JP3277565B2 - バッテリー保護回路 - Google Patents

バッテリー保護回路

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JP3277565B2
JP3277565B2 JP27494692A JP27494692A JP3277565B2 JP 3277565 B2 JP3277565 B2 JP 3277565B2 JP 27494692 A JP27494692 A JP 27494692A JP 27494692 A JP27494692 A JP 27494692A JP 3277565 B2 JP3277565 B2 JP 3277565B2
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安仁 江口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二次電池の過充電及び
過放電を防止するための、所謂バッテリー保護回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】複数本の電池を直列に接続したバッテリ
ーパックにおいては、直列に接続されたトータルの電圧
を基準に過充電や過放電を検出した充電器や、負荷側を
オン/オフすることによってバッテリーの消費を防止し
ていた。
【0003】また、バッテリーの保護機能はバッテリー
側ではなく、充電器や負荷側に設けられており、該充電
器や負荷側が異常な過充電や過大電流が生じたときは、
バッテリー又はバッテリーパック内に備えてあるサーモ
スタット等の温度による検出によって電源供給をオン/
オフしている。
【0004】しかし、上記方法では、特に複数の電池か
ら構成されたバッテリーにおいては、夫々の電池の特性
が揃っていない場合は、特定の電池のみ過充電や過放電
状態となる恐れがあり、特に過放電及び過充電での性能
の劣化が大きい電池には、実質的に使用できない。
【0005】そこで、同一出願による先願発明(特願平
3−213019号明細書)が提案された。この先願発
明においては、直列接続された二次電池が充電及び放電
を繰り返す過程において、個々の構成する電池の個体差
により、電池の容量バランスが崩れてきても、そのバラ
ンスを復活する機能を有する電池容量バランス回路を充
放電回路に設けて過充電及び過放電を防止する方法であ
る。
【0006】この、電池容量バランス回路は、基本的に
電池を保護する回路から構成されており、それは過充電
の検出、充電電流のオフ、オーバーフローの検出、過放
電の検出、放電電流のオフ、ヒステリシス、過電流の検
出等の回路群から構成してバッテリーの保護をする方法
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記先
願発明においては、例え電池の過放電、過充電を検出し
ても、過放電検出後における回路群には電流が流れてお
り、常時消費電流が生じているという問題点があった。
【0008】従って、バッテリーの過放電、過充電を検
出する回路群と共に、過放電を検出後に回路に流れる電
流を出来る限り少なくして放電をできるかぎり抑制して
電池を保護することに解決しなければならない課題を有
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する具体
的手段として本発明は、二次電池と、該電池の電圧を検
出すると共に、該検出電圧と基準電圧とを比較して上記
二次電池の過放電状態又は過充電状態を検知する状態検
知手段と、放電電流又は充電電流を遮断するための第一
及び第二のスイッチ手段と、上記状態検知手段の検知結
果に基づいて上記第一及び第二のスイッチ手段の導通及
び非導通を制御する制御手段とを備えたバッテリー保護
回路において、少なくとも上記状態検知手段に供給する
電源を遮断するためのパワーダウンスイッチ手段と、上
記状態検知手段により過放電状態が検知された場合に上
記パワーダウンスイッチ手段を非導通状態にするパワー
ダウン手段とを備えたことを特徴とするバッテリー保護
回路を提供するものである。
【0010】そして、過放電状態から再び充電が開始さ
れた場合に上記パワーダウンスイッチ手段を非導通状態
から導通状態に復帰させるパワーダウン解除手段を備え
たこと;上記二次電池が複数直列につながれたバッテリ
ー保護回路にあっては、上記パワーダウン手段は上記状
態検知手段により1又は全ての上記二次電池の過放電状
態が検知された場合に上記パワーダウンスイッチ手段を
非導通状態にすること;いずれかの上記二次電池が過充
電状態の場合は、上記パワーダウンスイッチ手段が非導
通状態にならないようにするパワーダウン禁止手段を備
えたこと;瞬間的に大電流が流れた場合には、上記パワ
ーダウンスイッチ手段が非導通状態にならないように、
バッテリー電圧の検出端子電圧が過放電検出電圧以下に
なるのを防止する電圧降下防止手段を備えたこと;更に
は、複数の上記二次電池の過充放電用の電池バランスを
取る手段を備えたことを特徴とするバッテリー保護回路
を提供するものである。
【0011】
【作用】本発明に係るバッテリー保護回路は、過放電の
際にパワーダウンモードにすることによって、回路で消
費する電流を極端に少なくすることと共に、パワーダウ
ンモードから復帰でき、並びに直列につながれた二次電
池の場合に一つ又は全ての二次電池の過放電を検出する
ことでパワーダウンモードにすることによって、各電池
のバランスを過充電側や過放電側で適宜とること、及び
パワーダウンモードの時に二次電池が0Vであっても充
電が可能となる。
【0012】
【実施例】本発明に係るバッテリー保護回路について、
図を参照にして詳細に説明する。図1は本発明に係る第
1実施例のバッテリー保護回路の概略を示すブロック図
であり、該ブロック図において、1はバッテリー保護回
路であり、該バッテリー保護回路1は、検出部2と、制
御部3と、復帰部4と、パワーダウンSW部5と、充放
電スイッチ部6と、から構成され、複数のバッテリーで
あるところの電池Abat、Bbatの充放電制御を行
うものである。
【0013】検出部2は、電池電圧検出部7と過電流検
出部8とから構成され、電池電圧検出部7は電池Aba
t、Bbatの各電圧より過充電(A、B)及び過放電
(A、B)状態を検出すると共に、過電流検出部8では
過電流状態の検出を行う。
【0014】制御部3は、放電系制御ロジック部9及び
放電SW制御部10と、GNDレベルシフト部11と、
充電系制御ロジック部12及び充電SW制御部13とか
ら構成されている。
【0015】制御部3の放電系制御ロジック部9及び放
電SW制御部10は、検出部2の電池電圧検出部7で検
出した電池Abat、Bbatの充放電状態や過電流検
出部8からの過電流信号の状態から、電池電圧検出部7
へオーバーフロー電流信号、後述する充放電スイッチ部
6へは放電スイッチ信号、復帰部4へはパワーダウン信
号を出力する。
