JP3285112B2 - 車両用サブフレーム構造 - Google Patents

車両用サブフレーム構造

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JP3285112B2 JP31352094A JP31352094A JP3285112B2 JP 3285112 B2 JP3285112 B2 JP 3285112B2 JP 31352094 A JP31352094 A JP 31352094A JP 31352094 A JP31352094 A JP 31352094A JP 3285112 B2 JP3285112 B2 JP 3285112B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用サブフレーム構
造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料タンク及びリヤサスペンショ
ンを車体後部の下方(リヤシートの下方等)に搭載する
ために、例えば、特開平5−8643号公報(自動車の
燃料タンク支持装置)の技術が開示されており、同技術
は上記公報の図1及び図5に示されるように、車体1の
リヤサイドフレーム2,2間にサスペンションクロスメ
ンバ7(サブフレームに相当)が取付けられ、このサス
ペンションクロスメンバ7にリヤサスペンション装置6
用アーム(アッパーアーム9,10、ロアアーム11及
びトレーリングアーム12からなる。)及び燃料タンク
21が支持されるものである。
【0003】図6(a),(b)は従来のサブフレーム
の説明図である。図6(a)は従来の技術を説明するた
めに上記従来の技術に示す図2を再掲したところのサス
ペンションクロスメンバを示す(符号は従来の技術と相
違する)。サスペンションクロスメンバ101(サブフ
レームに相当)は平面視略ロ字形を呈し、車幅方向に延
びる前後支持フレーム102,103(クロスメンバに
相当)と、車体前後方向に延びる左右支持フレーム10
4,105(サイドメンバに相当)とからなる。なお、
106はサスペンションクロスメンバ101に支持され
る燃料タンクである。
【0004】ところで、このようなサスペンションクロ
スメンバ101には、リヤサスペンション装置用アーム
を支持するために、一般に図6(b)に示すようなサス
ペンション用アーム取付部が取付けられる。すなわち、
後支持フレーム103の下部に別部材からなるサスペン
ション用アーム取付部107が溶接され、このサスペン
ション用アーム取付部107にリヤサスペンション装置
用アーム108が支持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
造では、後支持フレーム103に別部材からなるサスペ
ンション用アーム取付部107を取付ける構成であるた
め、生産性が劣りコストが嵩む。
【0006】そこで本発明の目的は、サブフレームに簡
単な構成でサスペンション用アーム取付部を設けること
により、サブフレームの生産性を向上することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、車幅方向に延びるクロスメンバと車体前後
方向に延びるサイドメンバとで構成された車両用サブフ
レームにおいて、前記クロスメンバの一部が、矩形空間
の上面に臨む上部、一方の側面に臨む側部及び第1下方
延出部を有する第1メンバと、前記矩形空間の他方の側
面に臨む側部、下面に臨む下部及び第2下方延出部を有
する第2メンバとを接合してなり、且つ、前記第1・第
2下方延出部の下部にサスペンション用アーム取付部が
形成されたことを特徴とする車両用サブフレーム構造で
ある。
【0008】
【作用】クロスメンバの一部にサスペンション用アーム
取付部が一体に形成され、このサスペンション用アーム
取付部にサスペンション用アームが支持される。このた
め、同位置には別部材からなるサスペンション用アーム
取付部を取付ける必要がない。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、
「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、Frは前
側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側、CLは車幅方向
中央を示す。また、図面は符号の向きに見るものとす
る。
【0010】図1は本発明に係る車両用サブフレーム構
造の斜視図であり、サブフレーム1は平面視略ロ字形を
呈し、車幅方向に延びる前部クロスメンバ2、後部クロ
スメンバ3と、車体前後方向に延びる左のサイドメンバ
4、右のサイドメンバ5とを接合してなる。前・後部ク
ロスメンバ2,3間には、サイドメンバ4,5の内側近
傍に配置された一対の縦支持部材6,6(一方は図示せ
ず)が掛け渡される。
【0011】前後左右の各メンバ2〜5で囲まれた空間
