JP3124078B2 - 空気加湿乃至冷却器 - Google Patents

空気加湿乃至冷却器

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JP3124078B2
JP3124078B2 JP03284128A JP28412891A JP3124078B2 JP 3124078 B2 JP3124078 B2 JP 3124078B2 JP 03284128 A JP03284128 A JP 03284128A JP 28412891 A JP28412891 A JP 28412891A JP 3124078 B2 JP3124078 B2 JP 3124078B2
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成信 國近
忠信 武藤
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株式会社荏原シンワ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱交換用の気液接触
型充填材を水槽から吊り下げ、これら充填材間を通過す
る空気流と各充填材の表面上を流下する液体を直交流式
に直接接触させて、前記空気流の温度を調整し、かつそ
の湿度を加減調整する空気加湿乃至冷却器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の空気加湿乃至冷却器が、特開平
1ー102227号公報に記載されており、全体逆L字
状の熱交換用の気液接触型充填材を多数間隔をおいて上
部水槽から垂れ下げ、その下端をドレンバン内に位置さ
せ、上部水槽から吸い上げた水を気液接触型充填材上に
沿って流下し、流下中の水と気液接触型充填材間を水平
に流れる空気流とを直接接触させて、水の蒸発により空
気流の温度を調整するとともに加湿し、生活空間、作業
所内に供給する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記先行技術の空気加
湿乃至冷却器では、全体逆L字状の熱交換用の気液接触
型充填材の上端は唯単に上部水槽内に挿入させてあるの
みであるため、空気流の通過により、この充填材が空気
流方向に移動したり、振動し易くなり、騒音の原因とな
る。更に、この形状では水槽からの冷却水の吸い上げ量
は水槽の水位の高低に応じて余り大きく変化せず、空気
流の湿度を調整する能力に欠けている。この発明の目的
は、前記欠点を改良し、上部水槽に気液接触型充填材を
嵌め合わせ、空気流の通過に伴うこの充填材の振動、移
動の程度を軽減、かつその上部水槽の上方スペースを有
効に利用した空気加湿乃至冷却器を市場に提供すること
である。この発明の他の目的は、前記欠点を改良し、気
液接触型充填材の上部水槽への浸漬する形状に工夫を凝
らし、水槽からの冷却水の吸い上げ量を水槽内の水位に
応じて変化させ、湿度を調整可能とした空気加湿乃至冷
却器を市場に提供することである。この発明のもう一つ
の目的は、前記欠点を改良し、吸い上げた液体を重力流
下することで気液接触型充填材の濡れ壁を充分に形成
し、空気流の湿度調整を保証する空気加湿乃至冷却器を
市場に提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明は、熱交換用の気液接触型充填材を複数
枚、間隔をおいて上部水槽から垂れ下げ、この垂れ下げ
られた充填材間を通過する空気流と各充填材の表面上を
流下する液体を直交流式に直接接触させて、この液体を
冷却し、かつ前記空気流の湿度を加減調整する空気加湿
乃至冷却器において、前記熱交換用の気液接触型充填材
は合成樹脂製のシート状基材の表裏面に、吸水性の湿潤
層が一体に形成されてなり、前記水槽は断面樋状で上部
が開口した形状としてあり、この水槽は前記並列して配
置された気液接触型充填材の上部寄りでこれら気液接触
型充填材を貫通して略水平に嵌め込んであり、この水槽
