JP3282605B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

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JP3282605B2
JP3282605B2 JP06041099A JP6041099A JP3282605B2 JP 3282605 B2 JP3282605 B2 JP 3282605B2 JP 06041099 A JP06041099 A JP 06041099A JP 6041099 A JP6041099 A JP 6041099A JP 3282605 B2 JP3282605 B2 JP 3282605B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、音源を駆動する
演奏データを再生する自動演奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、演奏データの記録/再生装置であ
るシーケンサが実用化されている。シーケンサは、実際
に電子楽器等を演奏したときの演奏データをリアルタイ
ムに記録することができ、また、記録された演奏データ
を電子楽器等で再生することができる。記録された演奏
データを再生する場合、一部のみを再生したい場合、特
に、その部分を繰り返して再生したい場合があるため、
従来より、特定の区間を指定してその区間のみ繰り返し
て再生可能にしたシーケンサが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシーケ
ンサでは、繰り返し区間の管理を小節番号などで行うよ
うになっていたため、これをクロック数やアドレス等に
変換して繰り返しの開始点を管理する必要があった。
【0004】この発明は上記従来技術の欠点に鑑み、繰
り返し開始点の管理が容易な自動演奏装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、予め
記録された演奏データを所定間隔で発生されるクロック
に従って順次読み出して処理する自動演奏装置におい
て、演奏データ中の任意に設定された一部区間を繰り返
し演奏するリピート演奏手段と、前記一部区間の開始点
を指定する情報として、該開始点のタイミングに処理さ
れているべき演奏データのアドレス情報、および、該演
奏データの次の演奏データまでの時間を表すずれ情報を
記憶する開始点記憶手段と、を有し、前記リピート演奏
手段は、前記一部区間の終了点に達したとき、前記開始
点記憶手段に記憶しているアドレス情報が指示する演奏
データにジャンプし、記ずれ情報の時間まで経過した
とき前記次の演奏データを処理する手段を含むことを特
徴とする。
【0006】請求項2の発明は、所定間隔で発生される
クロックをカウントしつつ、予め記録された演奏データ
を順次読み出して処理する自動演奏装置において、演奏
データ中の任意に設定された一部区間を繰り返し演奏す
るリピート演奏手段と、前記一部区間の開始点を指定す
る情報として、該開始点のタイミングに処理されている
べき演奏データのアドレス情報,該演奏データの次の演
奏データまでの時間を表すずれ情報および演奏データの
先頭から開始点までのクロック数を記憶する開始点記憶
手段と、を有し、前記リピート演奏手段は、前記一部区
間の終了点に達したとき、クロックのカウント値として
前記演奏データの先頭から開始点までのクロック数をセ
ットするとともに、前記開始点記憶手段に記憶している
アドレス情報が指示する演奏データにジャンプし、該演
奏データを前記ずれ情報の時間まで経過したとき前記次
の演奏データを処理する手段を含むことを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、クロックのカウント値、および、該カウント値に基
づいて算出された小節数を表示する表示手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図12はこの発明の実施例である
シーケンサの制御部のブロック図(同図(A))および操
作パネルの概略図(同図(B))である。
【0009】同図(A)においてこの装置の動作を制御
するCPUはバス2を介して各動作部と接続されてい
る。バス2にはプログラムメモリ3レジスタ群4,自動
演奏メモリ5およびテンポクロック発振器6,操作パネ
ル7,入出力回路8が接続されている。プログラムメモ
リ3はROMで構成され、レジスタ群4はRAMで構成
されている。また自動演奏メモリ5はバッテリバックア
ップされたRAMまたはフロッピィディスク装置で構成
されている。入出力回路8はMIDIインターフェイス
であり、演奏データをMIDIコードデータとして鍵盤
などの演奏装置から取り込むとともに、記録している演
奏データ(ソングデータ)を音源装置に対して出力す
る。
【0010】同図(B)においてこの装置の操作パネル
7には各種のスイッチ群および表示器が設けられてい
る。設けられているスイッチ群はスタート/ストップス
イッチ11,ポーズスイッチ12,巻戻しスイッチ1
3,早送りスイッチ14,レコードスイッチ(RECス
イッチ)15,フレーズスイッチ16,パンチイン/ア
ウトスイッチ17,ソングスイッチ18,テンポスイッ
チ19,ファンクションスイッチ20,テンポアップス
イッチ21,テンポダウンスイッチ22、トラックN
o.スイッチ群23およびテンキー24である。また、
RUN中(記録/再生中)のソングデータ(複数トラッ
クからなる1曲分の演奏データ)の小節数や拍数を表示
する表示器25が設けられているとともにパンチイン/