内には燃料タンク11(左側L半分のみを示す)が収め
られ、この燃料タンク11は各縦支持部材6,6で支持
される。また、前・後部クロスメンバ2,3間には、概
ね車体の前後方向に延在する一対のバンド12,12
(一方は図示せず)が掛けられ、これらのバンド12,
12の両端部がボルト止めされている。このため、燃料
タンク11はバンド12でサブフレーム1に固定され
る。
【0012】サブフレーム1の左右両側にリヤサスペン
ション(サスペンション)20,20が配置され、これ
らのリヤサスペンション20,20はリヤマルチリンク
式サスペンションからなる。リヤサスペンション20は
ショックアブソーバ21と、このショックアブソーバ2
1を支持するハブキャリア22と、このハブキャリア2
2を支持するサスペンション用アーム(アッパアーム2
3、ロアアーム24、トレーリングアーム25、リーデ
ィングアーム26並びにコントロールアーム27)とか
らなる。
【0013】車体後部には車体前後方向に延びる左右の
サイドフレーム(図示せず)が設けられ、これらのサイ
ドフレーム間にサブフレーム1が渡されている。そし
て、サブフレーム1は平面視四隅部分が、振動防止用ブ
ッシュ52…(…は複数を示す。以下同じ。)を介して
サイドフレームに吊下げられる。このため、燃料タンク
11及びリヤサスペンション20,20(図1参照)は
サブフレーム1に組込まれ、このサブフレーム1がサイ
ドフレーム間に渡されることにより、車体後部の下方
(リヤシートやリヤフロアの下方)に搭載される。
【0014】前部クロスメンバ2と左右のサイドメンバ
4,5との前部コーナ部には、トレーリングアーム2
5,25を取付けるための左右のトレーリングアーム取
付部(サスペンション用アーム取付部)31,31が溶
接される。
【0015】図2は本発明に係る車両用サブフレーム構
造の側面図であり、サスペンション用アーム取付部(ア
ッパアーム取付部32、ロアアーム取付部33、リーデ
ィングアーム取付部34、コントロールアーム取付部4
4)の配置を示す。各サイドメンバ4,5の上部中央に
はアッパアーム23,23を支持するためのアッパアー
ム取付部32,32が溶接され、各サイドメンバ4,5
の下部中央にはロアアーム24,24を支持するための
ロアアーム取付部33,33が溶接され、各サイドメン
バ4,5の後部にはリーディングアーム26,26を支
持するためのリーディングアーム取付部34,34が溶
接され、後部クロスメンバ3の端部下部にはコントロー
ルアーム27,27を支持するためのコントロールアー
ム取付部44,44が形成されている。なお、アッパア
ーム取付部32とロアアーム取付部33とは一体に形成
される。
【0016】図3は本発明に係るサブフレームの左側後
部の分解斜視図であり、サブフレーム1の左側後部を示
す。後部クロスメンバ3は鋼板のプレス成形材を組合せ
てなり、車幅方向中央部と端部との断面形状が異なり、
この端部は上下に枝分れした形状である。そして、車幅
方向端部は、それの上部が左のサイドメンバ4と接合さ
れ、下部がコントロールアーム取付部(サスペンション
用アーム取付部)44とされている(後部クロスメンバ
3にコントロールアーム取付部44が一体形成)。以
下、この構成を図4及び図5に基づき詳述する。
【0017】図4は図3の4−4線断面図であり、後部
クロスメンバ3の車幅方向中央部は、後部開放のコ字状
断面でフランジ幅が十分に大きな第1メンバ41に、後
部開放のコ字状断面でフランジ幅が小さい第2メンバ4
2を嵌合し、フランジ同士をスポット溶接して形成した
閉断面構造体からなり、この閉断面構造体の内部に矩形
空間43を有する。
【0018】図5は図3の5−5線断面図であり、後部
クロスメンバ3の車幅方向端部(一部)では、上記矩形
空間43が車幅方向中央部から連なっている。第1メン
バ41は、矩形空間43の上面に臨む上部41a、一方
の側面に臨む側部41b及び第1下方延出部41cを有
し、第2メンバ42は、矩形空間43の他方の側面に臨
む側部42a、下面に臨む下部42b及び第2下方延出
部42cを有する。
【0019】そして、後部クロスメンバ3の車幅方向端
部は、上部41aの後端部(この図で右側)に側部42
aの上部フランジをスポット溶接し、第1下方延出部4
1cに第2下方延出部42cを合せてスポット溶接して
形成した構造体からなる。第1・第2下方延出部41
c,42cの下部には、前後(この図の左右方向)に所
定距離離れた取付片41d,42dが立下り、これらの
取付片41d,42dによりコントロールアーム取付部
(サスペンション用アーム取付部)44が形成される。
【0020】再び図3に戻り、後部クロスメンバ3の車
幅方向端部と左のサイドメンバ4との取付け構造を説明
する。第2メンバ42の側部42a及び下部42bは、
下側のコントロールアーム取付部44よりも車幅方向外
側に延出し、しかも、上側及び前側が開放され、これら
の開放端にフランジが形成されている。下部42bには
ホルダ挿通孔42eが明けられている。
