JP3275535B2 - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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Description
続されたp型エミッタ層を含むPNP型トランジスタ
と、該PNPトランジスタに隣接して、アース接続され
るn+型エミッタ層を含むNPN型トランジスタを有す
る、半導体装置に関するものである。
ば、図3及び図4に示すように構成されている。即ち、
図3において、半導体装置1は、p型シリコン基板2の
表面に対して、熱拡散等によってn+型埋込層3,3’
を形成し、該基板の表面全体に亘ってエピタキシャル成
長等によりn型層4を形成した後に、該n型層4の周囲
にp+型層2aを形成することにより、上記n型層4を
分離する。
4の表面のn+型埋込層3に対応する領域にて、環状の
p型コレクタ層5及びn+型ベース層6を形成すると共
に、該p型コレクタ層5の内側に、p型エミッタ層7を
形成する。
3’に対応する領域にて、n+型コレクタ層8及びp型
ベース層9を形成すると共に、該p型ベース層9の表面
に、n+型エミッタ層9aを形成する。
+型埋込層3に対応する領域においては、p型コレクタ
層5がコレクタとして、n+型ベース層6がベースとし
て、またp型エミッタ層7がエミッタとして、それぞれ
作用することにより、PNP型トランジスタが構成され
ていると共に、n+型埋込層3’に対応する領域におい
ては、n+型コレクタ層8がコレクタとして、p型ベー
ス層9がベースとして、またn+型エミッタ層9aがエ
ミッタとして、それぞれ作用することにより、NPN型
トランジスタが構成されている。そして、上記p型エミ
ッタ層7は、定電圧電源Vccに接続されていると共
に、上記n+型エミッタ層9aは、アースGndに接続
される。
うな構成の半導体装置1においては、ラッチアップ耐量
試験を行なって、ラッチアップを発生させた場合に、P
NPトランジスタのp型エミッタ層7とNPNトランジ
スタのn+型エミッタ層9aとが、互いに比較的接近し
て配設されていることから、定電圧電源Vccからの電
流が、該p型エミッタ層7から、n+型エミッタ層9a
を介して、アースに流れることになる。これにより、サ
イリスタとして動作することがあり、ラッチアップ耐量
をあまり高くすることができないという問題があった。
耐量を向上させるようにした、PNPトランジスタ及び
NPNトランジスタを有する半導体装置を提供すること
を目的としている。
れば、p+型層から成るアイソレーションに包囲された
n型層と、該p + 型層と離間して該n型層内に形成され
た環状p型コレクタ層,n+型ベース層と、該環状p型
コレクタ層の内側に形成され且つ定電圧電源Vccに接
続されたp型エミッタ層とから成るPNP型トランジス
タと、該PNPトランジスタに隣接して、p+型層から
成るアイソレーションに包囲されたn型層と、該n型層
内に形成されたn+型コレクタ層,p型ベース層と、該
p型ベース層内に形成され且つアース接続されるn+型
エミッタ層とから成るNPN型トランジスタを有する、
半導体装置において、上記PNPトランジスタのn+型
ベース層が、該環状p型コレクタ層と該NPNトランジ
スタとの間に配設されていることを特徴とする、半導体
装置により、達成される。
エミッタ層とNPNトランジスタのn+型エミッタ層と
が、その間に、PNPトランジスタのn+型ベース層が
在ることによって、互いに比較的離反せしめられること
になる。従って、エミッタ拡散によって、PNPトラン
ジスタのp型コレクタ層,n型層及び上記アイソレーシ
ョンであるp+型層から成る寄生PNPトランジスタの
hFEが小さくなる。これにより、サイリスタとして動
作することが排除されるので、ラッチアップ耐量が向上
せしめられ得ることになる。
明を詳細に説明する。図1及び図2は、本発明によるP
NPトランジスタ及びNPNトランジスタを有する半導
体装置の一実施例を示している。図1及び図2におい
て、半導体装置10は、p型シリコン基板11の表面に
対して、熱拡散等によってn+型埋込層12,12’を
形成し、該基板11の表面全体に亘ってエピタキシャル
成長等によりn型層13を形成した後に、該n型層13
の周囲にp+型層14を形成することにより、上記n型
層13を分離する。
13の表面のn+型埋込層12に対応する領域にて、環
状のp型コレクタ層15を形成すると共に、該p型コレ
クタ層15の内側に、p型エミッタ層17を形成する。
続いてn+型ベース層16を形成する。
12’に対応する領域にて、n+型コレクタ層18及び
p型ベース層19を形成すると共に、該p型ベース層1
9の表面に、n+型エミッタ層20を形成する。
の半導体装置1と同様の構成であるが、本発明実施例に
よる半導体装置10においては、上述したPNPトラン
ジスタのn+型ベース層16は、p型コレクタ層15
と、NPNトランジスタとの間に配設されている。
うに構成されており、n+型埋込層12に対応する領域
においては、p型コレクタ層15がコレクタとして、n
+型ベース層16がベースとして、またp型エミッタ層
17がエミッタとして、それぞれ作用することにより、
PNP型トランジスタが構成されていると共に、n+型
埋込層12’に対応する領域においては、n+型コレク
タ層18がコレクタとして、p型ベース層19がベース
として、またn+型エミッタ層20がエミッタとして、
それぞれ作用することにより、NPN型トランジスタが
構成されている。
は、上記p型エミッタ層17は、定電圧電源Vccに接
続されると共に、上記n+型エミッタ層20は、アース
Gndに接続される。
+型エミッタ層20は、その間に、PNPトランジスタ
のn+型ベース層16が在ることによって、互いに離反
せしめられている。従って、ラッチアップ耐量試験を行
なって、ラッチアップを発生させた場合に、p型ベース
層16コレクタ層15,n型層13及びp+型層14か
ら成る寄生PNPトランジスタのhFEが小さくなる。
これにより、寄生サイリスタとして動作することが排除
され得ることになる。かくして、ラッチアップ耐量が、
向上せしめられ得ることになる。
NPトランジスタのp型エミッタ層とNPNトランジス
タのn+型エミッタ層とが、その間に、PNPトランジ
スタのn+型ベース層が在ることによって、互いに比較
的離反せしめられることになる。従って、エミッタ拡散
によって、PNPトランジスタのp型コレクタ層,n型
層及び上記アイソレーションであるp+型層から成る寄
生PNPトランジスタのhFEが小さくなる。これによ
り、サイリスタとして動作することが排除されるので、
ラッチアップ耐量が向上せしめられ得ることになる。か
くして、本発明によれば、ラッチアップ耐量を向上させ
るようにした、極めて優れたPNPトランジスタ及びN
PNトランジスタを有する半導体装置が提供され得るこ
とになる。
ランジスタを有する半導体装置の一実施例を示す平面図
である。
スタを有する半導体装置の一例を示す平面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 p+型層から成るアイソレーションに包
囲されたn型層と、該p + 型層と離間して該n型層内に
形成された環状p型コレクタ層,n+型ベース層と、該
環状p型コレクタ層の内側に形成され且つ定電圧電源V
ccに接続されたp型エミッタ層とから成るPNP型ト
ランジスタと、該PNPトランジスタに隣接して、p+
型層から成るアイソレーションに包囲されたn型層と、
該n型層内に形成されたn+型コレクタ層,p型ベース
層と、該p型ベース層内に形成され且つアース接続され
るn+型エミッタ層とから成るNPN型トランジスタを
有する、半導体装置において、 上記PNPトランジスタのn+型ベース層が、該環状p
型コレクタ層と該NPNトランジスタとの間に配設され
ていることを特徴とする、半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11406794A JP3275535B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11406794A JP3275535B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07302882A JPH07302882A (ja) | 1995-11-14 |
JP3275535B2 true JP3275535B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=14628209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11406794A Expired - Fee Related JP3275535B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3275535B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP11406794A patent/JP3275535B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07302882A (ja) | 1995-11-14 |
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