JP3284639B2 - 衛生洗浄便器装置 - Google Patents
衛生洗浄便器装置Info
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- JP3284639B2 JP3284639B2 JP02231793A JP2231793A JP3284639B2 JP 3284639 B2 JP3284639 B2 JP 3284639B2 JP 02231793 A JP02231793 A JP 02231793A JP 2231793 A JP2231793 A JP 2231793A JP 3284639 B2 JP3284639 B2 JP 3284639B2
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- drying
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、排便後の肛門部の洗浄
および乾燥を行なう衛生洗浄便器装置に関するものであ
る。
および乾燥を行なう衛生洗浄便器装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の衛生洗浄便器装置は図５
に示すような構成となっていた。すなわち、１は便器、
２は便室、３は便座、４は便蓋、５は前記便座３に座っ
ている人体である。６は水タンク、７は洗浄後の人体の
乾燥を行なう乾燥ファン、８は前記乾燥ファンからの送
風を適温に加熱するヒータであり、この図は乾燥動作状
態を示している。そして前記乾燥ファン７とヒータ８と
で乾燥装置を構成する。９は洗浄ノズルであり、前記乾
燥に先立つ洗浄時には、ケース１０内のポンプ（図示せ
ず）によって、前記水タンク６内の水を前記洗浄ノズル
９から人体５へ放出して洗浄するものである。また、前
記洗浄ノズル９はケース１０に内装したポンプ（図示せ
ず）とともに洗浄装置を構成する。
に示すような構成となっていた。すなわち、１は便器、
２は便室、３は便座、４は便蓋、５は前記便座３に座っ
ている人体である。６は水タンク、７は洗浄後の人体の
乾燥を行なう乾燥ファン、８は前記乾燥ファンからの送
風を適温に加熱するヒータであり、この図は乾燥動作状
態を示している。そして前記乾燥ファン７とヒータ８と
で乾燥装置を構成する。９は洗浄ノズルであり、前記乾
燥に先立つ洗浄時には、ケース１０内のポンプ（図示せ
ず）によって、前記水タンク６内の水を前記洗浄ノズル
９から人体５へ放出して洗浄するものである。また、前
記洗浄ノズル９はケース１０に内装したポンプ（図示せ
ず）とともに洗浄装置を構成する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成においては、人体に付着した洗浄水を温風で乾燥
しようとするものであり、人体に付着した水滴までも完
全に乾燥させるにはかなり長い時間がかかるという課題
があった。そのため、一般的には、慣習として洗浄後ペ
ーパで水滴を拭き取り、その後で乾燥を行なう方法がと
られている。しかし、これは不便であるとともに、ペー
パで拭き取るという作業が、衛生洗浄便器装置の最大の
特徴である「清潔感」を殺してしまうという欠点を有し
ていた。
の構成においては、人体に付着した洗浄水を温風で乾燥
しようとするものであり、人体に付着した水滴までも完
全に乾燥させるにはかなり長い時間がかかるという課題
があった。そのため、一般的には、慣習として洗浄後ペ
ーパで水滴を拭き取り、その後で乾燥を行なう方法がと
られている。しかし、これは不便であるとともに、ペー
パで拭き取るという作業が、衛生洗浄便器装置の最大の
特徴である「清潔感」を殺してしまうという欠点を有し
ていた。
【０００４】本発明は上記課題を解決するもので、人体
へ付着した洗浄水を吹き飛ばす水切り装置を設けること
によって、洗浄後ペーパを使わずに短時間で乾燥を行な
うことを目的としたものである。
へ付着した洗浄水を吹き飛ばす水切り装置を設けること
によって、洗浄後ペーパを使わずに短時間で乾燥を行な
うことを目的としたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため本発明の衛生洗浄便器装置は、便座と、この便座に
座った人体へ洗浄水を放出する洗浄水放出装置と、前記
人体へ付着した洗浄水を吹き飛ばす水切り装置と、前記
人体へ付着した洗浄水を乾燥させる乾燥装置とを備え、
前記水切り装置は、向かい合って設けられた一対の対向
ノズルと、このノズルに高圧空気を送る送風手段から構
