JP3281413B2 - 賞球排出装置 - Google Patents

賞球排出装置

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JP3281413B2
JP3281413B2 JP15042692A JP15042692A JP3281413B2 JP 3281413 B2 JP3281413 B2 JP 3281413B2 JP 15042692 A JP15042692 A JP 15042692A JP 15042692 A JP15042692 A JP 15042692A JP 3281413 B2 JP3281413 B2 JP 3281413B2
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鈴木  勲
亨 杉浦
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奥村遊機株式會社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、球タンク内のパチンコ
球を賞球として排出する賞球排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の賞球排出装置の一例として、特
開平3−111071号公報に記載された構成がある。
この構成では、球供給源である球タンクからのパチンコ
球を供給する球供給路を上下方向に延びるように設ける
と共に、回動可能に設けられた球受部材である例えばス
プロケットの歯部を上記球供給路の途中に突出させ、該
スプロケットの回動を許容及び阻止するソレノイドを設
けている。
【0003】この構成の場合、ソレノイドによってスプ
ロケットの回動を許容することにより、パチンコ球が球
供給路を上から下へ自然落下して球排出口側へ排出され
る。そして、ソレノイドによってスプロケットの回動を
阻止することにより、パチンコ球の自然落下がスプロケ
ットの歯部によって止められ、もって、パチンコ球の排
出が停止されるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、パチンコ球の排出を行う際、特には、パチ
ンコ球の排出を停止する場合、自然落下運動中のパチン
コ球をスプロケットの歯部で受けて止める構成であるの
で、パチンコ球のかなり強い運動荷重がスプロケットの
歯部に作用して、該歯部が欠けるおそれがあった。この
ため、スプロケットの歯部が欠けて剥離した微粉が移動
して各要部に滞留する等のおそれがあり、動作の信頼性
が低いという問題点があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、部品の破損を確
実に防止でき、動作の信頼性を向上させることができる
球排出装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の賞球排出装置
は、球タンクから供給されるパチンコ球を縦一列に配列
する第1の球供給路および第2の球供給路と、前記第1
の球供給路内のパチンコ球の通過を止める停止位置およ
び通過を許容する通過位置間で移動可能に設けられパチ
ンコ球の略1個分の間隔を隔てて上下に配置された第1
の上ストッパ部材および第1の下ストッパ部材と、前記
第2の球供給路内のパチンコ球の通過を止める停止位置
および通過を許容する通過位置間で移動可能に設けられ
パチンコ球 の略1個分の間隔を隔てて上下に配置された
第2の上ストッパ部材および第2の下ストッパ部材と、
前記第1の上ストッパ部材と前記第1の下ストッパ部材
と前記第2の上ストッパ部材と前記第2の下ストッパ部
材とを移動操作するリンク機構部と、前記リンク機構部
を駆動する駆動手段とを備え、前記リンク機構部は前記
第1の上ストッパ部材および前記第2の下ストッパ部材
が停止位置に移動し且つ前記第1の下ストッパ部材およ
び前記第2の上ストッパ部材が通過位置に移動した第1
の排出形態と前記第1の上ストッパ部材および前記第2
の下ストッパ部材が通過位置に移動し且つ前記第1の下
ストッパ部材および前記第2の上ストッパ部材が停止位
置に移動した第2の排出形態とを交互に生成することに
基づいて前記第1の球供給路および前記第2の球供給路
からパチンコ球を交互に1個ずつ排出するものである
ころに特徴を有する。