アウトスイッチ17に付随してLED26が設けられて
いる。
【0011】図13は前記自動演奏メモリ5の構成を説
明するための図である。この自動演奏メモリ5には99
曲分のソングデータ(ソングNo.1〜99)を記録す
ることができる。各ソングデータ記憶エリアには初期テ
ンポ値記憶エリアおよび10個のトラック(パートデー
タ記憶エリア:トラックNo.1〜10)が設けられて
いる。各トラックにはそれぞれ独立したパートの演奏デ
ータを記録することができ、RUN時には同時進行す
る。各トラックは演奏データ記憶エリアと付随的なデー
タを記憶する空領域およびパンチ領域から構成されてい
る。パンチ領域はパンチインレコードによって書き込ま
れた新たな演奏データを一時バッファリングするための
エリアである。以後、本実施例においては、各トラック
をPAT(i)(i=1〜10)で識別される記憶エリ
ア群で表現し、読み出すべき演奏データを曲の進行に従
って指し示すポインタをPNT(i)(i=1〜10)
で表現する。
【0012】図14(A)〜(G)は上記トラックに記
録される演奏データのフォーマットを示す図である。同
図(A),(B),(E),(F)は、それぞれキーオ
ン,キーオフ,テンポアップ,テンポダウンのイベント
データのフォーマットであり、同図(C),(D)は連
続するイベントとイベントの間隔(クロック数)のデー
タ(デュレーションデータ:クロックデータ)のフォー
マットである。同図(D)のロングデュレーションデー
タは1小節を超える間隔を記憶するとき用いられる。通
常はイベントデータとデュレーションデータとが交互に
記録されるが、キーボードにおける和音の同時押下等の
場合には同時発生イベントデータがデュレーションデー
タを挟まずに記録される。なお、テンポアップ,テンポ
ダウンイベントデータは第10トラックにのみ記録可能
である。すなわち、一般的に第10トラックはリズムパ
ート用に使用され、リズム・テンポをこのトラックの演
奏データでコントロールするようになっているからであ
る。
【0013】ここで、操作パネル8の各スイッチの機能
とともにこのシーケンサの機能を説明する。
【0014】スタート/ストップスイッチ11は、RU
N、すなわち、自動演奏メモリ5の書き込み/読み出し
を開始/停止するためのスイッチである。
【0015】RUNがスタートしたとき、選択されてい
たソングNo.のソングデータが読み出される。このソ
ングデータのうちレコードモード(REC(i)=1:
後述)が設定されていたトラック(i)には演奏データ
の書き込みが行われ、プレイモード(PLY(i)=
1:後述)が設定されていたトラック(i)からは記録
されている演奏データの読み出しが行われる。
【0016】ポーズスイッチ12はソングデータの読み
出し中に一時停止させたり、この一時停止を解除して読
み出しを再開したりするためのスイッチである。
【0017】巻き戻しスイッチ13,早送りスイッチ1
4はソングデータの読み出しを早送りしたり巻き戻しし
たりするときに使用される。実際にはテンポクロックの
周波数を上げることによって行われる。
【0018】上記ポーズスイッチ12,巻戻しスイッチ
13,早送りスイッチ14は、何れかのトラックが書き
込み中(REC(i)=1 and PNT(i)≠−1:後
述)のときには機能しない。
【0019】レコードスイッチ15は、後述のトラック
No.スイッチと同時押下され、そのトラックにレコー
ドモード(REC(i)=1:後述)をセットするとき
使用される。
【0020】フレーズスイッチ16は曲の途中にフレー
ズポイントをセットしたり、セットされているフレーズ
ポイントから読み出しを開始させたりするためのスイッ
チである。
【0021】ソングデータの読み出し中(曲の自動演奏
中)にフレーズスイッチ16とファンクションスイッチ
とを同時押下するとそのタイミングにフレーズポイント
がセットされ、ソングデータの読み出し前にフレーズス
イッチ→テンキー(1〜9)→ポーズキーの順でキー押
下をするとテンキーで示されたフレーズポイントから次
のフレーズポイントまでの間のソングデータの読み出し
を繰り返し行う。
【0022】パンチイン/アウトスイッチ17は、すで
に記録されている演奏データの一部を新たな演奏データ
に差し換えるとき(パンチインレコードモード)に用い
られるスイッチであり、ソングデータの読み出し中にこ
のスイッチをオンすると、パンチインタイミングが設定
され、そののちソングデータの読み出し中に再びオンす
るとパンチアウトタイミングが設定される。パンチイン
タイミングとパンチアウトタイミングとの間がパンチイ
ン区間となる。このようにパンチイン区間を設定したの
ち演奏データを差し換えたいトラックにレコードモード
をセットしてRUNさせれば、ソングデータの読み出し
中に、この区間のみレコードモードのトラックが書き込
み中になる。
【0023】このスイッチに付随して設けられているL
ED26はパンチインレコードモードの各段階を表示す
るための表示器である。通常は消灯しているが、パンチ
インタイミングがセットされると点滅し、パンチアウト
タイミングがセットされると点灯する。こののち曲がス
タートし、パンチインレコード時に再度点滅する。パン
チイン区間が解除されると(パンチイン/アウトスイッ
チの3回目のオンで解除される。)、消灯する。
【0024】ソングスイッチ18はソングNo.を選択
するためのスイッチである。このスイッチをオンしたの
ちテンキーから2桁の数値を入力すればそのソングN
o.のソングを選択したことになる。
【0025】テンポスイッチ19はテンキーからテンポ
データを入力するためのスイッチである。このスイッチ
