JP3281831B2 - 携帯電話装置 - Google Patents

携帯電話装置

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JP3281831B2
JP3281831B2 JP05334497A JP5334497A JP3281831B2 JP 3281831 B2 JP3281831 B2 JP 3281831B2 JP 05334497 A JP05334497 A JP 05334497A JP 5334497 A JP5334497 A JP 5334497A JP 3281831 B2 JP3281831 B2 JP 3281831B2
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山中  健司
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PHS(パーソナ
ルハンディフォンシステム)や自動車電話システム等の
携帯電話システムにおいて、送話及び受話のための子機
と、該子機の収容部を具えて子機内の二次電池を充電す
るための充電ユニットとから構成される携帯電話装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】PHSにおいては、図13に示す如く子
機(8)及び親機(7)から構成される携帯電話装置が開発
されている。該装置によれば、屋外では、子機(8)と最
寄りの基地局との間でデジタル無線通信が行なわれて、
子機どうし或いは一般電話機との間で通話が可能とな
る。又、親機(7)が設置された屋内では、子機(8)と親
機(7)の間でデジタル無線通信が行なわれて、親機(7)
の中継によって、子機どうし或いは一般電話機との通話
が可能となる。
【0003】子機(8)には、直流電源として、ニッケル
−カドミウム電池、ニッケル−水素電池、リチウムイオ
ン電池等の二次電池が内蔵されている。一方、親機(7)
には、図示の如く子機(8)を収容した状態で二次電池
(図示省略)を充電するべく、商用電力源と接続される電
源回路(74)と、該電源回路(74)から供給される電力を受
けて二次電池に対する充電を制御する充電回路(73)とが
内蔵されている。子機(8)を親機(7)に収容することに
よって、子機(8)に配設された第1受電端子(81)及び第
2受電端子(82)が、親機(7)に配設された正極給電端子
(71)及び負極給電端子(72)に接触して、子機(8)の二次
電池が充電されるのである。
【0004】ところで、子機(8)を親機(7)に収容する
際、図13の如く子機(8)のキー配列面を手前に向けた
第1の姿勢と、子機(8)の背面を手前に向けた第2の姿
勢に、反転可能に子機(8)を収容することが出来る携帯
電話装置が提案されている(特開平6-2049934号[H04B7/2
6])。該携帯電話装置においては、図13に示す如く、
子機(8)の第1受電端子(81)及び第2受電端子(82)と二
次電池(図示省略)の間に、ダイオードブリッジ(80)から
なる極性反転回路が介在しており、子機(8)の姿勢に拘
わらず、二次電池に対して正常な極性で充電電圧が印加
される。
【0005】又、極性反転回路を設けることなく、子機
の反転収容を可能とした携帯電話装置として、親機及び
子機には、子機の収容姿勢に拘わらず互いに接触可能な
中心位置に、負極給電端子及び負極受電端子を設置する
と共に、これらの端子を挟んで両側の対称位置に、夫々
一対の正極給電端子及び正極受電端子を配設し、子機の
正極受電端子どうしは互いに接続して、子機の収容姿勢
に拘わらず、親機の一方の正極給電端子が何れか一方の
受電端子と接触して充電が行なわれる携帯電話装置が提
案されている特開平5-22388号[H04M1/02])。尚、該携帯
電話機において、親機の他方の正極給電端子は、親機に
子機が収容されているかどうかを判別するための検出用
端子として用いられる。
【0006】又、子機(8)を親機(7)に収容した状態
で、子機(8)に配設された正負一対の受電端子(81)(82)
を親機(7)に配設された正負一対の給電端子(71)(72)に
確実に接触させるために、図14に示す如く、親機(7)
の子機(8)との対向面にマグネット片(75)を設置すると
共に、子機(8)には、マグネット片(75)からの磁気吸引
力を受けるべき金属片(83)を設置した携帯電話装置が提
案されている(特開平8-33214号[H02J7/00])。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
に示す携帯電話装置においては、親機(7)に収容された
