部８
の記録動作の開始を指示する記録制御装置９とが従来の
装置に追加されると共に、制御部３の一部が変更されて
いる。
【００１６】記録部８としては光磁気デイスクに情報を
書き込んで読み出すことができる記録再生装置が使用さ
れており、記録制御装置９としては車両のハンドル回転
角が規定角度以上に切られたことを検出するハンドル角
度検出センサが使用されている。
書き込んで読み出すことができる記録再生装置が使用さ
れており、記録制御装置９としては車両のハンドル回転
角が規定角度以上に切られたことを検出するハンドル角
度検出センサが使用されている。
【００１７】制御部３には従来の機能の他に次のような
機能が組み込まれている。記録部８に情報を蓄積する走
行の際に、分岐点である交差点や三叉路などに通り掛か
って運転手が前記規定角度以上にハンドルを切ると、記
録制御装置９がこの状態を検出して制御部３に知らせ
る。
機能が組み込まれている。記録部８に情報を蓄積する走
行の際に、分岐点である交差点や三叉路などに通り掛か
って運転手が前記規定角度以上にハンドルを切ると、記
録制御装置９がこの状態を検出して制御部３に知らせ
る。
【００１８】記録制御装置９の出力を読み取った制御部
３は記録部８に記録を指示する。記録の指示を検出した
記録部８は、撮像装置６から出力されている走行経路の
情景情報Ｖと、集音装置７が音声情報Ａとして検出した
車両の周囲の音声信号（騒音）と、ＧＰＳ受信機２から
出力されている現在位置情報Ｐとを対にして規定時間だ
け記録する。
３は記録部８に記録を指示する。記録の指示を検出した
記録部８は、撮像装置６から出力されている走行経路の
情景情報Ｖと、集音装置７が音声情報Ａとして検出した
車両の周囲の音声信号（騒音）と、ＧＰＳ受信機２から
出力されている現在位置情報Ｐとを対にして規定時間だ
け記録する。
【００１９】このようにして目的地までの通過地点の情
報を予め記録部８に収集しておき、走行経験のない運転
手が制御部３をナビゲーションモードにセットして走行
を開始すると、制御部３は、ＧＰＳ受信機２によって位
置を確定し、次にその認識した位置情報に対応した地図
をＣＤ−ＲＯＭ再生装置３に掛けられたＣＤ−ＲＯＭ４
から読み出し、位置情報を示すマークとともに周辺地図
がＣＲＴディスプレイ１上に表示して現在位置を表示す
るとともに、現在位置情報Ｐをキーに記録部８を検索す
る。
報を予め記録部８に収集しておき、走行経験のない運転
手が制御部３をナビゲーションモードにセットして走行
を開始すると、制御部３は、ＧＰＳ受信機２によって位
置を確定し、次にその認識した位置情報に対応した地図
をＣＤ−ＲＯＭ再生装置３に掛けられたＣＤ−ＲＯＭ４
から読み出し、位置情報を示すマークとともに周辺地図
がＣＲＴディスプレイ１上に表示して現在位置を表示す
るとともに、現在位置情報Ｐをキーに記録部８を検索す
る。
【００２０】この検索は次のように実施される。現在位
置情報Ｐで特定される所定範囲のエリア内の情報が記録
部８に記録されているかどうかを検索し、該当する情報
が複数個存在する場合には、その情報の数が規定数以下
になると、ＣＲＴディスプレイ１に表示されている地図
の現在位置の表示場所を避けてその全ての情報の内の情
景情報だけを全て表示する。
置情報Ｐで特定される所定範囲のエリア内の情報が記録
部８に記録されているかどうかを検索し、該当する情報
が複数個存在する場合には、その情報の数が規定数以下
になると、ＣＲＴディスプレイ１に表示されている地図
の現在位置の表示場所を避けてその全ての情報の内の情
景情報だけを全て表示する。
【００２１】検索動作を続けて現在位置情報Ｐで特定さ
れる情報が１つになった場合には、その情報の情景情報
だけをＣＲＴディスプレイ１に上記と同様にして表示す
るとともに、その情報の音声情報Ａがスピーカ10から再
生される。
れる情報が１つになった場合には、その情報の情景情報
だけをＣＲＴディスプレイ１に上記と同様にして表示す
るとともに、その情報の音声情報Ａがスピーカ10から再
生される。
【００２２】このようにして通過すべき位置の情景情報
とその通過すべき位置の音声情報が走行に伴って自動的
