JP3279726B2 - 液状シリコンゴムの連続製造方法 - Google Patents

液状シリコンゴムの連続製造方法

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    • C08G77/20Polysiloxanes containing silicon bound to unsaturated aliphatic groups

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明の目的は、シリコンゴム、特に2成
分系液状シリコンゴムを連続製造するための方法であ
る。
【0002】この種類のゴムは、本質的に、架橋性ジオ
ルガノシロキサン類および細かく分散しているシリル化
無水ケイ酸、並びに少量の架橋剤、触媒および禁止剤、
そして任意に他の非補強用または半補強用充填材から成
る。
【0003】シリコンゴムを連続製造するためのよく知
られた方法がいくつか存在している(例えば、EP-A-25
8,159、 US-4,737,561、 US-4,649,005)。
【0004】US-4,649,005には、架橋剤および触媒を添
加した後、付加法則に従って架橋する液状シリコンゴム
用ベース混合物の連続製造が記述されている。これに関
連して、200℃から300℃の範囲の温度でコンパン
ド化を行い、それによってシリコンポリマーとの反応を
生じさせる充填材のコーティングを回避する、混ぜ合わ
せた方法が記述されている。
【0005】EP-A-258,159には、熱硫化可能でありそし
て粘度が1000Pa.sの高粘性ポリマー類を基とす
る、シリコンエラストマー類のためのベース混合物の連
続製造方法が記述されている。これに関連して、その記
述に従い、例えば粘度が20から100mPa.sの
α,ω−ジヒドロキシジオルガノポリシロキサン類であ
ってもよいいわゆる抗構造剤(anti-structural agent
s)も用いられている。コートされている充填材(外部
コーティング)の使用に関連してのみ、シラザン類が挙
げられている。この公知方法の更に一層の特徴は、30
秒から10分間から成る短い滞留時間である。
【0006】本発明の1つの目的は、他方では、架橋性
シリコンゴムを全体的に連続コンパンド化する方法、特
に液状シリコンゴムの両方の成分を平行して製造する方
法を提供することにある。
【0007】本発明の1つの目的は、更に、細かく分散
しているシリカをシラザン類および/またはシラノール
類でできるだけ完全にインサイチューコーティングする
のを連続的に行うことにある。
【0008】シラザン類および/またはシラノール類を
用いた上記インサイチューコーティングは、充填材の表
面を不完全にのみ覆う他の充填材用コーティング剤(例
えばジヒドロキシ−ジオルガノポリシロキサン類)を用
いたコンパンド化方法よりも長い滞留時間を必要として
いる。しかしながら、完全にはシリル化されていない
(疎水性になっている)充填材は、比較的高い混合粘度
と強いクレープ硬化(貯蔵後の粘度上昇)を生じさせ
る。この理由で、今までに記述されている短い滞留時間
を有するアグリゲート(aggregates)中で製造された、
インサイチューのシラザンコーティング物を有するシリ
コンゴムは、上に記述した他のコーティング剤が有する
欠点を表している。
【0009】本発明の更に一層の目的は、このコーティ
ング段階に必要なコーティング剤の量を最小限に保つこ
とにある。
【0010】該コーティング剤を連続混合過程で過剰に
用い、実際のコーティング反応が生じる前かその間に、
過剰のコーティング剤を留出させた後、この留出させた
コーティング剤を再利用する本発明に従い、上記課題を
解決する。
【0011】本発明に従う方法を用いることで、今まで
は不連続的に製造されていた調合物の全てを製造するこ
とが可能である。更に、同じ製品品質を得るための不連
続様式の操作に比較して、本発明に従う方法は、コーテ
ィング剤の必要量を低くすることが可能である。
【0012】式
