JP3258925B2 - 携帯電話装置 - Google Patents

携帯電話装置

Info

Publication number
JP3258925B2
JP3258925B2 JP5334397A JP5334397A JP3258925B2 JP 3258925 B2 JP3258925 B2 JP 3258925B2 JP 5334397 A JP5334397 A JP 5334397A JP 5334397 A JP5334397 A JP 5334397A JP 3258925 B2 JP3258925 B2 JP 3258925B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
slave unit
unit
charging
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5334397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10257142A (ja
Inventor
真之 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP5334397A priority Critical patent/JP3258925B2/ja
Publication of JPH10257142A publication Critical patent/JPH10257142A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3258925B2 publication Critical patent/JP3258925B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PHS(パーソナ
ルハンディフォンシステム)や自動車電話システム等の
携帯電話システムにおいて、送話及び受話のための子機
と、該子機の収容部を具えて子機内の二次電池を充電す
るための充電ユニットとから構成される携帯電話装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】PHSにおいては、図13に示す如く子
機(8)及び親機(7)から構成される携帯電話装置が開発
されている。該装置によれば、屋外では、子機(8)と最
寄りの基地局との間でデジタル無線通信が行なわれて、
子機どうし或いは一般電話機との間で通話が可能とな
る。又、親機(7)が設置された屋内では、子機(8)と親
機(7)の間でデジタル無線通信が行なわれて、親機(7)
の中継によって、子機どうし或いは一般電話機との通話
が可能となる。
【0003】子機(8)には、直流電源として、ニッケル
−カドミウム電池、ニッケル−水素電池、リチウムイオ
ン電池等の二次電池が内蔵されている。一方、親機(7)
には、図示の如く子機(8)を収容した状態で二次電池
(図示省略)を充電するべく、商用電力源と接続される電
源回路(74)と、該電源回路(74)から供給される電力を受
けて二次電池に対する充電を制御する充電回路(73)とが
内蔵されている。子機(8)を親機(7)に収容することに
よって、子機(8)に配設された第1受電端子(81)及び第
2受電端子(82)が、親機(7)に配設された正極給電端子
(71)及び負極給電端子(72)に接触して、子機(8)の二次
電池が充電されるのである。
【0004】ところで、子機(8)を親機(7)に収容する
際、図13の如く子機(8)のキー配列面を手前に向けた
第1の姿勢と、子機(8)の背面を手前に向けた第2の姿
勢に、反転可能に子機(8)を収容することが出来る携帯
電話装置が提案されている(特開平6-2049934号[H04B7/2
6])。該携帯電話装置においては、図13に示す如く、
子機(8)の第1受電端子(81)及び第2受電端子(82)と二
次電池(図示省略)の間に、ダイオードブリッジ(80)から
なる極性反転回路が介在しており、子機(8)の姿勢に拘
わらず、二次電池に対して正常な極性で充電電圧が印加
される。
【0005】又、極性反転回路を設けることなく、子機
の反転収容を可能とした携帯電話装置として、親機及び
子機には、子機の収容姿勢に拘わらず互いに接触可能な
中心位置に、負極給電端子及び負極受電端子を設置する
と共に、これらの端子を挟んで両側の対称位置に、夫々
一対の正極給電端子及び正極受電端子を配設し、子機の
正極受電端子どうしは互いに接続して、子機の収容姿勢
に拘わらず、親機の一方の正極給電端子が何れか一方の
受電端子と接触して充電が行なわれる携帯電話装置が提
