JP3282853B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JP3282853B2 JP3282853B2 JP23418892A JP23418892A JP3282853B2 JP 3282853 B2 JP3282853 B2 JP 3282853B2 JP 23418892 A JP23418892 A JP 23418892A JP 23418892 A JP23418892 A JP 23418892A JP 3282853 B2 JP3282853 B2 JP 3282853B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer material
- belt
- image forming
- forming apparatus
- fixing roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタ等の画
像形成装置に関し、特にはトナー像を担持した転写材を
ベルト搬送装置により定着装置へと搬送する形式の画像
形成装置に関する。
像形成装置に関し、特にはトナー像を担持した転写材を
ベルト搬送装置により定着装置へと搬送する形式の画像
形成装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般的に画像形成装置は、トナー像を形
成して回転する感光ドラムにシート紙等の転写材を接触
させてトナー像を転写し、この転写材を感光ドラムから
分離した後、ベルト等の搬送装置によって定着装置へ送
り込む。
成して回転する感光ドラムにシート紙等の転写材を接触
させてトナー像を転写し、この転写材を感光ドラムから
分離した後、ベルト等の搬送装置によって定着装置へ送
り込む。
【０００３】定着装置としては、輻射式定着装置、接触
加熱式定着装置などが知られるが、定着性または安全性
の面に優れているなどの点に鑑み、定着ローラを用いた
接触加熱式の装置が多用されている。かかる定着装置
は、加熱源を有する定着ローラと、これに圧接する加圧
手段とよりなり、加圧手段としては弾性の圧力ローラま
たは圧力ベルトが知られている。
加熱式定着装置などが知られるが、定着性または安全性
の面に優れているなどの点に鑑み、定着ローラを用いた
接触加熱式の装置が多用されている。かかる定着装置
は、加熱源を有する定着ローラと、これに圧接する加圧
手段とよりなり、加圧手段としては弾性の圧力ローラま
たは圧力ベルトが知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、加圧手段は
通常、シリコンゴム等の弾性を有するローラまたはベル
トからなり、またかなりの圧力で定着ローラに接触する
ように設けられているため、その周面は僅かに定着ロー
ラの周面に従って窪むようにして変形する。このため、
かかる定着ローラと加圧手段との間に転写材を送り込ん
だ場合、定着ローラの入口側において、図１に破線Ａで
示すように、転写材の後端側を引き寄せて盛り上がり、
この部分でトナー像が乱れて画像のにじみを生じ、ある
いは定着ローラと加圧手段との間を通過時に転写材にシ
ワが発生するなどの不具合を生じる。
通常、シリコンゴム等の弾性を有するローラまたはベル
トからなり、またかなりの圧力で定着ローラに接触する
ように設けられているため、その周面は僅かに定着ロー
ラの周面に従って窪むようにして変形する。このため、
かかる定着ローラと加圧手段との間に転写材を送り込ん
だ場合、定着ローラの入口側において、図１に破線Ａで
示すように、転写材の後端側を引き寄せて盛り上がり、
この部分でトナー像が乱れて画像のにじみを生じ、ある
いは定着ローラと加圧手段との間を通過時に転写材にシ
ワが発生するなどの不具合を生じる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
なされたもので、トナー像を担持した転写材をベルト搬
送装置により定着ローラと該定着ローラに圧接する加圧
手段との間に搬送する画像形成装置において、前記ベル
ト搬送装置は前記転写材を載せて走行する無端ベルトを
有し、該搬送装置の一部において、前記ベルトにより搬
送される転写材の先端側が前記定着ローラと加圧手段に
よって挟持された後に付勢され、前記転写材の後端側を
前記ベルト側に静電的に吸引する抑え手段を設けたこと
を特徴とする。
なされたもので、トナー像を担持した転写材をベルト搬
送装置により定着ローラと該定着ローラに圧接する加圧
手段との間に搬送する画像形成装置において、前記ベル
ト搬送装置は前記転写材を載せて走行する無端ベルトを
有し、該搬送装置の一部において、前記ベルトにより搬
送される転写材の先端側が前記定着ローラと加圧手段に