内の液体に前記気液接触型充填材の一部が少なくとも1
箇所で浸漬して、前記気液接触型充填材の浸漬部分は、
前記空気流の風上側寄りでその下向きの尖端部が前記水
槽内の液体に浸漬する逆三角形の爪部分からなることを
特徴とするする空気加湿乃至冷却器とする。
【0005】この発明の空気加湿乃至冷却器の前記逆三
角形の爪部が2箇所以上設けてあるものにおいて、前記
空気量の風上側の爪部分は、風下側の爪部分に比べ長
く、かつこの風上側の爪部分の尖端部は風下側の爪部分
の尖端部に比べて低位にあることが望ましい。この発明
の空気加湿乃至冷却器における前記水槽の縁高さは、請
求項2に記載された前記逆三角形の爪部分の高さに応じ
て風上側において低く、風下側ほど高くしてあることも
ある。この発明の空気加湿乃至冷却器における前記湿潤
層が吸湿布の一種である不織物としてあることもある。
【0006】この発明の空気加湿乃至冷却器における前
記水槽の周囲に位置する隣接する前記気液接触型充填材
間の間隙部にはスペーサとして短冊状の吸収補助材が前
記水槽内の液体に前記吸収補助材の一部が少なくとも1
箇所において浸漬した状態で前記気液接触型充填材と平
行に、かつ相互密着して前記水槽に嵌め込んで配列され
ていることが望ましい。この発明の空気加湿乃至冷却器
における前記吸収補助材の浸漬部分は隣接する気液接触
型充填材間を流れる空気流の風下と風上側の少なくとも
2ヵ所でその下向きの尖端部が前記水槽内の液体に浸漬
し、かつ前記充填材における爪部部とその形状、形成位
置が符合する逆三角形の爪部分からなることが好まし
い。
【0007】この発明の空気加湿乃至冷却器における前
記吸収補助材はスボンジ材としてある場合もある。この
発明の空気加湿乃至冷却器における前記上部水槽と気液
接触型充填材との嵌め込み部で、上部水槽の下面近傍に
おいて、気液接触型充填材の表裏面を貫いて開口部が設
けてあり、この開口部を介して、前記気液接触型充填材
の表裏面に位置する両側の前記吸収補助材の一部が相互
接触し、液体の分配通路を形成していることを特徴とし
てあることが望ましい。
【0008】
【作用】次に、前記のように構成した請求項1記載の発
明である空気加湿乃至冷却器の作用をその使用方法と共
に説明する。 イ)空気調和機と組合せてこの発明が加湿器して使用さ
れる場合(図9参照)暖房時において、空気調和機のフ
アンを駆動し、空気吸入口からケーシング内に室内空気
を取り込み、熱交換器によりこの空気流を加熱した後、
上部水槽から垂れ下がっている前記気液接触型充填材間
を通過させる。この通過時において、湿度に応じて前記
上部水槽内の液体を毛細管現象によって、上部水槽内に
少なくとも1箇所で浸漬している前記気液接触型充填材
の一部から吸い上げると、この液体は気液接触型充填材
の湿潤層内で左右に拡散し、順次前記気液接触型充填材
に沿って重力で流下し、この気液接触型充填材の外表面
に濡れ壁を形成する。この濡れ壁と空気流を直接接触さ
せ、水の蒸発により温度調整された空気の相対湿度を例
えば55%乃至77%程度に高め、冬期における室内で
の生活環境を最適なものとする。この際、上部水槽はこ
れら充填材を貫通して嵌め込まれているため、空気流に
より、その位置が空気流方向に変位することはなく、所
定の吊り上げ位置に維持され、その変位に伴う振動は生
じにくくなる。
【0009】更に、上部水槽と前記充填材の嵌め合い部
においては、空気流は発生せず、液体の吸い上げは円滑
に行われ、液体の蒸発に伴うシリカ、カルシウムなどの
検出は生じない。前記気液接触型充填材の浸漬部分は、
前記空気流の風上側寄りでその下向きの尖端部が前記水
槽内の液体に浸漬する逆三角形の爪部分からなるため、
前記請求項1の作用に加えて、次の作用をする。
【0010】即ち、水位が低い場合にはこの逆三角形の
爪部分からの液体の吸い上げ量は小量に抑えられ、湿度
の調整度合は低くなり、水位が高い場合にはこの逆三角
形の爪部分と液体水面との接触面積が増大し、この爪部
分からの液体の吸い上げ量は増大される。従って、上部
水槽内の水位を調整することにより。気液接触型充填材
に吸い上げられ重力流下する液体の水分量が調整され、
前記充填材間を流れる空気流の湿度を調整する。
【0011】請求項2に記載された発明において、前記
逆三角形の爪部分が2箇所以上設けてあるもので、前記
風上側の爪部分は、風下側の爪部分に比べ長く、かつこ
の風上側の爪部分の尖端部は風下側の爪部分の尖端部に
比べて低位、即ち前記水槽の底部寄りにあるため、前記
請求項1の作用に加えて、次の作用をする。即ち、水位
が低い場合には風下側のものからの液体の吸い上げは発
生せず、風上側の爪部分のみから液体の吸い上げを行
い、湿度調整の度合を低下させ、水位が高くなった場合
には前記風上側、風下側の両方の爪部分から液体を吸い
上げてその吸い上げ量を増大させ、湿度の調整度合を高
める。更に、風上側への吸い上げを優先することで、気
液接触型充填材全域において空気流れに接触する濡れ壁
が形成され、風上側に濡れ壁のない空白域(デットエリ
ア)は発生しない。
【0012】請求項3に記載された発明において、前記
水槽の縁高さは、請求項3に記載された前記逆三角形の
爪部分の高さに応じて風上側において低く、風下側ほど
高くしてあるため、前記請求項1乃至請求項2の作用に
加えて、次の作用をする。即ち、水位が前記水槽の風上
側の縁高さより高くなると、この水槽の風上側の側壁を
超えて、前記液体の一部が溢水し始め、前記風上側の逆
三角形の爪部分から吸い上げられる液体とともに、重力
流下式により気液接触型充填材の外表面において風上側
の濡れ壁を積極的に形成する。
【0013】請求項4に記載された発明において、前記
湿潤層が吸湿布の一種である不織布としてあるため、前
記請求項1乃至請求項3の作用に加えて、湿潤層に吸水
された水が、これと接触する空気によって蒸発し、その
空気を加湿する。請求項5に記載された発明において、
前記水槽の周囲に位置する隣接する前記吸収補助材間の
間隙部にはスペーサとして短冊状の吸収補助材が前記水
槽内の液体にこの吸収補助材の一部が少なくとも1箇所
において浸漬した状態で前記気液接触型充填材と平行
に、かつ相互密着して前記水槽に嵌め込んで配列されて
いるため、前記請求項1乃至請求項4の作用に加えて、
次の作用をする。即ち、前記気液接触型充填材間に介設
した前記吸収補助材からも前記液体は毛細管現象により
吸い上げられ、隣接する前記気液接触型充填材の表裏面
にこの液体は補給され、前記湿度調整に寄与する。また
前記吸収補助材により、上部水槽から垂れ下がっている
隣接する気液接触型充填材間に、空気通路が確保され
る。この場合、吸収補助材と上部水槽との嵌合部分にお
いても、前記充填材におけると同様、空気流は発生せ
ず、液体の蒸発によるシリカ、カルシウムなどの析出は
起こらず、液体の吸い上げは円滑に行われる。
【0014】請求項6に記載された発明において、前記
吸収補助材の浸漬部分はその尖端部が前記水槽内の液体
に浸漬し、かつ前記気液接触型充填材における逆三角形
の爪部分とその形状形成位置が符合する逆三角形の爪部
分からなるため、前記請求項5に記載された発明の作用
に加えて、次の作用をする。即ち、水位が低い場合には
前記吸収補助材における逆三角形の爪部分からの液体の
吸い上げ量は前記気液接触型充填材における逆三角形の
爪部分と同様に小量に抑えられ、湿度の調整度合は低く
なり、水位が高い場合にはこの逆三角形の爪部分からの
液体の吸い上げ量は増大され、湿度の調整度合は高めら
れる。
【0015】請求項7に記載された発明において、前記
吸収補助材はスボンジ材としてあるため、請求項5乃至
請求項6に記載された発明と同様の作用をする。請求項
8に記載された発明においては、前記上部水槽と気液接
触型充填材との嵌め込み部で、上部水槽の下面近傍にお
いて、気液接触型充填材の表裏面を貫いて開口部が設け
てあり、この開口部を介して、前記気液接触型充填材の
表裏面に位置する両側の前記吸収補助材の一部が相互接
触し、液体の分配通路を形成しているため、前記請求項
5乃至請求項7に記載された作用に加えて、次の作用を
する。即ち、前記気液接触型充填材に形成した開口部を
通して、隣接する吸収補助材同士は、吸い上げた液体を
相互に供給し合い、その不足分を補充し合い、隣接する
吸収補助材間の充填材の表裏面に充分な濡れ壁を形成す
る。
【0016】ロ)直交流式冷却塔内に組込みこの発明は
冷却器として使用される場合(図10参照)。負荷部
(冷凍機など)から送られて来る冷却水(温水)を前記
上部水槽内に送り込み、この上部水槽内に一時貯溜す
る。次いで、湿度に応じてこの上部水槽内の冷却水を毛
細管現象によって、上部水槽内に浸漬している前記気液
接触型充填材の一部から吸い上げ、この冷却水を前記気
液接触型充填材の外表面に沿って流下させ、この気液接
触型充填材の外表面に濡れ壁を形成する。この状態で、
この冷却水の流下方向と直角な水平方向で空気流を隣接
する気液接触型充填材間の気液通路を通り流す。これら
気液接触型充填材の表面を流れ、濡れ壁を形成する冷却
水と空気流は直接接触して、気化の潜熱作用で冷却水は
冷却される。このようにして濡壁を形成した冷却水は、
その流下中に空気流との間で直接熱交換し冷却された後
この冷却塔の下部水槽から冷凍機などの負荷部へ送ら
れ、仕事を終え昇温した後、前記上部水槽へ戻され、再
び冷却され、循環使用される。この際、各請求項に記載
された発明におけるこの冷却水の吸い上げ作用は、前記
イ)の場合と同様である。
【0017】ハ)この発明が冷却パネルとして使用され
る場合(図11参照)。この空気加湿乃至冷却器を、下
部排水樋を有するフレームと共に建物の一壁面に取付
け、反対側の壁面に送風機を設ける。次いで、上部水槽
から液体をこれら充填材上に吸い上げ、前記イ)同様各
充填材の板面に形成した湿潤層に吸水し重力で流下させ
湿潤層即ち熱交換域全面に濡れ壁を形成する。一方、送
風機を作動し、建物内の空気圧力を減少させ、外気をこ
れら充填材間の気液通路を通り、建物内に吸い込み、気
液通路を通過中に空気と前記濡れ壁を直接接触し空気の
湿度を高め、かつ昇温させると共に、液体の温度を下げ
る。この冷却し適温とした液体を下部排水樋で受け、循
環使用すると共に、建物例えば温室内の相対湿度を、植
物の育成に適した50%〜80%程度に、また温室内の
温度を例えば22℃〜28℃に式を通じて維持する。こ
の際、各請求項に記載された発明における液体の吸い上
げ、湿度調整は前記イ)と同様である。
【0018】
【実施例】実施例1 この実施例は請求項1、2乃至請求項4に記載された発
明の代表的な実施例を示すものである。図1において、
Aは、熱交換用の気液接触型充填材10を上部水槽11
から吊り下げ、これら充填材10間を通過する空気流G
と各充填材10の表面上を流下する液体Wを直交流式に
直接接触させて、前記空気流Gの温度を調整し、かつそ
の湿度を加減調整するための空気加湿乃至冷却器全体を
示す。前記熱交換用の気液接触型充填材10は合成樹脂
製のシート状基材12の表裏面に、吸水性の湿潤層13
が一体に形成されてなり、前記水槽11は断面樋状で上
部が開口した形状としてあり、この水槽11は前記並列
して配置された気液接触型充填材10の上部寄りでこれ
ら気液接触型充填材10を貫通して略水平に嵌め込んで
あり、この水槽11内の液体Wに前記気液接触型充填材
10の一部14が浸漬している。
【0019】前記気液接触型充填材10の浸漬部分14
は、前記空気流Gの風下と風上側の2ヵ所でその下向き
の尖端部15、16が前記水槽11内の液体Wに浸漬す
る逆三角形の爪部分17、18からなる。これら2ヵ所
の逆三角形の爪部分17、18に関して、前記風上側の
もの17は、風下側の爪部分18に比べ長く、かつこの
風上側の爪部分17の尖端部15は風下側の爪部分18
の尖端部16に比べて低位にある(図1、図3参照)。
更に前記水槽11の縁高さは、前記2ヵ所の逆三角形の
爪部分17、18の高さに応じて風上側19が低く、風
下側20ほど高くしてある(図3参照)。前記湿潤層1
3が吸湿布の一種である不織布としてある。
【0020】実施例2 この実施例は請求項5、6、7に記載された発明の代表