子機(8)を持ち上げて親機(7)から取り外す際、マグネ
ット片(75)が金属片(83)に及ぼす磁気吸引力によって、
親機(7)も持ち上がる問題があった。本発明の目的は、
磁気吸引力を利用した子機収容が行なわれる携帯電話装
置において、子機を親機から取り外す際、親機が持ち上
がる虞れのない携帯電話装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る携帯電話装置
は、送話及び受話のための子機(2)と、該子機(2)の収
容部を具えて子機(2)内の二次電池(6)を充電するため
の充電ユニットとから構成される。ここで、充電ユニッ
トの子機収容部は、子機(2)の頭部を後退させた傾斜姿
勢で子機(2)を収容すべき形状に形成されている。収容
状態における子機(2)の充電ユニットとの対向面には、
二次電池(6)に接続された正負一対の受電端子(51)(52)
が配置される一方、充電ユニットの子機(2)との対向面
には、前記一対の受電端子(51)(52)と接触可能な位置
に、これらの端子に充電電圧を印加するための正負一対
の給電端子(41)(42)が配置されている。又、子機(2)又
は充電ユニットの何れか一方の対向面には磁石部材が設
置されると共に、他方の対向面には、磁石部材によって
吸引されるべき金属片(5)が設置されている。磁石部材
及び金属片(5)の対向面には、子機(2)が充電ユニット
に収容された状態で互いに磁気吸引力を及ぼす磁気吸引
面が形成されると共に、磁石部材又は金属片(5)の磁気
吸引面の少なくとも何れか一方には、子機(2)を充電ユ
ニットから取り出す際の子機(2)の回転軸寄りの端部
に、他方の磁気吸引面と非接触を保つ逃げ面(47)が形成
され、該逃げ面(47)は、子機(2)を充電ユニットから取
り出す際の子機(2)の回転に伴って他方の磁気吸引面か
ら更に離間することとなる位置に設けられている
【0009】具体的構成において、磁石部材は、磁石片
(45)と、該磁石片(45)の両側に配置されて先端面が前記
対向面に露出した一対のヨーク片(46)(46)とから構成さ
れ、両ヨーク片(46)(46)の先端面に夫々逃げ面(47)が形
成されている。
【0010】上記本発明の携帯電話装置においては、子
機(2)を充電ユニットの子機収容部に収容することによ
って、磁石部材の磁気吸引面と金属片(5)の磁気吸引面
とが互いに密着し、磁石部材及び金属片(5)の内部に
は、前記密着領域を貫通する磁気ループが形成されるこ
とになる。従って、この磁気吸引面どうしの密着によっ
て、充分な大きさの磁気吸引力が発生して、子機(2)が
充電ユニットの子機収容部に吸引保持される。但し、磁
石部材或いは金属片(5)の磁気吸引面に形成された逃げ
面(47)は、相手側の磁気吸引面と接触せず、この領域に
おける磁気吸引力は小さい。この様に、子機(2)が充電
ユニットの子機収容部に吸引保持されることによって、
子機(2)の一対の受電端子(51)(52)が充電ユニットの一
対の給電端子(41)(42)に圧接され、両者の確実な電気的
接続が為される。
【0011】この状態から子機(2)を持ち上げて充電ユ
ニットから取り外す際、操作者は通常、子機(2)を自己
の身体に近づけんとする意識が働くため、子機(2)の持
上げ動作において、子機(2)の頭部を僅かに手前へ引く
操作が伴うことになる。特に、充電ユニットの子機収容
部に子機(2)が頭部を後退させた傾斜姿勢で収容されて
いるときは、必然的に、子機(2)の頭部を手前へ引い
て、子機(2)を出来るだけ垂直に近い姿勢とした上で、
子機(2)を持ち上げることになる。
【0012】この様に子機(2)の頭部を手前へ引く操作
によって、子機(2)は回転運動を行なう。この回転運動
において、磁石部材及び金属片(5)の磁気吸引面の内、
相互に密着していた領域は、その一方の領域が円弧軌跡
を描いて大きく移動し、互いに引き離されることにな
る。これに対し、磁気吸引面の内、子機(2)の回転軸に
近い領域は殆ど移動せず、相互の距離に大きな変化はな
いが、元々この領域には逃げ面(47)が形成されて、相互
間に距離がある。従って、子機(2)の回転運動の結果、
磁石部材及び金属片(5)の磁気吸引面は、その全領域に
おいて相互に離間し、これによって、磁石部材及び金属
片(5)内に形成されていた磁気ループが切断され、磁気
吸引力が消失することになる。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る携帯電話装置によれば、子
機の回転運動によって磁石部材と金属片の間の磁気吸引
力が解放されるので、子機を充電ユニットから取り外す
