JP3275608B2 - 加湿装置 - Google Patents
加湿装置Info
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Description
を供給して加湿雰囲気の空気に加工する加湿装置に関す
るものである。
然蒸発式、電熱式、水スプレー式、超音波式などがある
が、これらのいずれもそれぞれいくつかの問題点を抱え
ている。即ち、自然蒸発式のものは加湿能力が小さく、
電熱式のものはランニングコストが嵩むといった問題が
あり、また、水スプレー式のものは加湿効率が低く装置
が大型になり勝ちである。そして、超音波式のものはイ
ニシャルコストが高くつくにもかかわらず、寿命は短
く、そのうえ水中の雑菌や炭酸カルシュームの微粉末が
飛散しやすいことが知られている。
ンニングコスト及びイニシャルコストが低いことや、雑
菌や炭酸カルシュームの微粉末の飛散も抑制でき、安全
性が高いことなど、加湿能力が小さいことを除けば得る
べきことが多い。こうしたことを踏まえ、その加湿能力
の向上を達成しようとする種々の工夫が、例えば、特開
昭60―171337号公報、特開昭61―17542
1号公報、特開昭61―237942号公報、特開平6
―50581号公報に開示されているように行なわれて
きている。
基本的には加湿する空気と水とが直接的には接触しない
ようにし、そのうえで蒸発面積の拡大を図っているもの
である。即ち、図34に示すように水は透過しないが水
蒸気についてはこれを透過する透湿膜によりチューブ状
膜体48が形成されている。このチューブ状膜体48内
にはスペーサが設けられ、水の入る厚さ数ミリメートル
の空間がスペーサにより保持されている。このチューブ
状膜体48には加湿する空気を送気する空間を保持する
ための波板状の間隔板49が重ね合わされ、渦巻状に巻
重ねられて加湿器が構成されている。こうした構成によ
り、開放容器や親水性材料の板や布に給水させる従前の
自然蒸発式のものに比べ、雑菌や炭酸カルシュームの微
粉末の飛散もなく、蒸発面積の拡大により高い加湿能力
が得られている。
体48を採用した自然蒸発式の加湿器にも、依然として
いくつかの問題点がある。 問題点1.間隔板49は加湿する空気を送気する空間を
保持する重要な構成部材であるが、コルゲート状の波板
による間隔板49はその構造上、波の高さに対する波の
山間の寸法に制約があり、波の高さに対する波の山間隔
はそれほど大きくない。従って、全体としては送気する
空間が狭くなり、加湿する空気の送気に関する抵抗は随
分大きくなっている。
山間隔は大きくなく投影平面あたりの山数も結構多いた
め、山とチューブ状膜体48との接触面積も総和すると
随分広くなっている。チューブ状膜体48の山と接触す
る部分は、その透湿機能が山により損なわれてしまうた
め、接触面積がこのように広いと加湿能力もその分低い
ものとなる。
することは、蒸発面積を拡大するうえで大変有効なもの
の、給水に要する時間が長くなるばかりでなく、10m
〜40mにも及ぶ非常に長いチューブ状膜体48を扱わ
なければならないので、製造は容易でなく生産性も低
い。即ち、長いチューブ状膜体48を折り返してその間
に間隔板49を挾み込んでいく渦巻加工は、作業内容が
随分煩雑であり自動化も困難である。
ためになされたもので、その課題とするところは、高性
能の自然蒸発式の加湿装置を得ることであり、その装置
の送気に関する抵抗を少なくすること、装置の給水性を
向上させること、装置の給水位置の自由性を高めるこ
と、そして、生産性の高い加湿装置を得ることである。
に請求項1の発明は、シート状の多孔質材料よりなる導
水部材を、水蒸気を透過する透湿膜により形成した袋状
の膜体内に封入し、両者の結合した複合構造の扁平な導
水体を構成し、この導水体の一表面に互いに平行な複数
の通気路を形成する複列のリブと、内部に水を供給する
導水体内と連通する給水孔を有する給水部材とを接合し
て通水可能な加湿機能体を構成し、この加湿機能体を給
水孔が互いに連通するように複数積層する手段を採用す
る。
は、シート状の多孔質材料よりなる導水部材を、水蒸気
を透過する透湿膜により形成した袋状の膜体内に封入
し、両者の結合した複合構造の扁平な導水体を構成し、
この導水体の一表面に互いに平行な複数の通気路を形成
する複列のリブと、内部に水を供給する導水体内と連通
する給水孔を有する給水部材と、内部の空気を逃がす導
水体内と連通する抜気孔を有する空気抜き部材とを接合
して通水可能な加湿機能体を構成し、この加湿機能体を
給水孔及び抜気孔とが互いに連通するように複数積層す
る手段を採用する。
は、シート状の多孔質材料よりなる導水部材を、水蒸気
を透過する透湿膜により形成した袋状の膜体内に封入
し、両者の結合した複合構造の扁平な導水体を構成し、
この導水体の一表面に互いに平行な複数の通気路を形成
する複列のリブと、内部に水を供給する導水体内と連通
する給水孔を有する給水部とを一体成形した樹脂枠を接
合して加湿機能体を構成し、この加湿機能体を給水孔が
互いに連通するように複数積層する手段を採用する。
は、シート状の多孔質材料よりなる導水部材を、水蒸気
を透過する透湿膜により形成した袋状の膜体内に封入
し、両者の結合した複合構造の扁平な導水体を構成し、
この導水体の一表面に互いに平行な複数の通気路を形成
する複列のリブと、内部に水を供給する導水体内と連通
する給水孔を有する給水部と、内部の空気を逃がす導水
体内と連通する抜気孔を有する空気抜き部とを一体成形
した樹脂枠を接合して加湿機能体を構成し、この加湿機
能体を給水孔及び抜気孔とが互いに連通するように複数
積層する手段を採用する。
は、請求項1又は請求項3のいずれかの発明にかかる手
段における保水層の一つを、給水源に接続する接続口を
有し、この接続口から流入する水を加湿機能体に供給す
る導水路を備え、表面には通気路を形成する複列のリブ
を持つ給水専用機能体で構成する手段を採用する。
は、請求項1又は請求項3のいずれかの発明にかかる手
段における保水層の一つを、給水源に接続された給水パ
イプに連通する導水路を備え、この導水路端から隣接す
る加湿機能体に水を供給する給水専用機能体で構成し、
この給水専用機能体にも通気路を形成する複列のリブを
設ける手段を採用する。
は、請求項2又は請求項4のいずれかの発明にかかる手
段における保水層の一つを、給水源に接続する接続口を
有し、この接続口から流入する水を隣接する加湿機能体
に供給する導水路と、加湿機能体から抜け出す空気を一
括して排気する排気路とを備えた給水抜気専用機能体で
構成し、この給水抜気専用機能体にも通気路を形成する
複列のリブを設ける手段を採用する。
は、請求項2又は請求項4のいずれかの発明にかかる手
段における保水層の一つを、給水源に接続された給水パ
