JP3932738B2 - 弾球遊技機の賞球払出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機等で代表される弾球遊技機において、発生した入賞球に基づいて予め定められた数の賞球を払い出す賞球払出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、弾球遊技機の背面に設けられている機構板には、発生した入賞球に基づいて予め定められた数の賞球を払い出す賞球払出装置が設けられている。この種の賞球払出装置として、たとえば特開平5−92072号公報に開示されたようなものが知られている。この特開平5−92072号公報に開示された賞球払出装置は、賞球の払い出し動作の迅速化のために、賞球が通過する球通路が2列設けられており、これらの球通路内に対して夫々進退可能な一対の係止部材と、この係止部材を各々進退させるソレノイドを有している。このソレノイドを通電状態として係止部材を球通路から後退させることにより、賞球の流下を許容して、賞球が払い出されることになる。また、払い出される賞球の数は、夫々の球通路毎に設けられた検出器によって通過する賞球を直接的に検出することにより計測している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平5−92072号公報に開示された賞球払出装置においては、係止部材、ソレノイド及び検出器の夫々が一対づつ必要となるため、構成部品点数が増加して高コスト化を招来すると共に、賞球払出装置の構成が複雑になるという問題を有している。
【0004】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、発生した入賞球に基づいて予め定められた数の賞球を払い出す賞球払出装置において、構成部品点数の増加にともなうコストの増加を抑制し、構成を簡素化することが可能な賞球払出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る弾球遊技機の賞球払出装置は、発生した入賞球に基づいて予め定められた数の賞球を払い出す弾球遊技機の賞球払出装置であって、その内部に賞球が通過する球通路が形成されたハウジングと、その一部が球通路内に臨んで設けられ、回転動作によって賞球を送り出す回転板と、回転板の回転動作を制御する制御手段と、を備え、回転板の夫々の側面には、球通路内を通過する賞球が係入可能な凹部が、夫々の側面間において互い違いとなるように複数個形成されると共に、回転板の外周端には、凹部の数に対応した数の歯部が形成されており、制御手段は、歯部が通過する数を検出する検出手段と、歯部に係合することにより回転板の回転動作を停止させる回転動作停止部材と、回転動作停止部材を駆動する駆動手段と、を有し、検出手段からの出力に基づいて、通過した歯部の数が予め定められた数に達すると、予め定められた数の賞球を払い出したとして、駆動手段を作動状態とすることにより、回転動作停止部材を駆動して回転板の回転動作を停止させて、賞球の払い出しを中止することを特徴としている。
【0006】
本発明に係る弾球遊技機の賞球払出装置では、球通路が形成されたハウジングと、回転動作によって賞球を送り出す回転板と、回転板の回転動作を制御する制御手段とを備え、回転板はその一部が球通路内に臨んで設けられている。また、回転板の夫々の側面には、球通路内を通過する賞球が係入可能な凹部が、夫々の側面間において互い違いとなるように複数個形成されているので、球通路内を通過する賞球が回転板の凹部に係入し、制御手段により制御される回転板の回転動作により凹部に係入した賞球が1個ずつ払い出されることになる。このため、賞球の払い出しが回転板と制御手段により行われることになり、構成部品点数が削減されて低コスト化が可能になると共に、構成の簡素化も可能となる。
回転板の外周端には、凹部の数に対応した数の歯部が形成されているので、この歯部を利用することにより、回転板が回転することにより払い出される賞球を計数することができ、払い出される賞球数を正確に把握することができると共に、払い出される賞球を計数するための手段として回転板を兼用することになり、構成部品点数の更なる削減が可能となる。また、凹部は、夫々の側面間において互い違いとなるように形成されているので、賞球の払い出しが1個ずつ確実に行えると共に、迅速な賞球の払い出しも可能となる。更に、回転板の側面に凹部を形成するという極めて簡単な構造により、賞球の払い出しが1個ずつ確実に行えるため、賞球を送り出すための回転板自体の構造も簡素化することができる。
また、本発明においては、制御手段は、歯部が通過する数を検出する検出手段と、歯部に係合することにより回転板の回転動作を停止させる回転動作停止部材と、回転動作停止部材を駆動する駆動手段と、を有し、検出手段からの出力に基づいて、通過した歯部の数が予め定められた数に達すると、予め定められた数の賞球を払い出したとして、駆動手段を作動状態とすることにより、回転動作停止部材を駆動して回転板の回転動作を停止させて、賞球の払い出しを中止する。これにより、制御手段が検出手段を有することにより、回転板の夫々の側面の凹部に係入して交互に送り出される賞球の計測が1体の検出手段にて行えることになる。また、制御手段が回転動作停止部材と駆動手段とを有することにより、歯部に回転板の回転あるいは停止といった回転動作を制御するための機能をもたせることができ、部品の兼用が可能となる。この結果、賞球払出装置において、構成部品点数がより一層削減されて更に低コスト化を図ることができると共に、構成をより一層簡素化することができる。
