JP3313761B2 - 帯鋸刃 - Google Patents
帯鋸刃Info
- Publication number
- JP3313761B2 JP3313761B2 JP16157592A JP16157592A JP3313761B2 JP 3313761 B2 JP3313761 B2 JP 3313761B2 JP 16157592 A JP16157592 A JP 16157592A JP 16157592 A JP16157592 A JP 16157592A JP 3313761 B2 JP3313761 B2 JP 3313761B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tooth
- saw
- pitch
- height
- wire brush
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D61/00—Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
- B23D61/12—Straight saw blades; Strap saw blades
- B23D61/121—Types of set; Variable teeth, e.g. variable in height or gullet depth; Varying pitch; Details of gullet
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sawing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属切削用の帯鋸刃
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属切削用の帯鋸刃として、図2
に示すように不等ピッチのものが知られている。このよ
うな従来の帯鋸刃1では、各鋸歯の形状がピッチに応じ
た歯高であり、等しいピッチの鋸歯は同じ歯高である
が、ピッチの異なった鋸歯の歯高は異なっており、広い
ピッチの鋸歯2aの歯高は高く、狭いピッチの鋸歯2b
の歯高は低くなっている。
に示すように不等ピッチのものが知られている。このよ
うな従来の帯鋸刃1では、各鋸歯の形状がピッチに応じ
た歯高であり、等しいピッチの鋸歯は同じ歯高である
が、ピッチの異なった鋸歯の歯高は異なっており、広い
ピッチの鋸歯2aの歯高は高く、狭いピッチの鋸歯2b
の歯高は低くなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の不等ピッチの帯鋸刃では、次のような問題点があ
った。つまり、帯鋸刃1による金属切削において歯先に
付着した切屑3は、ワイヤーブラシ4によって除去する
のであるが、そのためにはワイヤーブラシ4の長さを歯
高の最も高い鋸歯2aのすくい面5aの歯底に達するよ
うにしなければならず、例えばピッチ12.88mmの
鋸歯2aの切屑3を除去するには深さ6.13mmの位
置までワイヤーブラシ4が届かなければならない。しか
しながら、このように長いワイヤーブラシを用いると、
歯高の低い鋸歯、例えばピッチが8.03mmの鋸歯2
bの歯先に付着した切屑3を除去するときにはそのすく
い面5bの歯底から2.26mm(=6.13mm−
3.87mm)も深くワイヤーブラシ4が当たるため、
ワイヤーブラシ4の損耗が著しく早くなる問題点があっ
た。
従来の不等ピッチの帯鋸刃では、次のような問題点があ
った。つまり、帯鋸刃1による金属切削において歯先に
付着した切屑3は、ワイヤーブラシ4によって除去する
のであるが、そのためにはワイヤーブラシ4の長さを歯
高の最も高い鋸歯2aのすくい面5aの歯底に達するよ
うにしなければならず、例えばピッチ12.88mmの
鋸歯2aの切屑3を除去するには深さ6.13mmの位
置までワイヤーブラシ4が届かなければならない。しか
しながら、このように長いワイヤーブラシを用いると、
歯高の低い鋸歯、例えばピッチが8.03mmの鋸歯2
bの歯先に付着した切屑3を除去するときにはそのすく
い面5bの歯底から2.26mm(=6.13mm−
3.87mm)も深くワイヤーブラシ4が当たるため、
ワイヤーブラシ4の損耗が著しく早くなる問題点があっ
た。
【0004】この発明はこのような従来の問題点に鑑み
なされたもので、ワイヤーブラシがピッチの狭い鋸歯の
歯底に深く当たることがないようにしてワイヤーブラシ
の寿命を長くすることができる帯鋸刃を提供することを
目的とする。
なされたもので、ワイヤーブラシがピッチの狭い鋸歯の
歯底に深く当たることがないようにしてワイヤーブラシ
の寿命を長くすることができる帯鋸刃を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、各鋸歯の形
状がピッチに応じた歯高であり、等しいピッチの鋸歯は
同じ歯高であり、ピッチの異なった鋸歯の歯高は異なっ
ていて、広いピッチの鋸歯の歯高は高く、狭いピッチの
鋸歯の歯高は低くなり、各鋸歯のすくい面と反対側の部
分の傾斜角度が等しくなっている不等ピッチの帯鋸刃に
おいて、各鋸歯のすくい面側にその歯先側を始端とし終
端の位置が他の鋸歯のものと等しくなる同一の凹円弧状
の切屑誘導面を形成したものである。
状がピッチに応じた歯高であり、等しいピッチの鋸歯は
同じ歯高であり、ピッチの異なった鋸歯の歯高は異なっ
ていて、広いピッチの鋸歯の歯高は高く、狭いピッチの
鋸歯の歯高は低くなり、各鋸歯のすくい面と反対側の部
分の傾斜角度が等しくなっている不等ピッチの帯鋸刃に
おいて、各鋸歯のすくい面側にその歯先側を始端とし終
端の位置が他の鋸歯のものと等しくなる同一の凹円弧状
の切屑誘導面を形成したものである。
【0006】この発明の帯鋸刃では、各鋸歯のすくい面
側にその終端の位置が他の鋸歯のものと等しくなるよう
に凹円弧状の切屑誘導面を形成することにより、歯高の
高い鋸歯でも歯高の低い鋸歯でも、そこで切削された切
屑が切屑誘導面によってガイドされてほぼ等しい大きさ
にカールするようになる。したがって、従来のようにピ
ッチの最も広い鋸歯のすくい面の歯底に達する長さのワ
イヤーブラシを用意する必要がなく、一様な切屑誘導面
の深さに対応する長さのワイヤーブラシを用意すること
により、歯高の高い鋸歯でも歯高の低い鋸歯でもその切
屑誘導面に生じた切屑を等しく除去することができるよ
うになり、歯高の低い鋸歯のすくい面の歯底に強く当た
ることによる損耗を避けることができ、ワイヤーブラシ
寿命を長くすることができる。
側にその終端の位置が他の鋸歯のものと等しくなるよう
に凹円弧状の切屑誘導面を形成することにより、歯高の
高い鋸歯でも歯高の低い鋸歯でも、そこで切削された切
屑が切屑誘導面によってガイドされてほぼ等しい大きさ
にカールするようになる。したがって、従来のようにピ
ッチの最も広い鋸歯のすくい面の歯底に達する長さのワ
イヤーブラシを用意する必要がなく、一様な切屑誘導面
の深さに対応する長さのワイヤーブラシを用意すること
により、歯高の高い鋸歯でも歯高の低い鋸歯でもその切
屑誘導面に生じた切屑を等しく除去することができるよ
うになり、歯高の低い鋸歯のすくい面の歯底に強く当た
ることによる損耗を避けることができ、ワイヤーブラシ
寿命を長くすることができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。
する。
【0008】図1はこの発明の一実施例を示しており、
不等ピッチの帯鋸刃11の各鋸歯12a,12b,12
c,…それぞれのすくい面13a,13b,13c,…
に、歯先から一定の距離に達する凹円弧状の切屑誘導面
14a,14b,14c,…を形成してある。
不等ピッチの帯鋸刃11の各鋸歯12a,12b,12
c,…それぞれのすくい面13a,13b,13c,…
に、歯先から一定の距離に達する凹円弧状の切屑誘導面
14a,14b,14c,…を形成してある。
【0009】このような帯鋸刃11で金属切削を行なう
場合には、歯高の最も高い鋸歯12aによって切削され
て出てくる切屑15aも、歯高の最も低い鋸歯12eに
よって切削されて出てくる切屑15eもすべて、同一の
凹円弧状の切屑誘導面14a,14eによってガイドさ
れ、ほぼ同じ大きさの曲率でカールするようになる。
場合には、歯高の最も高い鋸歯12aによって切削され
て出てくる切屑15aも、歯高の最も低い鋸歯12eに
よって切削されて出てくる切屑15eもすべて、同一の
凹円弧状の切屑誘導面14a,14eによってガイドさ
れ、ほぼ同じ大きさの曲率でカールするようになる。
【0010】そこで、このような帯鋸刃11に対するワ
イヤーブラシ16として、各鋸歯12a,12b,12
c,…の切屑誘導面14a,14b,14c,…の高さ
と等しいかやや長めのものを用意すれば、歯高が高くて
そのすくい面13aの歯底にまでワイヤーブラシ16の
先端が達しなくても、凹円弧状の切屑誘導面14に生じ
ている切屑を除去することができるようになる。したが
って、従来のように歯高の最も高い鋸歯に対応する長さ
のワイヤーブラシを用意することにより、鋸歯の低い鋸
歯ではその歯底に強く当たって損耗が激しくなり、寿命
が短くなるということがなく、いずれの高さの鋸歯にも
等しい強さで当てることができてワイヤーブラシの寿命
を長くすることができる。
イヤーブラシ16として、各鋸歯12a,12b,12
c,…の切屑誘導面14a,14b,14c,…の高さ
と等しいかやや長めのものを用意すれば、歯高が高くて
そのすくい面13aの歯底にまでワイヤーブラシ16の
先端が達しなくても、凹円弧状の切屑誘導面14に生じ
ている切屑を除去することができるようになる。したが
って、従来のように歯高の最も高い鋸歯に対応する長さ
のワイヤーブラシを用意することにより、鋸歯の低い鋸
歯ではその歯底に強く当たって損耗が激しくなり、寿命
が短くなるということがなく、いずれの高さの鋸歯にも
等しい強さで当てることができてワイヤーブラシの寿命
を長くすることができる。
【0011】実際、図1に示した実施例の帯鋸刃と図2
に示した従来例の帯鋸刃とのそれぞれによりSUJ2、
φ250mmの材料を鋸速45m/mm、切削率40c
m2/minで切削を行なったところ、この実施例の鋸
刃に対するワイヤーブラシの寿命は従来例の鋸刃に対す
るワイヤーブラシの寿命よりも1.5〜2倍長くなっ
た。
に示した従来例の帯鋸刃とのそれぞれによりSUJ2、
φ250mmの材料を鋸速45m/mm、切削率40c
m2/minで切削を行なったところ、この実施例の鋸
刃に対するワイヤーブラシの寿命は従来例の鋸刃に対す
