JPH1066058A - 実況映像提供システム - Google Patents

実況映像提供システム

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JPH1066058A
JPH1066058A JP8355003A JP35500396A JPH1066058A JP H1066058 A JPH1066058 A JP H1066058A JP 8355003 A JP8355003 A JP 8355003A JP 35500396 A JP35500396 A JP 35500396A JP H1066058 A JPH1066058 A JP H1066058A
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JP8355003A
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Masanobu Kujirada
雅信 鯨田
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーに、任意の地点の実際の状況を映像
でリアルタイムに提供することができる実況の映像を提
供するシステムを提供する。 【解決手段】 公衆への開示が可能な多数の地点の実況
映像を入力するために各地点に設けられた映像入力手段
と、これらの各映像入力手段から入力される各実況映像
を無線又は有線で送信する映像送信手段と、前記各地点
を互いに識別するための識別データを、所定のキーと関
連付けながら、記録する実況地点データベースと、前記
の所定のキーを入力するキー入力手段と、このキー入力
手段から入力されたキーに基づいて前記実況地点データ
ベースから対応する地点の実況映像の識別データを検索
する検索手段と、この検索手段により検索された識別デ
ータに基づいて、対応する実況映像を前記各映像送信手
段から受信する映像受信手段と、この受信された実況映
像を出力する表示手段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、各地点のリアルタ
イムの実況映像を地図等に関連させて提供することがで
きる、実況映像提供システムに関する。また本発明は、
前記実況映像から、その実況映像の地点を含む地図を表
示させるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各地点の映像をCD−ROM
又はハードディスクなどの記録媒体に記録しておき、そ
れを所定のキーワード等の検索データに基づいて検索し
て表示するシステムが存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の記録媒体に記録された映像は、「過去のもの」である
(「生のもの」ではない)。そのため、実際の景色など
は、季節の移り変わり、その日の天候、道路や建物の工
事状況などにより、日々刻々変遷していくものであるの
に、ユーザーが見ることができるのは「古い(新鮮でな
い)」ものでしかないという問題がある。また、仮にそ
の記録媒体に記録された映像が更新直後のものだとして
も、「今現在のこの瞬間のリアルタイムの状況を見た
い」というユーザーの希望に応えることはできない。さ
らに、記録媒体への映像データの更新を頻繁に行うこと
は非常にコストがかかってしまうという問題もある。
【0004】本発明はこのような従来技術の問題点に着
目してなされたもので、ユーザーに、任意の地点の実際
の状況を映像でリアルタイムに提供することができる実
況映像提供システムを提供することを目的とする。ま
た、本発明では、逆に、前記実況映像から、その実況映
像の地点を含む地図を表示させるシステムを提供するこ
とをも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 (関連技術)本発明の「従来技術」に該当するかどうか
(本願の「優先日(1996年6月11日)」より前か
ら公知の事実であるかどうか)は明らかではないが、本
願(特許法41条の国内優先日主張を伴う後の出願)の
出願日の時点で本発明者が認識している「関連技術」と
しては、次のようなものが存在している。 (イ)ダイヤモンド社発行「週間ダイヤモンド別冊 1
996.8号 インターネット超時間術」では、次のよ
うな記述がある。「インターネットではいま、テレビカ
メラを据えて、観光名所を同時中継しているケースが多
くなってきた。自宅の机の上から、スフィンクスの前と
か、パリ凱旋門、ヒマラヤを望む丘など世界的な文化遺
産、観光名所のジャストナウを、やがて眺めることがで
きるだろう。」(同書 76頁) 「ホテルがロビーや玄関前にカメラを置いて、そのカメ
ラをオンラインにしてリモコンで見るというのはどうで
すか。ウェブでそれを見て、「けっこう混んでるな」と
か「おっ、あいつがいる」とか。そういうオンラインの
カメラというのはウェブ上にも増えつつあるんです。」
(同書 82頁) インターネットのホームページの紹介として、「歴史街
道 http://www.kiis.or/reki
shi/ 泰 恵子さん 歴史街道のメインルートである伊勢、飛鳥、奈良、京
都、大阪、神戸を説明文と写真(100枚以上)で散策
することができます。(中略)各項目へのアクセスは地
域別、時代別による検索と地図上でのマウスによる選択
(クリッカブルマップ)があります。現在の情報提供は
説明文と写真のみですが、(今後は)動画や音声情報も
提供していく予定です。」(同書 133頁) (ロ)1996年6月16日付け日本経済新聞は、「魔
法の箱を駆使 世界の見方覆す」とい見出しの記事で、
コンピュータ・アーティスト藤幡正樹氏を紹介する記事
の中で、次のように述べている。「最近は教鞭をとる慶
応大学の学生らとインターネットを使ったプロジェクト
に没頭している。例えば湘南藤沢キャンパスに取り付け
たカメラが写す富士山の映像を、24時間リアルタイム
で発信する試みを始めた。1日千人に上る世界中からの
アクセス・ユーザーは、自分のパソコンでカメラの向き
を変えたり、ズームインしたりすることもできる。」 (ハ)ダイヤモンド社により1996年8月31につ発
行された「週間ダイヤモンド」の84頁には、「超整理
日記 地図と写真の仮想旅行術(野口悠紀雄)」という
記事の中に、次のような記載がある。「インターネット
で「バーチャル・ツアー」というものがある。画面に出
ている地図をクリックすると、その地点の写真が現れる
というものだ。」 (ニ)1996年9月3日付け日本経済新聞の広告欄に
おいて、「操作性高まる地図情報システム 住友電工シ
ステムズ」という見出しで、次のような記述がある。
「住友電工システムズがこの度開発、販売したWind
ows95専用デジタル道路地図「AtlaMate/
Windows95版」は、…。(中略) 同製品はマ
ルチメディア機能として、地図上に静止画や動画、音声
の張り付けが可能となっている。」 また、この広告欄の中の「AtlaMate/Wind
ows95版」の仕様書の記載の中に、次のような記載
がある。「豊富な登録機能 写真などの静止画、ビデオ
などの動画、また音声などを地図上に登録可能」 (ホ)1996年9月30日付け日本経済新聞は、「イ
ンターネット活用 自宅で自然を感じて」とい見出しの
記事で、次のように述べている。「高知県佐川町はNE
Cと共同で、インターネットで自然の風景を生中継で楽
しめる「さかわインターネット放送局」を開設した。同
町の虚空蔵山(標高675m)山頂にカメラを設置し、
自宅や職場のパソコンからカメラを自由に動かして、足
摺岬から室戸岬までの眺望を楽しめる。佐川地場産セン
ターに開局した。カメラの映像を約3km離れたふもと
の町営施設、永野町民館のカメラ制御装置に無線で伝送
し、静止画像をインターネット上に提供する。パソコン
からカメラを自由に遠隔操作し、左右約300度、上下
約60度のパノラマを最大10倍のズームで楽しめる。
インターネット放送局のアドレスはhttp://ww
w/meshnet.or.jp/sakawa/ N
ECは5月からインターネット放送局を全国展開してい
る。北海道の松前町、美瑛町、佐呂間町で開局し、2〜
3年以内に100ケ所の観光地、景勝地にカメラを設置
する計画。」 以上のように、本発明に関連する技術は、さまざまもの
がある。しかし、これらはいずれも、本発明と関連して
いるが、本発明はこれらの関連技術をさらに発展させた
ものであり、これらの関連技術は本発明の進歩性を否定
するものではない。
【0006】前述のような従来技術の課題を解決するた
めの本発明による実況映像提供システムは、次のような
ものである。 (1)本発明による実況映像提供システムは、公衆への開
示が可能な多数の実況地点の実況映像をそれぞれリアル
タイムに常時入力するために各実況地点に設けられた映
像入力手段と、前記各実況地点の実況映像を互いに識別
するための実況映像識別データを、地図データベースの