【0008】
また、本発明に係る弾球遊技機の賞球払出装置は、発生した入賞球に基づいて予め定められた数の賞球を払い出す弾球遊技機の賞球払出装置であって、その内部に賞球が通過する球通路が形成されたハウジングと、その一部が球通路内に臨んで設けられ、回転動作によって賞球を送り出す回転板と、回転板の回転動作を制御する制御手段と、を備え、回転板の夫々の側面には、球通路内を通過する賞球が係入可能な凹部が、夫々の側面間において互い違いとなるように複数個形成されると共に、回転板の外周端には、凹部の数に対応した数の歯部が形成されており、制御手段は、歯部が通過する数を検出する検出手段と、回転板を回転駆動する回転駆動手段と、を有し、検出手段からの出力に基づいて、通過した歯部の数が予め定められた数に達すると、予め定められた数の賞球を払い出したとして、回転駆動手段を停止させることにより回転板の回転動作を停止させて、賞球の払い出しを中止することを特徴としている。
【0009】
本発明に係る弾球遊技機の賞球払出装置では、球通路が形成されたハウジングと、回転動作によって賞球を送り出す回転板と、回転板の回転動作を制御する制御手段とを備え、回転板はその一部が球通路内に臨んで設けられている。また、回転板の夫々の側面には、球通路内を通過する賞球が係入可能な凹部が、夫々の側面間において互い違いとなるように複数個形成されているので、球通路内を通過する賞球が回転板の凹部に係入し、制御手段により制御される回転板の回転動作により凹部に係入した賞球が1個ずつ払い出されることになる。このため、賞球の払い出しが回転板と制御手段により行われることになり、構成部品点数が削減されて低コスト化が可能になると共に、構成の簡素化も可能となる。
回転板の外周端には、凹部の数に対応した数の歯部が形成されているので、この歯部を利用することにより、回転板が回転することにより払い出される賞球を計数することができ、払い出される賞球数を正確に把握することができると共に、払い出される賞球を計数するための手段として回転板を兼用することになり、構成部品点数の更なる削減が可能となる。また、凹部は、夫々の側面間において互い違いとなるように形成されているので、賞球の払い出しが1個ずつ確実に行えると共に、迅速な賞球の払い出しも可能となる。更に、回転板の側面に凹部を形成するという極めて簡単な構造により、賞球の払い出しが1個ずつ確実に行えるため、賞球を送り出すための回転板自体の構造も簡素化することができる。
また、本発明においては、制御手段は、歯部が通過する数を検出する検出手段と、回転板を回転駆動する回転駆動手段と、を有し、検出手段からの出力に基づいて、通過した歯部の数が予め定められた数に達すると、予め定められた数の賞球を払い出したとして、回転駆動手段を停止させることにより回転板の回転動作を停止させて、賞球の払い出しを中止する。これにより、制御手段が検出手段を有することにより、回転板の夫々の側面の凹部に係入して交互に送り出される賞球の計測が1体の検出手段にて行えることになる。また、制御手段が回転駆動手段を有することにより、回転板の回転あるいは停止といった回転動作を制御が1体の回転駆動手段にて行えることになる。この結果、賞球払出装置において、構成部品点数がより一層削減されて更に低コスト化を図ることができると共に、構成をより一層簡素化することができる。
【0010】
また、球通路における回転板の夫々の側面に対向する部分には、球通路内を通過する賞球が凹部に係入するように賞球を案内する案内壁が側面に向けて各々立設されていることが好ましい。このように、球通路における回転板の夫々の側面に対向する部分に、球通路内を通過する賞球が凹部に係入するように賞球を案内する案内壁が側面に向けて各々立設させることにより、球通路内を通過する賞球の凹部への係入を確実に行わせることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付しており、重複する説明は省略する。
【0012】
まず、図1及び図2を参照し、実施の形態に係る弾球遊技機1の全体の構成について説明する。図1は、弾球遊技機1の正面図であり、図2は、弾球遊技機1の一部内部構造を示す背面図である。
【0013】
図1において、弾球遊技機1は、額縁状に形成された前面枠2を有し、前面枠2の開口には扉保持枠3が設けられている。扉保持枠3の前方にはガラス板を有するガラス扉枠4が、ガラス扉枠4の下方には打球供給皿5を有する前面扉板6がそれぞれ開閉自在に設けられている。前面枠2の下部の表面には、打球供給皿5からあふれた余剰の賞球を貯留する余剰球受皿7が設けられるとともに、打球を発射するための操作ハンドル8も設けられている。さらに、前面枠2には、遊技状態が予め定められた特定遊技状態となったときに点滅する発光部9が設けられており、発光部9はランプあるいはLED等からなる。
【0014】
打球供給皿5は、その上流側に形成される賞球払出口10とその下流側に形成される供給口11とを連絡するように貯留球整列路12が形成されている。打球供給皿5の上流側下部空間には、効果音を発生するスピーカ13が内蔵されている。
【0015】
ガラス扉枠4の後方であって前面枠2の裏面には、遊技盤14が着脱自在に取り付けられている。遊技盤14には、打球を誘導する誘導レール15がほぼ円状に設けられ、誘導レール15に囲まれる中側範囲が遊技領域16を構成している。遊技領域16には、可変表示手段17や可変入賞球装置19及び一般入賞口26等の遊技装置が配置されることになる。