をオンしたのちテンキーから数値(20〜300)を入
力するとこの数値のテンポがセットされる。
【0026】また、テンポアップスイッチ21またはテ
ンポダウンスイッチ22をオンすると、初期に設定され
たテンポに基づいて所望の値にテンポを設定することが
できる。
【0027】トラックNo.スイッチ23は1〜10の
数値が付された10個のキースイッチからなっており、
選択されたソングデータの各トラックに対する、プレイ
モード/レコードモードの設定/解除をするために用い
られる。上述したようにレコードスイッチ15と同時押
下すればそのトラックにレコードモードがセットされ、
このスイッチのみを単独押下すればプレイモードのセッ
ト/リセットの反転動作が行われる。
【0028】また、表示器25は再生/録音中の小節数
やクロック数などを表示するために用いられる。
【0029】図15はレジスタ群14に設けられるレジ
スタを示す図である。これらのレジスタは以下の用途に
用いられる。なお、図16〜図18に各レジスタにどの
ような値が記憶されるかを模式的に示している。
【0030】SONG:ソングNo.レジスタ=選択さ
れたソングNo.(=1〜99)を記憶する。
【0031】RUN:RUNフラグ=ソングデータの読
み出し/書き込みが行われているときセットする。
【0032】PDE:ポーズフラグ=RUN中にクロッ
クが一時停止したとき(ソングデータの読み出し/書き
込みが一時停止したとき)セットする。
【0033】STP:進行方向レジスタ=読み出しが順
方向へ行われているときは“1”,逆方向に行われてい
るとき(巻き戻し時)には“−1”がセットされる。こ
の数値に基づいてジェネラルクロックカウンタGCLK
(後述)がカウントされる。
【0034】FR:早送りフラグ=早送りスイッチ14
または巻き戻しスイッチ13によって順方向または逆方
向に高速に送られているときこのフラグがセットされ
る。
【0035】TMP:テンポ値レジスタ=RUN中のテ
ンポを記憶するレジスタである。このデータに基づいて
テンポクロック発振器が制御される。
【0036】TMPI:初期テンポ値レジスタ=ソング
が選択されたときそのソングデータの先頭に記憶されて
いる初期テンポ値データを代入記憶する。
【0037】DTMP:テンポ増減率レジスタ=ソング
データ中に新たなテンポ値がセットされたとき計算され
た前記初期テンポ値に対する増減率を記憶するレジスタ
である。このテンポ増減率が第10トラックにテンポア
ップイベントデータ,テンポダウンイベントデータとし
て記録される。
【0038】PRS:フレーズモードフラグ=フレーズ
モード(指定されたフレーズ区間を繰り返し再生するモ
ード)のときセットするフラグ PNC:パンチモードフラグ=0/1/−1の値をとる
スリーステートフラグであり、0のときにはパンチイン
区間がセットされていないノーマル状態であることを示
し、1のときにはパンチイン区間が設定済であるがパン
チインレコード中でないことを示し、−1のときにはそ
のパンチインレコード中であることを示している。
【0039】GCLK:ジェネラルテンポクロックカウ
ンタ=ソングデータの先頭からのテンポクロックを積算
するカウンタ(図16参照) PICLK,POCLK:パンチインタイミングクロッ
クレジスタ,パンチアウトタイミングクロックカウンタ
=パンチインタイミングおよびパンチアウトタイミング
のクロック値を記憶するレジスタである(図17参
照)。
【0040】PNTPI(i),PNTPO(i)(i
=1〜10):パンチインタイミングポインタ,パンチ
アウトタイミングポインタ=パンチインタイミング,パ
ンチアウトタイミングにおけるポインタPNT(i)
(図13参照)の位置(アドレス)を記憶する。なお、
ポインタPNT(i)は必ずデュレーションデータを指
しているため、このPNTPI(i),PNTPO
(i)はパンチインタイミング,パンチアウトタイミン
グのクロック値が属するデュレーションデータを指すこ
とになる(図17参照)。
【0041】TMPI(i):パンチインイベントずれ
レジスタ=パンチインタイミングの直前のイベントから
のクロック数を記憶するレジスタ(図17参照) TMPO(i):パンチアウトイベントずれレジスタ=
パンチアウトタイミング直後のイベントまでのクロック
数を記憶するレジスタ(図17参照) これらTMPI(i),TMPO(i)は、パンチイン
レコードモード時にパンチイン区間を判断するために用
いられる。
【0042】EVCLK(i):イベントクロックレジ
スタ=RUN時に次のイベントのクロック値を記憶する
レジスタ。この値がGCLKと一致したとき次のイベン
トを実行する(図16参照)。
【0043】REC(i),PLY(i):レコードモ
ードレジスタ,プレイモードレジスタ=ソングデータが
RUNしているときREC=1(セット)のトラックに
は書き込みが行われ(PNC=1の場合を除く)、PL
Y=1のトラックからは読み出しが行われる。このモー
ドを組み合わせることにより、あるトラックの演奏デー
タを再生しながらキーボード等を演奏し他のトラックに
演奏データを書き込んでゆくこと(多重録音)もでき
る。
【0044】PRSBUF(n)(n=1〜9):フレ
ーズレジスタ=フレーズNo.1〜9に対応するクロッ
ク値(GCLK値)を記憶するレジスタである。RUN
中にフレーズスイッチ16がオンされるとそのタイミン
グに対応するクロック値がフレーズポイントとしてこの
レジスタに記憶される。フレーズポイントは1〜9の9
か所記憶することができ、記憶ののちクロック値が小さ
いものから1〜9の順にソートされる。
【0045】PRSST,PRSEND:フレーズ開始