るワイヤーブラシの寿命よりも1.5〜2倍長くなっ
た。
【0012】以上のようにこの発明によれば、不等ピッ
チの各鋸歯に対して歯先側から終端位置までの距離が他
の鋸歯のものと等しくなるように切屑誘導面を形成して
いるので、歯高が高い鋸歯から生じる切屑も歯高が低い
鋸歯から生じる切屑もほぼ同じ形状にカールすることに
なり、それを除去するワイヤーブラシも切屑誘導面の先
端(歯底側終端)に達するまでの長さのものを用意すれ
ばよくなり、従来のように切屑が各鋸歯のすくい面の歯
底に達するために最も歯高の高い鋸歯の歯底に達する長
さのワイヤーブラシを用意する必要があり、歯高の低い
鋸歯においてその歯底に強く当たるために損耗が激しく
なり、ワイヤーブラシ寿命が短くなるという問題点を解
消することができ、歯高の高低に関係なくいずれの鋸歯
に対してもその切屑誘導面にほぼ等しい強さで当たって
切屑を除去することができるため、ワイヤーブラシ寿命
を長くすることができる。
チの各鋸歯に対して歯先側から終端位置までの距離が他
の鋸歯のものと等しくなるように切屑誘導面を形成して
いるので、歯高が高い鋸歯から生じる切屑も歯高が低い
鋸歯から生じる切屑もほぼ同じ形状にカールすることに
なり、それを除去するワイヤーブラシも切屑誘導面の先
端(歯底側終端)に達するまでの長さのものを用意すれ
ばよくなり、従来のように切屑が各鋸歯のすくい面の歯
底に達するために最も歯高の高い鋸歯の歯底に達する長
さのワイヤーブラシを用意する必要があり、歯高の低い
鋸歯においてその歯底に強く当たるために損耗が激しく
なり、ワイヤーブラシ寿命が短くなるという問題点を解
消することができ、歯高の高低に関係なくいずれの鋸歯
に対してもその切屑誘導面にほぼ等しい強さで当たって
切屑を除去することができるため、ワイヤーブラシ寿命
を長くすることができる。
【図1】この発明の一実施例の正面図。
【図2】従来例の正面図。
11 帯鋸刃 12a,12b,12c,… 鋸歯 13a,13b,13c,… すくい面 14a,14b,14c,… 切屑誘導面 15a,15b,15c,… 切屑 16 ワイヤーブラシ
Claims (1)
- 【請求項1】 各鋸歯の形状がピッチに応じた歯高であ
り、等しいピッチの鋸歯は同じ歯高であり、ピッチの異
なった鋸歯の歯高は異なっていて、広いピッチの鋸歯の
歯高は高く、狭いピッチの鋸歯の歯高は低くなり、各鋸
歯のすくい面と反対側の部分の傾斜角度が等しくなって
いる不等ピッチの帯鋸刃において、各鋸歯のすくい面側
にその歯先側を始端とし終端の位置が他の鋸歯のものと
等しくなる同一の凹円弧状の切屑誘導面を形成して成る
帯鋸刃。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16157592A JP3313761B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 帯鋸刃 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16157592A JP3313761B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 帯鋸刃 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06718A JPH06718A (ja) | 1994-01-11 |
JP3313761B2 true JP3313761B2 (ja) | 2002-08-12 |
Family
ID=15737727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16157592A Expired - Fee Related JP3313761B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 帯鋸刃 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3313761B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100320230B1 (ko) * | 1999-06-16 | 2002-01-10 | 최의박 | 와이어 소우용 와이어 |
CN102416505A (zh) * | 2011-12-12 | 2012-04-18 | 海盐联合钢锯厂 | 一种双动往复锯片 |
AT16751U1 (de) * | 2018-08-31 | 2020-07-15 | Ing Hans Peter Leitinger | Sägeblatt |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP16157592A patent/JP3313761B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06718A (ja) | 1994-01-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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