地図上の各地点とそれぞれ関連・対応付けながら、記録
する実況映像識別データベース手段と、前記地図データ
ベースの地図上で指定された地点に基づいて、前記実況
映像識別データベース手段から、対応する一つ又は複数
の実況映像識別データを検索する検索手段と、この検索
手段により検索された実況映像識別データに基づいて、
対応する実況映像をリアルタイムに無線又は有線で取り
込む(ネットワークで送信させること又はインターネッ
ト用ブラウジング・ソフトウェアでアクセスして閲覧す
ることなどの方法により取り込む)映像取り込み手段
と、この映像取り込み手段により取り込まれた実況映像
(動画又は静止画)を出力する表示手段と、からなるも
のである。 (2)また本発明は、公衆への開示が可能な多数の実況地
点の実況映像をそれぞれリアルタイムに常時入力するた
めに各実況地点に設けられた映像入力手段と、地図とそ
の地図上の各地点を特定するための座標データとを記録
する地図データベースと、前記地図データベースの中の
座標データと、前記各実況映像を互いに識別するための
実況映像識別データとを、互いに関連又は対応付けなが
ら、記録する実況映像識別データベース手段と、ある実
況映像を表示している場合に、その実況映像を互いに識
別する実況映像識別データをキーとして、前記実況映像
識別データベースから、その実況映像の実況地点に対応
又は関連する一つ又は複数の地図上の地点を検索する検
索手段と、この検索手段により検索された地図上の地点
を含む所定領域の地図を示す地図データを抽出する地図
データ抽出手段と、この地図データ抽出手段により抽出
された地図データにより地図を出力する表示手段と、か
らなるものである。 (3)また、本発明による実況映像提供システムは、公衆
への開示が可能な多数の実況地点の実況映像をそれぞれ
リアルタイムに常時入力するために各実況地点に設けら
れた映像入力手段と、前記各実況映像を互いに識別する
ための実況映像識別データを、文字列・記号列・図形又
は映像などから成るキーと関連付けながら、記録する実
況映像識別データベース手段と、前記の文字列・記号列
・図形又は映像などから成るキーを入力するキー入力手
段と、このキー入力手段から入力されたキーに基づい
て、前記実況映像識別データベース手段から、関連する
一つ又は複数の実況映像識別データを検索する検索手段
と、この検索手段により検索された実況映像識別データ
に基づいて、対応する実況映像を取り込む(ネットワー
クより送信させるとインターネット用ブラウザーにより
閲覧する場合などを含む)映像取り込み手段と、この映
像取り込み手段により取り込まれた実況映像(動画又は
静止画)を出力する表示手段と、からなるものである。 (4)なお、本発明において、前記映像入力手段は一つの
実況地点から複数の方向の映像を撮像するものであり
(例えば、一つのビデオカメラを旋回してある複数の方
向に来たときに撮像する場合や、複数のビデオカメラを
複数の方向にそれぞれ備え付けて同時に撮像する場合な
ど)、前記各実況映像を特定するための実況映像識別デ
ータは、前記映像入力手段が設けられた各実況地点の位
置を示す位置データとその映像入力手段が撮影する方向
を示す方向データとから構成されていることが望まし
い。 (5)また本発明は、公衆への開示が可能な多数の実況地
点の実況映像をそれぞれリアルタイムに常時入力するた
めに各実況地点にそれぞれ設けられた映像入力手段と、
前記各実況映像を互いに識別するための実況映像識別デ
ータ(緯度データ及び経度データの座標データなどから
成る)を記録する実況映像識別データ記録手段と、ユー
ザーの現在位置を特定する現在位置特定手段(従来より
公知のGPS受信機など)と、この現在位置特定手段に
より特定されたユーザーの現在位置(緯度データ及び経
度データの座標データなどから成る)に基づいて、その
現在位置に近い一つ又は複数の実況地点に対応又は関連
する一つ又は複数の実況映像識別データを選択する実況
映像識別データ選択手段と、この選択された実況映像識
別データに基づいて、対応する実況映像をオンラインで
取り込む(ネットワークを介してアクセスして閲覧する
場合と送信させる場合などを含む)映像取り込み手段
と、この映像取り込み手段により取り込まれた実況映像
(動画又は静止画)をリアルタイムに表示する表示手段
と、からなるものである。 (6)また、本発明では、前記映像入力手段は、上記(4)と
同様に、前記各実況地点から複数の方向に向かって見え
る映像をそれぞれ撮像するものであり、前記各実況映像
を互いに識別するための実況映像識別データは、前記映
像入力手段が設けられた各実況地点の位置を示す位置デ
ータとその映像入力手段が撮影する方向を示す方向デー
タと、から構成されており、前記現在位置特定手段は、
ユーザーの現在位置を特定する手段とユーザーの進行方
向を特定する手段とを含んでおり、前記実況映像識別デ
ータ選択手段は、前記現在位置特定手段により特定さた
れユーザーの現在位置を示すデータ(緯度データ及び経
度データから成る位置座標データなど)及び進行方向を
示すデータ(東西南北など)に基づいて、ユーザーの現
在位置からユーザーの進行する方向に位置し且つユーザ
ーの現在地点に近い位置にある実況地点の実況映像であ
ってしかもユーザーの進行方向に近い方向を写す実況映
像(動画又は静止画)を特定するための実況映像地点識
別データを選択するものである。 (7)また、本発明では、前記表示手段に表示された実況
映像(動画又は静止画)の中のユーザーが指定した部分
に対して他の部分と区別するためのマーキングをするた
めのマーキング手段を備えるのがよい。 (8)また、本発明において、前記映像入力手段は、その
地点において発生している音声をリアルタイムに入力す
る手段をも備えているのがよい。 (9)また本発明では、さらに、前記映像入力手段の近傍
に備えられ、匂いセンサと、この匂いセンサからの信号
を匂いデジタルデータに変換する手段とから構成され、
前映像入力手段の設置された地点又はその周辺の匂いを
入力するための匂い入力手段と、この匂い入力手段から
の匂いデータを、その匂いに近似した匂いを発生させる
ための芳香剤調合データに変換する変換手段と、前記表
示手段の近傍に備えられ、前記芳香剤調合データから芳
香剤を調合して所望の匂いを発生させる匂い発生手段
と、を含むのがよい。なお、この(9)において、前記の
「その匂いに近似した匂いを発生させるための芳香剤調
合データに変換する変換手段」は、前記匂い入力手段と
直接に接続され、この変換手段がコンピュータ通信ネッ
トワークを介して前記匂い発生手段に接続されていても
よいし、あるいは、前記入力入力手段とコンピュータ通
信ネットワークを介して接続され、この変換手段が直接
に前記匂い発生手段に接続されていてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施形態1.次に、図1〜4を参照して、本発明の実施
形態1を説明する。図1において、1はユーザーが使用
するパーソナルコンピュータ(パソコン)で、CPU及
び通信モデム等より成る制御装置2と、コンピュータプ
ログラム及びデータが記録されたハードディスク装置3
と、コンピュータプログラム及びデータが記録されたC
D−ROM4を駆動するためのCD−ROMドライブ5
と、データ入力するためのキーボード6及びマウス6a
と、画像を出力するためのディスプレイ7と、音声を出
力するためのスピーカ8とより、構成されている。
【0008】前記制御装置2は、インターネット等のコ
ンピュータネットワーク用公衆回線10を介して、中継
サービス用コンピュータ11に接続されている。この中
継サービス用コンピュータ11には、多数の実況地点に
それぞれ設置されたビデオカメラ12,12a,12b
及び集音マイク13,13a,13bを制御し且つこれ
らのビデオカメラ12及び集音マイク13からのデータ
を記録し通信ネットワークを介して閲覧させるためのコ
ンピュータ(サーバー)14,14a,14bが、接続
されている。これらの多数のビデオカメラ12及びマイ
ク13等により入力された映像データ及び音声データ
は、ユーザー側からの要求により、コンピュータ14及
び中継サービス用コンピュータ11を介して、ユーザー
側に送信できるようになっている。なお、前記ビデオカ
メラ12は、各実況地点において、それぞれ4個ずつ設
置され、それらの4個のビデオカメラは、それぞれ東西
南北の4つの方向の映像を撮像するように、設置されて
いることが望ましい。
【0009】また、前記中継用サービスコンピュータ1
1は、他の多数の中継用サービスコンピュータ12など
とも接続されており、例えば、ある中継サービス用コン
ピュータ11に接続されたユーザーは、この中継サービ
ス用コンピュータ11を介して他の中継サービス用コン
ピュータ12などから、それに接続されたコンピュータ
(サーバー)を介してビデオカメラ及びマイクから入力
されたデータを取り込めるようになっている。この場合