クロック値レジスタ,フレーズ終了クロック値レジスタ
=フレーズモードがセットされたとき指定されたフレー
ズの開始クロック値,終了クロック値を記憶する。開始
クロック値は指定されたフレーズnのPRSBUF
(n)に記憶されているクロック値であり、終了クロッ
ク値はPRSBUF(n+1)に記憶されているクロッ
ク値である(図18参照)。
【0046】STPNT(n,i):フレーズ開始ポイ
ンタ=フレーズポイントにおけるポインタPNT(i)
(図13参照)の位置(アドレス)を記憶する(図18
参照)。
【0047】STCLK(n,i):フレーズ開始イベ
ントずれレジスタ=フレーズポイント直後のイベントま
でのクロック数を記憶するレジスタ(図18参照) なお、STPNT(n,i),STCLK(n,i):
は各フレーズポイント毎に全トラックについて設定され
ている。
【0048】図1〜図11のフローチャートを参照して
このシーケンサの動作を説明する。
【0049】図1はメイン処理動作である。このシーケ
ンサの電源がオンされると、先ずn1で初期設定動作を
行う。この初期設定動作において各レジスタ群はクリア
されフラグには全て0がセットされる。この状態で各ス
イッチ群のオンオフイベントを判断する(n2〜n1
1)、この動作においていずれかのスイッチのオンイベ
ント(早送りスイッチ/巻き戻しスイッチのみオンオフ
イベント)を判断したときそれぞれ対応するサブルーチ
ンを実行する。すなわちスタート/ストップスイッチの
オンイベントを判断したとき(n2)スタート/ストッ
プサブルーチン(n12:図4参照)を実行し、入出力
回路8からのキー入力があったときには(n3)キー入
力サブルーチン(n13:図9参照)を実行する。ま
た、RUNフラグが0のときすなわちソングデータの書
き込み/読み出しが行われていないときに(n4)、ソ
ングスイッチオンイベント(n5)またはトラックN
o.スイッチオンイベント(n6)があったときにはソ
ングセレクトサブルーチン(n14:図2参照)トラッ
クセレクトサブルーチン(n15:図3参照)を実行す
る。
【0050】また、全トラックにおいて現在書き込み中
でない場合、すなわち、何れのiにおいても、REC
(i)=1 and PNC≠1でない場合には(n7)、ポ
ーズスイッチオンイベント(n8)または早送りスイッ
チ,巻き戻しスイッチのオン/オフイベント(n9)を
判断する。ポーズスイッチオンイベントが判断されたと
きにはポーズサブルーチン(n16:図5参照)を実行
し、早送りスイッチ,巻き戻しスイッチのオン/オフが
判断されたときには早送り/巻き戻し(n15:図8参
照)を実行する。ところで、REC(i)=1でPNC
≠1とはパンチインレコードモードでパンチイン区間外
であることを意味しており、PNCが1以外であれば、
書き込み中であることから早送りやポーズを掛けないよ
うにしている。
【0051】一方、全トラックのREC(i)がリセッ
トしている場合のみフレーズスイッチのオンイベントを
受付ける(n10,n11)。フレーズスイッチのオン
イベントを受け付けたときにはフレーズサブルーチン
(n18:図7参照)を実行する。
【0052】こののち全ての場合においてテンポ設定サ
ブルーチン(n19:図10参照)を実行しメインボリ
ューム制御などのその他処理を行ったのち(n20)n
2に戻り同様の動作を繰り返し実行する。
【0053】図2はソングセレクトサブルーチンであ
る。この動作では先ずテンキーから入力された2桁のソ
ングNo.をSONGレジスタに格納する(n21)。
次に、このソングNo.で指定されるソングデータを自
動演奏メモリ5から読み出しそのデータの先頭に記憶さ
れている初期テンポ値をTMPレジスタに記憶するとと
もにそのテンポでテンポクロック発振器6を制御する
(n22)。
【0054】図3はトラックセレクトサブルーチンであ
る。まず、オンされたトラックNo.スイッチ(トラッ
クNo.)を検出してトラックポインタiに格納する
(n23)。次にこのトラックNo.スイッチがレコー
ドスイッチと同時にオンされたものであるか否かを判断
し(n24)、そうであればこのトラックをレコードモ
ードにするためレコードフラグREC(i)をセットす
る(n25)。一方トラックNo.スイッチのみが単独
でオンされた場合にはこのトラックNo.のREC
(i)フラグおよびプレイフラグPLY(i)を判断
し、何れかがセットされている場合にはその双方をリセ
ットして(n27)リターンする。両方ともリセットさ
れているときはPLY(i)をセットして(n28)リ
ターンする。すなわちトラックNo.スイッチのみのオ
ンを繰り返すとプレイ/無指定のモードが繰り返しセッ
トされる。
【0055】図4はスタート/ストップサブルーチンで
ある。スタート/ストップスイッチがオンされると先ず
RUNフラグを反転する(n30)。この反転の結果R
UNがセット(=1)されればn32以下の動作を実行
し、RUNフラグがリセット(=0)されればn37以
下の動作を実行する(n31)。
【0056】反転の結果RUNフラグが1になっという
ことは書き込み/読み出しがスタートしたということで
あるためまずジェネラルテンポクロックカウンタGCL
Kをクリアし(n32)、ポインタPNT(i)(i=
1〜10)に指定されているソングナンバの各トラック
iの先頭アドレスを代入する(n33)。次にREC
(10)がセットしているか否かを判断し(n34)、
セットしていればテンポの変更設定が行われるため、T
MPレジスタの内容(このときは初期テンポ値が記憶さ
れている。)をこのトラックの先頭に書き込むとともに
