JPH114548A - 2次電池パック - Google Patents

2次電池パック

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JPH114548A
JPH114548A JP9153913A JP15391397A JPH114548A JP H114548 A JPH114548 A JP H114548A JP 9153913 A JP9153913 A JP 9153913A JP 15391397 A JP15391397 A JP 15391397A JP H114548 A JPH114548 A JP H114548A
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民次 永井
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敏孝 丈井
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邦治 鈴木
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    • H02J7/0029Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries with safety or protection devices or circuits
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次電池の充電用の回路と保護用の回路とを
共用化できるようにして、2次電池に接続される回路構
成を簡単にする。 【解決手段】 2次電池に印加される電圧又は2次電池
の電池電圧を検出する電圧検出手段12で、保護回路と
して必要な第1の電圧を検出すると共に、この第1の電
圧よりも所定電圧ΔV低い充電制御用の第2の電圧を検
出し、それぞれの検出電圧に基づいた保護動作及び充電
動作を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウムイオン電
池などの2次電池が内蔵された2次電池パックに適用し
て好適な2次電池パックに関する。
【0002】
【従来の技術】充電が可能な電池である2次電池は、電
池パックと称される筐体に収納されて使用される場合が
ある。この電池パックは、所定の電池容量が得られるよ
うに、所定個の2次電池を直列又は並列に接続した状態
で収納(場合によっては1個の2次電池だけを収納)さ
せると共に、この収納された2次電池の保護回路を内蔵
させて、2次電池の過充電や過放電を防止させると共
に、端子部のショートによる2次電池の損傷を防止する
ように構成してある。また、充電時に必要な回路、即ち
充電電圧や充電電流を調整する回路などを2次電池パッ
クに内蔵させる場合もある。
【0003】図27は、従来の2次電池パックに充電用
の回路と保護回路とを組み込んだ例を示す図である。こ
の2次電池パックは、+側の端子部1と−側の端子部2
を備え、リチウムイオン電池などで構成される2次電池
Bが内蔵させてある。+側の端子部1は、充電回路3と
保護回路4を介して2次電池Bの正極と接続させてあ
り、2次電池Bの負極は、−側の端子部2と接続させて
ある。充電回路3は、充電制御回路5の制御により、外
部から得られる電圧や電流を調整して2次電池B側に供
給する回路である。保護回路4は、2次電池Bの端子間
電圧などが異常な状態であることを、保護制御回路6が
検出したとき、2次電池Bを端子1側と切り離す回路で
ある。なお、充電回路3と保護回路4は、ここでは+側
の端子部1と2次電池Bとの間に接続したが、−側の端
子部2と2次電池Bとの間に接続する場合もある。
【0004】図28は、充電回路3とその制御回路5の
一例を示す図で、ここでは2次電池Bとしてリチウムイ
オン電池を使用した場合の例を示す。リチウムイオン電
池の場合には、充電時に定電流充電特性と定電圧充電特
性が必要で、端子部1に得られる充電電流を電流検出回
路5aで検出して、端子部1と2次電池Bとの間に接続
された定電流回路3aから2次電池B側に流す充電電流
を制御すると共に、2次電池Bの端子間電圧を電圧検出
回路5bで検出して、端子部1と2次電池Bとの間に接
続された定電圧回路3bから2次電池B側に印加する電
圧を所定の定電圧に制御する処理が行われる。
【0005】図29は、保護回路4とその制御回路6の
一例を示す図で、2次電池Bの一方の極に接続された抵
抗器R0の両端間の電圧差を検出回路6aで検出するこ
とで、2次電池Bを流れる電流を電圧として検出し、そ
の検出信号により、2次電池Bと−側の端子部2との間
に接続されたスイッチ回路4aの制御を行う構成として
ある。
【0006】ここでは電流検出による保護回路を示した
が、電池電圧などの電圧検出により制御される保護回路
とする場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように充電回路と
保護回路とは別の回路として構成されるので、2次電池
パックに組み込まれる回路構成が複雑になる問題があっ
た。即ち、例えば充電の制御を行うために電圧検出回路
で検出する電圧(例えば定電圧充電用の電圧)と、保護
回路で2次電池などを保護するために検出する電圧(例
えば2次電池に印加できる最大電圧)とは、異なる電圧
であるので、充電回路と保護回路とで別々に電圧検出を
行って制御する必要があり、回路構成が複雑になってい
た。
【0008】本発明はかかる点に鑑み、2次電池の充電
用の回路と保護用の回路とを共用化できるようにして、
2次電池に接続される回路構成を簡単にすることを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、2次電池に印加される電圧又は2次電池の
電池電圧を検出する電圧検出手段で、保護回路として必
要な第1の電圧を検出すると共に、この第1の電圧より
も所定電圧低い充電制御用の第2の電圧を検出し、それ
ぞれの検出電圧に基づいた保護動作及び充電動作を行う
ようにしたものである。
【0010】本発明によると、充電回路の制御と保護回
路の制御とを共通の回路で行える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。以下に説明する各実施の形態において、2次電池
としてはリチウムイオン電池を使用するものとしてあ
る。
【0012】まず、第1の実施の形態について説明す
る。図1は本例の構成を示すブロック図である。本例の
2次電池パックは、+側の端子部1と−側の端子部2を
備え、リチウムイオン電池で構成される2次電池Bが内
蔵させてある。+側の端子部1は、充電用の回路である
定電圧回路11を介して2次電池Bの正極と接続させて
あり、−側の端子部2は、保護回路として機能するスイ
ッチ回路13を介して2次電池Bの負極と接続させてあ
る。2次電池Bの正極と負極との間の電位は、電圧検出
回路12で検出するようにしてあり、その検出出力部
は、ストップ回路14に接続してある。この電圧検出回
路12では、例えば2次電池Bに印加できる最大の電圧
を基準電圧として電圧検出処理を行う。ストップ回路1
4は、スイッチ回路13の接続,非接続を制御する回路
で、電圧検出回路12の検出出力に基づいてストップ回
路14がスイッチ回路13を制御する。
【0013】また、電圧検出回路12の検出出力部は、
抵抗器R1,R2の直列回路を介して2次電池Bの負極
側と接続してあり、この抵抗器R1,R2の接続中点
を、定電圧回路11の制御部に接続する。従って、定電
圧回路11に電圧検出回路12から供給される信号は、
ストップ回路14側に電圧検出回路12から供給される
信号に比べて、抵抗器R1による電圧降下部分ΔVだけ
低い電圧の信号となる。
【0014】定電圧回路11は、抵抗器R1を介して供
給される電圧検出回路12の出力に基づいて、2次電池
B側に供給される充電電圧を一定電圧に制御する回路で
ある。即ち、2次電池Bとしてリチウムイオン電池を使
用した場合、充電時には定電圧充電が必要であるが、そ
の定電圧充電を行うための充電電圧の調整が、この定電
圧回路11で行われる。この場合、定電圧回路11で制
御するための電圧検出回路12の検出信号は、抵抗器R
1,R2で分圧された信号となって定電圧回路11に供
給されるので、スイッチ回路13を制御するための基準
電圧よりも、その抵抗器の分圧比で決まる降下分ΔVだ
け低い電圧を基準として定電圧制御される。
【0015】スイッチ回路13は、−側端子部2と2次
電池Bの負極側との接続状態を制御するスイッチ手段
(電界効果トランジスタなど)で構成され、ストップ回
路14に電圧検出回路12から供給される信号により、
そのスイッチ手段の接続,非接続が制御される。即ち、
電圧検出回路12で所定の基準電圧を越えたことが検出
されたとき、スイッチ回路13を非接続状態とし、基準
電圧以下のとき、スイッチ回路13を接続状態とする制
御が行われる。
【0016】この図1に示す構成としたことで、端子部
1,2に何らかの電源供給装置を接続したとき、定電圧
回路11では、電圧検出回路12で検出される電圧に基
づいた定電圧処理が行われて、2次電池Bが定電圧充電
される。また、2次電池Bの保護回路として機能するス
イッチ回路13は、電圧検出回路12が検出した基準電
圧を越えたとき、端子部2と2次電池Bとの間を非接続
として、2次電池Bを保護する動作が行われる。
【0017】図2は、この第1の実施の形態による具体
的な回路構成例を示す図で、+側の端子部1を、定電圧
回路を構成するPNP型のトランジスタQ1のエミッ
タ,コレクタ間を介して2次電池Bの正極側に接続し、
2次電池Bの負極を、スイッチ13を構成する電界効果
トランジスタQ2のソース,ドレイン間を介して−側の
端子部2に接続する。2次電池Bの正極側と負極側との
間には、抵抗器R3,R4の直列回路が接続してあり、
この抵抗器R3,R4の接続中点を、比較器18の一方
の入力部に接続する。また、2次電池Bの負極側を、ツ
ェナーダイオードZD1を介して比較器18の他方の入
力部に接続する。このように比較器18が接続してある
ことで、ツェナーダイオードZD1が接続された他方の
入力部側を基準として、一方の入力部の電位が比較器1
8で検出される。
【0018】比較器18の検出出力は、抵抗器R1,R
2の直列回路を介して−側の端子部2に接続してある。
抵抗器R1,R2の接続中点は、NPN型のトランジス
タQ3のベースに接続してあり、このトランジスタQ3
のコレクタがトランジスタQ1のベースに接続してあ
り、トランジスタQ3のエミッタが、抵抗器R6を介し
て−側の端子部2に接続してある。
【0019】また、比較器18の検出出力が、抵抗器R
5とツェナーダイオードZD2を介して電界効果トラン
ジスタQ2のゲートに供給されるように接続してある。
なお、この図2の回路の場合には、図1のブロック図で
示したストップ回路14についても、スイッチ手段であ
る電界効果トランジスタQ2が兼ねる構成としてある。
【0020】このように構成したことで、定電圧回路を
構成するトランジスタQ1は、比較器18の検出出力
を、抵抗器R1,R2で分圧して所定電圧ΔVだけ低下
した電圧で制御され、保護回路を構成する電界効果トラ
ンジスタQ2は、比較器18の検出出力で直接的に制御
される。
【0021】次に、第1の実施の形態による構成での処
理を、図3のフローチャートを参照して説明する。ま
ず、充電のための直流電源が外部から端子1,2に供給
されると、電圧検出回路12で電圧検出処理を行う(ス
テップ101)。この電圧検出処理は、抵抗器R1,R
2の分圧により検出する電圧を基準電圧から所定電圧Δ
V低下させた検出(ステップ102)と、ストップ回路
14での基準電圧による検出(ステップ111)とを並
行して行う。ステップ102での基準電圧から所定電圧
ΔV低下させた検出では、定電圧回路11による定電圧
制御が行われ、2次電池Bの定電圧充電が行われる(ス
テップ103)。ここで、何らかの要因で定電圧回路1
1が誤動作したとき(ステップ104)、基準電圧以上
の電圧が印加されている場合には(ステップ105)、
ストップ回路が動作して(ステップ106)、スイッチ
回路13がオフ状態(非接続状態)となり(ステップ1
07)、充電動作が停止する(ステップ108)。
【0022】また、ステップ111でのストップ回路1
4での基準電圧の検出で、基準電圧以上の電圧が印加さ
れている場合には(ステップ112)、ステップ106
のストップ回路の動作が行われて、スイッチ回路13が
オフ状態(非接続状態)となり(ステップ107)、充
電動作が停止する(ステップ108)。
【0023】このように、第1の実施の形態による構成
の2次電池パックによると、1個の電圧検出回路での検
出に基づいて、定電圧充電ができると共に、異常な電圧
が印加された場合の保護動作が行われる。従って、1個
の電圧検出回路による簡単な構成で、充電と保護を良好
に行うことができる。
【0024】次に、本発明の第2の実施の形態を、図4
を参照して説明する。この図4において、第1の実施の
形態で説明した図1及び図2に対応する部分には同一符
号を付し、その詳細説明は省略する。図4は本例の構成
を示すブロック図である。本例の場合には、スイッチ回
路13の接続位置を、第1の実施の形態と変えたもので
ある。
【0025】即ち、2次電池Bの負極側と−側の端子部
2との間に、スイッチ回路13を接続し、電圧検出回路
12での電圧の検出として、定電圧回路11の出力部と
−側の端子部2との間の電圧を検出させ、定電圧回路1
1から2次電池Bに印加される電圧を検出させる。そし
て、この電圧検出回路12で検出した電圧により、スト
ップ回路14を介してスイッチ回路13を制御すると共
に、電圧検出回路12で検出した電圧を抵抗器R1,R
2での分圧で所定電圧ΔV低下させた電圧により、定電
圧回路11を作動させる。
【0026】この第2の実施の形態の構成によっても、
第1の実施の形態の場合と同様に、1個の電圧検出回路
での検出に基づいて、定電圧充電ができると共に、異常
な電圧が印加された場合の保護動作が行われ、1個の電
圧検出回路による簡単な構成で、充電と保護を良好に行
うことができる。
【0027】次に、本発明の第3の実施の形態を、図5
及び図6を参照して説明する。この図5及び図6におい
て、第1の実施の形態で説明した図1〜図3などに対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。図5は本例の構成を示すブロック図である。本例の
場合には、電圧検出回路として、電圧V1を検出する電
圧検出回路15(以下V1検出回路と称する)と、電圧
V2を検出する電圧検出回路16(以下V2検出回路と
称する)の2つを設けたものである。この場合、電圧V
1,V2は、V1<V2の関係となるように設定し、V
1検出回路15は定電圧回路11から2次電池Bに印加
される電圧を検出し、V2検出回路16は2次電池Bの
電池電圧を検出する。V1検出回路15で検出する電圧
V1については、基本的に第1の実施の形態で説明した
電圧検出回路12で検出する基準電圧と同じであり、V
2検出回路16で検出する電圧V2はそれより若干高い
電圧としてある。
【0028】そして、電圧V1を検出する電圧検出回路
15の検出出力を直接ストップ回路17に供給して、ス
イッチ回路13の接続,非接続による保護動作を制御す
ると共に、この電圧検出回路15の検出出力を抵抗器R
1,R2で分圧して基準電圧から所定電圧ΔV低下させ
た電圧で、定電圧回路11を制御する。
【0029】さらに、電圧V2を検出する電圧検出回路
16の検出出力をストップ回路17に供給して、この電
圧検出回路16の検出出力によっても、スイッチ回路1
3の接続,非接続による保護動作を制御する構成とす
る。
【0030】次に、第3の実施の形態による構成での処
理を、図6のフローチャートを参照して説明する。な
