JP3284264B2 - 原稿送り装置 - Google Patents

原稿送り装置

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JP3284264B2 JP31183396A JP31183396A JP3284264B2 JP 3284264 B2 JP3284264 B2 JP 3284264B2 JP 31183396 A JP31183396 A JP 31183396A JP 31183396 A JP31183396 A JP 31183396A JP 3284264 B2 JP3284264 B2 JP 3284264B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機等
のコンタクトガラス面の上部に配設されて複数枚の原稿
をコンタクトガラス面上に1枚ずつ自動給送する原稿送
り装置に係り、特に、OCマットの着脱構造の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来の原稿送り装置の一例を
示し、同図(A)は縦断面を、(B)は原稿押さえ用のOC
マットの正面を、(C)は同じくOCマットの断面構造を
それぞれ示している。図12(A)に示すように、給紙機
構101、搬送ユニット102、原稿押さえ白板103
及びペーパーガイド104が装着されるフレーム105
と、原稿規制ユニット106が取り付けられている外装
カバー107と、フレーム105の下面側に接着された
OCマット108とにより構成されており、複写機本体
のコンタクトガラス(図示せず)の上方に開閉可能に装
着されるものである。
【0003】また、図12(B)(C)に示すように、OC
マット108は発泡ウレタン樹脂等からなる基材108
aの一面にポリエチレンテレフタレート樹脂からなるフ
ィルム層108bを設けたもので、フレーム105の下
面へは、基材108aの他面四隅に貼り付けた両面テー
プ109によって固着されている。
【0004】上記従来構成の原稿送り装置においては、
外装カバー107とは別にフレーム105を準備し、そ
のフレーム105と外装カバー107とで、給紙機構1
01や搬送ユニット102等の機構類を分担して装着す
るようにしているため、必然的に部品点数が多くなり、
高価についていた。
【0005】そこで、最近では外装カバーを、上述の機
構類の装着場所を有するとともに該装着場所を覆ってO
Cマットを保持するように構成された筺体からなるもの
として、上述のフレームを省略し、この筺体に機構類を
構成する全部品を装着したうえで、該筺体下面側にOC
マットを両面テープによって貼着することにより、該O
Cマットと筺体とにより機構類を挟み込んだ構成とし、
これにより装置の部品点数を削減して製造コストダウン
を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外装カ
バーを筺体化することによって部品点数を削減した構成
では、メンテナンス等のサービスを行う際に、OCマッ
トの交換が必要となるという問題点があった。すなわ
ち、図12に示す従来の原稿送り装置では、外装カバー
107を取り外すことによってメンテナンスサービスを
実施することができるが、後者の改善例の場合、機構類
はOCマットによって閉塞された筺体内に納められてい
るため、メンテナンスサービスを実施しようとするとき
は、OCマットを筺体から取り外す必要が生じる。
【0007】ところが、OCマットは両面テープによっ
て四隅を固着されているため、取り外そうとして接着さ
れたOCマットを剥がすと、OCマットの発泡体からな
る基材部分が破損し、再使用不能となる。このため、何
らの不具合もなかったOCマットを廃棄し、新しいOC
マットと交換しなければならなくなり、ユーザーの負担
が大きく、また、サービスに要する時間も長くかかると
いう問題点が生じていた。
【0008】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたもので、OCマットを破損を招くことなく着脱す
ることができる構成とすることにより、メンテナンスサ
ービスを行う際にもOCマットの繰り返し使用を可能と
して、サービス性の向上を図ることを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明では、、原稿の送りに関わる機構類と、原
稿を押さえるための長方形状に形成されたOCマット