の映像や音声の取り込みの方法は、そのビデオカメラや
マイクからの情報を電子メールに添付させて送信させる
方法や、そのビデオカメラ及びマイクの入力情報を提供
するためのホームページがコンピュータ・ネットワーク
上に開設されており、このホームページをユーザー側が
インターネット用のブラウザー・ソフトウェア(閲覧ソ
フト)により取り込みにいく方法(いわば、コンピュー
タ・ネットワーク上のホームページをユーザー側のバソ
コンのハードディスクのように使用する方法)などの様
々な方法が有り得る。
【0010】この実施形態1では、前記CD−ROM4
には、地図データとこの地図上の各地点を特定するため
のアドレスデータとを関連させて記録する地図データベ
ースと、このアドレスデータと、前記各実況地点(前記
ビデオカメラ12及びマイク13が設置された各場所)
の実況映像を識別するための映像識別データとを、互い
に関連付け・対応付けて記録する実況映像データベース
と、これらの前記地図データベースを再生する再生プロ
グラムと、前記実況映像データベースを検索する検索プ
ログラムと、この検索された実況映像識別データからそ
れに対応する実況映像を取り込んで表示するためのプロ
グラムとが、記録されている。
【0011】今、例えば大阪に住んでいるユーザーが、
「自分の故郷の神奈川県の夏の湘南海岸の海岸線に沈む
夕陽の景色を見たい」と考えたとする。その場合、例え
ば、ユーザーが地図データベースを再生させて湘南海岸
を含む所定領域の地図を画面表示させ、その画面上で前
記の湘南海岸の地点をマウス6aでクリックしたとす
る。すると、制御装置2は、この入力に基づいて、前記
地点データベースから、この地図上の地点に対応するア
ドレスデータを検索する。そして、この検索されたアド
レスデータに基づいて、前記実況映像データベースか
ら、対応する実況地点の実況映像を示す実況映像識別デ
ータを検索する。そして、この検索された実況映像識別
データに基づいて、中継サービス用コンピュータ11に
アクセスして、前記の実況映像識別データに対応する実
況地点に設置されたビデオカメラ及びマイク(且つ、前
記実況映像識別データが撮像方向をも特定したものであ
るときは、その撮像方向と対応する方向に設置されたビ
デオカメラ及びマイク)からの映像データ及び音声デー
タをオンラインで取り込んで、ディスプレイ7及びスピ
ーカ8によりリアルタイムに出力する。このとき出力さ
れる映像及び音声は、現時点のリアルタイムの映像及び
音声なので、ユーザーはあたかもその現場に実際にいる
ような感覚・感動を得ることができる。すなわち、従来
からも、例えば湘南海岸などの海岸の映像を記録し、そ
れらをキーワードなどで検索して出力できるCD−RO
Mなどは存在している。そして、これらのCD−ROM
に記録された映像は、プロのカメラマンが絶好の日和・
時刻(例えば夕陽のきれいな時刻)の絶好の角度から美
しく撮影したものである。これに対して、この実施形態
で提供される映像は、雨天のときも曇りのときもある
し、時刻も絶好の景色が見られる時刻ではないかもしれ
ない。しかし、ユーザーにとっては、「今この時点・こ
の瞬間の映像(二度とない映像)である」ということ
が、ひとつの「臨場感」「感動」を生むことになる。つ
まり、「今、湘南海岸に沈む夕陽を見たい」とユーザー
が思った場合、過去の記録に過ぎない記録された「湘南
海岸の夕陽」の映像ではなく、「今この瞬間の湘南海岸
の夕陽」の映像を見られなければ、ユーザーにとっては
大きな感動は得られない。この実施形態はこのようなユ
ーザーの希望に答えることができるものなのである。
【0012】なお、ここで、以上の図1について説明し
た実施形態の構成を図2を参照してもう一度説明する。
この図2は、実施形態の構成を機能的・概念的に示した
ものである。図2において、符号32は、コンピュータ
ネットワーク(コンピュータ通信網)30に接続され、
各地の実況映像と音声をリアルタイムに入力するための
ビデオカメラ及びマイクから成る実況映像入力部であ
る。また、符号24は、前記地図データベース26とそ
の再生プログラムとその検索プログラム、前記実況映像
データベース25とその検索プログラム、及び前記実況
映像識別データから通信ネットワークを介して該当する
実況映像を取り込むためのプログラムなどが記録された
CD−ROMである。また図2において、21は前記C
D−ROM24に記録された前記地図データベース26
を再生するための地図データベース再生部、22はこの
地図データベース再生部21からの信号を受けて表示部
27及びスピーカ28を制御して所定の画像及び音声を
出力する制御部である。また23は、前記制御部22か
らの信号を受けて、前記地図データベースが再生された
画面上でユーザーが指定(マウスでクリック)した地点
のアドレスデータに基づいて、前記実況映像データベー
ス25から、対応する実況映像の識別データを検索する
検索部である。制御部22は、この検索部23からの実
況映像の識別データに基づいて、映像取り込み部(例え
ばインターネットのホームページ閲覧用ソフトウェアで
あるブラウザーを記録し実行する装置)26を制御し
て、コンピュータネットワーク用通信回線30を介して
映像入力部32にアクセスし、そこから、オンライン
で、リアルタイムの実況映像及び音声を取り込む。制御
部22は、このオンラインで取り込まれた実況映像と音
声を、前記地図データベース26からの再生画像(地図
画像)と関連させながら、前記表示部27及びスピーカ
28によりリアルタイムに出力させる。
【0013】次に、前記の図1の制御装置2に制御され
ながら、前記ディスプレイ7により表示される画面を、
図3及び図4に基づいて説明する。前記CD−ROM4
に記録された各プログラムにより、ディスプレイ7に
は、図3に示すように、その上半分7aに実況映像が表
示され、その下半分7bに地図が表示されるようになっ
ている。この実施形態1を使用するときは、ユーザー
は、まず図1の前記CD−ROM4を駆動して、前記地
図データベースから前記ディスプレイ7の下半分7bに
希望する地図を表示させる。CD−ROM4に記録され
た地図データベースの中のどの部分の地図を表示させる
かは、例えば、地名などのキーワードから地図データを
検索して表示させればよい(このような技術は従来より
公知である)。そして、本実施形態では、この表示され
た地図には、例えば図4のア、イ、ウ、エ、オ、カ、キ
に示すように、各地点を示す点が所定の色(例えば赤
色)に着色されて表示されている。これらの図4のア、
イ、ウ、エ、オ、カ、キで示す各点の中で、図4のア、
イ、ウ、及びエは、図1のビデオカメラ12及びマイク
13に対応している。すなわち、この実施形態1では、
図1のビデオカメラ12は、それぞれ互いに異なる方向
を撮像するように図4のア、イ、ウ、及びエの位置に設
置された4個のビデオカメラにより構成されている。ま
た、図1のマイク13は、それぞれ互いに異なる方向を
集音するように設置された4個のマイクにより構成され
ている。つまり、ビデオカメラ12について説明する
と、ビデオカメラ12を構成する4個のビデオカメラの
中で、図4のアの位置に設置されたビデオカメラは、図
の西方向(左方向)に向けて撮像しており、“1428
A”の映像識別データを有する実況映像を生成する。ま
た、図4のイの位置に設置されたビデオカメラは、図の
南方向(下方向)に向けて撮像しており、“1428
B”の映像識別データを有する実況映像を生成する。ま
た、図4のウの位置に設置されたビデオカメラは、図の
東方向(右方向)に向けて撮像しており、“1428
C”の映像識別データを有する実況映像を生成する。ま
た、図4のエの位置に設置されたビデオカメラは、図の
北方向(上方向)に向けて撮像しており、“1428
D”の映像識別データを有する実況映像を生成する。ま
た、前記の図4のア、イ、ウ、エ、オ、カ、キで示す各
点の中で、図4のオ、カ、及びキは、図1のビデオカメ
ラ12a及びマイク13aに対応している。すなわち、
この実施形態1では、図1のビデオカメラ12aは、そ
れぞれ互いに異なる方向を撮像するように図4のオ、
カ、及びキの位置に設置された3個のビデオカメラによ
り構成されている。また、図1のマイク13aは、それ
ぞれ互いに異なる方向を集音するように設置された3個
のマイクにより構成されている。つまり、ビデオカメラ
12aについて説明すると、ビデオカメラ12aを構成
する3個のビデオカメラの中で、図4のオの位置に設置
されたビデオカメラは、図の北西方向(左上方向)に向
けて撮像しており、“1429A”の映像識別データを
有する実況映像を生成する。また、図4のカの位置に設
置されたビデオカメラは、図の東南方向(右下方向)に
向けて撮像しており、“1429B”の映像識別データ
を有する実況映像を生成する。また、図4のキの位置に
設置されたビデオカメラは、図の東方向(右方向)に向
けて撮像しており、“1429C”の映像識別データを
有する実況映像を生成する。以上のように、この図4を