際に、充電ユニットが持ち上がる虞れはない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をPHSの携帯電話
装置に実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明
する。図1乃至図6に示す如く、本発明に係る携帯電話
装置は、電話回線と接続された親機(1)と、操作キー群
(21)、ディスプレイ(22)等を具えて送話及び受話が可能
な子機(2)と、商用電力源と接続されて子機(2)を充電
するための充電器(3)の組合せから構成される。
【0015】子機(2)は、図1の如く操作キー群(21)及
びディスプレイ(22)を手前に向けた第1の姿勢と、図2
の如く背面を手前に向けた第2の姿勢の両方で、反転可
能に親機(1)に収容することが出来る。又、子機(2)
は、図4の如く操作キー群(21)及びディスプレイ(22)を
手前に向けた第1の姿勢と、図5の如く背面を手前に向
けた第2の姿勢の両方で、反転可能に充電器(3)に収容
することが出来る。
【0016】図3に示す如く、親機(1)には、子機(2)
を斜めに寝かせた姿勢で収容するための上方受け部(11)
及び下方受け部(12)が形成され、下方受け部(12)の手前
に、子機(2)の底面を受け止めるための凸部(14)が形成
され、該凸部(14)の内部に、充電端子ユニット(4)がそ
の表面を後方へ露出させた状態で埋設されている。又、
凸部(14)の表面には、充電中に点灯する充電ランプ(13)
が設置されている。
【0017】更に図6に示す如く、充電器(3)には、子
機(2)を僅かに後方へ傾斜させた姿勢で収容するための
子機収容凹部(31)が形成され、該子機収容凹部(31)の奥
部には、充電端子ユニット(4)がその表面を上方へ露出
させた状態で埋設されている。又、子機収容凹部(31)の
手前には、充電が完了したときに点灯する充電完了ラン
プ(32)と、充電中に点灯する充電中ランプ(33)とが配置
されている。
【0018】充電端子ユニット(4)には、図7に示す如
く、子機(2)との対向面の中央部に、磁石片(45)とその
両側面に連結された一対のヨーク片(46)(46)とからなる
磁石部材が埋設され、ヨーク片(46)(46)の先端面は充電
端子ユニット(4)の表面から露出している。又、ヨーク
片(46)の先端面には、手前側の角部を斜めに切り欠いて
逃げ面(47)が形成されている。上記磁石部材の両側に
は、正極側第1給電端子(41)と正極側第2給電端子(44)
が、磁石片(45)を中心とする対称位置に配置され、更に
その両側には、負極側第3給電端子(42)と負極側第4給
電端子(43)が、磁石片(45)を中心とする対称位置に配置
されている。尚、これらの端子は、突出方向にバネ性を
有している。
【0019】一方、子機(2)には、その底面の中央部
に、充電端子ユニット(4)の一対のヨーク片(46)(46)の
先端面に接触すべき金属片(5)が設置されると共に、該
金属片(5)の一側部には、子機(2)の第1の収容姿勢に
て、充電端子ユニット(4)の正極側第1給電端子(41)と
接触すべき正極側受電端子(51)が設置され、更に金属片
(5)及び正極側受電端子(51)の両側には、充電端子ユニ
ット(4)の負極側第3給電端子(42)に接触べき負極側受
電端子(52)と、充電端子ユニット(4)の負極側第4給電
端子(43)に接触すべき検出端子(53)とが配置されてい
る。
【0020】従って、子機(2)の第2の収容姿勢では、
金属片(5)が両ヨーク片(46)(46)の先端面に接触すると
共に、正極側受電端子(51)が充電端子ユニット(4)の正
極側第2給電端子(44)に、負極側受電端子(52)が充電端
子ユニット(4)の負極側第4給電端子(43)に、検出端子
(53)が充電端子ユニット(4)の負極側第3給電端子(42)
に接触することとなる。
【0021】図8に示す如く、親機(1)には、商用電力
源と接続される電源回路(16)と、該電源回路(16)からの
電力を受けて充電動作を行なう充電回路(15)とが装備さ
れている。親機(1)の正極側第1給電端子(41)と正極側
第2給電端子(44)は互いに連結されて、該連結点は、充
電回路(15)の正極端子に接続されている。又、親機(1)
の負極側第3給電端子(42)と負極側第4給電端子(43)は
互いに連結されて、該連結点は、充電回路(15)の負極端
子に接続されている。
【0022】一方、子機(2)には、電源となる二次電池
(6)が内蔵されると共に、子機(2)の通信動作等を制御
するマイクロコンピュータ(23)が装備されている。子機
(2)の正極側受電端子(51)は二次電池(6)の正極と接続