と、該機構類の装着場所を有するとともに該装着場所を
覆って該OCマットを保持する筐体とを備える原稿送り
装置において、該OCマットを該筐体に対して着脱可能
とする状態切換手段を該筐体とOCマットの間に設け、
該状態切換手段は該OCマットの一辺側が前記筐体に固
定され、他辺側が前記筐体に対して着脱可能となるよう
に構成されとともに、前記OCマットを、原稿を押さえ
るための機能状態、または機構部品を着脱するための前
記装着場所を露呈させる機能状態のいずれか一方に切り
換えるように構成されるとともに、前記状態切換手段に
は、前記OCマットの開放時の2つ折れを防止するため
の手段が設けられていることにより、OCマットの再使
用を可能としていることに加え、OCマットを開放し過
ぎて2つ折れになり、その折れた部分がコピー上に投影
されるという不良が発生する危険性があるため、前記O
Cマットの開放時の2つ折れを防止するための手段を設
けることが望ましい。
【0010】また、上記目的を達成するために、第2の
発明では、原稿の送りに関わる機構類と、原稿を押さえ
るための長方形状に形成されたOCマットと、該機構類
の装着場所を有するとともに該装着場所を覆って該OC
マットを保持する筐体とを備える原稿送り装置におい
て、該OCマットを該筐体に対して着脱可能とする状態
切換手段を該筐体とOCマットの間に設け、該状態切換
手段は該OCマットを、原稿を押さえるための機能状
態、または機構部品を着脱するための前記装着場所を露
呈させる機能状態のいずれか一方に切り換えるように構
成されるとともに、前記OCマットの一辺側を前記筐体
に固定する固定部材と、前記OCマットの前記筐体下面
との対向面において前記一辺に直交する方向に貼付され
て、該筐体下面に弾性的に圧接する弾性部材とを具備し
ていることにより、弾性部材によってOCマットの取り
付けと、開放のし過ぎによるOCマットの2つ折れを防
止可能とすることができる。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の第1実施
形態に係る原稿送り装置を示し、同図(A)は縦断面を、
(B)は原稿押さえ用のOCマットの正面を、(C)は同じ
くOCマットの断面構造をそれぞれ示している。図1
(A)に示すように、本実施形態の装置は、図外の複写機
のコンタクトガラス(図示せず)の上部に配備されるも
ので、外装カバーを兼ねる筺体1と、筺体1の下面側に
設けられた機構類装着場所1aを覆う状態で該筺体1の
下面側に装着された長方形状のOCマット2と、筺体1
内においてOCマット2の直上方に配設された、原稿の
送りに関わる機構類とを備えている。
【0016】筺体1内に納められる機構類は、周知構成
の給紙ユニット3、搬送ユニット4、原稿規制ユニット
5、摺動可能な原稿押さえ白板ユニット6、分離ローラ
ユニット7等であって、これらの機構類は、筺体1の装
着場所1aからのみ着脱することができるようになって
いる。8は呼び込みローラ、9は排紙トレー、bは各ユ
ニットを筺体1の内部に取着するためのビスである。
【0017】上記機構類の構成では、ユーザーが原稿規
制ユニット5が配備されている筺体1の上面に複数枚の
原稿(図示せず)をセットすると、呼び込みローラ8に
より、原稿を1枚ずつ給紙する。その原稿を分離ローラ
ユニット7によって複写機のコンタクトガラス上に搬送
し、複写機の複写動作の後、搬送ユニット4によって排
紙トレー9に搬出し、以上の動作を最終枚の原稿まで繰
り返し実行する。
【0018】上記構成において、本実施形態では、筺体
1とOCマット2間に、状態切換手段としてのベルベッ
ト式ファスナー10を介装している。すなわち、図1
(A)(B)に示すように、OCマット2は発泡ウレタン樹
脂等からなる基材2aの一面に、ポリエチレンテレフタ
レート樹脂からなるフィルム層2bを設けた周知構成の
もので、他面、つまり発泡樹脂からなる基材2a側の表
面の四隅にベルベット式ファスナー10の一方のファス
ナー部材10aを貼付している。これに対し、OCマッ
ト側のファスナー部材取付部位に対応する筺体下面側部
位には、ベルベット式ファスナー10の他方のファスナ
ー部材10bを貼付してある。
【0019】このようにOCマット2をベルベット式フ
ァスナー10を介して筺体1の下面に装着する構成とす
ることにより、筺体1とOCマット2とにより挟み込ま
れた前述の機構類のメンテナンスサービス時等におい
て、OCマット2を破損することなく取り外し、露呈し
た装着場所1aから機構類を着脱することができるた