【0016】
遊技領域16のほぼ中央には、可変表示手段17としての液晶表示パネル(LCD)17aが配置され、液晶表示パネル17aの下方には始動入賞口18と可変入賞球装置19とが配置されている。始動入賞口18は、液晶表示パネル17aの表示内容を変更するためのものであり、始動入賞口18に入賞した始動入賞球は、遊技盤14の裏面に導かれて、始動入賞球検出センサ20によって検出される。液晶表示パネル17aは、3桁の数字を表示するように構成されており、それぞれの桁部分で0〜9までの数字が順送りされて、左桁部、中央桁部、右桁部の順に所定の数字で停止して見えるようにその表示が制御される。
【0017】
可変入賞球装置19は、ソレノイド21によって開閉駆動される開閉板22を有し、開閉板22の内部が3つに区画され、そのうち中央が特定入賞領域として設定されている。
【0018】
遊技盤14には、遊技状態が予め定められた特定遊技状態となったときに点滅する発光部23が中央部左右に設けられている。これらの発光部23は、発光部9と同様に、ランプあるいはLED等からなる。
【0019】
更に、遊技盤14には、遊技領域16の最下方にアウト口25が設けられ、遊技領域16の上部中央及び下部左右の両側には一般入賞口26が設けられ、遊技領域16の上部外側に払出ランプ27と球切れランプ28とが設けられている。
【0020】
上記のように構成される遊技盤14の遊技内容は、打球が始動入賞口18に入賞して始動入賞球検出センサ20をONさせると、液晶表示パネル17a上において、3桁の数字が順送りを開始し、一定時間(例えば5秒)が経過したときにその順送りを停止する。停止時の液晶表示パネル17aに表示される数字の組み合わせが予め定められた大当たり数字の組み合わせ(例えば777)であるときに特定遊技状態(大当たり遊技状態という)として、可変入賞球装置19の開閉板22を一定時間(例えば30秒)が経過するまで、または、所定個数の入賞球(例えば10個)が発生するまで開放する。開閉板22の開放中に打球が特定入賞領域に入賞すると、継続権が発生し、再度開閉板22を上記した開放動作を繰り返す。この継続権の発生は、所定回数(たとえば16回)許容される。したがって、大当たり遊技状態になると、可変入賞球装置19にて短い間に多量の入賞球を獲得するチャンスがある。
【0021】
次に、弾球遊技機1の裏面の構造について、図2に基づいて説明する。弾球遊技機1の機構板29には、その上部に球タンク30が設けられ、弾球遊技機1が遊技機設置島に設置された状態で上方からパチンコ球がこの球タンク30に供給される。この球タンク30は、上面が開放したボックス状に形成されると共に、その底面下流側に球整列レール31と連通する落下口が開設され、この落下口に向かって傾斜する複数の傾斜底面によって底面が形成されている。また、落下口の上部の傾斜底面には、揺動自在に軸支される球欠乏検知レバー(図示しない)が設けられ、該球欠乏検知レバーの下方に、球欠乏検出器(図示しない)が固定されている。この球欠乏検出器は、球タンク30内に賞球が不足したときに球切れ信号を導出するようになっている。
【0022】
球タンク30の下流側に配置される球整列レール31は、機構板29の一側から他側に向けて傾斜状に取り付けられ、周知のようにその内部中央に仕切壁が立設されている。この仕切壁は、球タンク30の落下口から流出した賞球を下流に向かうにしたがって確実に左右2列に整列させるために徐々に高く形成されている。また、球整列レール31の下流側上部には、球ならし部材(図示しない)が垂下され、球整列レール31上を上下2段となって流下する賞球を1段とするようになっている。
【0023】
球整列レール31の下流側には、逆「く」字状の通路が形成されるカーブ樋32が接続されている。このカーブ樋32は、前後方向(機構板29の背面から見て)に重複状に設けられており、球整列レール31によって前後方向(機構板29の背面から見て)に2列に流下する賞球を、前後方向(機構板29の背面から見て)2列の状態で流下させるように構成されている。更に、カーブ樋32の下流側には、前後方向(機構板29の背面から見て)に重複状に設けられた通路体33が接続されている。通路体33は、カーブ樋32から流下する賞球を前後方向(機構板29の背面から見て)2列にて流下させる賞球通路を有している。通路体33の下流側には賞球払出装置50が接続されており、通路体33の賞球通路を介して賞球が賞球払出装置50に供給されるように構成されている。
【0024】
機構板29には、遊技制御を行うための主制御回路基板34を収納する主基板ボックス35と、払出制御回路基板36を収納する払出制御基板ボックス37とが設けられている。主制御回路基板34と払出制御回路基板36とは、通信ケーブル(図示せず)等で接続されている。
【0025】
機構板29下部には打球発射装置38が設けられており、モータ39の回転力を利用して打球が1個づつ遊技領域16に発射される。遊技領域16に発射されて一般入賞口26、始動入賞口18あるいは可変入賞球装置19内に入賞した入賞球は、入賞球処理装置40により処理され、入賞球1個につき予め定められた所定個数(たとえば5個もしくは15個)の賞球(景品球)が賞球払出装置50から賞球払出通路41を介して打球供給皿5あるいは余剰球受皿7に払出される。
【0026】
機構板29上部には、ターミナル基板42が設けられている。ターミナル基板42には、外部電源と接続するための電源コネクタ及び電源スイッチ、遊技場の管理コンピュータと通信を行うための通信ケーブル用の接続端子等が設けられている。
