JP3276870B2 - ブロック状部材の取付構造 - Google Patents

ブロック状部材の取付構造

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JP3276870B2
JP3276870B2 JP02070797A JP2070797A JP3276870B2 JP 3276870 B2 JP3276870 B2 JP 3276870B2 JP 02070797 A JP02070797 A JP 02070797A JP 2070797 A JP2070797 A JP 2070797A JP 3276870 B2 JP3276870 B2 JP 3276870B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタ、電気接
続箱等のブロック状部材を車体パネル等の支持部材に取
り付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5は、ブロック状部材1を車
体パネル等の板状の支持部材2に取り付ける従来の構造
の側面図を、図6は図5のA部の拡大側面図を示す。ブ
ロック状部材1には、圧入部3及び挟持部4からなる係
合突起5が支持部材2との対向面に形成されている。
又、係合突起5の両側には、支持部材2に当接する当接
部7、7が設けられており、当接部7、7が支持部材2
に当接することによって、ブロック状部材1が傾くこと
が防止されている。
【0003】このブロック状部材1の支持部材への取り
付けは、圧入部3を支持部材2の係合孔6に圧入し、図
5に示すように、圧入部3と挟持部4とによって支持部
材2を挟持することによって行われる。
【0004】さらに、当接部7には、三角形状の小突起
(ビード)8が形成されている。小突起8は、図6に示
すように、ブロック状部材1を支持部材2の取り付けた
場合の支持部材2と当接部7との間の隙間を埋めること
にことにより、ブロック状部材1のがたつきを防止し
て、がたつきに起因した異音の発生を防止するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
取付構造では、小突起8が支持部材2に当接して、係合
突起5が支持部材2に接近することを阻止するため、係
合突起5が支持部材2に係合する際の抵抗となる。この
抵抗は小突起8が高いほど大きくなり、ブロック状部材
1を支持部材2に装着する際の操作力が大きくなり、ブ
ロック状部材1を取り付ける操作がしにくい問題を有し
ている。
【0006】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたものであり、異音発生を防止する小突起が、ブロッ
ク状部材を取り付ける際の抵抗とならず、ブロック状部
材の取り付けを容易に行うことが可能なブロック状部材
の取付構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、支持部材の係合孔に係合する係
合突起と前記支持部材に当接する当接部を備えたブロッ
ク状部材を前記支持部材に取り付けるブロック状部材の
取付構造であって、前記支持部材へのブロック状部材の
取付状態で前記支持部材に当接して異音の発生を防止す
る小突起が前記ブロック状部材から突出して形成され、
前記当接部は屈曲自在な薄肉部を有し、この薄肉部に前
記小突起が形成されていることを特徴とする。
【0008】この構造では、係合突起が支持部材の係合
孔に係合することによって、ブロック状部材が支持部材
に取り付けられる。このとき、当接部は支持部材に当接
して、ブロック状部材を支承するため、その傾きを防止
する。
【0009】当接部の薄肉部は、外力によって容易に屈
曲する弾性を有しており、この薄肉部に小突起を形成す
ることにより、小突起は弾性を備えたものとなる。この
ため小突起に弾性を付与する構造が簡単となる。このこ
とより、小突起は弾性を有しており、当接部が支持部材
に当接した状態では、振動等をその弾性で減衰し、或い
は吸収する。このため、ブロック状部材はがたつくこと
がなく、がたつきによる異音の発生を防止できる。又、
小突起は弾性を有しているため、係合突起を支持部材に
係合するためにブロック状部材を押圧しても、小突起は
その弾性で押圧方向と逆の方向に逃げることができる。
このため、ブロック状部材を取り付ける際の抵抗となる
ことがなく、ブロック状部材を簡単に取り付けることが
できる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の発明で
あって、前記当接部は、少なくとも係合突起の両側に設
けられていることを特徴とする。
【0011】係合突起の両側に設けた当接部が支持部材
に当接することにより、ブロック状部材はいずれか一方
の片側に傾くことがなく、安定した取り付け状態とな
る。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態の取
り付け前の側面図、図2は取り付け状態の側面図、図3
は図2のB部拡大側面図であり、ブロック状部材10は
板状の支持部材11に取り付けられる。
【0015】ブロック状部材10は、ヒューズやリレー
等が取り付けられた電気接続箱の接続箱本体、端子を収
容したコネクタのハウジング、これらの接続箱本体やコ
ネクタハウジングが取り付けられるロアカバー、或いは
これらの上面を覆うアッパーカバー、その他の部材を使
用することができる。このブロック状部材10は、本体
部17と、本体部17に形成された係合突起12及び当
接部13とを備え、係合突起12及び当接部13は本体
部17における支持部材11との対向面に配置されてい
る。
【0016】係合突起12は、支持部材11に形成され
た係合孔14に圧入される圧入部15と、圧入部15の
上部に設けられた傘形状の大径の挟持部16とから構成
されている。この係合突起12は、図2に示すように、
圧入部15と挟持部16とによって支持部材11を挟み
込むことにより、支持部材11と係合し、この係合によ
ってブロック状部材10が支持部材11に取り付けられ
る。この場合、圧入部15は、支持部材11方向に向か
って径が漸減するテーパ状となっており、係合孔14へ
の圧入が容易となっている。
【0017】当接部13は、係合突起12の両側に同一
長さを有して配置されている。この当接部13は、係合
突起12の係合によってブロック状部材10が支持部材
11に取り付けられたとき、係合突起12の両側でそれ
ぞれが支持部材11に当接する。この当接により、ブロ
ック部材10は係合突起12の左右で支承されるため、
振動等の外力が作用しても、片側に傾くことがなく、安
定した取り付け状態となる。
【0018】各当接部13は本体部17の一部を、支持
部材11方向にコ字形に屈曲することによって形成され
るものであり、支持部材11方向に屈曲されるように本
体部17に連設された屈曲部18と、薄肉となっている
と共に、屈曲部18を連結する薄肉部19とによって、
それぞれが形成されている。薄肉部19は屈曲部18よ
りも薄肉となっていることにより、外力が作用する方向
に屈曲可能で、且つ、屈曲状態から復元する弾性を有し
ている。
【0019】このような当接部13のそれぞれには、小
突起20が形成されている。小突起20は、当接部13
の薄肉部19の長さ方向の略中央部分から、支持部材1
1方向に突出する先尖状の三角形状に形成されている。
この小突起20は、係合突起12の係合によってブロッ
ク部材10が支持部材11に取り付けられたとき、図2
及び図3に示すように、先尖の先端部分が支持部材11
に当接する。
【0020】このような実施形態のブロック部材10の
取り付けは、係合突起12を支持部材11の係合孔14
に臨ませて押圧して、その圧入部15を係合孔14に圧
入することによって行われる。この圧入によって、圧入
部15と挟持部16とが支持部材11を挟持するため、
係合突起12が支持部材11と係合し、ブロック状部材
10の取り付けがなされる。
【0021】かかる取り付け状態では、当接部13が係
合突起12の両側で支持部材11に当接するため、ブロ
ック状部材10が傾いたり、がたつくことのない取り付
け状態となる。又、当接部13に形成されている小突起
20は支持部材11に当接し、この当接によって当接部
13の薄肉部19は、図3に示すように支持部材11と
の反対方向に弾性的に屈曲する。これにより小突起20
は、ブロック状部材10の押圧方向と逆の方向に逃げる
ことができ、ブロック状部材10を押圧する際の抵抗と
なることがない。従って、ブロック状部材を小さな力で
簡単に取り付けることができる。このような小突起20
は、支持部材11に弾性的に当接し、振動等の外力をそ
の弾性で減衰し、或いは吸収する。このため、ブロック
状部材10ががたつくことがなくなり、がたつきによる
異音の発生を防止できる。
【0022】本発明では、当接部13を係合突起の片側
だけに配置しても良く、当接部13を3以上設けても良
い。又、小突起20を三角以外の他の形状としても良
い。さらに、支持部材は板状でなくても、立体的であっ
ても良い。
【0023】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明では、当接
部の薄肉部が弾性を有しているため、薄肉部に形成され
た小突起も弾性を備えたものとなる。このため小突起に
弾性を付与する構造が可能となる。このことより、当接
部に形成した小突起が弾性を有しており、振動等をその
弾性で減衰し、或いは吸収するため、ブロック状部材が
がたつくことがなく、がたつきによる異音の発生を防止
できる。又、ブロック状部材を押圧しても、小突起はそ
の弾性で押圧方向と逆の方向に逃げるため、ブロック状
部材を取り付ける際の抵抗となることがなく、ブロック
状部材を簡単に取り付けることができる。
【0024】請求項2の発明では、当接部が係合突起の
両側で支持部材に当接するため、ブロック状部材がいず
れか一方の片側に傾くことがなく、安定した取り付け状
態となる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の取り付け前の側面図であ
る。
【図2】一実施形態の取り付け状態の側面図である。
【図3】図2のB部拡大側面図である。
【図4】従来の取付構造の取り付け前の側面図である。
【図5】従来の構造の取り付け状態の側面図である。
【図6】図5のA部拡大側面図である。
【符号の説明】
10 ブロック状部材 11 支持部材 12 係合突起 13 当接部 14 係合孔 15 圧入部 16 挟持部 17 本体部 18 屈曲部 19 薄肉部 20 小突起

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材の係合孔に係合する係合突起
    前記支持部材に当接する当接部を備えたブロック状部材
    を前記支持部材に取り付けるブロック状部材の取付構造
    であって、前記支持部材へのブロック状部材の取付状態
    で前記支持部材に当接して異音の発生を防止する小突起
    前記ブロック状部材から突出して形成され、前記当接
    部は屈曲自在な薄肉部を有し、この薄肉部に前記小突起
    が形成されていることを特徴とするブロック状部材の取
    付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、前記当接
    部は、少なくとも係合突起の両側に設けられていること
    を特徴とするブロック状部材の取付構造。
JP02070797A 1997-02-03 1997-02-03 ブロック状部材の取付構造 Expired - Lifetime JP3276870B2 (ja)

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JP5227088B2 (ja) * 2008-06-10 2013-07-03 ダイハツ工業株式会社 車両のサスペンション構造
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