JP3277819B2 - 多層基板 - Google Patents

多層基板

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JP3277819B2
JP3277819B2 JP24310496A JP24310496A JP3277819B2 JP 3277819 B2 JP3277819 B2 JP 3277819B2 JP 24310496 A JP24310496 A JP 24310496A JP 24310496 A JP24310496 A JP 24310496A JP 3277819 B2 JP3277819 B2 JP 3277819B2
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/16Printed circuits incorporating printed electric components, e.g. printed resistor, capacitor, inductor
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/46Manufacturing multilayer circuits
    • H05K3/4611Manufacturing multilayer circuits by laminating two or more circuit boards

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層基板に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器等に使用される多層基板には、
制御回路用の回路パタ−ンや電力回路用の回路パタ−ン
が形成され、これらの回路パタ−ン間には大きな電位差
が生じる場合がある。回路パタ−ン間に大きな電位差が
生じる場合として、スイッチング電源に用いられる多層
基板を例示する。以下、スイッチング電源に用いられる
多層基板を例示として説明する。
【0003】スイッチング電源では、スイッチングトラ
ンスが使用される。スイッチング周波数が数百キロヘル
ツ程度と高い場合には、スイッチングトランスとしてコ
イルパタ−ンを積層して作った薄く小型のトランスが使
用される。そして、スイッチング周波数が更に高い場合
には、トランスのインダクタンスが小さくて良いため、
トランスを多層基板の中に形成することも行われる。
【0004】トランスは一次コイルと二次コイルとから
構成され、一次コイルはスイッチング電源の入力側回路
パタ−ンに接続され、二次コイルは出力側回路パタ−ン
に接続される。一般に、スイッチング電源のトランスに
は電源電圧の2〜3倍の電圧がかかるため、トランスの
一次コイルと二次コイルを構成するコイルパタ−ンの間
での電位差は極めて大きなものとなる。
【0005】このようなスイッチング電源に用いられる
多層基板は、図6に示すように、例えば基板1、2、
3、4と、回路パタ−ン8乃至15と、基板間を埋める
プリプレグ5、6、7のガラス布基材5a、6a、7a
とエポキシ樹脂16、17、18とから構成される。
【0006】基板1、2、3、4の表裏面には、コイル
パタ−ンや配線パターンを含む回路パタ−ン8乃至15
が形成される。また、基板1、2、3、4は、基板間に
はガラス布基材5a、6a、7aと、ガラス布基材5
a、6a、7aを内包して硬化したエポキシ樹脂16、
17、18とからなる絶縁層を介して積層される。
【0007】基板1、2、3、4は、例えば厚さ100
μmのガラスエポキシ積層板等が使用される。また、回
路パタ−ン8乃至15は、基板1、2、3、4の表裏面
に積層された、例えば厚さ35〜70μm位の銅箔をエ
ッチングすることにより形成される。基板1、2、3、
4の表裏面に形成された回路パタ−ンは、必要に応じて
スル−ホ−ルを用いて接続される。コイルパタ−ンはコ
イルのタ−ン数を多くするため、積層された他層のコイ
ルパタ−ンと通常スル−ホ−ルを介して直列接続され
る。なお、コイルのタ−ン数は、トランスの特性に応じ
て定められる。
【0008】図5を用いて多層基板の製造方法を簡略に
説明する。回路パターン8乃至15が表裏面に形成され