【0013】
【化1】
【0014】[式中、RおよびR’は、1から8個の炭
素原子を有するアルキル残基、アリール残基、ビニル残
基、および3から8個の炭素原子を有するフルオロアル
キル残基であり、そしてxは、10から6000の値を
有する]を有するポリジオルガノシロキサン類を用いる
ことができる。
【0015】ジオルガノシロキサン類の代わりに、ケイ
素を含んでいない単位とのコポリマー類も使用できる。
更に、分枝ポリマー類、即ち式SiO4/2、RSiO3/2
およびR3SiO1/2[式中、Rは上述した意味を有す
る]を有するポリマー類も使用できる。
【0016】少なくとも3個のSiH基を有する水素シ
ロキサン類またはパーオキサイド類を架橋剤として用い
ることができる。更に、2個のSiH基を有する鎖伸長
剤も使用できる。禁止剤としてアルキノール類が使用で
きる。該架橋反応に適切な触媒はビニルシロキサン−白
金錯体である。
【0017】補強用充填材として、細かく分散してい
る、BET表面が50m2/g以上の煙霧もしくは沈澱
化シリカを用いることができる。上記充填材は、0.1
kg/L、典型的には0.05から0.025kg/L
のかさ密度を示す。更に、カーボンブラックおよび非補
強用または半補強用充填材、例えばケイソウ土または石
英粉末を用いることもできる。充填材の量は全混合物の
約10から60重量%であるものとする。コーティング
剤として、メチルおよびビニル基を有するヘキサアルキ
ルジシラザン類を水と一緒に用いることができる。更
に、溶液がアルカリ性pH(pH>7)を示すのを確実
にする量である少量のアンモニア水溶液またはジシラザ
ン/水と一緒の、シラノール類、例えばトリメチロール
シラノールおよびジメチルビニルシラノールも、コーテ
ィング剤として適切である。シラノール類の混合物も使
用できる。
【0018】このコーティング剤の量は、少なくとも、
該充填材粒子を完全にコーティングするに適切であるも
のとし、典型的には充填材の表面積300m2当たり少
なくとも約0.12gのコーティング剤である。
【0019】本発明に従う方法の第一段階で、連続的に
作動しているミキサー中で、該ジオルガノポリシロキサ
ン類を充填材およびコーティング剤と一緒にする。充填
材粒子と空気との分離を行うドームを用いて、この充填
材と一緒に運ばれる空気を取り除く。この段階では、自
由空間を有しそして冷却することが可能な大きな体積を
有するミキサー、例えばBaker Perkinsから商業的に入
手可能なContibnuous Universal Mixer、またはListか
ら商業的に入手可能な排出用スクリューが備わっている
Ap-conti反応槽が適切である。
【0020】本発明に従う方法の第二段階で、反応した
か或は元のコーティング剤(シラノール類)の沸騰温度
の該コーティング剤を用いて、使用充填材のインサイチ
ューコーティングを行う。生じてくる留出物を冷却装置
の中で凝縮させ、有機相と水相に分離させた後、この有
機相のみか或は両方の相を部分的に再利用して該ミキサ
ーに戻す。更に一層の変法において、これらの留出液の
部分流れを、該第一ミキサーに送る。この段階では、加
熱可能でありそして比較的長い滞留時間と自由空間を有
するミキサー、例えばListから商業的に入手可能な排出
用スクリューが備わっているAp-conti反応槽が適切であ
る。
【0021】第三段階で、まだ存在しているコーティン
グ剤の残りを、2軸スクリュー、例えばWerner u. Pfle
idererから商業的に入手可能なZSKまたはBaker Perk
insから入手可能な2軸スクリューを用い、真空中、上
昇させた温度(180℃以下)で除去し、そして任意
に、ポリジオルガノシロキサンを用い、該アグリゲート
の第二部分の中で再希釈を行う。
【0022】例えば、この工程のこの段階では、Bussか
ら商業的に入手可能なCo-Kneaderも適切である。
【0023】本発明に従う方法の最終段階(液状シリコ
ンゴムの両方の成分を平行して製造する場合)では、個
別の輸送ポンプを用い、この混合物を最初に2つの部分