お、このフローチャートにおいて、ステップ101から
ステップ108及びステップ111,ステップ112の
処理は、図3のフローチャートと基本的に同じである。
【0031】以下その処理を説明すると、充電のための
直流電源が外部から端子1,2に供給されると、V1検
出回路15で電圧検出処理を行う(ステップ101)。
この電圧検出処理は、抵抗器R1,R2の分圧により検
出する電圧を基準電圧から所定電圧ΔV低下させた検出
(ステップ102)と、ストップ回路17での基準電圧
による検出(ステップ111)とを並行して行う。ステ
ップ102での基準電圧から所定電圧ΔV低下させた検
出では、定電圧回路11による定電圧制御が行われ、2
次電池Bの定電圧充電が行われる(ステップ103)。
ここで、何らかの要因で定電圧回路11が誤動作したと
き(ステップ104)、基準電圧以上の電圧が印加され
ている場合には(ステップ105)、ストップ回路が動
作して(ステップ106)、スイッチ回路13がオフ状
態(非接続状態)となり(ステップ107)、充電動作
が停止する(ステップ108)。ここまでは、第1の実
施の形態での処理と同じである。
【0032】ここまでの処理が行われた後、V2検出回
路16では、電圧V2の検出を行い(ステップ10
9)、基準電圧(電圧V1)より所定値高い電圧を検出
したとき(ステップ110)、ステップ106に戻って
ストップ回路14を動作させ、スイッチ回路のオフによ
る充電停止処理を行う。
【0033】また、ステップ111でのストップ回路1
4での基準電圧の検出で、基準電圧以上の電圧が印加さ
れている場合には(ステップ112)、ステップ106
のストップ回路の動作が行われて、スイッチ回路13が
オフ状態となり(ステップ107)、充電動作が停止す
るが(ステップ108)、この処理が行われた場合に
も、V2検出回路16では、電圧V2の検出を行い(ス
テップ109)、基準電圧(電圧V1)より所定値高い
電圧を検出したとき(ステップ110)、ステップ10
6に戻ってストップ回路14を動作させ、スイッチ回路
のオフによる充電停止処理を行う。
【0034】このように第3の実施の形態の構成により
処理されることで、V1検出回路15で検出した電圧が
基準電圧を越えた場合に、何らかの誤動作などで万一ス
イッチ回路13が非接続状態にならないときでも、V2
検出回路16での電圧V1よりも高い電圧V2の検出
で、スイッチ回路13を非接続状態に制御することがで
き、より確実に保護動作が行われる。
【0035】次に、本発明の第4の実施の形態を、図7
及び図8を参照して説明する。この図7及び図8におい
て、第1の実施の形態で説明した図1〜図3などに対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。図7は本例の構成を示すブロック図である。本例の
場合には、電圧検出回路として、電圧V1を検出する電
圧検出回路15(以下V1検出回路と称する)と、電圧
V2′を検出する電圧検出回路16′(以下V2′検出
回路と称する)の2つを設けたものである。この場合、
電圧V1,V2′は、V1>V2′の関係となるように
設定し、V1検出回路15は定電圧回路11から2次電
池Bに印加される電圧を検出し、V2′検出回路16′
は2次電池Bの電池電圧を検出する。V1検出回路15
で検出する電圧V1については、基本的に第1の実施の
形態で説明した電圧検出回路12で検出する基準電圧と
同じであり、V2′検出回路16′で検出する電圧V2
はそれより若干低い電圧としてある。
【0036】そして、電圧V1を検出する電圧検出回路
15の検出出力をストップ回路21に供給して、リセッ
ト回路22を経由してスイッチ回路13の接続,非接続
による保護動作を制御すると共に、この電圧検出回路1
5の検出出力を抵抗器R1,R2で分圧して基準電圧か
ら所定電圧ΔV低下させた電圧で、定電圧回路11を制
御する。
【0037】そして、電圧V2′を検出する電圧検出回
路16′の検出出力をリセット解除回路23に供給し
て、スイッチ回路13が非接続状態である場合に、電圧
V2′を検出したとき、リセット回路22でスイッチ回
路13を接続状態とするリセット処理を行うように構成
する。
【0038】次に、第4の実施の形態による構成での処
理を、図8のフローチャートを参照して説明する。な
お、このフローチャートにおいて、ステップ101から
ステップ108及びステップ111,ステップ112の
処理は、図3のフローチャートと基本的に同じである。
【0039】以下その処理を説明すると、充電のための
直流電源が外部から端子1,2に供給されると、V1検
出回路15で電圧検出処理を行う(ステップ101)。
この電圧検出処理は、抵抗器R1,R2の分圧により検
出する電圧を基準電圧から所定電圧ΔV低下させた検出
(ステップ102)と、ストップ回路17での基準電圧
による検出(ステップ111)とを並行して行う。ステ
ップ102での基準電圧から所定電圧ΔV低下させた検
出では、定電圧回路11による定電圧制御が行われ、2
次電池Bの定電圧充電が行われる(ステップ103)。
ここで、何らかの要因で定電圧回路11が誤動作したと
き(ステップ104)、基準電圧以上の電圧が印加され
ている場合には(ステップ105)、ストップ回路が動
作して(ステップ106)、スイッチ回路13がオフ状
態(非接続状態)となり(ステップ107)、充電動作
が停止する(ステップ108)。ここまでは、第1の実
施の形態での処理と同じである。
【0040】ここまでの処理が行われた後、V2′検出
回路16′では、電圧V2′の検出を行い(ステップ1
21)、基準電圧(電圧V1)より所定値低い電池電圧
を検出したとき(ステップ122)、リセット解除動作
を行ってスイッチ回路13をオン状態(接続状態)に戻
し、回路を復帰させる(ステップ123)。
【0041】また、ステップ111でのストップ回路1
4での基準電圧の検出で、基準電圧以上の電圧が印加さ
れている場合には(ステップ112)、ステップ106
のストップ回路の動作が行われて、スイッチ回路13が
オフ状態となり(ステップ107)、充電動作が停止す
るが(ステップ108)、この処理が行われた場合に
も、V2′検出回路16′では、電圧V2′の検出を行
い(ステップ121)、基準電圧(電圧V1)より所定
値低い電圧を検出したとき(ステップ122)、リセッ
ト解除動作を行ってスイッチ回路13をオン状態(接続
状態)に戻し、回路を復帰させる(ステップ123)。
【0042】このように第4の実施の形態の構成により
処理されることで、V1検出回路15で検出した電圧が
基準電圧を越えて保護回路であるスイッチ回路13が非
接続状態となった後に、電池電圧がある程度低下して例
えば正常な範囲内の電圧になった場合には、スイッチ回
路13が接続状態に戻る。従って、保護回路が作動する
原因が除去された場合には、充電動作が自動的に再開さ
れる。
【0043】次に、本発明の第5の実施の形態を、図9
及び図10を参照して説明する。この図9及び図10に
おいて、第1の実施の形態で説明した図1〜図3などに
対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略
する。図9は本例の構成を示すブロック図である。本例
の場合には、電圧検出回路として、電圧V1を検出する
電圧検出回路15(以下V1検出回路と称する)と、電
圧V2″を検出する電圧検出回路16″(以下V2″検
出回路と称する)の2つを設けたものである。この場
合、電圧V1,V2″は、ほぼ同じ電圧値を基準電圧と
して電圧検出するように設定し、V1検出回路15は定
電圧回路11から2次電池Bに印加される電圧を検出
し、V2″検出回路16″は2次電池Bの電池電圧を検
出する。但し、V2″検出回路16″の検出入力の−側
と2次電池Bの負極側との間には、スイッチ回路13が
設けられている。電圧V1,V2″の値は、例えば第1
の実施の形態で説明した電圧検出回路12で検出する基
準電圧と同じ値とする。
【0044】そして、V1検出回路15の検出出力を抵
抗器R1,R2で分圧して基準電圧V1から所定電圧Δ
V低下させた電圧で、定電圧回路11を制御すると共
に、V1検出回路15の検出出力を、ストップ回路33
に供給して、スイッチ回路13の接続,非接続による保
護動作を制御する。また本例の場合には、V1検出回路
15の検出出力と、V2″検出回路16″の検出出力と
を、それぞれ差電圧検出回路31に供給し、差電圧を検
出する処理を行う。ここで、検出される差電圧が予め設
定された基準電圧以上である場合には、ストップ回路3
3に保護動作を行う信号を供給して、スイッチ回路13
を非接続状態にする保護動作を行うと共に、定電圧回路
11内のスイッチ手段(トランジスタなど)について
も、そのスイッチ手段を制御するストップ回路32に保
護動作を行う信号を供給して、定電圧回路11の動作を
停止させる保護動作を行う構成とする。
【0045】次に、第5の実施の形態による構成での処
理を、図10のフローチャートを参照して説明する。な
お、このフローチャートでは、差電圧検出回路31での
検出に基づいた制御処理についてのみ示してあり、V1
検出回路15の検出出力だけに基づいて定電圧回路11
及びスイッチ回路13を直接的に制御する処理は、第1
の実施の形態などで説明した処理と同じであり、ここで
は省略してある。
【0046】以下その処理を説明すると、充電のための
直流電源が外部から端子1,2に供給されると、V1検
出回路15で電圧検出処理を行うと共に(ステップ30
1)、V2″検出回路16″で電圧検出処理を行う(ス
テップ302)。そして、差電圧検出回路31で、両検
出回路15,16″の検出電圧の差が検出され(ステッ
プ303)、その検出された差電圧が、差電圧検出回路
31に設定された基準値を越えたか否か判断され(ステ
ップ304)、越えた場合には、ストップ回路32,3
3を動作させて、定電圧回路11内のスイッチ手段やス
イッチ回路13を非状態とする処理を行う(ステップ3
05)。
【0047】このように処理されることで、定電圧回路
11が2次電池Bに印加する電圧と、2次電池Bの電池
電圧との差が異常な電圧になった場合にも、保護動作が
行われる。この場合、この例では定電圧回路11内のス
イッチ手段についてもオフ状態とする制御を行って、定
電圧回路11でも保護動作が行われるようにしたので、
より確実に保護動作が行われる。
【0048】次に、本発明の第6の実施の形態を、図1
1を参照して説明する。この図11において、第5の実
施の形態で説明した図9及び図10に対応する部分には
同一符号を付し、その詳細説明は省略する。図11は本
例の構成を示すブロック図である。本例の場合には、第
5の実施の形態の場合に比べて、電圧V2″を検出する
V2″検出回路16″の接続位置を変えたものである。
即ち、第5の実施の形態で示した図9の場合には、V
2″検出回路16″の検出入力の−側と2次電池Bの負
極側との間には、スイッチ回路13を設けた接続構成と
したが、本例の場合には、V2″検出回路16″の検出
入力の+側を2次電池Bの正極側に直接接続すると共
に、V2″検出回路16″の検出入力の−側を2次電池
Bの負極側に直接接続して、2次電池Bの電池電圧をV
2″検出回路16″が直接的に検出できるようにする。
そして、V1検出回路15の検出出力とV2″検出回路
16″の検出出力との差電圧を差電圧検出回路31で検
出させ、その差電圧の値により定電圧回路11内のスイ
ッチ手段やスイッチ回路13を制御するようにしたもの
である。
【0049】その他の部分は、第5の実施の形態で説明
した図9と同じ構成とし、その制御についても図10の
フローチャートに示す処理を行う。この第6の実施の形
態の構成の場合にも、第5の実施の形態の場合と同様
に、定電圧回路11が2次電池Bに印加する電圧と、2
次電池Bの電池電圧との差が異常な電圧になった場合に
も、保護動作が行われる。
【0050】次に、本発明の第7の実施の形態を、図1
2及び図13を参照して説明する。この図12及び図1
3において、第1の実施の形態で説明した図1〜図3な
どに対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は
省略する。図12は本例の構成を示すブロック図であ
る。本例の場合には、定電圧回路11及びスイッチ回路
13の制御を、入力電圧の検出によっても行うようにし
たもので、図12では定電圧回路11及びスイッチ回路
13の制御を、第1の実施の形態(図1)で説明した電
圧検出回路12の出力に基づいて行う構成については省
略してある。
【0051】本例の場合には、+側の端子部1と−側の
端子部2との間の電位を、入力電圧検出回路41で検出
して、その検出した電圧が、この検出回路41で設定し
た電圧範囲(ここでは例えば上限値と下限値を設定して
ある)を越えたとき、ストップ回路42に制御信号を供
給し、ストップ回路42の制御で、定電圧回路11内の
スイッチ手段をオフ状態(非接続状態)にすると共に、
スイッチ回路13についてもオフ状態(非接続状態)に
する。その他の部分は、第1の実施の形態で説明した図
1と同じ構成とする。
【0052】次に、第7の実施の形態による構成での処
理を、図13のフローチャートを参照して説明する。な
お、このフローチャートでは、入力電圧検出回路41で
の検出に基づいた制御処理についてのみ示してあり、定
電圧回路11の出力電圧や電池電圧の検出出力に基づい
た定電圧回路11及びスイッチ回路13の制御処理は、
第1の実施の形態などで説明した処理と同じであり、こ
こでは省略してある。
【0053】以下その処理を説明すると、充電のための
直流電源などが外部から端子1,2に供給されると、入
力電圧検出回路41では入力の上限電圧VH を基準とし
た入力電圧の検出を行い(ステップ401)、この上限
電圧VH 以上である場合には、ストップ回路42の制御
で定電圧回路11及びスイッチ回路13をオフ状態(非
接続状態)にする(ステップ405)。ステップ401
で上限電圧VH 以下であると判断した場合には、入力電
圧検出回路41で入力の下限電圧VL を基準とした入力
電圧の検出を行い(ステップ403)、この下限電圧V
L 以下である場合には、ステップ405に移って、スト
ップ回路42の制御で定電圧回路11及びスイッチ回路
13をオフ状態(非接続状態)にする処理を行う。
【0054】このように処理されることで、端子部1,
2に接続された充電装置からの入力電圧の異常や、端子
部1,2に接続された負荷装置の異常などによっても、
直ちに定電圧回路11やスイッチ回路13で保護動作が
行われることになり、より良好に保護動作が行われる。
【0055】次に、本発明の第8の実施の形態を、図1
4〜図16を参照して説明する。この図14〜図16に
おいて、第1の実施の形態で説明した図1〜図3などに
対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略
する。図14は本例の構成を示すブロック図である。本
例の場合には、電圧検出回路として、直接的に定電圧回
路11及びスイッチ回路13を制御するための電圧V1
を検出する電圧検出回路15(以下V1検出回路と称す
る)の他に、このV1検出回路での検出動作を制御する
ために電圧V3を検出する電圧検出回路51(以下V3
検出回路と称する)を設けたものである。この場合、そ
れぞれの検出回路15,51は、定電圧回路11から2
次電池Bに印加される電圧を検出するようにしてあり、
電圧V1,V3の値は、V1>V3の関係となるように
設定する。即ち、V1検出回路15で検出する電圧V1
については、基本的に第1の実施の形態で説明した電圧
検出回路12で検出する基準電圧と同じであり、V3検
出回路51で検出する電圧V3はそれより低い電圧とし
てあり、例えば充電に必要な最低の電圧としてある。
【0056】そして、V3検出回路51で、電圧V3以
上の電圧を検出したとき、検出制御回路52に検出信号
