JP3276851B2 - インサート成形の金型構造 - Google Patents

インサート成形の金型構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成形品に装飾
物(インサート部品)を埋設するインサート成形におい
て、その成形時に用いられる金型の構造に係り、特に、
変形しやすい薄型な装飾物に用いられて最適な金型構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、樹脂成形により製作される成形
品に、装飾物等を組合せて、商品価値を高めたものが知
られている。
【0003】例えば、成形品の表面に、装飾物を填め込
んだものや、透明体の成形品の内部に装飾物を埋設した
もの等であり、これらの装飾物を設けることにより成形
品の全体としての商品価値を高めるようにしている。
【0004】また、この装飾物は、樹脂とは異なる素
材、例えば金属素材を用いて製作され、その表面に立体
的な意匠を施して装飾性を醸し出す工夫がなされてい
る。
【0005】ところで、金属部品等のインサート部品を
予め金型に埋め込んでおき、成形時に溶融樹脂に埋め込
む方法をインサート成形といい、金属等と樹脂との熱膨
張率の差を利用することによりインサート部品が固定さ
れるので、安定性のある結合手段として多用されてい
る。とりわけ、各種の電子機器に用いられるICカード
は、プラスチック製のカード基材にICモジュールを埋
設してインサート成形により構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したICカードに
おいて、その装飾性を高めてICカードの価値を高揚す
るものとして、別途、インサート成形された樹脂成形品
をICカードに装着することがなされている。
【0007】この樹脂成形品は、ICカードにおける場
合と同様に、装飾物たるインサート部品を成形時に溶融
樹脂に埋め込むインサート成形によりなされており、例
えば図9に示すようなインサート成形用の金型によって
成形される。
【0008】図9において、インサート成形用の金型1
0は、上型11と下型12とから構成され、これらの間
に、成形品の外形状のキャビティ14を形成するととも
に、下型12の所定位置には、インサート部品たる装飾
物5をキャビティ14内に保持する受けピン30を設け
ている。また、このキャビティ14の一側端には、キャ
ビティ14に連通し溶融樹脂を注入するゲート13が設
けられ、このゲート13は、図示を省略した所定量の透
明樹脂を所定圧により射出供給する射出機構に連通され
ている。
【0009】装飾物5は、その略中央部に各種の文様や
人物等の図案が立体的に刻設された装飾部5aが設けら
れており、また、装飾物5の縁部全周に亘って、平面状
のリブ部5cが設けられている。
【0010】一方、受けピン30は、図10に示すよう
に、装飾物5を吸引するためのバキューム孔31が貫設
されて図示を省略したコンプレッサに接続されている。
また、受けピン30は装飾物5の形状に沿った先端部3
2を有している。
【0011】従来においては、装飾物5に孔を開けてお
き、インサート成形により当該孔に樹脂が充填されて固
化することにより、装飾物の抜け止めがなされていた。
【0012】このような装飾物の抜け止めの場合は、固
化した樹脂が表面側に露出して商品価値を下げてしまう
不都合があった。
【0013】この点に鑑み、本発明者等は、装飾物5の
インサート成形後において当該装飾物5の脱落を防止す
るために、受けピン30の側部33を装飾物5のリブ部
5cよりも内側に位置するようにして、成形後に当該リ
ブ部5cの周りを樹脂で覆う方法を試みた。
【0014】ところが、実際は、成形後の装飾物のリブ
部が変形するものが多く輩出された。これは、インサー
ト成形時に、溶融樹脂の高い射出圧が加わるので、一般
に肉厚の薄い装飾物のリブ部が捲られてしまうものと考
えられた。
【0015】そこで、本発明は、インサート成形時に装
飾物の変形を防止し、且つ、装飾物を埋設した箇所の薄
肉化が可能なインサート成形の金型構造を提供すること
を目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願第1請求項に記載さ
れた発明は、一対の金型間にキャビティを形成するとと
もに、一方の金型の所定位置にはインサート部品をキャ
ビティ内に保持する受けピンが設けられているインサー
ト成形の金型構造において、前記受けピンは、先端部に
前記インサート部品の外周部を囲む防護壁部を備えると
ともに、前記防護壁部には切欠部を設け、前記切欠部
は、前記インサート部品の外周部の背面に至る切欠であ
る構成のインサート成形の金型構造である。
【0017】インサート部品は、その外周部が受けピン
の防護壁部に囲まれるので、成形時に高い射出圧にても
たらされる溶融樹脂から保護される。
【0018】更に、受けピンは、その防護壁部に複数の
切欠部が設けられていて、各切欠部はインサート部品の
外周部の背面に至る切欠であるため、この切欠部の箇所
には溶融樹脂が流れ込み、これが成形後固化して、当該
インサート部品の保持部となる。
【0019】本願第2請求項に記載された発明は、前記
第1請求項の発明において、前記切欠部は、少なくとも
前記インサート部品の外周部の対向部位に設けられてい
る構成のインサート成形の金型構造である。
【0020】そのため、インサート部品の保持部となる
樹脂の固化された部位がバランスよく配される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る具体例を図
1ないし図8に基づいて説明する。
【0022】図1に示おいて、本例のインサート成形用
の金型10は、所定形状の上型11と下型12とから構
成され、これらの間に、成形品の形状に適合するキャビ
ティ14を形成するとともに、下型12の所定位置に
は、インサート部品たる装飾物5をキャビティ14内に
保持する受けピン15が設けられている。また、このキ
ャビティ14の一側端には、キャビティ14に連通し溶
融樹脂を注入するゲート13が設けられ、このゲート1
3は、図示を省略した所定量の透明樹脂を所定圧により
射出供給する射出機構に連通されている。
【0023】尚、同様に、図示を省略した装飾物を供給
する機構、上型11と下型12を所定圧を保持しながら
組合せる型締機構、溶融樹脂を型内に射出充填する射出
機構、成形品を取り出す取り出し機構等は、従来と同様
のものが用いられており、簡略化のために説明を省略す
ることにする。また、これらの動作は、総合制御部によ
り制御されており、自動化されている。
【0024】また、本例の金型10により製造される成
形品2は、図2ないし図4に示すように、ICカード3
に装着されて装飾性を高め、これによりICカード3の
価値を高揚する一種のカード基材であり、従って、カー
ド1は、装飾物5が埋設された成形品2と、この成形品
2に装着されるICカード3とから構成されている。
【0025】前記成形品2は、透明樹脂を素材として、
前記金型10を用いて、後述するICカードよりも若干
大きく厚い所定形状の透明体に製作され、背面側にIC
カード3を装着する凹部2Aが設けられている。また、
この成形品2には、後述するように、そのインサート成
形時に、装飾物5が埋め込まれて、この成形品2の突部
2bにより固定されている。
【0026】また、このICカード3は、一般的なIS
O規格に基づいて、ICチップを搭載したものであり、
このICチップは、所定の交信手順(プロトコル)によ
りアクセス可能に構成され、予め暗号化された認証デー
タ等が記憶保存されている。従って、専用の読取り/確
認手段により、これらのデータを読取り確認できるの
で、カード1の偽造や変造を防止できるようにしてい
る。
【0027】そして、後述するインサート成形により製
作された成形品2の背面凹部に、別工程により製作され
たICカード3を填め込み、これらの両者が、ほぼ同素
材の樹脂により製作されているので、両者が接合する周
縁部を超音波融着することにより、一体に結合され、カ
ード1として完成される。
【0028】この装飾物5は、図5に示すように、薄板