【0007】
【作用】上記手段によれば、パチンコ球の排出を行って
いないとき、例えば第1の球供給路側の第1の上ストッ
パ部材が停止位置にある場合、第1の球供給路側の第1
の下ストッパ部材は通過位置にあり、そして、第2の球
供給路側の第2の上ストッパ部材は通過位置にあると共
に、第2の球供給路側の第2の下ストッパ部材は停止位
置にある。この場合、第1の球供給路側においては、第
1の上ストッパ部材によりパチンコ球が止められてい
る。一方、第2の球供給路側においては、第2の下スト
ッパ部材によりパチンコ球が止められている。上記状態
で、パチンコ球を排出するために、リンク機構部を駆動
すると、第1の球供給路側の第1の上ストッパ部材が通
過位置へ移動すると共に、第1の球供給路側の第1の
ストッパ部材は停止位置へ移動し、そして、第2の球供
給路側の第2の上ストッパ部材が停止位置へ移動すると
共に、第2の球供給路側の第2の下ストッパ部材が通過
位置へ移動する。この結果、第1の球供給路側において
は、第1の下ストッパ部材によりパチンコ球が止められ
るようになる。一方、第2の球供給路側においては、
2の下ストッパ部材により止められていたパチンコ球が
1個落下して排出されると共に、残りのパチンコ球は
2の上ストッパ部材により止められるようになる。
【0008】この後、同様にしてリンク機構部を駆動す
ることにより各ストッパ部材を上記した位置と反対の位
置へ移動させると、第1の球供給路側からパチンコ球が
1個落下して排出される。以下、リンク機構部の駆動を
繰り返すことにより、第1及び第2の球供給路から交互
にパチンコ球が1個ずつ排出される。
【0009】この構成の場合、いずれか一方の球供給路
からパチンコ球を1個排出する場合、静止しているパチ
ンコ球を上ストッパ部材により止めるだけであるから、
上ストッパ部材に作用するパチンコ球の荷重は静止荷重
であり、その分だけ荷重の大きさが小さくなる。また、
上ストッパ部材により止めていたパチンコ球を下ストッ
パ部材により止める場合も、パチンコ球が静止状態から
1個分落下するだけであるから、下ストッパ部材に作用
するパチンコ球の荷重は、ほとんど静止荷重となって小
さい。
【0010】従って、各ストッパ部材に作用する荷重が
小さくなるので、各ストッパ部材が欠けることを確実に
防止できる。また、各ストッパ部材が欠けることがなく
なるから、動作の信頼性が向上する。
【0011】
【実施例】以下、本発明を賞球排出装置に適用した一実
施例につき図面を参照しながら説明する。まず、パチン
コ機全体の背面側を示す図3において、機本体1の背面
側上部には、多数の賞球即ちパチンコ球2を貯留する球
供給源である球タンク3が配設されている。この球タン
ク3内へは、図示しないパチンコ球供給機構からパチン
コ球2が供給されるようになっている。
【0012】上記球タンク3の下部には、球流下通路4
が配設されており、球タンク3の底部から流出したパチ
ンコ球2が球流下通路4内を流下する。この球流下通路
4の内部は、リブにより前後に二つの分岐通路5(一方
のみ図示する)に別れるように構成されている。これら
分岐通路5の右側下方には、賞球排出装置6が配設され
ている。上記賞球排出装置6から排出されたパチンコ球
2は、球流下通路7内を流下した後、機本体1の前面側
の下部に設けられた図示しない球受け皿内へ貯留される
ように構成されている。
【0013】さて、上記賞球排出装置6について、図1
及び図2並びに図4ないし図7を参照して説明する。図
1において、ケース8内には、第1及び第2の球供給路
9及び10が前後に並んで上下方向に延びるように設け
られている。第1の球供給路9は、その上端開口部が球
流下通路4の一方の分岐通路5に連通し、下端開口部が
球排出口側である球流下通路7に連通している。第2の
球供給路10は、その上端開口部が球流下通路4の他方
の分岐通路に連通し、下端開口部が球流下通路7に連通
している。
【0014】さて、第1の球供給路9の中間部分の図1
中右側壁部には、上部貫通孔9a及び下部貫通孔9bが
ほぼ1個分のパチンコ球2の間隔をおいて形成されてい
る。これら上部貫通孔9a及び下部貫通孔9b内には、
第1の球供給路9側の上ストッパ部材11及び下ストッ
パ部材12が左右方向へ往復移動可能に設けられてい
る。尚、第1の球供給路9側の上ストッパ部材11及び