イプに連通する導水路を有し、この導水路端から隣接す
る加湿機能体に水を供給するとともに、加湿機能体から
抜け出す空気を一括して排気する空気抜きパイプに連通
する排気路を備えた給水抜気専用機能体で構成し、この
給水抜気専用機能体にも通気路を形成する複列のリブを
設ける手段を採用する。
は、請求項1から請求項5までのいずれかの発明にかか
る手段における加湿機能体のリブとリブとの間隔を当該
リブの高さの3倍から30倍までの範囲に構成する手段
を採用する。
明は、請求項1から請求項4までのいずれかの発明にか
かる手段における加湿機能体のリブ及び給水部材又は樹
脂枠を、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエ
チレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ナイロ
ン、ウレタン樹脂、エチレン―酢酸ビニル共重合体、エ
チレン―エチルアクリレート共重合体、エポキシ樹脂の
いずれかの素材で形成する手段を採用する。
導水体の一表面に互いに平行な複数の通気路を形成する
複列のリブと、導水体内に水を供給する導水体内と連通
する給水孔を有する給水部材とを接合して通水可能な加
湿機能体を構成し、この加湿機能体を給水孔が互いに連
通するように複数を積層することによって、複列のリブ
による送気層と導水体による保水層とが一層おきの層構
造をなす加湿装置が得られる。給水孔から水を送水し、
各加湿機能体の各導水体内に封入されている導水部材が
水で含漬される状態に保水させ、各送気層に被加湿空気
を送気すると、各送気層を挟むように臨んでいる保水し
た各導水体の外表面に透過してくる水蒸気が送気に含ま
れ、自然蒸発による加湿が連続的に行なわれる。
るので時間はかからない。リブによる導水体間の送気層
は、波板による間隔板と異り高さに対するリブ間隔の制
約も殆どないうえ、高さに波板のようなばらつきもでき
ないので形状の安定性が高く、通気路の面積を十分広く
することが可能であり、単位面積当りの本数も少なくす
ることができる。リブの間隔が広ければ導水体の外表面
とリブとの接触面積も少なく、送気層の送気に関する圧
力損失が少なくなり、導水体の外表面の透湿機能がリブ
の接触で損なわれる割合も少なくなる。
平な導水体の一表面に互いに平行な複数の通気路を形成
する複列のリブと、導水体内に水を供給する導水体内と
連通する給水孔を有する給水部材と、内部の空気を逃が
す導水体内と連通する抜気孔を有する空気抜き部材とを
接合して通水可能な加湿機能体を構成し、この加湿機能
体を給水孔と抜気孔とが互いに連通するように複数を積
層することによって、複列のリブによる送気層と導水体
による保水層とが一層おきの層構造をなす加湿装置が得
られる。給水孔から水を送水し、各加湿機能体の各導水
体内に封入されている導水部材が水で含漬される状態に
保水させ、各送気層に被加湿空気を送気すると、各送気
層を挟むように臨んでいる保水した各導水体の外表面に
透過してくる水蒸気が送気に含まれ、自然蒸発による加
湿が連続的に行なわれる。
れるうえ、給水とともに導水体内の空気が抜け出してい
くので円滑かつ速やかに行なわれ、導水体が空気を透過
しにくいか透過しない材料であっても速やかに給水する
ことができる。リブによる導水体間の送気層は、波板に
よる間隔板と異り高さに対するリブ間隔の制約も殆どな
いうえ、高さに波板のようなばらつきもできないので形
状の安定性が高く、通気路の面積を十分広くすることが
可能であり、単位面積当りの本数も少なくすることがで
きる。リブの間隔が広ければ導水体の外表面とリブとの
接触面積も少なく、送気層の送気に関する圧力損失が少
なくなり、導水体の外表面の透湿機能がリブの接触で損
なわれる割合も少なくなる。
平な導水体の一表面に互いに平行な複数の通気路を形成
する複列のリブと、導水体内に水を供給する導水体内と
連通する給水孔を有する給水部とを一体成形した樹脂枠
を接合して通水可能な加湿機能体を構成し、この加湿機
能体を給水孔が互いに連通するように複数を積層するこ
とによって、複列のリブによる送気層と導水体による保
水層とが一層おきの層構造をなす加湿装置が得られる。
給水部の給水孔から水を送水し、各加湿機能体の各導水
体内に封入されている導水部材が水で含漬される状態に
保水させ、各送気層に被加湿空気を送気すると、各送気
層を挟むように臨んでいる保水した各導水体の外表面に
透過してくる水蒸気が送気に含まれ、自然蒸発による加
湿が連続的に行なわれる。
るので時間はかからない。樹脂枠のリブによる導水体間
の送気層は、波板による間隔板と異り高さに対するリブ
間隔の制約も殆どないうえ、高さに波板のようなばらつ
きもできないので形状の安定性が高く、通気路の面積を
十分広くすることが可能であり、単位面積当りの本数も
少なくすることができる。リブの間隔が広ければ導水体
の外表面とリブとの接触面積も少なく、送気層の送気に
関する圧力損失が少なくなり、導水体の外表面の透湿機
能がリブの接触で損なわれる割合も少なくなる。特に、
樹脂枠を導水体に接合するだけでリブと給水部を備えた
加湿機能体が構成できるうえ、リブに加わる外力が樹脂
枠全体で担われるので、導水体の傷付きも防ぐことがで
きる。
平な導水体の一表面に互いに平行な複数の通気路を形成
する複列のリブと、導水体内に水を供給する導水体内と
連通する給水孔を有する給水部と、導水体内の空気を逃
がす導水体内と連通する抜気孔を有する空気抜き部とを
一体成形した樹脂枠を接合して通水可能な加湿機能体を
構成し、この加湿機能体を給水孔と抜気孔とが互いに連
通するように複数を積層することによって、複列のリブ
による送気層と導水体による保水層とが一層おきの層構
造をなす加湿装置が得られる。給水部の給水孔から水を
送水し、各加湿機能体の各導水体内に封入されている導
水部材が水で含漬される状態に保水させ、各送気層に被
加湿空気を送気すると、各送気層を挟むように臨んでい
る保水した各導水体の外表面に透過してくる水蒸気が送
気に含まれ、自然蒸発による加湿が連続的に行なわれ
る。
れるうえ、給水とともに導水体内の空気が抜け出してい
くので円滑かつ速やかに行なわれ、導水体が空気を透過
しにくいか透過しない材料であっても速やかに給水する
ことができる。樹脂枠のリブによる導水体間の送気層
は、波板による間隔板と異り高さに対するリブ間隔の制
約も殆どないうえ、高さに波板のようなばらつきもでき
ないので形状の安定性が高く、通気路の面積を十分広く
することが可能であり、単位面積当りの本数も少なくす
ることができる。リブの間隔が広ければ導水体の外表面
とリブとの接触面積も少なく、送気層の送気に関する圧
力損失が少なくなり、導水体の外表面の透湿機能がリブ
の接触で損なわれる割合も少なくなる。特に、樹脂枠を
導水体に接合するだけでリブと給水部と空気抜き部を備
えた加湿機能体が構成できるうえ、リブに加わる外力が
樹脂枠全体で担われるので、導水体の傷付きも防ぐこと
ができる。
求項1又は請求項3のいずれかにかかる作用とともに、
保水層の一つが複列のリブを持つ給水専用機能体で構成
され、この給水専用機能体の接続口から導水路を経て給
水源からの水を各導水体に導入させることができ、加湿
機能体の給水孔の位置とは異る位置からでも各加湿機能
体の導水体に給水できるようになる。
求項1又は請求項3のいずれかにかかる作用とともに、
保水層の一つが複列のリブを持つ給水専用機能体で構成
され、この給水専用機能体の導水路から給水パイプを経
た水を導水路を介して各導水体に導入させるため、加湿
機能体の給水孔の位置とは異る位置からでも各加湿機能
体の導水体に給水できるようになる。
求項2又は請求項4のいずれかにかかる作用とともに、
保水層の一つが複列のリブを持つ給水抜気専用機能体で
構成され、この給水抜気専用機能体の接続口から導水路
を経て給水源からの水を各導水体に導入させることと、
各導水体から抜け出す空気を排気路から一括して排出す
ることができ、加湿機能体の給水孔の位置とは異る位置
からでも各加湿機能体の導水体に給水できるうえ、加湿
機能体の抜気孔の位置とは異る位置からでも各加湿機能
体の導水体から抜け出す空気を排気させることができ
る。
求項2又は請求項4のいずれかにかかる作用とともに、
保水層の一つが複列のリブを持つ給水抜気専用機能体で
構成され、この給水抜気専用機能体の導水路から給水パ
イプを経た水を導水路を介して各導水体に導入させるこ
とと、各導水体から抜け出す空気を空気抜きパイプへ一
括して排出することができ、加湿機能体の給水孔の位置
とは異る位置からでも各加湿機能体の導水体に給水でき
るうえ、加湿機能体の抜気孔の位置とは異る位置からで
も各加湿機能体の導水体から抜け出す空気を排気させる
ことができる。
求項1から請求項5までのいずれかにかかる作用ととも
に、送気層における各通気路の空気抵抗が形状の不安定
さを伴うことなく少なくなる。
請求項1から請求項4までのいずれかにかかる作用とと
もに、リブ及び給水部材又は樹脂枠に関して、それらの
成形性や強度や接着性などを当該素材の属性に応じて都
合の良いものとすることができる。
明する。 実施例1.図1から図4はいずれもこの実施例1の加湿
装置に関するものである。図1に示すこの加湿装置は、
自然蒸発により空気を加湿する自然蒸発式であり、同形
同寸法の多数の加湿機能体1が複数枚積層され、送気層
2と保水層3とが一層おきの層構造をなす6面体に構成
されている。各加湿機能体1は、保水層3を構成する導
水体4と送気層2を構成する複列のリブ5及び導水体4
に水を供給するための給水部材6とから構成されてい
る。
の多孔質材料よりなる導水部材7を、水は透過しないが
水蒸気についてはこれを透過する透湿膜8により形成し
た袋状の膜体9内に封入し、両者の結合した複合シート
構造の例えば長方形やリボン形状の扁平部材として構成
されている。この実施例では、導水部材7は厚さ2mm
のポリエステル系の不織布により構成され、透湿膜8の
膜体9は厚さ50μの多孔質ポリテトラフルオロエチレ
ンシートにより構成されている。
とができる。即ち、図2に示すように長方形に裁断され
た導水部材7の両面に、導水部材7より平面積の大きい
2枚の透湿膜8を点接着で接着し、導水部材7を透湿膜
8で挟んだ3層構造のシートを形成し、透湿膜8の外周
部を接着代を残して切断した後、透湿膜8同士の外周部
を図3に示すように接着によりシールすれば良い。この
実施例では上述の方法で、短辺16cm、長辺29.5
cmの長方形の導水体4に形成されている。この導水体
4の一方の短辺寄りの中央には例えばφ20mm程の通
水孔10が打ち抜かれている。
実施例ではそれぞれ縦3.3mm、横3mmの矩形の断
面形状に成形された塩化ビニルの樹脂細線により構成さ
れている。即ち、図4に示すように導水体4の片面に導
水体4の短辺に沿って平行に25mmおきに10本の樹
脂細線がその横面において導水体4の表面にポリウレタ
ン系の接着剤により接着されてリブ5となっている。
6cm、厚さがリブ5の高さと同じ3.3mmの塩化ビ
ニル製の平板として形成され、図4に示すように導水体
4の通水孔10に整合する給水孔11が中央に開けられ
ている。この給水部材6もリブ5と同じ導水体4の面の
一短辺に沿ってリブ5とならんで通水孔10と給水孔1
1とが整合するようにポリウレタン系の接着剤により水
密状態に接着されている。
材6が接合されてなる図4に示す構成の加湿機能体1を
各々の給水部材6側を整合させ、互いにリブ5同士が向
き合わないようにして複数枚積層し、全体を枠型のケー
シング12に組み込むことで図1に示す加湿装置が構成
される。積層された加湿機能体1は、それぞれ各給水部
材6の一面と隣接する加湿機能体1の給水部材6の背面
側の導水体4の表面とが水密を保持できるように接着さ
れ、一体化されている。このとき、最外層の二つの加湿
機能体1のうちの一つの通水孔10はケーシング12に
形成された給水口13に当該部の接着により連通され、
他の加湿機能体1の通水孔10はその裏面においてめく
ら板14の接着により密閉される。
2の給水口13を給水源と接続して送水すると、各加湿
機能体1の導水体4内に給水部材6の給水孔11から水
が導水される。導水された水は各加湿機能体1の各導水
体4内に封入されている導水部材7を含漬する状態に導
水体4内に保水される。この状態で各送気層2に被加湿
空気を送気すると、各送気層2を挟むように臨んでいる
保水した各導水体4の外表面に透過してくる水蒸気が送
気に含まれ、自然蒸発による加湿が連続的に行なわれ
る。
板による間隔板と異り高さに対するリブ間隔の制約も殆
どなく、隣接する二つのリブ5間に形成される通気路1
5の開口面積は3.3mm×25mmと十分に広いう
え、高さに波板のようなばらつきもなく、単位面積当り
の本数も少ない。従って、積層体としての形状の安定性
は高く、導水体4の外表面とリブ5との接触面積も少な
く、導水体4の外表面の透湿機能がリブ5の接触で損な
われる割合が少ないので加湿性能が向上する。個々の通
気路15の開口面積が広く送気層2全体の送気に関する
圧力損失が減少するので、波板による間隔板を使ったも
のと同じ流路抵抗にすれば、それだけ加湿機能体1同士
の間隔を狭くできることになり全体を小型にすることが
できる。また、同じ外形寸法のものとすれば、より多く
の加湿機能体1を積層できることになり加湿能力の高い
高性能な加湿装置にすることができる。各導水体4への
給水は、並列的に行なわれ、しかも個々の長さはそれ程
長くないので給水時間は短くてすみ、加湿装置の運転に
おける立ち上り時間を短くできる。
った比較的単純な作業内容で作ることができ、長尺のも
のを渦巻状にするような面倒で複雑な工程を含まないの
で製造における生産性は高く、自動化も比較的容易に実
施することができる。
加湿装置を示したものである。この実施例2の加湿装置
は、上述の実施例1で示した加湿装置に給水に関する工
夫を施したもので、給水にかかる構成以外は基本的には
実施例1のものと同じである。従って、実施例1のもの
と同一又は相当する部分については実施例1のものと同
一の符号を用いそれらの説明は省略する。
実施例1で示した加湿装置の保水層3の一つを図5,6
に示すような給水専用機能体16で構成し、この給水専
用機能体16を介して各導水体4に給水させるようにし
たものである。給水専用機能体16は外形が加湿機能体
1と相同に形成されたABS樹脂による一体成形物であ
る。即ち、加湿機能体1と同じ平面積の平板部17の片
面に加湿機能体1のリブ5と同じようなリブ18と給水
部材6に相当する給水部19が一体に突出して成形され
ている。給水部19には給水源20(図8参照)に給水
パイプ21を介して接続するためのパイプ接続口22が
一側に形成されている。給水部19の内部にはパイプ接
続口22に連絡する導水路23が形成され、この導水路
23の一端は給水部19の中央に設けられた連絡孔24
に連通している。給水部19の連絡孔24は加湿機能体
1の導水体4に開けられた通水孔10に整合する位置に
形成されている。パイプ接続口22と導水路23は給水
パイプ21に連通させうるパイプをインサートして構成
することもできる。
なる最外層の加湿機能体1に積層され、最外層の加湿機
能体1の通水孔10と給水部19の連絡孔24とが整合
され給水部19において接着されている。加湿機能体1
とともに給水専用機能体16を積層した全体が図8に示
すような枠状のケーシング12に組込まれ、加湿装置が
構成されている。給水専用機能体16のパイプ接続口2
2は図7に示すように送気層2の開口面側に位置するた
め、ケーシング12は、高さ300mm、幅230m
m、奥行き180mmに構成されているが、実施例1の
ケーシング12とは異り給水にかかる構造は不要であ
る。各加湿機能体1への給水は給水専用機能体16のパ
イプ接続口22に図8に示すように給水源20に繋った
給水パイプ21を接続することにより可能になる。この
ような給水専用機能体16を設けることにより、加湿機
能体1の給水孔11の位置とは異る位置からでも給水で
き、複数の加湿装置を隣接させて大型の加湿装置を構成
するような場合でも、給水パイプ21の配管は容易であ
り、加湿装置同士を密着させることも可能になる。これ
以外の機能は実施例1のものと同じであるのでその説明
は省略する。
して構成した加湿装置に、図8に示すように給水源20
に連絡した給水タンク25と給水専用機能体16のパイ
プ接続口22とを給水パイプ21により接続し給水した
ところ、給水圧力0.05kg/cm2の場合でも10
分以内に各導水体4は満水になった。そして、空気温度
20℃、湿度50%の空気を300立米/時の割合で送
気層2に送気したところ、0.46kg/時の加湿量が
得られ、静圧損失は2.1mm水柱であった。
の加湿装置を示したものである。この実施例3の加湿装
置は、上述の実施例2で示した加湿装置の各加湿機能体
1に給水とともに導水体4内の空気を逃がすことができ
る構成を取り入れたもので、空気抜きにかかる構成以外
は基本的には実施例2のものと同じである。従って、実
施例2や実施例1のものと同一部分については同一の符
号を用いそれらの詳細な説明は省略する。
湿膜8は、厚さ40μの多孔質ポリテトラフルオロエチ
レンシートに親水性のポリウレタン樹脂をコーティング
した複合透湿膜が用いられている。そして、長方形に裁
断された厚さ2mmのポリエステル系の不織布よりなる
導水部材7の両面に、導水部材7より平面積の大きい2
枚の透湿膜8の親水性のポリウレタン樹脂面側を点接着
で接着し、実施例1で示したようにして導水体4が形成
されている。この実施例3の導水体4も実施例1や実施
例2と同様、短辺16cm、長辺29.5cmの長方形
に形成されている。この導水体4の一方の短辺寄りの中
央には例えばφ15mm程の通水孔10が打ち抜かれ、
他方の短辺寄りの中央には、例えばφ10mm程の抜き
孔26が打ち抜かれている(図9参照)。
例1,2と同様に縦3.3mm、横3mmの矩形の断面
形状の塩化ビニルの樹脂細線よりなり、導水体4の片面
に導水体4の短辺に沿って平行に約25cmおきに9本
の樹脂細線をその横面において導水体4の表面にポリウ
レタン系の接着剤により接着することにより構成されて
いる。
6cm、厚さがリブ5の高さと同じ3.3mmの塩化ビ
ニル製の平板として形成され、導水体4の通水孔10に
整合する給水孔11が中央に開けられ、実施例1と同様
にリブ5と同じ導水体4の面の一短辺に沿ってリブ5と
ならんで通水孔10と給水孔11とが整合するようにポ
リウレタン系の接着剤により接着されている。
れぞれ20mm、16cm、厚さがリブ5の高さと同じ
3.3mmの塩化ビニル製の平板として形成された空気
抜き部材27が図10,11に示すように接着され、加
湿機能体1として構成されている。空気抜き部材27の
中央には導水体4の抜き孔26に整合する抜気孔28が
開けられ、リブ5と同じ導水体4の面の他の短辺に沿っ
てリブ5とならんで抜き孔26と抜気孔28とが整合す
るようにポリウレタン系の接着剤により接着されてい
る。
6並びに空気抜き部材27が接合されてなる加湿機能体
1を各々の給水部材6側と空気抜き部材27側とを整合
させ、互いにリブ5同士が向き合わないようにして複数
積層し、全体を枠型のケーシング12に組み込むことで
加湿装置が構成される。このように積層された加湿機能
体1は、それぞれ各給水部材6の一面と隣接する加湿機
能体1の給水部材6の背面側の導水体4の表面とが水密
を保持できるように接着され、また、空気抜き部材27
側についても同様に接着され一体化されている。この実
施例3の加湿装置も、加湿機能体1の最外層のものの通
水孔10と抜き孔26とはめくら板14でそれぞれ閉止
される。
水専用機能体16に空気抜き構造を付加した給水抜気専
用機能体29が実施例2の給水専用機能体16と同様の
仕方で設けられている。即ち、給水抜気専用機能体29
は図12,13に示すように外形が加湿機能体1と相同
に形成されたABS樹脂の一体成形物として構成され、
加湿機能体1と同じ平面積の平板部30の片面に加湿機
能体1のリブ5と同じようなリブ31と給水部材6に相
当する給水部32と給水部32の反対側に空気抜き部3
3とが一体に突出して成形されている。給水部32は実
施例2の給水専用機能体16と同じ構成で、空気抜き部
33には空気抜きパイプ34を接続するための接続口3
5が一側に形成されている。空気抜き部33の内部には