め、OCマット2の再使用ないし繰り返し使用が可能と
なり、ユーザー負担が少なく、また、サービスに要する
時間を短縮することができる。
【0020】図2は本発明の第2実施形態に係る原稿送
り装置を示し、同図(A)は縦断面を、(B)は原稿押さえ
用のOCマットの正面を、(C)は同じくOCマットの断
面構造をそれぞれ示している。なお、本実施形態で前記
第1実施形態と構成及び作用が共通する部分には共通の
符号を付し、その説明を省略する。
【0021】本実施形態では、図2(B)(C)に示すよう
に、OCマット2は、貼付面となる発泡樹脂からなる基
材2a側の表面の一辺側コーナー部に、固定用部材とし
ての両面テープ等の接着部材11を貼付し、該基材2a
側の表面の他辺側コーナー部に、ベルベット式ファスナ
ー10の一方のファスナー部材10aを貼付している。
これに対し、OCマット側のファスナー部材取付部位に
対応する筺体下面側部位には、ベルベット式ファスナー
10の他方のファスナー部材10bを貼付してある。そ
して、OCマット2は接着部材11によって一辺側を筺
体1の下面に固着されるとともに、他辺側をベルベット
式ファスナー10によって着脱自在に取り付けられてい
る。
【0022】このような構成とすることにより、サービ
ス時等においては、OCマット2の他辺側を片開き状に
開放して装着場所1aを露呈させることにより、筺体1
内の機構類構成部品の点検・交換等を実施することがで
きる。この開放時、OCマット2は一辺側のみ固着され
ているだけなので、破損を招く危険性が少ない。また、
前記第1実施形態のように、OCマット2を筺体1から
完全に分離した状態で取り外すものでは、貼り付け固定
位置が筺体1上でずれていれば、OCマット2が複写機
のキャビネット上に乗り上げるなどする結果、露光時に
影が生じ、コピー不良となるが、本実施形態では、サー
ビス終了時のようにOCマット2の部分開放後は、OC
マット2の一辺が固定されているため、筺体2には再
度、元の位置に貼り付けることができる。
【0023】図3は本発明の第3実施形態に係る原稿送
り装置を示し、同図(A)は縦断面を、(B)は原稿押さえ
用のOCマットの正面をそれぞれ示している。なお、本
実施形態で前記第1、第2実施形態と構成及び作用が共
通する部分には共通の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0024】本実施形態は、前記第2実施形態と同様
に、OCマット2の基材2a側の表面の一辺側コーナー
部に接着部材11を貼付して、筺体1の下面側に固着
し、他辺側を着脱可能としたものであるが、該他辺側着
脱部の構成が第2実施形態と相違している。
【0025】すなわち、図3(B)に示すように、例えば
マイラー(商標名)のような高張力樹脂材料からなる固
定用補助部材12を1個以上準備し、この固定用補助部
材12を前記OCマット2の他辺側着脱部に貼り付けて
いる。固定用補助部材12には、ビス挿通孔13を有す
る取付片12aがOCマット2の両側辺から突出して設
けられており、一方、筺体1の下面側には図3(A)に部
分的に拡大して示すように、ネジ穴14を有するボス1
5が設けられている。
【0026】そして、このOCマット2の着脱部を筺体
1の下面側に固定するときは、固定用補助部材取付片1
2aのビス挿通孔13に通した結合手段としてのビス1
6をボス15のネジ穴14に締着及び取り外しして装着
場所1aを露呈させることにより、OCマット2を破損
させることなく機構類の着脱ができるものとなる。
【0027】このように筺体1側のボス15で位置決め
されたビス16によって固定用補助部材12を固定する
ことにより、OCマット2は正規取付位置に位置調整さ
れる。また、前記OCマット2に貼り付けられた接着部
材11は、この着脱部を一旦、固定したうえで筺体1側
に貼付することにより、正規位置への位置決めがなされ
る。したがって、OCマット2のサービス後等の再固定
時には、位置合わせ調整が不要となり、サービスに要す
る時間を短縮することが可能になる。
【0028】また、上記構成におけるOCマット2の着
脱部の変形態様として、筺体1の下面側に設けられたボ
ス15に代えて例えば図4に示すように、差込孔17を
設け、この差込孔17に固定用補助部材12の取付片1
2aを横方向から差し込み、及び抜き外す構造とすれ
ば、筺体1に対するOCマット2の着脱を可能とするこ
とができる。この場合、固定用補助部材12の取付片1
2aにはビス挿通孔13及びビス16は不要となり、よ
り簡単で安価な構成となる利点がある。