下ストッパ部材12は第1の上ストッパ部材及び第1の
下ストッパ部材に相当するものである。この場合、上ス
トッパ部材11及び下ストッパ部材12は、それぞれ第
1の球供給路9内のパチンコ球2を止める停止位置(第
1の球供給路9内へ突出した位置)と、パチンコ球2の
通過を許容する通過位置(第1の球供給路9内へ突出し
ない位置)との間で往復移動可能になっている。そし
て、上ストッパ部材11及び下ストッパ部材12は、パ
チンコ球2のほぼ1個分の間隔を隔てて上下に配置され
ている。
【0015】また、第2の球供給路10の中間部分の図
1中左側壁部には、上部貫通孔10a及び下部貫通孔1
0bがほぼ1個分のパチンコ球2の間隔をおいて形成さ
れている。これら上部貫通孔10a及び下部貫通孔10
b内には、第2の球供給路10側の上ストッパ部材13
及び下ストッパ部材14が左右方向へ往復移動可能に設
けられている。尚、第2の球供給路10側の上ストッパ
部材13及び下ストッパ部材14は第2の上ストッパ部
材及び第2の下ストッパ部材に相当するものである。
の場合、上ストッパ部材13及び下ストッパ部材14
は、それぞれ第2の球供給路10内のパチンコ球2を止
める停止位置(第2の球供給路10内へ突出した位置)
と、パチンコ球2の通過を許容する通過位置(第2の球
供給路10内へ突出しない位置)との間で往復移動可能
になっている。この場合、上ストッパ部材13及び下ス
トッパ部材14は、パチンコ球2のほぼ1個分の間隔を
隔てて上下に配置されている。
【0016】さて、上記した4個のストッパ部材11〜
14を移動駆動するリンク機構部15について、以下、
図4及び図5も参照して具体的に説明する。第1及び第
2の球供給路9及び10の側方には、3個のリンク部材
16,17,18がピン19,20,21を支点として
その回りに回動可能に設けられている。各リンク部材1
6,17,18の中央部は、図5に示すように、ケース
8に固定された3個の支持部22,23,24の各上端
部にピン19,20,21を介して軸支されている。
【0017】上記3個のリンク部材16,17,18
は、各上端部が連結ロッド25によりピン26,27,
28を介して連結されていると共に、各下端部が連結ロ
ッド29によりピン30,31,32を介して連結され
ている。これにより、3個のリンク部材16,17,1
8は、図1及び図2に示すように、連動して正逆回動さ
れるようになっている。
【0018】ここで、中央部のリンク部材17は、ピン
20に一体に回動するように固定されている。このピン
20は、カップリング33を介して駆動手段である例え
ば駆動モータ34の回転軸35に連結されている。これ
により、リンク部材17は、駆動モータ34の正逆回転
に応じて正逆回転駆動されるようになっている。尚、駆
動モータ34は、例えばステッピングモータから構成さ
れており、その回転方向及び回転量を適宜制御可能にな
っている。
【0019】また、右方のリンク部材16の上下両端部
からやや中央よりの部分には、前記第1の球供給路9側
の上ストッパ部材11及び下ストッパ部材12の基端部
がピン36及び37を介して回動可能に取付けられてい
る。これにより、リンク部材16が回動すると、その回
動に応じて上ストッパ部材11及び下ストッパ部材12
が左右方向へ移動して交互に停止位置へ移動する。
【0020】具体的には、リンク部材16が図1に示す
位置まで左回り方向へ回動すると、上ストッパ部材11
が停止位置へ移動し且つ下ストッパ部材12が通過位置
へ移動するようになっている。そして、リンク部材16
が図2に示す位置まで右回り方向へ回動すると、上スト
ッパ部材11が通過位置へ移動し且つ下ストッパ部材1
2が停止位置へ移動するようになっている。尚、上スト
ッパ部材11及び下ストッパ部材12の各基端部と、リ
ンク部材16との各間には、スペーサ38,38が設け
られている。
【0021】一方、左方のリンク部材19の上下両端部
からやや中央よりの部分には、前記第2の球供給路10
側の上ストッパ部材13及び下ストッパ部材14の基端
部がピン39及び40を介して回動可能に取付けられて
いる。これにより、リンク部材19が回動すると、その
回動に応じて上ストッパ部材13及び下ストッパ部材1
4が左右方向へ移動して交互に停止位置へ移動する。
【0022】具体的には、リンク部材19が図1に示す
位置まで左回り方向へ回動すると、上ストッパ部材13
