JP3275196B2 - 導電性塗料の静電塗装装置 - Google Patents

導電性塗料の静電塗装装置

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JP3275196B2
JP3275196B2 JP06799895A JP6799895A JP3275196B2 JP 3275196 B2 JP3275196 B2 JP 3275196B2 JP 06799895 A JP06799895 A JP 06799895A JP 6799895 A JP6799895 A JP 6799895A JP 3275196 B2 JP3275196 B2 JP 3275196B2
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    • B05B5/00Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
    • B05B5/16Arrangements for supplying liquids or other fluent material
    • B05B5/1608Arrangements for supplying liquids or other fluent material the liquid or other fluent material being electrically conductive
    • B05B5/1616Arrangements for supplying liquids or other fluent material the liquid or other fluent material being electrically conductive and the arrangement comprising means for insulating a grounded material source from high voltage applied to the material
    • B05B5/1658Details
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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
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    • B05B5/1608Arrangements for supplying liquids or other fluent material the liquid or other fluent material being electrically conductive
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B12/00Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area
    • B05B12/14Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area for supplying a selected one of a plurality of liquids or other fluent materials or several in selected proportions to a spray apparatus, e.g. to a single spray outlet

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性塗料に高電圧を
印加して塗装を行う静電塗装装置に関し、特に塗料供給
路を高圧側と接地側とに絶縁し得る絶縁分離バルブを備
えた導電性塗料の静電塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】導電性塗料が噴霧される静電塗装装置で
は、塗装ガンに供給された導電性塗料に高電圧が印加さ
れるため、塗料供給路を一時的に分断して電気的な絶縁
状態を形成するための絶縁分離バルブが塗料供給路の途
中に設けられている。この絶縁分離バルブによって、塗
装時においては高圧側である塗装ガンと接地側である塗
料供給源とが電気的に絶縁される一方で、塗装ガンへの
塗料供給時においては塗装ガンと塗料供給源とを結ぶ塗
料供給路が機械的に接続され塗料の供給が可能となる。
【0003】従来、この種の絶縁分離バルブとして、例
えば実開平4−87,755号公報により、洗浄カバー
内に接離自在な雌雄1対のカプラを設け、各カプラに夫
々ばねで閉じ側に付勢される弁を設け、両カプラの接合
時に一方のカプラの弁に取付けたロッドが他方のカプラ
の弁に当接して両弁が共に開かれ、両カプラに形成した
塗料通孔が連通し、両カプラの切離し時に各弁が閉じら
れ、両カプラ間が電気的に絶縁されるようにしたものが
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のもので
は、両カプラの切離しで各弁が閉じられる際に、各カプ
ラの嵌合端から塗料が多少とも押し出されて、各カプラ
の嵌合端外面に塗料が付着し、このままでは両カプラの
接合時のシール性を確保できなくなる。そのため、両カ
プラを洗浄カバーに収納し、両カプラの切離し時に洗浄
カバー内に洗浄液を流して両カプラの外面を洗浄するよ
うにしているが、これでは洗浄に時間がかかると共に多
量の洗浄液が必要となって、作業能率の低下やランニン
グコストの増加といった不具合を生ずる。本発明は、以
上の点に鑑み、可及的少量の洗浄液による洗浄で絶縁分
離バルブの接合時のシール性を確保し得るようにした装
置を提供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、高電圧が印加される塗装ガンに塗料供給
路を介して導電性塗料を供給する導電性塗料の静電塗装
装置であって、前記塗料供給路を前記高電圧が印加され
る高圧側とそれ以外とに電気的に絶縁分離し得る絶縁分
離バルブを備えるものにおいて、前記絶縁分離バルブ
は、前記塗料供給路に連通する塗料通孔が形成された弁
座及び該塗料通孔を開閉する弁をそれぞれ有すると共に
前記両塗料通孔が連通及び分断し得るように接合分離可
能に設けられた一対のバルブから構成され、前記一対の
バルブの弁座同士が接合され、かつ前記一対のバルブの
それぞれの塗料通孔が閉じられたときに前記一対のバル
ブの弁間に形成される塗料溜まり部を、前記一対のバル
ブの弁座同士の接合及び前記塗料通孔の閉状態を維持し
たまま洗浄可能な洗浄手段を備えていることを特徴とし
ている。
【0006】
【作用】本発明の導電性塗料の静電塗装装置の絶縁分離
バルブは、塗料供給路に連通する塗料通孔が形成された
弁座及び該塗料通孔を開閉する弁をそれぞれ有すると共
に前記両塗料通孔が連通及び分断し得るように接合分離
可能に設けられた一対のバルブから構成されているの
で、両バルブの弁座同士を接合して両塗料通孔を連通さ
せ、それぞれのバルブに設けられた弁を開くと、塗装ガ
ンへ導電性塗料を供給することができる。
【0007】一方、それぞれに設けられた弁を閉じた状
態で両バルブを分離すると、塗料通孔が分断されて塗料
供給路を高電圧側とそれ以外とに絶縁分離することがで
きる。これにより、印加された高電圧を保持したまま塗
装ガンから導電性塗料を噴霧することができる。
【0008】本発明に係る絶縁分離バルブは、一対のバ
ルブの弁座同士が接合され、かつ前記一対のバルブのそ
れぞれの塗料通孔が閉じられたときに前記一対のバルブ
の弁間に形成される塗料溜まり部を、前記一対のバルブ
弁座同士の接合及び塗料通孔の閉状態を維持したまま
洗浄可能な洗浄手段を備えているので、これら両バルブ
を分離する前に、この洗浄手段によって前記塗料溜まり
部を洗浄することができる。これにより、両バルブを分
離しても、塗料溜まり部に溜まった塗料が弁座の接合面
等に付着することがなくなり、絶縁分離バルブのシール
性の低下を防止することができる。また、塗料溜まり部
に残留した塗料を洗い流すだけであるため、少量の洗浄
液で短時間に洗浄を行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例に係る導電性塗料の静
電塗装装置を示す正面図、図2は本発明の導電性塗料の
静電塗装装置の絶縁分離バルブの一実施例を示す縦断面
図、図3は図2のA部を拡大した断面図、図4は洗浄時
の状態を示す図2のA部に相当する断面図である。
【0010】図1に示すように、本実施例の導電性塗料
の静電塗装装置100では、ベル型塗装ガン10が上下
及び左右に往復動可能なラム11に固定されており、被
塗物の形状に応じてこのラム11を上下又は左右に往復
動させることにより、塗装ガン10と被塗物との間隔を
ほぼ一定に保つことができる。塗装ガン10への塗料の
供給は、図示しない複数の塗料タンクからカラーチェン
ジバルブCV、塗料供給路20、及び中間貯留槽12を
介して行われる。カラーチェンジバルブCVは、色替え
時等に用いられるエアー(A)と洗浄液である水(W)
の供給を制御する洗浄弁SV1に連なる弁CV1と、複
数の塗料タンクにそれぞれ接続され当該各塗料の供給を
制御する塗料弁CV2とを備えており、図示しない制御
手段からの制御信号(例えばエアー信号)により各弁S
V1,CV1,CV2の開閉が制御され、目的とする塗
料、エアー又は水が塗料供給路20へ圧送される。
【0011】図1及び図2に示すように、塗料供給路2
0には絶縁分離バルブ50が介設されている。該絶縁分
離バルブ50は、ラム11に固定されたエアーシリンダ
13によって上下動される可動体14に設けられた上バ
ルブ60と、塗装ガン10に固定された下バルブ80と
から構成されており、可動体14を下動させると上バル
ブ60が下バルブ80に接合し、また、可動体14を上
動させると上バルブ60は下バルブ80から分離する。
【0012】図2に示す上バルブ60において、バルブ
ボディ63の先端には弁座61が、また基端にはエンド
キャップ64がそれぞれ取り付けられており、さらにこ
れらの内部には基端にピストン62aを有する弁62が
設けられている。バルブボディ63には、上述したカラ
ーチェンジバルブCVから塗料供給路20の上流側部材
たる塗料ホース21を介して圧送される塗料等の流入口
65が開設されており、この流入口65から弁座61の
接合面40に至る通孔22が上バルブ60の塗料通孔と
なっている。
【0013】上記弁62は、弁座61の接合面40の近
傍で当該塗料通孔22を閉塞及び開放するが、この弁6
2の内部にはバルブボディ63に開設された洗浄液流入
口76に連通する洗浄通路77が形成され、さらにこの
洗浄通路77を開閉する洗浄通路開閉弁75が所定の隙
間をもって挿入されている。洗浄通路開閉弁75の基端
にはピストン75aが形成されており、エンドキャップ
64とピストン75aとの間にはピストン75aを図2
において下側に付勢するコイルバネ78が介装され、ピ
ストン75aとピストン62aとの間には両ピストン7
5a,62aの離反方向に付勢するコイルバネ66が介
装されている。また、ピストン62aの下面を含むシリ
ンダ室67aには当該ピストン62a(弁62)を図2
において上方向に押し上げるためのエアーがエアー通孔
68を介して供給されるようになっており、さらに、ピ
ストン75aとピストン62aとで画されるシリンダ室
67bには当該ピストン75a(洗浄通路開閉弁75)
を図2において上方向に押し上げると共にピストン62
a(弁62)を下方向に押し下げるためのエア−がエア
−通孔79を介して供給されるようになっている。
【0014】したがって、エアー通孔68及び79から
エアーが供給されていない状態では、弁62はコイルバ
ネ66及び78の弾撥力により塗料通孔22を閉塞する
ように図2において下方向に押し下げられると共に、洗
浄通路開閉弁75はコイルバネ78の弾撥力により洗浄
通路77を閉塞するように図2において下方向に押し下
げられる。一方、エアー通孔68からシリンダ室67a
内へエアーが供給されると、弁62は、ピストン75a
がストッパ69に当接するまでコイルバネ66及び78
の弾撥力に抗して図2において上方向へ押し上げられ、
これにより、塗料通孔22が開放され、流入口65から
流入した塗料が塗料通孔22を通って下バルブ80に至
ることになる。また、エア−通孔68からエア−が供給
されていない状態で、エア−通孔79からシリンダ室6
7b内へエア−が供給されると、弁62は塗料通孔22
を閉塞するように下方向へ押し下げられる一方で、洗浄
通路開閉弁75は、ストッパ69に当接するまでコイル
バネ78の弾撥力に抗して図2において上方向へ押し上
げられ、これにより、洗浄通路77が開放され、洗浄液
流入口76から流入した洗浄液が洗浄通路77を通って
塗料溜まり部Rに至ることになる。
【0015】図2に示すように、下バルブ80も上述し
た上バルブ60とほぼ同じように構成されている。すな
わち、バルブボディ83の先端には弁座81が、また基
端にはエンドキャップ84がそれぞれ取り付けられてお
り、さらにこれらの内部には基端にピストン82aを有
する弁82が設けられている。弁座81及びバルブボデ
ィ83には、上述した上バルブ60から送られる塗料等
の塗料通孔23が形成されており、この塗料通孔23の
端末には、塗料を図1に示す中間貯留槽12へ送るため
の流出口85が形成されている。
【0016】上記弁82は、弁座81の接合面40の近
傍で当該塗料通孔23を閉塞及び開放するが、この弁8
2の内部にはバルブボディ83に開設された洗浄液流出
口96に連通する洗浄通路97が形成され、さらにこの
洗浄通路97を開閉する洗浄通路開閉弁95が所定の隙
間をもって挿入されている。洗浄通路開閉弁95の基端
にはピストン95aが形成されており、エンドキャップ
84とピストン95aとの間にはピストン95aを図2
において上側に付勢するコイルバネ98が介装され、ピ
ストン95aとピストン82aとの間には両ピストン9
5a,82aの離反方向に付勢するコイルバネ86が介
装されている。また、ピストン82aの上面を含むシリ
ンダ室87aには当該ピストン82a(弁82)を図2
において下方向に押し下げるためのエアーがエアー通孔
88を介して供給されるようになっており、さらに、ピ
ストン95aとピストン82aとで画されるシリンダ室
87bには当該ピストン95a(洗浄通路開閉弁95)
を図2において下方向に押し下げると共にピストン82
a(弁82)を上方向に押し上げるためのエア−がエア
−通孔99を介して供給されるようになっている。
【0017】したがって、エアー通孔88及び99から
エアーが供給されていない状態では、弁82はコイルバ
ネ86及び98の弾撥力により塗料通孔23を閉塞する
ように図2において上方向に押し上げられると共に、洗
浄通路開閉弁95はコイルバネ98の弾撥力により洗浄
通路97を閉塞するように図2において上方向に押し上
げられる。一方、エアー通孔88からシリンダ室87a
内へエアーが供給されると、弁82は、ピストン95a
がストッパ89に当接するまでコイルバネ86及び98
の弾撥力に抗して図2において下方向へ押し下げられ、
これにより、塗料通孔23が開放され、上バルブ60の
塗料通孔22から流入した塗料は塗料通孔23を通って
流出口85に至ることになる。また、エア−通孔88か
らエア−が供給されていない状態で、エア−通孔99か
らシリンダ室87b内へエア−が供給されると、弁82
は塗料通孔23を閉塞するように上方向へ押し上げられ
る一方で、洗浄通路開閉弁95は、ストッパ89に当接
するまでコイルバネ98の弾撥力に抗して図2において
下方向へ押し下げられ、これにより、洗浄通路97が開
放され、塗料溜まり部Rから流入した洗浄液が洗浄通路
97を通って洗浄液流出口96に至ることになる。
【0018】本実施例の絶縁分離バルブ50において
は、図3に示すように、上下バルブ60,80の弁6
2,82が塗料通孔22,23をそれぞれ閉塞した状態
において、上下バルブ60,80の弁座61,81、上
下バルブ60,80の弁62,82の先端面及び上下バ
ルブ60,80の洗浄通路開閉弁75,95により画さ
れる空間が塗料溜まり部Rとされている。換言すれば、
弁62,82が塗料通孔22,23をそれぞれ閉塞する
と共に洗浄通路開閉弁75,95が洗浄通路77,97
をそれぞれ閉塞した状態において、弁62,82及び洗
浄通路開閉弁75,95の先端面が接合面40より僅か
に後退して形成されており、上バルブ60と下バルブ8
0とを接合して塗料を流すと、この塗料溜まり部Rに塗
料が残留することになる。
【0019】このような絶縁分離バルブ50を通過した
塗料は、図1に示すように塗料ホース24を介して塗装
ガン10に設けられた中間貯留槽12に送られる。中間
貯留槽12には、サーボモータ15により精密制御され
るピストン16が設けられており、当該ピストン16を
前進させることにより中間貯留槽12内に送られた塗料
は塗装ガン12へ圧送される。また、ピストン16を後
退させると上述した絶縁分離バルブ50からの塗料が吸
引されるようになっている。
【0020】なお、上記した上バルブ60の洗浄液流入
口76には、第2の洗浄弁SV2が可動体14に設けた
開閉弁76aを介して接続されており、一方、下バルブ
80の洗浄液流出口96には可動体14に設けた排出用
の開閉弁96aが接続されている。また、図1において
17は中間貯留槽12から送られた塗料の塗装ガン10
への供給をON/OFFするためのトリガバルブ、18
は色替え時等における塗料の廃液をON/OFFするた
めのダンプバルブ、SV3は塗料ガン10用の洗浄弁で
ある。
【0021】次に作用を説明する。所望の塗料を塗装ガ
ン10へ供給する場合には、まずカラーチェンジバルブ
CVによって目的とする塗料を選択し、この塗料を塗料
ホース21を通して絶縁分離バルブ50の上バルブ60
へ圧送する。この場合、エアーシリンダ13を前進させ
ることにより絶縁分離バルブ50を接合状態としてお
く。また、絶縁分離バルブ50の上バルブ60と下バル
ブ80の両弁62,82を開き、それぞれ塗料通孔2
2,23を連通させておく。これにより、上バルブ60
の流入口65に流入した塗料は、上バルブ60の塗料通
孔22を通って下バルブ80の塗料通孔23に至り、流
出口85から塗料ホース24を介して中間貯留槽12に
送られることになる。
【0022】所定量の塗料が中間貯留槽12に送られる
と、上バルブ60と下バルブ80との両弁62,82を
閉じるが、この状態においては、塗料溜まり部Rに塗料
が残留しているので塗料供給路20を塗装ガン10側と
それ以外とに分断する前に塗料溜まり部Rに残留した塗
料を洗浄する。つまり、図2及び図4に示すように、上
バルブ60のエアー通孔79及び下バルブ80のエアー
通孔99にエアーを圧送することにより弁62,82を
閉状態としたまま洗浄通路開閉弁75,95のみを開
く。これにより、洗浄液流入口76から洗浄通路77及
び97を経て洗浄液流出口96に至る流路が連通するの
で、洗浄液流入口76から水などの洗浄液を供給し、塗
料溜まり部Rに残留した塗料を洗い流す。
【0023】以上で、塗装ガン10への塗料の供給と塗
料溜まり部Rの洗浄が終了するが、次に塗装ガン10に
高電圧を印加するため、この印加前に、エアーシリンダ
13を後退させて絶縁分離バルブ50を分離状態とす
る。このとき、塗料溜まり部Rに残留した塗料は既に洗
い流されているので、従来のように、その周辺の接合面
40に塗料が付着することはない。したがって、接合面
40のシール性の低下を防止することができる。また、
図示するように絶縁分離バルブ50を分離する前に洗い
流すべき塗料の量は、塗料溜まり部Rに残留したものの
みであることから、少量の洗浄液で短時間に洗浄を行う
ことができる。
【0024】本発明の洗浄手段は上述した実施例にのみ
限定されることはない。図5は本発明の導電性塗料の静
電塗装装置の絶縁分離バルブの他の実施例を示す縦断面
図、図6は図5のA部を拡大した断面図である。
【0025】図5に示す上バルブ60において、バルブ
ボディ63の先端には弁座61が、また基端にはエンド
キャップ64がそれぞれ取り付けられており、さらにこ
れらの内部には基端にピストン62aを有する弁62が
設けられている。バルブボディ63には、上述したカラ
ーチェンジバルブCVから圧送される塗料等の流入口6
5が開設されており、この流入口65から弁座61の接
合面40に至る通孔22が上バルブ60の塗料通孔とな
っている。
【0026】上記弁62は、弁座61の接合面40の近
傍で当該塗料通孔22を閉塞及び開放するが、この弁6
2は基端に形成されたピストン62a及びコイルバネ6
6の作用によって作動する。すなわち、弁62のピスト
ン62aとエンドキャップ64との間には、当該弁62
を図5において下方向(塗料通孔22を閉塞する方向)
に付勢するコイルバネ66が介装されており、一方、ピ
ストン62aの下面を含むシリンダ室67aには当該ピ
ストン62a(弁62)を図5において上方向に押し上
げるためのエアーがエアー通孔68を介して供給される
ようになっている。したがって、エアー通孔68からエ
アーが供給されていない状態では、弁62はコイルバネ
66の弾撥力により塗料通孔22を閉塞するように図5
において下方向に押し下げられる一方で、エアー通孔6
8からシリンダ室67a内へエアーが供給されると、弁
62は、ストッパ69に当接するまでコイルバネ66の
弾撥力に抗して図5において上方向へ押し上げられる。
これにより、塗料通孔22が開放され、流入口65から
流入した塗料が塗料通孔22を通って下バルブ80に至
ることになる。
【0027】図5に示すように、下バルブ80も上述し
た上バルブ60とほぼ同じように構成されている。すな
わち、バルブボディ83の先端には弁座81が、また基
端にはエンドキャップ84がそれぞれ取り付けられてお
り、さらにこれらの内部には基端にピストン82aを有
する弁82が設けられている。弁座81及びバルブボデ
ィ83には、上述した上バルブ60から送られる塗料等
の塗料通孔23が形成されており、この塗料通孔23の
端末には、塗料を図1に示す中間貯留槽12へ送るため
の流出口85が形成されている。
【0028】上記弁82は、弁座81の接合面40の近
傍で当該塗料通孔23を閉塞及び開放するが、この弁8
2は基端に形成されたピストン82a及びコイルバネ8
6の作用によって作動する。すなわち、弁82のピスト
ン82aとエンドキャップ84との間には、当該弁82
を図5において上方向(塗料通孔23を閉塞する方向)
に付勢するコイルバネ86が介装されており、一方、ピ
ストン82aの上面を含むシリンダ室87aには当該ピ
ストン82a(弁82)を図5において下方向に押し下
げるためのエアーがエアー通孔88を介して供給される
ようになっている。したがって、エアー通孔88からエ
アーが供給されていない状態では、弁82はコイルバネ
86の弾撥力により塗料通孔23を閉塞するように図5
において上方向に押し上げられる一方で、エアー通孔8
8からシリンダ室87a内へエアーを供給すると、弁8
2は、ストッパ89に当接するまでコイルバネ86の弾
撥力に抗して図5において下方向へ押し下げられる。こ
れにより、塗料通孔23が開放され、上バルブ60から
流入した塗料は塗料通孔23を通って流出口85から中
間貯留槽12へ送られることになる。
【0029】本実施例の絶縁分離バルブ50において
は、図6に示すように、上下バルブ60,80の弁6
2,82が塗料通孔22,23をそれぞれ閉塞した状態
において、上下バルブ60,80の弁座61,81及び
上下バルブ60,80の弁62,82の先端面により画
される空間が塗料溜まり部Rとされている。換言すれ
ば、弁62,82が塗料通孔22,23をそれぞれ閉塞
した状態において、弁62,82の先端面が接合面40
より僅かに後退して形成され、かつ弁座61,81に凹
部が形成されており、上バルブ60と下バルブ80とを
接合して塗料を流すと、この塗料溜まり部Rに塗料が残
留することになる。
【0030】また、それぞれの弁座61,81には、上
記塗料溜まり部83に連通する洗浄通路77,97がそ
れぞれ形成され、流入用開閉弁76aから洗浄液流入口
76を介して洗浄通路77に送られた水などの洗浄液及
びエアーは塗料溜まり部Rを経て洗浄通路97と洗浄液
流出口96とを介して排出用開閉弁96aから廃棄され
る。
【0031】このように構成された本実施例の静電塗装
装置にあっても、所定量の塗料がカラーチェンジバルブ
CVから絶縁分離バルブ50を介して中間貯留槽12に
送られ、上バルブ60と下バルブ80との両弁62,8
2を閉じると、塗料溜まり部Rに塗料が残留する。した
がって、塗料供給路20を塗装ガン10側とそれ以外と
に分断する前に塗料溜まり部Rに残留した塗料を洗浄す
る。つまり、図5及び図6に示すように、洗浄通路77
に水などの洗浄液及びエアーを所定のサイクルで供給
し、塗料溜まり部Rに残留した塗料を洗浄通路97から
廃棄する。
【0032】このように本実施例にあっても、絶縁分離
バルブ50を分離状態とする際には、塗料溜まり部Rに
残留した塗料は既に洗い流されているので、従来のよう
に、その周辺の接合面40に塗料が付着することはな
い。したがって、接合面40のシール性の低下を防止す
ることができる。また、図示するように絶縁分離バルブ
50を分離する前に洗い流すべき塗料の量は、塗料溜ま
り部Rに残留したもののみであることから、少量の洗浄
液で短時間に洗浄を行うことができる。
【0033】なお、以上説明した実施例は、本発明の理
解を容易にするために記載されたものであって、本発明
を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施例に開示された各要素は、本発明の技術
的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨で
ある。
【0034】例えば、上述した実施例では絶縁分離バル
ブ50を上バルブ60と下バルブ80とから構成し、両
バルブ60,80を上下に配置したが、本発明の導電性
塗料の静電塗装装置では両バルブ60,80を左右に配
置することもできる。
【0035】
【発明の効果】本発明の導電性塗料の静電塗装装置の絶
縁分離バルブは塗料通孔が形成された弁座と当該塗料通
孔を開閉する弁を有する一対のバルブから構成され、し
かも両バルブの弁座同士が接合され、かつ両バルブのそ
れぞれの塗料通孔が閉じられたときに両バルブの弁間に
形成される塗料溜まり部を、両バルブの弁座同士の接合
及び塗料通孔の閉状態を維持したまま洗浄可能な洗浄手
段を備えているので、これら両バルブを分離する前に、
この洗浄手段によって前記塗料溜まり部を洗浄すること
が可能となる。したがって、両バルブを分離しても、塗
料溜まり部に溜まった塗料が弁座の接合面等に付着する
ことがなくなり、絶縁分離バルブのシール性の低下を防
止することができる。また、洗浄を少量の洗浄液で短時
間に行うことができ、ランニングコストを削減して、且
つ、作業能率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る導電性塗料の静電塗
装装置を示す正面図である。
【図2】 本発明の導電性塗料の静電塗装装置の絶縁分
離バルブの一実施例を示す縦断面図である。
【図3】 図2のA部を拡大した断面図である。
【図4】 洗浄時の状態を示す図2のA部に相当する断
面図である。
【図5】 本発明の導電性塗料の静電塗装装置の絶縁分
離バルブの他の実施例を示す縦断面図である。
【図6】 図5のA部を拡大した断面図である。
【符号の説明】
100…導電性塗料の静電塗装装置 10…塗装ガン 20…塗料供給路 22,23…塗料通孔 40…接合面 50…絶縁分離バルブ 60…上バルブ 61…弁座 62…弁 75…洗浄通路開閉弁 77…洗浄通路 80…下バルブ 81…弁座 82…弁 95…洗浄通路開閉弁 97…洗浄通路 R…塗料溜まり部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−87755(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 5/00 - 5/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電圧が印加される塗装ガンに塗料供給
    路を介して導電性塗料を供給する導電性塗料の静電塗装
    装置であって、前記塗料供給路を前記高電圧が印加され
    る高圧側とそれ以外とに電気的に絶縁分離し得る絶縁分
    離バルブを備えるものにおいて、 前記絶縁分離バルブは、前記塗料供給路に連通する塗料
    通孔が形成された弁座及び該塗料通孔を開閉する弁をそ
    れぞれ有すると共に前記両塗料通孔が連通及び分断し得
    るように接合分離可能に設けられた一対のバルブから構
    成され、 前記一対のバルブの弁座同士が接合され、かつ前記一対
    のバルブのそれぞれの塗料通孔が閉じられたときに前記
    一対のバルブの弁間に形成される塗料溜まり部を、前記
    一対のバルブの弁座同士の接合及び前記塗料通孔の閉状
    態を維持したまま洗浄可能な洗浄手段を備えていること
    を特徴とする導電性塗料の静電塗装装置。
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