接続口35に連絡する排気路36が形成され、この排気
路36の一端は空気抜き部33の中央に設けられた空気
抜き孔37に連通している。空気抜き孔37は加湿機能
体1の導水体4に開けられた抜き孔26に整合する位置
に形成されている。接続口35と排気路36とは空気抜
きパイプ34に連通させうるパイプをインサートして構
成することもできる。これ以外の構成は実施例2のもの
と同じである。
気専用機能体29を積層した全体が実施例2と同様に図
15に示すような枠状のケーシング12に組込まれ、加
湿装置が構成されている。給水抜気専用機能体29のパ
イプ接続口22と接続口35は図15に示すようにいず
れも送気層2の開口面側に位置する。この加湿装置に、
図15に示すように給水源20に連絡した給水タンク2
5と給水抜気専用機能体29のパイプ接続口22とを給
水パイプ21により接続し給水すると、実施例2と同様
に各導水体4に給水されるが、給水とともに各導水体4
内の空気が給水側とは反対側の空気抜き部33の空気抜
き孔37から逃げ出し給水抜気専用機能体29の排気路
36を経て一括して接続口35から空気抜きパイプ34
により外部に放出される。従って、透湿膜8が空気を透
過しないか透過し難い材料であっても各加湿機能体1へ
の給水は円滑に行なわれる。
の実施例3の加湿装置に実施例2と同様に図15に示す
ように給水タンク25から給水したところ、給水圧力
0.05kg/cm2の場合でも10分以内に各導水体
4は満水状態になった。そして、空気温度20℃、湿度
50%の空気を300立米/時の割合で送気層に送気し
たところ、0.46kg/時の加湿量が得られ、静圧損
失は2.1mm水柱であった。また、空気抜きパイプ3
4を閉止して給水したところ、給水圧力0.5kg/c
m2においても24時間後には各導水体4が満水状態に
なった。
4の加湿装置を示したものである。この実施例4の加湿
装置は、実施例1の加湿装置における給水部材6とリブ
5とを図16に示したような一つの樹脂枠38として一
体成形したもので、これ以外の構成は基本的には実施例
1や実施例2のものと同じである。従って、実施例1,
2のものと同一部分については同一の符号を用いそれら
の詳細な説明は省略する。
厚さが30μである点を除けば実施例1のものと同じ構
成である。加湿機能体1の通気路15及び給水部を構成
する樹脂枠38は、実施例1で示した各リブ5に相当す
るリブ39と給水部材6に相当する給水部40とが両端
の連結構造41で連結した図16に示すような梯子形に
ABS樹脂で一体成形された構成で、導水体4の片面に
ポリウレタン系の接着剤により、実施例1のものと同様
に接着されている。なお、導水体4は図17に示すよう
に樹脂枠38の連結構造41の間に収め込まれ、接着さ
れている。
例2と同様に給水専用機能体16の接合により構成され
ている。給水専用機能体16は実施例2と同じ構成のも
のでもよいが、この実施例4では、図20に示すように
中間層に給水部分を構成できるように図18,19に示
すように構成されている。即ち、給水専用機能体16は
外形が加湿機能体1と相同に形成されたABS樹脂の一
体成形物として構成され、加湿機能体1と同じ平面積で
厚さ1.5mmの平板部17の両面に加湿機能体1のリ
ブ39と同じ3.3mmのリブ18と給水部材6に相当
しリブ39と同じ高さの給水部19が一体に突出してい
る。給水部19には給水源に給水パイプを介して接続す
るためのパイプ接続口22が一側に形成されている。給
水部19の内部にはパイプ接続口22に連絡する導水路
23が形成され、この導水路23の一端は給水部19の
中央に設けられた連絡孔24に連通している。給水部1
9の連絡孔24は加湿機能体1の導水体4に開けられた
通水孔10に整合する位置に形成されている。
体1の任意の層間に挟み付け、実施例2のようにそれぞ
れを積層状態でポリウレタン系の樹脂で接着することに
より図20に示すような加湿装置が構成されている。た
だし、この実施例4の加湿装置では給水専用機能体16
が中間層にあるため、最外層の二つの加湿機能体1の通
水孔10はいずれもめくら板14で密閉されている。こ
れ以外の基本的構成は実施例1,2のものと同じであ
る。
の任意の位置におくことができ、給水についての配管や
給水位置の自由性度が増す。これ以外の基本的機能は実
施例1,2のものと同じであり、その説明は省略する。
能体1を積層して構成し、枠状で高さ300mm、幅2
30mm、奥行き180mmのケーシングに実施例2の
ものと同様に組込み、給水源に連絡した給水タンクと給
水専用機能体16のパイプ接続口22とを給水パイプに
より接続し給水したところ、給水圧力0.05kg/c
m2の場合でも10分以内に各導水体4は満水状態にな
った。そして、空気温度20℃、湿度50%の空気を3
00立米/時の割合で送気層2に送気したところ、0.
51kg/時の加湿量が得られ、静圧損失は2.1mm
水柱であった。
施例4の加湿装置と基本的構成は同じである。従って、
実施例4のものと同一部分については同一の符号を用い
それらの詳細な説明は省略する。
mのポリエステル系の不織布により構成され、透湿膜8
は厚さ30μの多孔質ポリテトラフルオロエチレンシー
トにより構成され、実施例1の図2に示すような導水体
4が構成されている。加湿機能体1の通気路15び給水
部を構成する樹脂枠38は、図21に示すように実施例
1で示した各リブ5に相当する高さ2.6mmのリブ3
9と給水部材6に相当する給水部40とが両端の連結構
造41で連結した梯子形にABS樹脂で一体成形された
構成で、導水体4の片面にポリウレタン系の接着剤によ
り、実施例4のものと同様に接着されている。なお、導
水体4は樹脂枠38の連結構造41の間に収め込まれ、
接着されている。
例4と同様に図22,23に示すような給水専用機能体
16の接合により構成されている。給水専用機能体16
は実施例4のものと同じ構成で、図24に示すように中
間層に給水部分を構成できるように構成されている。即
ち、給水専用機能体16は外形が加湿機能体1と相同に
形成されたABS樹脂の一体成形物として構成され、加
湿機能体1と同じ平面積の平板部17の両面に加湿機能
体1のリブ39より低い2.6mmのリブ18と給水部
材6に相当する厚さ10mmの給水部19が一体に突出
している。これ以外の構成は実施4のものと同じであ
る。
能体1を積層して構成し、枠状で高さ300mm、幅2
30mm、奥行き180mmのケーシングに実施例2の
ものと同様に組込み、給水源に連絡した給水タンクと給
水専用機能体16のパイプ接続口22とを給水パイプに
より接続し給水したところ、給水圧力0.05kg/c
m2の場合でも10分以内に各導水体4は満水状態にな
った。そして、空気温度20℃、湿度50%の空気を3
00立米/時の割合で送気層2に送気したところ、0.