状の金属素材が用いられ、平面視の外形状が略四角形状
に形成されている。また、この金属素材は、成形品であ
る成形品2を形成する樹脂の熱膨張率に可能な限り近い
ものが選択されている。すなわち、例えば、アルミニウ
ムや真ちゅう等のように、金属のうちで比較的に熱膨張
率が高いものが用いられ、成形品2の変形や損傷を防止
している。つまり、これら両者の熱膨張率が違い過ぎる
と、成形後の成形収縮による応力集中により、装飾物5
の周辺部分が弱くなり、クレージングやクラックが生じ
てしまう。
【0029】また、この装飾物5の略中央部には、各種
の文様や人物等の図案が立体的に刻設された装飾部5a
が設けられ、この装飾物5を埋設する成形品2の商品価
値を高めるようにしている。更に、この装飾部5a附近
は、上面にドーム状に突出され膨出形状に形成され、よ
り立体感を高めて装飾性を向上させ、高級感を持たせて
いる。従って、この図案部分附近の背面側には、空洞部
5bが形成されることになる。
【0030】更に、この装飾物5の縁部全周に亘って、
平面状のリブ部5cが設けられて、後述する成形品2側
に形成される抜け止め突部2bにより保持され、装飾物
5の脱落を防止できるようにしている。
【0031】そして、この装飾物5は、この装飾物5用
に別体に設けられた受けピン15に載置保持され、この
受けピン15により、装飾物5をキャビティ14内の所
定位置に保持するとともに、装飾物5の脱落を防止する
突部2bを形成するようにしている。
【0032】すなわち、再び図1に示すように、この受
けピン15は、金型10と同様な金属素材を用いて、金
型10の下型12と別体に形成されている。
【0033】更に、この受けピン15は、その上面形状
が少なくとも装飾物5の平面形状よりも僅かに大きな直
立した略直方体形状に形成され、下型12の所定位置
に、下型12内面から所定量突出して設けられている。
【0034】また、図6ないし図8に示すように、この
受けピン15の略中央の表面部分は、放電加工等を用い
て、この部位に装着する装飾物5の背面形状に応じた凹
凸形状に形成され、装飾物5背面の空洞部5bを保護す
る空洞保護部17が設けられている。従って、この空洞
保護部17により、装飾物5を受けピン15に密着し安
定して保持できる。
【0035】また、受けピン15の表面から基端には、
複数のバキューム孔18が貫設されており、図示を省略
したコンプレッサに接続されている。従って、このバキ
ューム孔18の吸引圧によって、インサート成形時等の
必要時には、受けピン15の表面に載置された装飾物5
が、強固に吸着固定されるようにしている。
【0036】尚、本例においては、受けピン15にバキ
ューム孔18を設けて、装飾物5を受けピン15に吸引
固着したが、装飾物5が磁性体である場合には、受けピ
ン15自体を磁化したり、受けピン15の内部に電磁石
を設けて、装飾物5を受けピン15に任意に磁力固着す
るようにしてもよく、これらを、併用して、より強固に
吸着固定するようにしてもよい。
【0037】更に、受けピン15には、装飾物5の外形
状に応じて、周囲を囲む突条の防護壁部20が形成さ
れ、成形時に、樹脂の射出圧による装飾物5の周縁部
(リブ部5c)が変形することを防止している。
【0038】すなわち、この防護壁部20は、少なくと
も、装飾物5のリブ部5c肉厚よりも、高く突出され、
成形時の樹脂射出圧力に耐える程度の壁厚が確保されて
いる。
【0039】また、この防護壁部20の複数の所定箇所
には、受けピン15に載置された装飾物5の背面に至る
形状の切欠部21が設けられ、これらの切欠部21によ
り、成形後に装飾物5の脱落を防止する突部を形成する
ようにしている。
【0040】これらの切欠部21は、図6及び図7に示
すように、装飾物5を周囲を囲む防護壁部20の対向す
る4箇所に設けられ、この切欠部21の切欠き形状は、
略L字状とされている。すなわち、この切欠部21は、
防護壁部20の上縁から装飾物5のリブ部5cに接触保
持する平面部の下方まで垂直に切欠かれるとともに、こ
の下方端から平面部の内方に、所定量、切り欠かれてい
る。