成され、前記水切りノズルは左右スライドすることによ
り洗浄水滴を寄せ集めて吹き飛ばすしている。
ため本発明の衛生洗浄便器装置は、便座と、この便座に
座った人体へ洗浄水を放出する洗浄水放出装置と、前記
人体へ付着した洗浄水を吹き飛ばす水切り装置と、前記
人体へ付着した洗浄水を乾燥させる乾燥装置とを備え、
前記水切り装置は、向かい合って設けられた一対の対向
ノズルと、このノズルに高圧空気を送る送風手段から構
成され、前記水切りノズルは左右スライドすることによ
り洗浄水滴を寄せ集めて吹き飛ばすしている。
【０００６】さらに、一対の対向ノズルは、列状に配置
された複数の空気噴出孔を持つよう構成されている。
された複数の空気噴出孔を持つよう構成されている。
【０００７】
【作用】本発明の衛生洗浄便器は水切り装置を備えてい
るため、乾燥に先立って人体に付着した洗浄水を吹き飛
ばすことができ、また、水切り装置のノズルを向かい合
わせに、対にして設けて空気噴流を吹き出すと、人体に
付着している洗浄水滴を両側から挟むようになり、効率
よく吹き飛ばす。
るため、乾燥に先立って人体に付着した洗浄水を吹き飛
ばすことができ、また、水切り装置のノズルを向かい合
わせに、対にして設けて空気噴流を吹き出すと、人体に
付着している洗浄水滴を両側から挟むようになり、効率
よく吹き飛ばす。
【０００８】さらに、列状に配置された空気噴出口を持
つ一対の可動式ノズルを左右からス ライドさせることに
よって、広範囲に付着した洗浄水滴を寄せ集めて吹き飛
ばす。
つ一対の可動式ノズルを左右からス ライドさせることに
よって、広範囲に付着した洗浄水滴を寄せ集めて吹き飛
ばす。
【０００９】
【実施例】以下本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図１〜図４は本発明の衛生洗浄便器装置の一実施例
を示したもので、図５と同一番号のものは同一機能を有
するものであり、説明を省き、図５と異なる点のみ説明
する。
る。図１〜図４は本発明の衛生洗浄便器装置の一実施例
を示したもので、図５と同一番号のものは同一機能を有
するものであり、説明を省き、図５と異なる点のみ説明
する。
【００１０】図１において、１１は水切りノズル、１２
は高圧送風ファンであり、これらが水切り装置を構成す
る。この図では、乾燥ファン７とヒータ８を水切り装置
と上下に並べて図示しているが、実際には、奥行き方向
に配置してもなんら問題はない。水切りノズル１１は人
体５の洗浄部に向けて設けられており、高圧送風ファン
１２から吐出される空気を洗浄部に吹き付ける働きをす
る。水切りノズル１１から吹き出される空気流は２０ｍ
／ｓ程度の流速があり、乾燥装置から吐出される空気に
比べると風量は少ないが、かなり高速である。このた
め、人体に付着した洗浄水滴を吹き飛ばすことができ
る。この水切り作業により、洗浄水の大部分が吹き飛ば
された後は、従来例である図５の場合と同様に、温風で
乾燥させるものであるが、残存水分量が少ないので乾燥
時間も短くなる。
は高圧送風ファンであり、これらが水切り装置を構成す
る。この図では、乾燥ファン７とヒータ８を水切り装置
と上下に並べて図示しているが、実際には、奥行き方向
に配置してもなんら問題はない。水切りノズル１１は人
体５の洗浄部に向けて設けられており、高圧送風ファン
１２から吐出される空気を洗浄部に吹き付ける働きをす
る。水切りノズル１１から吹き出される空気流は２０ｍ
／ｓ程度の流速があり、乾燥装置から吐出される空気に
比べると風量は少ないが、かなり高速である。このた
め、人体に付着した洗浄水滴を吹き飛ばすことができ
る。この水切り作業により、洗浄水の大部分が吹き飛ば
された後は、従来例である図５の場合と同様に、温風で
乾燥させるものであるが、残存水分量が少ないので乾燥
時間も短くなる。
【００１１】図２は一対のノズルを便器１上面で向かい
合わせて備えた実施例である。図２において、１３ａ、
１３ｂは対向水切りノズルであり、便座３の前方と後方
に互いに対になって設けられている。対向水切りノズル
１３ａ、１３ｂには、高圧送風ファン１２から高圧空気
が送られており、人体５の洗浄部に向けて空気噴流を吹
き付ける。図２はこの動作状態を示している。洗浄部
は、２方向から空気噴流を受けるために、水滴が周囲に
回り込むことなく、効率よく吹き飛ばされる。一定時
間、空気噴流を当てた後は、温風による乾燥を行なう。
なお、図２では、乾燥装置は図示していないが、この温
風による乾燥は従来例と同様である。