に記録部８から読み出されて出力されるため、走行経験
のない運転手はＣＲＴディスプレイ１に表示されている
地図上の現在位置を確認しながら目的地までの経路を辿
るだけでなく、適当な走行位置でＣＲＴディスプレイ１
から出力される情景情報Ｖと車両の周囲の情景とを比べ
ることによって正しい経路を走行しているかどうかを走
行経験のない運転手であってもを容易に判断できる。ま
た、スピーカ10から再生される音声情報Ａと車両の周囲
の実際の騒音とを比べることによっても、正しい経路を
走行しているかどうかを判断できる。
とその通過すべき位置の音声情報が走行に伴って自動的
に記録部８から読み出されて出力されるため、走行経験
のない運転手はＣＲＴディスプレイ１に表示されている
地図上の現在位置を確認しながら目的地までの経路を辿
るだけでなく、適当な走行位置でＣＲＴディスプレイ１
から出力される情景情報Ｖと車両の周囲の情景とを比べ
ることによって正しい経路を走行しているかどうかを走
行経験のない運転手であってもを容易に判断できる。ま
た、スピーカ10から再生される音声情報Ａと車両の周囲
の実際の騒音とを比べることによっても、正しい経路を
走行しているかどうかを判断できる。
【００２３】上記の実施例の記録制御装置９はハンドル
角度検出センサであったが、これに代わって次のような
ものを使用することもできる。 ・ ブレーキペダルを踏むことにより、記録を開始す
る。信号機、踏み切り、一時停止区域では、減速し、ブ
レーキ操作をするため、ブレーキ操作を検知して記録動
作する。信号機や踏み切りなどは、経路を確定するため
の要素として有用である。
角度検出センサであったが、これに代わって次のような
ものを使用することもできる。 ・ ブレーキペダルを踏むことにより、記録を開始す
る。信号機、踏み切り、一時停止区域では、減速し、ブ
レーキ操作をするため、ブレーキ操作を検知して記録動
作する。信号機や踏み切りなどは、経路を確定するため
の要素として有用である。
【００２４】・ ギアダウンを検知して、記録を開始す
る。交差点、信号機、踏切、一時停止区域では減速する
ため、シフトレバーにてギアダウンしたり、オートマチ
ック車のギア変化を検知して、記録を開始する。
る。交差点、信号機、踏切、一時停止区域では減速する
ため、シフトレバーにてギアダウンしたり、オートマチ
ック車のギア変化を検知して、記録を開始する。
【００２５】・ ジャイロ装置にて、車両の加速度変化
を検出し、交差点、曲がり角などを通過するときに発生
する加速度を検知して、記録を開始する。 ・ 音声認識による記録開始。音声を認識して、記録を
開始する。音声は、あらかじめ登録されている人間のと
きのみ反応するように設定することで、他人の音声、同
乗車の音声、カーステレオやラジオからの音声に反応す
ることが避けられる。
を検出し、交差点、曲がり角などを通過するときに発生
する加速度を検知して、記録を開始する。 ・ 音声認識による記録開始。音声を認識して、記録を
開始する。音声は、あらかじめ登録されている人間のと
きのみ反応するように設定することで、他人の音声、同
乗車の音声、カーステレオやラジオからの音声に反応す
ることが避けられる。
【００２６】・ スイッチが手動操作されたことを検出
して記録を開始する。 上記の記録制御装置９の各具体例は、個別に実施するこ
とも複数を組み合わせて構成することも可能である。
して記録を開始する。 上記の記録制御装置９の各具体例は、個別に実施するこ
とも複数を組み合わせて構成することも可能である。
【００２７】上記の各実施例では、制御部３は記録制御
装置９からの指示を検出して規定時間づつの記録を実施
したため記録容量を削減できるが、記憶容量が充分ある
場合には記録制御装置９を設けずに連続記録することも
できる。
装置９からの指示を検出して規定時間づつの記録を実施
したため記録容量を削減できるが、記憶容量が充分ある
場合には記録制御装置９を設けずに連続記録することも
できる。
【００２８】上記の各実施例では記録制御装置９からの
指示を検出してからの情景情報Ｖと音声情報Ａを記録部
８に記録するものとして説明したが、10秒間程度の情景
情報Ｖと音声情報Ａを記録できる容量のＤ−ＲＡＭなど
の半導体メモリを制御部３に設けて、この半導体メモリ
の内容を最新の情景情報Ｖと音声情報Ａを繰り返し更新
しておき、記録制御装置９からの記録の指示を検出した
際には、この半導体メモリを通過した情景情報Ｖと音声
情報Ａを順に記録部８へ記録するように構成することに
よって、記録部８への記録を記録制御装置からの指示が
あったときより過去のタイミングから記録することがで
き、通過点の進入状態からの情報を得ることができる。
指示を検出してからの情景情報Ｖと音声情報Ａを記録部
８に記録するものとして説明したが、10秒間程度の情景
情報Ｖと音声情報Ａを記録できる容量のＤ−ＲＡＭなど
の半導体メモリを制御部３に設けて、この半導体メモリ
の内容を最新の情景情報Ｖと音声情報Ａを繰り返し更新
しておき、記録制御装置９からの記録の指示を検出した
際には、この半導体メモリを通過した情景情報Ｖと音声
情報Ａを順に記録部８へ記録するように構成することに
よって、記録部８への記録を記録制御装置からの指示が
あったときより過去のタイミングから記録することがで
き、通過点の進入状態からの情報を得ることができる。
【００２９】上記の各実施例の撮像装置あるいは記録部
８への情景情報Ｖの記録は、情景情報Ｖを静止画として
取り出したり、動画の一部を静止画として記録すること
によって記録容量の削減が可能となる。なお、情景情報
を動画として記録する場合にはジャイロセンサによって
車両の走行震動成分を検出し、その検出を基に画像信号
をデジタル処理して記録画像のぶれを抑制する。
８への情景情報Ｖの記録は、情景情報Ｖを静止画として
取り出したり、動画の一部を静止画として記録すること
によって記録容量の削減が可能となる。なお、情景情報
を動画として記録する場合にはジャイロセンサによって
車両の走行震動成分を検出し、その検出を基に画像信号
をデジタル処理して記録画像のぶれを抑制する。
【００３０】上記の各実施例では、集音装置７は車両の
周囲の音声情報Ａを検出してＧＰＳ受信機からの現在位
置情報と対応させて記録部８に記録するとして説明した
が、車両の周囲の音声情報Ａに代わって車両の運転手が
発音した音声メッセージを検出してＧＰＳ受信機からの
現在位置情報と対応させて記録部８に記録するように構
成することもでき、走行経験のない運転手が制御部３を
ナビゲーションモードにセットして走行すると、ＧＰＳ
受信機からの現在位置情報に応じて記録部８から予め記
録されてある音声メッセージの例えば「前方に歩道橋が
見える」「左手にガソリンスタンドが見える」などが再
生され、走行経路の判断に有効である。なお、集音装置
７は音声メッセージと移動体の周囲音声信号の内の少な
くとも一方を検出し、この集音装置７からの情報を取り
込んでＧＰＳ受信機２からの現在位置情報と対応させて
記録部に記録するように構成することもできる。
周囲の音声情報Ａを検出してＧＰＳ受信機からの現在位
置情報と対応させて記録部８に記録するとして説明した
が、車両の周囲の音声情報Ａに代わって車両の運転手が
発音した音声メッセージを検出してＧＰＳ受信機からの
現在位置情報と対応させて記録部８に記録するように構
成することもでき、走行経験のない運転手が制御部３を
ナビゲーションモードにセットして走行すると、ＧＰＳ
受信機からの現在位置情報に応じて記録部８から予め記
録されてある音声メッセージの例えば「前方に歩道橋が
見える」「左手にガソリンスタンドが見える」などが再
生され、走行経路の判断に有効である。なお、集音装置
７は音声メッセージと移動体の周囲音声信号の内の少な
くとも一方を検出し、この集音装置７からの情報を取り
込んでＧＰＳ受信機２からの現在位置情報と対応させて
記録部に記録するように構成することもできる。
【００３１】上記各実施例の撮像装置６としては、夜間
走行中に光量不足を補うために撮影補助光を点灯するこ
とが考えられるが、この撮影補助光は対向車、通行中の
人間にとって眩しくて大変危険である。そこで本発明で
は赤外線領域の波長の補助光を使用するとともに、赤外
光を可視光に変換して映像信号として出力する波長変換