【0041】従って、後述するインサート成形時には、
この切欠部21を通過して、装飾物5のリブ裏側にまで
樹脂が充填され、これにより突部が形成される。また、
成形完了後には、この突部により装飾物5の脱落を防止
することができる。
【0042】次に、このように構成された金型10を用
いたインサート成形工程について説明する。
【0043】成形品2のインサート成形工程は、まず、
受けピン15に装飾物5が載置され、吸引固着され、上
下型11,12が接続されて適切な型締力が加えられ、
内部にキャビティを形成した金型10が設定される。
【0044】次に、透明樹脂材料の可塑化(溶融)が準
備された射出機構により、金型10内に射出(充填と保
圧冷却)が実行される。すなわち、所定量及び所定圧の
溶融樹脂が、ゲート13からキャビティ14内に注入さ
れ、キャビティ14内に行き渡って充填され、樹脂の固
化完了まで適切な圧力に保圧される。
【0045】この際には、受けピン15の防護壁部20
によって、装飾物5のリブの保護が行われるとともに、
突状に設けた切欠部21を通過して、装飾物5のリブ裏
側に、所定量の溶融樹脂が回り込み、装飾物5の脱落防
止用の突部が形成される。
【0046】そして、所定時間が経過し、この突部を含
めた成形品2の固化が完了すると、この突部により、装
飾物5のリブ背面側が保持され、装飾物5が成形品2か
ら脱落することが防止される。
【0047】最後に、金型10が上型11と下型12と
分離されて開型され、装飾物5を埋設された成形品2
が、金型10から取り出され、同様の手順により、次の
インサート成形が行われる。
【0048】尚、前記具体例においては、装飾物の脱落
防止する突部を4つ設けたが、これに限らず、装飾物の
平面外形状や重量等により、任意の個数を、任意箇所に
設けることができる。
【0049】また、同様に、切欠部の切欠き幅や切欠き
深さ等も、任意に最適なものを選択してよい。
【0050】更に、装飾物を保持する受けピンの防護壁
部に、該装飾物の背面に至る切欠部を設けた構成とした
が、これに限らず、同様な部位に貫設孔を設けた構成と
してもよい。
【0051】以上説明したように、本例のインサート成
形の金型構造によれば、受けピンの防護壁部によって装
飾物は十分に保護できることになり、従って、外力によ
って変形しやすい素材や形状により形成された装飾物
に、適用することができる。
【0052】また、このようにインサート成形におい
て、装飾物の抜け止めを十分に行うことができ、インサ
ート成形時に装飾物(インサート部品)と成形品との一
体化を図れるので、多数品の製造には最適である。
【0053】また更に、高圧力の射出圧を用いることが
できるので、樹脂原料等のインサート成形条件が許す限
り、装飾体を埋設した部位の薄肉化を図ることができ、
これによりカードの外観性をより一層向上することがで
きる。
【0054】尚、上述した具体例では、インサート成形
用の金型として上型と下型を用いたが、これに限られず
に、例えば可動金型と固定金型とから構成されるものを
用いてもよい。また、受けピンは、その名称に限らず、
実質的にインサート部品を保持するものが用いられるも
のであることは勿論である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1請求項に
記載された発明は、一対の金型間にキャビティを形成す
るとともに、一方の金型の所定位置にはインサート部品
をキャビティ内に保持する受けピンが設けられているイ
ンサート成形の金型構造において、前記受けピンは、先
端部に前記インサート部品の外周部を囲む防護壁部を備
えるとともに、前記防護壁部には切欠部を設け、前記切
欠部は、前記インサート部品の外周部の背面に至る切欠
である構成のインサート成形の金型構造である。
【0056】従って、インサート部品は、その外周部が
受けピンの防護壁部に囲まれるので、成形時に高い射出
圧にてもたらされる溶融樹脂から保護される。
【0057】更に、受けピンは、その防護壁部に切欠部
が設けられていて、当該切欠部はインサート部品の外周