【0016】又、放電系制御ロジック部9及び放電SW
制御部10からのグランド信号はGNDレベルシフト部
11を介して充電系制御ロジック部12及び充電SW制
御部13に入力される。
【0017】制御部3のGNDレベルシフト部11は、
放電系制御ロジック部9及び放電SW制御部10の放電
スイッチと、充電系制御ロジック部12及び充電SW制
御部13の充電スイッチのグランド(GND)が異なる
ため、夫々のグランド電位を一定の基準に定めるもので
ある。
【0018】制御部3の充電系制御ロジック部12及び
充電SW制御部13は、電池状態、充電検出(起動回
路)等から充放電スイッチ部6の制御、復帰部4に対し
てパワーダウン解除信号の出力等を行う。パワーダウン
解除信号は、電池電圧が所定電圧値以上になると、所謂
パワーダウンモードから脱出する。
【0019】復帰部4は、パワーダウン制御部14と起
動回路充電検出部15とから構成され、パワーダウン制
御部14は、放電系制御ロジック部9及び充電系制御ロ
ジック部12からのパワーダウン信号を後述するパワー
ダウンSW部5に送り、起動回路充電検出部15は、自
動又は手動により充電を開始させるものである。
【0020】パワーダウンSW部5は、パワーダウン制
御部14からのパワーダウン信号を検出部2及び制御部
3に送り、電源をオフにしてパワーダウンモードにす
る。
【0021】充放電スイッチ部6は、制御部3の放電S
W制御部10及び充電SW制御部13からの制御に基づ
いて電池Abat、Bbatの充電及び放電の制御を行
うものである。
【0022】次に、図1のブロック図に基づいて放電時
と、充電時における概ねの動作を説明する。 [1] 放電時 複数の電池Abat、Bbatとから構成されたバッテ
リーにおいて、検出部2の電池電圧検出部7は常時電池
Abat及び電池Bbatとの放電状態を監視してい
て、該電池Abat又は電池Bbatのいずれかが過放
電状態になると過放電(A)信号または過放電(B)信
号を制御部3の放電系制御ロジック部9に送出し、放電
系制御ロジック部9の制御により放電SW制御部10に
よって充放電スイッチ部6の放電スイッチをオフする。
【0023】充放電スイッチ部6の放電スイッチをオフ
することによって、過放電以外の電池をオーバーフロー
放電するように制御し、この状態の時、例えば電池Ab
at、Bbatとから構成されているバッテリーの場合
に、電池Abat、Bbat共に過放電の状態になれば
パワーダウンモードに入る。
【0024】尚、パワーダウンモードになるのは、電池
Abat、Bbatのいずれかが過放電状態になった場
合でも良い。即ち、電池Abat、Bbatとから構成
されたバッテリーであれば、電池Abat、又は電池B
batのいずれかが過放電となった場合にパワーダウン
モードに入る。
【0025】又、放電時において、所定値からなる過大
電流が所定時間流れたことを検出部2の過電流検出部8
によって検出した場合には、制御部3の放電SW制御部
10によって充放電スイッチ部6の放電スイッチをオフ
する。尚、瞬間的な大電流によって、過放電、過電流の
状態が所定時間以内であればパワーダウンモードになら
ない。
【0026】[2] 充電時 電池Abat、又は電池Bbatから構成されたバッテ
リーにおいて、電池Abat、又は電池Bbatが過充
電状態になったことを検出部2の電池電圧検出部7が検
出すると、過充電(A)信号または過充電(B)信号を
制御部3の充電系制御ロジック部12に送出し、充放電
スイッチ部6の充電スイッチをオフする。同時に図示し
ていないが、オーバーフロー回路により過充電状態とな
った電池を放電させる。
【0027】ここで、パワーダウンモード時からの充電
の場合は、復帰部4の起動回路充電検出部15からの充
電検出信号に基づいて、制御部3の充電SW制御部13
の制御により強制的に充電動作を行い、又強制的にパワ
ーダウンモードを解除しトータル電池電圧が上昇し、所
定電圧値以上になったことを電池電圧検出部2が検出す
れば、パワーダウン解除信号を復帰部4のパワーダウン
制御部14に送出して、パワーダウンモードから抜け出
す、即ち過放電状態を脱出して、正常充電状態となる。
尚、電池Abat、又は電池Bbatの片方が過放電状
態であっても、他方が過充電状態であればパワーダウン
モードには入らず、過充電状態が最優先される。
【0028】次に、電池Abat、Bbatから構成さ
れているバッテリーの放電特性とパワーダウンモードに
ついて説明する。即ち、バッテリーの放電特性は、図2
に示したように、放電時間の経過と共に電池電圧が放電
カーブ16を描きながら下がり続け、予め所定電圧値に
設定されている過放電電圧値17以下になった状態が過
放電状態である。
【0029】この過放電状態を図1に示した検出部2が
検出すれば、充放電スイッチ部6の放電スイッチをオフ
することによって負荷に対する放電は無くなり、バッテ
リーの電圧は過放電領域18で保持され、その残存容量
19は予め算出することができる。
【0030】しかし、負荷に対する放電は無くなったと
しても、前記図1で示したバッテリー保護回路1にはそ
の後も若干の電流が流れ続ける。従って、放電は進行し
続けるので、残存容量19の放電カーブは放電方向20
となる。
【0031】そのため考え出されたのがパワーダウンモ
ードであって、過放電状態になったバッテリー保護回路
の内、必要とする最小限の回路を除いた回路への電流を
遮断する方法である。
【0032】この、パワーダウンモードを設けることに
よって、放電カーブは放電方向21となり、過放電状態
になったときの残存容量19による電圧維持の期間に、
パワーダウンモードを設けなかった場合と比較するとき
わめて大きな差が出る。例えば過放電状態となったとき
の残存容量19が30mAh、過放電領域18において
動作をするための回路消費電流が20μA、パワーダウ
ンモードを設けた場合の過放電領域18において動作す
るための回路消費電流を1μAとすれば、以下の表1に
示すように電池電圧が過放電領域18から0Vになるま
での時間を大幅に改善することができる。
【0033】
【表1】
【0034】この表から理解できるように、電池電圧が
0Vになるまでの時間が1500時間→3万時間と大幅
に改善することができ、実際には電池電圧が下がると消
費電流もある程度少なくなるので、更に長期間維持で
き、バッテリーが過放電状態となることによって生じる
性能劣化を未然に防止することができる。
【0035】次に本発明に係る第1実施例のバッテリー
保護回路について図を参照して説明する。図3は、バッ
テリー保護回路1の構成を示したものであり、主に5個
のコンパレータと複数のスイッチング素子と、複数のゲ
ートとで構成され、これらの接続状態は以下のようにな
っている。
【0036】即ち、バッテリー保護回路1が組み込まれ
たバッテリー構成体は、充電器又は負荷のプラス側と接
続するプラス接続端子(Eb+)に接続されたヒューズ
23を介して電池Abatのプラス側に接続され、該電
池Abatのマイナス側は電池Bbatのプラス側に接
続された、所謂直列接続になっている。
【0037】そして、電池Bbatのマイナス側は放電
用パワーNMOSトランジスターQDと、充電用パワー
NMOSトランジスターQCを介して、充電器又は負荷
のマイナス側の接続端子であるマイナス側端子(Eb
−)に接続されている。
【0038】前記、バッテリー保護回路1は、プラス側
端子(Eb+)と保護抵抗R10を介して端子VDDに
接続され、端子CPUは抵抗R11を介してNMOSト
ランジスターQ14のドレン端子に接続されている。
【0039】電池Abatのマイナス側と電池Bbat
のプラス側との接続点は、端子VCに接続され、電池B
batのマイナス側の端子CPDは抵抗R12を介して
PMOSトランジスターQ15のドレン端子に接続さ
れ、保護抵抗R13を介して端子VSSに接続されてい
る。
【0040】端子VDDと端子VC間には平滑用キャパ
シターCAが介在し、且つ端子VCと端子VSS間には
平滑用キャパシターCBが介在されている。
【0041】パワーNチャネルMOSトランジスターQ
D(以下、パワーNMOSトランジスターQDと云う)
は、ソース、ゲート及びドレン端子と寄生ダイオードD
1を備えたトランジスターであって、ソース端子は電池
Bbatのマイナス側に接続され、ゲート端子は端子D
Oに接続され、ドレン端子はパワーNMOSトランジス
ターQCのドレン端子に接続されている。
【0042】パワーNチャネルMOSトランジスターQ
C(以下、パワーNMOSトランジスターQCと云う)
は、ソース、ゲート及びドレン端子と寄生ダイオードD
2を備えたトランジスターであって、ソース端子はマイ
ナス側端子(Eb−)に接続され、ゲート端子は端子O
Vに接続され、ドレン端子はパワーNMOSトランジス
ターQDのドレン端子に接続されている。そして、マイ
ナス側端子(Eb−)には保護抵抗R22を介して端子
VMに接続されている。尚、パワーNMOSトランジス
ターQDのドレン端子と、パワーNMOSトランジスタ
ーQCのソース端子との中間位置からは充電用と放電用
とを区別する端子(Ec−)が接続されていてもよい。
【0043】パワーダウンスイッチPDSW1は、パワ
ーダウン信号により開閉するスイッチであって、その一
方の端子を端子VDDに接続し、他方の端子である接続
点aは、コンパレーターCOMP1、2、3、4、5の
電源入力端子に接続されている。
【0044】パワーダウンスイッチPDSW2は、パワ
ーダウン信号により開閉するスイッチであって、その一
方の端子を端子VCに接続され、他方の端子は、抵抗R
11の他端に接続している。
【0045】パワーダウンスイッチPDSW3は、パワ
ーダウン信号により開閉するスイッチであって、その一
方の端子を端子VSSに接続され、他方の端子は、抵抗
R19の他端に接続されている。
【0046】コンパレーターCOMP1は、2個の入力
端子と1個の出力端子とから構成され、一方の反転入力
端子(以下マイナス側入力端子と云う)は、抵抗R14
の他端と抵抗R15の一端の接続点に接続され、他方の
非反転入力端子(以下プラス側入力端子と云う)は、基
準電圧E1(+1.5V)のプラス側に接続され、出力
端子はノアゲートG2の1つの入力端子に接続されてい
る。尚、抵抗R14の一端は端子VDDに、抵抗R15
の他端は抵抗R11の一端とコンパレーターCOMP2
のプラス側入力端子との接続点に接続され、基準電圧E
1のマイナス側は端子VCに接続されている。
【0047】コンパレーターCOMP2は、2個の入力
端子と1個の出力端子とから構成され、一方のマイナス
側入力端子は、基準電圧E1(+1.5V)のプラス側
に接続され、他方のプラス側入力端子は、抵抗R15の
他端と抵抗R11の一端との接続点に接続され、出力端
子はノアゲートG8の入力端子及びNMOSトランジス
ターQ14のゲート端子に接続されている。尚、コンパ
レーターCOMP2のヒステリシススイッチ入力端子
は、アンドゲートG1の出力端子に接続されている。
【0048】コンパレーターCOMP3は、2個の入力
端子と1個の出力端子とから構成され、一方のマイナス
側入力端子は、抵抗R17の他端と抵抗R18の一端と
の接続点に接続され、他方のプラス側入力端子は、基準
電圧E2(+1.5V)のプラス側に接続され、出力端
子はノアゲートG2の入力端子に接続されている。尚、
抵抗R17の一端は端子VCに接続され、抵抗R18の
他端は抵抗R19の一端とコンパレーターCOMP4の
プラス側入力端子に接続されている。
【0049】コンパレーターCOMP4は、2個の入力
端子と1個の出力端子とから構成され、一方のマイナス
側入力端子は、基準電圧E2(+1.5V)のプラス側
に接続され、他方のプラス側入力端子は、抵抗R18の
他端と抵抗R19の一端との接続点に接続され、出力端
子はノアゲートG8の入力端子及びPMOSトランジス
ターQ15のゲート端子に接続されている。尚、コンパ
レーターCOMP4のヒステリシススイッチ入力端子
は、アンドゲートG1の出力端子に接続されている。
【0050】コンパレーターCOMP5は、2個の入力
端子と1個の出力端子とから構成され、一方のマイナス
側入力端子は、基準電圧E3(+0.4V)のプラス側
に接続され、他方のプラス側入力端子は、端子VMに接
続され、出力端子は時定数CRを構成する抵抗R4の他
端及びアンドゲートG1の入力端子に接続されている。
尚、抵抗R4の一端はノアゲートG9の入力端子及びキ
ャパシターC2の一端に接続され、キャパシターC2の
他端は端子VDDに接続されている。
【0051】アンドゲートG1は、2個の入力端子と1
個の出力端子からなるゲートであって、一方の入力端子
はコンパレーターCOMP5の出力端子に接続され、他
方の入力端子はノアゲートG2の出力端子に接続され、
出力端子はコンパレーターCOMP2、4のヒステリシ
ススイッチ入力端子に接続されている。
【0052】ノアゲートG2は、2個の入力端子と1個
の出力端子からなるゲートであって、一方の入力端子
は、コンパレーターCOMP1の出力端子に、他方の入
力端子はコンパレーターCOMP3の出力端子に接続さ
れ、出力端子はアンドゲートG1の入力端子、ノットゲ
ートG3の入力端子及びNMOSトランジスターQ13
のゲート端子に接続されている。
【0053】ノットゲートG3は、その入力端子にはノ
アゲートG2の出力端子に接続され、出力端子はナンド
ゲートG4の入力端子及びノアゲートG9の入力端子に
接続されている。
【0054】ナンドゲートG4は、2個の入力端子と1
個の出力端子を備えているゲートであり、一方の入力端
子はノットゲートG3の出力端子に接続され、他方の入
力端子はノアゲートG8の出力端子に接続され、出力端
子はパワーダウンラッチ回路のナンドゲートG6の入力
端子に接続されている。
【0055】ナンドゲートG5は、2個の入力端子と1
個の出力端子からなるゲートであって、ナンドゲートG
6と共にパワーダウンラッチ回路を形成するものであ
り、一方の入力端子は抵抗R1の他端に接続され、他方
の入力端子はナンドゲートG6の出力端子に接続され、
出力端子は抵抗R0の一端に接続され、この出力端子か
らはパワーダウン信号を発生させる。尚、抵抗R0の他
端は接地され、抵抗R1の一端は端子VDDに接続され
ている。
【0056】ナンドゲートG6は、2個の入力端子と1
個の出力端子からなるゲートであって、ナンドゲートG
5と共にパワーダウンラッチ回路を形成するものであ
り、一方の入力端子はナンドゲートG5の出力端子に接
続され、他方の入力端子はナンドゲートG4の出力端子
に接続され、出力端子はナンドゲートG5の入力端子に
接続されている。
【0057】ノットゲートG7は、充電ロジックの一要
素であり、その入力端子には抵抗R1を介して端子VD
Dに接続され、出力端子はナンドゲートG10の入力端
子に接続されている。
【0058】ノアゲートG8は、2個の入力端子と1個
の出力端子からなるゲートであって、一方の入力端子は
コンパレーターCOMP2の出力端子に接続され、他方
の入力端子はコンパレーターCOMP4の出力端子に接
続され、出力端子はナンドゲートG4の入力端子及び充
電ロジックを構成するGNDレベルシフト部の入力部に
接続されている。
【0059】ノアゲートG9は、2個の入力端子と1個
の出力端子からなるゲートであって、一方の入力端子は
ノットゲートG3の出力端子に接続され、他方の入力端
子は抵抗R4の一端及びキャパシターC2の一端に接続
され、出力端子は端子DOを介してパワーNMOSトラ
ンジスターQDのゲート端子に接続されている。
【0060】アンドゲートG10は、2個の入力端子と
1個の出力端子からなるゲートであって、一方の入力端
子はノットゲートG7の出力端子に接続され、他方の入
力端子はGNDレベルシフト部27の出力部に接続さ
れ、出力端子はPMOSトランジスターQ9、Q10の
ゲート端子に接続されている。
【0061】PチャネルMOSトランジスターQ9(以
下、PMOSトランジスターQ9と云う)は、ソース、
ゲート、ドレン端子からなるトランジスターであって、
ソース端子は端子VDDに接続され、ゲート端子はナン
ドゲートG10の出力端子に接続され、ドレン端子はN
MOSトランジスターQ10のドレン端子及び端子OV
を介してパワーNMOSトランジスターQCのゲート端
子に接続されている。
【0062】NチャネルMOSトランジスターQ10
(以下、NMOSトランジスターQ10と云う)は、ソ
ース、ゲート、ドレン端子からなるトランジスターであ
って、ソース端子は端子VM及び充電ロジックのGND
に接続され、ゲート端子はナンドゲートG10の出力端
子に接続され、ドレン端子はPMOSトランジスターQ
9のドレン端子及び端子OVを介してパワーNMOSト
ランジスターQCのゲート端子に接続されている。
【0063】NチャネルMOSトランジスターQ13
(以下、NMOSトランジスターQ13と云う)は、ソ
ース、ゲート、ドレン端子からなるトランジスターであ
って、ソース端子は端子VSSに接続され、ゲート端子
はノアゲートG2の出力端子に接続され、ドレン端子は
抵抗R5の一端に接続されている。尚、抵抗R5の他端
は端子VMに接続されている。
【0064】NチャネルMOSトランジスターQ14
(以下、NMOSトランジスターQ14と云う)は、ソ
ース、ゲート、ドレン端子からなるトランジスターであ
って、ソース端子は端子VCに接続され、ゲート端子は
コンパレーターCOMP2の出力端子に接続され、ドレ
ン端子は抵抗R11を介して端子CPUに接続されてい
る。
【0065】PチャネルMOSトランジスターQ15
(以下、PMOSトランジスターQ15と云う)は、ソ
ース、ゲート、ドレン端子からなるトランジスターであ
って、ソース端子は端子VCに接続され、ゲート端子は
コンパレーターCOMP4の出力端子に接続され、ドレ
ン端子は抵抗R12を介して端子CPDに接続されてい
る。
【0066】GNDレベルシフト部27は、その入力部
にはノアゲートG8の出力端子に接続され、出力端子は
アンドゲートG10の入力端子に接続されている。
【0067】起動部28は、入力部には端子VMに接続
され、出力部はキャパシターC1の一端及び抵抗R1を
介して端子VDDに接続されている。尚、キャパシター
C1の他端は接地されている。
【0068】上記接続状態にあるバッテリー保護回路1
における各々の電池Abat、Bbatの端子電圧は、
コンパレーターCOMP1〜4により、基準電圧値E
1、E(±1.5V)とラダー抵抗群(R14、R1
5、R11、R17、R18、R19)を介した検出電
圧値とを比較して、過充電や過放電を検出する。即ち、
コンパレーターCOMP1、COMP3は正の基準電圧
E1、E2(+1.5V)をプラス側入力端子に入力し
て基準とし、コンパレーターCOMP2、COMP4は
正の基準電圧E1、E2(+1.5V)をマイナス側入
力端子に入力して基準とし、電池Abat、Bbatの
端子電圧を分圧した検出電圧値と比較している。
【0069】ここで、直列接続された抵抗R14、R1
1、R17、R18、R19からなるラダー抵抗群は、
過充電、過放電電圧時に各々が基準電圧E1、E2(+
1.5V)と比較できるよう分圧する抵抗群である。更
に、コンパレーターCOMP5は、基準電圧値E3(+
0.4V)とマイナス側端子(Eb−)の電圧値とを比
較して過電流の検出に使用するものである。
【0070】次に、本発明にかかる第2実施例は、図4
に示すように、過充電と過放電の両方のバランス回路を
付加したものであり、前記第1実施例の図3に示した過
充電及び過放電検出回路にバランス回路を新たに付加し
たものである。以下付加された素子の接続状態を説明
し、その他の接続状態は図3と同様であるので詳細な説
明は省略する。
【0071】コンパレーターCOMP1の出力端子は、
アンドゲート11、ノットゲートG12及びオアゲート
G2の入力端子に接続されている。
【0072】コンパレーターCOMP2の出力端子は、
オアゲートG14及びノアゲートG8の入力端子に接続
されている。
【0073】コンパレーターCOMP3の出力端子は、
オアゲートG2及びノットゲートG15の入力端子に接
続されている。
【0074】コンパレーターCOMP4の出力端子は、
ノアゲートG8及びノアゲートG17の入力端子に接続
されている。
【0075】アンドゲートG11は、2個の入力端子と
1個の出力端子を備えたゲートであって、一方の入力端
子はコンパレーターCOMP1の出力端子に接続され、
他方の入力端子はコンパレーターCOMP3の出力端子
に接続され、出力端子はナンドゲートG4の入力端子に
接続されている。
【0076】ノットゲートG12は、その入力端子はコ
ンパレーターCOMP1の出力端子に接続され、出力端
子はアンドゲートG13の入力端子に接続されている。
【0077】アンドゲートG13は、2個の入力端子と
1個の出力端子を備えたゲートであって、一方の入力端
子はノットゲートG12の出力端子に接続され、他方の
入力端子はコンパレーターCOMP3の出力端子に接続
され、出力端子はオアゲートG14の入力端子に接続さ
れている。
【0078】オアゲートG14は、2個の入力端子と1
個の出力端子を備えたゲートであって、一方の入力端子
はアンドゲートG13の出力端子に接続され、他方の入
力端子はコンパレーターCOMP2の出力端子に接続さ
れ、出力端子はNMOSトランジスターQ14のゲート
端子に接続されている。
【0079】ノットゲートG15は、その入力端子はコ
ンパレーターCOMP3の出力端子に接続され、出力端
子はアンドゲートG16の入力端子に接続されている。
【0080】アンドゲートG16は、2個の入力端子と
1個の出力端子を備えたゲートであって、一方の入力端
子はコンパレーターCOMP1の出力端子に接続され、
他方の入力端子はノットゲートG15の出力端子に接続
され、出力端子はノアゲートG17の入力端子に接続さ
れている。
【0081】ノアゲートG17は、2個の入力端子と1
個の出力端子を備えたゲートであって、一方の入力端子
はアンドゲートG16の出力端子に接続され、他方の入
力端子はコンパレーターCOMP4の出力端子に接続さ
れ、出力端子はMOSトランジスターQ2のゲート端子
に接続されている。
【0082】NMOSトランジスターQ14は、ソー
ス、ゲート、ドレン端子からなるトランジスターであっ
て、ソース端子は端子VCに接続され、ゲート端子はオ
アゲートG14の出力端子に接続され、ドレン端子は抵
抗R12を介して端子CPUに接続されている。
【0083】PMOSトランジスターQ15は、ソー
ス、ゲート、ドレン端子からなるトランジスターであっ
て、ソース端子は端子VCに接続され、ゲート端子はノ
アゲートG17の出力端子に接続され、ドレン端子は抵
抗R12を介して端子CPDに接続されている。
【0084】このように接続することによって、前記第
1実施例と動作的に相違する点は、コンパレーターCO
MP1、COMP3による過放電検出によるバランス状
態を維持する回路が付加されている。従って、電池Ab
at、Bbatの両方共過放電状態になった時(アンド
ゲートG4の入力条件)にパワーダウンモードに入るこ
とができる。
【0085】又、実際にパワーダウンモードに入った場
合に、コンパレーターCOMP1〜5、ラダー抵抗群及
び基準電圧のマイナス(グランド)側にパワーダウンス
イッチ(PDSW)を設けて電源の供給を遮断する。そ
して、前記第1実施例と略同一であるので、第1実施例
における以下の動作説明によって理解される筈である。
【0086】次に、このような基準電圧値を基準にした
バッテリー保護回路の動作を項目毎に説明する。 (1)充電及び過充電の場合。充電の場合には、外部の
充電器との接続端子又は放電負荷端子となるプラス側端
子(Eb+)から二次電池Abat、Bbat、パワー
NMOSトランジスターQD、QCを経て、マイナス側
端子(Eb−)へ充電電流が流れる。
【0087】この充電電流は、電池Abatの場合に
は、コンパレーターCOMP2を中心とする過充電検出
回路によって、常時過充電電圧(例えば4.4V)を監
視され、過充電状態を検出すると、コンパレーターCO
MP2の出力端子からHレベル信号が出力される。
【0088】このコンパレーターCOMP2からのHレ
ベル信号は、ノアゲートG8を介してLレベル信号が充
電ロジックのGNDレベルシフト部27の入力部に入力
されてグランドレベルシフト(後述する)され、その出
力部はHレベル信号を送出する。
【0089】一方、起動部28は、図5に示すように、
本発明のバッテリー保護回路1を搭載したバッテリー充
電器をセットすることによってスプリング26により常
時外側に機械的に押されているボタン24が内側に押さ
れることによって接点25、25を接続する構造になっ
ている。
【0090】従って、充電中はセットされた状態である
ので端子VMからの信号であるLレベル信号が、充電回
路ロジックのノットゲートG7の入力端子に入力され、
その出力端子はHレベル信号になる。そのため、アンド
ゲートG10の入力条件が満足され、その出力端子はL
レベル信号になりPMOSトランジスターQ9をオン
し、NMOSトランジスターQ10をオフすることによ
ってパワーNMOSトランジスターQCをオフし、充電
電流は遮断される。
【0091】この時、コンパレーターCOMP2のヒス
テリシス入力端子の信号は、過電流を検出していなけれ
ばコンパレーターCOMP5の出力端子からの信号は、
Lレベル信号であるのでアンドゲートG1の出力端子の
信号はLレベルの信号である。従って、コンパレーター
COMP2、4にヒステリシス幅電圧(例えば0.2
V)の余裕を持たせることによって直ちに再度充電の開
始する動作を回避することができる。
【0092】同時に、コンパレーターCOMP2の出力
端子からのHレベルの信号は、NMOSトランジスター
Q14をオンさせることによって、過充電オーバーフロ
ー電流を放電させバッテリーである電池Abatを保護
する。即ち、NMOSトランジスターQ14がオンする
と、電池Abatのプラス側に接続されている端子CP
Uを介して抵抗R11に電流が流れ、ヒステリシス幅分
低い電圧(例えば4.2V)まで放電する。尚、電池B
batで使用されるコンパレーターCOMP4及びPM
OSトランジスターQ15等についても同様の機能をす
るのでその説明を省略する。
【0093】即ち、充電電流を遮断後、直ちに充電をし
ないようにヒステリシスを持たせる回路を作動させると
共に、過充電オーバーフロー電流を放電させることによ
って、バッテリー(電池Abat、Bbat)を保護す
ることができる。
【0094】(2)過放電の場合。端子(Eb+)と端
子(Eb−)とに負荷をつなぐことによって、バッテリ
ー(電池Abatと電池Bbat)は放電状態となる。
この放電状態は、コンパレーターCOMP1及びコンパ
レーターCOMP3を中心とする過放電検出回路によっ
て常時監視されている。以下、電池Abatの過放電状
態を検出するコンパレーターCOMP1を中心に説明す
る。即ち、放電状態が続き、例えば電池Abatの電圧
が過放電電圧(例えば2.4V)になると、基準電圧値
E1(+1.5V)と比較され、コンパレーターCOM
P1の出力端子からはHレベルの信号が出力する。
【0095】コンパレーターCOMP1の出力端子から
のHレベル信号は、ノアゲートG2を介してノットゲー
トG3、及びノアゲートG9に入力され、該ノアゲート
G9の出力信号はLレベルになって、パワーNMOSト
ランジスターQDをオフして放電電流を遮断する。
【0096】一方、ナンドゲートG4からのLレベルの
信号(パワーダウン信号)は、パワーダウンラッチ回路
のナンドゲートG6に入力され、ナンドゲートG5、G
6でラッチ状態にして、この状態をホールドすることに
よってパワーダウン信号がLレベルになり、パワーダウ
ンモードになる。
【0097】この、Lレベルになったパワーダウン信号
は、基準電圧値E1、E2、E3の電源を遮断する。同
時に、端子VDDに接続されているパワーダウンスイッ
チPDSW1を開状態にすることによってコンパレータ
ーCOMP1、COMP2、COMP3、COMP4、
COMP5の電源を遮断する。
【0098】そして、コンパレーターCOMP2、4の
出力端子からの信号、即ち過充電検出回路からの出力信
号はLレベル信号にしコンパレーターCOMP1、CO
MP3の過放電出力側をHレベルにし、且つコンパレー
ターCOMP5の過電流検出信号をHレベルになる様に
回路を切り換え、パワーNMOSトランジスターQD、
QCがオフする。
【0099】更に、Lレベルとなったパワーダウン信号
は、端子VCに接続されているパワーダウンスイッチP
DSW2、端子VSSに接続されているパワーダウンス
イッチPDSW3を開状態にして、ラダー抵抗群(抵抗
R14、R15、R11、R17、R18、R19)に
供給している電源を遮断する。
【0100】(3)過電流検出の場合。過電流の検出は
コンパレーターCOMP5を中心とした回路によって構
成され、基準電圧値E3(+0.4V)と比較して検出
する。即ち、パワーNMOSトランジスターQD及びパ
ワーNMOSトランジスターQCのオン抵抗(例えば合
計して100mΩ)による電圧降下で生ずる電位差が基
準電圧値E3(+0.4V)を越えると、コンパレータ
ーCOMP5の出力端子の信号がHレベルとなる。
【0101】コンパレーターCOMP5の出力端子から
のHレベルの信号は、抵抗R4とキャパシタC2によっ
て構成された時定数CRから発生する時間帯(例えば約
1.8msec)の経過後にノアゲートG9を介してパ
ワーNMOSトランジスターQDをオフして放電電流を
遮断する。この状態の時、即ち、パワーNMOSトラン
ジスターQDがオフされると、プラス側端子(Eb+)
とマイナス側端子(Eb−)に接続されている負荷を介
して、端子(Eb+)の高い電圧が端子VMの電圧値と
なる。従って、端子VMに生じた高い電圧値は、ほぼ端
子(Eb+)に生じている電圧値に近い値となり、コン
パレータCOMP5の出力側の過電流検出信号をHレベ
ルにホールドすることができる。
【0102】ここで、プラス側端子(Eb+)とマイナ
ス側端子(Eb−)との間に接続されている負荷を外す
と、NMOSトランジスターQ13及び抵抗R5を介し
て端子VMの電圧が約0Vまで引き下げることによって
コンパレーターCOMP5の出力端子の過電流検出信号
はLレベルになり過電流状態から復帰することができ
る。
【0103】又、抵抗R4とキャパシターC2とからな
る時定数CRは所定の時間(例えば約1.8msec)
以上の時間を持たせてある。これはコンデンサー負荷等
などで瞬間的な大電流が流れた時に、パワーNMOSト
ランジスターQDをオフさせないために設けたものであ
る。
【0104】電池AbatとBbatとからなるバッテ
リーのバランスが極端に相違して片方の電池は過充電状
態(例えば、充電後、オーバーフロー放電中)の時は、
他方の電池が過放電状態になってもナンドゲートG4に
よりパワーダウンモードに入るのを禁止する。従って、
もしオーバーフロー放電の時にオフされることによっ
て、過放電状態のままで放置されることを未然に防止し
てバッテリーを保護できる。
【0105】(4)ヒステリシス解除信号(アンドゲー
トG1の出力信号)。過充電状態(例えば、充電直後)
で放電すると、パワーNMOSトランジスターQCがオ
フしているため、放電電流が寄生ダイオードD2に流
れ、寄生ダイオードD2の順方向電圧(例えば約0.7
V)によって、端子VMの電圧が高くなり、過電流検出
回路が働いて放電ができなくなる。
【0106】そのため、過電流検出回路のコンパレータ
ーCOMP5の出力端子の信号がHレベルになった場合
には、コンパレーターCOMP2、COMP4のヒステ
リシス入力端子にHレベル信号を入力して強制的にヒス
テリシスを解除する。ヒステリシスが解除されると、過
充電検出が正常状態に戻るのでパワーNMOSトランジ
スターQDがオンとなり放電が可能となる。
【0107】尚、電池Abat又は電池Bbatとのど
ちらかが過放電状態の時は、アンドゲートG1によりヒ
ステリシスの解除が禁止される。過放電状態では、放電
電流を流すことが出来ないのにヒステリシスを解除する
とパワーダウンモードとなってしまい、過充電状態の電
池Abat又は電池Bbatはオーバーフロー電流がオ
フとなり、過充電状態のままとなってしまうことを回避
してバッテリーを保護するためである。尚、片側が過充
電、もう一方が過放電という状態は非常に希なケースで
ある。
【0108】(5)パワーダウンモード時からの充電。
プラス側端子(Eb+)とマイナス側端子(Eb−)間
に充電器をつなぐと両端子間に充電電圧が掛かり、バッ
テリー電圧(電池Abat、Bbat間電圧)よりも充
電電圧が高いのでマイナス側端子(Eb−)の電圧が電
池Bbatのマイナス側電圧(GND)より低くなる。
パワーダウンモード時は、前記したようにパワーNMO
SトランジスターQDとパワーNMOSトランジスター
QCとが共にオフの状態となっている。
【0109】この状態においては起動部28のSWがオ
ンされノットゲートG7の入力がLレベルとなり、ノッ
トゲートG7及びナンドゲートG10でPMOSトラン
ジスターQ9がオン、NMOSトランジスターQ10が
オフの状態(後述する図9参照)になり端子OVの電位
が端子VDDを介してプラス側端子(Eb+)の電位と
なり、パワーNMOSトランジスターQCをオンにして
充電が開始し充電電流を流すことができる。
【0110】ここで、パワーNMOSトランジスターQ
Cがオンするとマイナス側端子(Eb−)の電圧は上昇
しGNDよりも少し低い電圧となる。この電圧は電池A
bat、Bbatの保持電圧により状況が変化する。即
ち、電池Abat、Bbatの保持電圧が0Vでは、パ
ワーNMOSトランジスターQCのドレーン端子とソー
ス端子間の電圧はパワーNMOSトランジスターQCの
ゲート端子とソース端子間のカットオフ電圧Vgsof
f(例えば2V)以下にならない。
【0111】このことにより、パワーNMOSトランジ
スターQCは、ゲート電圧が0V、ソース電圧、即ち端
子VMの電圧がマイナスでオンとなり充電電流を流す。
この時はパワーNMOSトランジスターQDはオフなの
で充電電流は、パワーNMOSトランジスターQDの寄
生ダイオードD1を通り流れることになる。又、充電ロ
ジックのGNDレベルは端子VMの電位となっているの
で、パワんMOSトランジスターQD、QCで生じる充
電による電圧降下分の電圧が充電ロジックの動作用の電
圧源となる。
【0112】少し充電が進みバッテリーの保持電圧が上
昇すると共にパワーNMOSトランジスターQCのゲー
ト電圧も上昇し、端子VMの電圧のマイナス分が減少す
る。更に充電が進みパワーダウンモードを脱するとパワ
ーNMOSトランジスターQDがオンして端子VMの電
圧は略0Vとなる。
【0113】電池Abat、Bbatの電圧が両方とも
過放電電圧以上になるとコンパレーターCOMP1、C
OMP2の出力端子の信号が両方ともLレベル信号とな
り、ノアゲートG2の出力端子の信号がHレベル信号に
なり、ナンドゲートG6の入力端子の信号がHレベル信
号となる。一方、ナンドゲートG5の入力端子の信号は
Lレベル信号なのでナンドゲートG5の出力はHレベル
信号となって、ナンドゲートG6の2つの入力がHレベ
ル信号になるので、パワーダウン回路のラッチは反転し
てパワーダウンモードから脱する。
【0114】(6)パワーダウンモードからの復帰。パ
ワーダウンモードからの復帰は、パワーダウン信号がL
レベルからHレベルになることによって復帰することが
できる。
【0115】尚、基準電圧値E1、E2、E3は、図6
に示すように、基準電圧20kが電池電圧20d、20
l、20mと共に立ち上がって定電圧になるようにする
ことによって容易に目的とする基準電圧値を得ることが
できる。
【0116】この基準電圧値が確保できる電圧は、基準
電圧値が1.5Vとすると最低でも電圧3V(基準電圧
E1+E2)は必要であり、その電圧値の検出範囲は、
3V(基準電圧E1+E2)〜4V(過充電電圧よりも
少し下の値)であればよい。
【0117】(7)充電ロジック。充電が開始すると、
起動部からHレベルの信号がノアゲートG7に入力さ
れ、Hレベル信号を出力し、ナンドゲートG10の一方
の入力条件とされ、他方の入力条件は過充電でなければ
グランドレベルシフトを介してHレベル信号であるの
で、ナンドゲートG10の入力条件はすべて満足され、
Lレベル信号が出力され、PMOSトランジスターQ9
をオンし、NMOSトランジスターQ10をオフするこ
とにより、端子OVの信号がHレベルになり、パワーN
MOSトランジスターQCをオンさせ、充電電流が流れ
る。
【0118】そして、起動部からのHレベルの信号は、
図5で示したように機械的に送出した信号であるので、
端子COの信号はHレベルを維持するので充電は継続す
る。
【0119】上記充電が継続した状態に於て、もし、過
充電状態となると過充電からの信号はLレベルとなって
グランドレベルシフト(後述する)をしてナンドゲート
G10に入力され入力条件が満足しなくなり、出力端子
はHレベルの信号となり、端子COの信号がLレベルの
信号になって、パワーNMOSトランジスターQCがオ
フし、充電電流は遮断される。
【0120】(8)グランドレベルシフトの説明。グラ
ンドレベルシフトについては図7及び図8によって説明
する。このグランドレベルシフトとは、放電側グランド
(電池のグランド端子VSSの電位)であるパワーNM
OSトランジスターQDのソース電位と、充電側グラン
ド(端子VMの電位)であるパワーNMOSトランジス
ターQCのソース端子の電位とをシフトして同一電位に
するものである。そして、図7は、前記説明した図3
(第2実施例では図4)に示した全体回路図の内、パワ
ーNMOSトランジスターQDとパワーNMOSトラン
ジスターQCとを中心にした充放電回路であって、充電
するパワーNMOSトランジスターQCと、放電するパ
ワーNMOSトランジスターQDは夫々、端子VMの電
位、端子VSSの電位に対して0Vにしないと完全にオ
フする事ができない。
【0121】この不都合を解決すべく充電ロジックに抵
抗を設けて、所謂グランドレベルシフト機能を付加す
る。このグランドレベルシフトについて、図8を参照に
して詳細に説明すると、図9は、前記説明した図3(又
は図4)の充電ロジックのMOSトランジスターをQP
とQNとし、抵抗Rで表したものである。
【0122】即ち、x点である端子VSSの電位がLレ
ベルの信号の時に端子VMの電位が、端子VSSの電位
と同電位であれば、MOSトランジスターQPがオン
し、MOSトランジスターQNがオフすることによって
OUT信号がHレベルとなり、何ら問題はない。しか
し、もし抵抗Rを介在させない状態で端子VMの電位が
低くなると(充電中は必ずこの状態となる)、MOSト
ランジスターQNもオンしてしまい、MOSトランジス
ターQPとMOSトランジスターQNが、共にオンとな
ってしまう、即ちショート状態となるので、OUT信号
のHレベル状態が不確定状態のレベルとなり、更に、シ
ョート電流がMOSトランジスターQPとMOSトラン
ジスターQN間に流れるという不都合が生じる。
【0123】そこで、図8に示すように、MOSトラン
ジスターQPとMOSトランジスターQNの間に抵抗R
を介在させることによって、MOSトランジスターQN
がオンしても、y点がLレベルとなるだけであって、O
UT信号のHレベル状態は確保される。この抵抗Rには
ショート電流が流れることになるので、抵抗値は数Kオ
ーム〜数Mオームにする必要がある。尚、このショート
電流は充電時だけ流れる。又、x点がHレベルの時は、
端子VMの電位が低くなっても、高くなってもOUT信
号はLレベル(即ち端子VMの電位)となる。
【0124】(9)パワーダウンモード時における回
路。パワーダウンモードに入ると各コンパレーターの出
力は切り放され、夫々必要な信号状態になっている。即
ち、過充電検出出力の信号はLレベル、過放電検出出力
の信号はHレベル、過電流検出出力の信号はLレベル、
に維持され、適宜MOSトランジスター等を組み込んで
パワーダウン信号により制御するようにできる。又、定
電流回路のNMOSトランジスターQ13は、無負荷時
における端子VMの電圧を0Vにする回路であり、パワ
ーダウンモードの時は当然にオフされている。
【0125】そのほか、端子VDD、CPU、CPD、
VSS、VMについている抵抗R10、R11、R1
2、R13、R22は保護用のものであり、基本的には
抵抗による電位差は生じない。
【0126】本発明に係る第3実施例は、図3及び図4
に示したように、例えば充電用の端子をプラス端子側
(Eb+)とマイナス側端子(Eb−)とにした場合
に、放電用端子をプラス側端子(Eb+)とマイナス側
端子(Eb−)とするように充電用端子と放電用端子を
物理的に分離して充電及び放電の際の障害をなくす構成
にする。
【0127】
【発明の効果】以上説明したように本発明のバッテリー
保護回路は、以下のような効果を奏する。 (1)過放電の際にパワーダウンモードにすることによ
って、回路で消費する電流を極端に少なくすることがで
きるため、残存容量による維持期間がきわめて長くする
ことができ、バッテリーの過放電状態を抑制して性能劣
化を防止することができる。
【0128】(2)パワーダウンモードからの復帰にパ
ワーダウン解除手段を設けることによって、自動的に通
常状態への復帰が可能となるため、取扱いがきわめて簡
単になる。
【0129】(3)直列につながれた二次電池の場合に
過放電状態の検出を1又は全ての二次電池を適宜選択し
てパワーダウンモードにすることによって、各電池のバ
ランス状態を考慮したパワーダウンモードを設定するこ
とによって、各電池の性能劣化を防止してバッテリーの
寿命を延ばすことができる。
【0130】(4)パワーダウンモードの時に二次電池
が0Vであっても、充電の強制手段を備えたことによっ