流れに分けた後、冷却可能なスタティックミキサー中で
混合と冷却を一緒に行う。1つの部分流れを触媒および
ジオルガノポリシロキサン類と混合し、そしてもう1つ
の部分流れを、架橋剤、禁止剤およびジオルガノポリシ
ロキサンと混合する。二者択一的に、1つのみの成分を
製造する場合、この方法の最終段階は、アグリゲート
(例えば、充分な長さを有する2軸スクリュー)中、第
三段階と一緒に行われてもよい。
【0024】図1は、本発明に従う方法を実施するため
のプラントの例を記述している。この図の中の数字は、
特に: 1 第一段階のためのミキサー:List製AP-conti反応
槽、自由空間が30,61のタイプAP 12C、 2 第二段階のためのミキサー:List製AP-conti反応
槽、タイプAP 12C、 3 第三段階のためのミキサー:Werner und Pfleidere
r製2軸スクリュー、自由空間が1,31のタイプZSK3
7、 4 シラノールのための凝縮装置、 5、6 2成分系の成分AおよびBを製造するための、
触媒または架橋剤と禁止剤を混合するためのスタティッ
クミキサー、例えばSulzer製タイプSMX。
【0025】各場合共計量装置を用い、フィードライン
7および8を通して該ポリマー混合物と充填材を該ミキ
サーの中に入れ、フィードライン9を通して水を導入し
た後、フィードライン10を通してコーティング剤を導
入する。空気含有粉末をライン11から取り出す。
【0026】ミキサー1の中の温度を20から40℃に
維持し、この圧力を常圧より若干低くするが、例えば常
圧よりも100ミリバール低くならないようにする。ミ
キサー1における滞留時間は、充填材、ポリマーおよび
コーティング剤の充分な混合を確実にする目的で、5か
ら40分の間である。
【0027】ライン12を通して該混合物をミキサー2
に送り込む。ここでは、80から110℃の温度および
常圧で、シラノールの生成を伴う、コーティング剤と充
填材との反応が起きる。このシラノール類、水および他
の揮発性成分がライン13を通ってミキサー2を出る。
コンデンサ4の中でシラノール類を凝縮させた後、ライ
ン14を通し、そして任意に部分的にライン15を通し
て、該混合物の中に戻す。凝縮しなかった揮発性成分
が、ライン16を通ってこのシステムから出る。ミキサ
ー2で得られる混合物を、10から40分の滞留時間
後、ライン17を通してミキサー3に輸送する。ここで
は、130から160℃の温度でこの反応が完結し、そ
して残存している揮発性成分は、100ミリバール未満
の圧力で、ライン18を通って取り出される。低い粘度
を有するシリコンポリマー類(「再希釈ポリマー類」)
を、ライン19を通して輸送することにより、該混合物
の粘度を調節してもよい。まだ触媒または架橋剤を含ん
でいない液状のシリコンゴムが、20通ってミキサー3
から出る。
【0028】ここで、成分Aを製造するための触媒26
と、架橋剤と、成分Bを製造するための任意の禁止剤2
5と、から成る更に一層の混合物が、それぞれ個々のミ
キサー5および6の中で、平行して同時に(ここでは、
ライン20の中の該ポリマーフィードが分割装置21で
ライン22と23に分けられる)か、或は連続して(2
1がバルブを表す場合)、生じる。
【0029】再希釈ポリマー類を、同様に、ライン24
を通してミキサー5および6に輸送してもよい。
【0030】以下に示す実施例は本発明を説明するもの
であり、如何なる方法でもその範囲を限定することを意
図したものではない。
【0031】
【実施例】実施例1 図1に示した如き装置を用いる。
【0032】ミキサー1に下記を仕込む: 19kg/時で、ビニル末端基を有するポリジメチルシ
ロキサン混合物、ポリマー1(粘度:10Pa.s)
(商品名:Silopren U10)、ポリマー2
(粘度:65Pa.s)(商品名:Silopren
U65)、混合比1:2.5; 1.1kg/時で、コーティング剤としてのヘキサメチ
ルジシラザン; 0.6kg/時で、水;そして8.3kg/時で、煙霧
シリカ(BET300m2/g)(商品名:Aeros
il R 300)
【0033】この温度を30℃に維持する。空気含有粉
末を0.98バールで取り出す。このポリシロキサン混
合物の平均滞留時間は34分間である。
【0034】ミキサー2:0.5kg/時で、有機相を
凝縮させた後、ミキサー2に再利用する。この滞留時間
は33分間であり、圧力は1バールであり、そして温度
は90から100℃である。
【0035】ミキサー3: 温度=150℃ 真空:20ミリバール;滞留時間:2分間。
【0036】再希釈を行う目的で、3.7kg/時でポ
リマー1を加える。
【0037】主要流れの分離比:1:1。
【0038】スタティックミキサー5:1.9kg/時
でPt触媒、そして更に一層の再希釈を行う目的でポリ
マー1を1600g/時で加える。滞留時間2.5分
間。
【0039】スタティックミキサー6: 500g/時で架橋剤としての水素シロキサン(4ミリ
モルのSiH/g)(商品名:Silopren R U V
ernetzer 118)、そして13g/時で禁止
剤としての2−メチルブチン−3−オール−2、並びに
更に一層の再希釈を行うためのポリマー1を1100g
/時で加える。滞留時間2.5分間。
【0040】これらの2つの部分流れは50℃の排出温
度を有している。これらの2つの成分を混合しそして1
75℃(10分間)で硬化させた後、透明度の高い加硫
物が得られる。
【0041】実施例2 ミキサー1に、コーティング剤として、20部のヘキサ
メチルジシラザンと1部のテトラメチルジビニルジシラ
ザンから成る混合物を1.1kg/時で、仕込むこと以
外は、実施例1を繰り返す。
【0042】成分AとBを混合しそして175℃で10
分間以上硬化させた後、透明度の高い加硫物が得られ
る。
【0043】実施例3 ミキサー1に、コーティング剤として、トリメチルシラ
ノールを1.3kg/時で、そしてアンモニア水溶液を
0.005kg/時で、仕込み、そして余分な水を全く
供給しない、以外は、実施例1を繰り返す。
【0044】成分AとBを混合しそして175℃で10
分間以上硬化させた後、透明度の高い加硫物が得られ
る。
【0045】実施例4 実施例1と同じ装置。
【0046】ミキサー1に下記を仕込む:38kg/時
で、ビニル末端基を有するポリジメチルシロキサン混合
物、ポリマー1(粘度:10Pa.s)、ポリマー2
(粘度:65Pa.s)、混合比1:2.5;2.2k
g/時で、ヘキサメチルジシラザン;1.2kg/時
で、水;そして16.6kg/時で、圧縮煙霧シリカ
(BET300m2/g)。
【0047】温度:33℃、圧力:0.98バール;滞
留時間:17分間。
【0048】ミキサー2:温度=90から100℃、滞
留時間:16分間、圧力:1バール、凝縮物:1.0g
/時で、有機相をミキサー2に再利用する。
【0049】ミキサー3:温度=150℃、圧力:20
ミリバール、滞留時間:1分間、再希釈:7.4kg/
時でポリマー1。
【0050】主要流れの分離比:1:1。
【0051】スタティックミキサー4:3.8kg/時
でPt触媒、そして3200g/時でポリマー1、滞留
時間:1.3分間。
【0052】スタティックミキサー5:1000g/時
で水素シロキサン(4ミリモルのSiH/g)、26g
/時で2−メチルブチン−3−オール−2、そして22
00g/時でポリマー1、滞留時間:1.3分間。
【0053】これらの2つの部分流れは61℃の排出温
度を有している。これらの2つの成分を混合しそして1
75℃(10分間)で硬化させた後、透明度の高い加硫
物が得られる。
【0054】実施例5 実施例1と同じ装置。
【0055】ミキサー1に下記を仕込む:19kg/時
で、ビニル末端基を有するポリジメチルシロキサン混合
物、ポリマー1(粘度:10Pa.s)、ポリマー2
(粘度:65Pa.s)、混合比1:2.5;1.0k
g/時で、ヘキサメチルジシラザン;0.3kg/時
で、ミキサー2からの凝縮物の有機相、0.6kg/時
で、水;そして8.3kg/時で、煙霧シリカ(BET
300m2/g)。
【0056】温度:30℃、圧力:0.98バール;滞
留時間:34分間。
【0057】ミキサー2:温度=90から100℃、圧
力:1バール、滞留時間:34分間、凝縮物:0.5g
/時で、有機相、そしてこれを0.2kg/時でミキサ
ー2に再利用する。
【0058】ミキサー3:温度=150℃、圧力:20
ミリバール、滞留時間:2分間、再希釈:3.7kg/
時でポリマー1。
【0059】主要流れの分離比:1:1。
【0060】スタティックミキサー4:1.9kg/時
でPt触媒、そして1600g/時でポリマー1、滞留
時間:2.5分間。
【0061】スタティックミキサー5:500g/時で
水素シロキサン(4ミリモルのSiH/g)、13g/
時で2−メチルブチン−3−オール−2、そして110
0g/時でポリマー1、滞留時間:2.5分間。
【0062】これらの2つの部分流れは50℃の排出温
度を有している。これらの2つの成分を混合しそして1
75℃(10分間)で硬化させた後、透明度の高い加硫
物が得られる。
【0063】実施例6 スタティックミキサー4および5の各々に、触媒、架橋
剤、禁止剤および希釈用ポリマーの代わりに、70g/
時で、2,5−ジメチル−2,5−(t−ブチルペルオ
キシ)−ヘキサン、を加える以外は、実施例1を繰り返
す。
【0064】この得られる1成分系は、175℃で10
分間以上硬化させた後、透明度の高い加硫物を生じる。
【0065】実施例7(参照) ミキサー1、2および3の代わりに、Werner und Pflei
dererから入手可能なタイプZSK 34/22/1500の2軸スク
リューを用いる。
【0066】このスクリューに下記を仕込む:2.4k
g/時で、ビニル末端基を有するポリジメチルシロキサ
ン混合物、ポリマー1(粘度:10Pa.s)、ポリマ
ー2(粘度:65Pa.s)、混合比1:2.5;0.
14kg/時で、ヘキサメチルジシラザン;0.08k
g/時で、水;そして1.05kg/時で、煙霧シリカ
(BET300m2/g)。
【0067】このスクリューの末端部の直前で、ポリマ
ー1を0.47kg/時で用いた再希釈を行う。
【0068】このスクリュー内の全滞留時間は5.7分
間である。上記入り口の後の短い距離の温度を、該充填
材料のインサイチューコーティングを行うための100
℃に維持する。ここの圧力は約1.5バールである。
【0069】このスクリューの後部末端の温度は、圧力
が20ミリバールの蒸気排出物で見て、160℃に上昇
している。
【0070】この排出温度はまだ150℃である。
【0071】この排出圧力は約2バールである。
【0072】このようにして(触媒または架橋剤無し)
製造したベース混合物は、室温で単に短期間(2週間)
貯蔵した後、粘度が倍になった。
【0073】表1は、これらの実施例で得られるゴムお
よび加硫物の特性を示している。
【0074】
【表1】表1: 実施例: 1 2 3 4 5 6 7 ゴム: 成分B ベース混合物 粘度(Pa.s)(D=10/秒) 710 700 720 690 715 810 740 63日後の粘度 720 750 760 800 770 830 >5000 加硫物: 硬度(ショアA) 35 45 36 34 35 38 - 引張り強度(MPa) 9.2 9.5 9.3 9.0 9.3 9.4 - 破壊伸び(%) 920 800 880 930 910 800 - 透明性 0.05 0.07 0.06 0.07 0.06 0.06 - (2mm、600nm) 本発明の特徴および態様は以下のとうりである。
【0075】1. a)ジオルガノポリシロキサンを少
なくとも1種の充填材および少なくとも1種のコーティ
ング剤と一緒に混合し、 b)コーティング反応前か或はその間に過剰のコーティ
ング剤を留出させることによる連続分離を受けさせる、
該充填材のインサイチューコーティングを行い、そして
その凝縮物を再利用し、 c)段階b)で得られそして任意にジオルガノポリシロ
キサン類で再希釈した混合物の脱気を行い、そして d)段階c)で得られる混合物を架橋剤または触媒と混
合する、ことを含み、ここで、段階a)からc)におけ
る該ジオルガノポリシロキサンの平均的全滞留時間が1
5分以上である、架橋性ジオルガノポリシロキサンを基
とする架橋用シリコンゴムの連続製造方法。
【0076】2. ヘキサメチルジシラザン、ジビニル
テトラメチルシラザンおよび水をコーティング剤として
用いることを特徴とする、第1項記載の方法。
【0077】3. トリメチルシラノール、ジメチルビ
ニルシラノール、および少量の、アンモニア水溶液また
はヘキサメチルジシラザン/ジビニルテトラメチルシラ
ザン/水混合物をコーティング剤として用いることを特
徴とする、第1項記載の方法。 4. 大きな自由空間率を有する高せん断連続混合装置
中で該工程段階を行うことを特徴とする、第1項記載の
方法。
【0078】5. 比表面積が50m2/g以上のピロ
ジェニック(pyrogenic)シリカを充填材料として用い
ることを特徴とする、第1項記載の方法。
【0079】6. 段階c)で得られる混合物を2つの
部分流れに分割し、ここで、1つの部分流れを触媒およ
びジオルガノポリシロキサン類と混合し、そしてもう1
つの部分流れを架橋剤、禁止剤およびジオルガノポリシ
ロキサンと混合する、第1項記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う方法を実施するためのプラントの
例を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイーター・ブローベル ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルク ーゼン・ザールラウテルナーシユトラー セ6 (72)発明者 ギユンター・ブス ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルク ーゼン3・イムヘドリクスフエルト84 (72)発明者 クルト・フエルトナー ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルク ーゼン3・ハマーベーク28 (72)発明者 ラインハルト・クルパト ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルク ーゼン3・カール−ヤスパース−シユト ラーセ127 (72)発明者 マルテイン・ラウビス ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルク ーゼン・ルートビヒ−ギルトラー−シユ トラーセ1 (56)参考文献 米国特許5057151(US,A) 米国特許5013772(US,A) 米国特許4785047(US,A) 欧州特許出願公開462032(EP,A 1) 欧州特許出願公開432761(EP,A 1) 英国特許出願公開1024234(GB,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 3/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)ジオルガノポリシロキサンを少なくと
    も1種の充填材および少なくとも1種のコーティング剤
    と一緒に混合し、 b)コーティング反応前か或はその間に過剰のコーティ
    ング剤を留出させることによる連続分離を受けさせる、
    該充填材のインサイチューコーティングを行い、そして
    その凝縮物を再利用し、 c)段階b)で得られそして任意にジオルガノポリシロ
    キサン類で再希釈した混合物の脱気を行い、そして d)段階c)で得られる混合物を架橋剤または触媒と混
    合する、ことを含み、ここで、段階a)からc)におけ
    る該ジオルガノポリシロキサンの平均的全滞留時間が1
    5分以上である、架橋性ジオルガノポリシロキサンを基
    とする架橋用シリコンゴムの連続製造方法。
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