【0027】
次に、賞球払出装置50の構成について図3〜図7を参照して説明する。賞球払出装置50は、図3に示されるように、直方体状のケース51内に集約して形成されるが、このケース51は、第1ケース51a及び第2ケース51bに分割されており、これらの第1ケース51a及び第2ケース51bをネジ等により組み付けることにより完成される。ケース51には、ケース51(賞球払出装置50)を機構板29に取付けるためのフランジ部59が形成されており、このフランジ部59をネジ等により機構板29に取付け固定することにより、ケース51(賞球払出装置50)が機構板29に取付けられることになる。ここで、ケース51は各請求項におけるハウジングを構成している。
【0028】
第1ケース51a及び第2ケース51bには、その前方に通路体33の2列の球通路と連通する球通路53(第1ケース51a及び第2ケース51bの内部構造は、ほぼ左右対称であるため符号のa、bを省略する)が僅かに湾曲した状態で形成されており、その球通路53の上端の球入口52から入った賞球Bを球通路53の途中に設けた球送り回転板75で1個づつ区切って球通路53の下端の球出口54から賞球払出通路41に排出するようになっている。球通路53は、第1ケース51a及び第2ケース51bから一体に立設形成された区画壁55,56とにより概ね画成されている。区画壁55は、球通路53が形成される空間と、後述する賞球払出用ソレノイド80や払出賞球センサ85等が収納配置される収納空間57とを区画している。
【0029】
回転板75は、その側面75a,75bの一部が球通路53の湾曲部に臨むように回転軸90にベアリング91を介して回転可能に軸支されるものである。回転板75は、略円板状の部材に、夫々の側面75a,75bに賞球Bを受け入れる間隔を保持して穿設される複数(10個)の凹部76と、外周端75cに沿って立設される歯部77とが一体的に成形されたものであり、その部材の中心に穿設された中心穴78を、一方のケース51aのほぼ中心に立設形成される回転軸90に挿入して回転可能に支持される。なお、回転軸90の他端は、他方のケース51bを組み付けたときに、ケース51bに形成される支持部92により支持されるようになっている。
【0030】
回転板75は、ケース51に対して回転可能に軸支された状態において、所定数(2個又は3個)の凹部76が球通路53内に位置するように配設されている。したがって、球通路53は回転板75により、図6に示されるように、側面75aに面する通路部分53aと側面75bに面する通路部分53bとに仕切られることになる。
【0031】
凹部76は、賞球(パチンコ球)Bが係入可能に略球面状に形成されている。回転板75の側面75aの各凹部76は、中心穴78の中心からの距離が同一で、且つ、夫々等ピッチ(36°間隔)で配置されている。回転板75の側面75bの各凹部76は、回転板75の側面75aの各凹部76と同様に、中心穴78の中心からの距離が同一で、且つ、夫々等ピッチ(36°間隔)で配置されている。また、回転板75の側面75aの各凹部76と回転板75の側面75bの各凹部76とは、図5あるいは図6に示されるように、夫々の側面75a,75b間において互い違いとなるように、互いに半ピッチ(18°間隔)で配置されている。
【0032】
歯部77は、凹凸状に形成されており、凹部77a及び凸部77bとにより構成されている。歯部77は、回転板75の側面75aの各凹部76及び回転板75の側面75bの各凹部76の配置位置に対応して、各凹部76が配置されているピッチの半分(各凹部77aの間隔あるいは各凸部77bの間隔が18°)で等間隔に配置されており、歯部77の数は凹部76の数に対応している。
【0033】
賞球払出用ソレノイド80は、図4に示されるように収納空間57に配設されている。賞球払出用ソレノイド80のロッド81の先端には、図4又は図7に示されるように、回転動作停止部材としてのストッパ82が連結されており、このストッパ82は賞球払出用ソレノイド80の作動/非作動に応じて図中上下方向に移動可能とされている。したがって、賞球払出用ソレノイド80を作動させロッド81を後退させると、図5に示されるように、ストッパ82は図中下方に移動し、歯部77(凹部77a)と係合することになる。また、賞球払出用ソレノイド80を非作動状態にすると、スプリング83の付勢力を受けてロッド81が前進して、ストッパ82は図中上方に移動し、歯部77(凹部77a)との係合関係が解除されることになる。なお、賞球払出用ソレノイド80の作動/非作動によるストッパ82の移動方向を上述した関係とは逆の関係となるように構成してもよく、賞球払出用ソレノイド80を作動させるとロッド81が前進してストッパ82と歯部77との係合関係を解除し、賞球払出用ソレノイド80を非作動にするとロッド81が後退してストッパ82が歯部77と係合するように構成してもよく、賞球払出用ソレノイド80の配設位置も上述したものに限られるものではない。ここで、賞球払出用ソレノイド80は各請求項における駆動手段を構成している。
【0034】
回転板75が回転軸90に回転可能に軸支された状態で、歯部77(凹部77a及び凸部77b)の回転軌跡上の左右に発光素子86と受光素子87とからなる払出賞球センサ85が配置されている。この発光素子86及び受光素子87は、賞球払出用ソレノイド80の上方の収納空間57に取り付けられる基板88に設けられている。ここで、払出賞球センサ85は各請求項における検出手段を構成している。
【0035】
