JP3275624B2 - シリコーンゴム組成物及びその成型方法 - Google Patents

シリコーンゴム組成物及びその成型方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業性の大幅に改善さ
れたシリコーンゴム組成物に関する。さらに詳しくは室
温下においては長期間安定で、かつ加熱時には短時間で
硬化する付加反応硬化型シリコーンゴム組成物及びその
好適な成型方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒドロシリル化を利用した付加反応硬化
型シリコーンゴム組成物は、加熱することにより短時間
で硬化するため、生産性が良く、また、常圧熱風加硫
(HAV)が可能であるため、連続押出し成型に好適で
あり、さらに硬化時に副生成物が発生しない、二次加硫
不要(ノンポストキュア)等の利点があり、シリコーン
チューブ、電線、ガスケット等に広く応用されている。
しかし付加反応硬化型シリコーンゴム組成物は室温でも
反応が進行するためスコーチやゲル化が生じ易く、硬化
させるまでのライフが極めて短かいため作業性に大きな
制約がある。そのためその改善が提案されており、特公
昭44−31476には沸点が25℃以上(好ましくは
250℃以下)のアセチレン化合物が、特公昭54−3
774には120℃で2mmHgの蒸気圧を有するアル
キニルオキシ基含有オルガノポリシロキサンが、特公昭
57−20340、特公昭63−50374には−CO
OHを含有する化合物が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特公昭44−
31476で提案されているアセチレン化合物はシリコ
ーンゴム組成物に添加した場合、揮発し易く、シリコー
ンゴム組成物の表面が部分的にスコーチが生じ、多目に
添加するとHAVした場合、内部発泡するという問題が
あり、特公昭54−3774で提案されている120℃
で2mmHg以下の蒸気圧を有するアルキニルオキシ基
含有オルガノポリシロキサンは精製が容易でなく、精製
しないと制御効果に大きなバラツキが生じるという問題
があった。また特公昭57−20340で提案されてい
る−COOH基含有化合物は制御効果が大きすぎ、硬化
が遅くなったり200℃以上の高温でHAVした場合、
発泡するという問題があった。
【0004】また特開平6−329917には、ヒドロ
シリル化反応の制御剤としてR(R′)C(OH)−C
≡CHで表わされるアセチレンアルコールにおいてR及
びR′に含まれる炭素原子の総数が9以上のものが提案
されている。しかし特開平6−329917にはシリカ
を必須成分とするシリコーンゴムへの応用、HAV性、
成型性については何ら言及されておらず、また、本願の
(E)成分である化合物が選択的に上記問題点を解決で
きることについては全く言及されていない。
【0005】従って、本発明は長期間の保存が可能で、
加熱することにより硬化が早く、常圧熱風加硫(HA
V)においても全く発泡せず、かつ硬化したシリコーン
ゴム表面がきれいなシリコーンゴムとなるシリコーンゴ
ム組成物及びその最適な成型方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、 (A)分子中に少なくとも2個のアルケニル基を有する
オルガノポリシロキサン(ただしけい素原子に直結した
水素原子を有しない) : 100重量部 (B)比表面積が50m2/g以上のシリカ : 5〜
100重量 (C)白金系触媒 : (A)成分に対し0.1〜20
00ppm (D)分子中に少なくとも2個のけい素原子に直結した
水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサ
ン : (A)成分のオルガノポリシロキサンのアルケ
ニル量に対し、けい素原子に直結した水素原子が0.5
〜10倍モルとなる量 (E)下記式で表わされる化合物 :
【化2】 (C)成分の白金量に対し1〜500倍モルとなる量を
必須成分とするシリコーンゴム組成物である。
【0007】本発明の第2発明は、上記シリコーンゴム
組成物を製造後、大気中で10時間以上放置し、次いで
加熱硬化、成型することを特徴とするシリコーンゴムの
成型方法である。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】(A)成分のオルガノポリシロキサンは、
ベースポリマーとなる成分であり分子中に少なくとも2
個のアルケニル基を有する必要がある。(ただしけい素
原子に直結した水素原子は有さない)直鎖状でも分岐状
でもよいが直鎖状のものが好ましい。より好ましくは下
記式で表わされるものである。
【化3】