よって挟持された後に付勢され、前記転写材の後端側を
前記ベルト側に静電的に吸引する抑え手段を設けたこと
を特徴とする。
【０００６】また更には、前記抑え手段は、ベルト搬送
装置のベルトの上面に対向して設けられたコロナ放電器
と、このコロナ放電器と対向してベルトの下方に設けら
れた対向電極とからなることを特徴とし、また、前記コ
ロナ放電器は転写材の幅方向の中央の一部にのみ設けら
れていることを特徴とする。
装置のベルトの上面に対向して設けられたコロナ放電器
と、このコロナ放電器と対向してベルトの下方に設けら
れた対向電極とからなることを特徴とし、また、前記コ
ロナ放電器は転写材の幅方向の中央の一部にのみ設けら
れていることを特徴とする。
【０００７】
【作用】このような構成により、コロナ放電器の放電作
用によりベルト搬送装置のベルト上に載って搬送される
転写材の一部はベルト下方の対向電極に静電気的に吸引
されてベルト側に保持される。
用によりベルト搬送装置のベルト上に載って搬送される
転写材の一部はベルト下方の対向電極に静電気的に吸引
されてベルト側に保持される。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本発明による画像形成装置の一例である電
子複写機を示し、感光ドラムは矢印方向に回転する間
に、帯電、露光、現像を順次に行われてその表面にトナ
ー像が形成される。この感光ドラム１上のトナー像は不
図示の送りローラにより給紙される転写材４に、転写コ
ロナ放電器２の作用下で転写される。転写後の転写材４
は分離コロナ放電器３により感光ドラム１から分離され
搬送ベルト装置２０により定着装置３０に送られて定着
される。転写後の感光ドラム１は周知のようにクリーナ
ーにより残留トナーを除去され、イレースランプにより
除電されて次の画像形成のために準備される。
する。図１は本発明による画像形成装置の一例である電
子複写機を示し、感光ドラムは矢印方向に回転する間
に、帯電、露光、現像を順次に行われてその表面にトナ
ー像が形成される。この感光ドラム１上のトナー像は不
図示の送りローラにより給紙される転写材４に、転写コ
ロナ放電器２の作用下で転写される。転写後の転写材４
は分離コロナ放電器３により感光ドラム１から分離され
搬送ベルト装置２０により定着装置３０に送られて定着
される。転写後の感光ドラム１は周知のようにクリーナ
ーにより残留トナーを除去され、イレースランプにより
除電されて次の画像形成のために準備される。
【０００９】ベルト搬送装置２０は回転する一対の支持
ローラ５、６、およびこれら支持ローラにより張架され
て移動する複数の無端ベルト７を含み、図２に示すよう
に各ベルトは隣合うベルトと離間して並列して設けられ
ている。分離コロナ放電器３により分離された転写材は
このベルト７の上に乗って搬送され、搬送装置２０の出
口部に設けられたガイド板９により案内されて定着装置
３０へと供給される。図示していないがベルト装置の下
方側からファン等の適当な空気吸引手段により転写材を
下方に引いても良い。
ローラ５、６、およびこれら支持ローラにより張架され
て移動する複数の無端ベルト７を含み、図２に示すよう
に各ベルトは隣合うベルトと離間して並列して設けられ
ている。分離コロナ放電器３により分離された転写材は
このベルト７の上に乗って搬送され、搬送装置２０の出
口部に設けられたガイド板９により案内されて定着装置
３０へと供給される。図示していないがベルト装置の下
方側からファン等の適当な空気吸引手段により転写材を
下方に引いても良い。
【００１０】定着装置３０は、ヒーター２０を内蔵した
定着ローラ１１と、これに圧接する圧力ローラ１３とを
含み、転写材４はこれら回転する定着ローラ１１と圧力
ローラ１３との間を通過する際に加熱および加圧されて
トナー像が定着される。定着後の転写材は排出ローラ１
４，１５により機外に排出される。
定着ローラ１１と、これに圧接する圧力ローラ１３とを
含み、転写材４はこれら回転する定着ローラ１１と圧力
ローラ１３との間を通過する際に加熱および加圧されて
トナー像が定着される。定着後の転写材は排出ローラ１
４，１５により機外に排出される。
【００１１】このような構成において、上述したように
転写材４は定着ローラ１１の入口側において転写材の後
端側を引き寄せて破線Ａで示すように盛り上がりを形成
する傾向があり、上述したようにかかる盛り上がりが画
像のにじみや転写材のシワの発生の原因となる。このた
め、本発明においては、ベルト搬送装置において、転写
材の後端側を保持し、これにより定着ローラの入口側へ
の転写材の引き寄せを防止することにより上記した転写
材の盛り上がりを防止する。
転写材４は定着ローラ１１の入口側において転写材の後
端側を引き寄せて破線Ａで示すように盛り上がりを形成
する傾向があり、上述したようにかかる盛り上がりが画