され、負極側受電端子(52)は二次電池(6)の負極と接続
される。又、検出端子(53)はマイクロコンピュータ(23)
へ接続され、検出端子(53)とマイクロコンピュータ(23)
の間の接続線路と、正極側受電端子(51)と二次電池(6)
の間の接続線路とは、抵抗Rを介して互いに連結されて
いる。
【0023】上記携帯電話装置においては、図1又は図
2に示す如く親機(1)に子機(2)を収容することによっ
て、或いは、図4又は図5に示す如く充電器(3)に子機
(2)を収容することによって、図8に示す様に、両ヨー
ク片(46)(46)の先端面と金属片(5)とが互いに密着す
る。この結果、磁石片(45)、ヨーク片(46)(46)及び金属
片(5)の内部には、図中に表わす様に閉じた磁気ループ
が形成されて、金属片(5)とヨーク片(46)(46)間に充分
な大きさの磁気吸引力が発生し、子機(2)が親機(1)或
いは充電器(3)上に吸引保持されることになる。これに
伴って、子機(2)の第1の収容姿勢では、正極側受電端
子(51)と正極側第1給電端子(41)、負極側受電端子(52)
と負極側第3給電端子(42)、そして検出端子(53)と負極
側第4給電端子(43)とが互いに圧接され、確実な電気的
接続が為される。又、子機(2)の第2の収容姿勢では、
正極側受電端子(51)と正極側第2給電端子(44)、負極側
受電端子(52)と負極側第4給電端子(43)、そして検出端
子(53)と負極側第3給電端子(42)とが互いに圧接され、
確実な電気的接続が為されるのである。
【0024】尚、子機(2)を親機(1)上に収容する過程
で、図9(a)の如く子機(2)が所定の収容位置よりも僅
か上方にずれた位置にて、摩擦等による受け止め力が作
用するとしても、金属片(5)と接触すべきヨーク片(46)
の先端面は、逃げ面(47)の形成によって下方に偏ってお
り、ヨーク片(46)の先端面と金属片(5)とが互いに接触
することとなるまで、金属片(5)に対して下向きの吸引
力が作用する。この結果、子機(2)は同図(b)の如く、
ヨーク片(46)と金属片(5)とが接触した所定の位置まで
引き下げられて、親機(1)上に正しく収容されることに
なる。
【0025】親機(1)或いは充電器(3)上に子機(2)が
収容されて、上述の如く夫々の端子どうしが接続される
ことによって、例えば図8に示す接続状態では、充電回
路(15)から正極側第1給電端子(41)と負極側第3給電端
子(42)の間に所定の充電電圧が供給され、二次電池(6)
は、正極側受電端子(51)及び負極側受電端子(52)からこ
の充電電圧を受けて、充電される。この際、検出端子(5
3)は、負極側第4給電端子(43)と接触することによって
電位がハイからローに下がり、このロー電位をマイクロ
コンピュータ(23)が検知して、子機(2)が親機(1)或い
は充電器(3)に収容されていることを認識する。ここ
で、マイクロコンピュータ(23)によって、子機(2)の収
容状態では、着信を報知する振動の発生を強制的に停止
させる機能や、収容状態で着信した際、子機(2)を持ち
上げることによって自動的に応答状態に移行する機能を
実現することも可能である。
【0026】これに対し、子機(2)が第2の収容姿勢で
収容された場合は、正極側第2給電端子(44)と負極側第
4給電端子(43)から二次電池(6)へ充電電圧が供給され
ることになる。又、検出端子(53)が負極側第3給電端子
(42)に接触することによって、子機(2)が親機(1)或い
は充電器(3)に収容されていることが認識される。
【0027】充電が完了した後、子機(2)を親機(1)或
いは充電器(3)から取り外す際は、子機(2)を保持して
親機(1)或いは充電器(3)から持ち上げる。例えば、子
機(2)を親機(1)から取り外す場合は、図9(b)に示す
収容状態から、同図(c)中に矢印で示す如く子機(2)を
頭部から上方へ起こしながら、子機(2)を持ち上げる操
作となる。従って、子機(2)は回転運動を行なうことと
なり、この回転運動においては、子機(2)の底面の上端
部が親機(1)の端部に当たって、回転軸となる。
【0028】この回転運動において、ヨーク片(46)の先
端面と金属片(5)が相互に接触していた領域は、金属片
(5)側の接触領域が円弧軌跡を描いて大きく移動するこ
とによって、互いに引き離されることになる。これに対
し、金属片(5)の前記回転軸に近い非接触領域の移動距
離は短いが、元々この領域にはヨーク片(46)の逃げ面(4
7)が対向しており、対向面間に距離がある。子機(2)の
回転運動の結果、ヨーク片(46)と金属片(5)とは、全領