案されている特開平5-22388号[H04M1/02])。尚、該携帯
電話機において、親機の他方の正極給電端子は、親機に
子機が収容されているかどうかを判別するための検出用
端子として用いられる。
【0006】又、子機(8)を親機(7)に収容した状態
で、子機(8)に配設された正負一対の受電端子(81)(82)
を親機(7)に配設された正負一対の給電端子(71)(72)に
確実に接触させるために、図14に示す如く、親機(7)
の子機(8)との対向面にマグネット片(75)を設置すると
共に、子機(8)には、マグネット片(75)からの磁気吸引
力を受けるべき金属片(83)を設置した携帯電話装置が提
案されている(特開平8-33214号[H02J7/00])。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示す携帯電話装置においては、子機(8)にダイオード
ブリッジ(80)からなる極性反転回路が装備されているた
め、子機(8)の回路構成が複雑となって、子機(8)が大
形となるばかりでなく、充電線路にダイオードが介在す
ることに伴う電圧降下の変動によって、充電電圧や充電
電流の制御が困難となる。一般にPHS等の携帯電話機
においては、0.2〜1C程度の高い速度で単時間の充
電が行なわれるため、正確な充電電圧の制御が必要であ
り、特に二次電池としてリチウムイオン電池を用いた場
合、正確な充電制御が必要となるため、ダイオードブリ
ッジからなる極性反転回路を用いることは困難である。
【0008】一方、子機には極性反転回路を設けること
なく、子機の反転収容を可能とした上述の携帯電話装置
(特開平5-22388号[H04M1/02])においては、極性反転回
路の装備は不要であるが、子機側に充電用の端子を3つ
設ける必要があるため、端子構造が複雑となって、子機
の小形化、軽量化が妨げられる。又、子機に配置された
一対の正極受電端子どうしが子機内にて互いに接続され
ているため、何らかの原因で、一方の正極受電端子が親
機の対応する正極給電端子と接触不良を起こした場合、
二次電池の電力が他方の正極受電端子から親機側へ流れ
込んで、二次電池の電力が消費される虞れがある。
【0009】本発明の目的は、子機の機械的及び電気的
構成が簡易であって、小形化、軽量化が可能であると共
に、仮に子機と充電ユニットとの間に電気的な接触不良
が発生したとしても、子機内の二次電池の電力が消費さ
れることのない携帯電話装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る携帯電話装置
は、送話及び受話のための子機(2)と、子機(2)内の二
次電池(6)を充電するための充電ユニットとから構成さ
れ、充電ユニットには、子機(2)のキー配列面を手前に
向けた第1の収容姿勢と、子機(2)の背面を手前に向け
た第2の収容姿勢に、反転可能に子機(2)を収容するこ
とが可能な子機収容部が形成されている。充電ユニット
の子機(2)との対向面には、その中央部に、正極或いは
負極の何れか一方の極性を有する第1及び第2の給電端
子(41)(44)が併設されると共に、これらの給電端子を挟
んで両側の対称位置に、正極或いは負極の他方の極性を
有する第3及び第4の給電端子(42)(43)が配設され、極
性が同じ給電端子どうしは互いに連結されて、正負一対
の連結点が充電回路(15)の正負一対の出力端子に接続さ
れている。一方、子機(2)の充電ユニットとの対向面に
は、前記第1の収容姿勢では、第1及び第2の給電端子
(41)(44)の内、何れか一方の給電端子(44)を挟んで両側
に配置された2つの給電端子(41)(42)と接触し、前記第
2の収容姿勢では、第1及び第2の給電端子(41)(44)の
内、他方の給電端子(41)を挟んで両側に配置された2つ
の給電端子(43)(44)と接触することとなる偏寄位置に、
正負一対の受電端子(51)(52)が配設されている。
【0011】上記本発明の携帯電話装置においては、子
機(2)を第1の収容姿勢と第2の収容姿勢に反転させる
ことによって、子機(2)の正負一対の受電端子(51)(52)
の位置がずれて、第1の収容姿勢と第2の収容姿勢で接
触することとなる給電端子(41)〜(44)が変化するが、何
れの姿勢においても、正極側の受電端子(51)は、正極側
の2つの給電端子(41)(44)の内、何れか一方と接触し、
負極側の受電端子(52)は、負極側の2つの給電端子(42)
(43)の内、何れか一方と接触する。従って、子機(2)の
収容姿勢に拘わらず、正負一対の受電端子(51)(52)には
正しい極性で充電電圧が印加されることになる。
【0012】具体的構成において、子機(2)の充電ユニ
ットとの対向面には、第1の収容姿勢及び第2の収容姿
勢にて、負極側受電端子(52)に接触していない負極側給
電端子(43)が接触することとなる検出端子(53)が配置さ
れ、該検出端子(53)の電位の変化に基づいて、子機(2)
が充電ユニットに収容されたことを検知する。この検知
は子機(2)側で行なわれるので、該検知に基づいて子機
(2)に種々の動作を行なわしめることが出来る。
【0013】又、本発明に係る第2の携帯電話装置にお
いて、充電ユニットの子機(2)との対向面には、その中
央部に、正極或いは負極の何れか一方の極性を有する共
通の給電端子(9)が設置されると共に、該給電端子を挟
んで両側の対称位置に、正極或いは負極の他方の極性を
有する第1及び第2の給電端子(93)(94)が配設され、第
1及び第2の給電端子(93)(94)は互いに連結されて、該
連結点と前記共通の給電端子(9)とが充電回路(15)の正
負一対の出力端子に接続されている。一方、子機(2)の
充電ユニットとの対向面には、子機(2)の収容姿勢に拘
わらず、前記共通の給電端子(9)と接触可能な中央位置
と、子機(2)の収容姿勢によって第1又は第2の給電端
子(93)(94)の何れかと接触可能な偏寄位置に、正負一対
の受電端子(55)(56)が配設されている。
【0014】上記本発明の携帯電話装置においては、子
機(2)を第1の収容姿勢と第2の収容姿勢に反転させる
ことによって、子機(2)の中央位置の受電端子(55)の位
置は変化せず、極性が同じである共通の給電端子(9)と
接触する。これに対し、他方の受電端子(56)の位置は変
化して、第1の収容姿勢と第2の収容姿勢で接触するこ
ととなる給電端子(91)(94)が変化するが、これらの給電
端子(91)(94)は何れも、他方の受電端子(56)の極性と同
じ極性を有しているので、何れの姿勢においても、正負
一対の受電端子(55)(56)には正しい極性で充電電圧が印
加されることになる。
【0015】
【発明の効果】本発明に係る携帯電話装置によれば、子
機内にダイオード等からなる極性反転回路を設ける必要
がなく、然も、充電用には2つの受電端子を設ければよ
いから、子機の機械的及び電気的構成が簡易であって、
小形化、軽量化が可能である。又、仮に子機と充電ユニ
ットとの間に電気的な接触不良が発生したとしても、子
機内の充電線路において、極性が同じ2つの受電端子を
互いに連結した構成は採用していないので、子機内の二
次電池の電力が受電端子を経て充電ユニット側に流れ込
むことはない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明をPHSの携帯電話
装置に実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明
する。図1乃至図6に示す如く、本発明に係る携帯電話
装置は、電話回線と接続された親機(1)と、操作キー群
(21)、ディスプレイ(22)等を具えて送話及び受話が可能
な子機(2)と、商用電力源と接続されて子機(2)を充電
するための充電器(3)の組合せから構成される。
【0017】子機(2)は、図1の如く操作キー群(21)及
びディスプレイ(22)を手前に向けた第1の姿勢と、図2
の如く背面を手前に向けた第2の姿勢の両方で、反転可
能に親機(1)に収容することが出来る。又、子機(2)
は、図4の如く操作キー群(21)及びディスプレイ(22)を
手前に向けた第1の姿勢と、図5の如く背面を手前に向
けた第2の姿勢の両方で、反転可能に充電器(3)に収容
することが出来る。
【0018】図3に示す如く、親機(1)には、子機(2)
を斜めに寝かせた姿勢で収容するための上方受け部(11)
及び下方受け部(12)が形成され、下方受け部(12)の手前
に、子機(2)の底面を受け止めるための凸部(14)が形成
され、該凸部(14)の内部に、充電端子ユニット(4)がそ
の表面を後方へ露出させた状態で埋設されている。又、
凸部(14)の表面には、充電中に点灯する充電ランプ(13)
が設置されている。
【0019】更に図6に示す如く、充電器(3)には、子
機(2)を僅かに後方へ傾斜させた姿勢で収容するための
子機収容凹部(31)が形成され、該子機収容凹部(31)の奥
部には、充電端子ユニット(4)がその表面を上方へ露出
させた状態で埋設されている。又、子機収容凹部(31)の
手前には、充電が完了したときに点灯する充電完了ラン
プ(32)と、充電中に点灯する充電中ランプ(33)とが配置
されている。
【0020】充電端子ユニット(4)には、図7に示す如
く、子機(2)との対向面の中央部に、磁石片(45)とその
両側面に連結された一対のヨーク片(46)(46)とからなる
磁石部材が埋設され、ヨーク片(46)(46)の先端面は充電
端子ユニット(4)の表面から露出している。又、ヨーク
片(46)の先端面には、手前側の角部を斜めに切り欠いて
逃げ面(47)が形成されている。上記磁石部材の両側に
は、正極側第1給電端子(41)と正極側第2給電端子(44)
が、磁石片(45)を中心とする対称位置に配置され、更に
その両側には、負極側第3給電端子(42)と負極側第4給
電端子(43)が、磁石片(45)を中心とする対称位置に配置
されている。尚、これらの端子は、突出方向にバネ性を
有している。
【0021】一方、子機(2)には、その底面の中央部
に、充電端子ユニット(4)の一対のヨーク片(46)(46)の
先端面に接触すべき金属片(5)が設置されると共に、該
金属片(5)の一側部には、子機(2)の第1の収容姿勢に
て、充電端子ユニット(4)の正極側第1給電端子(41)と
接触すべき正極側受電端子(51)が設置され、更に金属片
(5)及び正極側受電端子(51)の両側には、充電端子ユニ
ット(4)の負極側第3給電端子(42)に接触べき負極側受
電端子(52)と、充電端子ユニット(4)の負極側第4給電
端子(43)に接触すべき検出端子(53)とが配置されてい
る。
【0022】従って、子機(2)の第2の収容姿勢では、
金属片(5)が両ヨーク片(46)(46)の先端面に接触すると
共に、正極側受電端子(51)が充電端子ユニット(4)の正
極側第2給電端子(44)に、負極側受電端子(52)が充電端
子ユニット(4)の負極側第4給電端子(43)に、検出端子
(53)が充電端子ユニット(4)の負極側第3給電端子(42)
に接触することとなる。
【0023】図8に示す如く、親機(1)には、商用電力
源と接続される電源回路(16)と、該電源回路(16)からの
電力を受けて充電動作を行なう充電回路(15)とが装備さ
れている。親機(1)の正極側第1給電端子(41)と正極側
第2給電端子(44)は互いに連結されて、該連結点は、充
電回路(15)の正極端子に接続されている。又、親機(1)
の負極側第3給電端子(42)と負極側第4給電端子(43)は
互いに連結されて、該連結点は、充電回路(15)の負極端
子に接続されている。
【0024】一方、子機(2)には、電源となる二次電池
(6)が内蔵されると共に、子機(2)の通信動作等を制御
するマイクロコンピュータ(23)が装備されている。子機
(2)の正極側受電端子(51)は二次電池(6)の正極と接続
され、負極側受電端子(52)は二次電池(6)の負極と接続
される。又、検出端子(53)はマイクロコンピュータ(23)
へ接続され、検出端子(53)とマイクロコンピュータ(23)
の間の接続線路と、正極側受電端子(51)と二次電池(6)
の間の接続線路とは、抵抗Rを介して互いに連結されて
いる。
【0025】上記携帯電話装置においては、図1又は図
2に示す如く親機(1)に子機(2)を収容することによっ
て、或いは、図4又は図5に示す如く充電器(3)に子機
(2)を収容することによって、図8に示す様に、両ヨー
ク片(46)(46)の先端面と金属片(5)とが互いに密着す
る。この結果、磁石片(45)、ヨーク片(46)(46)及び金属
片(5)の内部には、図中に表わす様に閉じた磁気ループ
が形成されて、金属片(5)とヨーク片(46)(46)間に充分
な大きさの磁気吸引力が発生し、子機(2)が親機(1)或
いは充電器(3)上に吸引保持されることになる。これに
伴って、子機(2)の第1の収容姿勢では、正極側受電端
子(51)と正極側第1給電端子(41)、負極側受電端子(52)
と負極側第3給電端子(42)、そして検出端子(53)と負極
側第4給電端子(43)とが互いに圧接され、確実な電気的
接続が為される。又、子機(2)の第2の収容姿勢では、
正極側受電端子(51)と正極側第2給電端子(44)、負極側
受電端子(52)と負極側第4給電端子(43)、そして検出端
子(53)と負極側第3給電端子(42)とが互いに圧接され、
確実な電気的接続が為されるのである。
【0026】尚、子機(2)を親機(1)上に収容する過程
で、図9(a)の如く子機(2)が所定の収容位置よりも僅
か上方にずれた位置にて、摩擦等による受け止め力が作
用するとしても、金属片(5)と接触すべきヨーク片(46)
の先端面は、逃げ面(47)の形成によって下方に偏ってお
り、ヨーク片(46)の先端面と金属片(5)とが互いに接触
することとなるまで、金属片(5)に対して下向きの吸引
力が作用する。この結果、子機(2)は同図(b)の如く、
ヨーク片(46)と金属片(5)とが接触した所定の位置まで
引き下げられて、親機(1)上に正しく収容されることに
なる。
【0027】親機(1)或いは充電器(3)上に子機(2)が
収容されて、上述の如く夫々の端子どうしが接続される
ことによって、例えば図8に示す接続状態では、充電回
路(15)から正極側第1給電端子(41)と負極側第3給電端
子(42)の間に所定の充電電圧が供給され、二次電池(6)
は、正極側受電端子(51)及び負極側受電端子(52)からこ
の充電電圧を受けて、充電される。この際、検出端子(5
3)は、負極側第4給電端子(43)と接触することによって
電位がハイからローに下がり、このロー電位をマイクロ
コンピュータ(23)が検知して、子機(2)が親機(1)或い
は充電器(3)に収容されていることを認識する。ここ
で、マイクロコンピュータ(23)によって、子機(2)の収
容状態では、着信を報知する振動の発生を強制的に停止
させる機能や、収容状態で着信した際、子機(2)を持ち
上げることによって自動的に応答状態に移行する機能を
実現することも可能である。
【0028】これに対し、子機(2)が第2の収容姿勢で
収容された場合は、正極側第2給電端子(44)と負極側第
4給電端子(43)から二次電池(6)へ充電電圧が供給され
ることになる。又、検出端子(53)が負極側第3給電端子
(42)に接触することによって、子機(2)が親機(1)或い
は充電器(3)に収容されていることが認識される。
【0029】充電が完了した後、子機(2)を親機(1)或
いは充電器(3)から取り外す際は、子機(2)を保持して
親機(1)或いは充電器(3)から持ち上げる。例えば、子
機(2)を親機(1)から取り外す場合は、図9(b)に示す
収容状態から、同図(c)中に矢印で示す如く子機(2)を
頭部から上方へ起こしながら、子機(2)を持ち上げる操
作となる。従って、子機(2)は回転運動を行なうことと
なり、この回転運動においては、子機(2)の底面の上端
部が親機(1)の端部に当たって、回転軸となる。
【0030】この回転運動において、ヨーク片(46)の先
端面と金属片(5)が相互に接触していた領域は、金属片
(5)側の接触領域が円弧軌跡を描いて大きく移動するこ
とによって、互いに引き離されることになる。これに対
し、金属片(5)の前記回転軸に近い非接触領域の移動距
離は短いが、元々この領域にはヨーク片(46)の逃げ面(4
7)が対向しており、対向面間に距離がある。子機(2)の
回転運動の結果、ヨーク片(46)と金属片(5)とは、全領
域において相互に離間し、これによって、磁石片(45)、
ヨーク片(46)(46)及び金属片(5)内に形成されていた磁
気ループが切断され、磁気吸引力が消失することにな
る。従って、子機(2)を親機(1)から取り外す際、親機
(1)が持ち上がることはなく、取り外しが容易である。
【0031】子機(2)を充電器(3)から取り外す場合
は、図10(a)に示す収容状態から、同図(b)中に矢印
で示す如く子機(2)を頭部から手前へ引き寄せながら、
子機(2)を持ち上げる操作となる。従って、子機(2)は
回転運動を行なうこととなり、この回転運動において
は、子機(2)の底面の手前の端部が充電器(3)の凹部底
面に当たって、回転軸となる。
【0032】この子機(2)の回転運動によって、上記同
様に、ヨーク片(46)と金属片(5)とは、全領域において
相互に離間し、これによって、磁石片(45)、ヨーク片(4
6)(46)及び金属片(5)内に形成されていた磁気ループが
切断され、磁気吸引力が消失することになる。従って、
子機(2)を充電器(3)から取り出す際、充電器(3)が持
ち上がることはなく、取り出しが容易である。
【0033】上記携帯電話装置においては、図8に示す
如く子機(2)側には、充電用に正極側受電端子(51)と負
極側受電端子(52)の2端子を設けたに過ぎず、然も、従
来のダイオードブリッジ等の極性反転回路は不要である
ので、子機(2)の機械的及び電気的な構成が簡易とな
り、小形化、軽量化が実現される。又、ダイオードブリ
ッジの省略によって、ダイオードの介在に伴う電圧降下
やその変動を防止することが出来、これによって充電電
圧の制御が容易となり、特に二次電池(6)としてリチウ
ムイオン電池を用いる場合に有効である。
【0034】更に又、仮に子機(2)の収容状態に異常が
生じて、例えば図8に示す正極側第1給電端子(41)と正
極側受電端子(51)の間、或いは負極側第3給電端子(42)
と負極側受電端子(52)の間に電気的な接触不良が発生し
たとしても、該接触不良によって充電線路が開放される