像のにじみや転写材のシワの発生の原因となる。このた
め、本発明においては、ベルト搬送装置において、転写
材の後端側を保持し、これにより定着ローラの入口側へ
の転写材の引き寄せを防止することにより上記した転写
材の盛り上がりを防止する。
【００１２】図１に示すようにベルト搬送装置２０のベ
ルト７の上面に対向してコロナ放電器１８を配置すると
共に、コロナ放電器１８と対向してベルト７の下方に対
向電極８を設ける。対向電極８は電気的に接地した導電
性部材よりなり、ベルト７の上部走行部の下面（即ちル
ープの内面）とほぼ接触するように配置されている。図
示例では対向電極８は、ベルト７のガイド板を兼ねてい
るが、これに限定されず、導電性ローラ等その他の形状
のものを使用し得る。コロナ放電器１８は転写材８の全
幅にわたって設ける必要がなく、むしろ図２に示すよう
に、転写材の幅方向の中央の一部のみに設けられている
ことが好ましく、また印加電圧は、対向電極に向けて転
写材を吸引しかつ転写材上のトナー像に悪影響を与えな
い値であれば特に限定されない。
ルト７の上面に対向してコロナ放電器１８を配置すると
共に、コロナ放電器１８と対向してベルト７の下方に対
向電極８を設ける。対向電極８は電気的に接地した導電
性部材よりなり、ベルト７の上部走行部の下面（即ちル
ープの内面）とほぼ接触するように配置されている。図
示例では対向電極８は、ベルト７のガイド板を兼ねてい
るが、これに限定されず、導電性ローラ等その他の形状
のものを使用し得る。コロナ放電器１８は転写材８の全
幅にわたって設ける必要がなく、むしろ図２に示すよう
に、転写材の幅方向の中央の一部のみに設けられている
ことが好ましく、また印加電圧は、対向電極に向けて転
写材を吸引しかつ転写材上のトナー像に悪影響を与えな
い値であれば特に限定されない。
【００１３】コロナ放電器１８を付勢または消勢するた
めに定着装置３０の下流（図示例では排出部１４，１
５）に検知器１６が、搬送ベルト７の入口部に検知器１
７がそれぞれ設けられている。検知器１６は、搬送ベル
ト７により搬送される転写材４の先端がガイド板９によ
り定着装置３０に案内され定着ローラ１１と圧力ローラ
１３とによりくわえられたことを検知するもので、転写
材の先端が通過したときにコロナ放電器１８を付勢す
る。これにより転写材の後方側は上記したように対向電
極８に静電気的に吸引して保持されるように作用を受け
る。一方、転写材の先端側はかかる保持力にかかわらず
定着ローラ１１および圧力ローラ１３により強制的に搬
送されるため、転写材は従来の如き定着ローラ入口部で
の盛り上がりを生じることなく、実線Ｂで示すように定
着装置へと搬送される。こうして、転写材の後端が検知
器１７を通過すると、コロナ放電器１８が消勢され、次
順の転写材の搬送のために準備される。
めに定着装置３０の下流（図示例では排出部１４，１
５）に検知器１６が、搬送ベルト７の入口部に検知器１
７がそれぞれ設けられている。検知器１６は、搬送ベル
ト７により搬送される転写材４の先端がガイド板９によ
り定着装置３０に案内され定着ローラ１１と圧力ローラ
１３とによりくわえられたことを検知するもので、転写
材の先端が通過したときにコロナ放電器１８を付勢す
る。これにより転写材の後方側は上記したように対向電
極８に静電気的に吸引して保持されるように作用を受け
る。一方、転写材の先端側はかかる保持力にかかわらず
定着ローラ１１および圧力ローラ１３により強制的に搬
送されるため、転写材は従来の如き定着ローラ入口部で
の盛り上がりを生じることなく、実線Ｂで示すように定
着装置へと搬送される。こうして、転写材の後端が検知
器１７を通過すると、コロナ放電器１８が消勢され、次
順の転写材の搬送のために準備される。
【００１４】なお、定着装置３０の加圧手段としては図
１に示す圧力ローラの例の他、一対のローラ間に巻き掛
けられた圧力ベルトを使用することもできる。
１に示す圧力ローラの例の他、一対のローラ間に巻き掛
けられた圧力ベルトを使用することもできる。
【００１５】
【発明の効果】以上本発明による画像形成装置において
は、定着時における画像のにじみや転写材のシワを生じ
ることが防止される。
は、定着時における画像のにじみや転写材のシワを生じ
ることが防止される。
【図１】 本発明による画像形成装置の要部を示す図で
ある。
ある。
【図２】 図１の要部のベルト搬送装置を示す図であ
る。
る。
１ 感光ドラム ４ 転写材 ７ 搬送ベルト ８ 対向電極 １１ 定着ローラ １２ 加圧手段 １６、１７ 検知器
Claims (3)
- 【請求項１】 トナー像を担持した転写材をベルト搬送
装置により定着ローラと該定着ローラに圧接する加圧手
段との間に搬送する画像形成装置において、前記ベルト
搬送装置は前記転写材を載せて走行する無端ベルトを有