63kg/時の加湿量が得られ、静圧損失は3.4mm
水柱であった。
施例5の加湿装置における加湿機能体1を給水専用機能
体16の両側に21枚ずつ積層して図25に示す加湿装
置としたもので、これ以外の基本的構成は実施例5と同
じである。従って、実施例5のものと同一部分について
は同一の符号を用いそれらの詳細な説明は省略する。
m、幅200mm、奥行き180mmのケーシングに実
施例2のものと同様に組込み、給水源に連絡した給水タ
ンクと給水専用機能体16のパイプ接続口22とを給水
パイプにより接続し給水したところ、給水圧力0.05
kg/cm2の場合でも10分以内に各導水体4は満水
状態になった。そして、空気温度20℃、湿度50%の
空気を300立米/時の割合で送気層2に送気したとこ
ろ、0.58kg/時の加湿量が得られ、静圧損失は
3.9mm水柱であった。
1の形状は全て平面状の長方形に形成されているが、例
えば図26により示すように屈曲した形状とすること
も、長方形以外の形状にすることも可能である。従来の
ような波板の間隔板による構成では、波板の歩留まりの
関係で側面から見た形状が長方形や正方形の形状にしか
構成できないが、各実施例で示した加湿機能体1によれ
ば、長方形や正方形以外の形状に構成することもでき、
加湿装置を組込む機器の組み込みスペースや形状に応じ
て形状や大きさが柔軟に対応できる。
なくても、例えば直径が高さとなる丸形断面のものや、
底辺が平面で上部が半円の蒲鉾形の断面形状のものや、
さらには台形の断面形状のものとすることも必要に応じ
て採用することもできる。
いわゆる透湿膜であればよく、例えば、実施例で示した
素材によるもの以外に、多孔質ポリエチレンフィルム
や、多孔質ポリプロピレンフィルム、不織布の表面にイ
オン交換樹脂の薄膜を重合した材料などを採用すること
もでき、この他にもポリテトラフルオロエチレン等の薄
膜の透湿膜に織布やニット(編み布)等の基布を重合さ
せた複合透湿膜を採用しても良い。
としては、不織布が入手しやすくコスト的に有利である
が、繊維を厚さ方向にループさせた組成のニット(編み
布)や3次元織物のような布素材の他、樹脂粒子を空間
を持たせて融着させた構成の焼結樹脂(ブリジストン社
の商標名エバーライトスコット等)や、金属の発泡体
(発泡ニッケル等)でできたシート状の多孔体を適用す
ることもできる。
材による他、熱融着や超音波融着やシール材含浸等の既
存のシール方法を広く採用することができる。
材は水道管や水タンクに広く使われている塩化ビニルが
適しているが、ポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂
も採用することができる。この他にも成形性に重点をお
くならばポリスチレン樹脂やABS樹脂を、柔軟性に重
点をおくならばナイロンやウレタン樹脂を、柔軟性と接
着性に重点をおくならばエチレン―酢酸ビニル共重合体
(EVA)、エチレン―エチルアクリレート共重合体
(EEA)を、強度を重視するならばエポキシ樹脂をそ
れぞれリブ5や給水部材6等の素材として選定すればよ
く、導水体4との関係において最適なものを選択すれば
よい。
らず、リブ5や樹脂枠38や給水部材6の材料や透湿膜
8の素材に合った接着性を持つ接着剤を適宜選定すれば
よい。
機能体1のリブ5,39の本数を少なくするほど加湿量
を大きくでき、リブ5,39の間隔を広げるほど静圧損
失を小さくすることができる。このことをより具体的に
確認するために実施した試験結果を図27において表に
示した。
で示した加湿装置と同じ構成で、図28に示すようにリ
ブ5を持たない加湿機能体1aをそれらの給水部材6の
部分が重なるように積層し接着して得られる図29に示
すような基本ユニット42を製作し、この基本ユニット
42の各導水体4間に図30に示すような構成の数種の
リブ枠43を挟み込んで加湿量及び静圧損失を測定し
た。
機能体1aは図28に示すように実施例2の加湿機能体
1のリブ5を除いた構成で、導水体4の寸法形状も実施
例2で示したものと同じものとし、42枚を積層して構
成した。最外層の加湿機能体1aの一つには実施例2で
示したABS樹脂で一体成形された給水専用機能体16
を接合した(図29参照)。上記構成の基本ユニット4
2の加湿機能体1a間に図30に示すような3.3mm
の高さのリブ5の両端を連結構造44で連結した梯子状
のリブ枠43を挟み込み、全体をケーシングに組み込ん
で各導水体4に給水し、空気温度20℃、湿度50%の
空気を300立米/時の割合で送気層2に送気するよう
にした。リブ5の本数Nとリブ5の間隔Hの異る図31
に示すA,B,C,D,Eの五種類のリブ枠43を使っ
て、それぞれのリブ枠43について上記条件での加湿量
及び静圧損失を測定した結果が図27の表である。この
測定結果はリブ5の本数Nの数値が小さく、間隔Hの数
値が大きいものほど加湿量は大きい数値となり、静圧損
失は小さい数値となることを示している。
率と、加湿量と静圧損失との関係は図32に示すとおり
であり、リブ5の高さとリブ5の間隔との比が3以下に
なると急激に静圧損失が上昇し、加湿性能が低下するこ
とも確認できている。上記した基本ユニット42とリブ
枠43との組合せにおいては、リブ5の高さに対するリ
ブ5の間隔が大きいためリブ5とリブ5との中間部分で
導水体4間の寸法が不安定になりやすく、給水状態では
隣接する導水体4同士が接触したり撓んだりして性能も
不安定になる。
比は3以上が好ましく、導水部材7が不織布のような柔
軟な材料でできている場合は、15程度の比が上限であ
る。また、導水部材7の板厚が2mm以下と薄い場合に
は圧導水部材7が焼結樹脂のような撓み強度が強い材料
でできている場合でも、リブ5の高さとリブ5の間隔と
の比は30程度が上限である。
び特性を明確にするために次のような比較対象となる加
湿装置を製作し比較試験を実施した。〈比較例1〉多孔
質ポリテトラフルオロエチレンシートの一面に親水性ポ
リウレタン樹脂をコーティングし、他面に補強用の通気
性の高い布材料を接着して構成した複合材料(ジャパン
ゴアテックス社の商品名―2世代ゴアテックス膜)を透
湿膜として用いた自然蒸発式の加湿装置である。
ポリウレタンコーティグをした面の半分に図33に示す
ように10本の直径2mmの塩化ビニル製のリブ45を
約20mmおきにポリウレタン系の接着剤で接着し、二