が通過位置へ移動し且つ下ストッパ部材14が停止位置
へ移動するようになっている。そして、リンク部材19
が図2に示す位置まで右回り方向へ回動すると、上スト
ッパ部材13が停止位置へ移動し且つ下ストッパ部材1
4が通過位置へ移動するようになっている。尚、上スト
ッパ部材13及び下ストッパ部材14の各基端部と、リ
ンク部材19との各間には、スペーサ38,38が設け
られている。
【0023】この場合、リンク機構部15のリンク部材
16及び19が連動して回動することから、第1の球供
給路9側の上ストッパ部材11が停止位置へ移動したと
きには,第2の球供給路10側の下ストッパ部材14が
停止位置へ移動するように、各ストッパ部材11〜14
が連動する構成となっている。
【0024】また、上側の連結ロッド25の図4中右端
部には、ほぼL字状に折曲された位置検出板41がねじ
止めされている。位置検出板41の先端部41aは、ケ
ース8に固定された位置検出センサ42により検出され
るようになっている。この位置検出センサ42は、例え
ば透過形光センサからなり、図6に示すように、ほぼコ
字状をなしており、投光素子42a及び受光素子42b
を有している。
【0025】この場合、連結ロッド25が図1に示す位
置に移動しているとき、投光素子42aからの光が受光
素子42bへ受光される。そして、連結ロッド25が図
2に示す位置に移動しているとき、投光素子42aから
の光が位置検出板41の先端部41aに遮光されて受光
素子42bへ受光されないようになっている。従って、
位置検出センサ42からの受光信号に基づいて、連結ロ
ッド25ひいては各ストッパ部材11〜14の位置がわ
かる。
【0026】一方、第1の球供給路9の上端側外周壁に
は、パチンコ球2の有無を検出する第1の上部球検出セ
ンサ43が配設されている。この第1の上部球検出セン
サ43は、例えば透過形光センサから構成されており、
投光素子44及び受光素子45を有している。この場
合、第1の球供給路9の側壁には、上記各素子に対応し
て貫通孔が形成されており、投光素子44からの投光が
上記各貫通孔を通って受光素子45へ受光されるように
なっている。尚、上記各貫通孔には、防塵用の透明プラ
スチック板(図示しない)が配設されている。
【0027】また、第1の球供給路9の下端外周壁に
は、第1の球供給路9内を通過するパチンコ球2の個数
を検出する第1の下部球検出センサ46が配設されてい
る。この第1の下部球検出センサ46は、例えば透過形
光センサから構成されており、投光素子47及び受光素
子48を有している。そして、上記第1の球供給路9の
側壁には、上記各素子に対応して貫通孔が形成されてお
り、投光素子47からの投光が上記各貫通孔を通って受
光素子48へ受光されるようになっている。尚、上記各
貫通孔には、防塵用の透明プラスチック板(図示しな
い)が配設されている。
【0028】一方、第2の球供給路10の上端外周壁に
は、パチンコ球2の有無を検出する第2の上部球検出セ
ンサ49が配設されており、この第2の上部球検出セン
サ49は、例えば透過形光センサから構成されており、
投光素子50及び受光素子51を有している。そして、
第2の球供給路10の側壁には、上記各素子に対応して
貫通孔が形成されており、投光素子50からの投光が上
記各貫通孔を通って受光素子51へ受光されるようにな
っている。尚、上記各貫通孔には、防塵用の透明プラス
チック板(図示しない)が配設されている。
【0029】また、第2の球供給路10の下端側外周壁
には、第2の球供給路10内を通過するパチンコ球2の
個数を検出する第2の下部球検出センサ52が配設され
ている。この第2の下部球検出センサ52も、例えば透
過形光センサから構成されており、投光素子53及び受
光素子54を有している。そして、第2の球供給路10
の側壁には、上記各素子に対応して貫通孔が形成されて
おり、投光素子53からの投光が上記各貫通孔を通って
受光素子54へ受光されるようになっている。尚、上記
各貫通孔には、防塵用の透明プラスチック板(図示しな
い)が配設されている。
【0030】さて、電気的構成を示す図7において、制
御回路55は、マイクロコンピュータを含んで構成され
ており、パチンコ機の運転全般及び賞球排出装置6の運
転を制御する機能を備えた制御プログラムを有してい
る。この制御回路55は、パチンコ球2が図示しない入
賞口に入賞したことを検出する入賞検知回路56からの
入賞検知信号、位置検出センサ40からの検出信号、第
1の上部球検出センサ43、第1の下部球検出センサ4
6、第2の上部球検出センサ49及び第2の下部球検出
センサ52からの各検出信号を受けるようになってい
る。また、制御回路55は、駆動制御信号を駆動回路5
7へ与えることにより、駆動モータ34を駆動制御する
ように構成されている。
【0031】次に、上記構成の作用を説明する。賞球排
出装置6がパチンコ球2の排出を行っていないときに
は、例えば図1に示すように、第1の球供給路9側の上
ストッパ部材11が停止位置にある場合には、第1の球
供給路9側の下ストッパ部材12は通過位置にあり、そ
して、第2の球供給路10側の上ストッパ部材13は通
過位置にあると共に、第2の球供給路10側の下ストッ
パ部材14は停止位置にある。この第1の排出形態の場
合、第1の球供給路9側においては、上ストッパ部材1
1によりパチンコ球2が止められている。一方、第2の
球供給路10側においては、下ストッパ部材14により
パチンコ球2が止められている。
【0032】上記状態で、遊技部(図示しない)内へ打
ち出したパチンコ球2が入賞すると、賞球排出装置6に
より賞球として例えば15個のパチンコ球2が排出され
る。この場合、制御回路55が、入賞検知回路56から
の検知信号を受けて、駆動モータ34を通電制御して正
逆回転駆動することにより、リンク機構部15のリンク
部材16〜18を正逆回動させて、15個のパチンコ球
2を1個ずつ第1の球供給路9及び第2の球供給路10
内を通過させて球流下通路7側へ排出する。
【0033】具体的には、リンク機構部15のリンク部
材16〜18が図1に示す状態から右回り方向へ回動駆
動されると、図2に示すように、第1の球供給路9側の
上ストッパ部材11が通過位置へ移動すると共に、第1
の球供給路9側の下ストッパ部材12が停止位置へ移動
し、そして、第2の球供給路10側の上ストッパ部材1
3が停止位置へ移動すると共に、第2の球供給路10側
の下ストッパ部材14が通過位置へ移動し、第2の排出
形態になる。
【0034】この結果、第1の球供給路9側において
は、下ストッパ部材12によりパチンコ球2が止められ
るようになる。一方、第2の球供給路10側において
は、下ストッパ部材14により止められていたパチンコ
球2が1個だけ落下して排出されると共に、残りのパチ
ンコ球2は上ストッパ部材13により止められるように
なる。
【0035】この後、リンク機構部15のリンク部材1
6〜18が図2に示す状態から左回り方向へ回動駆動さ
れると、図1に示すように、各ストッパ部材11〜14
を上記した位置と反対の位置へ移動されることにより、
第1の球供給路9側からパチンコ球2が1個だけ落下し
て排出される。以下、同様にしてリンク機構部15のリ
ンク部材16〜18の正逆回動を繰り返すことにより、
第1及び第2の球供給路9及び10から交互にパチンコ
球が1個ずつ排出される。
【0036】上記構成の場合、いずれか一方の球供給路
9,10からパチンコ球2を1個排出する場合、静止し
ているパチンコ球2を上ストッパ部材11,13により
止めるだけであるから、上ストッパ部材11,13に作
用するパチンコ球2の荷重は静止荷重であり、その分だ
け荷重の大きさが小さくなる。また、上ストッパ部材1
1,13により止めていたパチンコ球2を下ストッパ部
材12,14により止める場合も、パチンコ球2が静止
状態から1個分落下するだけであるから、下ストッパ部
材12,14に作用するパチンコ球2の荷重は,ほとん
ど静止荷重であって,その大きさが小さい。 従って、各
ストッパ部材11〜14に作用する荷重が小さくなるの
で、各ストッパ部材11〜14が欠けることを確実に防
止できる。また、各ストッパ部材11〜14をそれほど
耐久性の高い材料で形成する必要がなくなるから、材料
コストを低減できると共に、各ストッパ部材11〜14
が欠けることがなくなるから、動作の信頼性が向上す
る。尚、駆動モータ34を通電制御する際には、位置検
出センサ40からの検出信号に基づいて、リンク機構部
15の連結ロッド25即ちリンク部材16〜19の回動
位置を検出しながら制御する。そして、同時に、第1の
上部球検出センサ43及び第2の上部球検出センサ49
からの各検出信号に基づいて、第1の球供給路9及び第
2の球供給路10内にパチンコ球2があるか否かを検出
しながら駆動モータ34を制御するようになっている。
また、第1の下部球検出センサ46及び第2の下部球検
出センサ52からの各検出信号に基づいて、第1の球供
給路9及び第2の球供給路10内を通過するパチンコ球
2の個数を検出しながら制御するように構成されてい
る。
【0037】尚、上記実施例では、入賞時に15個のパ
チンコ球2を排出する構成としたが、排出するパチンコ
球2の個数を8個、9個、10個等に適宜設定しても良
く、所望の偶数又は奇数個に設定することができる。ま
た、上記実施例では、賞球排出装置6に適用したが、こ
れに限られるものではなく、球貸機に適用しても良いこ
とは勿論である。
【0038】更に、上記実施例では、リンク部材16,
18を支持部22,24にピン19,21を介して軸支
する片持ち支持構成としたが、これに限られるものでは
なく、ピン19,21の先端を延ばしてケース8の側壁
に軸支する2点支持構成としても良い。
【0039】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、両上ストッパ部材および両下ストッパ部材をリンク
機構部により第1の排出形態および第2の排出形態に交
互に切換えることに基づいて第1の球供給路および第2
の球供給路からパチンコ球を交互に1個ずつ排出したの
で、部品の破損を確実に防止でき、動作の信頼性を向上
させることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す賞球排出装置の縦断側
面図
【図2】図1とは異なる動作状態を示す賞球排出装置の
縦断側面図
【図3】パチンコ機の背面図
【図4】賞球排出装置の横断面図
【図5】リンク機構部及びストッパ部材を示す分解斜視
【図6】位置検出センサの斜視図
【図7】ブロック図
【符号の説明】
1は機本体、2はパチンコ球、3は球タンク、6は賞球
排出装置、8はケース、9は第1の球供給路、10は第
2の球供給路、11は上ストッパ部材(第1の上ストッ
パ部材)、12は下ストッパ部材(第1の下ストッパ部
材)、13は上ストッパ部材(第2の上ストッパ部
材)、14は下ストッパ部材(第2の下ストッパ部
材)、15はリンク機構部、34は駆動モータ(駆動手
段)、42は位置検出センサ、43は第1の上部球検出
センサ、46は第1の下部球検出センサ、49は第2の
上部球検出センサ、52は第2の下部球検出センサ、5
5は制御回路、56は入賞検知回路を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球タンクから供給されるパチンコ球を縦
    一列に配列する第1の球供給路および第2の球供給路
    と、 前記第1の球供給路内のパチンコ球の通過を止める停止
    位置および通過を許容する通過位置間で移動可能に設け
    られ、パチンコ球の略1個分の間隔を隔てて上下に配置
    された第1の上ストッパ部材および第1の下ストッパ部
    材と、 前記第2の球供給路内のパチンコ球の通過を止める停止
    位置および通過を許容する通過位置間で移動可能に設け
    られ、パチンコ球の略1個分の間隔を隔てて上下に配置
    された第2の上ストッパ部材および第2の下ストッパ部
    材と、 前記第1の上ストッパ部材と前記第1の下ストッパ部材
    と前記第2の上ストッパ部材と前記第2の下ストッパ部
    材とを移動操作するリンク機構部と、 前記リンク機構部を駆動する駆動手段とを備え、 前記リンク機構部は、前記第1の上ストッパ部材および
    前記第2の下ストッパ部材が停止位置に移動し且つ前記
    第1の下ストッパ部材および前記第2の上ストッパ部材
    が通過位置に移動した第1の排出形態と前記第1の上ス
    トッパ部材および前記第2の下ストッパ部材が通過位置
    に移動し且つ前記第1の下ストッパ部材および前記第2
    の上ストッパ部材が停止位置に移動した第2の排出形態
    とを交互に生成することに基づいて前記第1の球供給路
    および前記第2の球供給路からパチンコ球を交互に1個
    ずつ排出するものである ことを特徴とする賞球排出装
    置。
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