し、該搬送装置の一部において、前記ベルトにより搬送
される転写材の先端側が前記定着ローラと加圧手段によ
って挟持された後に付勢され、前記転写材の後端側を前
記ベルト側に静電的に吸引する抑え手段を設けたことを
特徴とする画像形成装置。 - 【請求項２】 前記抑え手段は、ベルト搬送装置のベル
トの上面に対向して設けられたコロナ放電器と、このコ
ロナ放電器と対向してベルトの下方に設けられた対向電
極とからなることを特徴とする請求項１記載の画像形成
装置。 - 【請求項３】前記コロナ放電器は転写材の幅方向の中央
の一部にのみ設けられていることを特徴とする請求項２
記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23418892A JP3282853B2 (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23418892A JP3282853B2 (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 画像形成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0659535A JPH0659535A (ja) | 1994-03-04 |
| JP3282853B2 true JP3282853B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
ID=16967062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23418892A Expired - Fee Related JP3282853B2 (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3282853B2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-10 JP JP23418892A patent/JP3282853B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0659535A (ja) | 1994-03-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3240152B2 (ja) | 頂部用紙供給装置 | |
| JPH08127456A (ja) | シートのクロス方向カールを減少するカール除去装置 | |
| JPH0449110B2 (ja) | ||
| JP3282853B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JP2000242090A (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH07160179A (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH04172375A (ja) | 電子写真複写装置 | |
| JPH0512204Y2 (ja) | ||
| JP2911513B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JPS59200273A (ja) | 転写紙給搬送装置 | |
| JP2722265B2 (ja) | 電子写真複写装置 | |
| JP3620609B2 (ja) | 画像形成装置の搬送装置 | |
| JPH0350104Y2 (ja) | ||
| JP2526471Y2 (ja) | 電子写真式印刷装置 | |
| JPH07333931A (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH1035927A (ja) | シート給送装置及びシート処理装置 | |
| JP2003150007A5 (ja) | ||
| JPS58200251A (ja) | 複写機の用紙真空搬送装置 | |
| JPH05107968A (ja) | 画像形成装置の用紙搬送装置 | |
| JPS63137873A (ja) | プリンタ | |
| JP2001019222A (ja) | 電子写真装置 | |
| JPS5930555A (ja) | 給紙系における紙粉除去装置 | |
| JPS6313900B2 (ja) | ||
| JPH0675441A (ja) | 画像形成装置 | |
| JPS61192659A (ja) | 複写機における記録紙案内装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |