JP3281414B2 - 鋸 刃 - Google Patents

鋸 刃

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JP3281414B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D61/00Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
    • B23D61/12Straight saw blades; Strap saw blades
    • B23D61/121Types of set; Variable teeth, e.g. variable in height or gullet depth; Varying pitch; Details of gullet

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sawing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、帯鋸、丸鋸その他の
金属切断に用いられる鋸刃に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、帯鋸においては、図5(a)〜
(d)に示すような鋸歯に高低差を有し、かつすくい面
が種々異なる形状の鋸歯を備えた鋸刃が知られている
が、切屑誘導面を鋸歯に有する鋸刃は知られていない。
また丸鋸の鋸刃においては、特開昭52−133193
号公報に記載されているように、鋸歯に切屑誘導面を有
するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の鋸歯
に高低差を有する帯鋸の鋸刃では、すくい面の形状が歯
高の高い鋸歯と歯高の低い鋸歯とでほぼ同じ形状である
ために、次のような問題点があった。すなわち、鋸歯に
高低差を有する鋸刃では、歯高の高い鋸歯の切り込みが
歯高の低い鋸歯の切り込みよりも深く、加工硬化性の難
削材の切削において加工硬化を起こした表層の下側を削
り取ることにより切削性能を向上させる利点があり、ま
た歯高が大きくて深く切削できる鋸歯では切屑をカール
させて排除できるが、反面、歯高の低い鋸歯では、切屑
がカールしにくく、切屑処理においてトラブルを発生さ
せる問題点があった。
【0004】そこで、このような問題点が解決するため
に、上記特開昭52−133193号公報に記載されて
いるように鋸歯各々のすくい面に切屑誘導面を設けるこ
とが考えられるが、従来はこの切屑誘導面を鋸歯の高低
差に関係なく一律に同じ形状とすると、次のような問題
点が生じる。すなわち、歯高の低い鋸歯からカールした
切屑を生成させるために、すくい角度が大きく、傾斜の
緩やかな切屑誘導面を鋸歯に設けると、歯高の高い鋸歯
では、その切り込み量が大きいために切り込み量に比べ
てガレットが小さくなり、目詰りを起こす恐れがあり、
逆に歯高の大きい鋸歯で大きくカールした切屑を生成さ
せるためにすくい角が小さく、傾斜が急な切屑誘導面を
設けると、歯高の低い鋸歯では切屑がカールせず、上述
のように切屑処理においてトラブルが発生しやすい問題
点が生じるのである。
【0005】この発明は、このような技術的課題に鑑み
なされたもので、歯高の高い歯と低い歯とでその働きに
応じてすくい面及び切屑誘導面の形状を変化させ、いず
れの高さの鋸歯からもカールした切屑が効果的に生成さ
れるようにして目詰まりや切屑処理におけるトラブルの
発生を少なくすることができる鋸刃を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の鋸刃は、鋸歯
に高低差を有し、かつ各鋸歯の歯先から歯底へ向けて直
線的に下るすくい面と、このすくい面に対してその歯底
側端に滑らかに連続的に連なる凹円弧状の切屑誘導面
と、この切屑誘導面の歯底側端に連なるガレットとを形
成して成る鋸刃であって、歯高の高い鋸歯における前記
すくい面の長さを、歯高の低い鋸歯における前記すくい
面の長さよりも長くし、かつ、前記歯高の高い鋸歯にお
ける前記切屑誘導面の歯底側端の前記すくい面から切削
方向前方に突出する突出長を、前記歯高の低い鋸歯にお
ける前記切屑誘導面の対応する突出長よりも短くしたも
のである。
【0007】
【作用】この発明の鋸刃では、鋸歯に高低差を設けるこ
とにより、歯高の高い鋸歯の切り込みが歯高の低い鋸歯
よりも深く、加工硬化性の難削材の切削において加工硬
化を起こした表層よりも下の部分を削り取ることにより
切削性能を向上させる利点があり、しかもこのような高
低差を有する鋸刃において、歯高の高い鋸歯のすくい面
の長さを長くし、かつ切屑誘導面の突出長を短くしてそ
れら全体の傾斜を急峻にすることにより、切り込み量の
大きい歯高の高い鋸歯が生成する切屑を効果的にカール
させることができ、逆に歯高の低い鋸歯のすくい面の長
さを短くし、かつ切屑誘導面の突出長を長くしてそれら
全体の傾斜を緩やかにすることにより、切り込み量の小
さい歯高の低い鋸歯が生成する切屑も効果的にカールさ
せることができ、全体として鋸刃に悪影響を及ぼす細か
い切屑の生成を少なくし、鋸歯の長寿命化と、切断後の
切屑処理の簡便化を図る。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。
【0009】図2は、この発明を帯鋸の鋸刃に適用した
実施例を示しており、鋸刃1は胴部の片側に多数の鋸歯
を備えている。そして、この鋸刃1は、歯高の高い複数
の鋸歯3,7R,9Lの鋸歯群と、歯高の低い複数の鋸
歯5L,11Rの鋸歯群を備えている。なお、鋸刃の歯
高を高、中、低と3種類になるように、あるいはそれ以
上の種類になるようにしてもよいものである。
【0010】鋸歯のアサリ振出について説明すると、鋸
歯3は左右のアサリ振出を行なわない直歯であり、鋸歯
7R,11Rは右アサリ振出を行なった右アサリ歯、鋸
歯5L,9Lは左アサリ振出を行なった左アサリ歯であ
る。さらに、右アサリ歯のうち歯高の高い鋸歯7Rは歯
高の低い鋸歯11Rよりもアサリ振出量が小さく、左ア
サリ歯のうち歯高の高い鋸歯9Lは歯高の低い鋸歯5L
よりもアサリ振出量が小さくなっている。
【0011】したがって、このような歯高に高低差のあ
る鋸刃1によって被切削材Wを切削する際には、歯高の
高い鋸歯3,7R,9Lにより大きな切削量を実現し、
また歯高の低い鋸歯5L,11Rにより歯高の高い鋸歯
よりも外に出ているアサリ振出幅M,Nの幅で切削す
る。こうして、歯高の高い鋸歯がその大きな切削量によ
り、たとえ切削部分に加工硬化層が生じていてもそれよ
りも深い部分を切削することにより加工硬化に影響され
ない鋭い切れ味を実現することができ、歯高の低い鋸歯
がその大きなアサリ振出量により切削時の切曲がりを抑
制することができ、鋭い切れ味で直線性良く切削でき
る。
【0012】そして、このような歯高に高低差を有する
鋸刃1において、図1(a)及び図3に示すように、歯
高の高い鋸歯3,7R,9Lについては、その歯先から
歯底に向けて直線的に下るように比較的長いすくい面1
3を形成し、このすくい面13の歯底側端に滑らかに連
続的に連なるように凹円弧状の切屑誘導面15を形成
し、その下端に連なるようにガレット17を形成してい
る。切屑誘導面15の歯底側端がすくい面13の延長線
から切削方向前方に突出する長さは、比較的短くなるよ
うに設定してある。これによって、歯先と切屑誘導面1
5の歯底側端とを結ぶ全体の傾斜を比較的急峻なものと
してなっている。また図1(b)及び図4に示すよう
に、歯高の低い鋸歯5L,11Rについては、その歯先
から歯底に向けて直線的に下るように比較的短いすくい
面19を形成し、このすくい面19の歯底側端に滑らか
に連続的に連なるように凹円弧状の切屑誘導面29を形
成し、その下端に連なるようにガレット23を形成して
