JP3278988B2 - シランカップリング剤を用いた基板処理方法及び基板処理装置 - Google Patents

シランカップリング剤を用いた基板処理方法及び基板処理装置

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JP3278988B2 JP18901393A JP18901393A JP3278988B2 JP 3278988 B2 JP3278988 B2 JP 3278988B2 JP 18901393 A JP18901393 A JP 18901393A JP 18901393 A JP18901393 A JP 18901393A JP 3278988 B2 JP3278988 B2 JP 3278988B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シランカップリング剤
を用いた基板処理方法及び基板処理装置に関する。本発
明は、例えば、Si半導体基板を処理する基板処理方
法、及び基板処理装置として用いることができる。
【0002】
【従来の技術】従来より、Si基板は、この上にレジス
ト塗布を行う場合にレジストの密着性を良好にするなど
の目的で、前処理が行われる。一般に、HMDS(ヘキ
サメチルジシラザン)を代表とするシランカップリング
剤によりSi基板表面を処理して、表面を疎水性にし、
レジストと基板表面との親和性を高める。
【0003】ところで従来、レジストコート前のHMD
S処理は、レジストの密着性が最も低い基板に対して処
理時間を決め、どの基板に対しても同一の処理時間でH
MDS処理していた。従って、処理時間は長めに設定す
る必要があった。この処理時間で密着性の高い基板をH
MDS処理すると、短時間で基板表面にHMDSの置換
付着が完了し、更にこれに加えて、置換付着したHMD
Sの上に基板表面とは直接結合しないHMDSが積層付
着する。
【0004】この積層付着したHMDSは活性であるた
め、レジストコートしレジスト層を形成した後の露光の
とき、露光光によって積層付着したHMDSが解離しN
3ガスを発生させる。このときのNH3 ガスは、レジ
スト層のポリママトリックスの間を透過しないため、レ
ジスト層を基板界面から押し上げ、レジスト層を飛散さ
せ、レジスト発泡という問題を引き起こす。
【0005】つまり、どのような基板に対しても必ずし
もHMDSを適正に置換付着させていないため、密着性
の高い基板に対しては積層付着したHMSDがレジスト
発泡を引き起こし、レジストパターン形成を損ない不良
の原因となっていた。
【0006】以下この問題について更に説明する。一般
的にHMDS処理は、図6に示すように、HMDS処理
(1)、レジストコート(2)、露光(3)、現像
(4)といった一連のリソグラフィ工程の一つである。
図6中、符号1は被処理基板、2はチャンバ(処理
室)、3は処理ガスであるHMDS、4はレジスト層、
5は露光されたレジスト層であって、この図6はHMD
S処理及びレジストパターニング工程を模式的に示して
いる。このHMDS処理は、現像時にレジストパターン
が基板から脱離するのを防止し、レジスト層と基板表面
との密着性を向上させる目的で、レジストコートに先立
って基板表面にHMDSを付着させるものである。
【0007】HMDS処理における表面状態を図7に示
す。基板表面の終端はSiに結合したOH基になってお
り、これは現像時のレジストの密着性を阻害する。この
HはHMDS処理するとHMDSの(CH3 3 Si−
基で置換され、脱NH3 反応を生じ、次式で示すように
NH3 ガスを発生させながら置換付着する。
【0008】
【化2】
【0009】この反応は図4に示すように、基板表面に
(CH3 3 Si−基が置換されるのに従い、HMDS
チャンバ内のNH3 ガス濃度IIが増加し、最終的には基
板全面が置換されるとこの反応は終了し、NH3 ガス濃
度は一定値となり飽和する(図4中、P2 で飽和点を示
す)。
【0010】更に、HMDS処理を長時間続けると、基
板表面とは直接結合しないHMDS分子が、すでに(C
3 3 Si−基で覆われた表面上に積層付着してくる
(図7参照)。
【0011】この積層付着のHMDSは活性であるた
め、レジストコートした後の露光のときに露光光によっ
て解離しNH3 ガスを発生させる。このときのNH3
スは、レジスト層のポリママトリックスの間を透過でき
ないため、レジスト層を基板界面から押し上げ飛散させ
レジスト発泡という問題を引き起こす。
【0012】
【発明の目的】本発明は上記問題点を解決して、シラン
カップリング剤により基板処理を行う場合に、最適条件
で処理を行え、もってシランカップリング剤の余分な付