参照して説明する実施形態では、地図上の各地点を識別
するためのアドレスデータ(“1428”や“142
9”など)と同一実況地点での各ビデオカメラの撮像方
向を示すデータ(“A”“B”“C”“D”など)との
組合せと、各地点の実況映像を識別するための実況映像
識別データ(“1428A”や“1429A”など)と
を、互いに対応させて記録している。より詳細に述べる
と、この図4の例では、地図上の1つのアドレスデータ
“1428”(図4の中央の交差点の領域を識別するア
ドレスデータ)については、“1428A”“1428
B”“1428C”及び“1428D”の4つの撮像方
向をそれぞれ示す4つの実況映像識別データが、対応さ
せて記録されている。また、地図上の1つのアドレスデ
ータ“1429”(図4の図示左側の交差点の領域を識
別するアドレスデータ)については、“1429A”
“1429B”及び“1429C”の3つの撮像方向を
示す3つの実況映像識別データが、対応させて記録され
ている。なお、この図4の例では、実況映像識別データ
(例えば“1428A”)を、地図上のアドレスデータ
(例えば“1428”)と方向データ(例えば“A”)
との組合せにより構成しているが、本発明では、必ずし
も、実況識別データの中に地図上のアドレスデータをそ
のまま使用する必要はない。例えば、地図上のアドレス
データは地図全体を均等に割り付けて構成した番地デー
タ(又は座標データ)とし、実況映像識別データはビデ
オカメラが実際に取り付けてある地点の識別コード(例
えば、ビデオカメラの設置順の連続番号)と方向データ
との組合せにより構成する、などのようにすることもで
きる。
【0014】この図4の例では、前記各ビデオカメラ1
2及びマイク13がそれぞれ映像及び音声を入力して得
られる実況映像(ここでの「実況映像」という用語は、
原則として、ビデオカメラで入力した映像データとマイ
クで入力した音声データとの両者を含む意味で使用して
いる)の識別データには、その地点を示すデータとその
ビデオカメラ12が撮影している方向(これはマイク1
3が集音しようとする方向と一致している)とから、構
成されている。つまり、実況映像は、各地点とその撮像
方向とで互いに識別されており、「実況映像識別デー
タ」は、各地点を示すデータと撮影又は集音の方向を示
すデータとから、構成されている。だから、同じ地点で
も、撮影する方向(東西南北などの方向)が違えば別の
識別データを有する別の実況映像となる。このことを図
4で説明すると、図4の“ア”で示すアドレスデータ
(1428A)を有する地点は、(1428A)という
映像識別データを有する実況映像と対応しており、この
(1428A)という識別データを示す実況映像は、図
4の“ア”の地点からAの方向(図面に向かって左の方
向)を撮影した映像である。また、図4の“イ”で示す
アドレスデータ(1428B)を有する地図上の地点
は、(1428B)という識別データを有する実況映像
と対応しており、この(1428B)という識別データ
を示す実況映像は、図3の“イ”の地点からBの方向
(図面に向かって下の方向)を撮影した映像である。ま
た、図4の“ウ”で示すアドレスデータ(1428C)
を有する地点は、(1428C)という識別データを有
する実況映像と対応しており、この(1428C)とい
う識別データを示す実況映像は、図4の“ウ”の地点か
らCの方向(図面に向かって右の方向)を撮影した映像
である。また、(1428D)というアドレスデータを
有する図4の“エ”で示す地点は、(1428D)とい
う識別データを有する実況映像と1対1に対応してお
り、この(1428D)という識別データを示す実況映
像は、図4の“エ”の地点からDの方向(図面に向かっ
て上の方向)を撮影した映像である。さらに、図4にお
いて、アドレスデータ(1429A)を有する“オ”で
示す地点は、(1429A)という識別データを有する
実況映像と対応しており、この(1429A)という識
別データを示す実況映像は、図4の“オ”の地点からA
の方向(図面に向かって左上の方向)を撮影した映像で
ある。また、図4の(1429B)というアドレスデー
タを有する“カ”で示す地点は、(1429B)という
識別データを有する実況映像と対応しており、この(1
429B)という識別データを示す実況映像は、図4の
“カ”の地点からBの方向(図面に向かって右下の方
向)を撮影した映像である。また、図4の(1429
C)というアドレスデータを有する“キ”で示す地点
は、(1429C)という識別データを有する実況映像
と対応しており、この(1429C)という識別データ
を示す実況映像は、図4の“キ”の地点からCの方向
(図面に向かって右の方向)を撮影した映像である。
【0015】以上から分かるように、この図4の例で
は、1428は、図4の地図の中央に位置する交差点の
領域(この図4の例では、この交差点の領域を「実況地
点」という言葉で呼んでいる)を示す地図上のアドレス
データであり、A,B,C,Dはその交差点領域(実況
地点)からの撮影(及び集音)の方向を示している。ま
た同様に、図4の例では、1429は、図4の地図の左
端の交差点の領域(実況地点)を示す地図上のアドレス
データであり、A,B,Cはその交差点(実況地点)内
の各場所からの撮影(及び集音)の方向を示している。
また、この図4の例では、実況映像の識別データは、前
記地図上の各実況地点の位置を示すアドレスデータ
(“1428”,“1429”など)と前記方向を示す
データ(A,B,C,Dなど)との組合せにより、構成
されている。
【0016】したがって、ユーザーは、この図4の地図
を見ながら、自分がこれから行きたいと思う場所が例え
ば図4の1428で示す交差点の領域だとして、「今、
この交差点の状況はどうなっているか(混雑しているの
かどうか、どういう人達がどういう服装で通行している
のか、など)知りたい、そのために実況映像を見たい」
と思えば、図4で示す地図上のア〜エの地点のいずれか
をマウスなどのポインティングデバイスでクリックすれ
ばよい。すると、前記制御装置2により、その地図上の
アドレスデータに対応する実況映像識別データが検索さ
れ(前記実況映像データベースから)、この検索された
実況映像識別データに基づいて、該当する実況映像がコ
ンピュータ・ネットワークを介して取り込まれて、ディ
スプレイ7の上半分7aに表示される。
【0017】またユーザーは、これから自分が行きたい
と思う場所と今自分が居る場所との間の交通経路を地図
上で求めて(これは従来から公知の技術で既に実現され
ている)、その経路上にある地点の実況映像を順番に表
示していく(一つの実況映像の表示時間を例えば5秒と
して、5秒毎に次の実況映像を順番に表示していく)こ
ともできる。またユーザーは、自分が自動車を運転して
いるとき、GPS受信機で受信した測位情報や各種のセ
ンサにより得た測位情報から現在の位置を地図上で求め
(これは従来より公知の技術で既に実現されている)、
その地図上で求めた自分の現在位置に対応する地点か
ら、前記実況映像の識別データを求めて、その識別デー
タに基づいてネットワーク上のサーバー(例えば図1の
中継サービス用コンピュータ11)を通して対応する実
況映像を取り込んで表示する、こともできる。これによ
り、ユーザーは、地図上の現在位置(GPS受信機やセ
ンサからの情報に基づいて推測した現在位置)と実際の
現在位置とが本当に一致しているのかどうかを目視によ
り確認することができる。つまり、上記のようにして求
められた実況映像識別データに基づいてディスプレイ7
に表示された実況映像と自分が自動車の内部から外部を
見て得られる実際の景色とが一致していれば、前記のG
PSにより推測した現在位置は計測誤差がなく正しいと
いうことになるが、一致していなければ前記の推測した
現在位置は正しくないということになる。
【0018】なお、前記制御装置2と中継サービス用コ
ンピュータ11の接続は無線でもよいこと、前記中継サ
ービス用コンピュータと各ビデオカメラ12及びマイク
13との接続も無線でもよいこと、及び、前記「地図デ
ータベース」、「実況映像データベース」、これらの検
索プログラム、及び地図データベース再生プログラム
は、CD−ROM4から読み取るのではなく、前記中継
サービス用コンピュータ11などのネットワーク上のサ
ーバー(コンピュータ)から取り込むようにしてもよ
い。特に、上記のように、図1のパソコン1を移動中の
自動車内で使用する場合(自分が自動車を運転している
とき、GPS受信機で受信した測位情報や各種のセンサ
により得た測位情報から現在の位置を画面表示された地
図上で求め、この「自分の現在位置に対応する実況地点
の実況映像で且つ自分の進行方向に対応する撮像方向の
実況映像」を、パソコン1のディスプレイ7に表示させ
る場合)は、前記パソコン1の制御装置2と前記中継サ
ービス用コンピュータとの間は無線で送受信する必要が
ある。
【0019】実施形態2.次に、本発明の実施形態2を
図1により説明する。図1において、1はユーザーが使
用するパーソナルコンピュータ(パソコン)で、CPU
及び通信モデム等より成る制御装置2と、コンピュータ
プログラム及びデータが記録されたハードディスク装置
3と、コンピュータプログラム及びデータが記録された
CD−ROM4を駆動するためのCD−ROMドライブ
5と、データ入力するためのキーボード6と、画像を出
力するためのディスプレイ7と、音声を出力するための
スピーカ8とより、構成されている。前記制御装置2
は、公衆回線10を介して、中継サービス用コンピュー
タ11に接続されている。この中継サービス用コンピュ
ータ11には、多数の地点にそれぞれ設置されたビデオ
カメラ12及び集音マイク13が、コンピュータ(サー
バー)14を介して、接続されている。これらの多数の
ビデオカメラ12及びマイク13等により入力された映
像データ及び音声データは、ユーザーからの要求によ
り、前記コンピュータ(サーバー)14及び中継サービ
ス用コンピュータ11を介して、ユーザーに送信できる
ようになっている。また、図1の多数のビデオカメラ1
2及び集音マイク13は、識別データにより互いに識別
できるようになっている。したがって、また、各ビデオ
カメラ12及び集音マイク13からの実況映像及び音声
は、互いに識別できるようになっている。また、これら
の多数のビデオカメラ12及びマイク13等により入力
された映像データ及び音声データは、ユーザーからの要
求により、中継サービス用コンピュータ11を介して、
ユーザーがオンラインで閲覧できるようになっている
(例えば、インターネット・ホームページ閲覧用ソフト
ウェアのブラウザーを使用して、閲覧できるようになっ
ている)。また、前記中継用サービスコンピュータ11
は、他の多数の中継用サービスコンピュータ12などと
も接続されており、例えば、中継サービス用コンピュー
タに接続されたユーザーは、この中継サービス用コンピ
ュータ11を介して他の中継サービス用コンピュータ1
2などから、それに接続されたビデオカメラ及びマイク
から入力されたデータを取り込めるようになっている。
【0020】この実施形態2では、前記CD−ROM4
には、前記各地点(前記ビデオカメラ12及びマイク1
3が設置された各場所)の実況映像を識別するための映
像識別データと多数のキーワードとを互いに関連付けた
実況映像データベースと、これらのキーワードから前記
映像識別データを検索するプログラムとが、記録されて
いる。この実況映像データベースに記録されているキー
ワードには、地名、場所のジャンル(海岸、町角、港
町、山、交差点、建物、レストラン、劇場、映画館、ス
ポーツ施設、野球場、温泉、寺院など)、行動のジャン
ル(スポーツ、演劇、映画、食事、散歩など)、などの
様々なものが含まれている。今、例えば大阪に住んでい
るユーザーが、「自分の故郷の神奈川県の夏の湘南海岸
の海岸線に沈む夕陽の景色を見たい」と考えたとする。
その場合、例えば、ユーザーが前記キーボード6により
「神奈川県、夏、湘南海岸、海岸線、夕陽」などのキー
ワードを入力すると、制御装置2は、これらの入力され
たキーワードに基づいて、CD−ROM4に記録された
実況映像識別データの中から対応するものを検索する。
そして、この検索された実況映像識別データに基づい
て、中継サービス用コンピュータ11にアクセスして、
その識別データに対応する地点に設置されたビデオカメ
ラ及びマイクからの映像データ及び音声データをリアル
タイムに取り込んで、ディスプレイ7及びスピーカ8か
ら出力することができる。このとき出力される映像及び
音声は、現時点のリアルタイムの映像及び音声なので、
ユーザーはあたかもその現場に実際にいるような感動を
得ることができる。
【0021】また、同様に、この実施形態2では、ユー
ザーが例えば「寺院、京都」というキーワードを入力す
れば、前記制御装置2がそれに該当する複数の映像識別
データを検索し、それらを順次ディスプレイ7に表示す
る。また、例えば長期入院しているユーザーが、実際に
は行けないが「九州各地の温泉巡りをしてみたい」と思
えば、「九州各地、温泉巡り」などのキーワードを入力
すれば、前記制御装置2が、それに該当する複数の映像
識別データを検索し、それらの識別データに対応する実
際映像を受信して、順次ディスプレイ7に表示する。こ
れは、ユーザーにとっては、実際には行っていないのに
実際に行っているのと同じ感動を得ることができる。こ
のように、この実施形態2は、ユーザーにとってあたか
も旅行に行っていないの行っているのと同様の感動を得
られる「バーチァル・トラベル(仮想旅行)」を実現で
きるシステムであると言える。
【0022】また同様に、ユーザーが「横浜の港町を食
べ歩きしたい」と思えば、「横浜、港町、食べ歩き」と
いうキーワードを入力すれば、前記制御装置2がこれら
のキーワードに基づいて対応する複数の映像識別データ
を検索し、これらに対応する複数の前記各地点からの実
況映像のデータを取り込んでくれる(この場合、公衆へ
の映像提供を承諾したレストランの内部に前記ビデオカ
メラとマイクを設置しておけば、その内部の状況、例え
ば客の今の混み具合や店内の雰囲気なども知ることがで
きる)。また、同様に、ユーザーが「日本全国の劇場巡
り(野球場巡り)をしてみたい」と思えば、「日本、劇
場巡り(野球場巡り)」というキーワードを入力すれ
ば、前記制御装置2がこれらのキーワードに基づいて対
応する映像識別データを検索し、それらに対応する実況
映像をリアルタイムに出力してくれる。この場合、各劇
場又は各野球場に、所定時間のみ劇の内容(又は試合内
容)の送信を承諾してもらっておけば、ユーザーは所定
時間のみではあるが、その劇(又は試合)の内容を言わ
ばインデックス代わりに見ることができる。
【0023】実施形態3.次に、本発明の実施形態3を
説明する。この実施形態3では、前記の実施形態1の構
成に加えて、次のようなものが備えられている。まず、
前記ビデオカメラ12やマイク13の近傍に備えられた
匂い入力装置が備えられている。この匂い入力装置に
は、匂いセンサと、この匂いセンサからの信号を匂いの
デジタルデータにコード化するコード化部が備えられて
いる。前記匂いセンサは、既存の複数の匂いセンサから
構成され、各センサからの匂い量検出値はすべて前記コ
ード化部(エンコーダ)に供給される。コード化部(エ
ンコーダ)では、この供給された匂い量検出値を符号化
する。この符号化された匂いデータ(デジタルデータ)
は、記録装置に記録されると共に、遠隔のユーザーが、
コンピュータ通信ネットワーク網を介してリアルタイム
に閲覧し取り込めるようになっている。なお、前記の匂
いセンサは、感知できる匂いの種類毎に複数用意してお
き、できるだけ現場の元の匂いを忠実に再現できるだけ
の情報を得られるようにすることが望ましい。次に、ユ
ーザー側には、前記の閲覧し取り込んだ匂いデータ(デ
ジタルデータ)を、現場の匂いに近似した匂いを発生さ
せるための芳香剤調合データに変換する変換装置と、前
記ディスプレイ7(図1)の近傍に備えられ、前記芳香
剤調合データから芳香剤を調合して所望の匂いを発生さ
せる匂い発生装置と、が備えられている。まず、前記の
「前記閲覧し取り込んだ匂いデータ(デジタルデータ)
を、現場の匂いに近似した匂いを発生させるための芳香
剤調合データに変換する変換装置」を説明する。前記変
換装置は、各匂いセンサの検出値のパターンを各芳香剤
の出力値のパターンに変換する。より具体的には、様々
な種類の匂いのそれぞれについて、その匂いを匂いセン
サに検出させると検出値がどのような値をとるかを予め
調査・記録しておく。そして、この匂いと匂いセンサの
検出値パターンとの関係を記録したデータと、各匂いと
芳香剤(の成分)との関係を記録したデータとから、各
匂いセンサの検出値のパターンと複数種類の芳香剤の出
力値のパターンとを対応付けて記録しておくようにす
る。前記変換装置は、この対応付けられた情報に基づい
て、匂いセンサの検出値のパターンを芳香剤(の成分)
の出力値のパターン(これが「芳香剤調合データ」とな
る)に変換するものである。このことをより詳細に述べ
ると、次のとおりである。前記変換装置には、各匂いを
匂いセンサで検出したときの匂いセンサの検出値と、そ
の匂いを後述の匂い発生装置で発生させるときの各芳香
剤の出力値との対応関係が記録されたセンサ芳香剤量変
換テーブルが、予め記録されている。そして、変換装置
は、前記匂いセンサの検出値データに基づいて、このセ
ンサ芳香剤量変換テーブルを参照して、各匂いセンサ毎
の検出値を各芳香剤毎の出力値に変換する。
【0024】次に、前記の「前記芳香剤調合データから
芳香剤を調合して所望の匂いを発生させる匂い発生装
置」を説明する。匂い発生装置は、予め複数種類の芳香
剤を用意しておき、前記の「芳香剤調合データ」(前記
の芳香剤出力パターンデータ。各芳香剤からの匂い成分
をどれだけ発生させるかを示すデータ)に基づいて、必
要な種類の匂いの成分(芳香剤からの成分)を必要な分
量だけ発生させる。匂い発生装置の形態としては、ある
空間中においてその空間全体に匂いを行き渡らせる据置
型のものと、ユーザーの鼻の付近又は鼻の中に装着して
装着した人にのみ匂いを感得させる個人携帯型のもの
と、が考えられる。例えば、前記の据置型のものとして
は、次のようなものが考えられる。すなわち、箱の底に
芳香剤の入った容器を並べて、芳香剤と空気とが接する
面積を任意に調整できる蓋を各容器に付けておき、箱の
後ろ側には、必要に応じて送風機を設ける。そして、前
記の「芳香剤出力パターン」のデータに応じて、各芳香
剤の成分を所定量ずつ放出できるように、対応する各芳
香剤の容器の蓋の開閉具合を調節する。また、前記携帯
型のものについては、基本的構成は据置型のものと同様
でよいが、これを小型化し、これをヘルメット型、ヘッ
ドセット型、メガネ型、マスク型などの頭部支持具によ
りユーザーの鼻の付近に装着できるようにする。なお、
この実施形態3では、前記の「前記閲覧し取り込んだ符
号化された匂いデータを、現場の匂いに近似した匂いを
発生させるための芳香剤調合データに変換する変換装
置」をユーザー側のパソコン1側に備えるようにしてい
るが、本発明ではこれに限られるものではなく、例え
ば、現場のビデオカメラ12やマイク13が設置された
地点に備えるようにしてもよいし、コンピュータ・ネッ
トワーク上の中継サービス用コンピュータ(サーバー)
11に備えるようにしてもよい。また、以上の実施形態
3で説明した「匂いのデータ化、記録、通信、及び再
生」の技術は、例えば特開平7−55742号公報など
に開示された公知の技術である。
【0025】実施形態4.図5は本発明の実施形態4を
示すブロック図である。図5において、21は液晶ディ
スプレイ(LCD)である。また図5において、22は
従来より市販されているGPS(Grobal Pos
itioning System)受信機で、人工衛星
からの電波の遅延時間を計測し、軌道からの距離からユ
ーザーの現在位置を求めるためのものである。このGP
S受信機22は、人工衛星から送信されるGPS電波を
受信するGPS受信アンテナと、このGPS電波から現
在位置を緯度データ及び経度データとして認識する位置
認識部(CPUにより構成される)を含んでいる。前記
GPSアンテナは、GPS衛星からの例えば1.5GH
zの電波を受信し、その信号を前記位置認識部に送る。
前記位置認識部では、稼働中のGPS衛星のうち受信可
能な4個以上の衛星の電波を受信し、既知である衛星の
位置と受信電波とから算出した各衛星−受信点間の距離
とを基にして、受信点の現在位置を取得し、緯度データ
及び経度データを算出する。なお、以上のGPS受信機
2の詳細な構成及び使用方法は従来より公知である(例
えば、特開平5−45171号公報、特開平7−306
054号公報、特開平8−94735号公報などを参
照)ので、詳細な説明は省略する。また、図5におい
て、26は進行方向入力部で、ユーザーが徒歩、車両、
鉄道などにより移動中のときのその進行方向(東西南北
など)を地磁気などを利用して計測しその進行方向を求
める進行方向入力部である。この実施形態4では、前記
GPS受信機22と進行方向入力部26とにより、本発
明によるユーザーの「現在位置特定手段」を構成してい
る。また図5において、23はこのGPS受信機22か
らの現在位置情報としての座標データ(緯度データ及び
経度データ)と前記進行方向入力部26からの進行方向
データを受け取り、該当する衛星画像を選択し、それを
前記LCD21に表示するための制御部で、パーソナル
・コンピュータなどにより構成されている。
【0026】また、図5において、24は、前記制御部
23とインターネットなどのコンピュータ通信用公衆回
線網20を介して接続された地図データベース用サーバ
ー(コンピュータ)である。この地図用サーバー24
は、例えば日本全国の地図を、座標データ(緯度データ
及び経度データ)、地名、施設名、施設の識別データ
(施設の電話番号など)などの位置識別データと関連付
けながら、データベースとして記録している。この地図
用サーバー24は、公衆回線網20により前記制御部2
3とオンラインで接続されている。なお、この公衆回線
網20は、有線通信網だけでなく、携帯電話網、PHS
(パーソナル・ハンディホン・システム)網、自動車電
話網及び人工衛星通信網などの無線通信網をも含むもの
であることが望ましい。
【0027】また図5において、25は、インターネッ
トなどのコンピュータ通信用公衆回線網20に接続され
た実況映像入力装置で、各実況地点それぞれ設けられ、
各実況地点における複数方向の実況映像(各実況地点か
ら複数方向に向かって見える実況映像)をそれぞれリア
ルタイムに常時入力する複数のデジタル・ビデオカメラ
と、これらのデジタル・ビデオカメラからのデジタル映
像データを、インターネットなどのコンピュータ通信網
を介してアクセスして来た複数のユーザーに対してオン
ラインで提供するための実況映像提供用コンピュータ
と、から構成されている。この実況映像提供用コンピュ
ータは、各地点の実況映像を、座標データ(緯度データ
及び経度データ)、地名、施設名、施設の識別データ
(施設の電話番号など)などの位置識別データ及び東西
南北などの方向データと関連付けながら、データベース
として記録している。この実況映像提供用コンピュータ
は、前記通信網20により前記制御部3とオンラインで
接続されている。なお、この通信網20は、有線通信網
だけでなく、携帯電話網、PHS(パーソナル・ハンデ
ィホン・システム)網、自動車電話網及び人工衛星通信
網などの無線通信網をも含むものであることが望まし
い。
【0028】制御部23は、ユーザーのキーボード26
又はマウス27などの入力装置による指示により、前記
地図用サーバー24にアクセスして、そこから、ユーザ
ーが希望する地点(前記入力装置で指定した地点)を含
む所定領域の地図のデータをオンラインで取り出して、
LCD21に表示させる。また、前記制御部23は、ユ
ーザーがこの表示された地図の任意の地点をマウス27
で指示しその地点を含む所定領域の実況映像の表示を指
令したとき、前記各実況地点の前記実況映像提供用コン
ピュータを含む映像入力装置25にアクセスして、該当
する所定領域の実況映像のデータをオンラインで取り出
して、その実況映像をLCD21にリアルタイムに表示
させる。また、制御部23は、ユーザーが、例えば、表
示を希望する地点の地名、施設名、施設の識別データな
どを入力して該当する実況地点の実況映像又はその実況
地点を含む地図の表示を希望したとき、前記映像入力装
置25又は地図用サーバー24にアクセスして、該当す
る実況映像又は地図をオンラインで取り出して、それら
をLCD21に表示させる。また、制御部23は、ユー
ザーが自分が現在居る現在地点から進行方向に向かう方
向で且つ最も近くの場所にある実況地点の実況映像であ
って、その進行方向に向かって見える実況映像を表示せ
よと指令したときは、前記GPS受信機22及び進行方
向入力部26からユーザーの現在位置及び進行方向を座
標データ(緯度データ及び経度データ)及び方向データ
として受け取り、その座標データ及び方向データに基づ
いて、該当する前記各実況地点の映像入力装置25にア
クセスして、オンラインで該当の実況映像の提供を受け
て、LCD21に表示させる。なお、この場合の、前記
制御部23が前記映像入力装置25から該当する実況映
像の提供を受ける方法としては、従来のインターネット
用のブラウジング・ソフトウェア(閲覧ソフトウェア)
などによりこの各地の映像入力装置25にそれぞれ直接
アクセスして取り込む方法と、前記映像入力装置25に
対して該当する実況映像データを電子メールに添付した
ファイルとして送信してもらうように依頼してその送信
により受け取る方法など、様々な方法が有り得る。
【0029】また、この実施形態4では、前記制御部2
3は、ユーザーが、ある実況映像が前記LCD21に表
示されているとき、その表示された実況映像の中のある
部分だけを、例えば特定の建築物や特定の橋や特定の道
路などの部分だけを、他の部分と見分けやすいように所
定のマーキングをしたいと指令したときは、その部分を
他と異なって目立つようにマーキングできる手段(プロ
グラム)を含むのがよい。この場合のマーキングは、例
えば、他と異なる色で着色して色別する方法、その部分
のみに網掛け処理を行う方法、その部分を他の部分より
も太い実線で表示する方法、などの様々な方法がある。
【0030】実施形態5.次に、図6は本発明の実施形
態5を示すブロック図である。図6において、符号2
1,22,23,26,27は図4におけると同様なの
で説明を省略する。図6において、34は制御部23に
接続されたCD−ROMプレーヤ(再生装置)、35は
このCD−ROMプレーヤ34に読み取れらるCD−R
OMである。このCD−ROM35には、例えば日本国
の全体の地図を、座標データ(緯度・経度データ)、地