【0029】また、上記構成におけるOCマット2の着
脱部の別の変形態様として、筺体1の下面側に設けられ
たボス15に代えて例えば図5に示すように、筺体1の
下面側に下垂状に突出し、先端部が膨隆した変形ボス1
8を設ける一方、固定用補助部材12の取付片12aに
係止孔19を設け、変形ボス18の先端部を係止孔19
に圧入嵌合することにより固定し、係止孔19を変形ボ
ス18から無理抜きすることにより取り外し可能な構造
とすれば、筺体1に対するOCマット2の着脱を可能と
することができる。
【0030】この場合、OCマット2の取り付け、取り
外しの操作は、縦方向の差し込み、抜き外しとなるの
で、図4に示すものと比較してもさらに操作性が簡便化
され、また、構造的にもより簡単で安価に作製できるも
のとなる。なお、図5に示すように、固定用補助部材1
2は、OCマット2の他辺側両端にわたる一連の形状に
形成されたものを使用してもよい。
【0031】図6は本発明の第4実施形態に係る原稿送
り装置のOCマット2を示している。なお、本実施形態
で前記第1〜第3実施形態と構成及び作用が共通する部
分には共通の符号を付し、その説明を省略する。上記第
2、第3実施形態のように、OCマット2の一辺側が筺
体1に固定されているとともに、他辺側を筺体1に対し
て着脱可能とされているものでは、OCマット2を開放
し過ぎると2つ折れになり、その折れ曲がった部分がコ
ピー上で影となって投影されるというコピー不良が発生
する虞れがある。
【0032】本実施形態では、このコピー不良の発生を
防止するため、OCマット2の貼付面の両側に、それぞ
れ扁平矩形状の弾性部材20を貼り付けるだけの簡単な
構造により、OCマット2の開放時に2つ折れしにくい
構造としている。
【0033】図7は本発明の第5実施形態に係る原稿送
り装置を示し、同図(A)は縦断面を、(B)は原稿押さえ
用のOCマットの要部をそれぞれ示している。なお、本
実施形態で前記第1〜第4実施形態と構成及び作用が共
通する部分には共通の符号を付し、その説明を省略す
る。本実施形態では、OCマット2の基材2a側の表面
の一辺側コーナー部に両面テープ等の接着部材11を貼
付して、筺体1の下面側に固着し、他辺側を着脱可能と
するととも、該他辺側着脱部に2つ折れ防止構造を付与
している。
【0034】すなわち、OCマット2の貼付面他辺側に
は、該OCマット2の側辺から突出する突片12bを有
する固定用補助部材12を貼付し、さらにその上にベル
ベット式ファスナーの一方のファスナー部材10aを貼
付している。また、所定寸法の紐21を準備し、この紐
21の一端部を固定用補助部材12の突片12bに取り
付けたビス22に、また他端部を筺体1側に設けた巻き
取りプーリ23に固定している。紐21の長さはOCマ
ット2の片側開放時に、該OCマット2が2つ折れする
ことのない安全な角度以上には開かないように設定され
ている。
【0035】このような構成では、OCマット2と筺体
1間に繋がれた紐21の存在によって、OCマット2は
紐21の長さ以上、開放されることがなく、その折れを
防止することができ、コピーに折れた部分の影が現れる
ことをなくすことができる。
【0036】図8は本発明の第6実施形態に係る原稿送
り装置におけるOCマット2及びその周辺の平面視を示
している。なお、本実施形態で前記第1実施形態と構成
及び作用が共通する部分には共通の符号を付し、その説
明を省略する。OCマット2を筺体1に対して全体に着
脱可能とした態様では、OCマット2を一旦、取り外し
た後、再取付時にOCマット2の位置調整を行わなけれ
ばならず、この調整に時間を要することとなる。
【0037】そこで、本実施形態では、OCマット2を
筺体1側へ位置調整して、取り付けた後、OCマット2
の少なくとも1個所に隣接した筺体下面側位置、具体的
には一つのコーナー部を構成する両辺に沿う筺体1の下
面側位置にマイラー(商標名)等からなるOCマット位置
決め部材24を貼り付けた構成としている。このように
すれば、OCマットの再取付時の位置決め調整にかかる
手間と時間を要しないという利点がある。
【0038】図9は本発明の第7実施形態に係る原稿送
り装置を示し、同図(A)はOCマット2及びその周辺の
平面視を、(B)は側面視をそれぞれ示している。なお、
本実施形態で前記第4実施形態と構成及び作用が共通す
る部分には共通の符号を付し、その説明を省略する。本
実施形態では、OCマット2の貼付面の一辺側を両面テ
ープ等の接着部材11により筺体1に固着するととも