初期テンポ値レジスタITMPに代入する(n35)。
こののちフレーズモードフラグPRSをリセットして
(n35)リターンする。n34においてREC(1
0)がリセットしている場合にはn34から直接n36
に進む。
【0057】一方n30において反転した結果RUNフ
ラグがリセットした場合にはn31→n37に進み、動
作終了処理を行う。n37ではREC(i)=1且つP
NC(i)=0となるトラック(i)の最後、すなわ
ち、PAT(i)(PNT(i))(トラック=パートデータ
記憶エリアPAT(i)のうち、ポインタPNT(i)
が指し示すアドレスエリア)にエンドコードであるFF
H を書き込む。次にパンチインレコードが終了したトラ
ックを検索し(n38,n39,n41,n42)、パ
ンチインレコードが終了したトラックがあれば先に記録
されていた演奏データとの連結を行う(n40)。パン
チインレコードが終了しているとはパンチインレコード
モード(REC(i)=1且つPNC(i)=1)であ
り、ジェネラルクロックカウンタのカウント値がパンチ
アウトタイミングクロック値を通過している(POCL
K≦GCLK)ことである。また、連結動作とは先に記
録されているパンチインタイミング直前までの演奏デー
タにパンチインで書き込まれた演奏データを接続し、そ
れに続けて先に記録されているパンチアウトタイミング
以降の演奏データを接続したのち、新たな一貫したアド
レスを付加しなおす動作である。こののちn36に進
む。
【0058】図5はポーズサブルーチンである。ポーズ
スイッチがオンされるとPSEフラグを反転する(n4
3)。反転の結果PSEがセットすれば(n44)キー
オン中のキーに対応するキーオフ信号を送出して(n4
5)リターンする。反転の結果PSEがリセットされれ
ばそのままリターンする。キーオフ信号を送出するの
は、ポーズ中は発音中のキーに対するキーオフイベント
が発生しないため、鳴りっぱなしにならないようにであ
る。
【0059】図6はパンチイン/アウトサブルーチンで
ある。パンチイン/アウトスイッチは通常曲の再生(プ
レイモードにしてソングデータを読み出すこと)中にオ
ンされる。パンチイン/アウトスイッチがオンされると
先ず現在書き込み中であるか否かを判断する(n46,
n57)。すなわちレコードモードでPNC≠1であれ
ば現在演奏データの書き込み中であるためこのパンチイ
ン/アウトスイッチのオンは無視してそのままリターン
する。また、PNC=1のときすなわちパンチイン区間
設定時にこのスイッチがオンされると(n46→n4
7,n46→n47→n52)、パンチインレコードモ
ードを解除する。すなわち、PNCフラグに0をセット
し、LEDを消灯して(n59)。リターンする。
【0060】一方、REC(i)=1のトラックがなく
(読み出し中)PNC=0のときには(n46,n4
7)、パンチインタイミングの設定であるため、パンチ
イン区間に入ったことを意味する−1をPNCにセット
し(n48)、パンチインタイミングクロックレジスタ
PICLKにその時のジェネラルテンポクロックカウン
タGCLKの値を代入する(n49)。次にLEDを点
滅状態にし(n50)、全トラックのパンチインタイミ
ングポインタPNTPI(i)にそのときのポインタP
NT(i)の値を代入し、パンチインイベントずれレジ
スタTMPI(i)に直前のイベントからのずれクロッ
ク数(=GCLK−(EVCLK(i)−PAT(i)
(PNT(i)))を記憶して(n51)リターンす
る。
【0061】一方、REC(i)=1のトラックがなく
(読み出し中)PNC=−1のときには(n46,n5
2)、パンチアウトタイミングの設定であるため、パン
チイン区間設定完了を意味する1をPNCにセットし
(n53)、パンチアウトタイミングクロックレジスタ
POCLKにその時のジェネラルテンポクロックカウン
タGCLKの値を代入する(n54)。次にLEDを点
灯状態にし(n55)、全トラックのパンチアウトタイ
ミングポインタPNTPO(i)にそのときのポインタ
PNT(i)の値を代入し、パンチアウトイベントずれ
レジスタTMPO(i)に直後のイベントまでのずれク
ロック数(=EVCLK(i)−GCLK)を記憶して
(n56)リターンする。
【0062】図7はフレーズサブルーチンである。フレ
ーズスイッチがオンされるとそれがファンクションスイ
ッチと同時押下であるか否かを判断する(n60)。同
時押下であればフレーズポイント設定動作であるため空
いているPRSBUF(n)にそのときのGCLKの値
を代入する(n68)。代入ののちPRSBUF(n)
の内容を小さいものから順に並び換えて(n69)リタ
ーンする。
【0063】フレーズスイッチの単独押下であればフレ
ーズモードのセットであるため、RUNフラグのセット
/リセットを判断する(n61)。RUNフラグがセッ
トしていれば既にデータの書き込み/読み出しが行われ
ていることであるため、フレーズモードをセットしない
でそのままリターンする。RUNフラグがリセットして
いればn62でテンキーからフレーズ番号nの入力を受
け付け、入力されればそのキーが0キーであるか否かを
判断する(n63)。0が入力されればそれまでセット
されていたフレーズバッファPRSBUFを全てクリア
する動作であるためn70においてこの処理を実行して
リターンする。
【0064】n=0以外の値が入力された場合にはPR
SBUF(n)の値をGCLKおよびフレーズ開始レジ
スタPRSSTに代入する(n64)。PRSBUF
(n+1)値をフレーズ終了レジスタPRSENDに代
入する(n65)。次に各トラックにおけるフレーズ最
初のデュレーションデータのアドレスをPNT(i)お