部の背面に至る切欠であるため、この切欠部の箇所には
溶融樹脂が流れ込み、これが成形後固化して、当該イン
サート部品の保持部となり、その結果、この保持部によ
り、装飾物の抜け止めを十分に行うことができる。
【0058】本願第2請求項に記載された発明は、前記
第1請求項の発明において、前記切欠部は、少なくとも
前記インサート部品の外周部の対向部位に設けられてい
る構成のインサート成形の金型構造である。
【0059】従って、インサート部品の保持部となる樹
脂の固化された部位がバランスよく配されることにな
り、より一層装飾物の抜け止めを確実に行うことができ
る。
【0060】前述したように、従来、装飾物に孔を開け
ておいてインサート成形により当該孔に樹脂が充填され
て固化することにより装飾物の抜け止めがなされていた
ものは、固化した樹脂が表面側に露出して商品価値を下
げてしまう不都合があったのに対し、本発明によれば、
そのような抜け止め用の孔を設けなくてもよいので、商
品価値が低下する不都合を回避することもできるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一具体例に係り、インサート成形用金
型の要部を説明する概略縦断面図。
【図2】本例のインサート成形品を示し、(1)は、カ
ードたる成形品の概略全体を示す斜視図、(2)は、カ
ードを構成する成形品と、ICカードたる成形品を分離
して示す斜視図。
【図3】カードとICカードを結合した状態の概略縦断
面図。
【図4】本例の成形品であるカードを示し、(1)は平
面図、(2)は背面図。
【図5】本例の成形品に埋設される装飾物に係り、
(1)は平面図、(2)は側面図、(3)は(1)中の
iii−iii矢視断面図。
【図6】本例の金型に係り、受けピンの主要部を示す斜
視図。
【図7】本例の金型に係り、装飾物を載置保持した受け
ピンの平面図。
【図8】本例の金型に係り、装飾物を載置保持した受け
ピンの縦断面図。
【図9】従来の一具体例に係り、インサート成形用金型
の要部を説明する概略縦断面図。
【図10】従来の金型に係り、装飾物を載置保持した受
けピンの縦断面図。
【符号の説明】 1 カード 2 成形品 2A ICカード嵌着用の凹部 2a 装飾物埋設用の凹部 2b 装飾物の抜け止め用突起部 3 ICカード 3a ICカードのICチップ 5 装飾物 5a 装飾物の装飾部 5b 装飾物の空洞部 5c 装飾物のリブ部 10 金型 11 上型 12 下型 13 ゲート 14 キャビティ 15 受けピン 17 受けピンの装飾物の空洞部を保護する空洞保護
部 18 バキューム孔 20 防護壁部 21 切欠部 30 受けピン 31 バキューム孔 32 先端部 33 側部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−251496(JP,A) 特開 昭61−222714(JP,A) 特開 平3−247425(JP,A) 特開 平3−236920(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/12 B29C 45/14 B29C 45/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の金型間にキャビティを形成すると
    ともに、一方の金型の所定位置にはインサート部品をキ
    ャビティ内に保持する受けピンが設けられているインサ
    ート成形の金型構造において、 前記受けピンは、先端部に前記インサート部品の外周部
    を囲む防護壁部を備えるとともに、前記防護壁部には切
    欠部を設け、 前記切欠部は、前記インサート部品の外周部の背面に至
    る切欠であることを特徴とするインサート成形の金型構
    造。
  2. 【請求項2】 前記切欠部は、少なくとも前記インサー
    ト部品の外周部の対向部位に設けられていることを特徴
    とする前記請求項1記載のインサート成形の金型構造。
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