JPH07302800A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
- Publication number
- JPH07302800A JPH07302800A JP6114066A JP11406694A JPH07302800A JP H07302800 A JPH07302800 A JP H07302800A JP 6114066 A JP6114066 A JP 6114066A JP 11406694 A JP11406694 A JP 11406694A JP H07302800 A JPH07302800 A JP H07302800A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- type
- semiconductor device
- isolation
- transistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Bipolar Transistors (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、ラッチアップ耐量を大幅に向上させ
るようにした、NPNトランジスタを有する半導体装置
を提供することを目的とする。 【構成】p+型層14から成るアイソレーションに包囲
されたn型層13と、該n型層内に形成されたn+型コ
レクタ層15,p型ベース層16と、該p型ベース層内
に形成され且つアース接続されるn+型エミッタ層17
とから成るNPN型トランジスタを有する、半導体装置
において、上記アイソレーション14が、アース接続さ
れているように、半導体装置10を構成する。
るようにした、NPNトランジスタを有する半導体装置
を提供することを目的とする。 【構成】p+型層14から成るアイソレーションに包囲
されたn型層13と、該n型層内に形成されたn+型コ
レクタ層15,p型ベース層16と、該p型ベース層内
に形成され且つアース接続されるn+型エミッタ層17
とから成るNPN型トランジスタを有する、半導体装置
において、上記アイソレーション14が、アース接続さ
れているように、半導体装置10を構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、p+型層から成るアイ
ソレーションに包囲されたn型層と、該n型層内に形成
されたn+型コレクタ層,p型ベース層と、該p型ベー
ス層内に形成され且つアース接続されるn+型エミッタ
層とから成るNPN型トランジスタを有する、半導体装
置に関するものである。
ソレーションに包囲されたn型層と、該n型層内に形成
されたn+型コレクタ層,p型ベース層と、該p型ベー
ス層内に形成され且つアース接続されるn+型エミッタ
層とから成るNPN型トランジスタを有する、半導体装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような半導体装置は、例え
ば、図3に示すように構成されている。即ち、図3にお
いて、半導体装置1は、p型シリコン基板(図示せず)
の表面に対して、熱拡散等によってn+型埋込層(図示
せず)を形成し、該基板の表面全体に亘ってエピタキシ
ャル成長等によりn型層2を形成した後に、該n型層2
の周囲にp+型層(アイソレーション)3を形成するこ
とにより、上記n型層2を分離し、続いて、該n型層2
の表面に、p型ベース層5を形成し、n+型コレクタ層
4を形成すると共に、該p型ベース層5の表面に、n+
型エミッタ層6を形成する。
ば、図3に示すように構成されている。即ち、図3にお
いて、半導体装置1は、p型シリコン基板(図示せず)
の表面に対して、熱拡散等によってn+型埋込層(図示
せず)を形成し、該基板の表面全体に亘ってエピタキシ
ャル成長等によりn型層2を形成した後に、該n型層2
の周囲にp+型層(アイソレーション)3を形成するこ
とにより、上記n型層2を分離し、続いて、該n型層2
の表面に、p型ベース層5を形成し、n+型コレクタ層
4を形成すると共に、該p型ベース層5の表面に、n+
型エミッタ層6を形成する。
【0003】さらに、表面全体に亘って絶縁層(図示せ
ず)を形成した後、該絶縁層に、上記n+型コレクタ層
4,p型ベース層5及びn+型エミッタ層6に開口する
窓を設け、その上から該窓に対応する領域に、それぞれ
電極7,8,9を形成することにより、構成されてい
る。
ず)を形成した後、該絶縁層に、上記n+型コレクタ層
4,p型ベース層5及びn+型エミッタ層6に開口する
窓を設け、その上から該窓に対応する領域に、それぞれ
電極7,8,9を形成することにより、構成されてい
る。
【0004】このように構成された半導体装置1は、n
+型コレクタ層4がコレクタとして、p型ベース層5が
ベースとして、またn+型エミッタ層6がエミッタとし
て、それぞれ作用することにより、NPN型トランジス
タが構成されている。そして、上記n+型エミッタ層6
は、電極9を介して、アースGndに接続される。
+型コレクタ層4がコレクタとして、p型ベース層5が
ベースとして、またn+型エミッタ層6がエミッタとし
て、それぞれ作用することにより、NPN型トランジス
タが構成されている。そして、上記n+型エミッタ層6
は、電極9を介して、アースGndに接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の半導体装置1においては、ラッチアップ耐量
試験を行なって、ラッチアップを発生させた場合に、ア
イソレーションであるp+型層3の電位が持ち上げられ
る。これにより、p型ベース層5,n型層2及びp+型
層3から成る寄生PNPトランジスタが動作してしま
う。このため、寄生PNPNサイリスタとして動作する
ことがあり、上記n+型エミッタ層6に電流が集中する
ことになる。従って、ラッチアップ耐量をあまり高くす
ることができないという問題があった。
うな構成の半導体装置1においては、ラッチアップ耐量