よびSTPNT(i)に代入する(n66)。これは最
初からデュレーションデータを読み出してゆきその積算
値がPRSSTを超えたときのデータのアドレスであ
る。こののち、フレーズモードフラグPRS,ポーズモ
ードフラグPSEともにセットして(n67)リターン
する。
【0065】フレーズモードの読み出しを開始するため
にはポーズスイッチをオンしてポーズを解除すればよ
い。このときスタート/ストップスイッチをオンすると
このフレーズサブルーチンによってセットされたアドレ
スを無視して曲の先頭から再生が開始される。
【0066】図8は早送り/巻戻しサブルーチンであ
る。この動作は早送りスイッチまたは巻戻しスイッチの
オン/オフイベントがあったとき行われる動作である。
n70〜n73でどちらのスイッチのオン/オフがあっ
たかを判断する。早送りスイッチのオンイベントがあっ
た場合にはn70→n74に進みFRフラグがリセット
しているか否かを判断する。FRフラグがセットしてい
ればすでに巻戻しが行われているということであるため
この早送りスイッチのオンは無視してリターンする。F
Rフラグがリセットしていればクロック制御サブルーチ
ン(同図(B)参照)を実行する(n75)。
【0067】ここで、クロック制御サブルーチン同図
(B))は、まずRUNフラグを判断し(n86)、セッ
トしているときには読み出し中であるため、聞き取り可
能な程度の速度で早送り/巻き戻しするためクロック周
波数を正常周波数の8倍にセットして(n87)リター
ンし、RUNフラグがリセットしているときは読み出し
中でないためクロック周波数を最高速にセットして(n
88)リターンする。
【0068】このクロック制御サブルーチンののちFR
フラグをセットするとともにSTPレジスターに1を代
入して(n76)リターンする。
【0069】巻戻しスイッチのオンイベントが発生した
ときにはn71→n77に進み、FRフラグがリセット
しているか否かを判断する。FRフラグがセットしてい
るときにはすでに早送り動作が行われていることを意味
するためこの巻戻しスイッチのオンイベントは無視して
直接リターンする。FRフラグがリセットしている場合
にはn78においてクロック制御サブルーチンを行い、
イベントデータを逆向きに読み出していくために全ての
トラック(i)のイベントクロックレジスタEVCLK
に直前のイベント発生のクロック値をセットする(n7
9)。すなわち、それまでEVCLK(i)は次のイベ
ントのクロックタイミングを記憶していたため、PAT
(i)(PNT(i)) を引いて直前のイベントのクロ
ックタイミングにする。次にFRフラグをセットし、S
TPレジスタに−1を代入して(n80)リターンす
る。
【0070】一方、巻戻しスイッチのオフイベントが発
生した場合にはn71→n81に進み、STPが−1で
あるか否かを判断する。STPが−1でなければ現在巻
戻し中でないためこのオフイベントを無視してリターン
する。STPレジスタが−1であれば巻戻し中でありこ
れを解除するためn82以下の動作を実行する。まずイ
ベントクロックに(順方向の)次のイベントのクロック
値をセットするため全てのEVCLK(i)に現在のP
AT(i)(PNT(i)) を加算し(n82)、クロ
ック周波数を正規の値に戻して通常のテンポで読み出し
を再開する(n83)。こののち、FRフラグをリセッ
トし、STPに1を代入して(n84)リターンする。
【0071】早送りスイッチのオフイベントが発生する
と、n73→n85に進みSTPが1であるか否かを判
断する。STPレジスタが1であれば早送り中でありこ
れを解除するためn83に進んで通常の読み出し動作に
戻す処理を実行する。STPレジスタが1でなければ
(−1であれば)巻戻し動作中であるためこのオフイベ
ントを無視してリターンする。
【0072】図9はキー入力サブルーチンである。この
動作は演奏データの修正のため入出力回路8を介して鍵
盤などの演奏装置から演奏データが入力されたときに実
行される動作である。演奏データはMIDIフォーマッ
トに基づいて入力されるためこのデータにはトラックN
o.(チャンネルNo.)などが含まれている。このデ
ータが入力されると先ずn91で入力されたデータ中の
トラックNo.をトラックポインタiにセットする。こ
のトラックが現在書き込み中(REC=1且つPNC≠
1)であればn93以下の動作を実行する。書き込み中
でなければそのままリターンする(n92)。n93で
はEVCLK(i)と現在のGCLKが等しいか否かを
判断する。等しければn96においてPAT(i)(P
NT(i)) に入力されたキー情報を書き込み、EVC
LK(i)にGCLKをセットし(n96)、PNT
(i)を歩進して(n97)リターンする。EVCLK
(i)と現在のGCLKが等しくなければn94におい
てPAT(i)(PNT(i)) にイベント間のデュレ
ーションデータとしてGCLK−EVCLK(i)をセ
ットし(n94)、ポインタPNT(i)を歩進したの
ち(n95)n96に進む。
【0073】図10はテンポ設定サブルーチンである。
この動作ではn100においてTMPレジスタの値に基
づいてテンポクロック発振器を制御するが、このときテ
ンポアップキー21,テンポダウンキー22またはテン
ポスイッチ19→テンキーからのテンポ値入力によるT
MPの書き換えも実行する。トラック(10)が現在書
き込み中(REC(10)=1且つPNC≠1)であれ
ばこののちn102以下の動作を実行し、書き込み中で
なければこのままリターンする(n101)。n102
ではEVCLK(10)=GCLKを判断し、一致した
場合にはこのソングデータの初期テンポ値ITMPに対