つ折りにした後、端部を貼り合せてチューブ状にし、内
部に水は通過しないが空気は通過する長さ10m、内径
3mmのパイプ状の多孔質中空部材46を挿入した。こ
れの一端に給水口47を設け、残部を閉止して袋状に
し、チューブ状膜体48を構成した。長さ10mのチュ
ーブ状膜体48と長さ10mの波板よりなる間隔板49
をチューブ状膜体48のリブ45を接着した面と間隔板
49が内側になるようにスパイラル状に積層して図34
に示すような従来例として冒頭で説明したような加湿装
置とした。
m、幅230mm、奥行き200mmのケーシングに組
み込み給水タンクから給水させた。給水圧力0.05k
g/cm2の場合では満水になるのに30分を要した。
また、空気温度20℃、湿度50%の空気を300立米
/時の割合で送気したところ、加湿量は0.45kg/
時で、静圧損失は5.4mm水柱であった。
ット42の各導水体4の間に、リブ枠43に換えて高さ
3.3mmの波板よりなる間隔板49を挟み込み接着し
て図35に示すような自然蒸発式の加湿装置とした。
m、幅230mm、奥行き180mmのケーシングに組
み込み給水タンクから給水させた。給水圧力0.05k
g/cm2の場合では10分以内で満水になった。ま
た、空気温度20℃、湿度50%の空気を300立米/
時の割合で間隔板49の形成する層間に送気したとこ
ろ、加湿量は0.50kg/時で、静圧損失は6.4m
m水柱であった。
性能を合わせて示したものが図36の表である。即ち、
実施例1を含め実施例2から実施例6の加湿装置は、い
ずれも比較例1より高い性能と低い圧力損失を呈する。
また、給水に要する時間も比較例1よりも大幅に短縮す
る。実施例4の加湿装置では静圧損失は変らずに加湿量
の増大が実現する。リブ39の高さを低くして加湿機能
体1の枚数を多くした実施例5では、静圧損失はやや増
加するものの加湿量の一層の増加が実現する。実施例5
の加湿機能体1の枚数を減少させて小型化した実施例6
では、小型化にも拘らず比較例1,2や実施例2,3,
4のものより高い性能が得られ、静圧損失については比
較例1よりも低いものとなっている。比較例2は比較例
1の長尺による問題点を改善したものと言えるが、比較
例1よりも加湿量は多くなっているものの、静圧損失は
比較例1及び各実施例よりも高く、実施例4,5,6よ
り加湿量は低下している。
6の全てが、比較例1より短くなっており、短時間で給
水できることが明確になっている。装置をより大型にし
た場合、比較例1のような構成ではチューブ状膜体48
が一層長くなるため給水に一段と時間がかかることにな
るが、各実施例のように保水層3が並列する構成では層
の増加によっても給水に要する時間は殆ど増加しないで
済む。
うに、請求項1の発明によれば加湿機能体への給水が並
列的に行なわれるので給水の時間が短くなり、リブによ
る導水体間の送気層は、波板による間隔板と異り高さに
対するリブ間隔の制約も殆どないうえ、高さに波板のよ
うなばらつきもできないので形状の安定性も高く、通気
路の面積を十分広くすることも可能であり、導水体の外
表面との接触面積も少なくできる。従って、送気層の送
気に関する圧力損失が少なく、導水体の透湿機能が損な
われる割合も少なくなり、加湿能力が向上する。そし
て、裁断と積層といった比較的簡単な操作で製造するこ
とができ、製造の自動化も可能であり生産性の良い加湿
装置が得られる。
の給水が並列的に行なわれるうえ、給水とともに導水体
内の空気が給水とともに抜気されていくので給水を円滑
かつ速やかに行なうことができ、導水体が空気を透過し
にくいか透過しない材料であっても対応することができ
る。さらにリブによる導水体間の送気層は、波板による
間隔板と異り高さに対するリブ間隔の制約も殆どないう
え、高さに波板のようなばらつきもできないので形状の
安定性も高く、通気路の面積を十分広くすることができ
る。従って、送気層の送気に関する圧力損失が少なく、
導水体の透湿機能が損なわれる割合も少なくなり、加湿
能力が向上する。そして、裁断と積層といった比較的簡
単な操作で製造することができ、製造の自動化も可能で
あり生産性の良い加湿装置が得られる。
給水が並列的に行なわれるので給水の時間が短くなり、
リブによる導水体間の送気層は、波板による間隔板と異
り高さに対するリブ間隔の制約も殆どないうえ、高さに
波板のようなばらつきもできないので形状の安定性も高
く、通気路の面積を十分広くすることも可能であり、導
水体の外表面との接触面積も少なくできる。従って、送
気層の送気に関する圧力損失が少なく、導水体の透湿機
能が損なわれる割合も少なくなり、加湿能力が向上す
る。そして、裁断と樹脂枠の積層といった比較的簡単な
操作で製造することができ、製造の自動化も可能であり
より生産性の良い加湿装置が得られるうえ、より薄い高
性能な透湿膜で導水体の袋状の膜体を構成することがで
きるので性能の一層の向上が達成できる。
一表面に樹脂枠を接合するだけで給水と空気抜きとがで
き、導水体が空気を透過しにくいか透過しない材料であ
っても対応することができる高性能で給水性も良い生産
性についても良好な加湿装置が得られる。
求項3のいずれかにかかる発明の効果とともに、給水位
置の自由度が増し、機器への対応性が向上する。
求項3のいずれかにかかる発明の効果とともに、加湿機
能体の給水孔の位置とは異る位置からでも各加湿機能体
の導水体に給水でき、給水位置の自由度が増し、機器へ
の対応性が向上する。
求項4のいずれかにかかる発明の効果とともに、加湿機
能体の給水孔の位置とは異る位置からでも各加湿機能体
の導水体に給水できるうえ、加湿機能体の抜気孔の位置
とは異る位置からでも各加湿機能体の導水体から抜け出
す空気を排出させることができ、給水位置及び空気抜き
の位置の自由度が増し、機器への対応性が向上する。
求項4のいずれかにかかる発明の効果とともに、加湿機
能体の給水孔の位置とは異る位置からでも各加湿機能体
の導水体に給水できるうえ、加湿機能体の抜気孔の位置
とは異る位置からでも各加湿機能体の導水体から抜け出
す空気を排出させることができ、給水位置及び空気抜き
の位置の自由度が増し、機器への対応性が向上する。
求項5までのいずれかにかかる発明の効果とともに、送
気層における各通気路の空気抵抗が形状の不安定さを伴
うことなく少なくでき、性能と構造の安定性の調和が実
現する。
請求項4までのいずれかにかかる発明の効果とともに、