に、該一辺に直交する方向に筺体下面に弾性的に圧接す
る弾性部材20を貼付したものである。
【0039】具体的には弾性部材20は、前記第4実施
形態と同様に扁平矩形状のものを一対準備し、それらの
弾性部材20をそれぞれOCマット2の貼付面の両側に
貼り付けており、これにより弾性部材20の弾性復元力
により絶えずOCマット開放部を筺体1の下面側へ押し
当てる構造としている。この場合、OCマット2の他辺
側にはベルベット式ファスナー等の取着手段を設けなく
ても、弾性部材20の弾性復元作用により、OCマット
2を筺体1の下面に密着させることができるとともに、
OCマット2の開き過ぎるに起因する2つ折れの発生を
防止することができる。
【0040】図10は本発明の第8実施形態に係る原稿
送り装置を示している。なお、本実施形態で前記各実施
形態と構成及び作用が共通する部分には共通の符号を付
し、その説明を省略する。本実施形態では、OCマット
2の筺体1側への貼付面にラバーマグネット等の磁気吸
着部材25を貼り付けるとともに、筺体下面側の対応す
る部位を磁気吸着面に構成することにより、簡単な構造
で、OCマット2の着脱を可能とすることができる。
【0041】図11は本発明の第9実施形態に係る原稿
送り装置を示し、同図(A)は縦断面を、(B)はOCマッ
ト2の要部をそれぞれ示している。なお、本実施形態で
前記第5実施形態と構成及び作用が共通する部分には共
通の符号を付し、その説明を省略する。本実施形態で
は、前記第5実施形態におけるOCマット2の他端開放
側と筺体1間を繋ぐ紐21に代えて、ゴム等の伸縮性の
大きい紐状体乃至帯状体からなる弾性部材26を使用し
ている。
【0042】この場合、OCマット開放時は、OCマッ
ト2と筺体1間に繋がれた弾性部材26が所定の開放位
置で伸び切るため、OCマット2の2つ折れを防止する
ことができる。また、閉じる際に縮み力によってOCマ
ット2が筺体1へ引き寄せられて密着状態で固定され
る。このように本実施形態では、OCマット2の2つ折
れ防止機能と、OCマット2の固定機能の2役を単一の
弾性部材26のみで実現しているため、構造が簡単なう
えに安価に作製できるという利点がある。
【0043】
【0044】
【発明の効果】本発明の請求項1によるときは、原稿の
送りに関わる機構類と、原稿を押さえるための長方形状
に形成されたOCマットと、該機構類の装着場所を有す
るとともに該装着場所を覆って該OCマットを保持する
筐体とを備える原稿送り装置において、該OCマットを
該筐体に対して着脱可能とする状態切換手段を該筐体と
OCマットの間に設け、該状態切換手段は該OCマット
の一辺側が前記筐体に固定され、他辺側が前記筐体に対
して着脱可能となるように構成されとともに、前記OC
マットを、原稿を押さえるための機能状態、または機構
部品を着脱するための前記装着場所を露呈させる機能状
態のいずれか一方に切り換えるように構成されるととも
に、前記状態切換手段には、前記OCマットの開放時の
2つ折れを防止するための手段が設けられているので、
OCマットの機能状態を切り換えて、装着場所を露呈さ
せることにより、OCマットを破損することなくメンテ
ナンスサービスを施すことができ、また、OCマットを
繰り返し使用することができるので、ユーザー負担が少
なく済み、サービスに要する時間を効果的に短縮するこ
とができる。また、サービス等によりOCマットの一部
分を開放後、筐体側の元の位置へ再固定時には、貼り付
け固定位置が筐体上でずれることがないので、OCマッ
トがキャビネット上に乗り上げ等によるコピー上の影が
生じるといった不都合をなくすことができる。加えて、
OCマットの開放時の2つ折れを防止するための手段を
設けているので、OCマットを開放し過ぎて2つ折れに
なり、その折れた部分がコピー上に投影されるという不
良が発生する危険性を回避することができる。
【0045】請求項2によるときは、原稿の送りに関わ
る機構類と、原稿を押さえるための長方形状に形成され
たOCマットと、該機構類の装着場所を有するとともに
該装着場所を覆って該OCマットを保持する筐体とを備
える原稿送り装置において、該OCマットを該筐体に対
して着脱可能とする状態切換手段を該筐体とOCマット
の間に設け、該状態切換手段は該OCマットを、原稿を
押さえるための機能状態、または機構部品を着脱するた
めの前記装着場所を露呈させる機能状態のいずれか一方
に切り換えるように構成されるとともに、前記OCマッ
トの一辺側を前記筐体に固定する固定部材と、前記OC