発光素子86及び受光素子87が設けられている位置に回転板75の歯部77(凸部77b)が差し掛かると発光素子86からの光が遮られることを利用して賞球Bの賞球払出装置50からの払い出しを検出している。凸部77bがない状態では発光素子86からの光が遮られることがないため、受光素子87からの出力信号は「On」状態となり、発光素子86及び受光素子87が設けられている位置に凸部77bが差し掛かると発光素子86からの光が遮られるため、受光素子87からの出力信号は「Off」状態となる。したがって、受光素子87の「On」状態あるいは「Off」状態を計数することにより、上述したように凸部77bあるいは凹部77aの夫々の間隔が夫々の側面75a,75bにおける凹部76の配置ピッチ(36°)の半分(18°)に設定されているので、発光素子86と受光素子87との間を歯部77(凹部77a及び凸部77b)が通過した数として払い出される賞球Bが計数されることになる。
【0036】
第1ケース51a及び第2ケース51bの球通路53が形成される部分には、図6に示されるように、前記球通路53内を流下してきた賞球Bが回転板75の凹部76に係入するように賞球Bを案内する案内壁58が、対向する回転板75の側面75a,75bに向けて各々立設されている。
【0037】
賞球払出用ソレノイド80及び払出賞球センサ85は、図8に示されるように、払出制御回路基板36に接続されている。払出制御回路基板36は、ROM及びRAMを含む払出制御用CPU(図示せず)等が設けられており、この払出制御用CPUが、払出制御用CPU内のROMに記憶された制御プログラムを読み出して賞球Bの払出制御等を行うことになる。また、主制御回路基板34にも、ROM及びRAMを含む主基板CPU(図示せず)等が設けられており、この主基板CPUが、ROMに記憶された制御プログラムを読み出して種々の制御を行うことになる。
【0038】
始動入賞球検出センサ20は、主制御回路基板34に接続されることになり、始動入賞球検出センサ20からの信号がその主制御回路基板34に送られるようになっている。入賞球処理装置40も、主制御回路基板34に接続されることになり、入賞球処理装置40からの信号がその主制御回路基板34に送られるようになっている。
【0039】
主制御回路基板34は、以下のようにして特定遊技状態を選択し、選択した特定遊技状態に基づいて、遊技者に対して特定の演出を提示する。主制御回路基板34は、所定サイクルごとに始動入賞球検出センサ20からの検出出力を読み込み、読み込んだ始動入賞球検出センサ20からの検出出力に基づいて始動入賞口18に打球が入賞したか否かを判断する。始動入賞球検出センサ20からの検出出力が「ON」で、始動入賞口18に打球が入賞した場合には、外れ遊技状態、リーチ遊技状態、大当たり遊技状態の3つ特定遊技状態が各々所定の確率にて発生するようにカウント値が設定されているランダムカウンタ(図示せず)にてカウントを行い、カウント値を決定し、決定されたカウント値に基づいて、該当する特定遊技状態をROMから読み出す。たとえば、0〜99までカウントするランダムカウンタを用い、カウント値が1の場合には大当たり遊技状態、2〜25の場合にはリーチ遊技状態、26〜99及び0の場合には外れ遊技状態と設定することもできる。
【0040】
また、大当たり遊技状態が選択された場合には、主制御回路基板34は、開閉板22を一定時間(例えば30秒)が経過するまでは、または、所定個数の入賞球(例えば10個)が発生するまで開放し、開閉板22の開放中に打球が特定入賞領域に入賞すると継続権が発生し、再度開閉板22を上記した開放動作を所定回数まで繰り返すように、ソレノイド21を制御する。
【0041】
主制御回路基板34には、図8に示されるように、液晶表示パネル17a、スピーカ13、発光部9,23が接続されており、主制御回路基板34は選択された特定遊技状態に基づいて、提示する演出内容情報を決定し、決定した演出内容情報を液晶表示パネル17a、スピーカ13、発光部9,23に送る。
【0042】
主制御回路基板34における、液晶表示パネル17aに対する演出内容情報の決定は、たとえば複数の表示データが記憶された表示図柄ROMを用い、この表示図柄ROM内の表示データのうちの特定遊技選択情報に対応する表示データを読み込むことで行われ、この表示データに対応した制御信号を液晶表示パネル制御回路(図示せず)に送ることにより、液晶表示パネル17aにて所定の表示が行われることになる。主制御回路基板34における、スピーカ13に対する演出内容情報の決定は、たとえば複数の効果音データ(音声データあるいは音楽データ)が記憶された効果音ROMを用い、この効果音ROM内の効果音データのうちの特定遊技選択情報に対応する効果音データを読み込むことで行われ、この効果音データから効果音を合成し、増幅することにより、スピーカ13にて効果音が再生されることになる。主制御回路基板34における、発光部9,23に対する演出内容情報の決定は、たとえば複数の効果光データが記憶された効果光ROMを用い、この効果光ROM内の効果光データのうち、特定遊技選択情報に対応する効果光データを読み込むことで行われ、この効果光データに対応した制御信号をドライバ回路(図示せず)に送ることにより、発光部9,23にて所定の発光(点滅)が行われることになる。
【0043】
また、主制御回路基板34においては、始動入賞球検出センサ20及び入賞球処理装置40から送られる信号に基づいて、払い出される賞球数に関するデータが決定される。主制御回路基板34は、所定サイクルごとに始動入賞球検出センサ20及び入賞球処理装置40からの検出出力を読み込み、読み込んだ始動入賞球検出センサ20及び入賞球処理装置40からの信号に基づいて、始動入賞口18、一般入賞口26あるいは可変入賞球装置19の入賞口に打球が入賞したか否かを判断する。始動入賞口18、一般入賞口26あるいは可変入賞球装置19の入賞口に打球が入賞した場合には、払い出される賞球Bの数が特定可能な賞球データを決定する。本実施形態においては、払い出される賞球Bの数は入賞口で異なっており、たとえば始動入賞口18あるいは一般入賞口26に打球が入賞した場合には、入賞球1個につき5個の賞球Bが払い出され、可変入賞球装置19の入賞口に打球が入賞した場合には、入賞球1個につき15個の賞球Bが払い出される。したがって、始動入賞球検出センサ20からの検出出力が「ON」の場合には、5個の賞球Bを払い出すための賞球データが決定される。また、入賞球処理装置40からの信号に基づいて、一般入賞口26に打球が入賞した場合には5個の賞球Bを払い出すための賞球データが決定され、可変入賞球装置19の入賞口に打球が入賞した場合には、15個の賞球Bを払い出すための賞球データが決定されることになる。賞球データが決定されると、主制御回路基板34は決定した賞球データを払出制御回路基板36に出力する。
【0044】
払出制御回路基板36は、主制御回路基板34から送られた賞球データに基づいて、所定数の賞球Bの払い出しを行うように、賞球払出用ソレノイド80に制御信号を送る。賞球払出用ソレノイド80に制御信号が送られて、賞球払出用ソレノイド80が非作動状態とされると、上述したように、ロッド81が前進してストッパ82は図5中上方に移動し、歯部77(凹部77a)との係合関係が解除されることになる。ストッパ82と歯部77との係合関係が解除されると、回転板75は凹部76に係入されている賞球Bの自重により回転することになり、この回転板75の回転動作により賞球Bが賞球払出装置50から1個ずつ払い出される。
【0045】
また、払出制御回路基板36は、払出賞球センサ85からの出力に基づいて、払い出される賞球Bを上述したようにして計数しており、払出賞球センサ85からの出力に基づいて計数した賞球Bの数が、賞球データに基づいた賞球数に達したときに、払い出しを停止するように、賞球払出用ソレノイド80に制御信号を送る。賞球払出用ソレノイド80に制御信号が送られて、賞球払出用ソレノイド80が作動状態とされると、上述したように、ロッド81が後退してストッパ82は図5中下方に移動し、歯部77(凹部77a)と係合することになる。ストッパ82と歯部77とが係合すると、回転板75の回転動作は直ちに停止し、賞球払出装置50からの賞球Bの払い出しが中止されることになる。
【0046】
以上のように、本実施形態によれば、賞球払出装置50は、球通路53が形成されたケース51(第1ケース51a及び第2ケース51b)と、回転板75とを備え、回転板75はその一部が球通路53内に臨んで配設されている。また、回転板75の夫々の側面75a,75bには、球通路53内を流下する賞球Bが係入可能な凹部76が、夫々の側面75a,75b間において互い違いとなるように複数個(夫々の側面75a,75bに10づつ)形成されているので、球通路53内を流下する賞球Bが回転板75の凹部76に係入し、賞球払出用ソレノイド80、ストッパ82及び払出賞球センサ85等により制御される回転板75の回転動作により凹部76に係入した賞球Bが1個ずつ払い出されることになる。このため、賞球Bの払い出しが回転板75、賞球払出用ソレノイド80、ストッパ82及び払出賞球センサ85等により行われることになり、構成部品点数が削減されて、賞球払出装置50の低コスト化が可能になると共に、賞球払出装置50の構成の簡素化も可能となる。
【0047】
回転板75の外周端75cには、凹部が配置位置に対応した位置に歯部77(凹部77a及び凸部77b)が形成されているので、この歯部77を利用することにより、回転板75が回転することにより払い出される賞球Bを計数することができ、払い出される賞球数を正確に把握することができると共に、払い出される賞球Bを計数するための手段として回転板75(歯部77)を兼用することになり、賞球払出装置50の構成部品点数の更なる削減が可能となる。また、凹部76は、夫々の側面75a,75b間において互い違いとなるように形成されているので、賞球Bの払い出しが1個づつ確実に行えると共に、賞球払出装置50からの迅速な賞球Bの払い出しも可能となる。更に、円板状の回転板75の側面75a,75bに凹部76を形成するという極めて簡単な構造により、賞球Bの払い出しが1個づつ確実に行えるため、賞球Bを送り出すための回転板75自体の構造も簡素化することができる。
【0048】
また、賞球払出装置50は、払出賞球センサ85と、ストッパ82及び賞球払出用ソレノイド80とを有しており、払出賞球センサ85が回転板75の外周端75cに形成された歯部77(凹部77a及び凸部77b)が通過する数を検出することにより、賞球払出装置50から払い出される賞球Bを計数することができるため、夫々の側面75a,75bの凹部76に係入して交互に送り出される賞球Bの計数が1体の払出賞球センサ85にて行えることになる。また、賞球払出用ソレノイド80の作動/非作動に応じてストッパが移動し、このストッパが外周端75cに形成された歯部77(凹部77a)と係合することにより、回転板75の回転動作が停止されて賞球払出装置50からの賞球Bの払い出しが中止される、また、ストッパと歯部77(凹部77a)と係合関係が解除されることにより、回転板75が凹部76に係入している賞球Bの自重により回転して賞球払出装置50から賞球Bを払い出すことになり、歯部77に回転板75の回転あるいは回転の停止といった回転動作を制御するための機能をもたせることができ、部品の兼用が可能となる。この結果、賞球払出装置50において、構成部品点数がより一層削減されて更に低コスト化を図ることができると共に、構成をより一層簡素化することができる。
【0049】
また、第1ケース51a及び第2ケース51bの球通路53が形成される部分には、球通路53内を流下してきた賞球Bが回転板75の凹部76に係入するように賞球Bを案内する案内壁58が、対向する回転板75の側面75a,75bに向けて各々立設されているので、球通路53内を通過する賞球Bの各凹部76への係入を確実に行わせることができる。
【0050】
次に、図9〜図12に基づいて、本実施形態の変形例について説明する。この変形例においては、図9に示されるように、回転板75を回転駆動させるステッピングモータ180が設けられている点で、上述した実施形態のものと異なる。
【0051】
賞球払出装置150は、図3に示される実施形態のものと同様に、直方体状のケース151内に集約して形成されるが、このケース151は、第1ケース151a及び第2ケース151bに分割されており、これらの第1ケース151a及び第2ケース151bをネジ等により組み付けることにより完成される。ケース151には、ケース151(賞球払出装置150)を機構板29に取付けるためのフランジ部59が形成されており、このフランジ部59をネジ等により機構板29に取付け固定することにより、ケース151(賞球払出装置150)が機構板29に取付けられることになる。ここで、ケース151は各請求項におけるハウジングを構成している。
【0052】
回転板75は、図9及び図12に示されるように、回転軸190に回転可能に軸支されている。回転軸190の両端は、第1ケース51aと第2ケース51bとを組み付けたときに、夫々のケース51a,51bに形成される凹部192により支持されるようになっている。回転板75には、図12に示されるように、回転軸190の延びる方向に延びる延長部101が一体に形成されており、延長部101の端部には第1ギア110が回転板75(延長部)と一体的に回転するように配設されている。
【0053】
回転板75を回転駆動させる回転駆動手段としてのステッピングモータ180は、図9に示されるように、収納空間57に配設されており、ネジ等により第1ケース51aに取付け固定されている。ステッピングモータ180の出力軸には第2ギア182が固着されている。
【0054】
収納空間57には、第1ギア110及び第2ギア182に噛合して、ステッピングモータ180の出力(回転動作)を第2ギア182から第1ギア110に伝達するための第3ギア185が配設されている。この第3ギア185は、第1ケース51aに支持されている軸186に回転可能に軸支されている。
【0055】
ステッピングモータ180に、払出制御回路基板36から所定数の賞球Bの払い出しを行うように制御信号が送られると、ステッピングモータ180は回転する。ステッピングモータ180の回転は、第2ギア182及び第3ギア185を介して第1ギア110に伝えられ、回転板75を回転駆動させることになる。したがって、回転板75の回転動作により、凹部76に係入されている賞球Bが賞球払出装置150から1個ずつ払い出される。
【0056】
また、ステッピングモータ180に、払出賞球センサ85からの出力に基づいて計数した賞球Bの数が賞球データに基づいた賞球数に達し、賞球Bの払い出しを停止するように制御信号が送られると、ステッピングモータ180は回転を停止する。したがって、回転板75の回転動作も直ちに停止し、賞球払出装置150からの賞球Bの払い出しが中止されることになる。
【0057】
なお、上述した変形例においては、必ずしも払出賞球センサ85を設ける必要はなく、払出賞球センサ85を設ける代わりに、ステッピングモータ180の回転角を間接的あるいは直接的に検知し、回転角が所定値に達したときにステッピングモータ180の回転を停止するように制御信号を出力するように構成してもよい。
【0058】
また、ステッピングモータ180の回転方向によっては、第3ギア185を設けることなく、第2ギア182と第1ギア110とを直接的に噛合させるように構成してもよい。また、回転板75をステッピングモータ180の出力軸に固定させて、直接回転駆動させるように構成してもよい。また、ステッピングモータ180を用いる代わりに、その他の種類のモータを用いるようにしてもよい。
【0059】
以上のように、図9〜図12に示された変形例の賞球払出装置150においては、上述した実施形態の賞球払出装置50と同様に、賞球Bの払い出しが回転板75、ステッピングモータ180及び払出賞球センサ85等により行われることになり、構成部品点数が削減されて、賞球払出装置150の低コスト化が可能になると共に、賞球払出装置150の構成の簡素化も可能となる。
【0060】
ステッピングモータ180を設けることにより、回転板75の回転あるいは回転の停止といった回転動作の制御が1体の回転駆動手段であるステッピングモータ180にて行えることになり、賞球払出装置150において、構成部品点数がより一層削減されて更に低コスト化を図ることができると共に、構成をより一層簡素化することができる。
【0061】
なお、本実施形態においては、回転板75の夫々の側面75a,75bに形成される凹部76の形状は、上述した略球面状に限られることなく、賞球(パチンコ球)Bが係入可能な形状、たとえば矩形状、あるいは、溝形状等の凹部であればよい。また、凹部76の数も上述した数に限られるものではなく、適宜設定することができる。同様に、歯部77の数も上述した数に限られるものではなく、凹部76の数に対応しており、払い出される賞球Bを計数することができればよい。
【0062】
また、賞球払出装置50,150は機構板29に取付け固定されるものであったが、弾球遊技機1の側方に配設される球貸装置、又は、弾球遊技機1が取付けられる外枠等の遊技機設置島側部材に設けられるものであってもよい。
【0063】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、発生した入賞球に基づいて予め定められた数の賞球を払い出す賞球払出装置において、構成部品点数の増加にともなうコストの増加を抑制し、構造を簡素化することが可能な賞球払出装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る弾球遊技機を示す正面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る弾球遊技機を示す背面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る賞球払出装置の全体斜視図である。
【図4】本発明の実施形態に係る賞球払出装置の分解斜視図である。
【図5】本発明の実施形態に係る賞球払出装置の側方断面図である。
【図6】本発明の実施形態に係る賞球払出装置の正面断面図である。
【図7】本発明の実施形態に係る賞球払出装置の背面断面図である。
【図8】本発明の実施形態に係る賞球払出装置の動作を制御する払出制御回路基板を含むブロック図である。
【図9】本発明の実施形態に係る賞球払出装置の変形例の分解斜視図である。
【図10】本発明の実施形態に係る賞球払出装置の変形例の側方断面図である。
【図11】本発明の実施形態に係る賞球払出装置の変形例の正面断面図である。
【図12】本発明の実施形態に係る賞球払出装置の変形例の背面断面図である。
【符号の説明】
1…弾球遊技機、5…打球供給皿、7…余剰球受皿、10…賞球払出口、14…遊技盤、16…遊技領域、18…始動入賞口、19…可変入賞球装置、26…一般入賞口、29…機構板、30…球タンク、34…主制御回路基板、36…払出制御回路基板、38…打球発射装置、40…入賞球処理装置、41…賞球払出通路、50,150…賞球払出装置、51,151…ケース、51a,151a…第1ケース、51b,151b…第2ケース、53…球通路、58…案内壁、75…回転板、75a…側面、75b…側面、75c…外周端、76…凹部、77…歯部、77a…凹部、77b…凸部、80…賞球払出用ソレノイド、82…ストッパ、85…払出賞球センサ、86…発光素子、87…受光素子、180…ステッピングモータ、B…賞球。
Claims (3)
- 発生した入賞球に基づいて予め定められた数の賞球を払い出す弾球遊技機の賞球払出装置であって、
その内部に前記賞球が通過する球通路が形成されたハウジングと、
その一部が前記球通路内に臨んで設けられ、回転動作によって前記賞球を送り出す回転板と、
前記回転板の回転動作を制御する制御手段と、を備え、
前記回転板の夫々の側面には、前記球通路内を通過する前記賞球が係入可能な凹部が、前記夫々の側面間において互い違いとなるように複数個形成されると共に、
前記回転板の外周端には、前記凹部の数に対応した数の歯部が形成されており、
前記制御手段は、
前記歯部が通過する数を検出する検出手段と、
前記歯部に係合することにより前記回転板の回転動作を停止させる回転動作停止部材と、
前記回転動作停止部材を駆動する駆動手段と、を有し、前記検出手段からの出力に基づいて、通過した前記歯部の数が予め定められた数に達すると、前記予め定められた数の賞球を払い出したとして、前記駆動手段を作動状態とすることにより、前記回転動作停止部材を駆動して前記回転板の回転動作を停止させて、賞球の払い出しを中止することを特徴とする弾球遊技機の賞球払出装置。 - 発生した入賞球に基づいて予め定められた数の賞球を払い出す弾球遊技機の賞球払出装置であって、
その内部に前記賞球が通過する球通路が形成されたハウジングと、
その一部が前記球通路内に臨んで設けられ、回転動作によって前記賞球を送り出す回転板と、
前記回転板の回転動作を制御する制御手段と、を備え、
前記回転板の夫々の側面には、前記球通路内を通過する前記賞球が係入可能な凹部が、前記夫々の側面間において互い違いとなるように複数個形成されると共に、
前記回転板の外周端には、前記凹部の数に対応した数の歯部が形成されており、
前記制御手段は、
前記歯部が通過する数を検出する検出手段と、
前記回転板を回転駆動する回転駆動手段と、を有し、前記検出手段からの出力に基づいて、通過した前記歯部の数が予め定められた数に達すると、前記予め定められた数の賞球を払い出したとして、前記回転駆動手段を停止させることにより前記回転板の回転動作を停止させて、賞球の払い出しを中止することを特徴とする弾球遊技機の賞球払出装置。 - 前記球通路における前記回転板の夫々の側面に対向する部分には、前記球通路内を通過する前記賞球が前記凹部に係入するように前記賞球を案内する案内壁が前記側面に向けて各々立設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機の賞球払出装置。
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