名、施設名、施設識別データなどの位置識別データと関
連付けて記録した地図データベースが記録されている。
また図6において、31は、インターネットなどのコン
ピュータ通信網30に接続された映像入力装置で、図4
の映像入力装置25と同様のものである。前記制御部3
は、前記CD−ROMプレーヤ14によりCD−ROM
15を読み取ることにより、ユーザーが希望する位置を
含む所定領域の地図を読み取ってLCD1に表示させる
ことができる。また、前記制御部3は、前記コンピュー
タ通信網30を介して映像入力装置31にアクセスする
ことにより、ユーザーが希望する実況地点からのユーザ
ーが希望する所定方向の実況映像を取り込み、LCD2
1に表示させることができる。また、制御部23は、ユ
ーザーが、「自分が現在居る現在地点から進行方向に向
かう方向にある地点で且つ現在地点から最も近い実況地
点の実況映像であって、その地点から自分の進行方向に
向かって撮像した実況映像を、表示せよ」と指令したと
きは、前記GPS受信機22からユーザーの現在位置を
座標データ(緯度データ及び経度データ)として受け取
り、且つ、前記進行方向入力部26からユーザーの進行
方向のデータを受け取り、その座標データ及び進行方向
データに基づいて、前記映像入力装置31にアクセスし
て、該当の座標データに近い場所にある実況地点のもの
で且つユーザーの進行方向に近い方向の実況映像のデー
タをオンラインで読み取り、その実況映像をリアルタイ
ムにLCD21に表示させる。
【0031】
【発明の効果】
(1)本発明による実況映像提供システムによれば、ユー
ザーは、地図を見ながら、例えば希望の地点をポインテ
ィングデバイスで指定する(例えばマウスでクリックす
る)だけで、その地点の今の現時点の状況を実況映像で
見ることができる。また、ユーザーは、いちいちポイン
ティングデバイスで指定しなくても、予めコンピュータ
プログラムで実況映像を希望する複数の地点の地点識別
データを順次入力するようにしておけば、コンピュータ
により次々と希望する地点に対応する実況映像を表示さ
せることができる。よって、ここでも、ユーザーは地図
を見ながら、実際には行っていないのに実際に行ってい
るのと同じ感動を得られる「バーチァル・トラベル(仮
想旅行)」を実現できるようになる。また、例えば、全
世界の地図から全世界の各地の実況映像をみながら、全
世界のユーザーが一つの宝を探していくというような、
コンピュータ通信ネットワークの世界の中での「宝探
し」ゲームを世界中で同時に競うことも可能になる。ま
た従来より存在しているGPS受信機と請求項1の発明
とを組み合わせることによって、次のような効果を得る
ことができる。すなわち、ユーザーがGPS受信機から
の現在位置(緯度データと経度データの座標データ)に
基づいて地図データベースから現在位置を含む所定領域
の地図を読み出して表示し、その表示された地図上に表
示された現在位置(座標データ)又はそれと近い地点を
ユーザーがマウスでクリックしてその地点の実況映像を
オンラインで取り出すように指令すれば、GPS受信機
からの現在位置が計測誤差などがなく正しいものかどう
かを確認できる。つまり、表示された実況映像がユーザ
ーの現在の位置から実際に見えるものと一致していれ
ば、GPS受信機からの現在位置は正しいものと判定で
きる(従来は、ユーザーは、地図だけでは、GPS受信
機による現在位置が正しいかどうかを自分で確かめるこ
とが困難だった)。 (2)また、本発明による実況映像提供システムによれ
ば、ユーザーは、ある地点の実況映像を見ながら、その
実況映像の識別データから、対応する地図上の地点を表
示させることができるので、ある実況映像を見て、その
実況映像が見える場所が地図上のどこなのか(どういう
地名・施設名なのかなど)を、容易に知ることができる
ようになる。 (3)また本発明による実況映像提供システムによれば、
ユーザーは、自分の希望する文字列等により構成される
検索データを入力することにより、その検索データに対
応する一つ又は複数の地点の実況映像を、その場でリア
ルタイムに見ることが可能になる。特に、遠隔の複数の
地点における今この瞬間の実況を映像でリアルタイムに
順次見ることができる「バーチャル・トラベル(仮想旅
行)」を提供できるようになる。 (4)なお、本発明において、前記各実況映像を特定する
ための実況映像識別データを、前記映像入力手段が設け
られた各地点を示す位置データとその映像入力手段が撮
影した方向を示す方向データとから構成するようにすれ
ば、同じ地点でも、見る方向によって異なる実況映像を
提供できるようになり、「生の現場」をより詳細にリア
ルタイムに再現できる実況映像を提供できるようにな
る。 (5)また本発明では、ユーザーの現在位置をGPS受信
機などの現在位置特定手段により求め、この求められた
現在位置に対応する実況地点の実況映像をオンラインで
取り出して表示するようにしている。したがって、ユー
ザーは、例えば、次のような使い方が可能になる。例え
ば、自分が車両などに乗って移動しているとき、GPS
受信機により自分の現在位置を求めて、その現在位置に
対応する地図上の地点を地図画面上で見る(このための
システムは、従来より、自動車用の目的地までのルート
の地図探索・運転案内システムとして実用化されてい
る)。また、同時に、ユーザーは、GPS受信機からの
現在位置を求め、通信ネットワークを介して該当する映
像入力手段にアクセスし、現在位置に対応する実況映像
をオンラインで取り出して画面上に表示させて見る。こ
れにより、ユーザーは、目的地へのルートを記載した地
図を見ながら、地図上に表示されている現在位置(GP
S受信機により計測されるユーザーの現在位置が画面の
地図上に矢印などで表示されるシステムは自動車の運転
案内システムとして既に多数市販されている)と実況映
像とが一致しているかどうかを確認し、一致していれ
ば、GPS受信機からの現在位置が計測誤差なく正しい
ことを確認できる。また一致していなければ、GPS受
信機からの現在位置が間違っていることが分かる。な
お、ここで述べた請求項5の発明によらずとも、従来よ
り存在しているGPS受信機と請求項1の発明とを組み
合わせることによっても、請求項5と同様の効果を得る
ことはできる(上述のとおり)。すなわち、ユーザーが
GPS受信機からの現在位置に基づいて地図データベー
スから現在位置を含む所定領域の地図を読み出して表示
し、その表示された地図の現在位置に近い地点をマウス
でクリックし、そのマウスでクリックした地点に近い一
つ又は複数の実況地点の実況映像をオンラインで取り出
すようにすれば、GPS受信機からの現在位置が正しい
かどうかをユーザー自身が確認できる。 (6)また、本発明では、前記映像入力手段は、前記各実
況地点から複数の方向に向かって見える映像を撮像する
ものであり、前記各実況地点を互いに識別するための実
況地点識別データは、前記映像入力手段が設けられた各
実況地点の位置を示す位置データとその映像入力手段が
撮影する方向を示す方向データとから構成されており、
前記現在位置特定手段は、ユーザーの現在位置を特定す
る手段とユーザーの進行方向を特定する手段とを含んで
おり、前記実況地点識別データ選択手段は、前記現在位
置特定手段により特定さたれユーザーの現在位置(緯度
データ及び経度データによる座標データなど)及びユー
ザーの進行方向(東西南北など)に基づいて、ユーザー
の現在位置に(最も)近い実況地点を示し且つユーザー
の進行方向に(最も)近い方向の実況地点識別データを
選択するものである。よって、車両などで移動中のユー
ザーは、画面に表示された地図上の自分の現在位置(G
PS受信機からの自分の現在位置が矢印などで表示され
る)を見ながら、同時に、前記GPS受信機からの現在
位置に対応する実況映像を見ることができ、地図上の地
点と実況映像とを照らし合わせて、GPSにより計測さ
れた地図上の現在位置が本当に正しいかどうかを確認す
ることができる。 (7)また、本発明では、前記表示手段に表示された実況
映像の中のユーザーが指定した部分に対して他の部分と
区別するためのマーキングをするためのマーキング手段
を備えることにより、実況映像(動画でも静止画でもよ
い)の中のある部分(例えば、特定の建造物、橋、道
路、河川、公園など)のみをマーキングできるので、実
況映像を自分の目的に応じて見やすい形に加工できるよ
うになる。 (8)また、本発明において、前記映像入力手段に、その
地点において発生している音声をリアルタイムに入力す
る手段をも含ませ、これらの入力された音声をそれぞれ
リアルタイムに無線又は有線で取り込む(インターネッ
ト用ブラウザーによる閲覧する場合や通信ネットワーク
により送信させる場合などを含む)ことにより、ユーザ
ーは、実況映像(現場の生の映像。動画又は静止画)だ
けでなく、「現場の生の音声」をも併せて知ることが可
能になる。 (9)また本発明では、さらに、前記映像入力手段の近傍
に備えられ、匂いセンサと、この匂いセンサからの信号