域において相互に離間し、これによって、磁石片(45)、
ヨーク片(46)(46)及び金属片(5)内に形成されていた磁
気ループが切断され、磁気吸引力が消失することにな
る。従って、子機(2)を親機(1)から取り外す際、親機
(1)が持ち上がることはなく、取り外しが容易である。
【0029】子機(2)を充電器(3)から取り外す場合
は、図10(a)に示す収容状態から、同図(b)中に矢印
で示す如く子機(2)を頭部から手前へ引き寄せながら、
子機(2)を持ち上げる操作となる。従って、子機(2)は
回転運動を行なうこととなり、この回転運動において
は、子機(2)の底面の手前の端部が充電器(3)の凹部底
面に当たって、回転軸となる。
【0030】この子機(2)の回転運動によって、上記同
様に、ヨーク片(46)と金属片(5)とは、全領域において
相互に離間し、これによって、磁石片(45)、ヨーク片(4
6)(46)及び金属片(5)内に形成されていた磁気ループが
切断され、磁気吸引力が消失することになる。従って、
子機(2)を充電器(3)から取り出す際、充電器(3)が持
ち上がることはなく、取り出しが容易である。
【0031】上記携帯電話装置においては、図8に示す
如く子機(2)側には、充電用に正極側受電端子(51)と負
極側受電端子(52)の2端子を設けたに過ぎず、然も、従
来のダイオードブリッジ等の極性反転回路は不要である
ので、子機(2)の機械的及び電気的な構成が簡易とな
り、小形化、軽量化が実現される。又、ダイオードブリ
ッジの省略によって、ダイオードの介在に伴う電圧降下
やその変動を防止することが出来、これによって充電電
圧の制御が容易となり、特に二次電池(6)としてリチウ
ムイオン電池を用いる場合に有効である。
【0032】更に又、仮に子機(2)の収容状態に異常が
生じて、例えば図8に示す正極側第1給電端子(41)と正
極側受電端子(51)の間、或いは負極側第3給電端子(42)
と負極側受電端子(52)の間に電気的な接触不良が発生し
たとしても、該接触不良によって充電線路が開放される
ので、二次電池(6)の電力が親機(1)或いは充電器(3)
側へ流れ込むことはない。
【0033】尚、図1乃至図8に示す構成例では、子機
(2)に検出端子(53)を設けているが、図11に示す様
に、検出端子を省略して、親機(1)或いは充電器(3)に
は、正極側第1給電端子(91)、正極側第2給電端子(9
2)、負極側第1給電端子(93)及び負極側第2給電端子(9
4)を配置する一方、子機(2)には、正極側第1給電端子
(91)と接触すべき正極側受電端子(55)と、負極側第2給
電端子(94)と接触すべき負極側受電端子(56)を配置する
構成も採用可能である。又、図12に示す如く、前述の
正極側第1給電端子(91)と正極側第2給電端子(92)を共
通化して、親機(1)或いは充電器(3)には1つの正極側
給電端子(9)を設置する一方、子機(2)には、その収容
姿勢に拘わらず正極側給電端子(9)と接触可能な中央位
置に正極側受電端子(55)を配置すると共に、収容姿勢に
よって負極側第1給電端子(93)或いは負極側第2給電端
子(94)の何れかと接触すべき負極側受電端子(56)を配置
する構成の採用も可能である。
【0034】上記何れの構成においても、子機(2)には
2端子を設ければよく、従来のダイオードブリッジ等か
らなる極性反転回路の装備は不要である。これによっ
て、子機(2)の小形化、軽量化が図られる。又、正極側
受電端子(55)或いは負極側受電端子(56)と相手側の給電
端子との間に接触不良が生じたとしても、子機(2)内の
二次電池の電力が親機(1)或いは充電器(3)側へ流れ込
むことはない。
【0035】上記実施の形態の説明は、本発明を説明す
るためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を
限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許
請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能で
あることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】親機に子機を第1の姿勢で収容した状態の斜視
図である。
【図2】親機に子機を第2の姿勢で収容した状態の斜視
図である。
【図3】親機から子機を取り外した状態の斜視図であ
る。
【図4】充電器に子機を第1の姿勢で収容した状態の斜
視図である。
【図5】充電器に子機を第2の姿勢で収容した状態の斜
視図である。
【図6】充電器から子機を取り出した状態の斜視図であ
る。