【0010】ここでR2 は同種又は異種の置換又は非置
換の一価炭化水素基であり、好ましくは炭素数1〜1
0、より好ましくは炭素数1〜8の一価炭化水素基であ
り、メチル基、エチル基等のアルキル基、ビニル基、ア
リル基等のアルケニル基、フェニル基、トリル基等のア
リール基、これらの炭素原子に結合した水素原子の一部
又は全部をフッ素原子で置換したトリフロロプロピル
基、シアノ基で置換したシアノエチル基等が挙げられ
る。中でもメチル基、ビニル基、フェニル基、トリフロ
ロプロピル基が好ましい。
【0011】R3 は水酸基又はR2 と同様な基である。
【0012】mは25℃におけるオルガノポリシロキサ
ンの粘度が100CS以上、好ましくは100,000
CS以上、より好ましくは1000,000〜10,0
00,000CSとなる数である。粘度が100CSよ
り低いと得られるシリコーンゴムの強度が不十分となる
ことがある。
【0013】上記オルガノポリシロキサンの末端はトリ
オルガノシリル基であることが好ましく、トリメチルシ
リル基、ジメチルビニルシリル基、トリビニルシリル基
等が挙げられ、末端の置換基の少なくとも1個はビニル
基であることが好ましい。
【0014】また、アルケニル基は架橋点となるため、
加硫速度や得られるシリコーンゴムの物性へ関与し、そ
の含有量は0.001〜20モル%であることが好まし
く、より好ましくは0.025〜5モル%である。
【0015】(A)成分のオルガノポリシロキサンは1
種でも構造の異なる2種以上を組みあわせてもよい。
【0016】(B)成分のシリカはシリコーンゴムに強
度を与える成分であり、またシリコーンゴム組成物に適
度の粘度、可塑度を付与する。その比表面積は50m2
/g以上、好ましくは100〜400m2 /gである。
50m2 /g未満であると十分な補強効果が得られな
い。
【0017】このようなシリカとしては煙霧質シリカ
(乾式シリカ)、沈降性シリカ(湿式シリカ)及びこれ
らの表面をクロルシランやシラザン等の有機けい素化合
物で疎水化処理されたシリカ等が挙げられる。
【0018】HAVを行なう場合は、疎水化処理したシ
リカが好ましく、その処理によるシリカの炭素含有量
が、シリカ重量に対し0.5〜5.0重量%、より好ま
しくは0.8〜4.0重量%である。0.5重量%未満
ではHAVを行なう場合、シリカの吸湿により、発泡す
ることがあり、5.0重量%を越えると粘着感が生じた
り、押出し特性が悪くなることがある。特に好ましくは
煙霧質シリカを疎水化処理したものである。
【0019】シリカを処理するための有機けい素化合物
としては、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロ
シラン、メチルトリクロロシラン、ヘキサメチルジシラ
ザン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ジメチル
シランジオール、ヘキサメチルシクロトリシロキサン等
が挙げられこれらを用いて流動反応槽を用いた流動反
応、オートクレープを用いた加圧高圧反応、回分型混合
容器を用いた還流型湿式反応等公知の方法により処理す
ることができる。
【0020】このような疎水化されたシリカとしてはア
エロジルR−972、アエロジルR−974、アエロジ
ルR−976(日本アエロジル社製)、アエロジルR−
812(デグッサ社製)、レオロシールDM、レオロシ
ールDM−20S(トクヤマ社製)等が挙げられる。
【0021】(B)成分のシリカの配合量は、(A)成
分のオルガノポリシロキサン100重量部に対して5〜
100重量部、好ましくは10〜80重量部である。5
重量部未満では補強効果が十分でなく、またシリコーン
ゴム組成物に適度な可塑度が付与できない。100重量
部を越えると加工性が悪くなり、得られるシリコーンゴ
ムは脆くなる。
【0022】(C)成分はヒドロシリル化反応の触媒と
して作用するもので公知の白金系触媒でよい。具体的に
は白金黒又は白金をシリカ、カーボンブラック等に担持
させたもの、塩化白金酸、塩化白金酸のアルコール溶
液、塩化白金酸とオレフィン又はビニルシロキサン等の
錯塩などが例示される。
【0023】(C)成分の配合量は、(A)成分のオル
ガノポリシロキサンに対し白金量として0.1〜200
0PPM、好ましくは1〜200PPMである。0.1
PPM未満では十分な触媒効果が得られず、2000P
PMを越えても触媒作用はかわらず、コスト高となる。
【0024】(D)成分のオルガノハイドロジエンポリ
シロキサンは架橋剤として作用するもので、分子中に少
なくとも2個のけい素原子に直結した水素原子を有する
限り、直鎖状、分岐状、環状であってよく、下記一般式
で表わされるものが好ましい。
【化4】 ここでR4 はR2 と同様の基であり、メチル基が好まし