ので、二次電池(6)の電力が親機(1)或いは充電器(3)
側へ流れ込むことはない。
【0035】尚、図1乃至図8に示す構成例では、子機
(2)に検出端子(53)を設けているが、図11に示す様
に、検出端子を省略して、親機(1)或いは充電器(3)に
は、正極側第1給電端子(91)、正極側第2給電端子(9
2)、負極側第1給電端子(93)及び負極側第2給電端子(9
4)を配置する一方、子機(2)には、正極側第1給電端子
(91)と接触すべき正極側受電端子(55)と、負極側第2給
電端子(94)と接触すべき負極側受電端子(56)を配置する
構成も採用可能である。又、図12に示す如く、前述の
正極側第1給電端子(91)と正極側第2給電端子(92)を共
通化して、親機(1)或いは充電器(3)には1つの正極側
給電端子(9)を設置する一方、子機(2)には、その収容
姿勢に拘わらず正極側給電端子(9)と接触可能な中央位
置に正極側受電端子(55)を配置すると共に、収容姿勢に
よって負極側第1給電端子(93)或いは負極側第2給電端
子(94)の何れかと接触すべき負極側受電端子(56)を配置
する構成の採用も可能である。
【0036】上記何れの構成においても、子機(2)には
2端子を設ければよく、従来のダイオードブリッジから
なる極性反転回路の装備は不要である。これによって、
子機(2)の小形化、軽量化が図られる。又、正極側受電
端子(55)或いは負極側受電端子(56)と相手側の給電端子
との間に接触不良が生じたとしても、子機(2)内の二次
電池の電力が親機(1)或いは充電器(3)側へ流れ込むこ
とはない。
【0037】上記実施の形態の説明は、本発明を説明す
るためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を
限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許
請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能で
あることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】親機に子機を第1の姿勢で収容した状態の斜視
図である。
【図2】親機に子機を第2の姿勢で収容した状態の斜視
図である。
【図3】親機から子機を取り外した状態の斜視図であ
る。
【図4】充電器に子機を第1の姿勢で収容した状態の斜
視図である。
【図5】充電器に子機を第2の姿勢で収容した状態の斜
視図である。
【図6】充電器から子機を取り出した状態の斜視図であ
る。
【図7】親機或いは充電器と子機との間の磁気吸着構造
及び充電端子構造を表わす一部破断斜視図である。
【図8】親機或いは充電器と子機に構成されている充電
回路を表わすブロック図である。
【図9】親機に子機を収容した後、子機を取り外す際の
動作を表わす断面図である。
【図10】充電器から子機を取り出す際の動作を表わす
断面図である。
【図11】他の構成例を表わす模式図である。
【図12】更に他の構成例を表わす模式図である。
【図13】従来の携帯電話装置の構成を表わす図であ
る。
【図14】従来の他の携帯電話装置の要部を表わす断面
図である。
【符号の説明】
(1) 親機 (11) 上方受け部 (12) 下方受け部 (2) 子機 (21) 操作キー群 (3) 充電器 (31) 子機収容凹部 (4) 充電端子ユニット (41) 正極側第1給電端子 (42) 負極側第3給電端子 (43) 負極側第4給電端子 (44) 正極側第2給電端子 (45) 磁石片 (46) ヨーク片 (47) 逃げ面 (5) 金属片 (51) 正極側受電端子 (52) 負極側受電端子 (53) 検出端子 (55) 正極側受電端子 (56) 負極側受電端子 (6) 二次電池 (9) 正極側給電端子 (91) 正極側第1給電端子 (92) 正極側第2給電端子 (93) 負極側第1給電端子 (94) 負極側第2給電端子
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/02 H02J 7/00 H04B 7/26 H04Q 7/32

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送話及び受話のための子機(2)と、子機
    (2)内の二次電池(6)を充電するための充電ユニットと
    から構成され、充電ユニットには、子機(2)のキー配列
    面を手前に向けた第1の収容姿勢と、子機(2)の背面を
    手前に向けた第2の収容姿勢に、反転可能に子機(2)を
    収容することが可能な子機収容部が形成されている携帯