マットの前記筐体下面との対向面において前記一辺に直
交する方向に貼付されて、該筐体下面に弾性的に圧接す
る弾性部材とを具備していることにより、弾性部材によ
ってOCマットの開放側を筐体に押し付ける作用をもた
せることにより、OCマットの取り付けと、開放のし過
ぎによるOCマットの2つ折れを防止することができ
る。
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る原稿送り装置を
示し、(A)は縦断面図、(B)はOCマットの正面図、
(C)はその断面図
【図2】 本発明の第2実施形態に係る原稿送り装置を
示し、(A)は縦断面図、(B)はOCマットの正面図、
(C)はその断面図
【図3】 本発明の第3実施形態に係る原稿送り装置を
示し、(A)は一部を拡大して示す縦断面図、(B)はOC
マットの正面図
【図4】 OCマットの着脱部の変形態様を示す図
【図5】 OCマットの着脱部の別の変形態様を示す図
【図6】 本発明の第4実施形態に係る原稿送り装置の
OCマットを示す平面図
【図7】 本発明の第5実施形態に係る原稿送り装置を
示し、(A)は縦断面図、(B)はOCマットの要部正面図
【図8】 本発明の第6実施形態に係る原稿送り装置に
おけるOCマット及びその周辺を示す平面図
【図9】 本発明の第7実施形態に係る原稿送り装置を
示し、(A)は平面図、(B)は断面図
【図10】 本発明の第8実施形態に係る原稿送り装置
におけるOCマットを示す平面図
【図11】 本発明の第9実施形態に係る原稿送り装置
を示し、(A)は縦断面図、(B)はOCマットの要部正面
【図12】 従来例を示し、(A)は一部を拡大して示す
縦断面図、(B)はOCマットの断面図
【符号の説明】
1 筺体 1a 装着場所 2 OCマット 3 給紙ユニット 4 搬送ユニット 5 原稿規制ユニット 6 原稿押さえ白板ユニット 7 分離ローラユニット 10 ベルベット式ファスナー 11 接着部材 12 固定用補助部材 12a 取付片 13 ビス挿通孔 14 ネジ穴 15 ボス 16 ビス 17 差込孔 18 変形ボス 19 係止孔 20 弾性部材 21 紐 22 ビス 23 巻き取りプーリ 24 OCマット位置決め部材 25 磁気吸着部材 26 弾性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 107 G03B 27/58 - 27/64

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の送りに関わる機構類と、原稿を押
    さえるための長方形状に形成されたOCマットと、該機
    構類の装着場所を有するとともに該装着場所を覆って該
    OCマットを保持する筐体とを備える原稿送り装置にお
    いて、該OCマットを該筐体に対して着脱可能とする状態切換
    手段を該筐体とOCマットの間に設け、該状態切換手段
    は該OCマットの一辺側が前記筐体に固定され、他辺側
    が前記筐体に対して着脱可能となるように構成されとと
    もに、前記OCマットを、原稿を押さえるための機能状
    態、または機構部品を着脱するための前記装着場所を露
    呈させる機能状態のいずれか一方に切り換えるように構
    成されるとともに、前記状態切換手段には、前記OCマ
    ットの開放時の2つ折れを防止するための手段が設けら
    れている ことを特徴とする原稿送り装置。
  2. 【請求項2】 原稿の送りに関わる機構類と、原稿を押
    さえるための長方形状に形成されたOCマットと、該機
    構類の装着場所を有するとともに該装着場所を覆って該
    OCマットを保持する筐体とを備える原稿送り装置にお
    いて、 該OCマットを該筐体に対して着脱可能とする状態切換
    手段を該筐体とOCマットの間に設け、該状態切換手段
    は該OCマットを、原稿を押さえるための機能状態、ま
    たは機構部品を着脱するための前記装着場所を露呈させ
    る機能状態のいずれか一方に切り換えるように構成され
    るとともに、前記OCマットの一辺側を前記筐体に固定
    する固定部材と、前記OCマットの前記筐体下面との対
    向面において前記一辺に直交する方向に貼付されて、該
    筐体下面に弾性的に圧接する弾性部材とを具備している
    ことを特徴とする 原稿送り装置。
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