いる。切屑誘導面29の歯底側端がすくい面19の延長
線から切削方向前方に突出する長さは、比較的長くなる
ように設定してある。これによって、歯先と切屑誘導面
29の歯底側端とを結ぶ全体の傾斜を比較的緩やかなも
のとしてなっている。
【0013】こうして突出長が異なる切屑誘導面15,
29を形成することにより、被切削材Wを切削する際に
歯高の高い鋸歯3,7R,9Lそれぞれの切屑誘導面1
5では、これらの鋸歯3,7R,9Lの切削量は大きい
が、その切屑27が大きなカールとなり、逆に歯高の低
い鋸歯5L,11Rそれぞれの切屑誘導面29では、こ
れらの鋸歯5L,11Rの切削量は小さいが、その切屑
21も小さなカールとなり、いずれもガレット17,2
3にたまらずに排出されていく。
【0014】実際に図3に示すようなすくい面が長く切
屑誘導面の突出長が短い鋸歯を、この発明の実施例の歯
高の高い鋸歯3,7R,9Lに適用し、図4に示すよう
なすくい面が短く切屑誘導面の突出長が長い鋸歯を、こ
の発明の実施例の歯高の低い鋸歯5L,11Rに適用し
た場合、この鋸刃でSKD61φ250を鋸速50m/
min、切削率50cm2 /minで切削したところ、
ほとんどの切屑がカールした良好な切屑を排出して鋸刃
の長寿命が図れた。
【0015】これに対して、鋸刃のすべての鋸歯に図3
に示す歯形を適用した鋸刃ではうまくカールした切屑を
生成することができず、図4の歯形を適用した鋸刃では
目詰まりで歯欠けを起こす問題が生じた。
【0016】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、歯高に
高低差を設けることにより、歯高の高い鋸歯が加工硬化
層よりも深い部分に切り込んで切削できるようになり、
良好な切れ味を実現できるのであるが、さらに、歯高の
高い鋸歯のすくい面を長くし、それに連なる凹円弧状の
切屑誘導面の突出長を短くして全体の傾斜を比較的急峻
にすることにより、切り込み量の大きい歯高の高い鋸歯
が生成する切屑を効果的にカールさせることができ、逆
に歯高の低い鋸歯のすくい面を短くし、それに連なる凹
円弧状の切屑誘導面の突出長を長くして全体の傾斜を比
較的緩やかにすることにより、切り込み量の小さい歯高
の低い鋸歯が生成する切屑も効果的にカールさせること
ができ、全体として鋸刃に悪影響を及ぼす細かい切屑の
生成が少なく、鋸歯の長寿命化と切削後の切屑処理の簡
便化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の歯高の高い鋸歯、歯高の
低い鋸歯それぞれの歯形を示す正面図。
【図2】上記実施例の鋸刃の全体的な構成を示す正面
図、側面図および底面図。
【図3】この発明の具体例の歯高の高い鋸歯の歯形を示
す正面図。
【図4】この発明の具体例の歯高の低い鋸歯の歯形を示
す正面図。
【図5】従来例の帯鋸の各種鋸刃を示す正面図。
【符号の説明】
1 鋸刃 3 直歯 5L,9L 左アサリ歯 7R,11R 右アサリ歯

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋸歯に高低差を有し、かつ各鋸歯の歯先
    から歯底へ向けて直線的に下るすくい面と、このすくい
    面に対してその歯底側端に滑らかに連続的に連なる凹円
    弧状の切屑誘導面と、この切屑誘導面の歯底側端に連な
    るガレットとを形成して成る鋸刃であって、 歯高の高い鋸歯における前記すくい面の長さを、歯高の
    低い鋸歯における前記すくい面の長さよりも長くし、か
    つ、 前記歯高の高い鋸歯における前記切屑誘導面の歯底側端
    の前記すくい面から切削方向前方に突出する突出長を、
    前記歯高の低い鋸歯における前記切屑誘導面の対応する
    突出長よりも短くしたことを特徴とする鋸刃。
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