リブ及び給水部材又は樹脂枠に関して、それらの成形性
や強度や接着性などを当該素材の属性に応じて都合の良
いものとすることができ、加湿性能の一層の向上を推進
することができる。
る。
の構成を示す斜視図である。
である。
視図である。
図である。
ある。
した斜視図である。
る。
る。
面図である。
面図である。
る。
示した斜視図である。
た正面図である。
る。
である。
である。
である。
た正面図である。
である。
である。
である。
である。
図である。
て示した説明図である。
湿機能体の斜視図である。
本ユニットを示した斜視図である。
ブ枠の正面図である。
ブ枠の種類を示す説明図である。
間隔との比に対する特性を示す説明図である。
ために使った比較例1としての主要部の構成を示す斜視
図である。
ために使った比較例1としての加湿装置を示す斜視図で
ある。
ために使った比較例2の加湿装置を示す斜視図である。
ために使った比較例1,2と各実施例との性能及び特性
を表にして示した説明図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 シート状の多孔質材料よりなる導水部材
を、水は透過しないが水蒸気についてはこれを透過する
透湿膜により形成した袋状の膜体内に封入し、両者の結
合した複合構造の扁平な導水体を構成するとともに、こ
の導水体の一表面に互いに平行な複数の通気路を形成す
る複列のリブと、この導水体内に水を供給する導水体内
と連通する給水孔を有する給水部材とを接合して通水可
能な加湿機能体を構成し、この加湿機能体を上記給水孔
が互いに連通するように複数積層し、上記リブによる送
気層と上記導水体による保水層とが一層おきの層構造を
なすように構成したことを特徴とする加湿装置。 - 【請求項2】 シート状の多孔質材料よりなる導水部材
を、水は透過しないが水蒸気についてはこれを透過する
透湿膜により形成した袋状の膜体内に封入し、両者の結
合した複合構造の扁平な導水体を構成するとともに、こ
の導水体の一表面に互いに平行な複数の通気路を形成す
る複列のリブと、この導水体内に水を供給する導水体内
と連通する給水孔を有する給水部材と、内部の空気を逃
がす導水体内と連通する抜気孔を有する空気抜き部材と
を接合して通水可能な加湿機能体を構成し、この加湿機
能体を上記給水孔及び上記抜気孔とが互いに連通するよ
うに複数積層し、上記リブによる送気層と上記導水体に
よる保水層とが一層おきの層構造をなすように構成した
ことを特徴とする加湿装置。 - 【請求項3】 シート状の多孔質材料よりなる導水部材
を、水は透過しないが水蒸気についてはこれを透過する
透湿膜により形成した袋状の膜体内に封入し、両者の結
合した複合構造の扁平な導水体を構成するとともに、こ
の導水体の一表面に互いに平行な複数の通気路を形成す
る複列のリブと、この導水体内に水を供給する導水体内
と連通する給水孔を有する給水部とを一体成形した樹脂
枠を接合して加湿機能体を構成し、この加湿機能体を上
記給水孔が互いに連通するように複数積層し、上記リブ
による送気層と上記導水体による保水層とが一層おきの
層構造をなすように構成したことを特徴とする加湿装
置。 - 【請求項4】 シート状の多孔質材料よりなる導水部材
を、水は透過しないが水蒸気についてはこれを透過する
透湿膜により形成した袋状の膜体内に封入し、両者の結
合した複合構造の扁平な導水体を構成するとともに、こ
の導水体の一表面に互いに平行な複数の通気路を形成す
る複列のリブと、この導水体内に水を供給する導水体内
と連通する給水孔を有する給水部と、内部の空気を逃が
す導水体内と連通する抜気孔を有する空気抜き部とを一
体成形した樹脂枠を接合して加湿機能体を構成し、この
加湿機能体を上記給水孔及び上記抜気孔とが互いに連通
するように複数積層し、上記リブによる送気層と上記導
水体による保水層とが一層おきの層構造をなすように構
成したことを特徴とする加湿装置。 - 【請求項5】 請求項1又は請求項3のいずれかに記載
の加湿装置であって保水層の一つを、給水源に接続する
接続口を有し、この接続口から流入する水を隣接する加
湿機能体に供給する導水路を備え、表面には通気路を形
成する複列のリブを持つ給水専用機能体で構成したこと
を特徴とする加湿装置。 - 【請求項6】 請求項1又は請求項3のいずれかに記載
の加湿装置であって保水層の一つを、給水源に接続され
た給水パイプに連通する導水路を備え、この導水路端か
ら隣接する加湿機能体に水を供給する給水専用機能体で
構成し、この給水専用機能体にも通気路を形成する複列
のリブを設けたことを特徴とする加湿装置。 - 【請求項7】 請求項2又は請求項4のいずれかに記載
の加湿装置であって保水層の一つを、給水源に接続する
接続口を有し、この接続口から流入する水を隣接する加
湿機能体に供給する導水路と、加湿機能体から抜け出す
空気を一括して排気する排気路とを備えた給水抜気専用
機能体で構成し、この給水抜気専用機能体にも通気路を
形成する複列のリブを設けたことを特徴とする加湿装
置。 - 【請求項8】 請求項2又は請求項4のいずれかに記載
の加湿装置であって保水層の一つを、給水源に接続され
た給水パイプに連通する導水路を有し、この導水路端か
ら隣接する加湿機能体に水を供給するとともに、加湿機
能体から抜け出す空気を一括して排気する空気抜きパイ
プに連通する排気路を備えた給水抜気専用機能体で構成
し、この給水抜気専用機能体にも通気路を形成する複列
のリブを設けたことを特徴とする加湿装置。 - 【請求項9】 請求項1から請求項5までのいずれかに
記載の加湿装置であって、その加湿機能体のリブとリブ
との間隔を当該リブの高さの3倍から30倍までの範囲
の間隔に設定したことを特徴とする加湿装置。 - 【請求項10】 請求項1から請求項4までのいずれか
に記載の加湿装置であって、その加湿機能体のリブ及び
給水部材又は樹脂枠の素材が、塩化ビニル樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、
ABS樹脂、ナイロン、ウレタン樹脂、エチレン―酢酸
ビニル共重合体、エチレン―エチルアクリレート共重合
体、エポキシ樹脂のいずれかであることを特徴とする加
湿装置。
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