    電話装置において、充電ユニットの子機(2)との対向面
    には、その中央部に、正極或いは負極の何れか一方の極
    性を有する第1及び第2の給電端子(41)(44)が併設され
    ると共に、これらの給電端子を挟んで両側の対称位置
    に、正極或いは負極の他方の極性を有する第3及び第4
    の給電端子(42)(43)が配設され、極性が同じ給電端子ど
    うしは互いに連結されて、正負一対の連結点が充電回路
    (15)の正負一対の出力端子に接続される一方、子機(2)
    の充電ユニットとの対向面には、前記第1の収容姿勢で
    は、第1及び第2の給電端子(41)(44)の内、何れか一方
    の給電端子(44)を挟んで両側に配置された2つの給電端
    子(41)(42)と接触し、前記第2の収容姿勢では、第1及
    び第2の給電端子(41)(44)の内、他方の給電端子(41)を
    挟んで両側に配置された2つの給電端子(43)(44)と接触
    することとなる偏寄位置に、正負一対の受電端子(51)(5
    2)が配設されていることを特徴とする携帯電話装置。
  2. 【請求項2】 子機(2)の充電ユニットとの対向面に
    は、第1の収容姿勢にて、負極側受電端子(52)に接触し
    ていない負極側給電端子(43)が接触することとなる検出
    端子(53)が配置され、該検出端子(53)の電位の変化に基
    づいて、子機(2)が充電ユニットに収容されたことを検
    知する請求項1に記載の携帯電話装置。
  3. 【請求項3】 送話及び受話のための子機(2)と、子機
    (2)内の二次電池(6)を充電するための充電ユニットと
    から構成され、充電ユニットには、子機(2)のキー配列
    面を手前に向けた第1の収容姿勢と、子機(2)の背面を
    手前に向けた第2の収容姿勢に、反転可能に子機(2)を
    収容することが可能な子機収容部が形成されている携帯
    電話装置において、充電ユニットの子機(2)との対向面
    には、その中央部に、正極或いは負極の何れか一方の極
    性を有する共通の給電端子(9)が設置されると共に、該
    給電端子を挟んで両側の対称位置に、正極或いは負極の
    他方の極性を有する第1及び第2の給電端子(93)(94)が
    配設され、第1及び第2の給電端子(93)(94)は互いに連
    結されて、該連結点と前記共通の給電端子(9)とが充電
    回路(15)の正負一対の出力端子に接続される一方、子機
    (2)の充電ユニットとの対向面には、子機(2)の収容姿
    勢に拘わらず、前記共通の給電端子(9)と接触可能な中
    央位置と、子機(2)の収容姿勢によって第1又は第2の
    給電端子(93)(94)の何れかと接触可能な偏寄位置に、正
    負一対の受電端子(55)(56)が配設されていることを特徴
    とする携帯電話装置。
  4. 【請求項4】 充電ユニットは、電話回線と接続されて
    子機(2)と電話回線の間の通信を中継すべき親機(1)で
    ある請求項1乃至請求項3の何れかに記載の携帯電話装
    置。
  5. 【請求項5】 充電ユニットは、商用電源と接続されて
    充電にのみ用いられる充電器(3)である請求項1乃至請
    求項3の何れかに記載の携帯電話装置。
JP5334397A 1997-03-07 1997-03-07 携帯電話装置 Expired - Fee Related JP3258925B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5334397A JP3258925B2 (ja) 1997-03-07 1997-03-07 携帯電話装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5334397A JP3258925B2 (ja) 1997-03-07 1997-03-07 携帯電話装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10257142A JPH10257142A (ja) 1998-09-25
JP3258925B2 true JP3258925B2 (ja) 2002-02-18

Family