て、例えば長時間放置されていても充電動作により自動
的に充電ができる。
【0131】(5)一定条件によるパワーダウン禁止手
段を備えたことによって、各電池の及ぼす相互作用を最
小限に抑えることができるので、各電池の性能劣化を最
小限に抑制することができる。
【0132】(6)瞬間的な大電流によるパワーダウン
モードへ入ることを防止することによって、負荷の変動
や、いわゆるショートによる外部からの瞬間的な変動に
よる誤動作を回避して継続した使用をすることができ
る。
【0133】(7)各電池相互の過充放電のバランスを
とることによって、バッテリー全体の寿命を長くするこ
とができる。
【0134】(8)充電用端子と放電用端子を分離させ
ることによって、充電及び放電の際の障害を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバッテリー保護回路の全体ブロッ
クダイヤグラム図である。
【図2】同、バッテリー放電特性をグラフで表した説明
図である。
【図3】同、バッテリー保護回路の全体回路図である。
【図4】同、第2実施例のバッテリー保護回路の全体回
路図である。
【図5】同、起動部の略示的説明図である。
【図6】同、基準電圧と過充電過放電検出関係の内、基
準電圧が電池電圧と共に立ち上がって定電圧となる場合
を示したグラフである。
【図7】同、パワーMOSトランジスターのグランド
(GND)の様子を示した説明図である。
【図8】図7で示したグランド(GND)をシフトして
同電位にする、所謂グランドレベルシフトの例をブロッ
ク図で示した説明図である。
【符号の説明】
1 バッテリー保護回路 2 検出部 3 制御部 4 復帰部 5 パワーダウンSW部 6 充放電スイッチ部 7 電池電圧検出部 8 過電流検出部 9 放電系制御ロジック部 10 放電SW制御部 11 GNDレベルシフト部 12 充電系制御ロジック部 13 充電SW制御部 14 パワーダウン制御部 15 起動回路充電検出部 16 放電カーブ 17 過放電電圧値 18 過放電領域 19 残存容量 20、21 放電方向 23 ヒューズ 24 ボタン 25 接点 26 スプリング 27 GNDレベルシフト部 28 起動部 29 過充電領域 30 電池電圧 31 基準電圧の変化 32、33 比較電圧 Abat、Bbat 電池 COMP1〜COMP5 コンパレーター C2 キャパシター C3 平滑用キャパシター D1、D2 寄生ダイオード Eb+ プラス側端子 Eb− マイナス側端子 G2、G8、G9、G17 ノアゲート G3、G7、G12、G15 ノットゲート G1、G11、G13、G16 アンドゲート G4、G5、G6、G10 ナンドゲート G14 オアゲート PDSW1〜3 パワーダウンスイッチ Q1〜Q15 MOSトランジスター QC、QD パワーMOSトランジスター CPU,VDD、VC、CPD、VSS、DO、OV、
VM 端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 均 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−83034(JP,A) 特開 昭54−75049(JP,A) 特開 昭63−234847(JP,A) 特開 平4−75430(JP,A) 特開 平4−208030(JP,A) 特開 平4−331425(JP,A) 特開 平5−49181(JP,A) 特開 平5−111177(JP,A) 実開 昭59−56938(JP,U) 実開 昭62−21733(JP,U) 実開 昭62−26134(JP,U) 実開 平2−41639(JP,U) 実開 平2−136445(JP,U) 特表 平7−503597(JP,A) 米国特許4238721(US,A) 米国特許4595872(US,A) 米国特許4716354(US,A) 米国特許4965738(US,A) 米国特許5017856(US,A) 米国特許5028858(US,A) 国際公開93/10589(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 7/18 H02J 7/00 - 7/12 H02J 7/34 - 7/35

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次電池と、該電池の電圧を検出すると
    共に、該検出電圧と基準電圧とを比較して上記二次電池
    の過放電状態又は過充電状態を検知する状態検知手段
    と、放電電流又は充電電流を遮断するための第一及び第
    二のスイッチ手段と、上記状態検知手段の検知結果に基
    づいて上記第一及び第二のスイッチ手段の導通及び非導
    通を制御する制御手段とを備えたバッテリー保護回路に
    おいて、少なくとも上記状態検知手段に供給する電源を
    遮断するためのパワーダウンスイッチ手段と、上記状態
    検知手段により過放電状態が検知された場合に上記パワ
    ーダウンスイッチ手段を非導通状態にするパワーダウン
    手段とを備えたことを特徴とするバッテリー保護回路。
  2. 【請求項2】 過放電状態から再び充電が開始された場
    合に上記パワーダウンスイッチ手段を非導通状態から導
    通状態に復帰させるパワーダウン解除手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載のバッテリー保護回路。
  3. 【請求項3】 上記二次電池が複数直列につながれたバ
    ッテリー保護回路にあっては、上記パワーダウン手段は
    上記状態検知手段により1又は全ての上記二次電池の過
    放電状態が検知された場合に上記パワーダウンスイッチ
    手段を非導通状態にすることを特徴とする請求項2に記
    載のバッテリー保護回路。
  4. 【請求項4】 いずれかの上記二次電池が過充電状態の
    場合は、上記パワーダウンスイッチ手段が非導通状態に
    ならないようにするパワーダウン禁止手段を備えたこと
    を特徴とする請求項3に記載のバッテリー保護回路。
  5. 【請求項5】 瞬間的に大電流が流れた場合には、上記
    パワーダウンスイッチ手段が非導通状態にならないよう
    に、バッテリー電圧の検出端子電圧が過放電検出電圧以
    下になるのを防止する電圧降下防止手段を備えたことを
    特徴とする請求項1又は請求項3に記載のバッテリー保
    護回路。
  6. 【請求項6】 複数の上記二次電池の過充放電用の電池
    バランスを取る手段を備えたことを特徴とする請求項3
    に記載のバッテリー保護回路。
  7. 【請求項7】 充電用の端子と放電用の端子とを分離し
    たことを特徴とする請求項1又は請求項3に記載のバッ
    テリー保護回路。
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