を供給し、この検出制御回路52の制御で、V1検出回
路15での検出動作を作動させる構成としてある。従っ
て、定電圧回路11の出力電圧又は電池電圧が電圧V3
以下の場合には、スイッチ回路13がオフ状態(非接続
状態)となって、2次電池Bへの充電や2次電池Bから
の放電が行われず、電圧V3以上を検出した場合に、V
1検出回路15での電圧V1の検出に基づいたスイッチ
回路13での保護処理と、この電圧V1から抵抗器R
1,R2による分圧で所定電圧ΔV低下した電圧での定
電圧回路11の制御処理とが行われる構成とされる。
【0057】図15は、この第8の実施の形態による具
体的な回路構成例を示す図で、V1検出回路15とV3
検出回路51と定電圧回路11の回路構成を示す図で、
スイッチ回路13や2次電池Bについては省略してあ
る。図15の回路について説明すると、+側の端子部1
を、定電圧回路を構成するPNP型のトランジスタQ1
1のエミッタ,コレクタ間を介して2次電池Bの正極側
に接続する。V1検出回路15の検出出力部は、抵抗器
R1,R2の直列回路を介して−側の端子部2に接続し
てあり、抵抗器R1,R2の接続中点を、NPN型のト
ランジスタQ12のベースに接続してあり、このトラン
ジスタQ12のコレクタがトランジスタQ11のベース
に接続してある。トランジスタQ12のエミッタは、抵
抗器R15を介して−側の端子部2に接続してある。ま
た、トランジスタQ12のベースと、トランジスタQ1
1のエミッタとの間には、所定の抵抗器R16を接続す
る。
【0058】V3検出回路に相当する構成としては、−
側の端子部2とトランジスタQ11のコレクタとの間
に、ツェナーダイオードZD11,抵抗器R14,R1
3の直列回路が接続してあり、抵抗器R14,13の接
続中点がPNP型のトランジスタQ13のベースに接続
してある。トランジスタQ13は検出制御回路52に相
当する回路であり、トランジスタQ13のエミッタ,コ
レクタ間は、トランジスタQ11のコレクタとV1検出
回路15の+側の電圧検出端子との間に接続してあり、
V1検出回路15の−側の電圧検出端子は−側の端子部
2に直接接続してある。
【0059】このように構成したことで、ツェナーダイ
オードZD11が接続された回路で一定の電圧V3以上
が検出されたとき、トランジスタQ13がオン状態とな
って、V1検出回路15で電圧V1の検出ができる状態
となり、トランジスタQ11で構成される定電圧回路が
作動すると共に、図示しないスイッチ回路の制御ができ
る状態となる。
【0060】次に、第8の実施の形態による構成での処
理を、図16のフローチャートを参照して説明する。な
お、このフローチャートでは、V3検出回路51での検
出に基づいた制御処理についてのみ示してあり、定電圧
回路11の出力電圧や電池電圧の検出出力に基づいた定
電圧回路11及びスイッチ回路13の制御処理は、第1
の実施の形態などで説明した処理と同じであり、ここで
は省略してある。
【0061】以下その処理を説明すると、外部から端子
1,2への電源入力などで、定電圧回路11及びスイッ
チ回路13がオン状態になると(ステップ501)、V
3検出回路51から検出制御回路52に検出出力が供給
されて(ステップ502)、電圧V3以上であるとき
(ステップ503)、検出制御回路52が動作(トラン
ジスタQ13の場合にはオン状態)になり(ステップ5
04)、V1検出回路15で電圧が検出できる状態にな
り、以後は図3のフローチャートに示すようなV1検出
回路15の検出電圧に基づいた定電圧回路11とスイッ
チ回路13の制御が行われる。
【0062】このようにV3検出回路51を設けて、そ
の検出出力に基づいてV1検出回路15での電圧検出を
開始させることで、より良好に定電圧制御と保護処理を
行うことができる。
【0063】次に、本発明の第9の実施の形態を、図1
7を参照して説明する。この図17において、第1の実
施の形態で説明した図1〜図3などに対応する部分には
同一符号を付し、その詳細説明は省略する。図17は本
例の構成を示すブロック図である。本例の場合には、定
電圧回路11及びスイッチ回路13を制御するための電
圧V1を検出する電圧検出回路15(以下V1検出回路
と称する)を設ける他に、2次電池Bを流れる電流の検
出手段を設けて、その電流検出状態に基づいて、定電圧
回路11内のスイッチ手段を制御するようにしたもので
ある。
【0064】以下、その構成について説明すると、+側
の端子部1を、定電圧回路を構成するPNP型のトラン
ジスタQ11のエミッタ,コレクタ間を介して2次電池
Bの正極側に接続する。2次電池Bの負極側は、電流検
出用の抵抗器R18とスイッチ回路13を介して−側の
端子部2に接続する。V1検出回路15の+側の電圧検
出端子は、トランジスタQ11のコレクタに接続してあ
り、−側の電圧検出端子は−側の端子部2に接続してあ
る。このV1検出回路15の検出出力部は、抵抗器R
1,R2の直列回路を介して−側の端子部2に接続して
あり、抵抗器R1,R2の接続中点を、NPN型のトラ
ンジスタQ12のベースに接続してあり、このトランジ
スタQ12のコレクタがトランジスタQ11のベースに
接続してある。トランジスタQ12のエミッタは、抵抗
器R15を介して−側の端子部2に接続してある。ま
た、トランジスタQ12のベースと、トランジスタQ1
1のエミッタとの間には、所定の抵抗器R16を接続す
る。
【0065】また、V1検出回路15の検出出力が、ス
トップ回路33に供給され、このストップ回路33の制
御でスイッチ回路13が制御される。V1検出回路15
の検出出力に基づいて、定電圧回路を構成するトランジ
スタQ11と、スイッチ回路13が制御される構成につ
いては、既に説明した他の実施の形態と同じである。
【0066】そして本例においては、2次電池Bに接続
された電流検出用の抵抗器R18の一端と他端の電位
を、電流検出回路53で検出して、2次電池Bを流れる
電流に比例した電圧信号を、電流検出回路53から得る
ようにしてある。この電流検出回路53の出力部は、抵
抗器R19,R20の直列回路を介して抵抗器R18と
スイッチ回路13の間に接続され、電流検出回路53の
出力部に得られる信号を、ストップ回路33に供給し
て、所定値以上の電流が検出されたとき、スイッチ回路
13をオフ状態(非接続状態)とする制御が行われる。
【0067】また、抵抗器R19,R20の接続中点に
得られる電圧信号を、NPN型のトランジスタQ14の
ベースに供給し、このトランジスタQ14のコレクタ
を、定電圧回路を構成するトランジスタQ11のベース
に接続し、トランジスタQ14のエミッタを、抵抗器R
21を介して−側の端子部2に接続する。この接続構成
により、電流検出回路53で検出される電流値に応じ
て、定電圧回路を構成するトランジスタQ11について
も制御され、電流異常のときに、トランジスタQ11が
オフ状態に制御される。
【0068】このように構成したことで、定電圧回路と
スイッチ回路が、2次電池Bを流れる電流によっても制
御され、電流異常の場合にも対処でき、より良好な保護
回路として機能する。
【0069】次に、本発明の第10の実施の形態を、図
18を参照して説明する。この図18において、第1の
実施の形態で説明した図1〜図3などに対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。図18は
本例の構成を示すブロック図である。
【0070】本例の場合には、第1の実施の形態で説明
した図1の構成とした上で、電圧検出回路12の検出信
号を、所定の時定数を有する時定数回路19を介してス
トップ回路14に供給する構成としたものである。その
他の部分は、図1に示す構成と同一構成とする。このよ
うに構成することで、電圧検出回路12の検出に基づい
てストップ回路14がスイッチ回路13を制御するタイ
ミングが、電圧検出回路12の検出に基づいて定電圧回
路11を制御するタイミングより、時定数回路19での
時定数で決まる時間だけ遅れることになり、パルス信号