ID=12940132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5334397A Expired - Fee Related JP3258925B2 (ja) 1997-03-07 1997-03-07 携帯電話装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3258925B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8621857B2 (en) 2008-03-14 2014-01-07 Energy Compression Inc. Adsorption-enhanced compressed air energy storage

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4680940B2 (ja) * 2007-01-10 2011-05-11 キヤノン電子株式会社 バッテリ装置
JP5125580B2 (ja) * 2008-02-18 2013-01-23 富士通株式会社 充電器
WO2014029105A1 (zh) * 2012-08-24 2014-02-27 Liu Qiuming 电子烟装置
CN104253886A (zh) * 2013-03-25 2014-12-31 赵彦杰 电话、手机送话电路的开关设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8621857B2 (en) 2008-03-14 2014-01-07 Energy Compression Inc. Adsorption-enhanced compressed air energy storage

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10257142A (ja) 1998-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6709784B2 (en) Back-up battery for a cellular telephone
JPH08315867A (ja) バッテリ継続装置およびその方法
AU2002236363A1 (en) Back-up battery for a cellular telephone
EP0824778B1 (en) Intelligent battery charging in a hand-held phone
JP4463131B2 (ja) 携帯型電子機器及び移動体通信端末
JPH1127202A (ja) 携帯無線通信機器
JP3258925B2 (ja) 携帯電話装置
JP3281831B2 (ja) 携帯電話装置
US5625271A (en) Battery charger adapter and method therefor
JPH1032934A (ja) 携帯電話用二次電池の充電装置
US5278893A (en) Telephone having two handsets
JPH06204934A (ja) 移動体通信機の充電装置
JP3790987B2 (ja) 無線電話機用充電装置
JP3185502B2 (ja) コードレス電話装置
JP3275498B2 (ja) 外部電池を有するコードレス電話機
JP3240178B2 (ja) コードレス電話装置
JPH04121355U (ja) バツテリー電源交換装置
JP3035570U (ja) 携帯電話用二次電池の充電装置
JPH0588052U (ja) コードレス電話機の充電装置
JPH11299120A (ja) 携帯端末装置
JPH05146086A (ja) 充電装置
JPH0568074A (ja) コードレス電話子機の充電器
JPH03208445A (ja) コードレス電話装置
JPH04200046A (ja) 自動車電話機
JPH0761095B2 (ja) コードレス電話装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081207

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081207

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081207

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081207

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091207

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees