JP3275471B2 - ホームバスシステム設定器 - Google Patents

ホームバスシステム設定器

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JP3275471B2
JP3275471B2 JP20764493A JP20764493A JP3275471B2 JP 3275471 B2 JP3275471 B2 JP 3275471B2 JP 20764493 A JP20764493 A JP 20764493A JP 20764493 A JP20764493 A JP 20764493A JP 3275471 B2 JP3275471 B2 JP 3275471B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、標準ホームバスシステ
ムのシステム情報の設定に使用するホームバスシステム
設定器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】標準ホームバスシステムにおいては、ホ
ームバス制御チャネルに接続したホームバス機器をホー
ムバスコントローラが制御するが、このホームバスコン
トローラにシステム情報を設定するためホームバスシス
テム設定器(以下、HBS設定器と称する)が設けられ
ている。
【0003】従来のこの種のHBS設定器は図4、また
は図5のように構成されていた。すなわち、図4におい
てホームバス制御チャネル15に接続されたホームバス
コントローラ(HBC)13は、同じくホームバス制御
チャネル15に接続されたホームバス機器14の動作を
制御する装置であって、制御のためにホームバスコント
ローラ13の保有するシステム情報は、HBS設定器1
6によって編集、設定されるものである。
【0004】この動作について説明すると、HBS設定
器16をホームバス制御チャネル15に接続し、ホーム
バス機器14に関するシステム情報をホームバスコント
ローラ13のメモリ13Aから読みだし、このシステム
情報をHBS設定器16の表示部を見ながら編集し、編
集後のシステム情報をホームバスコントローラ13のメ
モリ13Aに再ロードすることでシステム情報を設定し
ていた。
【0005】また、図5において17は、ホームバス制
御チャネル19に接続したホームバス機器18の動作を
制御するホームバスコントローラで、電話回線30に接
続可能なモデム20に接続されたセンター装置21によ
りホームバスコントローラ17のシステム情報を設定、
管理するものである。
【0006】すなわち、図5において、モデム20を電
話回線30経由でホームバスコントローラ17に接続
し、ホームバスコントローラ17から読み出したシステ
ム情報をモデム20に接続したセンター装置21により
編集し、編集後のシステム情報をホームバスコントロー
ラ17内部のメモリ17Aにシステム情報を再ロードす
ることでシステム情報を設定していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の設定器では以下のような問題点があった。
【0008】先ず図4の構成の場合、システム情報の編
集の際にHBS設定器16単体で編集するが、データ表
示部が小さいため編集、管理が容易ではなかった。
【0009】また、図5の方法ではホームバスとの接続
にモデム等インタフェース用の機器が必要であるが、こ
うした機器の寸法が大きく、重量も大きいために可搬性
に欠け、さらにシステムを構成する機器が高価になると
いう問題があった。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、ホー
ムバスコントローラのシステム情報の編集、管理が容易
にして、システムを簡略化でき、しかも低コストで可搬
性のあるHBS設定器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係るHBS設定器は、ホームバスシステムのシ
ステム情報の設定を行うものにおいて、パソコンとのデ
ータ授受用パソコンインタフェース部とホームバスイン
タフェース部とデータ蓄積部を設け、パソコンにて編集
し、このデータ蓄積部に蓄積したシステム情報に関する
設定データに基づいて設定現場でHBS設定器のみでシ
ステム情報を設定する構成としたことを特徴とする。
【0012】
【作用】HBS設定器のパソコンインタフェース部をパ
ソコンに接続して、パソコンにてシステム情報を編集
し、編集済みのシステム情報に関する設定データをHB
S設定器のデータ蓄積部に蓄積する。ついで設定現場に
て、HBS設定器のホームバスインタフェース部をホー
ムバス制御チャネルに接続し、データ蓄積部に蓄積した
前記設定データに基づいてホームバスコントローラにシ
ステム情報を設定する。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明に係るHB
S設定器の実施例を説明する。
【0014】図1は、本発明に係るHBS設定器の実施
例の構成を示すブロック図である。図1において、HB
S設定器2はホームバス制御チャネルに接続するための
ホームバスインタフェース部8およびおよびコネクタ8
Aを備え、さらにパソコンに接続してデータ授受するた
めのパソコンインタフェース部11およびコネクタ11
Aを備える。
【0015】データ蓄積部10はメモリ10Aとバッテ
リ10Bから成り、システム情報に関する設定データ等
を蓄積する。表示部7は動作中のステータスやシステム
情報、設定データ等を表示する。そして上記各部を、制
御部9が制御して、オフライン時にパソコンにて編集し
た設定データ等をデータ蓄積部10に蓄積し、オンライ
ン時にはデータ蓄積部10に蓄積された設定データに基
づいて、設定現場でシステム情報を設定する。
【0016】パソコンインタフェース部11は、RS−
232Cインタフェースをはじめ、IEEE488、I
EEE422、GPIBや、その他パラレルまたはシリ
アルインタフェース等、あらゆるパソコンインタフェー
スを適用できる。
【0017】例えば、RS−232Cインタフェースお
よびRS−232Cケーブルならびにコネクタによりパ
ソコンと接続し、設定データを内部のメモリ10Aに蓄
積、保存するものである。
【0018】次に、上記実施例の動作を図2に基づき説
明する。図2はホームバスシステムにHBS設定器2を
オンライン接続した状態を示すもので、1はホームバス
制御チャネル5に接続されたホームバス機器3の動作を
制御するホームバスコントローラである。また、2は前
記のHBS設定器で、その具備するホームバスインタフ
ェース部およびコネクタ8Aをホームバス制御チャネル
5に接続している。
【0019】図3はオフラインにおいて、HBS設定器
2をパソコン4にインタフェースケーブル6にて接続し
た状態を示す。
【0020】図3において、HBS設定器2はパソコン
4と接続、通信し、パソコン4の編集作成したシステム
情報や設定データを内部のデータ蓄積部10のメモリ1
0Aに蓄積する。このシステム情報を、内部のバッテリ
ー10Bが設定現場まで保存する。
【0021】こののち、設定現場にこのHBS設定器2
を搬入して設定現場のホームバス制御チャネル5に接続
し、ホームバスコントローラ1の内部のメモリ1Aにシ
ステム情報をロードする。
【0022】このように、上記実施例によれば、HBS
設定器がRS−232C等のパソコンインタフェースを
有するから、パソコンとのデータ授受が可能になる。こ
れにより、従来の高価なセンター装置によるシステム情
報の管理、編集に比して低コストである上、システム簡
略化をも実現できるという効果がある。
【0023】またHBS標準コマンドによるデータ授受
ができるため、設定現場にはHBS設定器のみを搬入す
ればよく、よって設定システムの可搬性を併せ持つ事が
できると言う効果も実現することができる。
【0024】
【発明の効果】上記のように、本発明に係るHBS設定
器はパソコンインタフェース部と、ホームバスインタフ
ェース部と、データ蓄積部を具備する構成であるから、
以下のような効果を有する。1、パソコンインタフェー
ス部を有し、パソコンとのデータ授受が可能であるた
め、従来の高価なセンター装置によるシステム情報の管
理、編集に比べ低コストかつデータ編集が容易となり、
加えてシステムの汎用性を実現できる。2、HBS標準
コマンドによるデータ授受ができるため、設定現場には
HBS設定器のみを搬入接続すればよく、よって設定シ
ステムの簡略化、可搬性、小型化を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のHBS設定器の内部ブロック図。
【図2】本発明のHBS設定器を接続したオンライン状
態のブロック図。
【図3】本発明のHBS設定器を接続したオフライン状
態のブロック図。
【図4】従来のHBSデータ設定のシステムのブロック
図。
【図5】従来のHBSデータ設定のシステムのブロック
図。
【符号の説明】
1、13、17 ホームバスコントローラ 2、16 HBS設定器 3、14、18 ホームバス機器 4 パソコン 5、15、19 ホームバス制御チャネル 6 インタフェースケーブル 7 表示部 8 ホームバスインタフェース部 8A コネクタ 9 制御部 10 データ蓄積部 10A メモリ 10B バッテリ 11 パソコンインタフェース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 - 9/16 H04L 12/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホームバスシステムのシステム情報の設
    定を行うHBS設定器であって、パソコンとのデータ授
    受用パソコンインタフェース部と、ホームバスインタフ
    ェース部と、データ蓄積部とを設け、パソコンにて編集
    し、前記データ蓄積部に蓄積した設定データに基づいて
    設定現場でHBS設定器のみでシステム情報を設定する
    構成としたことを特徴とするホームバスシステム設定
    器。
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