などによるスイッチ回路13の誤動作を防止することが
できる。
【0071】次に、本発明の第11の実施の形態を、図
19を参照して説明する。この図19において、第1の
実施の形態で説明した図1〜図3などに対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。図19は
本例の構成を示すブロック図である。
【0072】本例の場合には、第1の実施の形態で説明
した図1の構成とした上で、電圧検出回路12の検出信
号を、所定の時定数を有する時定数回路19を介してス
トップ回路14に供給する構成とすると共に、抵抗器R
1,R2の接続中点に得られる信号を、所定の時定数を
有する時定数回路20を介して定電圧回路11に供給す
る構成としたものである。この場合、時定数回路19の
時定数を、時定数回路20の時定数よりも長く設定す
る。その他の部分は、図1に示す構成と同一構成とす
る。このように構成することで、第10の実施の形態の
場合と同様に、電圧検出回路12の検出に基づいてスト
ップ回路14がスイッチ回路13を制御するタイミング
が、電圧検出回路12の検出に基づいて定電圧回路11
を制御するタイミングより、時定数回路19の時定数と
時定数回路20の時定数との差で決まる時間だけ遅れる
ことになり、パルス信号などによるスイッチ回路13の
誤動作を防止することができる。
【0073】次に、本発明の第12の実施の形態を、図
20を参照して説明する。この図20において、第1の
実施の形態で説明した図1〜図3などに対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。図20は
本例の構成を示すブロック図である。本例の場合には、
+側,−側の端子部1,2の内、+側の端子部1につい
ては充電専用の端子部として、放電用の+側の端子部7
を別に設けるようにしたものである。そして、充電用の
+側の端子部1を、定電圧回路11を介して2次電池B
の正極側と接続し、放電用の+側の端子部7を、直接2
次電池Bの正極側と接続する。定電圧回路11の出力電
圧を検出する電圧検出回路(V1検出回路)15では、
電圧V1を基準として電圧検出を行い、その検出信号の
ストップ回路14への供給で、スイッチ回路13が制御
されると共に、検出信号から抵抗器R1,R2で所定電
圧ΔV低下させた電圧で、定電圧回路11が制御され
る。
【0074】また、2次電池Bからの放電電圧を検出す
る電圧検出回路(V4検出回路)61が設けてあり、過
放電を検出するための基準電圧V4を越えたことを検出
したとき、ストップ回路14に検出信号を供給して、ス
イッチ回路13をオフ状態に制御する構成としてある。
【0075】さらに、2次電池Bとスイッチ回路13と
の間に、電流検出用の抵抗器R22を接続し、この抵抗
器R22の一端と他端との間の電位を、電流検出回路6
2で検出して、その検出した電流が過大な電流値である
とき、ストップ回路14に検出信号を供給して、スイッ
チ回路13をオフ状態に制御すると共に、定電圧回路1
1にも検出信号を供給して、定電圧回路11内のスイッ
チ手段についてもオフ状態とする構成としてある。
【0076】このように構成したことで、充電と放電と
をそれぞれ適切な値で制御することができるようにな
る。
【0077】次に、本発明の第13の実施の形態を、図
21〜図23を参照して説明する。この図21〜図23
において、第1の実施の形態で説明した図1〜図3など
に対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省
略する。図21は本例の構成を示すブロック図である。
本例の場合には、定電圧回路11の出力電圧を検出する
電圧検出回路12の検出信号を、抵抗器R1,R2で分
圧して、所定電圧ΔV低下させた信号を、充電時にだけ
切換スイッチ72を介して定電圧回路11に供給し、放
電時にはスイッチ制御回路71の出力を切換スイッチ7
2を介して定電圧回路11に供給するように構成したも
のである。
【0078】即ち、抵抗器R1,R2の接続中点を、切
換スイッチ72の第1の固定接点72aに接続し、スイ
ッチ制御回路71の出力部を切換スイッチ72の第2の
固定接点72bに接続する。そして、切換スイッチ72
の切換えを、充電と放電の検出に基づいて行い、充電時
には第1の固定接点72aに可動接点を接続させ、放電
時には第2の固定接点72bに可動接点を接続させる。
スイッチ制御回路71としては、例えば放電時の特性を
検出して、何らかの異常を検出したとき、定電圧回路1
1をオフ状態とする信号を出力する回路とする。
【0079】充電と放電を判断する構成としては、例え
ば図22に示す構成が適用できる。即ち、定電圧回路1
1の入力部と出力部の電位差を、電圧検出回路73で検
出して、その電位差に基づいて充電と放電を判断するこ
とができる。例えば、電位差が100mV以上のとき充
電と判断し、100mV以下のとき放電と判断すること
ができる。
【0080】また、図23に示す構成により、充電と放
電を判断することもできる。即ち、端子部1,2に得ら
れる入力電圧Vaを検出するVa検出回路74と、定電
圧回路11の出力電圧Vbを検出するVb検出回路75
(又は2次電池Bの電池電圧Vcを検出するVc検出回
路76)の2つの電圧検出回路を設けて、両電圧検出回
路で検出される電圧の大小関係から充電と放電を判断す
ることができる。例えば、Va>Vb(又はVa>V
c)のとき充電であると判断し、Va≦Vb(又はVa
≦Vc)のとき放電であると判断することができる。
【0081】このようにして充電と放電を判断した結果
に基づいて、図21に示す切換スイッチ72の切換を制
御することで、充電時と放電時とで、それぞれ適切な制
御が可能になる。
【0082】次に、本発明の第14の実施の形態を、図
24を参照して説明する。この図24において、第1の
実施の形態で説明した図1〜図3などに対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。図24は
本例の構成を示すブロック図である。本例の場合には、
外部から得られる充放電の制御信号(又は2次電池パッ
ク内の充放電検出信号)により、定電圧回路11の制御
を行うようにしたものである。
【0083】即ち、電圧検出回路15の検出信号を、抵
抗器R1,R2の直列回路を介して−側の端子部2に接
続し、この抵抗器R1,R2の接続中点を、NPN型の
トランジスタQ21のベースに接続する。このトランジ
スタQ21のエミッタを、抵抗器R23を介して端子部
2に接続し、コレクタを定電圧回路11を構成する電界
効果トランジスタ11aのゲートに接続する。この構成
により、抵抗器R1,R2の接続中点に得られる電位で
トランジスタ11aが制御され、定電圧動作を行う。
【0084】ここで本例においては、外部からの充放電
の制御信号が得られる端子81を設けてあり、この端子
81に得られる信号を、NPN型のトランジスタQ22
のベースに供給し、このトランジスタQ22のコレクタ
を、抵抗器R24を介してトランジスタ11aのゲート
に接続してある。また、トランジスタQ22のエミッタ
を、−側の端子部2に接続してある。
【0085】このように構成されることで、放電時に
は、トランジスタQ22をオン状態にする制御信号を端
子81に供給することで、定電圧回路を構成するトラン
ジスタ11aが、電圧検出回路15の出力によっては制
御されなくなって、オフ状態のままとなる。このとき、
トランジスタ11aの寄生ダイオード11dによって放
電電流が流れる。そして、充電時には、トランジスタQ
22をオフ状態にする制御信号を端子81に供給するこ
とで、定電圧回路を構成するトランジスタ11aが、電
圧検出回路15の出力によって制御可能になり、第1の
実施の形態などで説明した処理と同様の処理による制御
が可能になる。
【0086】なお、ここでは端子81に外部から充放電
の制御信号を供給するようにしたが、図22又は図23
に示したような、充放電の判断回路を2次電池パック内
に設けて、その判断回路での判断結果の信号を、端子8
1に供給する構成としても良い。
【0087】次に、本発明の第15の実施の形態を、図
25及び図26を参照して説明する。この図25及び図
26において、第1の実施の形態で説明した図1〜図3
などに対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明
は省略する。図25は本例の構成を示すブロック図であ
る。本例の場合には、端子部1又は2と2次電池Bとの
間に、スイッチ回路91だけを設けて、このスイッチ回
路91の制御回路92による制御として、充電時には定
電圧回路として作動するように制御し、放電時には保護
回路として作動するように制御するようにしたものであ
る。スイッチ回路91としては、例えば電界効果トラン
ジスタなどのスイッチ手段で構成する。
【0088】図26は、制御回路92での制御処理を示
すフローチャートで、充放電の検出を行い(ステップ6
01)、その検出結果の判断(ステップ602)で、充
電モードであると判断したとき、スイッチ回路91を定
電圧モードで作動させ(ステップ603)、放電モード
であると判断したとき、スイッチモードで作動させる
(ステップ604)ようにしたものである。
【0089】このように処理することで、1つのスイッ
チ回路を設けるだけで、充電時の処理と放電時の処理と
を適切に行うことができ、簡単な構成で良好に2次電池
の制御ができる。
【0090】なお、上述した各実施の形態で示した図で
は、1個の2次電池Bを収納した2次電池パックとした
が、複数個の2次電池を直列接続又は並列接続した2次
電池パックとしても良いことは勿論である。
【0091】また、上述した各実施の形態では、2次電
池を収納した2次電池パック内に、充電回路と保護回路
とを組み込んだ構成としたが、2次電池とは別体の充電
装置などに保護回路を組み込む場合にも適用することが
できる。
【0092】また、上述した各実施の形態では、2次電
池としてリチウムイオン電池を使用したが、他のリチウ
ム系の2次電池(リチウムポリマ電池など)や、ニッケ
ル水素電池,ニッケルカドミウム電池などの2次電池を
使用する2次電池パックや、それらの2次電池の充電装
置などにも適用できるものである。
【0093】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によると、2次
電池に印加される電圧又は2次電池の電池電圧を検出す
る電圧検出手段が検出した電圧に基づいて、スイッチ手
段での2次電池の保護動作と、充電回路での充電動作と
の制御が行え、共通の電圧検出手段を制御手段として使
用した簡単な構成で、2次電池の保護処理と充電処理と
を行うことができる。
【0094】請求項2に記載した発明によると、電圧検
出手段が検出する第1の電圧と第2の電圧の適切な設定
により、2次電池の定電圧充電と、2次電池の保護と
を、それぞれ良好に行うことができる。
【0095】請求項3に記載した発明によると、電圧検
出手段として、2次電池に印加される電圧を検出する第
1の検出手段と、2次電池の電池電圧を検出する第2の
検出手段とを備えた構成としたことで、より良好な保護
処理が可能になる。
【0096】請求項4に記載した発明によると、電圧検
出手段として、2次電池に印加される電圧を検出する第
1の検出手段と、2次電池の電池電圧を検出する第2の
検出手段とを備えた構成として、第2の検出手段での検
出により、非接続状態となったスイッチ手段を復帰させ
る処理を行うことで、保護回路が作動した場合の復帰処
理を良好に行える。
【0097】請求項5に記載した発明によると、電圧検
出手段として、2次電池に印加される電圧を検出する第
1の検出手段と、2次電池の電池電圧を検出する第2の
検出手段とを備えた構成として、両検出手段で検出され
る電位差に基づいてスイッチ手段の制御を行うことで、
電位差の検出に基づいた良好な保護動作を行うことがで
きる。
【0098】請求項6に記載した発明によると、請求項
5に記載した電位差検出を行う場合に、さらに充電回路
を構成するスイッチ手段についても、その電位差検出に
基づいて制御することで、より良好な保護動作が可能に
なる。
【0099】請求項7に記載した発明によると、一方の
端子部と上記他方の端子部との間の入力電圧を検出する
入力電圧検出手段を設けた構成として、この入力電圧が
所定電圧以上であるときにも、スイッチ手段や充電回路
による保護動作を行うことで、入力異常の場合の保護動
作も良好に行える。
【0100】請求項8に記載した発明によると、電圧検
出手段は、検出される電圧が一定の電圧以上のとき、保
護用の電圧及び充電制御用電圧を検出するために作動す
るようにしたことで、低電圧状態での誤動作を防止でき
る。
【0101】請求項9に記載した発明によると、2次電
池を流れる電流検出手段を設けて、この電流検出手段が
検出した電流によってもスイッチ手段を制御すること
で、電流異常による保護動作も行うことができ、より良
好に保護動作が行われる。
【0102】請求項10に記載した発明によると、電圧
検出手段によるスイッチ手段の制御タイミングを、電圧
検出手段による充電回路の制御タイミングより遅らせる
時定数回路を設けたことで、回路の誤動作を防止でき
る。
【0103】請求項11に記載した発明によると、2次
電池と充電回路を経由しないで接続される放電用の端子
部と、この放電用の端子部から放電される電圧を検出す
る放電電圧検出手段を設けた構成としたことで、放電時
の過放電に対する保護を良好に行うことができる。
【0104】請求項12に記載の発明によると、2次電
池への充電と2次電池からの放電の判別手段を設け、判
別手段で充電を判別したとき、電圧検出手段により充電
回路の制御を行うようにしたことで、放電時の誤動作を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施の形態による具体的回路例
を示す回路図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の処理を示すフロー
チャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図6】本発明の第3の実施の形態の処理を示すフロー
チャートである。
【図7】本発明の第4の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図8】本発明の第4の実施の形態の処理を示すフロー
チャートである。
【図9】本発明の第5の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図10】本発明の第5の実施の形態の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図11】本発明の第6の実施の形態を示すブロック図
である。
【図12】本発明の第7の実施の形態を示すブロック図
である。
【図13】本発明の第7の実施の形態の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図14】本発明の第8の実施の形態を示すブロック図
である。
【図15】本発明の第8の実施の形態による具体的回路
例を示す回路図である。
【図16】本発明の第8の実施の形態の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図17】本発明の第9の実施の形態を示すブロック図
である。
【図18】本発明の第10の実施の形態を示すブロック
図である。
【図19】本発明の第11の実施の形態を示すブロック
図である。
【図20】本発明の第12の実施の形態を示すブロック
図である。
【図21】本発明の第13の実施の形態を示すブロック
図である。
【図22】充放電の判断構成例を示すブロック図であ
る。
【図23】充放電の判断構成例を示すブロック図であ
る。
【図24】本発明の第14の実施の形態を示すブロック