的な実施例を示すものである。前記実施例1と異なると
ころは次の事項である。即ち、前記水槽11の周囲にお
ける隣接する前記気液接触型充填材10間の間隙部に、
スペーサとして短冊状の吸収補助材21が前記水槽11
内の液体Wにその一部22が浸漬した状態で前記気液接
触型充填材10と平行に、かつ相互密着して前記水槽に
嵌め込んで配列されていることである。換言すれば、相
互に略密接して交互に配列された気液接触型充填材10
と吸収補助材21を貫通してこの水槽11がほゞ水平に
嵌め込まれて配置されている。この吸収補助材21の浸
漬部分22は前記気液接触型充填材10における爪部分
17、18とほゞ同一形状で、同一箇所に設けられ、そ
の尖端部23、24が前記水槽11内の液体Wに浸漬す
る逆三角形の爪部分25、26からなり、この吸収補助
材21はスポンジ材製としてある(図4、図5参照)。
その他、実施例1と同一の符号は、同一の構成を示す。
【0021】実施例3 この実施例は実施例1の変形例であり、気液接触型充填
材10における逆三角形の爪部分40、41、42が3
つある場合であり、この場合にはこれら爪部分40、4
1、42のうち、空気流Gの最風上側の爪部分40の長
さは一番長く、その最も風下側の爪部分40の長さが一
番短くしてあり、かつこの最風上側の爪部分40の尖端
部43は、その中央部の爪部分41の尖端部44より低
位、即ち水槽11の底部寄りに位置し、この最風下側の
爪部分42の尖端部45はこの中央部の爪部分41の尖
端部44より高位に位置する。即ち、爪部分41、4
2、44は、空気流Gの風上側ほど前記水槽11の底部
寄りに位置するように、各気液接触型充填材10に形成
されている(図6参照)。
【0022】実施例4 請求項1、請求項3乃至請求項8に記載された発明の代
表的な実施例である。実施例1と異なる内容は気液接触
型充填材10における逆三角形の爪部分46が一つ、空
気流Gの風上側寄りに設けてあることである(図7参
照)。この充填材10における一つの前記爪部分46に
その形状、配置位置が略符合する逆三角形の爪部分48
が、前記水槽11の周囲でこれら充填材10の間隙部を
埋めるように配列したスペーサとしての短冊状の吸収補
助材21に形成してあり、これら爪部材46、48は、
前記水槽11内の液体Wに浸漬している(図7及び図8
参照)。
【0023】更に、前記上部水槽11と気液接触型充填
材10との嵌め込み部で、上部水槽11の下面近傍にお
いて、気液接触型充填材10の表裏面を貫いて開口部5
0が設けてあり、この開口部50を介して、前記気液接
触型充填材10の表裏面に位置する両側の前記吸収補助
材21の一部が相互接触し、液体の分配通路を形成して
いる(図8参照)。その他、実施例1、2と同一の符号
は同一の構成を示す。前記各実施例の作用、及びその使
用方法は対応する前記請求項に記載された発明と同じた
めここでの説明を省略する。
【0024】
【発明の効果】前記のように構成し、作用する請求項1
に記載された発明の効果を次に説明する。先ず、空気調
和機と組合せて使用する場合には、湿度に応じてこの上
部水槽内の液体は毛細管現象によって、上部水槽内に少
なくとも1箇所で浸漬している前記気液接触型充填材の
一部から吸い上げられ、この液体は前記気液接触型充填
材の外表面に沿って動力で流下し、この気液接触型充填
材の外表面に濡れ壁を充分に形成することができ、この
状態で空気調和機のファンを作動して、室内の空気をこ
の空気調和機のケーシング内に吸い込み隣接する前記気
液接触型充填材間を通して流し、隣接する気液接触型充
填材間に形成した気液通路に水平に流れる空気と濡れ壁
とを直接接触させ、水の蒸発により、空気の温度を調節
し、その湿度を最適な値に調整して空気調和機のケーシ
ングから室内へ吹出させ、冬期における室内での生活環
境を最適なものとすることができる。
【0025】また、気液接触型充填材を貫通して略水平
に上部水槽が嵌めこんであるため、これら充填材の吊り
下げ材として上部水槽を兼用でき、かつその嵌めこみに
より空気の流れ方向にこれら充填材は変位せず、その振
動を低減できる。前記空気流が通過する箇所は、上部水
槽が前記気液接触型充填材を貫通して嵌め込まれた位置
より下位で、この上部水槽から垂れ下がっている気液接
触型充填材の間の隙間であり、液体の吸い上げ部におい
ては上部水槽により空気流の流れが遮断されるため、液
体の吸い上げ部の蒸発は全く発生せず、液体中のシリ
カ、カルシウムなどが析出せず、この吸い上げ部は常に
良好な状態に維持され、液体を適正量抵抗なく吸い上
げ、気液型充填材の湿潤層を湿潤させながら重力で流下
していき、濡れ壁を適宜形成することができる。
【0026】前記気液接触型充填材の浸漬部分は、前記
空気流の風上側寄りでその尖端部が前記水槽内の液体に
浸漬する逆三角形の爪部分からなるため、前記請求項1
の効果に加えて、次の効果を奏する。即ち、前記水槽内
の液体の水位が低い場合にはこの逆三角形の爪部分から
の液体の吸い上げ量を小量に抑え、湿度の調整度合を低
くし、この水位が高い場合にはこの逆三角形の爪部分と
液体水面との接触面積を増大させ、この爪部分からの液
体の吸い上げ量を増大させ、湿度の調整度合を高めるこ
とができる。
【0027】更に、この爪部分は逆三角形となっている
ため、水位が上昇するに伴い、液体と爪部分の接触領域
を拡大でき、水位が高いほどこの爪部分からの液体の吸
い上げ量を増大でき、加湿度を増大できる。前記逆三角
形の爪部分は気液接触型充填材の上部寄りを打抜き加工
するか、真空成形加工などで簡易に形成することがで
き、かつ気液接触型充填材の重量全体を軽量化できる。
またこの逆三角形の爪部分は風上側寄りに位置している
ため、前記気液接触型充填材において、空気流一次側寄
りに積極的に液体を重力流下式で流すことができ、空気
流の取入側に濡れ壁が形成し難くなるという減少を回避
でき、空気流の湿度調整を充分に保護することができ
る。
【0028】請求項2に記載された発明において、前記
の逆三角形の爪部分が2箇所以上に設けてあり、空気流
の風上側の爪部分は、その風下側の爪部分ものに比べ長
く、かつこの風上側の爪部分の尖端部は風下側の爪部分
の尖端部に比べて低位、即ち前記水槽の底部寄りにある
ため、前記請求項1乃至請求項2の効果に加えて、次の
効果を奏する。即ち、水位が低い場合には風下側のもの
からの液体の吸い上げは発生せず、風上側の爪部分のみ
から液体の吸い上げを行い、湿度調整の度合を低下さ
せ、水位が高くなった場合には前記風上側、風下側の両
方の爪部分から液体を吸い上げてその吸い上げ量を増大
させ、湿度の調整度合を高めることができる。更に、風
上側での液体の吸い上げが優先されるため、気液接触型
充填材全域に均一な濡れ壁を形成でき、かつその風上側
に濡れ壁がない空白域(デッドエリア)は全く発生せ
ず、空気流と液体の接触領域及びその時間を多くとるこ
とができる。また、風上側の詰め部分の先端部は前記水
槽の底面近傍に位置するため、この水槽への液体供給停
止時に、この水槽内の液体は殆ど残留することなく毛管
現象により、上げられ、この空気加温乃至冷却器の不使
用時に残留する液体が腐敗し不衛生となることがない。
【0029】請求項3に記載された発明において、前記
水槽の縁高さは、請求項2に記載された前記逆三角形の
爪部分の高さに応じて風上側において低く、風下側ほど
高くしてあるため、前記請求項1乃至請求項2の効果に
加えて、次の効果を奏する。即ち、水位が前記水槽の風
上側の高さより高くなると、この水槽の風上側の側壁を
超えて、前記液体の一部を溢水でき、前記風上側の逆三
角形の爪部分から吸い上げられる液体とともに、気液接
触型充填材の外表面において風上側の濡れ壁を形成する
ことができる。
【0030】請求項4に記載された発明において、前記
湿潤層が吸湿布の一種である不織布としてあるため、前
記請求項1乃至請求項3の効果に加えて、湿潤層に吸水
された水を、これと接触する空気によって蒸発させ、そ
の空気を加湿することができる。請求項5に記載された
発明において、前記水槽の周囲で隣接する前記気液接触
型充填材間の間隙部にはスペーサとして短冊状の吸収補
助材が前記水槽内の液体に吸収補助材の一部が少なくと
も1箇所で浸漬した状態で前記気液接触型充填材と平行
に、かつ相互密着して前記水槽に嵌め込んで配列されて
いるため、前記請求項1乃至請求項4の効果に加えて、
次の効果を奏する。即ち、前記気液接触型充填材間に介
設した前記吸収補助材からも前記液体を毛細管現象によ
り吸い上げることができ、隣接する前記気液接触型充填
材の裏表面にこの液体を補給でき、前記湿度調整に寄与
することができる。
【0031】また、この吸収補助材も前記充填材と同様
に上部水槽に嵌め込まれているため、空気流により吸収
補助材は変位せず、その振動を低減できる。前記吸収補
助材により、複数枚の気液接触型充填材を上部水槽から
所定の間隔をおいて垂れ下げることができ、これら垂れ
下がって隣接する気液接触型充填材間に、空気通路を確
保することができる。更に、前記吸収補助材は上部水槽
との嵌め合い部において、隣接する気液接触型充填材間
を空気が流れるのを阻止し気液接触型充填材及び吸収補
助材の液体吸い上げ部分での液体の蒸発を阻止し、より
一層液体中のシリカ、カルシウムの析出を抑制できる。
【0032】請求項6に記載された発明において、前記
吸収補助材の浸漬部分はその尖端部が前記気液接触型充
填材における前記爪部分と略同一形状で同一位置に形成
され、前記水槽内の液体に浸漬する逆三角形の爪部分か
らなるため、前記請求項5に記載された発明の効果に加
えて、次の効果を奏する。即ち、水位が低い場合には前
記吸収補助材における逆三角形の爪部分からの液体の吸
い上げ量を小量に抑え、前記気液接触型充填材と共働し
て、空気流の湿度の調整度合いを低くし、水位が高い場
合にはこの逆三角形の爪部分からの液体の吸い上げ量を
増大させ、前記気液接触型充填材と共働して空気流の湿
度の調整度合を高めることができる。
【0033】請求項7に記載された発明において、前記
吸収補助材はスポンジ材としてあるため、請求項5乃至
請求項6に記載された発明と同様の効果を奏する。請求
項8に記載された発明において、前記上部水槽と気液接
触型充填材との嵌め込み部で、上部水槽の下面近傍にお
いて、気液接触型充填材の表裏面を貫いて開口部が設け
てあり、この開口部を介して、前記気液接触型充填材の
表裏面に位置する両側の前記吸収補助材の一部が相互接
触し、液体の分配通路を形成しているため、前記気液接
触型充填材に形成した開口部を通して、隣接する吸収補
助材同士は、吸い上げ液体を相互に供給し合い、その不
足分を補充し合い、隣接する吸収補助材間の充填材の表
裏面に充分な濡れ壁を形成することができる。次に、こ
の発明に係る空気加湿乃至冷却器を直交流式冷却塔内に
組込み使用する場合には、冷却水の吸い上げ効果を、前
記空気調和機への組込時における液体の吸い上げに係る
効果と同様の効果を奏することができ、かつ冷却水の冷
却を空気流との直接接触により行うことができる。更に
冷却パネルにおいてた、その冷却水を前記冷却塔への組
込みの場合と同様に冷却できる。
【0034】次に各実施例は、対応する請求項に記載さ
れた発明の効果を奏する。殊に実施例3においては逆三
角形の爪部分40、41、42を気液接触型充填材に設
けたことにより、実施例1、2の空気加湿乃至冷却器の
ものより細く段階的に液体の吸い上げ量を、上部水槽の
水位の変化により調整でき、この結果、空気流の湿度を
細く段階的に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の概略斜視図である。
【図2】図1の概略正面図である。
【図3】図2の爪部分と上部水槽の関係を示す拡大側面
図である。
【図4】実施例2の概略正面図である。
【図5】図4の吸収補助材と上部水槽の関係を示す拡大
側面図である。
【図6】実施例3の要部側面図である。
【図7】実施例4の要部側面図である。
【図8】図7の8ー8線に沿う拡大縦断面図である。
【図9】この発明を空気調和機に組合せた使用例を示す
概略側面図である。
【図10】この発明を直交流式冷却塔に組込んだ使用例
を示す概略側面図である。
【図11】この発明を冷却パネルとして使用される例を
示す概略側面図である。
【符号の説明】
A 空気加湿乃至冷却器 10 気液接触型充填材 11 水槽 17、18 逆三角形の爪部分
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−89233(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 6/04

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換用の気液接触型充填材を複数枚、間
    隔をおいて、上部水槽から垂れ下げ、これら充填材間を
    通過する空気流と各充填材の表面上を流下する液体を直
    交流式に直接接触させて、この空気流の温度を調整し、
    かつその湿度を加減調整する空気加湿乃至冷却器におい
    て、 前記熱交換用の気液接触型充填材は合成樹脂製のシート
    状基材の表裏面に、吸水性の湿潤層が一体に形成されて
    なり、前記水槽は断面樋状で上部が開口した形状として
    あり、この水槽は前記並列して配置された気液接触型充
    填材の上部寄りでこれら気液接触型充填材を貫通して略
    水平に嵌め込んであり、この水槽内の液体に前記気液接
    触型充填材の一部が少なくとも1箇所で浸漬し、 前記気液接触型充填材の浸漬部分は、前記空気流の風上
    側寄りで、その下向きの尖端部が前記水槽内の液体に浸
    漬する逆三角形の爪部分からなることを特徴とする空気
    加湿乃至冷却器。
  2. 【請求項2】前記の逆三角形の爪部分が2箇所以上設け
    てあるものにおいて、前記空気流の風上側の爪部分は、
    風下側の爪部分に比べ長く、かつこの風上側の爪部分の
    尖端部は風下側の爪部分の尖端部に比べて低位にあるこ
    とを特徴とする請求項1記載の空気加湿乃至冷却器。
  3. 【請求項3】前記水槽の縁高さは、請求項2に記載され
    た前記の逆三角形の爪部分の高さに応じて風上側におい
    て低く、風下側ほど高くしてあることを特徴とする空気
    加湿乃至冷却器。
  4. 【請求項4】前記湿潤層が吸湿布の一種である不織布と
    してあることを特徴とする請求項1、2または3記載の
    空気加湿乃至冷却器。
  5. 【請求項5】前記水槽の周囲に位置する隣接する前記気
    液接触型充填材間の間隙部にはスペーサとして短冊状の
    吸収補助材が、前記水槽内の液体にこの吸水補助材の一
    部が少なくとも1箇所において浸漬した状態で前記気液
    接触型充填材と平行に、かつ相互密着して前記水槽に嵌
    め込んで配列されていることを特徴とする請求項1、
    2、3または4記載の空気加湿乃至冷却器。
  6. 【請求項6】前記吸収補助材の浸漬部分は、その下向き
    の尖端部が前記水槽内の液体に浸漬し、かつ前記気液接
    触型充填材における爪部分とその形状、形成位置が符合
    する逆三角形の爪部分からなることを特徴とする請求項
    1、2、3、4または5記載の空気加湿乃至冷却器。
  7. 【請求項7】前記吸収補助材はスポンジ材としてあるこ
    とを特徴とする請求項5または6記載の空気加湿乃至冷
    却器。
  8. 【請求項8】前記上部水槽と気液接触型充填材との嵌め
    込み部で、上部水槽の下面近傍において、気液接触型充
    填材の表裏面を貫いて開口部が設けてあり、この開口部
    を介して、前記気液接触型充填材の表裏面に位置する両
    側の前記吸収補助材の一部が相互接触し、液体の分配通
    路を形成していることを特徴とする請求項5、6または
    7記載の空気加湿乃至冷却器。
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