合わせて備えた実施例である。図２において、１３ａ、
１３ｂは対向水切りノズルであり、便座３の前方と後方
に互いに対になって設けられている。対向水切りノズル
１３ａ、１３ｂには、高圧送風ファン１２から高圧空気
が送られており、人体５の洗浄部に向けて空気噴流を吹
き付ける。図２はこの動作状態を示している。洗浄部
は、２方向から空気噴流を受けるために、水滴が周囲に
回り込むことなく、効率よく吹き飛ばされる。一定時
間、空気噴流を当てた後は、温風による乾燥を行なう。
なお、図２では、乾燥装置は図示していないが、この温
風による乾燥は従来例と同様である。
【００１２】このように、対になったノズルを用い、か
つ、洗浄部に近づけて使用することによって、水滴をよ
り効果的に吹き飛ばすことができるので、その後の温風
乾燥時間を短くすることができる。なお、対向ノズルは
左右方向に設けられても、また、複数対設けられてもよ
い。
つ、洗浄部に近づけて使用することによって、水滴をよ
り効果的に吹き飛ばすことができるので、その後の温風
乾燥時間を短くすることができる。なお、対向ノズルは
左右方向に設けられても、また、複数対設けられてもよ
い。
【００１３】図３、４は複数の空気噴出口を持つ水切り
ノズルを備えた実施例である。図３、図４において、１
４は可動式水切りノズルであり、便座３の左右に各１
個、対になって設けられている。これらのノズルには高
圧送風ファン１２（ケース１０に内蔵）から高圧空気が
送られているとともに、便器の内方に向かってスライド
させる、機械式、あるいは、空気圧式などの駆動機構
（図示せず）が設けられており、水切り装置を構成して
いる。この可動式水切りノズル１４には、長手方向に空
気噴出口１５が複数個設けられており、空気噴流による
エアカーテンを形成するようになっている。このノズル
に高圧空気を送り、エアカーテンを形成する空気噴流を
人体５に当てながら、便器内方に向かって可動式水切り
ノズル１４をスライドさせると、洗浄部付近に付着して
いた水滴は寄せ集められ、最終的に、２本の可動式水切
りノズル１４に挟まれて、吹き飛ばされてしまう。この
状態を可動式水切りノズル１４に垂直な断面で見たのが
図４である。この後、可動式水切りノズル１４は便座３
の左右それぞれの位置に戻り、従来例と同様の温風によ
る乾燥（装置は図示せず）が行なわれる。このように、
可動式水切りノズルをスライドさせて用いることによっ
て、洗浄部付近の広範囲の水滴を吹き飛ばすことがで
き、結果として、乾燥をより速めることができる。
ノズルを備えた実施例である。図３、図４において、１
４は可動式水切りノズルであり、便座３の左右に各１
個、対になって設けられている。これらのノズルには高
圧送風ファン１２（ケース１０に内蔵）から高圧空気が
送られているとともに、便器の内方に向かってスライド
させる、機械式、あるいは、空気圧式などの駆動機構
（図示せず）が設けられており、水切り装置を構成して
いる。この可動式水切りノズル１４には、長手方向に空
気噴出口１５が複数個設けられており、空気噴流による
エアカーテンを形成するようになっている。このノズル
に高圧空気を送り、エアカーテンを形成する空気噴流を
人体５に当てながら、便器内方に向かって可動式水切り
ノズル１４をスライドさせると、洗浄部付近に付着して
いた水滴は寄せ集められ、最終的に、２本の可動式水切
りノズル１４に挟まれて、吹き飛ばされてしまう。この
状態を可動式水切りノズル１４に垂直な断面で見たのが
図４である。この後、可動式水切りノズル１４は便座３
の左右それぞれの位置に戻り、従来例と同様の温風によ
る乾燥（装置は図示せず）が行なわれる。このように、
可動式水切りノズルをスライドさせて用いることによっ
て、洗浄部付近の広範囲の水滴を吹き飛ばすことがで
き、結果として、乾燥をより速めることができる。
【００１４】
【発明の効果】以上実施例で説明したように本発明の衛
生洗浄便器装置は、人体へ付着した洗浄水を吹き飛ばす
水切り装置をを有し、洗浄後、人体に付着した水滴を取
り去り、その後、温風で乾燥させる構成としているた
め、乾燥完了時間を短縮でき、その便利性を向上させる
ことができるとともに、従来行なっていたように、ペー
パで水滴を拭き取る必要もなくなるため、清潔感の向上
が図れる。
生洗浄便器装置は、人体へ付着した洗浄水を吹き飛ばす
水切り装置をを有し、洗浄後、人体に付着した水滴を取
り去り、その後、温風で乾燥させる構成としているた
め、乾燥完了時間を短縮でき、その便利性を向上させる
ことができるとともに、従来行なっていたように、ペー