図である。
【図25】本発明の第15の実施の形態を示すブロック
図である。
【図26】本発明の第15の実施の形態の処理を示すフ
ローチャートである。
【図27】従来の2次電池に接続される回路の一例を示
すブロック図である。
【図28】従来の2次電池に接続される充電回路構成例
を示すブロック図である。
【図29】従来の2次電池に接続される保護回路構成例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,2…端子部、11…定電圧回路、12…電圧検出回
路、13…スイッチ回路、14…ストップ回路、15…
電圧(V1)検出回路、16…電圧(V2)検出回路、
16′…電圧(V2′)検出回路、16″…電圧(V
2″)検出回路、17…ストップ回路、19,20…時
定数回路、21…ストップ回路、22…リセット回路、
23…リセット解除回路、31…差電圧検出回路、3
2,33…ストップ回路、41…入力電圧検出回路、4
2…ストップ回路、51…電圧(V3)検出回路、52
…検出制御回路、53…電流検出回路、61…電圧(V
4)検出回路、62…電流検出回路、71…スイッチ制
御回路、72…切換スイッチ、81…充電制御信号入力
端子、91…スイッチ回路、92…スイッチ制御回路、
B…2次電池
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷装置又は充電装置と接続される一方
    及び他方の端子部と、 2次電池と、 上記2次電池に印加される電圧又は上記2次電池の電池
    電圧を検出する電圧検出手段と、 上記一方又は他方の端子部と上記2次電池との間に接続
    され、上記電圧検出手段で第1の電圧を検出したとき非
    接続状態となるスイッチ手段と、 上記一方又は他方の端子部と上記2次電池との間に接続
    され、上記第1の電圧より所定電圧低い第2の電圧を基
    準とした上記電圧検出手段の検出電圧による制御が行わ
    れる充電回路とを備えた2次電池パック。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の2次電池パックにおい
    て、 上記2次電池は定電圧充電が必要な2次電池であり、 上記電圧検出手段が検出する上記第1の電圧は、上記2
    次電池に印加できる最大電圧とし、 上記電圧検出手段が検出する上記第2の電圧は、上記充
    電回路から上記2次電池に印加する充電用定電圧の電圧
    とし、 上記電圧検出手段が検出する電圧に基づいて、上記充電
    回路が上記2次電池に印加する電圧を、上記第2の電圧
    とする定電圧制御が行われるようにした2次電池パッ
    ク。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の2次電池パックにおい
    て、 上記電圧検出手段として、上記2次電池に印加される電
    圧を検出する第1の検出手段と、上記2次電池の電池電
    圧を検出する第2の検出手段とを備え、 上記第1の検出手段による上記第1の電圧の検出で、上
    記スイッチ手段を非接続状態に制御し、上記第1の検出
    手段による上記第2の電圧の検出で、上記充電回路を制
    御し、 上記第2の検出手段による上記第1の電圧より高い電圧
    の検出で、上記スイッチ手段を制御するようにした2次
    電池パック。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の2次電池パックにおい
    て、 上記電圧検出手段として、上記2次電池に印加される電
    圧を検出する第1の検出手段と、上記2次電池の電池電
    圧を検出する第2の検出手段とを備え、 上記第1の検出手段による上記第1の電圧の検出で、上
    記スイッチ手段を非接続状態に制御し、上記第1の検出
    手段による上記第2の電圧の検出で、上記充電回路を制
    御し、 上記第2の検出手段で上記2次電池の電池電圧が正常の
    範囲内の電圧であることを検出したとき、上記非接続状
    態の上記スイッチ手段を接続状態に復帰させるようにし
    た2次電池パック。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の2次電池パックにおい
    て、 上記電圧検出手段として、上記2次電池に印加される電
    圧を検出する第1の検出手段と、上記2次電池の電池電
    圧を検出する第2の検出手段とを備え、 上記第1の検出手段による上記第2の電圧の検出で、上
    記充電回路を制御し、 上記第1の検出手段で検出される電圧と、上記第2の検
    出手段で検出される電圧との差が所定電圧以上のとき、
    上記スイッチ手段を非接続状態に制御する2次電池パッ
    ク。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の2次電池パックにおい
    て、 上記第1の検出手段で検出される電圧と、上記第2の検
    出手段で検出される電圧との差が所定電圧以上のとき、
    上記充電回路を構成するスイッチ手段についても非接続
    状態に制御する2次電池パック。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の2次電池パックにおい
    て、 上記一方の端子部と上記他方の端子部との間の入力電圧
    を検出する入力電圧検出手段を設け、 上記入力電圧検出手段で検出した電圧が所定電圧以上で
    あるとき、上記スイッチ手段を非接続状態に制御すると
    共に、上記充電回路を構成するスイッチ手段についても
    非接続状態に制御する2次電池パック。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の2次電池パックにおい
    て、 上記電圧検出手段は、検出される電圧が一定の電圧以上
    のとき、上記第1及び第2の電圧を検出するために作動
    するようにした2次電池パック。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の2次電池パックにおい
    て、 上記2次電池を流れる電流検出手段を設け、 上記電流検出手段が検出した電流が所定電流以上のと
    き、上記スイッチ手段を非接続状態に制御すると共に、
    上記充電回路を構成するスイッチ手段についても非接続
    状態に制御する2次電池パック。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の2次電池パックにおい
    て、 上記電圧検出手段による上記スイッチ手段の制御タイミ
    ングを、上記電圧検出手段による上記充電回路の制御タ
    イミングより遅らせる時定数回路を設けた2次電池パッ
    ク。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の2次電池パックにおい
    て、 上記一方又は他方の端子部を充電装置が接続される端子
    とし、上記2次電池と上記充電回路を経由しないで接続
    される放電用の端子部と、 上記放電用の端子部から放電される電圧を検出する放電
    電圧検出手段を設け、 上記放電電圧検出手段が過放電を検出したとき、上記ス
    イッチ手段を非接続状態に制御する2次電池パック。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の2次電池パックにおい
    て、 上記2次電池への充電と上記2次電池からの放電の判別
    手段を設け、 上記判別手段で充電を判別したとき、上記電圧検出手段
    により充電回路の制御を行うようにした2次電池パッ
    ク。
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