【図7】親機或いは充電器と子機との間の磁気吸着構造
及び充電端子構造を表わす一部破断斜視図である。
【図8】親機或いは充電器と子機に構成されている充電
回路を表わすブロック図である。
【図9】親機に子機を収容した後、子機を取り外す際の
動作を表わす断面図である。
【図10】充電器から子機を取り出す際の動作を表わす
断面図である。
【図11】他の構成例を表わす模式図である。
【図12】更に他の構成例を表わす模式図である。
【図13】従来の携帯電話装置の構成を表わす図であ
る。
【図14】従来の他の携帯電話装置の要部を表わす断面
図である。
【符号の説明】
(1) 親機 (11) 上方受け部 (12) 下方受け部 (2) 子機 (21) 操作キー群 (3) 充電器 (31) 子機収容凹部 (4) 充電端子ユニット (41) 正極側第1給電端子 (42) 負極側第3給電端子 (43) 負極側第4給電端子 (44) 正極側第2給電端子 (45) 磁石片 (46) ヨーク片 (47) 逃げ面 (5) 金属片 (51) 正極側受電端子 (52) 負極側受電端子 (53) 検出端子 (55) 正極側受電端子 (56) 負極側受電端子 (6) 二次電池 (9) 正極側給電端子 (91) 正極側第1給電端子 (92) 正極側第2給電端子 (93) 負極側第1給電端子 (94) 負極側第2給電端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−33214(JP,A) 特開 平4−211552(JP,A) 実開 平5−76148(JP,U) 実開 平6−56986(JP,U) 実開 平3−34347(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 - 1/253 H04M 1/58 - 1/62 H04M 1/66 - 1/82 H02J 7/00 - 7/12 H02J 7/34 - 7/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送話及び受話のための子機(2)と、該子
    機(2)の収容部を具えて子機(2)内の二次電池(6)を充
    電するための充電ユニットとから構成され、収容状態に
    おける子機(2)の充電ユニットとの対向面には、二次電
    池(6)に接続された正負一対の受電端子(51)(52)が配置
    される一方、充電ユニットの子機(2)との対向面には、
    前記一対の受電端子(51)(52)と接触可能な位置に、これ
    らの端子間に充電電圧を印加するための正負一対の給電
    端子(41)(42)が配置された携帯電話機において、子機
    (2)又は充電ユニットの何れか一方の対向面に、磁石部
    材が設置されると共に、他方の対向面には、磁石部材に
    よって吸引されるべき金属片(5)が設置され、磁石部材
    及び金属片(5)の対向面には、子機(2)が充電ユニット
    に収容された状態で互いに磁気吸引力を及ぼす磁気吸引
    面が形成されると共に、磁石部材又は金属片(5)の磁気
    吸引面の少なくとも何れか一方には、子機(2)を充電ユ
    ニットから取り出す際の子機(2)の回転軸寄りの端部
    に、他方の磁気吸引面と非接触を保つ逃げ面(47)が形成
    され、該逃げ面(47)は、子機(2)を充電ユニットから取
    り出す際の子機(2)の回転に伴って他方の磁気吸引面か
    ら更に離間することとなる位置に設けられていることを
    特徴とする携帯電話装置。
  2. 【請求項2】 充電ユニットは、電話回線と接続されて
    子機(2)と電話回線の間の通信を中継すべき親機(1)で
    ある請求項1に記載の携帯電話装置。
  3. 【請求項3】 充電ユニットは、商用電源と接続されて
    充電にのみ用いられる充電器(3)である請求項1に記載
    の携帯電話装置。
  4. 【請求項4】 磁石部材は、磁石片(45)と、該磁石片(4
    5)の両側面に連結されて先端面が前記対向面に露出した
    一対のヨーク片(46)(46)とから構成され、両ヨーク片(4
    6)(46)の先端面に夫々逃げ面(47)が形成されている請求
    項1乃至請求項3の何れかに記載の携帯電話装置。
  5. 【請求項5】 充電ユニットの子機収容部は、子機(2)
    の頭部を後退させた傾斜姿勢で子機(2)を収容すべき形
    状に形成されている請求項1乃至請求項4の何れかに記
    載の携帯電話装置。
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