する今回のテンポの増減率を計算してDTMPレジスタ
に記憶する(n105)。増減率は、
【数1】 で計算される。DTMPの値が0より大きい場合にはテ
ンポアップであるためPAT(10)(PNT(1
0)) にテンポアップイベントデータであるD0H,D
TMP(図14(E)参照)を書き込んだのち(n10
7)、ポインタPNT(10)を歩進させて(n10
9)リターンする。また、DTMPが負であった場合に
はテンポダウンであるためテンポダウンデータであるC
H , −DTMPをPAT(10)(PNT(10))
に書き込んだのち、PNT(10)を歩進させて(n1
09)リターンする。
【0074】n102においてEVCLK(10)とG
CLKとが一致しなかった場合にはデュレーションデー
タとしてGCLK−EVCLK(10)をセットし(n
103)、ポインタPNT(10)を歩進したのち(n
104)n105に進む。
【0075】図11はクロック割込みサブルーチンであ
る。この動作はテンポクロック発振器6の割り込みによ
って所定タイミング毎に実行される。この動作では先ず
クロック信号に基づく読み出し/書き込み等が行われて
いること、すなわち、RUN=1且つPSE=0または
FR=1であることを判断する(n121)。この条件
が満たされていなければクロック割り込みによる処理動
作が不要であるためそのままリターンする。条件が満た
されていればn122以下の動作を実行する。
【0076】n122以下では、まずジェネラルクロッ
クレジスタGCLKにSTPの値を加えてクロックを更
新する(n122)。STPは通常の読み出し/書き込
み時および早送り時には+1であるためGCLKは1づ
つ増加し、巻戻し時には−1であるためGCLKは1づ
つ減少する。こののちn123,n126,n131に
おいて、フレーズモードにおける繰り返しポイントであ
るか否か、パンチインタイミングであるか否か、および
パンチアウトタイミングであるか否かを判断する。これ
以外の場合にはn136以下の通常のイベントクロック
歩進,イベントデータ処理動作に進む。
【0077】n123でフレーズ繰り返しポイントであ
ることを判断した場合にはn124以下の動作に進む。
なお、フレーズ繰り返しポイントはフレーズモードフラ
グPRS=1かつGCLK=PRSEND(フレーズ終
了レジスタ)で判断することができる。n124では発
音中の楽音を消音するためそのときキーオン中のキーに
対応するキーオフ信号を音源装置に向けて送出し、フレ
ーズの最初から繰り返すためGCLK←PRSSTをセ
ットし、全てのPNT(i)←STPNT(i),EV
CLK(i)←STCLK(i)をセットして(n12
5)n150に進む。
【0078】n126でパンチインタイミングであると
判断した場合にはn127以下の動作を実行する。なお
パンチインタイミングは何れかのトラックにおけるRE
C(i)=1,PNC(i)=1且つGCLK=PIC
LKであることによって判断することができる。n12
7においてはPNCにパンチインレコード中であること
を示す−1をセットし、LEDを点滅状態にする(n1
28)。こののちREC(i)=1であるトラックiに
おけるEVCLK(i)にPICLK−TMPI(i)
をセットし、PNT(i)にパンチイン区間の先頭のア
ドレスをセットしたのち(n129)、このPNT
(i)で指し示されるPAT(i)(PNT(i)) に
現在キーオン中のキーに対応するキーオフ情報を書き込
んだのち(n130)、n150に進む。
【0079】一方、n131でパンチアウトタイミング
であることを判断した場合にはn132以下の動作を実
行する。n132ではPNCに1をセットする。パンチ
アウトタイミングであることは何れかのトラックにおい
てREC=1,PNC=−1且つGCLK=POCLK
であることによって判断することができる。次にn13
3においてLEDを点灯状態にし、上記の条件を満たす
トラックiにおいてPNT(i)が示すPAT(i)
(PNT(i)) にGCLK−EVCLK(i)のデー
タを記憶し(n134)、EVCLK(i)にGCLK
+TMPO(i)を書き込みPNT(i)にPNTPO
(i)を書き込んだのち(n135)n150に進む。
【0080】n136以下は通常の各トラック毎のイベ
ントクロック歩進,イベントデータ処理動作である。ま
ずn136においてトラックポインタiに1をセット
し、n137,n138においてこのトラックが演奏デ
ータ読み出し中(PLY(i)=1)であるかパンチイ
ンレコード中(REC(i)=1且つPNC=−1)で
あるか、および、EVCLK(i)=GCLKであるか
否かを判断する。この条件がみたされた場合にはn13
9以下の動作を実行する。この条件が満たされない場合
には以下の動作を行う必要がないため145にジャンプ
してiに1を加算し(n145)、iが10を越えるま
でn137以下の動作を繰り返す(n146)。
【0081】n139ではSTPを参照してクロックの
進行方向の次のクロック情報(デュレーションデータ)
までポインタPNT(i)をジャンプする(n13
9)。このジャンプ動作において次のクロック情報が存
在しなければ曲は終了しているとしてn140→n14
1に進む。次のクロック情報が存在する場合には早送り
/巻戻しの場合を除き(n142)、このときのイベン
ト情報(キーオン・キーオフ等)の処理を行う(n14
3)。この処理において順方向再生(STP=1)の場
合にはその内容通りの処理を実行し、逆送り再生(ST
P=−1)の場合には逆の内容を持つ処理を実行する。
逆の内容を持つ処理はたとえばキーオンイベントの場合