【0021】一方、左のサイドメンバ4は、鋼板のプレ
ス成形材を組合せてなり、上側開放のハット状断面の下
部メンバ46に、下側開放のハット状断面の上部メンバ
47を重ね合わせてフランジ同士をスポット溶接して形
成した閉断面構造体からなる。左のサイドメンバ4の後
部は下部メンバ46が除かれることで、下側が開放され
ている。そして、下部メンバ46の後方端部にフランジ
が形成される。後部クロスメンバ3と左のサイドメンバ
4とは、フランジ同士を重ね合わせてスポット溶接する
ことにより接合されている。
【0022】サブフレーム1にはブッシュ用ホルダ51
が接合され、これらのブッシュ用ホルダ51に振動防止
用ブッシュ52が装着されている。すなわち、ブッシュ
用ホルダ51はホルダ挿通孔42eから挿通され、後部
クロスメンバ3と左のサイドメンバ4とに接合される。
【0023】次に、上記構成の車両用サブフレーム構造
の作用を図3に基づき説明する。後部クロスメンバ3は
車幅方向端部を上・下部に枝分れした形状とし、上部に
左のサイドメンバ4を連結してサブフレーム1の連結部
分の剛性を確保し、更に、下部にコントロールアーム取
付部44を一体に形成している。このため、コントロー
ルアーム取付部44の基部の剛性が高まる。また、後部
クロスメンバ3に別部材からなるコントロールアーム取
付部を取付ける必要がなく、構成が簡単である。
【0024】なお、サブフレーム1の右側後部は、図3
に示す上記左側後部と左右反対向きである他は同一構成
並びに同一作用であり、説明を省略する。また、サブフ
レーム1は車体に取付ける構成であることを特徴とし、
燃料タンク11を組込んだ構成に限定されない。
【0025】
【発明の効果】以上に述べた通り本発明は、サブフレー
ムのクロスメンバの一部を、矩形空間の上面に臨む上
部、一方の側面に臨む側部及び第1下方延出部を有する
第1メンバと、前記矩形空間の他方の側面に臨む側部、
下面に臨む下部及び第2下方延出部を有する第2メンバ
とを接合して構成し、且つ、第1・第2下方延出部の下
部にサスペンション用アーム取付部を形成したことによ
り、クロスメンバの一部にサスペンション用アーム取付
部を一体に形成できるので、簡単な構成でサスペンショ
ン用アーム取付部を設けることができ、サブフレームの
生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用サブフレーム構造の斜視図
【図2】本発明に係る車両用サブフレーム構造の側面図
【図3】本発明に係るサブフレームの左側後部の分解斜
視図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図3の5−5線断面図
【図6】従来のサブフレームの説明図
【符号の説明】
1…サブフレーム、2…クロスメンバ(前部クロスメン
バ)、3…クロスメンバ(後部クロスメンバ)、4…左
のサイドメンバ、5…右のサイドメンバ、11…燃料タ
ンク、20…サスペンション(リヤサスペンション)、
41…第1メンバ、41a…上部、41b…側部、41
c…第1下方延出部、41d…取付片、42…第2メン
バ、42a…側部、42b…下部、42c…第2下方延
出部、42d…取付片、43…矩形空間、44…サスペ
ンション用アーム取付部(コントロールアーム取付
部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−8643(JP,A) 実開 昭58−136851(JP,U) 実開 昭63−115807(JP,U) 実開 昭63−59710(JP,U) 実開 昭60−175775(JP,U) 実開 平2−33786(JP,U) 実開 平1−98778(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 21/00 B62D 21/11 B62D 25/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車幅方向に延びるクロスメンバと車体前
    後方向に延びるサイドメンバとで構成された車両用サブ
    フレームにおいて、前記クロスメンバの一部は、矩形空
    間の上面に臨む上部、一方の側面に臨む側部及び第1下
    方延出部を有する第1メンバと、前記矩形空間の他方の
    側面に臨む側部、下面に臨む下部及び第2下方延出部を
    有する第2メンバとを接合してなり、且つ、前記第1・
    第2下方延出部の下部にサスペンション用アーム取付部
    が形成されたことを特徴とする車両用サブフレーム構
    造。
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CN109649495B (zh) * 2018-12-28 2024-01-12 陕西通家汽车股份有限公司 一种微型面包车中机舱横梁安装系统

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