い。a及びbは0≦a<3、0<b≦2、ただし0<a
+b<4を満たす数である。
【0025】具体的にはジメチルハイドロジエンシリル
基で末端が封鎖された直鎖状オルガノポリシロキサン、
トリメチルシリル基で末端が封鎖され主鎖にジメチルシ
ロキサン単位とメチルハイドロジエンシロキサン単位を
有するオルガノポリシロキサン、ジメチルハイドロジエ
ン単位とSiO2 単位を有する低粘度流体、1,3,
5,7−テトラハイドロジエン−1,3,5,7−テト
ラメチルシクロテトラシロキサン、1−プロピル−3,
5,7−トリハイドロジエン−1,3,5,7−テトラ
メチルシクロテトラシロキサン、1,5−ジハイドロジ
エン−3,7−ジヘキシル−1,3,5,7−テトラメ
チルシクロテトラシロキサン等が挙げられる。
【0026】(D)成分の配合量は、(A)成分のオル
ガノポリシロキサンのアルケニル量に対して、けい素原
子に結合した水素原子が0.5〜10倍モル、好ましく
は1〜7倍モルとなる量である。0.5倍モルより少な
いと十分な架橋が得られず、10倍モルより多いと得ら
れるシリコーンゴムが脆くなったり、未反応のけい素原
子に結合した水素が残存し、物性が不安定となる。
【0027】(E)成分はヒドロシリル化反応の反応制
御剤として作用する成分で下記式で表わされる。
【化5】 ここで、炭素数が10未満であると本発明において十分
な制御効果が得られない。
【0028】
【0029】(CH29CH3基の結合した炭素原子に
結合したCH≡C−基、水酸基以外の基はメチル基であ
ることが重要で、(CH29CH3基との組み合わせに
より本発明のシリコーンゴム組成物は保存安定性、硬化
特性に優れ、HAV時に発泡もなく硬化したシリコーン
ゴム表面もきれいなものとなる。
【0030】
【0031】このような化合物はケトン類と金属アセチ
リドとの反応より容易に合成することができる。(有機
化学実験の手引き〔3〕合成反応〔1〕P.84,化学
同人(1990)参照)
【0032】(E)成分の配合量は、(C)成分の白金
量に対して1〜500モル倍、好ましくは2〜100倍
モルである。等モルより少ないと十分な制御効果が得ら
れず、500モル倍より多いと制御効果が強すぎて硬化
が遅くなったりHAV時の気泡の原因となったりするこ
とがある。
【0033】本発明のシリコーンゴム組成物は、通常行
なわれている方法で製造することができる。すなわち
(A)成分のオルガノポリシロキサンと(B)成分のシ
リカをニーダーや二本ロール等で混練りし、必要によ
り、常圧又は減圧で熱処理することによりベースコンパ
ウンドを製造し、なるべく室温に近い温度で(C)、
(D)、(E)成分を添加、混練りすればよい。
【0034】また、上記必須成分の他に公知の充填剤や
添加剤を配合してもよい。具体的には、粉砕シリカ、け
いそう土、酸化鉄、酸化チタン、酸化セリウム、酸化ア
ルミニウム、水酸化アルミニウム、窒化ホウ素、酸化マ
グネシウム、炭酸マグネシウム、カーボンブラック等の
充填剤や、シラノール含有低重合度ジメチルポリシロキ
サン、アルコキシシラン等の分散剤、顔料、染料、老化
防止剤、帯電防止剤、発泡剤、有機過酸化物等の添加剤
が挙げられる。この場合、(C)成分の触媒毒となるも
のは注意が必要である。
【0035】こうして得られたシリコーンゴム組成物は
保存性に優れ、製造した翌日や製造後連休をはさんでも
スコーチが起こらず、加熱により速やかに硬化する。H
AVでも発泡しない。加熱温度は成型方法や成型品の大
きさにもよるが80〜400℃で1秒〜1時間、好まし
くは5秒〜20分程度硬化させればよい。この硬化物の
表面は、しわや凸凹のないきれいなものとなる。
【0036】特にシリコーンゴム組成物を製造してから
10時間以上、好ましくは1日〜7日、大気中に放置し
てから加熱し押出し成型や加圧成型を行なうとエッジ部
等の仕上りは良好なものとなる。大気中に放置する場
合、ゴミ付着防止等のためにシート等でカバーをしても
よい。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げて本発明をさら
に具体的に説明するが、本発明は、下記実施例に制限さ
れるものではない。なお、以下において部は重量部を示
す。
【0038】〔ベースコンパウンドの製造〕ジメチルシ
ロキサン単位99.825モル%、メチルビニルシロキ
サン単位0.15モル%、ジメチルビニルシロキサン単
位0.025モル%からなる25℃における粘度が1
0,000,000CSであるオルガノポリシロキサン
100部に比表面積が300m2 /gである疎水化処理
された煙霧質シリカ(炭素含有量2.2%、トクヤマ社
製 レオロシールDM−30S)40部、分散剤として
1,1,3,3テトラメチル1,3ジオールジシロキサ
ン1部をニーダーで混練りし、150℃で2時間熱処理
してコンパウンドIを製造した。また、ジメチルシロキ
サン単位99.825モル%、メチルビニルシロキサン
単位0.15モル%、ジメチルビニルシロキサン単位
0.025モル%からなる25℃における粘度が10,
000,000CSであるオルガノポリシロキサン10
0部に比表面積が300m2 /gである煙霧質シリカ
(日本アエロジル社製アエロジル300)40部、分散
剤として1,1,3,3テトラメチル1,3ジオールジ
シロキサン4部をニーダーで混練りし、150℃で2時
間熱処理しコンパウンドIIを製造した。
【0039】〔実施例1〜3、比較例1〜7〕 コンパウンドI、II 100重量部に塩化白金酸のオ
クチルアルコール溶液(白金量2重量%)を0.2部、
下記式〜で表わされる制御剤、25℃における粘度
が12CSである分子鎖両末端がジメチルハイドロジェ
ンシロキシ基で封鎖されたメチルハイドロジェンシロキ
サン単位を17モル%含有するメチルハイドロジェンポ
リシロキサンを6部二本ロールで混練りし、4mmのシ
ート状にして40℃の乾燥機に入れてスコーチ性を観察
した。また300℃の乾燥機に3分間入れHAVし、発
泡性を確認した。その結果を表Iに示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【化10】
【0042】〔実施例4,5、比較例8,9〕 実施例1〜3、比較例2,3で用いたシリコーンゴム組
成物を用いてASTM・D2230−77に準じて45
rpmでガーベダイ押出しを行い、押出し特性を確認す
ると共に、300℃の乾燥機中に3分間滞留させ、HA
V性を確認した。その結果を表IIに示す。
【0043】
【表2】
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
保存安定性が良く、また硬化性も良好なため、作業性が
大幅に改善され、またHAVも可能であり、連続押出し
成型に好適である。さらに得られるシリコーンゴムの表
面はきれいなものとなる。
【0045】本発明のシリコーンゴム組成物を硬化させ
たシリコーンゴムは医療用のチューブ、シート、温水器
等のホース、チューブ、電線等の押出し成型品、コピー
機やファクシミリ等のロール材、ラバコン等のOA機器
の部品、自動車用パッキン等に好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇野 貴雄 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子 材料技術研究所内 (56)参考文献 特開 平5−247348(JP,A) 特開 平5−186696(JP,A) 特開 平6−329917(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 83/04 - 83/08 C08K 5/05

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)分子中に少なくとも2個のアルケ
    ニル基を有するオルガノポリシロキサン(ただしけい素
    原子に直結した水素原子を有しない) :100重量部 (B)比表面積が50m2/g以上のシリカ : 5〜
    100重量 (C)白金系触媒 : (A)成分に対し0.1〜20
    00ppm (D)分子中に少なくとも2個のけい素原子に直結した
    水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサ
    ン : (A)成分のオルガノポリシロキサンのアルケ
    ニル量に対し、けい素原子に直結した水素原子が0.5
    〜10倍モルとなる量 (E)下記式で表わされる化合物 : 【化1】 (C)成分の白金量に対し1〜500倍モルとなる量を
    必須成分とするシリコーンゴム組成物。
  2. 【請求項2】 (A)成分のオルガノポリシロキサンの
    25℃における粘度が100000CS以上である請求
    項1記載のシリコーンゴム組成物。
  3. 【請求項3】 (B)成分のシリカが、有機けい素化合
    物で疎水化処理され、その炭素含有量がシリカ重量に対
    し0.5〜5.0重量%である請求項1又は2記載のシ
    リコーンゴム組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載のシリ
    コーンゴム組成物を製造後、大気中で10時間以上放置
    し、次いで加熱硬化、成型することを特徴とするシリコ
    ーンゴム組成物の成型方法。
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