パで水滴を拭き取る必要もなくなるため、清潔感の向上
が図れる。
【００１５】また、水切り装置として、対になったノズ
ルを対向させて設けることによって、水滴の回り込みを
少なくして効果的な水切りが可能になる。さらに、１対
の可動式水切りノズルを左右からスライドさせる水切り
装置では、洗浄部周辺の広い範囲に亘って水滴を寄せ集
め、吹き飛ばすので、一段と乾燥時間を短縮することが
できる。
ルを対向させて設けることによって、水滴の回り込みを
少なくして効果的な水切りが可能になる。さらに、１対
の可動式水切りノズルを左右からスライドさせる水切り
装置では、洗浄部周辺の広い範囲に亘って水滴を寄せ集
め、吹き飛ばすので、一段と乾燥時間を短縮することが
できる。
【図１】本発明の一実施例における衛生洗浄便器装置の
部分側断面図
部分側断面図
【図２】本発明のその他の実施例における衛生洗浄便器
装置の水切り動作状態を表わす部分側断面図
装置の水切り動作状態を表わす部分側断面図
【図３】本発明のその他の実施例における衛生洗浄便器
装置の部分斜視図
装置の部分斜視図
【図４】同衛生洗浄便器装置の水切り動作状態を表わす
部分縦断面図
部分縦断面図
【図５】従来の衛生洗浄便器装置の部分側断面図
１ 便器 ３ 便座 ５ 人体 ７ 乾燥ファン ８ ヒータ ９ 洗浄ノズル １１ 水切りノズル １２ 高圧送風ファン １３ａ、１３ｂ 対向水切ノズル １４ 可動式水切ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E03D 9/08
Claims (2)
- 【請求項１】 便座と、この便座に座った人体へ洗浄水
を放出する洗浄水放出装置と、前記人体へ付着した洗浄
水を吹き飛ばす水切り装置と、前記人体へ付着した洗浄
水を乾燥させる乾燥装置とを備え、前記水切り装置は、
向かい合って設けられた一対の対向ノズルと、これらの
ノズルに高圧空気を送る送風手段を有し、前記対向ノズ
ルは便座の左右に設けられ、左右からそれぞれスライド
させることにより洗浄水滴を寄せ集めて吹き飛ばす衛生
洗浄便器装置。 - 【請求項２】 対向ノズルは、列状に配置された複数の
空気噴出孔を有する請求項１記載の衛生洗浄便器装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02231793A JP3284639B2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 衛生洗浄便器装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02231793A JP3284639B2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 衛生洗浄便器装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06235229A JPH06235229A (ja) | 1994-08-23 |
| JP3284639B2 true JP3284639B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=12079355
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02231793A Expired - Fee Related JP3284639B2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 衛生洗浄便器装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3284639B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008025341A (ja) * | 2007-10-09 | 2008-02-07 | Tosuke Jinno | 便器用乾燥装置 |
-
1993
- 1993-02-10 JP JP02231793A patent/JP3284639B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06235229A (ja) | 1994-08-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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