着などの問題を生じないようにした基板処理方法及び基
板処理装置を提供することを目的とする。
【0013】
【発明の構成】本出願の請求項1の発明は、少なくとも
Siを含む疎水性表面をもつ基板をシランカップリング
剤で処理する基板処理方法において、前記シランカップ
リング剤による前記基板の処理中に、シランカップリン
グ剤の濃度変化を検出することによって、処理終点を検
出することを特徴とする基板処理方法であって、これに
より上記目的を達成するものである。
【0014】本出願の請求項2の発明は、少なくともS
iを含む疎水性表面をもつ基板をシランカップリング剤
で処理する基板処理方法において、処理により発生する
反応生成ガスの濃度を検出することによって、処理終点
を検出することを特徴とする基板処理方法であって、こ
れにより上記目的を達成するものである。
【0015】本出願の請求項3の発明は、シランカップ
リング剤が、下記一般式(I)で表される化合物である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の基板処理方
法であって、これにより上記目的を達成するものであ
る。
【0016】
【化1】
【0017】但し、R1 〜R6 は、水素、または同一も
しくは異なるアルキル基を表す。R1 〜R6 がいずれも
メチル基であるものは、HMDS(ヘキサメチルジシラ
ザン)と称され、Si半導体基板の表面処理に常用され
ている。
【0018】本出願の請求項4の発明は、少なくともS
iを含む疎水性表面をもつ基板をシランカップリング剤
で処理する基板処理方法において、シランカップリング
剤の濃度を検出することによって、処理終点を検出する
とともに、処理終点を検出して、処理室内のシランカッ
プリング剤の排気を開始することを特徴とする基板処理
方法であって、これにより上記目的を達成するものであ
る。本出願の請求項5の発明は、処理終点を検出して、
処理室内のシランカップリング剤の排気を開始すること
を特赦とする請求項1ないし3のいずれかに記載の基板
処理方法であって、これにより上記目的を達成するもの
である。
【0019】本出願の請求項6の発明は、シランカップ
リング剤での処理時にヒータによる基板加熱を行うとと
もに、処理終点を検出して、処理室内のシランカップリ
ング剤の排気の開始と、該ヒータによる基板加熱を停止
することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記
載の基板処理方法であって、これにより上記目的を達成
するものである。
【0020】本出願の請求項7の発明は、少なくともS
iを含む疎水性表面をもつ基板をシランカップリング剤
で処理する基板処理方法において、シランカップリング
剤の濃度を検出することによって、処理終点を検出する
とともに、シランカップリング剤での処理時にヒータに
よる基板加熱を行い、シランカップリング剤の濃度、及
び処理により発生する反応生成ガスの濃度を検出するこ
とによって、処理終点を検出し、処理室内のシランカッ
プリング剤の排気の開始と、該ヒータによる基板加熱を
停止することを特徴とする基板処理方法であって、これ
により上記目的を達成するものである。本出願の請求項
8の発明は、シランカップリング剤での処理時にヒータ
による基板加熱を行うとともに、 シランカップリング
剤の濃度、及び処理により発生する反応生成ガスの濃度
を検出することによって、処理終点を検出し、処理室内
のシランカップリング剤の排気の開始と、該ヒータによ
る基板加熱を停止することを特徴とする請求項1ないし
6のいずれかに記載の基板処理方法であって、これによ
り上記目的を達成するものである。
【0021】本出願の請求項9の発明は、少なくともS
iを含む疎水性表面をもつ基板をシランカップリング剤
で処理する基板処理装置において、前記シランカップリ
ング剤による前記基板の処理中に、シランカップリング
剤の処理室内での濃度変化を検出するセンサを備えたこ
とを特徴とする基板処理装置であって、これにより上記
目的を達成するものである。
【0022】本出願の請求項10の発明は、少なくとも
Siを含む疎水性表面をもつ基板をシランカップリング
剤で処理する基板処理装置において、処理により発生す
る反応生成ガスの処理室内での濃度を検出するセンサを
備えたことを特徴とする基板処理装置であって、これに
より上記目的を達成するものである。
【0023】本発明の基板処理装置は、HMDS等によ
る処理チャンバに、NH3 濃度センサ、及びHMDS濃
度センサを有する構成にするとともに、処理チャンバに
真空計測センサを有する構成にすることができる。
【0024】また、被処理基板を載置するウェハステー
ジが、加熱・冷却可能なステージである構成にすること