にはキーオフ処理を行いテンポアップイベントの場合に
はテンポダウン処理を行うなどである。次にn144に
おいてEVCLK(i)にクロック情報であるPAT
(i)(PNT(i)) にSTPを掛けて加算する。こ
れにより巻戻しの場合にはPAT(i)(PNT
(i)) が減算されることになる。こののちn145に
進む。
【0082】次のクロック情報がなく動作がn141に
進んだ場合においてフレーズモードの場合にはn141
→n147に進み、フレーズの最初から繰り返すためG
CLK←PRSSTをセットし、全てのPNT(i)←
STPNT(i),EVCLK(i)←STCLK
(i)をセットしてn150に進む。これ以外の場合に
は演奏を終了のためRUNフラグをリセットし(n14
8)リターンする。
【0083】n150においては表示器にその時の書き
込み/読み出し中の小節数およびクロック数を表示す
る。表示される小節数はGCLK/32で計算され、ク
ロック数はGCLK.MOD.32で計算される。この
表示ののちリターンする。
【0084】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、繰り返
し演奏する一部区間の開始点のタイミングをその開始点
のタイミングに処理れているべき演奏データのアドレス
情報および該演奏データの次の演奏データまでの時間を
表すずれ情報によって管理することにより、繰り返し時
に開始点へ迅速にジャンプすることができるようにな
り、一部区間の管理が容易になる。
【0085】また、請求項2の発明によれば、繰り返し
演奏する一部区間の開始点のタイミングを、さらに演奏
データの先頭から開始点までのクロック数を用いて管理
するようにしたことにより、繰り返し開始点のタイミン
グの小節数や拍数などを正確に算出することができる。
【0086】さらに、請求項3の発明によれば、表示手
段によって、上記繰り返し開始点のタイミングの小節数
や拍数を表示することができるため、利用者がこれを容
易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例であるシーケンサの動作を示
すフローチャート
【図2】同シーケンサの動作を示すフローチャート
【図3】同シーケンサの動作を示すフローチャート
【図4】同シーケンサの動作を示すフローチャート
【図5】同シーケンサの動作を示すフローチャート
【図6】同シーケンサの動作を示すフローチャート
【図7】同シーケンサの動作を示すフローチャート
【図8】同シーケンサの動作を示すフローチャート
【図9】同シーケンサの動作を示すフローチャート
【図10】同シーケンサの動作を示すフローチャート
【図11】同シーケンサの動作を示すフローチャート
【図12】同シーケンサの制御部のブロック図および操
作パネルを示す図
【図13】同シーケンサの自動演奏メモリの構成を示す
【図14】自動演奏メモリに記憶される各種データのフ
ォーマットを示す図
【図15】同シーケンサのレジスタ群の構成を示す図
【図16】各種モード時におけるポインタ,クロック各
種レジスタにセットされるデータの内容を説明するため
の図
【図17】各種モード時におけるポインタ,クロック各
種レジスタにセットされるデータの内容を説明するため
の図
【図18】各種モード時におけるポインタ,クロック各
種レジスタにセットされるデータの内容を説明するため
の図

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め記録された演奏データを所定間隔で
    発生されるクロックに従って順次読み出して処理する自
    動演奏装置において、 演奏データ中の任意に設定された一部区間を繰り返し演
    奏するリピート演奏手段と、 前記一部区間の開始点を指定する情報として、該開始点
    のタイミングに処理されているべき演奏データのアドレ
    ス情報、および、該演奏データの次の演奏データまでの
    時間を表すずれ情報を記憶する開始点記憶手段と、 を有し、 前記リピート演奏手段は、前記一部区間の終了点に達し
    たとき、前記開始点記憶手段に記憶しているアドレス情
    報が指示する演奏データにジャンプし、記ずれ情報の
    時間まで経過したとき前記次の演奏データを処理する手
    段を含む自動演奏装置。
  2. 【請求項2】 所定間隔で発生されるクロックをカウン
    トしつつ、予め記録された演奏データを順次読み出して
    処理する自動演奏装置において、 演奏データ中の任意に設定された一部区間を繰り返し演
    奏するリピート演奏手段と、 前記一部区間の開始点を指定する情報として、該開始点
    のタイミングに処理されているべき演奏データのアドレ
    ス情報、該演奏データの次の演奏データまでの時間を表
    ずれ情報、および、演奏データの先頭から開始点まで
    のクロック数を記憶する開始点記憶手段と、 を有し、 前記リピート演奏手段は、前記一部区間の終了点に達し
    たとき、クロックのカウント値として前記演奏データの
    先頭から開始点までのクロック数をセットするととも
    に、前記開始点記憶手段に記憶しているアドレス情報が
    指示する演奏データにジャンプし、記ずれ情報の時間
    まで経過したとき前記次の演奏データを処理する手段を
    含む自動演奏装置。
  3. 【請求項3】 クロックのカウント値、および、該カウ
    ント値に基づいて算出された小節数を表示する表示手段
    を備えた請求項2に記載の自動演奏装置。
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