を匂いデジタルデータに変換する手段とから構成され、
前映像入力手段の設置された地点又はその周辺の匂いを
入力するための匂い入力手段と、この匂い入力手段から
の匂いデータを、その匂いに近似した匂いを発生させる
ための芳香剤調合データに変換する手段と、前記表示手
段の近傍に備えられ、前記芳香剤調合データから芳香剤
を調合して所望の匂いを発生させる匂い発生手段と、を
含むようにすることにより、ユーザーは、前記の実況映
像と実際の音声だけでなく、現場の実際の匂いをも、リ
アルタイムに遠隔地において感得することができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1又は2のハードウェア構
成を示す図である。
【図2】 本発明の実施形態1又は2の概念的構成を示
す図である。
【図3】 本発明の実施形態1のディスプレイの構成を
示す図である。
【図4】 本発明の実施形態1においてディスプレイに
表示される地図の一例を示す図である。
【図5】 本発明の実施形態4を示すブロック図であ
る。
【図6】 本発明の実施形態5を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ(パソコン) 2 制御装置 3 ハードディスク装置 4 CD−ROM 5 CD−ROMドライブ5 6 キーボード 7 ディスプレイ 7a ディスプレイの上半分 7b ディスプレイの下半分 8 スピーカ 10 公衆回線 11 中継サービス用コンピュータ 12,12a,12b ビデオカメラ 13,13a,13b マイク 21 LCD. 22 GPS受信機. 23 制御
部.24 地図データベース用サーバー(コンピュー
タ).25 映像入力装置. 26 キーボード. 2
7 マウス.30 コンピュータ通信網. 31 映像
入力装置.34 CD−ROMプレーヤ. 35 CD
−ROM

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆への開示が可能な多数の実況地点の
    実況映像をそれぞれリアルタイムに常時入力するために
    各実況地点にそれぞれ設けられた映像入力手段と、 地図上の各地点と、前記各実況映像を互いに識別するた
    めの実況映像識別データとを、互いに対応付けながら、
    記録する地図データベース手段と、 前記地図データベース手段により表示された地図上のあ
    る地点に対応する実況映像識別データに基づいて、該当
    する実況映像を該当の前記映像入力手段からオンライン
    で取り込む映像取り込み手段と、 この映像取り込み手段により取り込まれた実況映像をリ
    アルタイムに表示する表示手段と、からなる、実況映像
    提供システム。
  2. 【請求項2】 公衆への開示が可能な多数の実況地点の
    実況映像をそれぞれリアルタイムに常時入力するために
    各実況地点にそれぞれ設けられた映像入力手段と、 地図上の各地点と、前記各実況映像を互いに識別するた
    めの実況映像識別データとを、互いに対応付けながら、
    記録する地図データベース手段と、 ある実況映像を表示している場合に、その実況映像を識
    別する実況映像識別データをキーとして、前記地図デー
    タベース手段から、該当する実況映像の実況地点を含む
    所定領域の地図を示すための地図データを抽出する地図
    データ抽出手段と、 この地図データ抽出手段により抽出された地図データに
    基づいて地図を表示する表示手段と、からなる、実況映
    像提供システム。
  3. 【請求項3】 公衆への開示が可能な多数の実況地点の
    実況映像をそれぞれリアルタイムに常時入力するために
    各実況地点にそれぞれ設けられた映像入力手段と、 前記各実況映像を互いに識別するための実況映像識別デ
    ータを、文字列・記号列・図形又は映像などから成る検
    索データと関連付けながら、記録する実況映像識別デー
    タベース手段と、 前記の文字列・記号列・図形又は映像などから成る検索
    データを入力する検索データ入力手段と、 この検索データ入力手段から入力された検索データに基
    づいて、前記実況映像識別データベース手段から、関連
    する一つ又は複数の実況映像識別データを選択する実況
    映像識別データ選択手段と、 この選択された実況映像識別データに基づいて、該当す
    る実況映像をオンラインで取り込む映像取り込み手段
    と、 この映像取り込み手段により取り込まれた実況映像を表
    示する表示手段と、からなる、実況映像提供システム。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、 前記映像入力手段は、前記各実況地点から複数の方向に
    向かって見える映像をそれぞれ撮像するものであり、 前記各実況映像を互いに識別するための実況映像識別デ
    ータは、前記映像入力手段が設けられた各実況地点の位
    置を示す位置データと、その映像入力手段が撮影する方
    向を示す方向データと、から構成されている、ことを特
    徴とする実況映像提供システム。
  5. 【請求項5】 公衆への開示が可能な多数の実況地点の
    実況映像をそれぞれリアルタイムに常時入力するために
    各実況地点にそれぞれ設けられた映像入力手段と、 前記各実況映像を互いに識別するための実況映像識別デ
    ータを記録する実況映像識別データ記録手段と、 ユーザーの現在位置を特定する現在位置特定手段と、 この現在位置特定手段により特定されたユーザーの現在
    位置に基づいて、前記実況映像識別データ記録手段か
    ら、前記ユーザーの現在位置の近くにある一つ又は複数
    の実況地点の実況映像を特定するための実況映像識別デ
    ータを選択する実況映像識別データ選択手段と、 この選択された実況映像識別データに基づいて、該当す
    る実況映像をオンラインで取り込む映像取り込み手段
    と、 この映像取り込み手段により取り込まれた実況映像をリ
    アルタイムに表示する表示手段と、からなる、実況映像
    提供システム。
  6. 【請求項6】 請求項5のシステムにおいて、 前記映像入力手段は、前記各実況地点から複数の方向に
    向かって見える映像をそれぞれ撮像するものであり、 前記各実況映像を互いに識別するための実況映像識別デ
    ータは、前記映像入力手段が設けられた各実況地点の位
    置を示す位置データと、その映像入力手段が撮像する方
    向を示す方向データと、から構成されており、 前記現在位置特定手段は、ユーザーの現在位置を特定す
    る手段とユーザーの進行方向を特定する手段とを含んで
    おり、 前記実況映像識別データ選択手段は、前記現在位置特定
    手段により特定されたユーザーの現在位置及びユーザー
    の進行方向に基づいて、ユーザーの現在位置からユーザ
    ーの進行する側の方向に存在する実況地点であってユー
    ザーの現在位置に近い実況地点の位置を示す位置データ
    と、ユーザーの進行方向を示す方向データと、から成る
    実況映像識別データを、選択するものである、ことを特
    徴とする実況映像提供システム。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれかにおい
    て、さらに、 前記表示手段により表示された実況映像の中のユーザー
    が指定した部分に対して、他の部分と区別するためのマ
    ーキングをするためのマーキング手段を備えたことを特
    徴とする実況映像提供システム。
  8. 【請求項8】 請求項1から7までのいずれかにおい
    て、さらに、 前記映像入力手段の近傍に備えられ、前記映像入力手段
    が設置された実況地点又はその周辺に発生している音声
    をリアルタイムに入力する音声入力手段と、 前記表示手段の近傍に備えられ、前記音声入力手段から
    の音声が出力される音声出力手段と、が備えられてい
    る、実況映像提供システム。
  9. 【請求項9】 請求項1から8までのいずれかにおい
    て、さらに、 前記映像入力手段の近傍に備えられ、匂いセンサと、こ
    の匂いセンサからの信号を匂いのデジタルデータに変換
    する手段とから構成され、前映像入力手段の設置された
    実況地点又はその周辺の匂いを入力するための匂い入力
    手段と、 この匂い入力手段からの匂いデータを、その匂いに近似
    した匂いを発生させるための芳香剤調合データに変換す
    る変換手段と、 前記表示手段の近傍に備えられ、前記芳香剤調合データ
    から芳香剤を調合して所望の匂いを発生させる匂い発生
    手段と、を含む実況映像提供システム。 【0001】
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