ができる。
【0025】また、HMDSガス等の処理ガスをチャン
バ内に導入する前に、チャンバ内の真空度が設定値に到
達するまで排気し、HMDSガスの導入を待機する機構
に構成することができる。
【0026】また、HMDSガス等の処理ガスをチャン
バ内に導入するとき、基板表面でHMDS等の付着が生
じないように冷却する機構を有する構成にすることがで
きる。
【0027】また、HMDSガス等の処理ガスが設定濃
度に到達したら、HMDSガス等の導入を停止し、同時
にステージ上の基板を加熱してHMDS等の付着を開始
させる機構とすることができる。
【0028】また、HMDSガス等の処理ガスが基板表
面に付着するときに発生するNH3等のガス濃度の飽和
点を検知する機構とすることができ、このとき、NH3
ガス等の濃度の飽和点を検知したら、チャンバ内に残留
するHMDSガス等を排気除去する機構とすることがで
きる。
【0029】また、NH3 ガス等の濃度の飽和点を検知
したら、ステージ上の基板を冷却する機構に構成するこ
とができる。
【0030】また、HMDS等が付着した後、チャンバ
内の残留ガス濃度がゼロになったら、チャンバ内の真空
度を常圧に戻す機構を有する構成にすることができる。
【0031】
【作 用】本発明によれば、HMDS等のシランカップ
リング剤処理ガスや、処理時に発生するNH3 ガス等の
濃度の飽和点を検知して処理を終了させることができ、
これにより適正な時間での処理を実現でき、HMDS等
の積層付着を防止することができる。
【0032】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。なお当然のことではあるが、本発明は実施
例により限定されるものではない。
【0033】実施例1 本実施例は、Si半導体基板のレジストコート前の基板
処理であるHMDSガスによる基板処理に、本発明を適
用した。
【0034】図2に、本実施例のHMDS処理装置の構
成図を示す。処理室である処理チャンバには、NH3
度、HMDS濃度及び真空度計測の各センサのSN 、S
H 及びSV が取りつけられている。本実施例において、
NH3 濃度センサSN としては隔膜電極方式のものを使
用し、具体的には理研計器(株)のNH−275型を用
いた。HMDS濃度センサSH としては定電位電解方式
のものを使用し、具体的には同EC−565S型を用い
た。各センサの信号はそれぞれMN 、MH 及びMV の各
モニタに入力され、設定値に到達したかを判断する。各
モニタが設定値になったことを検知すると制御系を介し
て、HMDSガス導入系のバルブV1 、エア導入系のバ
ルブV2 及びチャンバ真空排気用バルブV3 の開閉状態
を指定し、またヒータ付き加熱冷却ステージHのON・
OFFの状態を指定する。
【0035】図1は、本実施例におけるNH3 濃度II
と、HMDSガス濃度Iの変化と、図2のV1 ,V2
3 の開閉状態と加熱冷却ステージHのヒータのON・
OFF状態を示すものである。
【0036】図2を参照する。基板は搬出入口LRから
ロードされ、ステージH上に載置される。このときのス
テージHは、室温に冷却されている。チャンバ真空排気
用バルブV3 が開きHMDSガスの導入前の排気が開始
される。
【0037】チャンバ内が133.3Paまで排気され
たのを、真空度計測センサSV を介して真空度モニタM
V が検知したら、チャンバ真空排気用バルブV3 が閉じ
HMDSガス導入系バルブV1 が開きHMDSガスが導
入される。
【0038】チャンバ内のHMDS濃度Iが15000
ppmになったのを、HMDS濃度センサSH を介して
HMDS濃度モニタMH が検知したら、HMDSガス導
入系バルブV1 が閉じステージHのヒータがONになり
ステージが加熱され、HMDSの置換付着が開始され
る。
【0039】チャンバ内のNH3 濃度IIは次第に増加
し、基板全面が置換されると図1,図4に示すようにN
3 濃度IIは飽和する(飽和点をP2 で示す)。このと
き、HMDSガス濃度Iは水平になる(水平化点をP1
で示す)。NH3 ガスの飽和点をNH3 濃度センサSN
を介してNH3 濃度モニタMN が検知したら、チャンバ
真空排気用バルブV3 が開き残留するHMDSガスを排
気除去し、更に同時にヒータをオフしてステージHを冷
却しHMDSの積層付着を防止する。このとき、HMD
Sガス濃度Iについては、図3に極端に図示するよう
に、反応終了時はHMDSガス濃度は一定となり、水平
化する。よってこの水平化点P1 が終点となる。このH
MDSガス濃度Iによる終点検出と、前記NH3 ガス濃
度IIによる終点検出とは、少なくともいずれか一方を用
いればよい。
【0040】処理を終え、HMDSガスの排気除去を進
めて、チャンバ内のHMDS濃度IについてHMDS濃
度センサSH を介してHMDS濃度モニタMH がゼロを
検知したら、チャンバ真空排気用バルブV3 が閉じエア
導入系バルブV2 が開きチャンバ内の真空度を常圧に戻
す。常圧になったら基板は基板搬出入口LRからリロー
ドされる。
【0041】これにより、基板表面はHMDSの(CH
3 3 Si−基で置換され、HMDSの置換付着のみの
状態となる。積層付着まで進行しないのでこの上にレジ
ストコートし露光してもレジスト発泡は起こらない。ま
た、基板をリロードするとき、チャンバ内にはHMDS
ガス、NH3 ガスなどの残留ガスがないため、装置周辺
はアミンガスの雰囲気にならない。
【0042】また、密着性の異なるどのような基板に対
しても、基板表面に存在するすべての末端OHのSiを
適正に(CH3 3 Si−基で置換できるので、処理時
間のむだがない。
【0043】本実施例によれば、どのような基板に対し
ても積層付着するHMDSが生じない。従ってレジスト
発泡が起こらなく、レジストパターン形成を損なう不良
を防止できる。
【0044】また、どのような基板に対しても、HMD
Sの処理時間を適正にすることができるので、HMDS
処理プロセスの効率化が図れる。
【0045】また、基板をHMDS処理チャンバからリ
ロードするとき、チャンバ内にHMDSガス、NH3
スなどのアミンガスが残留しないため、装置周辺にアミ
ンガスが拡散しなく、環境を汚染しない。
【0046】比較例 上記例に対して、従来のHMDS処理の構成を比較例と
して図10に示す。HMDSガス導入系のバルブVa1
エア導入系のバルブVa2、チャンバ真空排気用バルブV
a3は、レシピ設定された固定時間で開閉される。加熱ス
テージHa のヒータは常にONの状態である。
【0047】図9は比較例のNH3 とHMDSガス濃度
変化と、図10のバルブVa1,Va2,Va3の開閉状態と
ステージHa のON・OFF状態を示す。基板は搬出入
口LRa からロードされ、ステージHa上に載置され
る。バルブVa3が開きHMDSガスの導入前の排気が開
始される。一定時間排気された後、バルブVa3が閉じバ
ルブVa1が開きHMDSガスが導入される。ステージH
a は常にONの状態なので、HMDSガスが導入される
と同時にHMDSの置換付着が開始される。HMDSガ
スの導入時間は一定なので、チャンバ内には過剰のHM
DSが存在することになる。
【0048】HMDSガスを一定時間導入後、バルブV
a1が閉じる。少なくとも、HMDSの置換付着を完結さ
せるために、基板間に表面状態のバラツキを考慮して、
バルブVa1を閉じてからバルブVa2を開くまでの時間を
長く設定している。従って、基板表面の終端がHOであ
るSiの構造が比較的少ない基板では、短時間で置換付
着が完了し、NH3 濃度が飽和点に到達しても、その後
バルブVa2が開くまでHMDSが積層付着を起こしてし
まう。
【0049】バルVa2が開くと、エアが一定時間導入
され、HMDSガスとNH3 ガスの希釈がなされる。チ
ャンバ内に、HMDSガスとNH3 ガスが残留した状態
で常圧に戻り、基板は搬出入口LRa からリロードされ
る。
【0050】これにより、基板表面には積層付着したH
MDSが存在することになり、レジストコートした後の
露光のときにレジスト発泡を起こす。また、基板をリロ
ードするとき残留したHMDSガスとNH3 ガスが、装
置周辺に拡散し、レジストパターン形状に悪影響を与
え、また環境を汚染するアミンガスの雰囲気になる。
【0051】実施例2 本実施例では、実施例1で示したHMDS処理時間をユ
ニット化し、コータデベロッパに組込んでインラインし
た。この実施例の処理装置の構成を図5に示す。図5
中、符号1で示すのがHMDS処理室(処理チャンバ)
である。また、HPはホットプレート、CPはクリーニ
ングプレート、SDはスピンデベロッパー、SCはスピ
ンコーター、ROBは被処理基板の搬送用ロボットを示
す。41,42はベークブロック、91,92はインタ
ーフェース、93はゲートバルブ、5は露光装置(ステ
ッパ)である。このように、インラインに組込むことに
より、HMDS処理〜コーティング〜プリベイクを連続
して処理することができる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、シランカップリング剤
により基板処理を行う場合に、最適条件で処理を行え、
これによりシランカップリング剤の余分な付着などの問
題を生じないようにした基板処理方法及び基板処理装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の作用機構の説明図である。
【図2】実施例1の処理装置の構成図である。
【図3】HMDS処理の処理チャンバ内のHMDSガス
濃度変化を示す図である。
【図4】HMDS処理の処理チャンバ内のNH3 ガス濃
度変化を示す図である。
【図5】実施例2の処理装置の構成図である。
【図6】発明の背景を示す図で、基板リソグラフィ工程
を模示するものである。
【図7】従来技術の問題点を説明する図である。
【図8】従来技術の問題点を説明する図である。
【図9】比較例の作用機構の説明図である。
【図10】比較例の処理装置の構成図である。
【符号の説明】
I シランカップリング剤(HMDS)濃度 II 処理により発生するガス(NH3 ガス)濃度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 C07F 7/10 G03F 7/16

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともSiを含む疎水性表面をもつ基
    板をシランカップリング剤で処理する基板処理方法にお
    いて、前記シランカップリング剤による前記基板の処理中に、
    シランカップリング剤の濃度変化を検出することによっ
    て、処理終点を検出することを特徴とする 基板処理方法。
  2. 【請求項2】少なくともSiを含む疎水性表面をもつ基
    板をシランカップリング剤で処理する基板処理方法にお
    いて、 処理により発生する反応生成ガスの濃度を検出すること
    によって、処理終点を検出することを特徴とする 基板処理方法。
  3. 【請求項3】シランカップリング剤が、下記一般式
    (I)で表される化合物であることを特徴とする請求項
    1または2に記載の基板処理方法。 【化1】 但し、式中、R〜Rは、水素、または同一もしくは
    異なるアルキル基を表す。
  4. 【請求項4】少なくともSiを含む疎水性表面をもつ基
    板をシランカップリング剤で処理する基板処理方法にお
    いて、 シランカップリング剤の濃度を検出することによって、
    処理終点を検出するとともに、 処理終点を検出して、処理室内のシランカップリング剤
    の排気を開始することを特徴とする基板処理方法。
  5. 【請求項5】処理終点を検出して、処理室内のシランカ
    ップリング剤の排気を開始することを特赦とする請求項
    1ないし3のいずれかに記載の基板処理方法。
  6. 【請求項6】シランカップリング剤での処理時にヒータ
    による基板加熱を行うとともに、処理終点を検出して、
    処理室内のシランカップリング剤の排気の開始と、該ヒ
    ータによる基板加熱を停止することを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれかに記載の基板処理方法。
  7. 【請求項7】少なくともSiを含む疎水性表面をもつ基
    板をシランカップリング剤で処理する基板処理方法にお
    いて、 シランカップリング剤の濃度を検出することによって、
    処理終点を検出するとともに、 シランカップリング剤での処理時にヒータによる基板加
    熱を行い、 シランカップリング剤の濃度、及び処理により発生する
    反応生成ガスの濃度を検出することによって、処理終点
    を検出し、処理室内のシランカップリング剤の排気の開
    始と、該ヒータによる基板加熱を停止することを特徴と
    する基板処理方法。
  8. 【請求項8】シランカップリング剤での処理時にヒータ
    による基板加熱を行うとともに、 シランカップリング
    剤の濃度、及び処理により発生する反応生成ガスの濃度
    を検出することによって、処理終点を検出し、処理室内
    のシランカップリング剤の排気の開始と、該ヒータによ
    る基板加熱を停止することを特徴とする請求項1ないし
    のいずれかに記載の基板処理方法。
  9. 【請求項9】少なくともSiを含む疎水性表面をもつ基
    板をシランカップリング剤で処理する基板処理装置にお
    いて、前記シランカップリング剤による前記基板の処理中に、
    シランカップリング剤の処理室内での濃度変化を検出す
    るセンサを備えたことを特徴とする 基板処理装置。
  10. 【請求項10】少なくともSiを含む疎水性表面をもつ
    基板をシランカップリング剤で処理する基板処理装置に
    おいて、 処理により発生する反応生成ガスの処理室内での濃度を
    検出するセンサを備えたことを特徴とする 基板処理装置。
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