機能を付加し、補助光を使用する場合にだけこの波長変
換機能を動作させる。
走行中に光量不足を補うために撮影補助光を点灯するこ
とが考えられるが、この撮影補助光は対向車、通行中の
人間にとって眩しくて大変危険である。そこで本発明で
は赤外線領域の波長の補助光を使用するとともに、赤外
光を可視光に変換して映像信号として出力する波長変換
機能を付加し、補助光を使用する場合にだけこの波長変
換機能を動作させる。
【００３２】上記の各実施例では、撮像装置６と集音装
置７が設けられていたが、集音装置７を設けない場合や
撮像装置６を設けない場合であっても、ＧＰＳ受信機２
からの現在位置情報と対応させて記録部に情景情報Ｖま
たは音声情報を記録して、ナビゲーションモードにセッ
トして走行時に現在位置情報に対応して再生することに
よって、走行経路の判断に役立つ。
置７が設けられていたが、集音装置７を設けない場合や
撮像装置６を設けない場合であっても、ＧＰＳ受信機２
からの現在位置情報と対応させて記録部に情景情報Ｖま
たは音声情報を記録して、ナビゲーションモードにセッ
トして走行時に現在位置情報に対応して再生することに
よって、走行経路の判断に役立つ。
【００３３】
【発明の効果】本発明のナビゲーション装置によると、
走行中の車両の現在位置を認識する測位手段を有し、そ
の認識した現在位置を地図上で表示するナビゲーション
装置において、車両の周囲情報を撮影する撮像装置と、
車両状態検出手段と、前記撮像装置からの情報を繰り返
し更新記録するメモリと、前記車両状態検出手段が所定
の状態になったことを検出すると、前記メモリを通過し
た情報を検出があったときより過去から取り込んで測位
手段からの現在位置情報と対応させて記録する記録部
と、測位手段からの現在位置情報に対応して前記記録部
から情報を読み出す制御部とを設けたため、例えば交差
点などの通過点の進入状態からの情報（画像）を得るこ
とができるので、ドライバーが実際に走行するに当たっ
て、曲がるべき交差点においてその交差点の画像が進入
状態からの画像として表示されることになるので、事前
にその交差点を把握することが可能となる。
走行中の車両の現在位置を認識する測位手段を有し、そ
の認識した現在位置を地図上で表示するナビゲーション
装置において、車両の周囲情報を撮影する撮像装置と、
車両状態検出手段と、前記撮像装置からの情報を繰り返
し更新記録するメモリと、前記車両状態検出手段が所定
の状態になったことを検出すると、前記メモリを通過し
た情報を検出があったときより過去から取り込んで測位
手段からの現在位置情報と対応させて記録する記録部
と、測位手段からの現在位置情報に対応して前記記録部
から情報を読み出す制御部とを設けたため、例えば交差
点などの通過点の進入状態からの情報（画像）を得るこ
とができるので、ドライバーが実際に走行するに当たっ
て、曲がるべき交差点においてその交差点の画像が進入
状態からの画像として表示されることになるので、事前
にその交差点を把握することが可能となる。
【００３４】
【００３５】
【図１】本発明のナビゲーション装置の一実施例の構成
図である。
図である。
【図２】従来のナビゲーション装置の構成図である。
１ ＣＲＴディスプレイ ２ ＧＰＳ受信機 ３ 制御部 ４ ＣＤ−ＲＯＭ再生装置 ５ ＣＤ−ＲＯＭ ６ 撮像装置 ７ 集音装置 ８ 記録部 ９ 記録制御装置 10 スピーカ Ｖ 情景情報 Ａ 音声情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G01C 1/00 - 25/00 G01S 1/00 - 17/95 G08G 1/00 - 9/102
Claims (4)
- 【請求項１】走行中の車両の現在位置を認識する測位手
段を有し、その認識した現在位置を地図上で表示するナ
ビゲーション装置において、車両の周囲情報を撮影する
撮像装置と、車両状態検出手段と、前記撮像装置からの
情報を繰り返し更新記録するメモリと、前記車両状態検
出手段が所定の状態になったことを検出すると、前記メ
モリを通過した情報を検出があったときより過去から取