試験を行なって、ラッチアップを発生させた場合に、ア
イソレーションであるp+型層3の電位が持ち上げられ
る。これにより、p型ベース層5,n型層2及びp+型
層3から成る寄生PNPトランジスタが動作してしま
う。このため、寄生PNPNサイリスタとして動作する
ことがあり、上記n+型エミッタ層6に電流が集中する
ことになる。従って、ラッチアップ耐量をあまり高くす
ることができないという問題があった。
【0006】本発明は、以上の点に鑑み、ラッチアップ
耐量を大幅に向上させるようにした、NPNトランジス
タを有する半導体装置を提供することを目的としてい
る。
耐量を大幅に向上させるようにした、NPNトランジス
タを有する半導体装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、p+型層から成るアイソレーションに包囲された
n型層と、該n型層内に形成されたn+型コレクタ層,
p型ベース層と、該p型ベース層内に形成され且つアー
ス接続されるn+型エミッタ層とから成るNPN型トラ
ンジスタを有する、半導体装置において、上記アイソレ
ーションが、アース接続されていることを特徴とする、
半導体装置により、達成される。
れば、p+型層から成るアイソレーションに包囲された
n型層と、該n型層内に形成されたn+型コレクタ層,
p型ベース層と、該p型ベース層内に形成され且つアー
ス接続されるn+型エミッタ層とから成るNPN型トラ
ンジスタを有する、半導体装置において、上記アイソレ
ーションが、アース接続されていることを特徴とする、
半導体装置により、達成される。
【0008】本発明による半導体装置は、好ましくは、
上記アイソレーションが、コンタクトによりn+型エミ
ッタ層に接続されていると共に、該コンタクトがアース
接続されている。
上記アイソレーションが、コンタクトによりn+型エミ
ッタ層に接続されていると共に、該コンタクトがアース
接続されている。
【0009】
【作用】上記構成によれば、アイソレーションであるp
+型層がアース接続されているので、該p+型層の電位が
持ち上げられることがなく、従って、p型ベース層,n
型層及び上記p+型層から成る寄生PNPトランジスタ
が動作しない。これにより、サイリスタとして動作する
ことが排除され、上記n+型エミッタ層に電流が集中す
るようなことはない。かくして、ラッチアップ耐量が向
上せしめられ得ることになる。
+型層がアース接続されているので、該p+型層の電位が
持ち上げられることがなく、従って、p型ベース層,n
型層及び上記p+型層から成る寄生PNPトランジスタ
が動作しない。これにより、サイリスタとして動作する
ことが排除され、上記n+型エミッタ層に電流が集中す
るようなことはない。かくして、ラッチアップ耐量が向
上せしめられ得ることになる。
【0010】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて、本発
明を詳細に説明する。図1及び図2は、本発明によるN
PNトランジスタを有する半導体装置の一実施例を示し
ている。図1及び図2において、半導体装置10は、p
型シリコン基板11の表面に対して、熱拡散等によって
n+型埋込層12を形成し、該基板11の表面全体に亘
ってエピタキシャル成長等によりn型層13を形成した
後に、該n型層13の周囲にp+型層14を形成するこ
とにより、上記n型層13を分離し、続いて、該n型層
13の表面に、p型ベース層16を形成し、n+型コレ
クタ層15を形成すると共に、該p型ベース層16の表
面に、n+型エミッタ層17を形成する。
明を詳細に説明する。図1及び図2は、本発明によるN
PNトランジスタを有する半導体装置の一実施例を示し
ている。図1及び図2において、半導体装置10は、p
型シリコン基板11の表面に対して、熱拡散等によって
n+型埋込層12を形成し、該基板11の表面全体に亘
ってエピタキシャル成長等によりn型層13を形成した
後に、該n型層13の周囲にp+型層14を形成するこ
とにより、上記n型層13を分離し、続いて、該n型層
13の表面に、p型ベース層16を形成し、n+型コレ
クタ層15を形成すると共に、該p型ベース層16の表
面に、n+型エミッタ層17を形成する。
【0011】さらに、表面全体に亘って絶縁層(図示せ
ず)を形成した後、該絶縁層に、上記n+型コレクタ層
15,p型ベース層16及びn+型エミッタ層17に開
口する窓を設け、その上から該窓に対応する領域に、そ
れぞれ電極18,19,20を形成することにより、構
成されている。
ず)を形成した後、該絶縁層に、上記n+型コレクタ層
15,p型ベース層16及びn+型エミッタ層17に開
口する窓を設け、その上から該窓に対応する領域に、そ
れぞれ電極18,19,20を形成することにより、構
成されている。
【0012】以上の構成は、図3に示した従来の半導体
装置1と同様の構成であるが、本発明実施例による半導
体装置10においては、さらに、上記n+型エミッタ層
17は、コンタクト21を介して、上記p+型層14に
接続されており、該コンタクト21が、アースGndに
接続されている。
装置1と同様の構成であるが、本発明実施例による半導
体装置10においては、さらに、上記n+型エミッタ層
17は、コンタクト21を介して、上記p+型層14に
接続されており、該コンタクト21が、アースGndに
接続されている。
【0013】本発明による半導体装置10は、以上のよ
うに構成されており、n+型コレクタ層15がコレクタ
として、p型ベース層16がベースとして、またn+型
エミッタ層17がエミッタとして、それぞれ作用するこ
とにより、NPN型トランジスタとして動作することに
なる。
うに構成されており、n+型コレクタ層15がコレクタ
として、p型ベース層16がベースとして、またn+型
エミッタ層17がエミッタとして、それぞれ作用するこ
とにより、NPN型トランジスタとして動作することに
なる。
【0014】その際、p+型層14及びn+型エミッタ層
17が、電極20及びコンタクト21を介して、それぞ
れアース接続されていることにより、アイソレーション
であるp+型層14は、その電位が持ち上げられること
が阻止される。従って、ラッチアップ耐量試験を行なっ
て、ラッチアップを発生させた場合に、アイソレーショ
ンであるp+型層14の電位が持ち上げられることはな
く、p型ベース層16,n型層13及びp+型層14か
ら成る寄生PNPトランジスタが動作しない。これによ
り、寄生PNPNサイリスタとして動作することが排除
され得ることになり、上記n+型エミッタ層17に電流
が集中することはない。かくして、ラッチアップ耐量
が、より一層向上せしめられ得ることになる。
17が、電極20及びコンタクト21を介して、それぞ
れアース接続されていることにより、アイソレーション
であるp+型層14は、その電位が持ち上げられること
が阻止される。従って、ラッチアップ耐量試験を行なっ
て、ラッチアップを発生させた場合に、アイソレーショ
ンであるp+型層14の電位が持ち上げられることはな
く、p型ベース層16,n型層13及びp+型層14か
ら成る寄生PNPトランジスタが動作しない。これによ
り、寄生PNPNサイリスタとして動作することが排除
され得ることになり、上記n+型エミッタ層17に電流
が集中することはない。かくして、ラッチアップ耐量
が、より一層向上せしめられ得ることになる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ア
イソレーションであるp+型層がアース接続されている
ので、ラッチアップ耐量試験において、該p+型層の電
位が持ち上げられることがなく、従って、p型ベース
層,n型層及び上記p+型層から成る寄生PNPトラン
ジスタが動作しなくなる。これにより、サイリスタとし
て動作することが排除され、上記n+型エミッタ層に電
流が集中するようなことはない。かくして、ラッチアッ
プ耐量が向上せしめられ得ることになる。かくして、本
発明によれば、ラッチアップ耐量を向上させるようにし
た、極めて優れたNPNトランジスタを有する半導体装
置が提供され得ることになる。
イソレーションであるp+型層がアース接続されている
ので、ラッチアップ耐量試験において、該p+型層の電
位が持ち上げられることがなく、従って、p型ベース
層,n型層及び上記p+型層から成る寄生PNPトラン
ジスタが動作しなくなる。これにより、サイリスタとし
て動作することが排除され、上記n+型エミッタ層に電
流が集中するようなことはない。かくして、ラッチアッ
プ耐量が向上せしめられ得ることになる。かくして、本
発明によれば、ラッチアップ耐量を向上させるようにし
た、極めて優れたNPNトランジスタを有する半導体装
置が提供され得ることになる。
【図1】本発明によるNPNトランジスタを有する半導
体装置の一実施例を示す平面図である。
体装置の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1の半導体装置の断面図である。
【図3】従来のNPNトランジスタを有する半導体装置
の一例を示す平面図である。
の一例を示す平面図である。
10 半導体装置 11 p型シリコン基板 12 n+型埋込層 13 n型層 14 p+型層(アイソレーション) 15 n+型コレクタ層 16 p型ベース層 17 n+型エミッタ層 18,19,20 電極 21 コンタクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/822
Claims (2)
- 【請求項1】 p+型層から成るアイソレーションに包
囲されたn型層と、該n型層内に形成されたn+型コレ
クタ層,p型ベース層と、該p型ベース層内に形成され
且つアース接続されるn+型エミッタ層とから成るNP
N型トランジスタを有する、半導体装置において、 上記アイソレーションが、アース接続されていることを
特徴とする、半導体装置。 - 【請求項2】 上記アイソレーションが、コンタクトに
よりn+型エミッタ層に接続されていると共に、該コン
タクトがアース接続されていることを特徴とする、請求
項1に記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6114066A JPH07302800A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6114066A JPH07302800A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07302800A true JPH07302800A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=14628184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6114066A Pending JPH07302800A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07302800A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100852576B1 (ko) * | 2006-04-24 | 2008-08-18 | 산요덴키가부시키가이샤 | 반도체 장치 및 그 제조 방법 |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP6114066A patent/JPH07302800A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100852576B1 (ko) * | 2006-04-24 | 2008-08-18 | 산요덴키가부시키가이샤 | 반도체 장치 및 그 제조 방법 |
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