た基板1、2、3、4と、プリプレグ5、6、7は、交
互に積み重ねられる。プリプレグ5、6、7は、ガラス
布基材5a、5b、5cにエポキシ樹脂を含浸させ半硬
化状態にした薄いシ−トである。
【0009】積み重ねられた基板1、2、3、4とプリ
プレグ5、6、7は、積層方向に加圧されるとともに全
体が加熱される。この結果、エポキシ樹脂は一旦溶融し
た後に硬化し、図6のように、基板1、2、3、4は相
互に接着されて多層基板が形成される。また、エポキシ
樹脂は、内層部の回路パタ−ン9乃至14を包み、かつ
基板1、2、3、4の間を満たして硬化するので、基板
1、2、3、4の間の電気的絶縁が保たれる。
【0010】一般に、このような多層化を行う工程で
は、真空積層成形プレスと呼ばれる装置が使用される。
この装置は、プレス部分全体を密封して減圧でき、且つ
減圧下で加圧、加熱を行うことができる。
【0011】この装置を使用して、多層化する基板とプ
リプレグを治具で固定し、プレス部分全体を密封して減
圧し、基板とプリプレグをおよそ170〜180゜Cに
加熱しつつ積層方向に30〜40kg/cm2 の加圧を行な
う。減圧時の真空度は 13,332Pa 以下にし、加熱
はおよそ70〜90分、加圧はおよそ15〜20分行な
われる。
【0012】プリプレグに含まれたエポキシ樹脂は、加
熱過程の130゜C前後で溶融粘度が最も低くなり、こ
の温度を過ぎると硬化が始まるという特徴を有するた
め、基板を多層化する際に、粘度が低くなったエポキシ
樹脂が基板の間から流れ出てしまい、基板間に部分的な
空隙が生じて層間の絶縁耐圧が低下する欠点があった。
図7に示すように、特にこの空隙19が、高い電気的絶
縁耐圧が必要なトランスの一次コイル20と二次コイル
21のコイルパタ−ン間の絶縁層22中に生じた場合に
は、コイルパタ−ン間の電気的絶縁耐圧が不良となる虞
れがあった。また、コイルパタ−ンと接続された高電位
の電力回路用回路パタ−ンと低電位の制御回路用回路パ
タ−ン間の電気的絶縁耐圧も低下する欠点があった。
【0013】このため、基板23、24の端面に沿っ
て、基板23、24の表裏面に形成された回路パタ−ン
を囲むように、基板23の裏面および基板24の表面に
四角枠状の流れ出し防止のパタ−ンを対向して設け、溶
融したエポキシ樹脂が基板23、24の間から流れ出な
いようにする等の工夫が種々図られている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多層基
板の形状が小さい場合には、流れ出し防止のパタ−ンを
設けることによって空隙の発生を防ぐことができたが、
多層基板の形状が大きくなったり、回路パタ−ンの形状
が複雑化した場合には、多層基板を形成する際に基板に
加えられる熱や圧力の伝わりかたが不均一となる。この
ため、溶融したエポキシ樹脂が基板間に均一に確保され
にくくなり、局所的に空隙が発生しやすくなる。このた
め、空隙が、電位差が極めて大きいトランスを構成する
コイルパタ−ン間や、高電位と低電位の回路パタ−ン間
に生じた場合には、多層基板の電気的絶縁耐圧が悪くな
るという問題があった。
【0015】そこで、本発明は、上述のような従来の欠
点に鑑みなされたもので、その目的は、少なくとも回路
パタ−ンにおける電位差の大きい部分の絶縁が良好な多
層基板を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の多層基板は、上
述の目的を達成するため次のように構成される。すなわ
ち、第一に、複数の基板を積層して構成し、その層間に
コイルパターンを含む回路パターンを備えた多層基板に
おいて、前記コイルパターンと同一平面上に、少なくと
も前記コイルパターンを取り囲む、前記基板を積層する
さいに挟まれたプリプレグが溶融して流れるのを阻止す
囲みパターンを設けるものである。
【0017】これにより、プリプレグのエポキシ樹脂が
溶融しても、コイルパタ−ンはその周りを囲みパタ−ン
に取り囲まれているので、エポキシ樹脂は囲みパタ−ン
により流れを阻止されて囲みパタ−ンの外には殆ど流出
せず、基板間のコイルパタ−ン部分には空隙が生じな
い。従って、コイルパタ−ン部分の絶縁耐圧は良好に維
持される。
【0018】第二に、複数の基板を積属して構成し、電
位差が生じる高電位回路パターンと低電位回路パターン
とを含む回路パターンを有する多層基板において、前記
高電位回路パターンと同一平面上の前記高電位回路パタ
ーンの周りに、前記基板を積層するさいに挟まれたプリ
プレグが溶融して流れるのを阻止する囲みパターンを設
けるものである。
【0019】これにより、プリプレグのエポキシ樹脂が
溶融しても、大きな電位差が生じる回路パタ−ン部はそ
の周りを囲みパタ−ンに取り囲まれているので、エポキ
シ樹脂は囲みパタ−ンにより流れを阻止されて囲みパタ
−ンの外には殆ど流出せず、また、エポキシ樹脂の移動
が阻止され、基板間の大きな電位差が生じる回路パタ−
ン部には空隙が生じない。従って、多層基板において大
きな電位差が生じる回路パタ−ン部の絶縁耐圧は良好に
維持される。
【0020】第三に、複数の基板を積層して構成し、そ
の層間にコイルパターンを含む回路パターンを備えた多
層基板において、前記コイルパターンと同一平面上の
なくとも前記コイルパターンの周りに、前記基板を積層
するさいに挟まれたプリプレグが溶融して流れるのを阻
止する囲みパターンを設け、該囲みパターンには接続パ
ターンが接続され、該接続パターンは前記囲みパターン
によって囲まれた回路パターン部以外の回路パターンに
接続されるものである。
【0021】第四に、複数の基板を積層して構成し、電
位差が生じる高電位回路パターンと低電位回路パターン
とを含む回路パターンを有する多層基板において、前記
高電位回路パターンと同一平面上の前記高電位回路パタ
ーンの周りに、前記基板を積層するさいに挟まれたプリ
プレグが溶融して流れるのを阻止する囲みパターンを設
け、該囲みパターンには接続パターンが接続され、該接
続パターンは囲みパターンによって囲まれた回路パター
ン部以外の回路パターンに接続されるものである。第三
および第四の発明において、接続パターンは、囲みパタ
ーンの外側にある所定の回路パターンに接続される。こ
のため、囲みパターンは電気的に浮いた状態とならな
い。また、電子部品で発生した熱は接続パターンを介し
て囲みパターンに伝熱され、さらに多層基板の内部に拡
散する。
【0022】
【発明の実施の形態】
(実施例1)本発明に係る第一の実施例を説明をする。
図1および図2は、多層基板の内部の1枚の基板25
と、基板25の表面に形成された回路パタ−ンの一部で
あるコイルパタ−ン26と、その周辺のみを示してい
る。コイルパタ−ン26は、渦巻き状に形成され、コイ
ルパタ−ン26の内側先端部分は図示しないスルーホー
ルで裏面または他層の回路パターンと接続される。ま
た、コイルパタ−ン26の外側先端部には、引出しパタ
ーン26aが連続して設けられる。引出パターンし26
aは、必要に応じてスルーホールを用いて他の回路パタ
ーンに接続される。
【0023】コイルパタ−ン26の周りには、その回り
を取り囲むように、例えば四角枠状の囲みパタ−ン27
が形成される。囲みパターン27は、引出しパターン2
6aと接続しないように、引出しパターン26aの部分
には設けられない。囲みパタ−ン27は、基板25の表
裏面に積層された銅箔を用いて、コイルパタ−ン26と
同時にエッチング形成される。なお、囲みパタ−ン27
の高さは、回路パタ−ンと同じ高さに形成される。囲み
パタ−ン27の幅は、エポキシ樹脂の流出や移動を防止
できる程度に細く形成され、囲みパターン27とコイル
パターン26との間には一定の空間Sが設けられる。な
お、空間Sは、多層基板を製造する際にエポキシ樹脂で
満たされる。
【0024】基板25は、例えば厚さ100μmのガラ
スエポキシ積層板等で形成され、回路パタ−ン、囲みパ
タ−ン、引出しパタ−ンは、厚さ35〜70μm位の銅
箔で形成される。
【0025】次に、多層基板の製造方法について簡単に
説明する。回路パタ−ンが形成された基板とプリプレグ
とが交互に積み重ねられ、積層方向に加圧するとともに
全体が加熱される。この結果、エポキシ樹脂は一旦溶融
した後に硬化し、基板は相互に接着されて多層基板が形
成される。多層基板は、およそ6〜10層の基板が積層
され、厚さは1.5〜2.0mm位に形成される。
【0026】多層基板の加熱硬化時には、プリプレグに
含まれたエポキシ樹脂が溶融して流動性を持つが、コイ
ルパタ−ン26の周囲には囲みパタ−ン27が形成され
ているので、コイルパタ−ン26部分のエポキシ樹脂は
囲みパタ−ン27により流れを阻止されて囲みパタ−ン
27の外には殆ど流れ出ない。
【0027】従って、エポキシ樹脂の流出や移動による
空隙が生じないため、コイルパタ−ン部分の電気的絶縁
耐圧の不良は発生しない。
【0028】尚、本発明に係る多層基板は、上記の実施
の形態に限定するものではなく、例えば、囲みパタ−ン
の形状をコイルパタ−ンに合わせて円形にするとか、囲
みパタ−ンの厚みをコイルパタ−ンの厚みよりも厚くす
る等種々に変形することができる。
【0029】なお、上述した実施例では、対向して形成
されたコイルパタ−ン間の電気的絶縁性について説明し
たが、基板の表裏面に隣接して形成された高電位と低電
位の回路パタ−ン間についても同様に、電気的絶縁性を
確保することができる。このため、従来は電気的絶縁性
を確実に確保するために、高電位の回路パタ−ンは低電
位の回路パタ−ンから離して配置形成することがあった
が、回路パタ−ンを離して配置する必要がなくなり、多
層基板を小形化することができる。
【0030】(実施例2)本発明に係る第二の実施例を
説明する。第二の実施例の特徴は、囲みパタ−ン28が
コイルパタ−ン26以外の他の回路パタ−ン29に接続
されていることである。これ以外は実施例1と同じなた
め、説明は簡略化する。
【0031】コイルパタ−ン26は、渦巻き状に形成さ
れ、コイルパタ−ン26の内側先端部分は図示しないス
ルーホールで裏面または他層の回路パターンと接続され
る。また、コイルパタ−ン26の外側先端部には、引出
しパターン26aが連続して設けられ、引出しパターン
26aは、必要に応じてスルーホールを用いて他の回路
パターンに接続される。
【0032】コイルパタ−ン26の周りには、その回り
を取り囲むように囲みパタ−ン28が形成される。囲み
パターン28は、引出しパターン26aと接続しないよ
うに、引出しパターン26aの部分には設けられない。
また、囲みパタ−ン28には連続して接続パタ−ン28
aが設けられ、接続パタ−ン28aは同層のコイルパタ
−ン26以外の他の回路パタ−ン29に接続される。こ
の結果、囲みパターン28は電気的に浮いた状態とはな
らずに、接続された回路パタ−ン29に応じた所定の電
位に保たれる。
【0033】また、接続パタ−ン28aは、接続パタ−
ン28aの近傍に実装された電子部品から発生する熱を
囲みパタ−ン28に伝熱する。伝熱された熱は、囲みパ
タ−ン28を介して多層基板中に拡散する。このため、
多層基板において、電子部品で発生した熱が局所的に蓄
積されることがなく、電子回路の誤動作や、電子部品の
寿命低下等を防ぐことができる。
【0034】なお、囲みパタ−ン28を形成する代わり
に、コイルパタ−ン26の周縁に同様の効果を有するパ
タ−ンを配置形成しても良い。図4を用いて、第三の実
施例を説明する。
【0035】一般的にコイルパタ−ン26の周縁には、
図4(a)のように、例えばランド30、31、32や
配線パタ−ン33が設計配置される。この場合、ランド
30、31、32と配線パタ−ン33は、図4(b)の
ように、その形状が拡大や変形され、コイルパタ−ン2
6の周縁を囲むランド30a、31a、32aと配線パ
タ−ン33aに形成され、さらにコイルパタ−ン26の
周縁に隣接するように配置形成される。この結果、コイ
ルパタ−ン26は、囲みパタ−ン28を設けたと同様
に、ランド30a、31a、32aと配線パタ−ン33
aとによって囲まれる。従って、コイルパタ−ン26部
分の溶融したエポキシ樹脂は、コイルパタ−ン26の外
に流れ出にくくなり、囲みパタ−ン28を設けたと同様
の効果が得られる。
【0036】
【発明の効果】上述のように、本発明の多層基板では、
電位差の大きい回路パタ−ンの周りを囲むように囲みパ
タ−ンを設けたので、少なくとも電位差の大きい回路パ
タ−ン部には空隙ができず、電気的絶縁性を確保するこ
とができる。このため、多層基板の電気的耐圧を良好に
維持することが出来るので、多層基板の電気的信頼性が
向上し、また、製品の歩留まりも高まる。また、電気的
絶縁耐圧の高いトランス、インダクタ、モ−タ−のコイ
ル、PCカ−ド内蔵用のコイル等を構成することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一の多層基板を説明するための
例示であるスイッチング電源の多層基板を構成するコイ
ルパタ−ン部分を示す平面図である。
【図2】図1の線X−Xに於ける概略断面図である。
【図3】本発明に係る第二の多層基板を説明するための
例示であるスイッチング電源の多層基板を構成するコイ
ルパタ−ン部分を示す平面図である。
【図4】図4(a)は、本発明に係る第三の多層基板を
説明するための例示であるスイッチング電源の多層基板
を構成するコイルパタ−ン部分を示す平面図であり、図
4(b)は従来例である。
【図5】従来に係る多層基板を説明するための例示であ
るスイッチング電源の多層基板の製造方法を示す概略断
面図である。
【図6】従来に係る多層基板を説明するための例示であ
るスイッチング電源の多層基板の概略断面図である。
【図7】従来に係る多層基板を説明するための例示であ
るスイッチング電源の多層基板のコイルパタ−ン部分に
空隙が生じた場合を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、23、24、25 基板 5、6、7 プリプレグ 5a、6a、7a ガラス布基材 8、9、10、11、12、13、14、15 回路パ
タ−ン 16、17、18 エポキシ樹脂 19 空隙 20 一次コイル 21 二次コイル 22 絶縁層 26 コイルパタ−ン 26a 引出しパターン 27、28 囲みパタ−ン 28a 接続パタ−ン 30、31、32、30a、31a、32a ランド 33、33a 配線パタ−ン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−74917(JP,A) 特開 平1−210877(JP,A) 特開 平4−152609(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 30/00 - 38/42

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基板を積層して構成し、その層間
    にコイルパターンを含む回路パターンを備えた多層基板
    において、前記コイルパターンと同一平面上に、少なく
    とも前記コイルパターンを取り囲む、前記基板を積層す
    るさいに挟まれたプリプレグが溶融して流れるのを阻止
    する囲みパターンを設けることを特徴とする多層基板。
  2. 【請求項2】 複数の基板を積層して構成し、電位差が
    生じる高電位回路パターンと低電位回路パターンとを含
    む回路パターンを有する多層基板において、前記高電位
    回路パターンと同一平面上の前記高電位回路パターンの
    周りに、前記基板を積層するさいに挟まれたプリプレグ
    が溶融して流れるのを阻止する囲みパターンを設けるこ
    とを特徴とする多層基板。
  3. 【請求項3】 複数の基板を積層して構成し、その層間
    にコイルパターンを含む回路パターンを備えた多層基板
    において、前記コイルパターンと同一平面上の少なくと
    も前記コイルパターンの周りに、前記基板を積層するさ
    いに挟まれたプリプレグが溶融して流れるのを阻止する
    囲みパターンを設け、該囲みパターンには接続パターン
    が接続され、該接続パターンは前記囲みパターンによっ
    て囲まれた回路パターン部以外の回路パターンに接続さ
    れることを特徴とする多層基板。
  4. 【請求項4】 複数の基板を積層して構成し、電位差が
    生じる高電位回路パターンと低電位回路パターンとを含
    む回路パターンを有する多層基板において、前記高電位
    回路パターンと同一平面上の前記高電位回路パターンの
    周りに、前記基板を積層するさいに挟まれたプリプレグ
    が溶融して流れるのを阻止する囲みパターンを設け、該
    囲みパターンには接続パターンが接続され、該接続パタ
    ーンは囲みパターンによって囲まれた回路パターン部以
    外の回路パターンに接続されることを特徴とする多層基
    板。
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