り込んで測位手段からの現在位置情報と対応させて記録
する記録部と、測位手段からの現在位置情報に対応して
前記記録部から情報を読み出す制御部とを設けたナビゲ
ーション装置。 - 【請求項２】走行中の車両の現在位置を認識する測位手
段と、音声メッセージと車両の周囲音声信号の内の少な
くとも一方を検出する集音装置と、車両状態検出手段
と、前記集音装置からの情報を繰り返し更新記録するメ
モリと、前記車両状態検出手段が所定の状態になったこ
とを検出すると、前記メモリを通過した情報を検出があ
ったときより過去から取り込んで測位手段からの現在位
置情報と対応させて記録する記録部と、測位手段からの
現在位置情報に対応して前記記録部から情報を読み出す
制御部とを設けたナビゲーション装置。 - 【請求項３】走行中の車両の現在位置を認識する測位手
段を有し、その認識した現在位置を地図上で表示するナ
ビゲーション装置において、車両の周囲情報を撮影する
撮像装置と、音声メッセージと車両の周囲音声信号の内
の少なくとも一方を検出する集音装置と、車両状態検出
手段と、前記撮像装置及び集音装置からの情報を繰り返
し更新記録するメモリと、前記車両状態検出手段が所定
の状態になったことを検出すると、前記メモリを通過し
た情報を検出があったときより過去から取り込んで測位
手段からの現在位置情報と対応させて記録する記録部
と、測位手段からの現在位置情報に対応して前記記録部
から情報を読み出す制御部とを設けたナビゲーション装
置。 - 【請求項４】車両の振動成分を検出する振動検出手段を
更に備え、その検出を基に前記撮像 装置の画像信号をデ
ジタル処理して画像のぶれを補正することを特徴とする
請求項１〜請求項３のいずれかに記載のナビゲーション
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20206891A JP3285597B2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | ナビゲーション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20206891A JP3285597B2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | ナビゲーション装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0545171A JPH0545171A (ja) | 1993-02-23 |
| JP3285597B2 true JP3285597B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=16451418
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20206891A Expired - Fee Related JP3285597B2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | ナビゲーション装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3285597B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1066058A (ja) * | 1996-06-11 | 1998-03-06 | Masanobu Kujirada | 実況映像提供システム |
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-
1991
- 1991-08-13 JP JP20206891A patent/JP3285597B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0545171A (ja) | 1993-02-23 |
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